雲間の朝日に想うこと


< 祝いの想いは遠いでしょうか >


肌を刺す、
其の空気の鋭利さも。

街に漂う、
秋の木の実が放つ、
異臭も。

木々を揺らす、
其の風の強さも。

散り散りに散り行く葉の、
多寡も。


そして。

雲間から差し込む、
光の強さも。




其処に在る差異は。

殊の外、
大きい物だから。









夜明けと言うには、
少し遅めの、
陽光を。

未だ、
空が白み始めた程度の土地へ、
贈り。


夕焼けの、
艶やかな画を切り撮っては。

既に暮れ、
一日が闇に紛れ始めた街に、
彩りを加え。



せめて。

其の、
一瞬一瞬の差異だけでも埋めようと、
想うのだろうか。













其れでも。


互いの眼前に描いて居る、
其の刻は。

想いの外、
大きい物に違いない。
















 「お誕生日御目出度う。」

 「ありがとう。」
 「いちばん嬉しい『おめでとう』よ。」

 「近くで居られたらなぁ。」

 「こんなに近くにいるよ。」
 「息遣いさえ感じるほどに。」


坂の街の人は、
俺を隣に描くけれど。




其の一方で。













 「おやすみ。」
 「今夜は少しはやめにこの言葉を贈るね。」

 「おやすみ。」
 「本当に早めだね。」

 「だってやっぱり少しでも埋めたいから。」
 「時差と距離を。」


坂の街の人は、
俺を、
遙か遠くに描いて了うね。





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References
 Dec.09 2007, 「間接路を如何に扱いますか」







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2007年12月16日(日)


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History
2006年12月16日(土) 核足る想いは言えぬのでしょうか
2005年12月16日(金) 歪みを吐いては駄目でしょうか
2004年12月16日(木) 物足りない呼び掛けでしたか
2001年12月16日(日) 想いの強さは同じですか





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