雲間の朝日に想うこと


< 境界は定まって在るのでしょうか >


無論。

許容される範囲は、
個々人の裁量に、
委ねられて居るのだけれど。


其処に、
厳格な境界は在る筈なのだ。




其れ故に。



一つ、
一つ、
其の要因を探っては。


如何なる深度迄を、
是とするのか。

推し量るのだけれど。







一方で。




其の境界の、
内と、
外に、
存在する要因も。

個々人の裁量に、
委ねられて居るから。



接する個の範囲と癒合し、
境界の、
揺らぐ事が。


時として、
在るのかも知れない。




緩衝領域の様に。















 「逢いに来て。」


そう、
告げた唇は。


 「おでこにね。」


其の感触を、
額に、
誘導した上で。


 「くちびるは薄い?」


俺の、
唇の感触を測る。






 「寒かったらくるんでください。」


互いの体温が触れる距離を、
許しながら。


 「だから、受け入れられない。」


互いへの侵入を、
拒絶した上で。


 「遊びにくる?」


一夜の部屋へ、
俺を招く。












坂の街の人の。


本当の境目を、
少し、
量り兼ねて居ます。





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References
 Jan.18 2007, 「何処迄鳴り響く音でしょうか」







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2007年01月26日(金)


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History
2006年01月26日(木) 宝物では無かったのですか
2004年01月26日(月) 窺って居た好機なのでしょうか
2003年01月26日(日) あなたは好きを消せますか





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