雲間の朝日に想うこと


< 無駄な時間を経て来たのですか >


只、
悪戯に時を過ごした訳では、
無いのだ。




互いが。

正確には、
一方が。



相手を見極め、
許容か、
拒絶か、
其の判断を行う為に。



僅かばかりの、
時間が、
必要で在ったのだ。







其れ故に。



選択肢を狭めかねない、
危険因子が、
育ち行く時間に。

眼を塞ぎ。



結論を、
先延ばしにして来たけれど。






もしかしたら。

其れは、
誤りだったのだろうか。












約束の期日を、
再び破り。


 「そろそろ結論出そうね。」


姫は、
其の語尾を以て。

未だに、
自身の意思を、
半分、
俺に委ねさせた上で。








姫の心身共に傷付ける、
其の言葉を、
俺の口から放てぬ事など。


十二分に、
知って居ながら。


 「最悪、子供あきらめてもいいし。」


姫は、
俺の腹に匕首を突き立て、
何度も、
抉り続けるのだ。













何故に。

最悪が、
選択肢として残る?


此れだけ、
時を懸けて来たのにね。





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References
 Aug.11 2005, 「未だ時が在ると想うのでしょうか」


2005年09月06日(火)


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History
2004年09月06日(月) 先を望んで居たのですか
2003年09月06日(土) 此れが罪滅ぼしの代わりでしょうか
2001年09月06日(木) 言い訳を探して理由にしてませんか





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小坊主
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