雲間の朝日に想うこと


< 手玉に取られて居るだけでしょうか >


想いを贈り、
紡ぎ続ける事で。

互いの理解を深め、
其の距離を、
徐々に狭めて行くけれど。



互いが近付けば。

より一層、
其の想いの質が、
問われるのだろうか。








時に生じる、
想いの緩みが。

相手の奥底に、
刺さって終えば。





何れだけ、
想いを贈り続けたとしても。


其の歪みは残り。

何時か、
大きな揺れを産むのだろう。



表層に隠れた、
奥底の、
活断層の様に。















本来なら、
徐々に、
信用を獲得して行く筈なのに。




 「小坊主って。」
 「3年かかって信用をなくしたよね。」


姫は、
其の逆の路を歩んで来たと、
俺に言う。













嫌なら、
離れると宣言すれば良いのに。

信用出来ぬなら、
捨てれば良いのに。












 「ここは好きなのになぁ。」


俺の首に腕を巻き付け、
零す姫の言葉に。

俺は、
信を置き、
縋るしか無いのかな。


2005年07月03日(日)


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2004年07月03日(土) 別れた方が幸せですか
2002年07月03日(水) 変わって無いですか





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小坊主
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