雲間の朝日に想うこと


< 想いには鏡は発火しないのでしょうか >


目に映る、
相手の動作を。

自身の脳裏へ、
鏡の様に、
遷し盗る事が出来るのだから。



決して、
目には映る事の無い、
相手の脳裏も。

自身の脳裏へ、
遷し盗る事は出来ないのだろうか。






お互いが、
お互いを、
遷し盗って居る筈だと、
想い込んだのだ。











器が小さいと、
零された、
姫の脳裏は。



些細な切っ掛けで、
俺が姫に言葉を荒げた事を恥じたと。


遷し盗ったけれど。







器が小さいと、
零した、
俺の一言は。



深い爪痕を姫に残して終った、
俺の過去の行動を。

姫に詰られ。

昔、
俺を深く抉った姫の行動を、
脳裏に浮べて了った事に対して。




自身を、
恥じた物なのだ。












 「俺、ちっちゃいな。」

 「そうだよ。」
 「小坊主は小さい事で怒・・・」

 「ちょっと待てよ。」
 「他の雄とキスする事がそんなに小さい事か?」




自身が、
言葉を吐いた瞬間に。

互いの勘違いと、
想いの浅さに気付く。












器が小さい雄だ。


過去を抉っても、
前進など、
出来ないと知って居るのにね。





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References
 Apr.18 2005, 「毎年一度は過去に還ると言う事ですか」
 Apr.07 2004, 「其れでも欲しい唇でしたか」


2005年05月09日(月)


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History
2004年05月09日(日) 前科を繰り返したのでしょうか
2003年05月09日(金) 仲間の輪はもう縒れませんか





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小坊主
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