雲間の朝日に想うこと


< 揺らぎが減って居るのでしょうか >


二つの、
別々の力で支配され。

不規則に揺らぐ、
混沌とした世界は。


時の歩みを、
空間へ埋め込めば。

類似した形を、
描き続けるかも知れないけれど。





境界線は、
常に揺れ動き。

何処かに収束する事は、
決して無いのだ。







自身の願望と、
自身の臆病。

相手の希望と、
相手の臆病。


何れ程、
其の軌道が近付こうと。



飽く迄、
其れは近傍であって。

次の瞬間に、
同じ場所を通る事など、
決して無いのだ。









けれども。





其の法則性は、
人を踊らせ魅了し。

其の場が、
複雑な空間で在る事を、
時に、
忘却させるのだろうか。













 「F1でも見に行くのかよ?」
 「違いますよ、仕事です。」

 「ん?俺、ちょうど東欧じゃん。」
 「ホントだ!」

 「こっちにも来れば良いのに。」
 「小坊主さんはこっち来ないんですか?」

 「じゃぁ、モナコでデートでもしちまうか?」
 「はい♪」



同僚と交わす、
軽口に。

魅入られる様に、
手が、
伸びそうに成る。












其の軌道は、
収束する事など無いのに。





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References
 Feb.07 2005, 「研鑽の足りぬ鍵でしょうか」


2005年02月14日(月)


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History
2003年02月14日(金) 勝る物が有りますか





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