雲間の朝日に想うこと


< 此れが補強に成るのでしょうか >


自身に巣喰う、
不安や、
不安定な箇所を。


時として。

寄り添う相手は、
上手に、
補強してくれるけれど。



抑も。



信の置けぬ、
不安の発生源が。

寄り添う相手、
其の者であっても。



相手の言葉は、
自身の補強に値するのだろうか。







二人の歩みが、
二年半と言う期間に至った事を、
自身で信じられず。


相手の想いが自身に向くのか、
其れのみならず、
自身の想いが相手に向かうか、
其れすらも信じられず。



其の上に。

相手の応えは、
根拠の存在しない虚言に他ならないのに。













俺は、
傍に寄り添う自信を、
此の身に、
秘め続けて居るけれど。





姫は、
何の様な雄と居られなかったのか。

其の話を、
姫は、
敢えて封印しているから。



不足する姫の自信を、
補強する為に、
其の問いに応える術は。

生憎、
持ち合わせないのだ。













 「ずっと一緒にいられると思う?」

 「居られるよ。」








口先だけの言葉を。

俺は、
今日も吐いた。


2004年12月21日(火)


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2003年12月21日(日) 見えるから見えぬ物でしょうか
2002年12月21日(土) 仕事の邪魔になりませんか
2001年12月21日(金) 望みを持っていても良いですか





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