雲間の朝日に想うこと


< 滞る想い故に増幅するでしょうか >


抱いた想いを、
適度に、
適切に、
相手に伝える事が。

如何程、
肝要な事なのか。


今なら。

お互い其れを、
良く理解して居るけれど。



其の域に、
辿り着く前の想いは。

自身の内に、
滞り、
蓄積され、
自身の知らぬ間に、
増幅されるから。





過去に、
伝えられなかった想いは。

過去の、
過ぎ去った筈の想いは。


突発的に、
時を遡る能力を、
内に秘めるのだろうか。









抱いた想いが、
何時迄、
保たれ続けるのか。


きっと其れは、
想いの強さだけで、
定義される事では無く。


環境や時機が、
其処に、
深く介在するのだ。
















 「彼氏はいないんですよ?」


笑顔を向けて来る、
此の後輩の。

丁寧な、
疑問系の付録と、
其の意味に。




嫌に成る程、
あっさり。

気付いて終う。
















 「今から来ますか?」
 「無理・・・ですよね?」













俺が嘗て、
彼女に抱いて居た、
伝えぬ想いを。

彼女は、
勘付いて居たのか。





彼女が嘗て、
俺に抱いて居た筈の、
伝えぬ想いに。

俺が、
勘付いて居た様に。


2004年12月22日(水)


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2003年12月22日(月) 一つ一つを大切に出来ていますか





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