雲間の朝日に想うこと


< 恩返しは嫌いじゃ無いのですか >


相手に、
真の想いを注ぐ時には。


其の想いが、
吸収され、
熟成され、
自身の糧として還って来るか、
或いは否か。

其の結果を推測して、
注ぐ訳では無いけれど。




もしかしたら。



相手に注ごうと想う、
其の意識の源は。

相手から注がれた想いの、
深さに、
他ならないのかも知れない。










必死に支えた三週間は。

今迄、
二年以上に渡って支えを受けた、
其の長さや深さには。


到底及ばないのに。





 「小坊主、必死に支えてくれたから。」
 「少しでも恩返ししたいんだ。」


同僚の入院で生じた、
多忙な数週間への後方支援に。

姫は、
恩義を感じたと言う。

















其の言葉を、
姫の口から聞いた時。

俺の勝ちだと、
そう想った。









俺の言葉を、
姫は、
嫌がる人だから。






 「姫に支えられてるよな。」
 「ちゃんと返して行かないとな。」


俺の言葉に。


 「返して貰おうと思ってやってないよ!」
 「好きだから、やりたいから、やってんの!」


何時も、
本気で怒るのにね。











気付かない振りをしてあげたけれど。





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References
 Oct.18 2004, 「其の感謝は頂き物では無いでしょうか」


2004年10月30日(土)


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History
2003年10月30日(木) 重ねる唇に潜んで居るのですか





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小坊主
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