雲間の朝日に想うこと


< 想いは壁を創って居たのですか >


例え其れが。

想いを、
幾重にも重ねた結果に、
違いなくとも。







互いの間に、
在る壁が。

俺の外殻を、
形成する壁が。


相手を、
拒絶する様に映る、
其の理由は。




他ならぬ、
俺自身が創り出した物に、
違いなかったのだ。













其の家は、
姫と、
姫の息子の、
住処だから。


自身の存在が、
其の家の流れを堰止めぬ様、
丁寧に振る舞う事は。




一方では。


俺と姫の間の流れを、
不自然に、
澱ませてしまう。











俺は未だ、
此の家の住人では無い。

言い訳と、
覚悟の無さを露呈する、
想いなど。


姫にも、
姫の息子にですら、
必要ないのだ。

















畏敬の念と、
悔恨の想いと、
敗北感と。

少しの希望。










今更だけれど、
今で良かった。





 「二年も一緒なのに、お客さんなんだよ。」
 「一緒に住んでないんだよ。」


姫の指摘で、
初めて浮かぶ想い。





----------
References
 Jun.27 2004, 「避けて通れぬ壁ですか」


2004年08月05日(木)


----------
History
2003年08月05日(火) 天秤ごと支える力が備わるだろうか
2002年08月05日(月) 今日は何の日ですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL