雲間の朝日に想うこと


< 何方に在った重荷ですか >


例え、
如何に自由に振る舞う事が、
許されていようとも。

例え、
如何に自由な想いで、
振る舞う事が出来たとしても。





長い間、
自身の肩に存在し続けた、
重荷は。

足枷には違いない。









如何なる時も、
枷は傍に在り続け。

蓄積した心の凝りに、
蝕まれ。



本来感じる必要の無い、
負い目として。


其れは、
姫自身の中に在り続けたんだ。













其れ故に。

初めて、
蟠り無く想いを突き付ける事が出来た、
此の一晩は。





大きな亀裂を生じ、
確かな傷跡を残した筈なのに。




姫にとっては。

開放感や、
清涼感を伴う、
一晩であったのだろう。















 「あのね。」

 「ん?」

 「初めて。」
 「小坊主の彼女になれた、気がするの。」

 「そっか。」









其の、
姫の笑顔を。

俺は、
初めて見た気がするよ。





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References
 Jul.27 2003, 「対等の土俵に登れますか」


2004年05月11日(火)


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History
2003年05月11日(日) 貴女の過去は幻ですか





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小坊主
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