雲間の朝日に想うこと


< 片想いなのでしょうか >


其処に在る想いが、
意図する相手に、
真っ直ぐ向う事を。

幾度と無く、
伝えているのに。



何度と無く形を変えて、
想いを贈り続けても。

何故か、
届かぬ想い。






二人の言葉が。

何時でも、
何処でも、
正しく重なり逢うとしても。



やはり、
届かぬ想い。









 「両想いなんだよね?」
 「私の片思いみたい。」


常に片想いであると。

姫はそう感じ続け、
言い続けて来たかも知れないけれど。












 「俺も。」
 「片想いだって感じる事がある。」


初めて。

同じ想いを抱いて居る事を、
吐露した。

















 「小坊主。」
 「両想いになった?」

 「なったよ!」
 「大丈夫!」



姫の問いに、
そう応えたけれど。








不安にさせたく無かっただけで。


本当は、
未だ良く分からないんだ。


2004年05月12日(水)


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2003年05月12日(月) 気付かせるのが目的でしたか





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小坊主
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