雲間の朝日に想うこと


< 祝宴に何を映したのでしょうか >


祝いの席。

其の場に自身が在る事を、
例え望んだとしても。


選択権は自身に無い故に。


 「来られるかなぁ?」

 「聞いてみたら良いじゃない。」


其の誘いの言葉が、
自分の彼女からではなく、
彼女の息子から発せられたと言う事に。

大きな意義が在るのだろう。




彼がどの様な意図を持って、
祝宴に奴を招いたか。

例え其れが判明しなくとも。







誕生日。


自分の祝宴が、
他人中心の宴会になろうと。




二人が、
美味しそうに食べて、
楽しんで、
呑んで、
酔っ払う。


其の事実が、
彼の目の前で起きる事。

其れが彼の望んだ事なのかも知れない。




奴と彼女が、
共に彼を祝う事よりも。










嬉しそうに話す奴の言葉を、
半分聞き流しながら。

小さな彼には、
未だ無理だろうかと、
想いを廻らす。



いや、
其の前に。










そもそも、
小さな彼の祝いの日が、
何時なのか。


俺は其れすら、
未だ記憶に無いのだ。





----------
References
 Aug.17 2003, 「時が奪って行きませんか」
 Aug.28 2003, 「離れていても共に学べますか」
 Nov.29 2003, 「其の価値を忘れて居ませんか」


2003年12月04日(木)


----------
History
2002年12月04日(水) 貴女の色まであと何日ですか
2001年12月04日(火) そろそろ言いたい事は言い合えませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL