*妄想*短文劇場-ダニーくんとマーティンくん-
きくちやひろ



 『第3話「フィアンセの素顔」Confidence

マーティんとダニーは周囲に温かく見守られ
すくすくと愛を育んでいたが、
育った環境が違えば性格も違う二人は、時々喧嘩を始めるが
本人達はマジ喧嘩のつもりでも、周りから痴話喧嘩にしか
見られない。
今日もささいな事で喧嘩をする二人であった。



「あー、もう信じられないよ、ダニー、君ってやつは」
「だから、なんやねんっ、朝起きてからずっとそれやないか」
「だって信じられないんだもの」
「なにがっ」
「一緒に住んで何ヶ月になると思ってるんだよ」
「えーと?」
「あのさー、そっちから言って来たんだからね!」
「う、うん」
「あのね、お休みなさいのチューと、お早うのチューは基本だろ、基本。
一体どんな教育を受けてきたんだよ」
「それって基本なの?」
「基本に決まってるだろ、全く、それも知らないなんて信じられないよ!」





「マーティン、それ以上言うと、こっからつまみ出すからね」
「だってヴィヴィアン!」
「マーティン?いい?1度しか言わないよ?ダニー」
「なに?」
「マーティンに”ごめんなさい”しなさい」
「え〜?!別に悪い事してへんよ〜俺」
「あっそ、じゃあ別れてもいいのね?、その程度だったんだね?」
「ごめんなさいッ!すみませんでした!」
「ったく、もう、仕事しなさいよね」

二人は周囲から温かく見守られて…いる、かも知れない。

2006年11月05日(日)
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