Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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| 2005年02月17日(木) |
Do what you want |
昼にRonnyが友人と飲みに出かける。早い話が私との関係を反対されに行くのだ。そうと承知で笑顔で送り出す。 どうやら彼の周囲では私の評判が非常に悪いようだ。だとしたらそれはRonnyのせいだと本人に言う。私は実際に私の力で、XXの彼に対する悪い評価を逆転させた。彼にはそれが出来ない。今日も友人の意見をまるまる受け入れるだろうというのは目に見えている。
夕方、泥酔して戻ってきた彼は、案の定他人の意見にかなり影響を受けて動揺していた。自分の考えをきちんと持っていないからそういうことになる。 そもそも彼は最初からずっと、奥さんに対して攻撃ばかりしている。(先週土曜に何があったのかとても書けないが、あれなどはほぼ「暴力」と同義だ) あちらから別れると言われても不思議はない状況をどんどん作っているのだ。それは要するに、ヒトに決定してもらおうという卑怯な態度だ。 私に決定して欲しいのかもしれないが、泣いて奥さんと別れてと言うなんて死んでもお断りだ。
ところで。彼の周囲で私がどのように評判が悪いのかのポイントはわかっている。それに対して反論したくもあるが。 逆に、その悪評を更に増すであろうことを書く。
私は、男を愛すると全てを受け入れようとする。例外は浮気くらいで(それは愛の欠如を意味するから)、それ以外なら私は、愛する男が人を殺しても許すと思う。 ひとは、 ひたすら自分を承認してもらいたい。特に男は弱いから、その気持ちが大きい。そして私に愛された男は、生まれて初めてそれが充たされる。なので彼はもう、何に対しても努力をする必要がなくなる。 結果どうするか。彼は今まで自分を他者に認めさせるためにやってきた全てのことを、平気で手放し始めるのだ。 私の元ダンナは、詳細は省くが、結果だけ言うならば今はアル中がたたって歩けない。障害者も同然の状態だ。
「リービング・ラスベガス」という映画がある。アル中で会社をクビになった男が、酒の飲みすぎで死のうと決心してラスベガスへ行き、そこで出会った娼婦と同棲を始める。娼婦は彼を愛するが、彼のやることに干渉しないという約束を守り、黙って彼が緩慢な自殺を遂げるのを見ている。 '96年の公開時にこれを劇場で見た時は、生理的に不快だと思ったが。
私は最後の最後でダンナを見放し、彼を家から追い出した。実家に戻った彼は半年後に失踪し、結局(後からわかったが)その後10ヶ月間、私の住むうちの周りをうろうろしていた。彼が再び姿を現したとき、私は既に彼とやり直すのは不可能な状態になっていた。 だが、彼の失踪後に私は、自分自身が一度これまでの人生を全て捨ててみて、そして思った。 私は彼を最後まで受け入れれば良かった、と。 彼と一緒に一番下まで堕ちれば良かった。そうしてあげたかった。今ならそれが出来る。
要するに、それが私の恐ろしさだ。
ヨシト(g)は最低の男だったが、彼だけは唯一この恐ろしさに気づいていた。いつも一生懸命これに飲まれまいとしていた。口に出してそう言っていた。 思えば私が彼を唯一評価していたのはそこだ。
Ronnyに、「私はあなたが仕事も家庭も全て失った時に、あなたを受け入れる覚悟はある」 と言った。彼はその言葉に感激した。 でも、あなたは私に受け入れられる覚悟はあるの? ずっと二人きりでいたい、外出したり他人に会うのが嫌だと言う彼。 完全に自分を見失っていく彼がいて、私はそれを黙って見ている。
Do what you want (あなたがしたいようにして) *Boys On The Radio / Hole (1997) の歌詞。
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