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ぱるたの仕事場日記
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2008年01月31日(木)
実データ

結果的に4社の会社に見積もりを取っている最中だが、それぞれの会社のカラーがあまりに違うので本当におもしろい、というか、困ってしまう、というか、どうやって選ぼうか、あらまぁ、という感じなのだが。

4年前A社と競り合ったV社ががんばっている。がんばり過ぎていてちょっと先走り気味。
V社担当者のKさんは、A社IさんにH社のダンプファイルをもらえないかと依頼していた。メールに必ず私をccで入れているから、私に全く見えないところで言っていたわけではないのだが、素人の私には何が何だかわからなかった。ダンプファイルって、何?
できれば、先に、私にこういうものをA社に要求しますよ、とヒトコト断って欲しかったなぁ。

そして、A社Iさんに聞いて初めてわかった。ダンプファイルというのは、要するにH社システムのバックアップデータ。H社の顧客データから商品データ、受注データなど実データなのであった!

それを聞いて、私レベルで渡せるか渡せないか判断できるレベルではないと悟った。今日はそのことをKさんに電話でお知らせをした。実際データをもらわずにできる方法は?と聞くと、直接H社に来てシステムをさわらせてもらって動きを見る、というのでも良い、というので、その方法でなんとかやってもらえないか、なぜなら、来月7日まで社長が海外で実データを出して良いかどうかの判断がつかないから。

ソースコードを見て、仕組みや構造はわかってきたけれど、最後は、データを入れて動きを見ないと詳細はわからないのだそうだ。
もちろんそのまま見積もってもよいのだが、実際の動きがわかった方が、見積もりの精度も上がります、とのこと。おそらくそんなところだろうと思っていたが、まさにその通りだった。

一方、50才くらいのおじさんが一人で来たT社は、もう見積もりを明日届けると言ってきた。しかも3ヶ月はA社に運用してもらってT社はサブで見させてもらう、という条件付き。A社は了解済みなんですか?と聞いたら、いやそれは勝手に私どもがそう考えていることで、この案でよろしければH社様に間に入っていただいて・・・

などといっている。

私的に、それは論外だわ!


さて、あとのP社とS社はどういってくるんだろうか。
楽しみなような怖いような。



2008年01月30日(水)
入金処理

先週末からもめていた入金処理について、A社からは、システム納品の際につけたマニュアルに書いてあります。再度まとめるとこういうことになりますよ、という文書が昨日届いた。

経理のMさん、業務のNさん、そして私の3人で話し合った結果、仕様がそうなっているのはわかった、じゃ、なんで、我々に伝票の存在が全くわからない形でシステムが出来てるんだ?伝票を見せてくれ、と頼んでみようということになった。

明細を1個消すときには、その明細が含まれる伝票を見せてくれ。せめて、一緒に消えてしまう他の明細を確認する機会を与えてくれ、と。

技術者の機嫌を損ねないように、彼らが「しようがないなあ、じゃぁやってあげようか」という気になるように、半日以上かけてメールを書く。
送信したとたんに、I氏からタイミングよく電話が入ったので、今ホントに困ってしまって、お願いのメールを書いたんですー。どうかどうかご検討くださいーとお願いしておいた。
下手作戦が功を奏すると良いのだが。




2008年01月29日(火)
引き継ぎ候補第四弾

今日は隣県からS社というシステム会社が尋ねてきてくれた。
ホームページでは業務系に強いようなことが書いてあったので声をかけさせてもらったのだが、実際に話を聞いてみると、製造業の業務系システム仕事を多々やってきているのだそうだ。

今まで現れた会社の中で一番木訥。H社のような商売の形態についてもあまりよく知らないらしく、これについてもう少し説明してください、と内容的なことにまで質問が及ぶ。それがあまりにも素直で自然な感じで尋ねられるものだから、強面の(笑)Nさんも、いつもなら出さない資料まで持ってきて説明していた。

そして、後で感想を聞いたら、今までの中では一番誠実そうだ、と、あのキビシイNさんの評価が結構高かった。
経験が無いからそれだけに、正しく中身を理解しようとする態度は好感が持てたようだ。しかも、結構ポイントを突いた質問でもあったしね。

機密保持契約書を渡し、捺印次第ソースコードを渡すということで今日はお帰りいただいた。




2008年01月28日(月)
人による

あさいちばんで、業務システムのサーバーがダウンしてしまった。毎朝取り替えている、バックアップデータ記録用のテープの入れ方が悪かったのでは、とNさん。しかしサーバーは素人の私は怖くてさわれない。

勝手に保守契約も切ってしまって今月は入金ゼロのはずなのだが、知らん振りしてA社に連絡する。と、一番仕事ができると私たちが思っているUさんが対応してくれた。
料金のことなど一切言わず、さっと見てくれて。
しかもすぐに直って。
さらに、私が今後のためにこういうことが起きたときに我々でもできることはありませんか?と質問メールしたら、丁寧に答えを書いて送ってきてくれた。

営業のA氏を通すとUさんの仕事代は非常に高く付く。しかしUさんに直接お願いすると、ただで、必要十分すぎるほどの仕事をしてくれる。

技術職というのは、本当に人に依るのだなぁ。。。



2008年01月25日(金)
今頃になって

業務システムのうち、けっこううまく直してもらったと思っていた入金処理プログラムに大きな間違いが見つかった。
間違いというか、A社の理解不足というか。。。

H社は1受注伝票1入金伝票で管理してきた。
しかし、複数受注伝票を一括入金処理できればもっと作業は効率化されるよね、ということで、個別入金処理と複数入金処理の二つの方法を作ってもらったのだ。だが、入金処理が個別だろうと複数だろうと、1受注伝票1入金伝票の原則は崩れない。
はず。
なのに。

A社は、一処理一入金伝票の原則で仕組みを作っていたのだった。

今まで事故が起きなかったのが不幸中の幸いだが、その事故が起きたのが昨日。

複数入金処理をした1,2,3の受注伝票のうち、1を削除したら、2も3も知らないうちに消えていた!という事件。
でもA社の作りでは、1,2,3の受注伝票を一括入金処理したんだから、1枚の入金伝票でしょ。1を一つだけ消したら同じ伝票だから2も3も消えるよ、と平然と言ってきたのだ。

そ、そんな、聞いてないよ。。。。と私たち。

ということですったもんだ。
結論は来週に持ち越し。




2008年01月24日(木)
機密保持契約書

昨日、T社さんにソースコードを渡すに当たって、部長秘書が機密保持契約書を交わしてから渡すのでも遅くないんじゃないの?とこだわった機密保持契約書を作る。
幸い、P社もV社も自社のものを送ってきてくれているのでそれを参考に、H社バージョンを。
綴じるのがいやなので字を小さくしてA41枚でおさまるように作る。

午後は経理パートタイマーの採用面談。55歳、43歳、42歳の3人から応募があったが、2人辞退。結局42歳の人が一人来社。
社長も面倒になっているのかな。適性検査も常識的な結果だし、話をしても問題がなさそうだったのでさっさと採用を決めてしまった。

今度こそ「普通の人」であってほしい。

一方、業務受注部門に採用された58歳のパートタイマーヤマダさんが今日から出社。面談でパソコンは基本操作はできる、と言っていたけれど、実際はほとんど入力はしたことないみたい。ネットでお買い物ができるレベルだったようだorz。
人を見る目が厳しいNさんが、14日以内の解雇なら解雇予告手当を出さなくていいので、それ以内で結論出すそうだ。



2008年01月23日(水)
3社目の会社

ネットでソフトウェア協会だの、コンピュータソフトウェア協会だのに加盟している会社を中心に、H社に見合うだけの小さい規模(!)の会社を探して声をかける日々。

今日はその中で、話を聞かせてくださいと言ってくれた3社目T社の担当者が来社。昨日の業務報告会で社長が言った「50代のおじさんが来るような会社はやめてほしい」発言を思い出してしまう、まさに、50代とおぼしきおじさんだ・・・。

偏見を持っちゃいけないけれど、すっかり洗脳されている私たち(除く私(笑))はもう最初の一目で、ちょっとまずいかも、と思いながら話をする。

思った通り、T社はアグレッシブなところが全く無く、とても受け身。
きっと断られるんだろうな。
断ってくれた方がキミのためさ、うん。



2008年01月22日(火)
業務報告会など

年末になかったので2ヶ月ぶりの定例会議。
各部門から先月今月の業務について報告する会だ。重要事項の連絡にも使われる。

私からは、パートタイマーの採用状況、2008年度の休暇計画、そして、システム追加開発の顛末(A社が急に仕事を降りてしまった話)と進捗(10社に声をかけてやっと3社話を聞いてくれることになって、2社話をしたところまで)を報告した。

システムの話になって、社長は、システム開発はやっぱり若い人がいい。行って40くらいまで。50過ぎのおじさんなんかが来られたらやっぱりうちの会社には付いていけないと思う。と年齢差別発言を炸裂させる。

あのー。社長59、部長60、部長秘書62、なんですけど。。。

採用でも思うことだが、パートタイマーに応募してくる50代の何と多いことか。
確かに40歳過ぎると人間だんだん固まってきてしまって、頭の中身も固くなっては来るけれど、でも、教育もしないで決めつけるのはいかがなものか。

58歳のパートタイマーを雇っただけまだましなのだがそれでも、その年齢だから厳しく見ていかなければ!(場合によってはすぐ解雇するぞ!)という空気があることは確かなのだ。



2008年01月17日(木)
50代の求職者

受注部門のパートタイマーサトウさんが入社半年でギブアップ。ドライアイで、ドクターストップだそうだ。涙腺が詰まってしまって何でも手術が必要だとか。
また、経理のパートタイマーイトウさんは、ここでも書いたように、適性という観点からは難しい人材だったわけだが、ここにきて、致命的なミスが発覚。入金処理にかかわることだっただけに、社長、部長、業務までまきこんで、ちょっとした騒ぎに発展してしまった。

社長の出した結論は、自己都合による退職をさせること。そんなにうまくいくのか?!さっさと解雇予告手当を出して解雇してしまったほうが後腐れ無くていいじゃないか、と思うのは、平社員の悲しさよ。経営者は雀の涙であっても不要な(!)経費を節約したいのだ。

早速、サトウさんの後任探しに続き、イトウさんの後任探しのためにハローワークに求人を出した。

ところで、人材募集の年齢制限が取り払われたせいか、応募してくる方が軒並み50歳以上の方々。子供は完全に独立し、親の介護は終わったところ、というのが特徴だ。ハローワークのサイトから直接問い合わせをしてくる人も多いから、ハローワーク職員が意図的に50代以上の求職者を紹介してくるとは思えない。

50代後半。さすがに団塊の世代だけのことはある。今までは年齢制限があったから見えなかっただけで、まだまだこの層の求職者は大量に控えているに違いない。



2008年01月15日(火)
2社目

システム開発の引き継ぎ会社探し。難航中。
意外とこの業界は今景気が良いのかも知れない。だって、「今ほかの仕事で手一杯で」と言って断られる率高し!

で、今日の会社P社。社長も常務も若い感じだが、一応、前向きなお話をいただく。
仕事の仕方の確認をすると、クライアントとプログラマの間に立つ営業は於かない方針とのこと、Nさんが望んでいるスタイルだ。
常務さんは、前の会社で「火消し」と言われる仕事師だったそうで、実績はばっちり、と強調する。

ソースコードを見て2週間、それから1週間ほどで見積もりとのこと、どちらにしてもソースコードが早く欲しいものだ。




2008年01月08日(火)
今年の目標

年末年始つらつら考えていた「仕事場における今年の目標」を書いておこう。

「一段高いところから物事を見る」

これって、実は得意科目だったはずなんだが、最近はからきしダメ。

判断が瞬時にできなくなった。迷うことが多い。決断することが難しい。
そんな場面が非常に多い。
瞬時に判断しなくていいから、立ち止まって、冷静に考えよう。強い意見声の大きさに左右されないようにしよう。

「人のために尽くす」

これももともと仕事(というか、生き方の)ポリシーの一つだったはずなんだが、昨年は心が乱されることが多く、己の小ささをイヤと言うほど思い知らされた。
己の感情にとらわれていたからきっとそうなったんだろう。それってとてもつまらないことだ。本当は私の美学に反することじゃないか。
ということで、初心に返って。

大上段に構える気はないのだけれど、昨年があまりにひどいていたらくだったので、今年はきちんと書いてみました。

今日から社長出社で、実質的な仕事始め。






2008年01月07日(月)
仕事始めと打ち合わせ

9連休の年末年始休暇から復帰。今日が仕事始め。(社長は明日から)

いきなり、午後からV社T社長との打ち合わせでスタートするので、午前中はなんとなく落ち着かず、気持ちも重く過ごす。
午後2時、女性の担当者を伴ってTさん来社。以前に比べ髪が白くなっていたのと、でも背広が良くなってたみたい(笑)

打ち合わせは、Nさんと部長秘書に最初だけ同席してもらい、あとは私が対応。過去のドキュメント類(主に議事録、メールやFAXの記録)を見てもらい、状況を話す。特にイケてないところ、使えないところ、そして、追加開発すべきところを説明し、その後、今後の見通しを伺う。
サーバーの中も見てもらったが、ソースコードは見えなかった。ソースコードが無いと手も足も出ないそうだ。なるほど。

A社のI氏が、入金確認次第ソースコードを渡すと言っていると打ち明けると、契約書なども目を通していたTさん、それは契約違反だと思いますよ、あくまでも納入物の中にソースコードが入っていれば、その納品を以て入金なわけですから。未納品ってことになりますよ、と教えてくださった。

良いことを聞いた〜〜(^^)V

早速、I氏には連絡をするが、打ち合わせで捕まらず、メールをしたためる。