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ぱるたの仕事場日記
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2003年08月30日(土)
休みの日に思うこと

私の会社は完全週休二日制だ。残業もほとんどない。こんな小さな会社なのに、それでも何とか事業を継続していられるのは、業容拡大に対する社長の情熱が、自分で言っているほどには大きくない、ということと、ちょっとスノッブなライフスタイルが好み、という二つの理由からではないかと思う。
多分自分たちファミリーと、自分が雇っている社員がそこそこ食べて行けて、ほんの少しの利益が出ればそれでいい(もっと言うと利益なんて出なくても良いのかも)、自分の好きなことができればそれでいい(例えば事務所のレイアウトを好きにできる、とか、好きな家具製作業者に特注家具をオーダーするとか、好きなデザインで商品開発するとか、好きなダイビングに出かけるとか・・・)とおなかの底では思っているのではなかろうか。
そして、私自身も、一度は会社という組織の中で上を目指したこともあり、一度は独立を夢見たこともあったけれど、落ち着いた先は、会社のためにガツガツと身を粉にして働くライフスタイルではないところだった(私はスノッブではないが)。
6年前、満身創痍で失業していた私を拾ってくれた社長には心から感謝、である。



2003年08月29日(金)
電話工事と企画会議

今日はフリーダイアルの増設、ビジネスフォンの組み替え、一部回線の移転の工事。ISDN回線は1本で2本の回線として使えるので、2本の内1本をフリーダイヤルに、1本を会社の電話にしようと考えていたのだが、なかなかそれほど話は簡単ではなかった。妥協に妥協を重ねて、本来なら5番に入ってほしい電話が4番に入ってもいいというようなことで工事のOKを出した。社内にはアナウンスし直さねばならない。
内線を組み替えたので併せて今まで短縮ダイヤルに登録していた取引先の洗い直しもする。関連各部に登録してほしい電話をリストアップさせ、それをビジネスフォンの親機を使って手動で登録。
会社でスムースに社員が仕事をするためには、こうしたハウスキーピングならぬ、オフィスキーピングが常に必要なのである。

さて、電話工事が終わって夕方からやっと懸案のC社ネット通販拡販企画会議。ジュニアが仕切っていたはずのこのプロジェクト、なんだか雲行きが怪しくなっている。会議で話を聞いていると何とキャンペーンが9月1日からスタートという。ページの更新もそれに合わせて行わなければならず、いくらなんでもギリギリすぎ。あげくに「自分でも何をやっているのかわからなくなるので、全体がわかっているだれかに指示してもらいたい。」などと発言。ちょっと見損なってしまったぞ>ジュニア。
お手並み拝見と、今まで黙って見ていたけど、そんなんじゃ、お姉さんが仕切ってしまうぞ。なーんて、それではジュニアが育たないので、これからみっちりとプロジェクトの進め方を仕込んであげよう。



2003年08月28日(木)
シール貼り

商品というものは常にリニューアルをかけては販売促進に励むものだ。しかし、そのために、古いボトルが大量に余ってしまったり、せっかく作ったカタログがムダになってしまったりすることもある。
そんな在庫になってしまった古いボトルにシールを貼って、トライアル商品を詰めて売り出すことになった。詰める作業は工場に依頼するのだが、ボトルにシールを貼るのは社員が人海戦術で当たる。シールだって社内で作成したのだ。(あくまでも経費節約!)
今日も午後からシール貼りにかり出される。シールを剥がす人、貼る人と二人一組で流れ作業だ。
たまにはこういう工場みたいな作業も楽しい。



2003年08月27日(水)
販促企画

C社のサイトにいかにして人を集めるのかジュニアが販促企画を立てている。有力取引先からC社に引き取られた(?)T氏と一緒に色々と議論しながらやっている。夕方には私もそれに加わり意見交換。
ネット通販業者たる者、Allabout Japan から2ちゃんねるまで幅広く押さえておかねばならない、と持論を展開すると(笑)何とジュニアは2ちゃんねるって何ですか?と真面目に尋ねてくる。日頃の言動から、もしかしたら知らないかも、と疑っていたがやはりジュニアは2ちゃんねるを知らなかった!

電話の組み替えのため、内線一覧表を更新、社員全員に配布した。庶務雑務から販促企画まで、我ながら毎日色んなことをやっているものだと思う。



2003年08月26日(火)
電話諸々

最近は、IP電話だマイラインだと電話料金の値下げ合戦が盛ん。会社にもしょっちゅう営業の電話がかかってきたり、営業マンが訪れたりする。が、私の職場は3社が同居している状態なので一つを変えるとすべてを変えなければスケールメリットがない。
さて、このほどC社でテレビCMを流すことになり、それに備えてフリーダイヤルを増設することになった。手配は勿論私の役目だ。が、フリーダイヤルはNTTコミュニケーションズ、ビジネスフォンの設定変更や、電話回線の代表組みの変更はNTTと、管轄が分かれている。フリーダイヤルがコミュニケーションズとは知らなかった(^_^;)しかし、複数の電話回線にまたがる話なので、どうしても代表を組まなければならない。代表を組むとは、1本を親電話とし複数の回線を子供として組むと、親の回線が話し中の場合、2本目、3本目と子の回線に流れていく仕組みである。その手続きはコミュニケーションズではできないのだ。ったく面倒な話だ。これにビジネスフォンの設定変更が加わるので話はますます複雑になる。
手配はすべて電話で行うので、説明するだけでかなり時間を取られてしまった。さて、工事は29日。こちらの希望通り変更されるかどうか。



2003年08月25日(月)
採用面談2

今日は採用面談の二次面談日。7名のうち2名が選考に残った。本日のテストは適性検査と言うよりは、問題解決能力を試すテスト。二人ともなかなかの成績だった。
このように経費をかけて選考しても、3ヶ月くらい一緒に働いてみないと本当の意味でその人の能力は分からないことが多いから採用とは本当に難しいものだと思う。
私が入社して6年。採用に成功する確率は、50%を切っているのでは?(つまり半分強は失敗作。本人からやめる場合もあれば、こちらからやめていただく場合もあり)この確率は高いといえるのか低いと言えるのか。



2003年08月22日(金)
業者決定

3社に相見積もりをとっていたオフィス内装工事、結論が出た。私も最初から好感をもっていたG社に決定。早速今朝電話にて仕事を依頼する件、連絡した。
今回は値段が最も安いところ、ではなく、仕事が一番丁寧で信頼が置けそうなところ、という観点からG社に決定した。特に特注家具などもあるため、家具製作に実績があることもポイントになったようだ。しかし、3社同じ条件で依頼しても、いつものことながら、3社3様の対応。仕事というのは、常に比較検討を通じて取捨選択されていく。私自身もそのように常に見られているのだろう。



2003年08月20日(水)
採用面談

本日は事務職正社員の採用面談日。20代の女性を中心とした募集に7人の応募者があった。簡単な適性検査の後、社長とジュニアで面談を行っている。面談を受ける側になったことのない若いジュニアはどんなふうに感じているんだろう・・・。
私は受付、適性検査の採点など、周辺のお手伝い。



2003年08月19日(火)
秘書な一日

10日ぶりに社長が出社。するととたんに秘書業務の方が忙しくなる。今日は来週以降の出張の手配や、開催会議の案内等々、一気に処理していく。


2003年08月18日(月)
通常勤務に戻る

短い夏休みが終わり、今日から通常勤務に戻った。私は何とかいつも通りの顔で出勤できたようだ。社長は今日帰国するので出社は明日からだ。
さて、休み前に出していたハローワークの求人に7件ほど応募があり、早速面談日程の連絡。全員電話で連絡が取れホッとする。採用の仕事をするたびに、良い出会いがあることを願い、そして良い人が採用できるよう祈るのだが・・・。
その後、自社サイトの更新。リニューアルした商品の写真ができあがってきたので早速それをサイトにはめ込み、併せて価格の修正などする。夏期休暇中に新規顧客からのオーダーも入っており、順調な滑り出しだ。やはり、C社よりH社の方が顧客に受け入れられやすいのか。もちろんヤフーに登録されているという強みもあるだろう。5年前に私と社内SEの二人でサイトを初めて作ったときに、ダメモトでヤフーに登録しておいて本当に良かった。今なら登録するだけで一苦労なのだから。(C社はそれで本当に苦労している!!)



2003年08月13日(水)
怒りとは逆の気持で

今日から夏休みに入った。5日間会社から離れるので、心身共にリフレッシュしたいと考えているのだが、今日の所はまだ気分がスッキリしない。
悪態をつかれたくらいで情けないが、気持ちが晴れない。
いつも見るダライ・ラマのページに、怒りに対して怒りで答えても何も変わらない、怒りとは全く逆の気持ちで対していれば、徐々に相手の怒りも消えていく、という言葉が書かれていた。徐々に、というところを心に刻んで、5日後、さわやかな心で出社したいものだ。



2003年08月12日(火)
共感、か?

昨日のA嬢は本日から夏期休暇。A嬢の上司にあたるE嬢に話を聞く。
おそらくプリンタが壊れた時点で大量の伝票を手書きで処理しなければならなくなって、それを私の指示で行わなければならないことに、八つ当たりしたのでは、ということだった。
そういわれて、私の方に、その大量の伝票の手書きがどんなに大変なことか少しでも共感の気持があった上での指示ならここまで荒れなかったのかも、と思い当たった。
だとしても荒れる方が悪いに決まっているのだが(ー_ーメ)
しかし、こんなことで乱されるのも困る。まだ社会的な意味で未熟な若い女性に対しては、決して甘えさせるのではなく、しかしさりげない思いやりを持ちながらマネジメントしなければならないことを再度肝に銘じよう。



2003年08月11日(月)
A嬢乱心

人は何をきっかけにその本性を現すかわからない。しかし仕事場では大抵窮地に追い込まれると人は本性を現すもののようである。A嬢は、3ヶ月前に採用された新人だが、自分の軽々しい発言「会社をやめます」が原因で、周りの人々との信頼関係を一気に壊してしまった。以来、本性を現し、何かと人に当たり散らす。先週のプリンタ騒ぎから今日のターゲットは私となった。A嬢によると、私は電話も満足に取れず、足し算もできないあまりにもミスの多い無能な人材らしい。(これらはみな身に覚えの無いことばかりだが)
しかし、帰宅後冷静になって考えてみると、A嬢の態度は余りにも執拗で異常だ。何かカウンセリングが必要なくらいの心の悩みでも持っているのであろうか。だとしたら、早期にクリニックに行った方が良いだろう。これではどんな会社にいっても不適応を起こしてしまう。
そんなことまで考えてしまった散々な一日であった。



2003年08月08日(金)
夏休み体制

社内は今日から夏休み体制。来週火曜日までは受注のみの営業となり、カウンセリング部門は全面的にお休み。社長室もお休みのはずなのだが、私は出社。たまった雑務を処理する。
が、受注部門のプリンタが突然動かなくなり、ちょっとトラブルになる。社内で対応できることはすべてやったが、それでも治らないので結局修理のサービスマンを来週月曜に呼ぶことになってしまった。
毎日色んなことが起きてくれるものだ。



2003年08月07日(木)
ジュニアの行動

一緒にプロジェクト業務を進めているジュニアは、外からの営業電話に対して、3件のうち2件くらいの確率で会って話を聞いてみる。社内では営業に弱いジュニア君で有名だ(本人は知らないだろうが)。
で、私もしばらくは、どうしてそんなにいちいち営業の話を聞いてやるのか不思議だったが、今日、少しその理由が分かったような気がした。
今日の営業はNTTコミュニケーションズのウェブ事業担当者。会社のホームページに動画を入れるといかに宣伝効果が高いか(ウソコケ〜)の売り込みである。H社のサイトはご存じの通りリニューアルしたばかりだし、動画を載せるようなタイプではないことは分かり切っている。が、ジュニアはあえて営業マンに会って話を聞いたのだ。
面談が終わって、戻ってきたジュニア曰く「僕は普通の会社での経験が無いから、ああいった普通の会社の営業の人がどんな風に話をしてどんな風に反応するのか、で、僕がそれに対してどれくらいちゃんと意見が言えるのか。ま、一種の社会勉強、ですね。」と。
なるほど、そういうことだったのか。ゴミのような営業トークの中からも学ぶもの、吸収するものがあるのだろう。さすが、ジュニア。しかし、なんて悠長なんだ、ジュニア!(笑)



2003年08月06日(水)
リストラされた人の受け入れ

社内でリストラをする一方で、今後取引先として有望な会社の余剰人員を受け入れる。矛盾のようだが、これが会社の現実だ。
この人材を受け入れることによって、デッドストックとなりつつある商品を捌けるかもしれないし、今までアタックしても門戸を開いてくれなかった営業先から色好い返事をもらえるようになるかもしれない。
すべて、かもしれないレベル、なのだが、それでも受け入れるのだな、きっと。
そしてそれが経営者の判断なのだ、きっと。



2003年08月05日(火)
事務所移動

今日は朝から全社員総出で3階から5階への移動作業。明日筋肉痛になりそ。。。。内装業者3社目の面談及び見積もり依頼をする。



2003年08月04日(月)
特約店と本社との利害関係

H社は特約店に商品を卸している。が、最近リニューアルアップしたサイトでは一般顧客に対して直販を始めた。そうすると、本来特約店から買っていたお客さんが、ネット経由で本社に注文を上げてくる。ということは、特約店の小売益を本社が圧迫するという構図が発生する。
当然特約店からは本社にクレームが入る。今日も朝からそのクレームで受注部門がきりきりしている。しかし社長はそんなものは特約店がお客を大事にしていないのが悪い、と何処吹く風。
さて、これが今後吉と出るか凶と出るか。一種の賭なのではないだろうか。もちろん、吉と出したいから社長はあえてその戦略を取ったのだろうが・・・



2003年08月01日(金)
リストラ

グループ会社C社の業績が思わしくなく、ついにリストラが始まった。小さなオーナー会社の人事はオーナー社長の一存で決まってしまう。誰もそれに抵抗することはできない。解雇予告し、1ヶ月分の給料に当たる解雇予告手当を出せば、だれでも解雇できる現実・・・。労働者の立場からは由々しき事態だが、経営者から見れば、そこはクールに決断するしかないことは良くわかる。それだけに、解雇を申し渡された社員のことを思うと辛い。
彼女は若いし、まだ将来がある。この会社でなくとも生きていけるはずだ。C社の仕打ちはひどいものだが、何とか頑張ってほしい・・・おこがましくて本当は私に言う資格は全然無いのだが、やはりそんな風に思う。