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ぱるたの仕事場日記
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2004年06月17日(木)
社長の誤解

以前B社との解約について書いたが、この解約に伴い、C社サイトを修正する必要が生じた。以前から取引のある制作会社S社に見積もりをたのみ、段取りが整ったので、社長の決裁を仰ぐべく、MさんとジュニアがS社あての発注書を作成、社長の決裁印をもらおうと社長室へ。ところが、社長はB社との解約について「忘れて」いて、しかも、大きな誤解をしていた。

C社は、クレジットカードに関しては、N社と加盟店契約を結んでいる。B社は、ネット上で与信処理を代行してくれる、というだけの役割だ。社長の誤解は、B社にお金を払えばN社には手数料を払わなくて良い、となぜか思いこんでいたところにあった。しかもMさんとジュニアの説明が悪いものだから、全体としてどうコストダウンするのか知りたい、はっきりしないうちは判を押せない、などと言われてしまったのだ。

すごすご戻ってきたMさんとジュニア。私はMさんとジュニアに、B社に払っていればN社に払う必要はない、なんてことは無いのであって、ちょっと前の明細書や請求書を出して調べてみれば具体的な料率を含めてわかりますよ、と伝えた。何しろ、C社立ち上げをしたのは私なので、経費のかかり具合、構造だけは憶えている。N社には何%かは忘れたが、加盟店手数料を売上に応じて払っている。B社には固定的に基本料15000円と、売上に対してやはり何%かは忘れたが手数料を払っているのだ。

しばらくして、今度はEさんまで連れてジュニアとMさんが社長室に入っていった。
が、しかし。またしても、社長室から私が呼ばれる。Mさん、また間違ったことを社長に伝えている。

「え??さっき説明しましたよね。ちゃんと明細を確認したんですか?!」とつい語気が荒くなってしまった私。「はい。あのー、私はB社を通したときはN社には手数料を払わなくて良いと思ったんですけど・・・。」とMさん。しかし、彼女が手にしているN社からの支払い明細書には、はっきり加盟店手数料が記載されているではないか!(怒)

今、社長スタッフとしてやらなくてはいけないことは、正しい数字と裏付けをもって社長の誤解を解き、B社との解約についてもS社への発注内容についても、経営的に正しいと、判断をしてもらうことだろうが!
ったく!責任者のジュニアは一体何やってるんじゃ?!

ということで、時間ばかりかかった割には、全然事態を収束できていなかったので、改めて、私が説明しなおし、即、社長の決裁印をもらったのであった。

やっとB社とN社に関して正しく理解した社長は、改めてN社に払っている加盟店手数料率の高さに驚く。そして私に、すぐにN社に対して料率引き下げ交渉をせよ、また、N社以外に料率の低いカード会社があれば乗り換えするよう、情報収集せよ、との新たに指示を出したのであった。そういう交渉はいつも社長室が担当しているのですものね。がんばりますよ、私。

ところで、今日のことで、改めて、私は仕事をする上で「〜と思ったんですケド」なんてあやふやなことを言うのは大嫌いだったんだ、ということがよ〜く分かった。社長スタッフたるものそんないい加減なことをいっちゃいかん!と思っているのだな、きっと。数字は数字だし、構造は構造だから、明確にしないと。これも堤商店(仮名)でたたき込まれたのかもしれません。