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ぱるたの仕事場日記
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2004年02月28日(土)
新人Mさんのその後

C社に採用されて半年、もう新人という肩書き(?)はそぐわない時期に入っているMさんだが、最近社内の評判が悪い。私も気づいてひと月ほどになるのだが、子供を理由に欠勤することが多いのだ・・・。

小さい子供は特に保育園に預け始めの1〜2年は本当に病気のオンパレード。新しい風邪をもらってきては熱を出し、ひとたび感染症が流行ればたやすく病気をもらってきてしまう。朝無事に会社にたどりついたと思ったら、保育園から「お熱が上がってしまいました〜」なんていうお迎えコールが入ってやむなく早退することもしばしばだ。

それでも、自分が常にフルタイム働けないかもしれないことを前提に段取りを組み、仕事を進めていれば、何とか乗り切れる。人になるべく迷惑をかけないよう努力している様が回りに伝わり、なおかつ、実際にかかる迷惑が少なければ、案外みな応援してくれるものだ。

しかし、そうでなかったら?

仕事場の人間関係とは、多くの場合、自分に迷惑がかからなければ、大抵のことは許せるのに、ひとたび自分に火の粉が降りかかったり、不利益を被ると、なかなか寛容な態度ではいられなくなるもののようだ。

MさんはC社の販促企画と受発注管理業務を担当している。Mさんがお休みすると、C社の受注管理業務は全て、H社の業務部責任者Eさんがまかなうことになる。EさんはH社の業務だけでもかなりの量になるのに、有能なゆえに、C社の業務もついできてしまう。販促企画はやらなければやらないで当座は済んでしまう。(あくまでも「当座は」だ)そうすると、Mさんは自分がいなくても会社が回っている(ように見える)ので、だんだんと休むことに抵抗が無くなってくる。悪循環だ。

責任感の問題と言ってしまえばそれまでだが、この会社、以前にも書いたが、指示命令系統が時としてはっきりしない。Mさんに与えられた業務も、本来ジュニアが上司として管理していなければいけないのに、ジュニアがいつまでたってもEさんを頼るものだから、だんだんにMさんもやる気を失ってきている・・・そんな背景も見逃せない。

そして、悪いことにH社もC社も表向き子育てに理解があるふうに装っている。子供を理由に休んでもだれも(面と向かっては)文句を言わないものだから、人によっては勘違いして、子供が理由なら多少仕事を休んでもこの会社は大丈夫、と思ってしまう。ところが大間違い。しばらくすると、突然解雇!みたいな手痛いしっぺ返しを食らうのだ。

昨日、ジュニアがMさんに通告したのは解雇ではなかった。でもある意味では解雇よりも始末が悪いかも知れない、身分変更。すなわち、時間給で働くパートタイマーへの契約変更である。しかも正社員にはついていた社保等はみなはずされるという。そして、労働基準法違反のH社において、パートタイマーには有給休暇も与えられていない。C社にもきっとそれが適応されるはずだ。一体Mさんはこれをどう受け止めるのだろうか。

さて、今日はこの辺で。続きはまた明日・・・