あおい世界
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| 2026年06月04日(木) |
本■盤上としふく弁当と慈雨。 |
やっと予約の順番がきました。 柚木裕子の 『盤上の向日葵』。 昨年映画を観た後、 もっと細かいところも知りたいと思い、 原作本を読むことにしました。 映画化されたものと原作はほぼほぼ同じでしたが、 土屋太鳳さん演じる役どころは原作にはなく、 映画版オリジナルキャラクターだったみたいです。 映画化するためにはヒロインが必要なのでしょうか。 いなくても全然良かったと思いますけど。 読み進めながら、主演の坂口健太郎の他、 渡辺謙、小日向文世、佐々木蔵之介などがまざまざと蘇り、 映画を観ながら読んでいる気がしました。 タイトルの意味も映画では分かりかねましたが、 原作で理解できました。
先日読んだ冬森灯さんの作品が好みだったので再び選んでみました。 『しふく弁当ききみみ堂』。 あるお弁当屋さんと、そこに纏わる人たちのストーリー。 5話に分かれていまして、それぞれ良かった。 食に関する物語は、山口恵以子さんの作品で、 十分に満足していますが、 他にもたくさんいらっしゃるのですね。 冬森さんの作品はこれからもチェックしていきたいと思います。
再び、柚木裕子さんの 『慈雨』。 定年退職した警察官が、妻と共に四国遍路の旅に出たものの、 旅先で少女殺害事件を知り、16年前に自らが携わり、 冤罪かもしれないという解決しきれなかった事件と重ね、 娘の交際相手でもある、警官の後輩に協力をゆだねるという話。 警察組織の一員だった故の冤罪疑惑だったものの、 悩み、お遍路することで自己を見つめ直し、 葛藤の末に腹を決める、というところで終わってしまいました。 結果は想像するしかなく、 闇に葬るわけにはいかないという気概と、 それを認めて、受け入れる懐の深い家族は好感が持てました。
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