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2006年06月15日(木) XBOX360は… / おにいちゃん / 日経の社説

XBOX360は、「2006年FIFAワールドカップドイツ大会の公式家庭用ゲーム機」なんだそうです。で、それはなんの冗談なんですか?


おにいちゃん…

12人の声優さんがそれぞれ100の状況で「おにいちゃん」と言うだけのCDが発売されるそうです。その名も「おにいちゃんCD」…

私も若かりし頃はアニメは見ていましたけれど、歳を取るに従ってなのか、時代の流れについて行けなくなったというのでしょうか、女の子キャラの媚びを売るような甘ったるい鼻に掛かったしゃべり方が耳について怒りを覚えるようになってしまった頃から多くのアニメは見る事が出来なくなりました。私に限って言うならば、もし、私の理性をも霧散させてしまうほどの美人が裸で私の目の前に立って私を誘っていたとしたら、(前提として理性が霧散する程ですから)私はもう理性も何もなく誘われるままになってしまうのですが、もし、この美女が甘ったるい鼻に掛かったような声で一言でも喋ろうものなら、私は興ざめして「子供がこんなことしているんじゃない」と尻でも叩いて放り出すでしょう…いや、決してそういう趣味があると言うのではないですよ。それ位その手の声が苦手なんですよ。でも、中にはその甘ったるいしゃべり方が大好きという方もいらっしゃるようで、その手の需要は(私は絶滅して欲しいと思うのですが)なくなりませんね。

リンクしたページからのリンクで、「100種類の状況」の一覧を見る事が出来ます。喜怒哀楽や好き嫌いなどの感情というのは判るんですけれど「腕相撲をしながら」ってどんな状況よ。また「髪をかき上げながら」って声にどんな変化が出るんでしょ。
先にも書きましたように、甘ったるい声が嫌いなので、このCDも本来は毛嫌いするべきものなのですけれど、純粋に100種類の状況を「おにいちゃん」の台詞だけで表現できるのかって言う事に興味がありますね。ばかばかしいとは思いますが1200円って値段を見ると「おもしろいから買ってみよ」も有りかなと思ってしまいます。


日経の社説

一昨日出かけた時に列車の中での読み物として日本経済新聞を買いました。その2面の社説に「昇降機事故、関係者の無責任」というものが載っていました。

私は6月9日に「エレベータ(まとめ)」で
「自動車を運転していて交通事故を起こして人を殺してしまった。そうしたらその自動車を作ったメーカーが悪いと糾弾されることはあるでしょうか。私はそんなニュースを見た事がありません。あ、三菱のような悪質なのは別ですけれどね。」
と書きました。読んで字の如く、自動車を運転していて起きた事故でメーカーが責任を問われる事はない。ただし、三菱のように欠陥を隠していた場合は別ですよ。ということです。毎日どこかで発生している人身事故でメーカーが責任を問われるような動きがありますかね。私は聞いた事がないです。
翻って、この社説を引用すると
「自動車メーカーが車体トラブルで起きた事故でこんな無責任な態度を取るだろうか。欠陥トラックによる事故を当初、ユーザーの整備不良と主張した三菱ふそうが、厳しい批判と社会的制裁を受けた事を思い出すべきだ。」
と書いています。つまり、車体トラブルはメーカーの責任であり、責任を取るのが当然だ。と言っている訳です。でも、果たして本当にそうでしょうか。新聞を見ていれば、よく「リコール(車体不良の告知及び無償修理)のお知らせ」が載っています。リコールをしたからといって、厳しい批判と社会的制裁を受けているでしょうか。そんな事はないですね。三菱ふそうトラック・バスが批判され、社会的制裁を受けたのは、その欠陥をひた隠しに隠して、その結果死亡事故など大事故が起きたからに他なりません。では、シンドラー社のエレベータは欠陥が発覚したのでしょうか。私は今現在に至るまでそのようなニュースは見ていません。
また、今回の事故の背景には、シンドラー社が整備マニュアルを公開していなかった事も上げられているようです。この社説は最後に
「自動車では、メーカー系列ではない整備工場でも充分な保守、修理が実施され、安全性が確保されている事を考えれば、エレベーター業界における閉鎖性は問題だ。メーカー、保守会社共に利用者の安全を第一として出直すべき時だ」
と結んでいます。確かに自動車業界では、ディーラー以外にも民間の整備工場というものがありますし、違うメーカーへ持ち込んでも整備はしてくれる場合が殆どです。自動車がどこでも整備できるというのは、整備マニュアルがきちんと作られ、それぞれの工場がそれを持っているからに他なりません。しかし、それは、年間何百万台と言う需要がある自動車業界での話であって、それとエレベータ業界ではちょっと違うのではないでしょうか。
確かに、エレベータ業界も整備マニュアルを作って、整備方法をオープンにして、どの保守会社でも整備が出来るようになる事が理想ではありますが、今問題なのは、もし、それがクローズしたものであって、整備方法がシンドラー社が公開していなかったとしたら、「正式な整備方法も判らない会社がなぜ整備を受注したのか」と言う事ではないのでしょうか。

私はこの社説を見る限り「無責任」なのはシンドラー社ではなく、日本経済新聞ではないかと思います。この社説を書いた担当者の名前が出ていないという事は、この記事は会社の意見という事になるのでしょうか。とても残念な事です。


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