-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 特別な日に

朝起きて、メールをチェックした後は
パジャマのまま、ずーっとスケッチブックに向かう。
真面目じゃないですか、いつになく。
年末のJazzEx用、ポスターの制作です。
そうです、締め切りに追われているんです(笑)
日頃から、ちゃんとやっとけよーという感じですが。
でも今回、かなり良いものを作りたいんです。
いつもより、もっと良いものを!
ぼかーやる気です。

先日のTシャツデザインもそうだし
今回のポスターもまた、クライアントがあって
ある意味で限定された中で持ち味を発揮せねばならない。
それを自分なりに楽しんでる節がある。
普段は何の制限もなく、ただただ好きに描いてるわけだから
それとは違った楽しみというのかな?
ま、良い意味で期待を裏切ってやれ!という思いもあり
あえて今までやっていないスタイルで制作しようと思ってる。
使う画材が変われば、画風スタイルにも変化があるので
「あれ、いつもと違うじゃん!
でも、トモレノンの作品だよね!」というのが理想。
こんなこと自分で書いてて、プレッシャーになるわ(笑)

夕方、Butler's Pantryでお客さんと待ち合わせ。
フィアンセの誕生日にプレゼントしたい、と絵を注文してくれた。
ふと、前に出会ったカップルを思い出した。
あるカフェで展示をしていた時のこと、
二人して「あの絵いいねー」と合意していて
それぞれが個別に、同じ絵をオイラに注文したのだ。
お互い、クリスマスに驚かせようと思ったらしく内緒にしていた。
それを知らずに、全く同じ絵をそれぞれがプレゼントし合ったという
誠にほほえましい話。
後日、一枚の絵はチェンジしたのだけど(笑)
でも、何か特別な日にオイラの絵をプレゼントしてくれるなんて
かなり嬉しい、ありがたいことだ。
今日のお客さんにも、感謝をこめて「ありがとう」と伝えた。
単に、買ってくれてありがとう以上の気持ちで。


2004年11月06日(土)
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