-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 新しい日系人

3年間トロントの総領事だった肥塚氏が
任期を終えて帰国する。
その【さよならレセプション】に招待された。
会場のOntario Clubは、高級な会員制ラウンジ。
トロント中の日系関係者がそこに集まった。
画家関係だと、飛鳥童さんとサン村田さんが出席。
あんまり目立たないように
隅のほうでジン・トニックを飲み、寿司を食う。











その間、色んな人に声を掛けられ、挨拶を交わすも
ほとんど誰が誰だか覚えられない(笑)
次に会っても、名前が出てこないような人も多い。
日系人だと思われてるのか、最初は英語で
話掛けられることも多いし。

某日系ヴォイスの田中さんと久々に話したら
丁度その事が話題になった。
「君たちは、新しい日系人の形だと思う」という前置きで
数十年カナダに住んでいる移住者と
僕らの違いについて簡単に説明してくれた。
その中で、言葉の優先順位というか、
言語の基本設定が「英語」である移住者に対し、
最近の日本人は、基本設定が「日本語」のまま
暮らしているという指摘を受けた。

例えば、先日の【Bits二周年パーティー】でも
司会者は最初から最後まで日本語で通した。
これは田中さんから言わせれば
「考えられない事態」だそうだ。
つまり、どんなに日本人率が多くても
カナダという国で生活している以上、まずは「英語」が
先に出るというのが、今までの移住者の形らしい。
おぉ〜、なるほど。
そう言われると、最初は英語で話し掛けてくるのも納得。

田中さんは先日、日本の大学に講演で呼ばれた際に
その辺のことを「トモレノン・Bits現象」というテーマで
発表して下さったらしい。
ぜひ聞いてみたかった。

結局、パーティー終了までいて、
その後近くのバーでBitsのカズ、ノブ+サン村田という
メンツで飲む。
とっても濃い。


2004年07月21日(水)
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