-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 妥協が嫌なら、金払え

午後からRafiのオフィスへ行く。すっかり模様替えしていて、居住スペースとオフィスの場所が入れ替わってた。次のプロジェクトの為に、日本人のウェブデザイナーを探しているというので、友達のHちゃんを紹介することになっている。

少し遅れてHちゃんが到着。プロジェクトに関する事を1−2時間くらい掛けて説明。今回、俺は関わってないので何とも言えないが、色々と難しい問題がある。基本的にRafiが望むのは【ボランティア・ワーク】。つまりタダ働き。

よほど利害が一致してないと、それは難しい。俺も今までたくさんの人達にボランティアをお願いしてきたけど、あまり大きな負担にならないように気苦労が耐えなかった。以来、重要なことは専門業者に頼むことにしている。

たとえば、日本語から英語の翻訳は、簡単なモノなら自分やスタッフで何とかなるけど、展覧会のステイトメントとかは、一語の違いで意味が180度変わってくるので翻訳業者にお願いしている。やっぱりその方が言いたい事言えるし、何度でもやり直ししてもらえるからね。スタッフに頼むと、どうしても妥協が生まれてしまう。

ボランティアが8人くらいいた【Tokyo Doll】の時もそれが顕著に出て、その妥協の穴埋めをするのに余計な仕事が増えたりした。やっぱそれは良くない。ただでさえ自分に余裕が無いのに、次から次へと連絡ミスや行き違いが生じて、結局自分で自分の首を絞める事になる。だったら、多少お金を払っても、「完璧な仕事をしてくれ!」と言える方がいい。

まぁ、貧乏画家のくせに、こんな事言うのはおかしいが、【妥協が嫌なら、金払え¥】って事かも。いや、まじで。

長い目で見て、金払うのと、妥協を選ぶのとだったら、やっぱ妥協が無い方がいいし。

2004年01月10日(土)
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