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■ VISA申請地獄
朝9時に起きてから、ずーーーーーーーーーーーーーーっとパソコンの前に座りっ放し。カナダに滞在する為の労働ビザを申請する期限がとっくに過ぎており、かなり危ない状況。明日の朝イチで出しても間に合わないのだが、それでもやるしかない。
過去にやった展覧会の中から、政府にアピールできそうなやつを選んで、展覧会ごとに10ページくらいの書類にまとめる。掲載された新聞や雑誌、招待状、収支、推薦状や感謝状の類までを順序よく、まるで企業の報告書のように見やすくまとめる。
適当にホッチキスで留めたような、いい加減な書類を作った場合、政府の人も暇じゃないので蹴られる場合もあると聞く。念には念を入れて、ファイルごとに目次ページまでつくった。
それから最大の難関、カバーレターという「何故、ビザが必要なのか?」という手紙を書く。英文なのが余計にやる気を削ぐ。
大体ね、文章の成り立ちが日本語と全く違うのよ。だから、一度日本語で書いたものを翻訳するのは禁物。最初から英語でカナダ人になったつもりで書かないといけない。
まず出だしの2行。 「私は○○だからビザが必要なのです。その理由をこれから説明します」みたいのを書く。
次の段。 「これから、こんな所で、こんな人と協力して、こんな展覧会を開催します」というのを書きつつ、添付資料のA、第3ページをご覧ください。みたいに書き加える。
それから、 「今まで開催した展覧会には、以下に挙げるようなものがあります」として、一番大きなものから順に、いかに芸術文化に貢献してるかを、嫌味なくらい強調して書く。この場合、決してつつましく書いてはならない。まるで世界は俺中心に回ってるくらいの勢いが大切。
で、再び 「こんな優秀な私だからこそ、先ほど述べた展覧会をやるためにビザを与えてください」と再びダメ押しする。
最後に 「私が優秀な芸術家であるということを、下記に挙げる人々が証明してくれます」として、推薦状をくれた人々を【有名な順】に並べる。この【有名】とは、説明の必要がないくらい名前が通ってる人のことで、近所の画材店のオーナーとかではダメ。
俺はこれをクリアするためにオノ・ヨーコさんをはじめ、トロント市長、日本総領事などそうそうたる面子を揃えた。これで取れなきゃ、誰が取れるんだってくらい。
これを書き終えた時点で、もう廃人寸前。お陰で、部屋中のスペースが膨大な量の紙で埋め尽くされるし最悪。
深夜3時、コピーをとるためにチャリンコで5分のところにある【Kinkos】まで突っ走る。が、突然大雪!!おかしいよ、さっきまで晴れてたじゃん!帰り道は、雪でチャリンコに乗れず、押して帰宅・・・。
朝7時にようやく全ての書類が完成。あとは、9時45分に銀行が開くのを待って、申請料を振り込んだあと郵送して完了。その時間まで寝る訳にいかず、この日記を書いてます。
朝食を食べて、最近買ったDVD【起動戦士ガンダム】のオリジナルTVシリーズを見る。劇場版には出てこない隠れキャラがいっぱい出てくる。多分、オリジナル版を見るのは小学校の時にリアルタイムで見た以来。「旧ザク」が出た途端、甘酸っぱい気持ちになった。ガンダム最高!
っていうか、もう銀行開く時間だって。
2003年11月24日(月)
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