-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 もしも引っ越すなら?

Markham Aveにあるジュエリースタジオ【Draganov】に顔を出す。トレイシーが不在だったので、仕方なく(?)ジョージと久々におしゃべり。

以前、いくつかリングのデザインをさせてもらった事があるんだけど、その当時はリングとネックレス、ピアスくらいだったラインナップが、最近はキャンドル・オーナメントやバングルなども加わってバラエティ豊かになっていて驚いた。

ジョージと話すと、いつも何故か【部屋探し】の話題になる。このスタジオがある辺りは、【Honest ED's】で有名な名士David Marvishの縄張りで、ほとんどタダみたいな家賃でアーティスト達に提供されている。

だから、この一帯に借りたいというアーティストの順番待ちリストは最短3年という、とてもプレミアムな場所なのだ。ジョージはここにスタジオを構えて長いので、他の住人が退出するらしいとかの情報が早い。その度に「Tomo、あそこが空くから借りなよ」と、こと細かにディテールを教えてくれるのだ。今日も、二軒隣のショップが数ヵ月後に閉店するという情報を教えてくれた。Thanks...

引越しはしたいけど、当分動けないな、というのが正直なところ。もちろん一生今のスタジオにいるつもりは無いが、何かと時間に追われる俺にとって、歩いて5分圏内に本屋や画材店、CDショップ、カフェ、レストラン、郵便局が揃っている今の環境は手放せない。

でも、もし引っ越せる余裕があるなら、Queen Westにある【Candy Factory】という、昔キャンディ工場だったロフトに引っ越したい。前に値段を調べたら1億くらいしたけど(笑)

そのすぐ近くに年内オープン予定のアート・ホテル【Drake Hotel】のオーナー、Jeffからは、滞在用アトリエとして、部屋を一つ貸してもらえることになっている。他の10人のアーティストと一ヶ月ごとに入れ替わるのだ。これもすごい楽しみ。一階には巨大なバーがあって、そこでも絵の制作が出来るように【tomolennonシート】を作ってくれ、ともお願いしてるけど、これはどうなるか分からない。

最近、Queen Westには【Edward Day】や【Monte Clark】などのギャラリーが移転してきたり、名前も知らないような小さなギャラリーがポコポコ出来始めて、再び活気が出てきたように感じる。

2003年11月21日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME