-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 ヴィザに負けるな

そろそろVisa(ヴィザ)の期限が切れる。とっくに延長申請しないといけないのに、まだ書類の準備もしていない。ワーク(労働)ヴィザの中の【アーティスト・ヴィザ】という特殊なカテゴリーなので、用意する書類も一般とは大きく異なる。

そもそも【アーティスト】という職種自体が曖昧な表現なので、とにかく実績と高い評価、それに「これから何をやるのか」が最も問われる部分。基本的には「世界的に活躍する…」人が対象だけど、俺みたいなローカルでも、その証明さえ出来れば十分に可能性がある。

今回、推薦状はトロント市長や日本領事館、評論家やギャラリスト達にもらうことが出来たし、新聞やTVの取材なども多かったので、前回よりは楽に取れるかもしれない。…そう願う。

と言うのは、つい先日、知り合いの韓国から来てるミュージシャンがヴィザを拒否されて強制送還に遭ったからだ。俺からすれば、このヴィザというやつは、不公平の塊みたいなもんだ。しかし、俺らは常に、このヴィザとも戦わなければいけない。負けてられねぇ。

夕方【Bit's】でKazuさんとミーティング。新年号に関することで、色んな戦略を練る。俺の【Bit's】への関わり方は、単なる美術ライターというよりは、全体的なプロデュース面への関わりが大きいかもしれない。

7時に終わって、外へ出ると大雨。珍しい。ケンジントンのMの家で食事会。先日の秋祭りで売れ残った「コロッケ」を処分するために集まったようなもんだけど(笑)。もう芋は当分食いたくない。


2003年11月12日(水)
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