-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 原画とプリント

昨日、トロントは初雪でした。絵の搬入があるので心配してたんだけど、幸い雪は積もらず。朝9時に慎也さんが迎えに来て、Butler'sの第一号店であるRoncesvalles店に絵を搬入。

これで3ヶ月続いたButler'sでの巡回展が終わる。クリスマスも近いということで、今回は原画でなくプリントを展示販売することにしました。値段もフレーム込みで$80という鼻血価格で御奉仕してます(笑)そしたら、オーナーの妹さんが早速買ってくれた。

最近、特にプリントなど複製品の問い合わせが多い。まぁ原画の値段が上がってるのもあるけど、手頃な価格で複製を持っておきたいという人が増えてる。それは以前、原画を買ったオーナー達からもリクエストがあって、やはり何枚も原画を買うのは難しいので、他の作品をプリントで欲しいというものだ。

これも需要と供給だろうか、あんまりプリントは作りたくないけど、プリント技術も上がってるし、ここら辺でやってみようと、10ずつエディッションを作った。

Roncesvallesでの展示を終え、そのままMarkham店へ。バカでかい原画を3枚も飾ってたので、梱包も一苦労。一旦スタジオで荷物を降ろし、コンベンション・センターで開かれてる【Toronto International Art Fair】に出掛けた。

去年は出展してたSpin GalleryやArtfocusの姿が無いのは寂しい。客の入りはマァマァ。決して多くはない。モントリオールのPierrieギャラリーで、久々にオーナーのJeanと再会。相変わらずゲイ丸出しで、ベタベタ触ってくる(笑)。勘弁してくれ。

Katherine MulherinやPaul Petroなどトロントにも活きの良いギャラリーはあるが、今回はイギリスのギャラリーに良いのが多かった。それにしても、これだけ距離的に近いニューヨークからの出展がほとんど無いのは、やっぱりトロントなんてマーケット範疇に入ってないから??くやしいねぇ。

客観的に見て、カナダのアート・シーンが面白いとは言えないのも確か。何かこう、権威的なんだよね。評価の高まってる同じアーティストが複数のギャラリーで被ってたりして。俺、来年ブース出展しようかと、マジで考えてしまった。

2003年11月14日(金)
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