-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 大勘違い

最悪です。昨日レクチャーから帰ってきて、再び絵を描いていた時に、ArtfocusのPatからTEL。「Hey,Tomo!今日の搬入どうして来なかったの!?」と言うではないか!!俺はてっきり今日、21日が搬入日だと思っていたが、届いていた要綱を見直すと、そこにはしっかりと【搬入は20日(Mon)】と書いてある・・・

ジタバタしてもしょうがないので、とりあえず謝って明日の朝イチで搬入することになった(笑)それから猛烈なスピードで最後の一枚を仕上げて、そのまま朝8時に搬入。

会場のセキュリティのおじさんに手伝ってもらいつつ、約一時間で終了。近くのフードコートでドーナツとコーヒーを買って、やっと一息。昨日のレクチャーからずっと動きっぱなしで、同じ一日が続いてる感覚だったが、今日がこれから始まると思うと虚脱するぜ。

10時ころ、他の参加アーティストや、Patが来場。「いや〜参ったね」と言ったら、「参ったのはこっちよ!」と怒られた。今日は審査員が来て、グランプリを決めるので、ちょっとナーバスみたい。

それは良いとして、本来俺のブースがあるはずだった場所に違うアーティストがいたので、そのクレームを申し立てる。しかも、そいつは規定の5x10フィートを遥かにはみ出す20フィート四方に絵を展示している。

そいつは某エスニック・アーティストで、画廊やらエージェントやら数人を従えて大物気取りでブースを展開してやがる。禁止されてる複製品を展示してるし、規定にない自作の壁を設置もしてる。例えて言うなら、大草原に現れたサーカス団だ。イカサマ野郎!

俺があまりにもカッカしてるので、そいつが「ブース、ちょっと離そうか?」と気を遣ってきたがNo Thanks。横のブースがどんなに派手であろうが、俺は自分の作品の存在感を信じてる。どうってことない。

他のアーティストは皆いいやつばかりで、閉館の6時まで、いろんなアーティストと立ち話に興じた。

8時にCamillaのスタジオでミーティング。月末の少年ナイフとのイベントの件だ。彼女も俺に負けないくらい多忙だったので、久しぶりにこの話を再開させる。

話の流れから、カメラマンが必要だと判るとすぐにTELしたり、マネージャーの許可が必要だと判るとすぐに問い合わせた。今出来ることは直ぐにやる!これで概要がほとんど固まってきた。

もう一人のパートナー、Walterは「奇跡的なイベントってのは、いつもごく短期間の準備で生まれるんだ」と言って、時間が無い事を、逆に士気を高める道具にしてくれた。Thanks

それからワイン飲んで、ドラム叩いて(笑)ちょっとだけリラックス。Camillaはパソコンにへばり付いてプレスリリースを書き上げた。

長い一日だった。

2003年10月21日(火)
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