-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 Tokyo Doll オープニング・レセプション

昼12時、アーティスト全員とチャイナタウンの飲茶へ。前日のフライトの疲れや時差も感じさせず、みな楽しそうに食いまくる。ついつい頼み過ぎて結構残した。

それから、皆の意見で「ギャラリー街に行ってみたい!」というので、Queen Westのギャラリー地区へ行く。一軒一軒が非常に近く、また独自の色を持ってる。日本にもこういう場所があればなぁ…と、皆口々に言ってたのが印象的。また、時間が無かったこともあり、早足でぐるっと廻っただけなので、また明日ゆっくり見にきます、という人もいた。

途中のButler'sカフェでお茶タイム。そう、ここで今俺の作品が展示されてるので、それを見てもらった。ちょうどそこで時間となり、俺は先に離脱してオフィスに戻る。

通訳のイアンとの連絡が未だ取れず、急遽Bit'sのMさんに電話して「もしイアンが来られなかったら代役お願いできますか?」と無理やり頼む。しかし、そんなのビビるよなぁ。俺だったら「No!」って言うもん。

5時にデハラさんと待ち合わせて会場であるDXへ。今回のために持ってきてもらった新作を展示する。ウ○コをリアルに再現した飛び技的な作品(笑)しかし、食品用真空パックを使ったパッケージや見せ方を含めて「さすがだな」と思ってしまう。

バタバタしてるうちにRafiが登場。続いて通訳のイアンが不安そうな表情で会場に来た。内心すごくホッとした。すぐにデハラさんとスピーチの打ち合わせをしてもらう。













日本のアーティストも続々と会場入りしたところで、ちょっと遅れて6時過ぎにオープン!瞬く間に会場が人で埋まり、熱気が一段と増す。入り口で入場者を数えていたDX側のスタッフも「多分、一階ホールでこんなに人が入ったオープニングは初めてじゃないか?」と言うほどの入りで、200人を超えたのがちょうど7時頃。

全アーティストにステージ横一列に整列してもらい、Rafiと俺による短いスピーチ。そしてDX館長のサマンサによる祝辞をもらう。そして俺から一人一人日本のアーティストの紹介があり、いよいよデハラさんのトークショー。

会場に集まった人々も熱心に彼の言葉を追い続ける。通訳のイアンも、急なお願いだったけど見事にその役割を果たしてくれた。全部のスピーチが終わったところで、皆やっと普通の表情に戻ったね。(★写真左から:荒川くん、トモレノン、デハラさん)





会場に散らばったアーティストの周りに続々と人が詰め寄る。言葉の問題はあれど、身振り手振りで作品の紹介や説明をする姿は見ていて感動した。つい先日まで日本だけを戦場にしてきた彼らが、今日はこうして海外のお客さんを相手に奮闘している。アートは言葉や人種の壁を超えられる数少ないもの。言葉で十分伝えられなかった部分は、作品が代弁してくれてるよ。大丈夫。

観客も一人来ては一人帰りで、その数はついに300を超えた。閉館の9時を過ぎても人が引かない。痺れを切らしたDX側は、照明をパカパカ消したりして合図を出す。それでも引かない(笑)!

多分、アーティストが会場に居ては観客が引かないので、二次会の会場へ先に向かうことにした。が、Rafiの奥さんが急に体調が悪くなり、ここでRafiは離脱。タクシーに分乗してKingを西へ。とりあえず乾杯したものの、キッチンが既に終わっており食べ物が何も無い。向かい側にある寿司屋からケータリングをして腹ごしらえ。

12時を過ぎた頃、RafiのアシスタントのJuliaの友達の家へ全員で行くことになり、またタクシーに分乗。皆すっかり酔っ払って「何でも来い!」状態に。その家では誰かの誕生会をやっており、一軒家丸ごとパーティー会場になっていた。

誰が誕生日なのかも分かんないのに、とりあえず「Happy Birthday!!」の掛け声と共に乗り込む(笑)各自それぞれに居場所の良いところを見つけて、ある人は語り、ある人は飲み、ある人は踊りまくる(爆)

あまりにも心地よさそうに踊っているデハラさんと、ドライバーの某Tさんを置き去りにし、退散した(笑)


2003年10月10日(金)
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