-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 トラブル連発

昨夜発生した問題で、今朝8時に早速某政府機関から電話が鳴った。まずいなぁ・・・。この問題は、別に誰が悪いとかじゃなくて結局皆に責任の一旦がある類のものと言われたが、そう言われても主催者がケツをまくるわけにはいかない。

Rafiとは今朝になっても連絡が取れないので、俺の独断で対処させてもらった。こういう時に資金力のない、俺らみたいなインディペンデントの辛さを思い知る。

10時半、会場のDXに到着。高橋ノブくんはもう到着してたが、安中さおりさんがいない。TVクルーはもうセッティングを済ませていて、先に高橋くんのインタビューを撮ることになった。

いや〜、いいね彼は。インドっぽい風貌もそうだけど、何よりも堂々としてるのがいい。カメラを前に、作品の解説をする。その間にやってきたRafiと今朝のトラブルの事情説明。唸りまくるRafi。

その唸りまくった顔のままRafiのインタビューの番(笑)さぞかし複雑な心境だったろう。

このTV番組には、俺は数回出ているので、今回は出演を控えさせてもらった。下手にTVに出まくると影で何を言われるか想像つくし。

11時過ぎにやっと安中さんが到着。時計を一時間遅く合わせてたらしい(笑)よくある海外での失敗談そのままじゃん(笑)彼女は「緊張して、挙動不振になっちゃった・・・」と言いつつも、アドリブで観客と話したりして、いやいや中々度胸が据わってますよ。

撮影後にフードコートで昼食。その後、アーティストの二人とRafiはギャラリー散策へ行き、俺はアシスタントのユリコと、ドライバーのTと空港へ向かう。そう、今日は6人ものアーティストが日本からやってくるのだ。

フライトの到着時間が近いユキちゃんと、デハラユキノリさんを先に出迎えて、一度ダウンタウンのホテルへ向かう。その間俺は空港で次のフライトを待つ格好。

ユキちゃんはウチにホームステイするから良かったけど、デハラさんのホテル予約が間違って入っており、ちょっとしたトラブルになったらしい。空港からでは何も出来ないので、とりあえずホテルやRafiと連絡を取り合って、何とかチェックインできた。

それから安西くんと荒川くんの乗ったフライトが到着。ややディレイ気味。30分後に安西くんが出てきたけど、一向に荒川くんの姿がない。別ターミナルに次の便が来るので、安西くんに待っててもらい、俺はターミナルを移動。そこで関口くんを出迎える。

またターミナルを移動して、安西くんと合流するものの、まだ荒川くんは来ていない。どういうことだ?かれこれ一時間になる。航空会社に問い合わせても、乗客の搭乗情報は一切教えてくれない。最低。

これはもう乗り過ごしたな、と判断して、一旦このメンバーでダウンタウンへ向かう。Rafiとその他のアーティストは、野外バーベキューを準備しており、ホテルにチェックインして、荷物を置いてすぐにRafiの家へ向かってもらった。

デハラさんと俺がRafiの家に着いたのは、もう10時を廻ったころ。乾杯だけして、ホテルを取ってない安西くんと二人で空き宿探し。運良く、ケンジントンのホステルが一部屋だけ取れたのだが、案内された部屋には不法宿泊客が寝てた(爆)。有り得ない!と思いつつも現実を受け入れ、違う部屋へ変えてもらった。すげぇ笑えた。

丁度その時、スタッフから電話が入り、荒川くんが飛行機に乗り遅れたため、深夜12時半にトロントに着くらしい、と情報が入る。今からではとても空港には間に合わない。パーティー会場に一度戻ってから、皆に別れを告げて、荒川くんが宿泊するホテルに先回り。

深夜1時前にようやくタクシーで荒川くんが到着した。彼は海外初めてだから、一番空港まで迎えにいってあげなきゃいけない人だったのに。まぁ、これはこれで旅の想い出になるんだろうけどね(笑)。

とにかく、これでやっと日本からの参加アーティストが勢揃い。明日の昼は皆で飲茶へ行って、夜のオープニングに備える予定。みんな本当に元気。グロッキーなのは俺だけか?


2003年10月09日(木)
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