-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 郵便事情

スタジオに泊り込んで久々の徹夜明け。7月3日から始まる“College Street Bar”での展示に向けて数点制作しなきゃいけない。48x48”の大キャンバスにGessoは塗ったものの、一向に進まなくて、まだ下絵の状態。しかもトロントは20℃を越す熱帯夜で、座っているだけで汗が噴出す始末・・・。

深夜3時頃まで描き続けたけど、暑さで全然集中できなくって途中でストップ。そっから明日必要なLet’s Have A Dream用の文書を仕上げることにした。パソコンの前だと更に暑さが増すんだけどね・・。

明日の交渉は、遂に収益を寄付するチャリティー団体の代表との第一回目。わざわざこちらへ出向いてもらうから、文書類をそれ用に手直しする必要がある。その合間に日本の参加アーティスト達のマネージャーや事務所との電話があったりして、気付いたら朝7時。

9時になって、続々とクーリエや郵便によってHYPE TOKYO参加者からの作品が届く。でも、このようにスタジオに直に作品が届く率は50%50。届かなかった作品というのは、スタジオが不在で郵便オフィスに保管される場合と、最初からここに届ける意志がなく、「荷物が届いてるからココまで引き取りに来い」という無謀なハガキがいきなりポストに投げ込まれている場合の2パターンがある。

これが本当に厄介!Purolatorというクーリエ会社は東のオンタリオ湖畔付近にあるので、引き取りに行くだけで2時間くらい掛かるし、再配達を頼んでも確実な時間が一切分からない。つまり朝9時から午後6時までの間一歩も家から出られなくなってしまうのだ。本当に使えない。

郵便局の場合はもっと最悪で、配達は無し。最初から取りに来させるつもりなので、集配の車は最初から荷物引き取り所に荷物を持って行ってしまう。そんで、「あなたの荷物が届いてるから引き取りに来い」というハガキを送りつけてくるのだ。

荷押し車を引いて、とぼとぼと引き取りに行ったとしても、突然「無い!」と言われることもある。つまりハガキが先に着いちゃって、荷物が届いてないという状況!マジ信じらんない。マニュアルで決まってるのだろうが、そのいい加減な対応や扱いに怒りを憶えるよ。

俺が政治家になったとしたら、まずこの郵便事情を破壊するね。全員クビ!



2002年06月25日(火)
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