-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 Fashion Showへ出掛けました

トロントの若手ファッション・デザイナー達とアーティスト、パフォーマーによる”Art of Fashion"というShowがあり、視察してきた。

これは今年で4年目を迎えるそうで、会場となったオペラ劇場風のCapital Theaterはドレスアップした若者と業界人で結構いっぱい。このShowの収益金はSunshine for the kidsという団体に寄付されるということで、我々の”Let's Have A Dream"にも主旨が近い。で、これを主催してるプロダクションにも興味があったわけだ。

Fashion Showは2部構成で、8人のデザイナーによる作品。あんまり飛びぬけたセンスを感じるデザインがなく、ちょっとガッカリ。2/ARTICでも将来的にファッション部門も立ち上げるつもりなんで、良いのがいれば引っ張るつもりだったんだけどね。

アート作品は会場の壁に「陳列」されてるといった感じで、あくまでもFashion Showの添え物みたいだった。もっと面白く出来るのにな〜、と思いながらアイデアをストックする。

カナダというと、あまりFashionに敏感な国ではない。むしろ遅れているというか、あまり気にしない風潮がある。前にトロントに来たフランス人達を案内した事があるんだけど、道行く人を見る度に「パーカーにスニーカーばっかりだね。GapとNikeの天下だ!」とファッション性のかけらも無い若者に呆れていたっけ・・・。

アーティストもそうなんだけど、やっぱり皆カナダから出ちゃうんだよね。飛び抜けた奴らは。それは当たり前の話で、自分が評価される可能性のある土地へ行くのは当然。そこには耕す必要のない畑が既にあるし、収穫した実を買い求める人々も用意されてるんだから。限られた人生の時間の中で、自分の事だけでも精一杯なのに、業界のために国のために、後進のためにと土壌をつくるのは難しい。

でも俺は、自分の事も大事だけど、その畑を耕すことも好きかもしんない。何も無い所をイチから掘り起こして、道つくって種植えてって作業。種植える前に死んじゃうかもしんないけど(笑)後から来た人が水やって育ててくれるかもしんないし。出来れば大きな畑がいいなぁ、と思うから、やっぱり一人じゃなくて沢山の人が協力してくれないとダメだな。国とか政府も含めて。

2002年06月14日(金)
初日 最新 目次 MAIL HOME