-A VAGRANT LIFE IN NEW YORK-
飯沼省



 Y夫妻からのメール

2時からスタッフのTakaとManuelとミーティング。ちょっと進行的にブランクがあったんで、もう一度イベント”LET'S HAVE A DREAM !"の主旨をおさらい。

それから交渉相手である各対象への打ち合わせに入った。しかし、今日のトロントは気温が高い上に、部屋のフル稼働暖房の温度調節が効かないため、オフィスは蒸し風呂状態。全員汗を拭きながらの会議となった(笑)まして男3人。なんだかなぁ。

以前、作品を購入してくれた日本のY夫妻からメールが届き、奥さんの病気が進行中であることを知った。俺も今年の1月に父を同じ病気で亡くし、とても他人事ではなく思えて返信を打った。しかし、どんな励ましも気休めにしかならない事は承知している。でもやっぱり何かを伝えたいんだよね。何も出来ないとしてもさ。

俺の絵を飾る額を購入した時に、額屋さんから「雰囲気のある良い絵ですね。」と言われたらしく、誇らしげに知らせてくれた。そうだね、夫妻からすれば俺は息子と同じくらいの年齢だから、そんな気持ちを持ってくれているのだろう。

病気と闘うには、最終的には気力だろうか。日々の生活に喜びを見出し、決して生きることを諦めず、今日を生きる。夫妻の家に飾られている俺の絵が、ほんの小さな部分でも喜びを与え続けてくれることを願う。


2002年04月12日(金)
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