無責任賛歌
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| 2007年08月10日(金) |
したいようにすりゃいいってもんでもない/映画『呪怨 パンデミック』/ドラマ『はだしのゲン』前編 |
コスプレサミット:ハルヒダンスで仏代表が世界一 中川翔子「世界はギザ一つ!」 http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/08/post_1237.html > アニメやゲームのキャラに成りきる「コスプレ」の世界一を決める「世界コスプレサミット2007」(主催・テレビ愛知)のチャンピオンシップが5日、名古屋市東区のオアシス21で開かれた。仏代表のラット・ダミアンさん(22)とジュディ・イザベルさん(20)が優勝。「親善大使」として出席したタレントの中川翔子さん(22)が「コスプレは、言葉の壁を超えます。世界はギザ一つ!」と大興奮だった。 > 「チャンピオンシップ」には、世界各国のコンテストを勝ち抜いた12カ国14チームが参加、3分の持ち時間で、コスプレの完成度、パフォーマンスのエンターテインメント性を競った。 > ダミアンさんとイザベルさんは、珠黎こうゆさんのマンガ「アリキーノ」のキャラクターで登場。「ガンダム」「ドラゴンボール」「デスノート」「サクラ大戦」などさまざまな作品のパロディーを日本語のセリフで披露し、最後に人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディング「ハレ晴レユカイ」のダンスで締めくくった。二人は「優勝は期待していなかったので本当にびっくりした。観客が楽しんでいたことがうれしい」と喜びを語った。日本代表の時雨直輝さんとキキワンさんは「デスノート」で、中川さんらを巻き込んだパフォーマンスで、会場を沸かせ、準優勝に輝いた。「次こそは優勝を」と“リベンジ”を宣言した。
コスプレもしたい人がすればいいとはいうものの、どうも外人さんがやるとキャラが濃過ぎて怖く感じるのは私だけでしょうか(苦笑)。 自分の好きなキャラクターになりきりたいという気持ちは分からないではないのだけれど、「アリキーノ」のコスプレのままで「ガンダム」や「ハレ晴れユカイ」を踊るというのは、なんか違うんじゃないかと思ってしまう。連邦の制服着て「ジーク・ジオン」って叫ぶようなものじゃないのか。ちょっと違うけど。なんだか「コスプレ道」に反しませんかね。そんなもんがあるかどうかは知らないが。
レイヤーたちに対してどうしても辛口な見方をしてしまいたくなるのは、自分を客観的に見る視点に欠けているように思えるからである。だいたい6割から7割は「自分の顔と体型と相談したとは思えない」コスプレするからね。どう脳内変換しているかは分からないけれど、本人はそんな自分がまるで「見えていない」んだろうね。 そういうのは自己陶酔の中でも一番みっともない部類に入るので、誰か周りの者が止めなかったのか、と疑問に感じるところなんだが、つまりは止めても止まらないやつがやってるんだろうなあという周辺環境までがまざまざと見えて、気分が萎えてしまうのである。こういう形で「ショー」にするのならなおのこと「鏡をまず見よう」と誰かが言ってあげようよね。
「世界」と銘打ってはいても、代表は10人だけだし、オマツリとしてはかなり小規模だと思う。せめて100人は集めないと、盛り上がらないんじゃないかな。エンタテインメントとして見せられるものになっているのなら、ぜひテレビ放送してほしいものだけれど、主催が「テレビ愛知」なら、名古屋方面でしか放送しないんだろうなあ。 ……ってこれって、名古屋の「町興し」なのかな? 「コスプレ」で「世界」でって、どこまで本気なんだか分からないけれども、こういう罪のない(と思う)イベントならぜひ来年以降も続けてほしいものである。
午前中はしげ。の付き添いで、総合病院に。 しげ。もついに糖尿病であるが、教育入院まではしなくてもよいとのこと。うちにいてもただの寄生虫なので、しばらくぶち込んでおいてほしいのだが。 眼科、栄養指導、内科と回って、さらに精神科へ。こちらも部屋の空きがまだ見つからないので、入院はまだ先。「閉鎖病棟はやだなあ」としげ。は乗り気ではないが、もうこいつをうちに置いておく余裕はないので、病院がいやならどこか住み込み先を探して出て行ってもらうしかないのである。「生まれつき家事ができない病」って診断なんだから、もう誰かと共同生活が出来るなんて甘い夢は捨ててもらいたいのである。
午後は、帰省して来たS嬢と博多駅のマクドナルドでおしゃべり。 渋滞に巻き込まれて、すっかり遅刻。ヒロシマ土産のお菓子までもらったのに申し訳ない。 S嬢もすっかり立派(かどうかは知らないが)な自衛官である。自衛隊の裏話もいろいろ聞かせてもらうが、「自衛官に国防意識はないし、みんなオタクですよ」と言われて、日本の未来はやっぱりないなと苦笑する。 しかし、私の知り合いの自衛官って、みんな×××だったり×××だったりするのだが、本当に試験は公正に行なわれているのだろうかね。
中洲の明治安田生命ホールで、映画試写会『呪怨 パンデミック』。
シリーズもビデオから数えるならもう6作目。けれどもハリウッド版はこれが二作目で、まだジャパンホラーに慣れていないあちらのお客さんには絶叫と爆笑を引き起こして大ヒットしたことはまだ耳新しいニュースだろう。 もっともこちらは伽耶子と俊雄の見せ方にもすっかり慣れてしまっているので、怖がりもしなければ笑いもしない。あとは物語をどう面白く見せるかというアイデア頼みで見に行ったのだが、三つのエピソードを、「時系列を崩して」見せて行くやり方は、必ずしも新味はないけれども悪くはない。多少、ストーリー進行にもたつきを感じはするが、これはまあ成功している方だろう。
主演は前作のサラ・ミシェル・ゲラーに代わって、アンバー・タンブリン(サラの妹という設定)。名前で気付いた方もいらっしゃるだろうが、この子、『ウエストサイド物語』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のラス・タンブリンの娘さんである。顔がお父さんによく似ているので、ヒロインとしてはどうかという気もするが(失礼)、ラストで×××……なので、これはそれを計算してのキャスティングかもしれない。ちょっと失礼かな。
ただ上映が日本語吹き替え版だったのだが、ハリセンボン、森三中、まちゃまちゃの吹き替えが学芸会以下のレベルで最悪。特にジェニファー・ビールスにまちゃまちゃというのは笑えないジョークでしかない。声優以外のキャスティングはよく「客寄せパンダ」と揶揄されるが、これはその典型だろう。
帰宅して、ドラマ『千の風にのって はだしのゲン』前編。 全く期待していなかったので、予想通りの惨憺たる出来栄えだったけれどもショックはなかった。
基本的にゲンの家族は、あの当時としては全く浮世離れした非現実的な存在なんである。たとえ町内で非国民扱いされていたとしても、あんなに明確な反戦意識を持って声高に叫べるような庶民がいるわけがない。共産主義者を主人公にして反戦を訴えるという手法のつもりなんだろうけれども、ゲンの父をあまりに美化し過ぎているのである。当時の「アカ」は、潜伏するか転向するしかなかったのが現実だろう。
さらにひどいのは肝心の原爆の描写。 以前の実写版もそうだったが、セット撮影なのがバレバレ。 被爆者についても、顔面がえぐれてたり手足がもげたりケロイドで皮膚がただれたり、もちろん「川が死体で埋め尽くされていた」描写くらいはやらないと「ヒロシマ」は描けまい。 ゲンの家族が焼け死ぬシーンでも、原作にあったゲンの母が狂って「父ちゃんが燃える、英子が燃える、信二が燃える」とつぶやくセリフがカットされた。狂気を描いたらダメってことなんだろうが、そんなコトナカレのふざけた姿勢で戦争を描いていいものなのか、という疑問はスタッフには生まれなかったのか。 代わりに、父親と信二の別れの会話が付け加えられて、いかにも叙情的な音楽が流れるが、もう根本的に、ドラマを作ることを放棄しているとしか思えない。
こういう出来合いのドラマであっても、お手軽に泣けてしまう平和なお客さんはいっぱいいて、それで戦争について思いをいたしたような気になれる。だからもうそれ以上は何も考えようとしなくなる「思考停止人間」を営々と作り出しているのである。
イッセー尾形小倉ワークショッパーズのKさんがエキストラ出演しているということで、見たのだけれど、2時間がかなり辛かった。 出演している広島駅のシーン(ホントは門司港レトロで撮ってます)を目を皿のようにして見て、それらしい人を発見。一人だけ旗の振り方がズレてたので、多分そうだろう(笑)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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