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以上のサイトにて、更新報告をしています


2002年10月31日(木)
■膿を出しておけ/iTunes 万歳■

 本日、ゼミ教官と会談。


 「先行研究を洗い直す」ということで、読んだ物の要約をレジュメとして、お話をしたワケだが、「短くし過ぎていて、こっちには伝わらん」と指摘された。つまり、問題アリアリだったワケだが、下手に先延ばしせずに、到らない点という膿を早期に出しておけたのは、良かったと思ふ。で、次回までに、統語的観点から考察された省略現象について、真っ向から分析している文献をまとめてくること、それに加えて、『Mind the Gap』の要約をプレゼンするようにと指示を受けた。次回の会談は、11月8日。


□■□


 自宅で作業する際には、周りの雑音が気になったりするので、音楽を流すようにしているのだが、自分の好きなものを流すと、当然聞き入ってしまうワケで、作業が捗らないことが多かった。聞き流せる Jazz などを聴きたいが、どのCD を買えばいいのかが分からないし、それ以前に、金銭的余裕が無い。そんな筆者を救ってくれたのが、Mac に装備されている、音楽再生/編集アプリの iTunes であります。


 ラジオが聴けるようになっていて、Jazz やら Classical やらが簡単に聴ける。24時間流れっぱなしで、ここにきて初めて、Broadband の恩恵に与った気がする今日この頃。ちなみに、Win にある Media Player などでもラジオを聴くことは可能だが、リンク切れなどが多く、また、表示がわかりにくいので、まるで使い物にならない。iTunes なら、そんなことはなく、簡単にアクセスできてしまう。う〜ん、やはり素晴らしい Mac。




2002年10月30日(水)
■祝杯■







!!



2002年10月29日(火)
■まだ見えない■

 本日、バイトのみ。


 学校に行って掲示板を見ると、木曜にプレゼンすることになっていた授業が、「病気の為」休講となっていた。昨日、半徹夜でレジュメを作ったのだが、前回と同様に、また先延ばしとなってしまった。それはそれでラッキーと呼べるのかもしれないが、最大の難関は、ゼミ教官との Discussion であります。


 「先行研究を洗い直せ」と言われ、論文を読み返してるんだが、結局、自分が何を topic にするのかが不明のまま。この時期に、この段階では、確実にヤバイのだが、見えないものは見えないワケで、見えるまで考え込むしかない。というワケで、トイレに籠もったりして、沈思黙考してみたものの、見えてこず。明日、再び、省略現象の strategy に関する先行研究を読み返すのみ。木曜日に間に合うのか、大いに不安…。だが、やるしかない。





2002年10月28日(月)
■連休前の山場■

 本日、Readingのみ。


 今週は、1.ゼミ教官による個別指導と、2.命令文・依頼表現の日英語対照のプレゼン、の2つのイベントがあって、チンタラ過ごすというワケにはいかない。とりあえず、今日の目標は、プレゼンの準備を8割方終わらせることである。完全に終わらせると心に決めないのは、妙な気張りを避ける為である。何に関しても、8割ぐらいを目指してやるのが、ちょうど良い気がしますし。



【授業メモ】
  ・take on = 帯びる
  ・the language concerned = 当該言語
  ・To whom it may concern = 関係者各位
  ・論理展開で用いられる then は、if 〜 then の then (「だとすれば」)である。
  ・「理解するためには」の『は』は、topic marker。
  ・Today I'm going to talk about ... と What I'm going to talk about is ...を使い分けろ。
  ・礼節をもって語れ。その為には、教養を増やせ。



2002年10月27日(日)
■中途半端なデータ■

 本日、「もうそろそろ冬ですか?」と感じるぐらいに寒い。


 今日は、朝から英語教育に関する論文の説明をしに出かける。知人が、ゼミでその論文に書いてある内容をプレゼンしなくてはいけないそうだが、「まるでワカラン」ということで、ヘルプを求められた。その論文では、統計の数値が多用されていて、その辺の知識がほとんどない筆者には説明など不可能に近いのだが、とりあえず、数値から言える要点だけを説明しておいた。


 ちなみに、その論文のテーマは、「Writing の採点者は、何をもって英語らしい/英語らしくないと判断するのか」というもの。その論文での結果は、「英文の構成や展開が、英語らしい/英語らしくないと判断する上で大きく影響している」というものだった。しかしながら、英文を書いた被験者は、たった9人だし、採点者も1人だし、「データ数が少ないんじゃないですか?」(←関係ないが、この疑問文は、「少ないだろ!」と主張している間接発話行為になる。)と思わざるを得ない。


 そんなこんなで、昼過ぎに帰宅。昼寝。6時からは、日本シリーズに没頭。


 



2002年10月26日(土)
■楽すりゃ銭減り■



 やっぱ、今日はバイトに入るべきだったかもしれない…。





2002年10月25日(金)
■野郎と夜景■



 シカ如きで、テンションを上げぬように。






2002年10月24日(木)
■指名が避けられない男■

 本日、「間接発話行為における日英の違い」についてプレゼン。


 1.「間接発話行為とは」、2.Brown & Levinson(1987)のポライトネス理論、3.日英の違いに対する2つの見解、4.ウチとソトの概念、5.「ちょっと寒いんだけど」という発話を考える、という順番で説明。時間にして、およそ30分ぐらいだったと思われる。まとめとして、英語では、無理強いするような positive politeness が多用され、日本語では、無理強いをしない negative politeness が多用されるとしておいた。


 発表自体は、すんなりと進んだのだが、どうも聴衆の反応がイマイチ。筆者は、前期から学んでいた内容で、さほど苦は感じなかったが、他の学生にしてみれば、お初の内容であるワケで、ポライトネス理論をサラリと言われただけでは、すんなり OK といかないのも分かる。


 この頃の授業は、語用論が中心だが、理解できないせいか、2回生以上を対象とした授業であるにも関わらず、2回生は全員離脱してしまった。ほとんどが4回生で、軽いゼミ状態になってしまっている。3回生の人は、かろうじて付いてきているという感じ。もう少し、柔らかい日本語で説明しないとマズイかなぁ、と思う今回のプレゼンであった。


 さて、そんなプレゼンを終えたところで、先生から「じゃ、今度は、命令表現/依頼表現における日英の違いをプレゼンしてください」とご指名が。それこそ、間接発話行為によって、先生からの依頼を断れないもんだろうか、とチラっと思ったりもしたが、表向きは快諾。で、トドメの言葉が、





「来週の君の持ち時間は、1時間です」とは…。







2002年10月23日(水)
■ぼやけて見えない■

 本日、ゼミ。ある意味、最終回。


 今日は、経過報告と次回のミーティングの設定。筆者は、各章で「先行研究→己の考え→実例」の順で論じていこうと思ったのだが、「それだとまとまりが無い」と言われ、「先行研究の章をドンと設けたら?」と言われた。確かに、下書きした時点で、何となく読みづらいと思っていたので、展開の修正を施すことにしたい。


 で、「論文の中で、何を問題と考えているのかね?」と聞かれて、「(省略が起こる)理由説明のみで研究を終えているのが問題で、それを活かす方法はないかと思っています」と答えたら、「語用論的観点から考察するだけには留まらんなぁ」と返されて、フォーカスを絞るように言われた。そんなワケで、先行研究を洗い直すことに。それを来週までに仕上げ、教官と再び Discussion するという予定を決めて、本日終了。





また図書館・自宅への引き蘢りが続きそう。

 





2002年10月22日(火)
■まもなく学祭連休■

 本日、バイトのみ。


 来週末あたりから、学祭連休に入る。学祭には、言わずもがな、人が群がるため、そのような空間が好きではない筆者にとっては、無意味なイベントに過ぎない。したがって、参加する可能性は皆無と言える。そんな学祭連休で、己は何をしたくて、何をすべきなのか、それについて考えてみたり。


 とりあえず、部屋の減量化を図りたい。減らすべきものは、衣類と本である。衣類については、購入回数が少ないワリには、Tシャツなんかを中心としてかさ張っており、京都に来て以来、袖を通していないというものもチラホラ。こういったものは、即処分ということにしたい。基本的に、NIKE のスポーツウェアと、カジュアルジャケットがあれば、他は要りません。


 続いて、本であるが、「この先、絶対に読まない」と言い切れるような本は極僅かであり、思いきった処分ができない。ただ、「しばらくは読まんだろな」という本は多数存在するので、そいつらは押し入れに押し込んでおくことにしたい。「売る」という手もあるかもしれないが、専門書ばかりで買ってもらえるのかどうか、実に疑わしいところである。




連休なのに、結局、掃除とは…。





注:写メールみたいなことは起こりません。



2002年10月21日(月)
■出だしで転倒■

 本日、Reading の授業のみ。


 いつも雑談から入る授業なのだが、今日のお題は「京都の食」。「湯豆腐と言えば、南禅寺でなく嵐山だ」とか、「『京料理・京漬物』と謳って看板を出している店は NG だ」とか、「祇園の店を支えるのは旦那衆だ」とか、そんな話で30分ぐらい経っていたんじゃなかろうか。雑談の締めは、「残り少ない大学生活だが、もっと京都を探求せよ」とのこと。


 その後、卒論における実験に協力してほしいという女子学生の宣伝があって、よーやく訳読に入ったワケだが、なぜか筆者が訳すハメに。困った時には、Dail か、G 氏か、筆者に当てることは予想されていたので、雑談中に英文を目で追っていたのだが、実際に訳した時には、もうドン詰まり状態で、まともな訳文が言えなかった。我ながら情けない。週の初めで、頭がボケボケ丸出しであった…。





2002年10月20日(日)
■安全第一/ファ"ー"ストフード■

 本日、雨の一日。


 夜に放送されていた「スピード」を、「Sandra Bullock が三十路とは、そう見えませんなぁ」などと思いながら視聴していた。で、映画のラストに、地下鉄車両が、工事中の看板を突き破って地上に飛び出してくるというシーンがある。その看板に「Safety First」の文字を発見。


 日本の「安全第一」と同じ語順であるワケだが、逆に「First Safety」とか「第一安全」となっていたら、複数の安全が存在していて、それに順序を与えているようなイメージがでてきてしまう。よくよく考えてみれば、「Safety First」・「安全第一」の語順に決まってるじゃないか、と一人でツッコミをしていた。


 その「first」絡みで、「ファーストフード」という表記を思い出した。筆者は、高校時分、「第一の食事ってコトだから、欧米人は朝っぱらからこんなものを食うのか」などと結構真剣に思っていたりしたが、「fast food」の表記を見て、誤解は即解消された。未だに、平気で「ファーストフード」と書いたり、言ったりしているのは、如何なもんか。








2002年10月19日(土)
■離脱者再び■

 本日、気乗りしない土曜日。


 夜、メールをチェックすると、ゼミの ML から2通を受信。1通が、リタイヤのメールで、もう1通が、そのリタイヤに対する指導教官の返事。筆者も、ささやかながら説得してきたのだが、結局ゼミ離脱という結果になってしまった。夏休み中には、図書館で遇うこともあって、それなりに準備を進めていたように思われたのだが、様々な事情が重なり、今回の離脱へと至ってしまったようである。


 これで、残るは、筆者ともう一人。このもう一人も、かなりモチベーションが下がっているようで、いつ離脱してもおかしくない状態にある。来週に、途中経過を報告することになっているのだが、その場で離脱宣言する可能性も十分にあり得る。是非とも踏んばって頂きたいところであるが、どうしても無理というのなら、これ以上引き止めるわけにもいかないし、そのつもりも無い。それも、本人の意思ですから。





「書かなくていいんだから書かない」という精神にドロップキック。







注:諦めたら、そこで試合終了です。



2002年10月18日(金)
■出しません、出せません■

 本日、バイトのみ。


 今月は、mac をドンと買ってしまったので、さすがに金銭的余裕が無い。買い物リストの項目は増える一方なのだが、肝心の銭が追い付かない。「コレを買いたい、アレを買わねば」と思いを巡らすばかりで、結構ストレスになったりする。冷静になって、買い物リストにあるものが本当に今必要なのかどうかを見極め、項目減らしを推進していきたい今日この頃である。







2002年10月17日(木)
■「寒いんですけど」/PC EXPO■

 本日、プレゼン予定日。


 登校して教室に入るも、誰一人として入ってこない。「おっかしいなぁ」と思って、掲示板を見に行くと、なんと休講。というワケで、本日唯一の授業が無くなってガックシなのだが、準備には不満もあったので、レジュメの修正に励むことにしたい。現在、「窓を閉めて欲しい」という依頼をする時に、依頼理由の前提を述べる「ちょっと寒いんですけど」という間接発話行為について、再考中。


□■□


 今、東京では、WPC EXPO なるものが開催されているようで、多くのメーカーが最新の技術を結集させた製品を自慢しまくっていたりする。新しい物好きであり、デジタル製品好きの筆者としては、参加したい(入場料:2000円)ところだが、金も時間もないので、ネットからの情報で我慢、我慢。


 予想通り、Tablet PC が話題を独占している模様。今や、Switch to a Macしている筆者にとっては、あまり興味の無い話なのだが、どこへでも持ち運びできて、手書きがガンガン出来ちゃうってのは、確かにスゴイことだと思う。で、一見便利そうに見えまくりなのだが、「最終的には、手書きに戻っちゃうのかよ!」って思う人はいないんだろうか…。まあ、直感的な操作ができるようになるってのは、イイことなんだろうけど。


 もう一つ気になったのは、記録型 DVD の規格乱立。記録形の DVD と言えば、R・+R・RW・+RW・RAM(これで全部かな)があるけれども、何がどなっているんだかが、よく分からない。そこで、メーカーは「マルチ化」を行った。つまり、多くの規格にドライブを対応させちゃえってワケです。確かに、ユーザーの利便性は向上するかもしれないが、コストは余計にかかるだろうし、互換性やディスクの特徴に関する知識が求められまくることが予想される。結果的に、ユーザーを悩ませるのではないだろか。






ホントにユーザー本位で製品作ってるのかなって疑わしくなりますな。







注:マイクロソフトさん、こんなコトしちゃいけません。



2002年10月16日(水)
■今後のゼミ■

 本日、ゼミと Speaking。


 今日のゼミは、初っ端から部外者が複数名。正体は、カメラマン。卒業アルバムに、ゼミ生を載せるコーナーが設けられているそうで、今日はその写真撮影だというワケです。集合写真とは呼べないかもしれないが、先生を含めた3人(1人欠席)での写真と、授業風景の写真を何枚か撮っていた。途中、カメラが筆者の顔のすぐ近くにまで寄ってきたので、思わず顔が強張ってしまった。まあ、ボツ写真になるんでしょう。


 そんなゼミだが、今週と来週で、教室での講義は終了する。それ以降は、研究室での個別指導に切り替わる。来週は、それまでの活動報告と、今後の活動予定について発表することになっている。というワケで、これからは、自分で締切期日を設定して、ガンガン書いて、ボロボロに訂正されまくって、ということが繰り返されることになる。まずは、来週までに Introduction を書き上げ、指導を受ける予定。大抵の場合、真っ赤っかになって、原稿が返ってくるそうな。





年末までヘコミっぱなしになるかもしれません。








2002年10月15日(火)
■politeness への誤解■

 本日、プレゼン準備。


 日英における間接発話行為(indirect speech act)の違いについて、木曜日にプレゼンすることになっているのだが、手始めに、間接発話行為について説明するのはもちろんのこと、politeess についても説明しなければならない。なお、間接発話行為とは、An indirect speech act is one performed 'by means of another'.というコトで、「他の発話行為によって遂行される発話行為」のコトを言います。その代表格には、依頼表現が挙げられます。


 人に依頼をすると言うことは、聞き手に負担を強いるワケですから、相手に嫌な気持ちを起こさせず、かつ自分の目的を達成してもらおうとして、なるべくソフトな発話をしようとします。日本語であれば「ちょっと〜してて欲しいんですけど」といった表現が考えられる。この時に用いられる方略が、politeness というものです。


 この politeness という用語、今でこそ減ってはきているが、「丁寧さ」と訳しているものを見かけることがある。この日本語は、日本人にとって誤解を生みやすくする訳語だと思われる。なぜか。それは、日本語の中に、体系化された「敬語」が存在しているからであります。「丁寧さ」と聞けば、丁寧語・尊敬語・謙譲語といったものだけを浮かべてしまう。すると、次のようなケースが、politeness strategy が用いられたものと判断できなくなってしまう。


 パーティを開いたとする。そこにはケーキがあって、主催者の筆者は、招待者に対して「どうぞ、召し上がって下さい」と言ったとする。これは、一様に polite な表現と理解されるであろう。ところが、近くに居た親しい友人に対して「どんどん食えよ」と言った場合に、これが polite な表現とは理解してもらえないことがある。これは、「politeness を『丁寧さ』と信じ込んでいる」からこそ生じる誤解であると考えられる。


 直接的な表現であっても、polite な表現になり得るケースを見落としてしまうことが多い。家族の会話で敬語が横行していたら、誰でも気持ち悪がることは、容易に想像できるはず。この時、politeness を用いる上で影響しているのは、「親密度」である。親密度が低い人に対しては、より丁寧で間接的な言い回しをすることが polite であるし、親密度が高い人に対しては、より直接的な表現をすることが polite であるとされる。言われてみれば、当たり前なのだが、「politeness=丁寧さ」で覚えてしまった人は、この部分を忘れがちのようである。





politeness とは、人間関係を維持するコミュニケーション手段のことです。








本日のBGM:今井美樹『微笑みのひと』



2002年10月14日(月)
■PEUGEOT, NEW BALANCE, MACKINTOSH■

 本日、連休最終日。


 腹が立つほど爽やかな天気で、今日も北山方面へ。まずは、筆者のチャリが不調だということで、北大路にて自転車の物色を。北大路では、自転車を扱う店が多く軒を連ねている。3軒巡ったのだが、1軒目では人情深そうなオッチャンが、品を見ているだけの筆者に紅茶を出してくれた。勢いで、良さげな一品を購入しそうになるも、そこは我慢。今回の下見で、2種類のチャリに的を絞ることができた。狙いは、PEUGEOT。


 その後、チラリと一乗寺に寄って、河原町へ。ここでは、靴とジャケットを物色。靴は、NEW BALANCE のものを買おうと思っていて、形・色ともに決定済みなのだが、購入に到れない理由は、その価格。2万超ということで、「よし、買った」というワケにはいかない。それから、ジャケットに関しても、MACKINTOSH ってトコが出してる品にほぼ決定はしているのだが、こちらの価格はなんと6万超。これまた、相当の勢いと貯えが無ければ、即購入というワケにはいかず。






そんな本日のお買い上げは、『文章読本』(谷崎潤一郎 1975 中公文庫)一冊のみ。









2002年10月13日(日)
■機嫌悪し/illocutionary act■

 本日、何気ない日曜日。


 朝から、自宅周辺で祭りが行われていたようで、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声(太鼓の音もスゴイ)が聞こえまくり。日頃の睡眠不足を一気に解消しようと思っていたのに、そのおかげで全然眠れず。


 そんな機嫌の悪い朝に、また追い討ちをかけるような知らせが舞い込んできた。Dail が広島遠征に帯同できなくなったというのだ。理由が理由だけに咎めるわけにもいかず。どうあれ、来月の入試連休が「ドフリー」になってしまったので、何とかせにゃんらんかなとも思うのだが、結局は Mac に向かって卒論を書いているんじゃないかという姿が容易に想像される…。


□■□


 さて、今週は、またもプレゼンの準備。ゼミの方は、半分放ったらかし状態であるため、これといった準備は必要ないのだが、「英語の意味と機能」という授業の方で、「日本語の間接発話行為と、英語の間接発話行為の違いについて発表せい」と指令を受けた。ちなみに、その指令を受ける発端を作ってしまったのは、筆者自身。


 「発語内行為(illocutional act)」について発表した際に、「ちょっと寒いんですけど」という発話を例にとり、その発話の中に「クーラを切ってくれ」という要求が含まれていて、その話者の意図のことだと説明した。その時、「日本語の依頼表現には『ちょっと〜』という表現が多いですよね」とか、「遠慮した表現では『〜けど』が多用されますねぇ」とかって言うてたら「じゃ、aska 君、それも含めて、日英の違いを調べてきて」と言われてしまった。というワケで、今週はそれに付きっきりになりそう。4回生だけに、2回生や3回生の前でショボイ発表もできないので。







2002年10月12日(土)
■Mac で発音チェック/IQはいくら?■

 本日、イヤなことばかりのバイト。


 そんなイヤなことがあったとしても、Mac を操作すれば、あっという間に忘れてしまう。そんな Mac が到着して3日になるが、利点と欠点ではなく、オモロイ点と改善点(不満ではない)をチラリと述べておきたい。


 オモロイ点として、「音声認識」が挙げられる。本体の左上に内蔵マイクがあって、そこに向かって命令を喋るというもの。ちなみに、「英語で」命令を言わなければならない。そこそこ多くの命令文があるのだが、手始めに「What time is it?」と尋ねてみると、「Eleven fifty four.」なんて言って返してくれた。なお、「おーぷんまいぶらうざー(Open my browser)」と日本語的に言ってみたところ、まるで反応なし。発音には、そこそこ厳しいようで。


 改善点としては、日本語入力が挙げられる。標準で「ことえり」が装備されているが、変換方式がATOK慣れしてしまっている筆者にとっては、かなり使いづらい。また、予測変換の機能もないため、タグを書いたり、よく使う表現がサッと出てこない。これをやろうとするなら、ATOKを購入するしかないということになる。しかし、「困る」というレヴェルではないので、気が向いた時にでも購入することにしたい。


□■□


 Mac 用のセキュリティソフトを探している時、ソースネクストのサイトで、こんなコーナーを発見。IQ が簡単に測れるということで、ちょっと挑戦。結果は、126.01で、120 以上であれば、「大変高い知能指数ということとなります。どんな環境、事態にも的確な行動が期待されます。 」ということだそうで。筆者の頭も、まだ使いものになりそうです。








2002年10月11日(金)
■いっつも気分転換■


昼食:タコライス+アイスコーヒー


 本日、北山方面へと出かける。


 G氏から「宝ヶ池に行こう」というオファーがあり、昼過ぎから出かけることになった。インテリアを扱う店(ココとかソコとか)を中心に5・6軒巡ってみたりした。途中、Mickey の家に乱入し、お茶でも出してもらおうかと思ったのが、暇があれば周山へカッ飛ばしに行くようで、結局立ち寄れず。その後、遅めの昼食を取り、バイトへ直行。


 昨日から睡眠不十分で、バイト終了後はかなり眠かったのだが、そこを踏ん張って、Mac OS 10.2 のインストールを行った。10.1からのアップグレードにも関わらず、所要時間は1時間強。それだけ待った甲斐もあって、動作は結構向上しているように感じられた。う〜ん、どうあれ Mac は素晴らしい。






注1:軟禁状態でごめんさい。
注2:a.b.
注3:「紙ありますか?」と「Can I make an account?」



2002年10月10日(木)
■語用論再履修/Mac参上■

 本日、「英語の意味と機能」のみ。


 この授業、春学期は意味論について基本的なことを学んできたのだが、秋学期からは「機能」について学ぼうということで、「語用論」を学ぶことになってしまった。語用論の基本は、水曜日の英語学ゼミで扱われた内容なので、今となっては復習でしかないワケです。だから、筆者は、内容に関して特に困るってコトはないのだが、2回生・3回生では、「若干の難あり」の模様。


 その「難あり」の状況が祟ったせいか、2回生の者が2名離脱してしまったらしい。発表の担当も割り振られていたのに、これといった連絡もせずにリタイヤしたようである。原因として考えられるのは、「当たり前に行っている発話について、理論尽くしで説明されるからではないか」と推測される。簡単な発話について、10行・20行の解説をされたら、思考回路がごちゃごちゃになってしまうのも、分からないではない。でも、そこを何とか理解しようとしなけりゃ、先には進めないしねぇ。この授業も、ゼミ同様に、行く末が案じられる。


□■□


 夜、遂に eMac が到着した。早速開封して、ものの数分で配線完了。起動は、Win に比べればかなり速い。ネットの設定も、何かをインストールするなどの作業は一切無く、プロバイダから与えられた情報を、ちょちょいと入力するだけで済んだ。また、デジカメも、ドライバなどのインストールは必要とせず、接続するだけで勝手に認識してくれた。う〜ん、素晴らしい。 








注:Austin は、オースチンじゃなく、オースティンです。



2002年10月09日(水)
■存続危機のゼミ■

 本日、ゼミと Speaking。


 初回は人数足らずで休講、先週は先生の風邪により休講、というワケで、今日が秋学期最初のゼミとなった。出だしから、暗いトピックばかり。春学期の終えた時点で2人が離脱し、残ったのは、筆者を含めて残り3人。で、他の2人が「卒論を書き上げる自信がない」とぶっちゃけてしまった。ただ、各々深い悩みがあるようで、「甘ったれんじゃねぇ」と一概に叱咤激励するワケにもいかなかった。先生は、言わずもがな慰留を求めたが、各人の判断は2週間後に下される模様。


 個人的な悩みのことを、とやかく言う筋合いはないが、卒論そのものに関してその2人に共通しているのは、「出発すらできない」ということだ。あるテーマを決めてはみたものの、用例が見つからないとか、書き出しが出来ないとか、なかなかスタートを切ることができていない。テーマが固まっていて、大体の構成ができれば、論の展開云々の前に、A4用紙5枚分くらいは書けるんじゃないだろうか。筆者も、完璧な構成があるワケではないが、とりあえず書いてみたりする。でないと煮詰めようもないワケで。当然、先生からの助言ももらえないし。






「やってみなけりゃ分からない」ってコトじゃないでしょうか。








注1:図書返却
注2:図書借出
注3:書類を速達で。



2002年10月08日(火)
■引き篭もる火曜日■

 本日、ゼミ準備一色。


 火曜日は授業がなく、5時からのバイトのみの予定なので、それまでは、せっせとゼミの準備に励むこととなる。省略現象を扱った論文や文献を読んではメモって、すぐくたびれて休んで、と繰り返すばっかりの火曜日である。


 いろいろ読んでみると、省略には、どうも一般的に認められるような規則は存在していない模様。ある人は、情報の重要度によって省略するのかしないのかが決まるんだと言うし、ある人は、その文の構造から決まるんだと言っている。少なくとも、「言う必要のないことは、省略されるんだ」という誰でも思い付きそうな規則について、「じゃあなぜ言う必要がないんだ」という点について様々な考察をしていることは、共通していると言える。卒論の目標としては、自分なりに考えた省略決定の規則を提示できれば、ということが挙げられる。果たして、それらしいものができるんだろうか…。


 そんなこんなで、夕方からバイト。今日は、スキャナを使いたがる人あり、プリンタの紙を詰まらせる人あり、パワーポイントで無理難題を押し付ける人あり、ということで、それなりに仕事らしいことをしてしまった。そんなワケで、いつもなら時間たっぷりのハズなのだが、今日に限ってはあちこちを歩き回っていて、結局ゼミ準備を継続させるには至らなかった。





明日は、ようやく来た秋学期一発目のゼミ。









2002年10月07日(月)
■学会疲れ?/晒される私/Mac来ず■

 本日、まるで元気が出ず(いつも出てないが)。


 昼過ぎに実家を出て、最寄りの駅で後輩に出会い、しばし立ち話。何かと状況が切羽詰まっているようで、教育実習で一緒にやってた頃よりも、随分とやつれていた。「たまには連絡してくれ」と頼まれ、10分ほどで解散。その後、新幹線で、京都へ舞い戻った。乗ってただけなのに、なぜかグッタリ。一昨日昨日の学会出席の疲れが残ってるんだろうか…。


 着いてから、すぐに登校。今日は、Reading の授業だったのだが、なぜか最初の20分は、筆者の身の上話が話題に上ってしまった。身の上話と言っても、「進学」ネタで、「修士取るまでに、学会で3回は発表しろ」とか、「博士まで行くなら、6〜7本は書け」とか、「テーマは小分けにして出していけ」とか、「専任になったとしたら、それまでの論文はチャラになるぞ(=専任になってからの業績しか相手にされない)」などなど、アドバイス的な小言を語っておられた。なにも、クラス全体で言わずに、個人的に話してくれればよかったのに…。


□■□

 
 授業とバイトを終えて帰宅し、メールをチェックすると。Apple Store からの連絡が。「遂に Mac が届くのか?」と思って期待しまくりで、メールを開くと、「お支払い方法でご案内したいことがございますので、お電話にてお問い合わせください」とのこと。何となく、言われる内容は予想できるが、Mac 到着には、もうしばらくかかりそう。ガックシ。





週明け早々に、かなりくたびれました…。







注:声をあげなければ、何も変わらない。



2002年10月06日(日)
■学会2日目■

 本日、学会2日目。内容や感想を簡単に羅列しておきます。


■シンポジウム(2) コーパスを利用した英語教育と英語・英文学指導−実践報告と今後の可能性−

▼コーパスを英語教育に生かす

 コーパスの言語教育における、直接的な利用(ex. concordance lineから傾向をつかませる)と間接的な利用法(ex.辞書作り)について紹介された後、authentic text(生の英語データ)利用の有効性について発表がなされた。発表者自身も述べておられ、筆者も思ったこととして、その学習の評価方法が挙げられる。「この人は、この語法を理解しました」と、どう判断するのか、その学習効果の測定法を考えていかないといけない。


▼コーパスを現代英語教育の共時的研究指導に生かす

 ここでは、大学で実際に行った授業についての報告がなされた。holidayとvacationの違いを調べさせた、とか、英語と米語の綴り字の違いを調べさせた、とか。その結果として、concordance lineを読むだけの英語力が学生に無く、英文解釈の指導も同時に行うハメになった、と嘆きにも似た感想を述べておられた。


▼コーパスを通時的研究指導に生かす

 英語史の指導におけるコーパスの利用について発表がなされた。正直言って、英語史にはあんまり関心が無い。印象的だったのは、「学生に受講理由を聞くと、『教職で必要だから』という答えが返ってきて、純粋に英語史に関心を寄せる学生が少ない」と軽い愚痴のようなことを仰っていたことだ。確かに、「英語史、おもしれ〜」と思う人は希少かもしれない。


▼コーパスを英文学研究指導に生かす

 発表者の口調が、とっても営業マン。滑らかで軽快なトーク、笑いも一番取れていた。お手本的プレゼンだと言える。内容は、ある作家の作品と、大規模コーパスを比較し、その作家特有の高頻度使用語彙を明らかにしようとした研究について。「それはどうなの?」と疑問に思ったのは、大規模コーパスと比較し、そこから得られた差が、本当にその作家特有の高頻度使用語彙と言えるのかどうか、である。大規模コーパスは、様々なジャンルの英語をまとめているが、その量が多いからという理由だけでは、その比較から出た差は、有効とは言えないんじゃないだろうか。と思っていたら、案の定、他の先生から、この点に関するツッコミが入った。それから、これを学生にやらせようとすると、その文学を読めるだけの英語力が無いと話にならないワケで、この点でも教育への利用に課題を残していると言える。


▼特別講演 Corpus Linguistics: past, present, future.

 1時間強の講演。もちろん英語、通訳なんて居るワケ無し。その後の質疑応答も、言わずもがな、英語のみ。聞いてて理解できたのは、「バランスの取れたコーパスは、作るのが難しい」ってコトと、「著作権の絡みがうっとうしい」、「パラレルコーパスを作りましょうよ」という3点のみ。落ち着いた口調で、眠気と格闘する先生も何名か見受けられた。それにしても、サラリと言われる英語のジョークは理解しづらい。



 というワケで、2日間に渡って開催された学会が終了。コーパスが、いろんな分野(文学・英語史・辞書編纂などなど)でガンガン利用されている現状を知ることが出来て、今後の参考(特に、英語教育)にしていきたいと思う。それから、兎にも角にも、己の英語力をもっと上げんことには、ジョークも分からんということを痛感し、今後も精進せねばと思う今日この頃。






2002年10月05日(土)
■学会初参加■

 本日、学会1日目。発表内容と、それについて思ったことなどを。


■国際学習者コーパスICLE/LINDSEI 最新の動向

 各国の英語学習者から収集されたデータをまとめたコーパスの紹介。データの被験者が、「大学の上級英語学習者」と定めてはいるが、実際には、大学の3・4年生を対象にしているだけで、明確な基準は作られていない。ここに若干の問題アリ、と述べておられた。これに関連し、「筆者は、上級英語学習者に入ると思いますか」と思わず質問しそうになった。


■英語学習者コーパス分析法の開発から電子掲示板の改良へ

 掲示板にエッセイなどを投稿させ、そのままコーパスデータとして利用しちゃおう、という美味しい話。スペルの間違いの傾向を提示していたが、Wordのスペルチェックを利用した後で投稿したという場合もあるだろうし、全くもって信頼のおける傾向データとは言えないと思ふ。


■"Maybe","Perhaps","Probably" は日本人学習者の書き言葉でどのように使用されているか

 筆者が、3回生の頃からやってきていることで、類義語の差を明確にしようとする研究である。頻度を出し、共起関係(collocation)を見て、各語の特徴を示していた。特に、目新しさは感じず。


■専門英語教育におけるミニコーポラの有効性

 専門分野に関する英語を収集したコーパスを作成し、専門英語での類義語の使い分けなどを明らかにしていこうとする試みについての発表。専門英語特有の語法や文法が存在するという結果が興味深かった。まとめとして、「OCHA for language learning」(Observe, Classify, Hypothesize, Apply)というコーパスの利用法を提示しておられたことが印象的であった。


■シンポジウム「日本における英語コーパス言語学の現状と展望」

 ▼コーパスと語彙
 師匠(?)の発表。要は、「KWIC Concordanceはスゴイ!」ってコトです。

 ▼コーパスと文法
 コーパスを使った文法研究において、タグ付けの作業がもっと必要だ、と訴えておられた。

 ▼コーパスとテクスト
 統計学やら多次元がどうのこうのと、筆者には理解しがたいネタばかり。というか、プレゼンで使われていたPower Bookが気になりまくりで、聴講どころではなかったりして…。

 ▼コーパスと英語史
 コーパスを使うことで、英語史研究が進みまくったということでしょう。

 ▼コーパスと英語辞典
 コーパスデータから明らかになる事実も多く、それが辞書編纂に大きく貢献しているというコトでした。

 ▼コーパスと英語教育
 これまでの演繹的学習に加え、コーパスによる「帰納的学習」が可能となった。まだまだ、利用目的に応じた専用のコーパス開発と、コーパスの利用法について吟味していかねばならないという展望が語られた。





あぁ、くたびれた…。









2002年10月04日(金)
■3つの目的■

 本日、またもや帰省。


 今回は、家族会議(テーマ:長男、今度は大学院へ)と、学会への参加、ラーメン道、という3つの目的がある。まずは、家族会議開催。家にネズミが出回るようになったとか、犬の次回シャンプー決行日はいつなのか、など他愛のない議題ばかりが取り上げられ続けてきた家族会議であったが、今回はそれなりにシリアスな議題が審議された。妹がフーリガン的抵抗を続けていたが、ひとまず、大学院への進学は両親により承認された。




明日は、学会とラーメン道。






注:思わず、求めず、願わずただ当然に過ごせ。



2002年10月03日(木)
■発語・発語内行為・発語の力■

 「発語」とは、声に出して言ったことそのもの。


 「発語内行為」とは、その発語の背後にある、話し手の意図。


 「発語の力」とは、その発語が聞き手に及ぼす効果のこと。



   例:この部屋、寒いねぇ。【発語】

     クーラーを切って欲しい。【話し手の意図】

     クーラーを切ってもらいたい。【聞き手への要求】





話し手の含意(implicature)と、聞き手への効力(force)と同義ナリ。







注:理論を理解せずして、反論できず。



2002年10月02日(水)
■緊急休講/コンテキストの無限性■

 本日、ゼミが緊急休講。


 昨日帰宅してすぐ、「高熱が下がらず、場合によっては休講するかも」という旨のメールが先生から来ていた。先生は、今週末に学会を控えていたりするので、まあ無理はせんやろうな、と思っていたら、早朝に「休講にします」というメールが来た。準備が完璧ではなかったので、時間的余裕ができて大助かり。ところで、その学会に筆者も出席してみようかなと思うのだが、やっぱスーツで行くべきなんだろうか…?


□■□


 語用論を絡めて卒論を書いている筆者だが、語用論を扱う時に、必ずと言っていいほど、コンテキスト(context)が絡んでくる。コンテキストとは、「文脈」とか「前後関係」とか訳されるが、そのコンテキストを与えることで、その発語(speech act)に意図や効果が含まれる(これが「含意」(implicature))場合が出てくる。このコンテキスト、「考えればいくらでも付加できるというのが曲者なのでは?」と思い始めてきた。


 例えば、「John is busy.」という発話の背景には、John が忙しそうにしているのを見て、その有り様をそのまま表現したものかもしれないし、「Ask John to help us.」という発言があったから、こう表現したかもしれない。つまり、この発話のコンテキストは、自分で如何様にでも取って付けることができてしまう。映画や小説では、場面設定があるので、コンテキストは特定可能であろうが、個々の発話について、コンテキストを与えることには、「ちょっと待った」ということになろう。


 よって、ある一文を自前の例として挙げて、「こういうコンテキストを与えれば、この発話は可能だ」という論法は間違いだなと思ったワケです。そんなことしたら、無限に用例を作り上げられるので。コンテクストは無数にあるだろうが、発話からコンテクストを考えるのではなく、あくまで、「コンテクストがあって発話があるんだ」ということ再確認しないといけない。だから、含意が生まれたり、省略現象が起こったりするワケで。





危うく、論文が暴走するところでした…。










2002年10月01日(火)
■更新不可■


 ゼミ準備の為、日記はお休みです。


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