今年花似去年好
WIPER! 泡茶日記



 去年の新茶だけど(獅峰明前龍井)

 ひさしぶりに会社で龍井(ろんじん)茶を入れた。透明のガラスのカップに茶葉を入れ、その上からお湯を注ぐ。茶葉が沈んだ頃にそのグラスから直接飲む。中国では、よくネスカフェの空き瓶に緑茶を入れ、お湯を注ぎ、その瓶をコップ替わりにして飲んでいるのを見かけたものだ。ネスカフェの瓶はコップとして飲みやすく、黒いキャップをしておけば、ほこりが入らないし、冷めにくい。ほんとに便利。
 私は2001年の年末から2002年の正月にかけて北京の北京語言文化大学にミニ語学留学した。その勉強が修了した翌日、北京西駅から鉄道で大陸を南下した。香港の紅[石勘](ホンハム)までの車中1泊の旅だ。私は前もって北京滞在中にインスタントコーヒーを買って飲み続けて空き瓶を用意し、北京で西湖龍井を買い、この列車に乗り込んだ。お湯の入ったポットが車中に用意されており、私も大陸の人を真似て空き瓶をコップ替わりに龍井を飲む。お湯は好きなだけもらえて、お茶は車中の旅の友となった。
 さて、この“龍井”とは、中国茶の6つの分類で“緑茶”に属す。いつだったか、TVで、“有没有烏龍茶o馬?”“没有”(うーろんちゃはありますか?---ないです)みたいなコマーシャルが流れていた。そう、中国大陸では烏龍茶より緑茶が多く好まれているのだ。グリーンティ、と言ったら日本、なんていうのは日本人の驕り、これも実は中国大陸から伝来したもの。日本の喫茶文化はもともとは仏教とともに伝来したのだ。茶を文化として世の中に知らしめた唐の“陸羽”の書物《茶経》の中にも現在の日本の茶道の道具のルーツとされる茶道具が紹介されている。

 現在飲まれている日本の緑茶は、製造過程で“蒸す”が、中国の緑茶は“釜炒り”。画像の茶葉は龍井だが、平たく見えるのは釜に押し付けて“炒る”ことによる。
 さて私が会社で飲んでる龍井は、昨年購入した、残念ながら昨年の“獅峰明前龍井”。残念ながら、というのは“明前”とは、3月の清明節の前に採られたことの表示、つまり清明節の前に摘んだ“獅峰”というところの“龍井”茶。日本で言えば新茶、みたいな感じ?なので、ほんとは今年の明前龍井を飲みたいのよ〜。でも昨年のでも味も香りもOK。 日がなお湯を足しては飲んでも、渋くならず、甘い香りとやさしい味わいが楽しめて、龍井も大好き。



 ●獅峰明前龍井
中国茶の6つの分類で“緑茶”に属す。緑茶はすぐさま殺青して発酵させないお茶。紅茶は全発酵、烏龍茶などの青茶は弱発酵〜半発酵〜全発酵の手前まで、と幅が広く、よって青茶の種類は多い。
 “龍井”(ろんじん)は中国の浙江省で採られる緑茶、杭州の西湖で採られる西湖龍井が有名。

画像は↑自宅で龍井の茶葉を入れている壺(台湾製)


WIPER!'s Column Asiaアジアがブーム? ♯16
中国縦断、京九鉄道の旅(北京から香港へ)のページ

2004年05月31日(月)



 5月の庭(烏とん白葉)


 ピアノの上に飾った薔薇は、庭から摘んできたもの。数年前に知り合いにもらったまま、庭の隅に放りっぱなしにしていたのに、いつの間にかちゃんと根付いて、昨年から急に花をたくさんつけるようになった。
 白い可憐な花をつけているえごの木の枝では鳥たちがさえずり、白いシャクヤクは神がかった美しさで佇んでいる。マーガレットやシランが風に揺れる。庭の空気がこの5月は特別、澄み渡っているような気がする。5月の庭は花も草木もみずみずしく美しく、一年で一番好きな季節だ。が、私はこの季節に父を亡くした。もう12年も前だが。本日我が家は、法事。父の十三回忌と先祖代々の供養。天気予報では雨と言われていたが、昨日に引き続き、朝から紫外線が強い! 菩提寺にて法要、墓参り、場所を変えて会食、などなど…。雨にならなくてほっとした。


 本日の行事を済ませて、しみじみ家族で飲んだお茶は、鳳凰單叢・烏とん白葉。昨日と同じく龍吐珠をつまみながら。

2004年05月30日(日)



 運動会にも行かなくちゃ!(芝蘭香)

 きょうは、地元の小学校の運動会。私が教えている郷土芸能クラブの子供たちが運動会の最後に2曲演奏する。運動会は本来、9月だが、夏から校舎建て替えのため校庭が塞がれるので今日になったのだとか。雨が心配されていたけれど、紫外線が痛いくらい感じられる夏日。演奏は問題なし。元気な子供たちの笛、太鼓の演奏が校庭に響いた。
 小学校から戻ると、今度は7月のドイツ行きの太鼓の輸送用の箱が出来たと言うので、作ってくださった建築会社に見に行く。20kgの最小の大太鼓を持って行くつもりだけど、出来上がったケースは、ケースだけで20kgもしてしまう…。やり直しだ〜。無料で飛行機に預けられるのは20kgまでなのだ。


 今夜は母と弟と3人で、鳳凰單叢の芝蘭香を飲む。香港のお菓子屋さん“奇華”(けいわー)のお菓子「龍吐珠」という白い玉のかたちのお菓子と一緒に。龍が吐いた玉? あまり甘くない小さなビスケットって感じ?“奇華”のお菓子は伝統的なお菓子を洗練されたスタイルにしているという感じ。空港の出発ロビーにも新しく出店していた(歩くエスカレーターがスタートする付近の右手)。お茶は花のような香りが家族にも人気。弟は、もう少し多きい茶碗で飲みたがっていたが…。

2004年05月29日(土)



 怒濤の一日の終りに(黄金桂)


 朝から怒濤の一日!午前中に2本、午後3本の打ち合わせ、自分の席に座れたのなんて、夜になってから…。残業の後、帰宅はついついタクシーに乗ってしまったー!そのタクシーの中では、今夜は何を(何をってもちろんお茶!)飲もうかとあれこれ考える。そして今夜は「黄金桂」に決定。
 「黄金桂」はだいぶ前に香港で買ってあったものだが、真空パックされているのをいいことに、ずっと封を切っていなかった。あまり期待せずにこの春初めて開封したが、意外に鮮度が落ちていない。真空パックってすごい。鳳凰單叢みたいに細く長い形状の茶葉はくずれてしまうから真空パックできないけど、「黄金桂」は揉捻されて堅く丸まっているから真空パックができる。今回開けたものは色も良い。このお茶との出会いは、2年くらい前?香港の長沙湾にある茶館にムリヤリ香港のお友達EさんJちゃんを連れて行ってそこで飲んだのが初めて。その時は青茶、という意識しかなかったんだけど、安渓鐵觀音のお仲間というのは随分あとになって知った。
 
 今夜は蓋碗で入れる。親指、中指、ひと差し指の3本を中心に蓋を少しずらして押さえつつ、茶海(ピッチヤーみたいなの)に注ぐ。次に茶海から小さな茶杯に注ぎ分ける。「黄金桂」は私のベスト1中国茶の台湾の高山茶と同様、バニラのような香りがする。高山茶より青くささが残るかな…。中国茶の6つの分類ではこれも青茶に属し、烏龍茶の仲間、葉のフチが発酵し葉の大大半に緑が残る。茶水の色は黄色、というか金色、確かペットボトルの金の烏龍茶、って成分表示のところにこの黄金桂と書かれていたっけ。結局、日本で販売するペットボトルのお茶は、水仙だったり黄金桂を使っても、すべてひとくくり「烏龍茶」になってしまうのね。
 
 
●黄金桂
青茶。鐵觀音と同じ安渓原産とのこと。
 


2004年05月28日(金)



 ストレスと癒しのリズム(芝蘭香)

 ストレスは確かに精神だけでなく、体をいためる。どうも体の右半身の筋肉や神経がきゅーっと収縮するような感じがする。どうも最近仕事の密度が濃くなっているみたい。のんびりランチを食べる時間もない。そんな最中に、本日は民俗芸能のほうで、某大学附属中学の生徒さんたちのセミナーに呼ばれて奏楽の数々を披露することになり、フレックスタイムを利用して仕事を切り上げて出かける。セミナーでは、私の教えている子供たちが神楽曲や獅子舞曲、祭囃子の中から6曲の演奏をする。
 その会場に辿り着くまで、ストレスで気持がきゅーっとしぼんでいたけれど、マイペースな子供たちとの会話とその彼等の演奏で、かなりストレスが発散できた。三日ほど前の日曜の練習の時に、習いたてでまだおぼえきっていない曲があった中1の男子(篠笛担当)が、自ら楽譜を持ち帰っていて今日はきちんと覚えて来た!それもエライ!なんか、すかっとした。気持いいな。そして演奏は、ダイナミックな太鼓のリズム、繊細な篠笛ののメロディ…、何度聴いたかしれない曲でも、何度聴いてもわくわくしてくる。同じ世代の大勢の生徒さんたちから大きな拍手を受けた子供たち。私も心から拍手を贈った。反省点も失敗もいろいろあるんだけどね、それはまた次の練習の時ね。練習では厳しく、が、コートの中のひろみを見つめる目はやさしい宗方コーチの気持だよ。
  今夜は実家なので、実家においてある茶の中から、鳳凰單叢の芝蘭香を飲む。ふんわり甘くてほんのり苦い芝蘭香。でも、今夜はお茶より、子供たちの演奏のほうが癒してくれたかも。



(茶船の中に茶壺、茶杯)

2004年05月27日(木)



 ペットボトルに水仙(老[木從]水仙)

 きょう、ランチにコンビニで買ったペットボトルの烏龍茶、商品名は忘れましたが、最近TVでコマーシャルが流れていた“濃い烏龍茶”とかいうもの。試しに飲んでみようと買ってラベルをチェック、小さく、「色種、水仙」と書いてありました。色種も、水仙も、中国茶の6つの分類で“青茶”に分類されるお茶の種類。色種はもともと福健省南部の烏龍茶らしいですが、いまはいろいろなお茶をブレンドしたものも色種と言うみたい。水仙茶もいろいろあるみたいたけど、私が家で飲んでいるのは武夷山の老[木從]水仙(くわしくは、剛の中に柔あり(老[木從]水仙)をご覧下さい)(写真は老[木從]水仙)

 たしか他のペットボトルの烏龍茶でも、「黄金桂」という青茶を表記しているものとかありました。“金の烏龍茶”だったかな?ペットボトルの表示を逐一チェックすれば、お茶の種類いろいろ出てくるかも。

 そんなわけで、自宅で老[木從]水仙を入れて飲み直し!コンビニで見つけた“梅トリュフ”なる、梅味チョコと深い味わいの水仙。お気に入りの金魚の茶杯で。

“梅トリュフ”(右)と金魚の茶杯。金魚の茶杯はお揃いの蓋碗もあり、清の光緒帝の時代のもののレプリカ。

2004年05月26日(水)



 要小心身體!(君山銀針)


 要小心身體呀!というのは、からだに気をつけるのよ!という意味だけど、ぜんぜん自分の体をいたわってない日々の生活。春からの疲れがどうにもならなくなった感じで、頭痛がし体が重いので、本日ついに会社を休んでしまった。きのうも実は頭痛が激しかったんだけど、バファリン飲んで自分をごまかして仕事。きょうはついに起きられない。遅めのお昼、パンとヨーグルト、みたいな軽い食事のあと、デザートはグレープフルーツと君山銀針(くんさんぎんしん)。君山銀針の茶葉が入っている袋を開けると、ほんのりハ−ブようなやさしい香りがする。このお茶とグレープフルーツをゆっくり、時間をかけて食べる。これは具合悪いときにぴったりのやさしいメニューって感じ。主食をもっと栄養あるものにしなきゃいけないけどね。その食事中も、仕事カンケイの人たちと携帯でやりとり、きょうやるべき仕事の段取りなどを話す。休むのも楽じゃない…。
 午後はのんびり、ベッドで、ドイツの訪問先の知人…10年前に私がホームステイさせていただいたお宅のご夫婦EwaldとVeronika宛の手紙を書く。いい加減なドイツ語で書く。そんなことをしているうち、元気になった気がして(錯覚だった〜)、ドイツ語クラスに出かけた。馬鹿だった。授業がすすむうち、どんどん耳が熱くなり、熱っぽくなる。知ってる単語つなげて、我覺得有o的發焼〜,我要即刻返屋企呀!という意味のドイツ語を先生にぼそぼそ言って、ついでに手紙の添削もしてもらって帰る。頭ががんがんする。これを書いてるいまも! 学校のまん前でタクシーつかまえて家まで帰ってきた!熱が明日もほんとは休みたいけどプレゼンあるし、休めないなー。おやすみ〜。


2004年05月25日(火)



 ベトナムの茶器で(50年大葉普[シ耳])



 昨年とある時代劇で見ていいなと思い、今年になって《エースをねらえ!》のドラマ化で宗方コーチ役をやった内野聖陽という俳優さんに興味が沸いて、この春帝劇で上映されたミュージカルを見に行った。このミュージカルでは死の帝王(死神)役だった。そして彼の次の舞台は、モンテ・クリスト伯。ということで、本日、webのぴあでプレ・リザーブ、というのをしてしまった。公演は7月。しかし、ちょぅど私のドイツ行きの日程と重なるのだ。公演最終日だけがなんとか帰国予定日の翌日だったので、この日見に行くことに。ちゃんとチケット手に入るといいな。


 今夜は普[シ耳](プーアール)茶を飲む。急須はベトナムで買ったもの。ベトナム、ハノイへの旅は三年前のこと。そのとある日、車を頼んでハノイからおよそ1時間のところにあるバッチャンという小さな村に行った。小さな村、でも焼き物で有名な村だ。その窯元のお店で買ったのがこの急須。五十年ものの大葉普[シ耳]を入れる。昨年末に香港へ行くとき、会社の人に普[シ耳]茶をと頼まれて私も自分用に買った。普[シ耳]は良くないものだとカビ臭いような、土くさいような味がする。でもこれは、ほんとに品の良い味わい。まろやかな普[シ耳]だ。

●普[シ耳](プーアール)…中国茶の6つの分類で黒茶に属する。黒茶は後発酵。中国茶の中で最も発酵度が高いお茶。プーアールは古いものに価値がある。


WIPER!'s Short Story ofAsia
Photo Gallery

ベトナムの旅写真とガイドなどのページは↑こちらに。

2004年05月24日(月)



 才能ひらく!?(高山烏龍)

 本日も昨日にひき続き、小学校の郷土芸能クラブの子供たちと練習。女の子パワーが男の子にまさっていて頼もしい。結局、運動会での演奏の2曲とも女の子に大太鼓をやってもらうことに。大太鼓は体全体をいかにうまく使うかで、音の響きがぜんぜん変わってくるのだ。
 和洋どちらのどの楽器も、体をうまく使うバランス感覚は必須だ。ピアノ
もバイオリンも笛も太鼓も。そのバランス感覚に支えられた上で表現力が生かされる。歌もそう。体は小さいのに声量の豊かな歌い手がいたら、それは、体全体を発声に上手に使っている。だから声量が無い人でも発声する上での体の使い方が上手になれば、声量も変わってくるのだ。
 今夜は中・高生のお囃子の練習もあった。ドイツ遠征の行き来に着せようと思ったお揃いのTシャツの見本が届いたので、彼らに合わせてみたら、さすがに高校生男子はでかい。Lではダメな子も。お迎えに来ていたご父兄が、私が疲れているように見えると言ってリポビタンDゴールド(?)を差し入れしてくださる。疲れてるよ〜マジに。
 やっと自宅に戻り、夕飯を食べていると、ノリノリでトルコマーチを弾く野球部員のピアノの生徒がやってきた。彼は昨日プロ野球のデイゲームを見に行っていたので、今夜に変更したのだった。この子もいつの間にかでかくなっちゃって…。
 つかの間のお茶タイムはいやしの高山茶。小さな茶葉のつぶつぶに秘められた豊かな香り。子供たちみんなも、こんな風に才能開いてくれよ〜!


●高山茶のはっぱ、使用前、使用後
高山茶の茶葉はひとつひとつ揉捻されて、つぶつぶ状態に。
その小さなひと粒ひと粒が、こんなに大きな葉っぱに広がります。小さく丸まって香りと旨味を閉じ込めていたんだね。これは一芯三葉、手摘みの証し…。

高山烏龍についての記事はこちらにも

2004年05月23日(日)



 白いシャクヤク(烏トン白葉)


 一週間ぶりの実家。まっさきに迎えてくれたのは、庭の白いシャクヤクの花。先週はつぼみだったので、もう今週は花が終わっているかもとあきらめていたら、ちょうど満開。よかった! 年に一度、この5月の庭に現れる白いシャクヤクは気高く凛とした感じ、心が洗われるような花だ。この花って、“金庸”の武侠小説の《神[周鳥]侠呂》のヒロイン・小龍女のイメージかも…。
 午後は小学校へ行って郷土芸能クラブの指導。来週の運動会で子供たちが演奏する2曲の楽器の配役などを決定して、また明日も練習することにする。
 今夜は7月のドイツ行きの子供達とご父兄が集まり、渡航についての説明会が行われた。私が率いて民俗芸能奏楽研修会の子供たち中学生と高校生がドイツ・ビュアシュタット市で開催される、世界体操祭に参加して、お囃子を数々演奏する予定。子供達はまったくリラックスしきっているが、出かけるまでは親御さんのほうがたいへんだ。十数名のご父兄のご心配も取り払わなくてはいけないことに、今頃気付いた。とりあえず、今夜は私以外、子供全員パスポートをとらせるための説明が話題の中心になる。出発まであと2カ月を切った。練習のほか、大太鼓や各種機材の輸送についてなど準備がもろもろ忙しくなる…。

 今日は、社会的には首相の北朝鮮訪問と拉致被害者の方たちのご家族の帰国の報道で騒然とした一日だった。そんなニュースを見ながら飲んだのは、鳳凰單ソウの烏[山東]白葉(うーとんばいいぇー)。写真はガラスの茶壺と茶船。その奥の白い茶杯が乗っているのは茶盆。茶船を使えば、茶盆と同じように茶壺の上からお湯をかけることができる。もし、茶壺(小さな急須)と茶杯しかなくても、スープやシチューにつかうような深めのお皿などを茶船代わりにすれば、功夫茶ができます。


2004年05月22日(土)



 青い季節の歌(觀音王・新茶)


 私がこの1年半ほど、超はまっている台湾の音楽家、周杰倫(Jay Chou)。彼の母校のwebsiteを、香港に住む友人Tさんが何日か前にメールで教えてくれた。さっそく見てみると目についたのが、校歌。校歌のピアノ伴奏譜付き楽譜がなんとプリントしてくださいと言わんばかりに。学生時代のJAyくんが何年かの間歌っていた曲だと思うと、弾いてみたくて、プリントアウトしておいた。で、今夜、残業して11時半過ぎに帰宅後、さっそく弾いてみる。そんな時間に近所迷惑!?いやいやだいじょーぶ、デジタル・ピアノでヘッドフォンして弾くから。ネットをまだやっていなかった頃は、夜中の3時頃までよくカタカタ弾いていたものだ。さて、8分の6拍子、変ロ長調のその曲は、なんか校歌にしてはとても脳天氣に聴こえたぞ。なんかくったくのない明るい感じ…。Jayくんがこれをマジメに歌っていたとは思えないなぁ。しかし、このターンタ ターンタ♪というリズムのこの曲、なんか、頭から離れなくなっちゃった。

蓋碗(がいわん)にガンとばしながらヌンチャクを構えるJayくんフィギュア!
蓋碗は先日の深[土川](シンセン)お茶ツアーのときに購入したもの。なんと25HKD(香港ドル)。これ、普通ならそんな値段じゃ買えない。香港で買ったら200HKDはすると思う! お揃いの茶杯(小さなお茶碗)は1コ8HKDだった。お茶は蓋碗からいったん“茶海”というピッチャー(?)に注ぐことで、茶の濃さを均等に、茶杯に注ぎ分けることができる。私は一人で飲むときも、全部注ぎ切るだけの数の茶杯を並べて(だいたい平均3コくらい)、それを片端から飲み干す。お酒のちょこみたいに小さいから、全く問題なし!

 で、青春な校歌、ってことで、青くさい新茶を入れてほっとひといき。蓋碗を茶壺(急須)替わりに使って新茶の“極品 觀音王”を泡茶〜(写真は茶海から茶杯に注ぎ分けているところ)。“極品 觀音王”、中国茶の6つの分類では青茶に属す。

●青茶…青茶の有名なものは武夷岩茶、鳳凰單[木叢]、鐵観音などなど。烏龍茶は青茶。緑茶は不発酵茶だが、青茶はかんたんに言うと葉のふちだけが発酵している。

2004年05月21日(金)



 黒酢がけムース?(会社で泡茶)


 雨。台風3号接近中、ということだが、まだ5月なのにね。本日の昼食は、会社の入っているビル内のカフェでタイカレーのお弁当をテイクアウト。お弁当を待っている間、カフェのケーキコーナーで、“黒酢とベリーのソースをかけたトマトムース”というデザートを見つけて思わずこれも購入。黒酢流行りだけど、洋菓子のムースのソースにしてしまうとはよく考えたものだ。
 食後にいただいてみる。黒酢だ。でもほんのり甘いムースとこのスっぱいソースがとてもよく合う!タイカレーの癖のある辛さが、この黒酢ソースがけのムースひとくちでさっぱりしちゃった。きょうは朝から鳳凰單[木叢](これは昨年末に買ってきた香港・上環の樂茶軒の特級鳳凰單木叢)を飲んでいた。タイカレーを食べちゃったからお茶の香りがわからなくなるだろうと思っていたけが、ムースのおかげで大丈夫!と思いきや、午後、鼻に黒酢が残った。夜まで黒酢モードだ。


 きょうは食生活がカロリー高め、味の濃いものを食べていたので、帰宅後は、強い味のお茶を飲みたかった。老[木從]水仙を入れた。先日は、茶壺(※1)でいれたので、今夜は蓋碗(※2)で入れてみた。茶杯(※3)は黒と赤のめだかみたいに見える魚の絵が愛らしい小さなお茶碗。 やはり小さなこの茶杯で飲んだほうがが、香りがわかりやすいな。一気にふっと、香りとお茶を同時にを吸い込むように飲めるからだろうか?


 会社できょうみたいに鳳凰單木叢を飲むために、会社用にも小さな茶壺をおいてある。それを使ってこの茶壺一回分をカップに全部入れて飲んでいるけど、香りも半減するような気がする…気のせい?
 ちなみに会社の茶壺、今夜自宅で使った茶杯とお揃い。2年ほど前に、香港の佐敦(ジョーダン)の中国系デパート・裕花の3階(だったかな)の瀬戸物売り場で、日常使いのもの(しかも可愛い)を探して、60HKD(から少し値引き)で購入。お揃いの茶杯のほうは、先日の香港で樂茶軒で見つけた。同じ柄で可愛かったし、1コ6HKDととても安かったのでついつい購入。こうして、どんどん茶器は増殖中…。




茶壺(※1)チャーフー。中国茶を入れる小さな急須
蓋碗(※2)日本語/がいわん。蓋つき・茶托つきの大きめの茶碗
茶杯(※3)チャーペイ。中国茶を飲む小さな茶わん

●老[木從]水仙についての記事


2004年05月20日(木)



 今年花似去年好(烏トン白葉)


 こんな雨のすっきりしない日は、お部屋に鳳凰單[木叢(ソウ)]の、金木犀のようなふんわり甘い香りを漂わせよう。気分やお天気、その日の食事など、さまざまな要因が、今夜飲みたいお茶を導く。残業+雨、そんなちょっとだけブルーな夜は、鳳凰單木叢のロマンティックな香りと味で静かなひとときを。実は今日は、父の命日でもある。J.S.Bachのゴルトベルク変奏曲のチェンバロの音と通りの雨の音が静かに時を刻む。

 今夜は鳳凰單[木叢]の烏トン白葉の後味にメントールのような清涼感を感じるな。アレ?先日飲んだときもそうだっけ?味覚って変るの?それともお天気でお茶の味が変るの?実家で先週末飲んだ芝蘭香は甘さの中に渋みが残り、この烏どん白葉はメントールのような清涼感が舌に残っている。また別の日に飲んだら、違う感じ方をするのだろうか。

 さて本日、正式にこのレンタル日記のサーバーお借りすることにしたので、タイトルも暫定的に使っていた“月日は百代の過客にして…”を“今年花似去年好”に変更した。
 “今年花似去年好”…唐詩選より、岑参(しんじん)という詩人の《韋員外家花樹歌》という歌の冒頭の句。《韋員外家花樹歌》は、「今年花似去年好 去年人到今年老 始知人老不如花 …………… 」今年の花は去年のそれのようにまた美しい。だが人は去年より今年、老いているのだ。そこで初めて、人は老い花とは違うのだと知る…みたいな句ではじまる七言古詞。なんか老いを考えさせられるような歌だけど、“今年花似去年好”という、今年の花もいいぞ!という気分と響きがなんとなく気に入り、タイトルに。老いも私はマイナスイメージではなく、去年よりまた進歩、という風に受け止めている。たしかにお肌もボディラインもくずれてくるんだけど、なんか精神は年々解放されてゆくような感じがするし、そして、いい意味で年を積み重ねて行きたいという願望もある。

 七言古詞は七言歌行とも呼ばれ、昔の中国では民間歌謡の歌詞にも使われたとか。漢の時代から起ったといわれているけれど、唐代の詩人たちがこの形式をさかんに使うようになったそう。たしかにこの七文字の詩、口に出すとリズムが自然に生まれる。周星馳(チャウ・シンチー)映画のファンの私などは、《唐伯虎點秋香》(邦題は詩人の恋だっけ?)という周星馳が演じる詩人が自分の歌をいまのラップ風に歌ったりする映画を思い出した。





●鳳凰單[木叢]烏トン白葉の茶葉
山地は広東省潮州市鳳凰山近郊烏[山東](ウートン)山

2004年05月19日(水)



 いやしのお茶効果(高山烏龍)

 きょうはドイツ語の日。…が、残業で行けなかった〜!きょうは会社に先日の深[土川]で仕入れてきた“君山銀針(くんさんぎんしん)”を持っていっていたので、それを日がなちびちびと飲みながらお仕事。
 会社ではこんな蓋つきのガラスのカップでよく中国緑茶の龍井(ろんじん)などを飲んでいるが、本日は“君山銀針”。カップの三分の二ほど飲んだらまたお湯を足して、一日これを飲んでいた。こんな風に飲んでいても苦味も渋みも出ず、まろやか。

 本日もいそがしかったけど、少しだけうれしいことがあった。ふだんあまり話したことがなかった他部署のかたと、先週末偶然バスで一緒になり、その時たまたま持っていた浙江省の緑茶の小さなパックを差し上げたところ、きょう夕方、そのかたからお礼のメールをいただいた。そこには、そのお茶についての味わいとか茶葉の印象とかちょっとした感想が書かれていて、とてもうれしかった。さりげないことばの中に、ああこのかたもお茶が好きなんだな、と感じた。

 そんないい話もあったのに、残業仕事の終わりにちょっとイラつくことがあって、帰りの地下鉄の中で、このストレスを癒すにはあのお茶しない、と心に決めた!

 あのお茶、とは、私の中で中国茶ベスト1に輝いている台湾の高山烏龍!高山茶には焙煎を繰り返して寝かせた深い味のものがあるが、私が好きなのはあまり焙煎してない、浅く爽やかなもの。茶水の色も澄んだイエロー!香港の上環、皇后大道中の英記茶荘で買ったのが出会いだが、おじさんに、台湾のどこの高山よ、と聞くとぼそっと阿里山附近、と言っていた。ほんとかなぁ。もっと勉強して、いつかもっと突っ込むぞおじさん!
 しかし、この高山茶、ほんとに封をあけただけでバニラのような良い香りが広がり、ひと目惚れ。その後の私の中国茶への興味を決定づけたお茶だ。このお茶を飲む時は、細長い聞香杯(もんこうはい)でまず香りを楽しむ。これで疲れもストレスも一掃、ふんわり至福のひとときが訪れる…。

 緑色を残した茶葉は一つ一つが揉捻されて丸いが、これが茶壺の中でふわーっと大きな葉に広がるのだ。

●(私が飲んでるのはたぶん)阿里山高山烏龍茶
中国茶の6つの分類で青茶に属す。高山で栽培されているものは多いが、高山茶、と言ったら台湾の高山茶をさす。阿里山高山茶は焙煎が軽く、“清香(ちんしゃん)”と表現される爽やかな香り。茶園は標高2000mの厳しい自然の中に。


2004年05月18日(火)



 マレイの歌姫と東方美人(香檳烏龍)

 今朝、実家から都内に戻り出社。いつもよりかなり早起きのため眠い。睡眠不足が香港に行く前から続き、こうしているいまも脳細胞がどんどん死んでいるような気がする!
 夜、帰宅してからのお部屋のBGMはこの1年半ほどは圧倒的にJay(周杰倫)くんが多い。合間に、ビル・エバンス、ショパン、バッハ…と他の曲を流す、という感じ。が、今夜はなんだかとても久しぶりに、ジェーン・バーキンをかけてしまった!フランス語のけだるくコケティッシュなバーキンの声が流れる。うーん、ジャズとクラシックを除いて、洋楽をひさ〜しぶりにかけてしまった。
 しかし、眠気が増すので途中でやめてしまった。そこでやはり中華圏、と思い、目に着いたサンディ・ラムにしてみる。だめだ。睡眠不足のこの頭には、もっとスパイシイな刺激が欲しい〜! 再び途中でやめてしまい、マレーシアの歌姫シティ・ヌルハリザをひっぱり出した。


 コレだ!このマレイの伝統歌謡のうねりとシティの歌声には今夜の私の死んだ脳細胞も刺激されてるぞ〜!彼女は'98年当時18才でマレーシア音楽シーンを制覇してしまったという。以前、マレーシアに行ったとき覗いたCD店でおすすめされて買ったのだが、その後、アジアの歌手が集るイベントなどで目にして、声も姿形も神秘的で、一目見たら忘れられなくなってしまった。細いワイヤーのようにストロングでスリリングな声!(写真はSity Nurhaliza シティちゃん) 
 先日の香港でTさんのお宅で見た、台湾のレコード大賞“金曲奨”でもこのシティ・ヌルハリザはゲストで登場。ワン・リーホンとテレサ・テンの“月亮代表我的心”をちゃんときれいな國語で歌ってくれてびっくり!

 というわけで、今夜は女性ボーカルを転々としたので、お茶も“東方美人”にしてみた。ここのところ、中国大陸のお茶ばかり飲んでいたので、台湾のお茶を飲みたいと思っていたところで、高山茶と迷った挙げ句に、この眠気にはしっかりとした味のお茶のほうがいいと思いコレにした。この茶葉、購入してから2年くらいたってしまったけど、まったく問題なし。保存が良かったのかしら?渋みも甘味も香りもバランスがいいお茶なんだな…。この舌触りと甘味香りは何かなと思ったらイチジクに似ているような気がしたけどどうだろうか?

 
●東方美人
別名、香檳烏龍(しゃんぴんうーろん)とも言われる。英語でオリエンタル・ビュ−ティ…そのまんまだ。中国茶の6つの分類の中で、これは“青茶”に属すが、発酵度は高め。台湾産。


2004年05月17日(月)



 免許書き替え(観音王と芝蘭香)

 本日、車の免許の書き替えに行く。実家から車で1時間ほどのところにある免許センターに赴く。免許書き替えに行く途中で事故ったら話にならない〜。ひさびさの遠出で、非常に疲れる。ふだん使わない道を行くので、迷うし。だいたい週末、自転車でもすぐ着いちゃぅようなご近所しか乗ってないものだから、車の運転1時間は私にとってたいへんな遠出なのだ。しかし無事故無違反の優良ドライバー(実は自爆はしている)なので、講習も15分ほどのビデオを見て、平成14年度に改正になった規則の簡単な説明を聞いて終了。しかし、交差点がらみのさまざまな盲点の再確認などによって、わずかなポイントだが、慣れきって無意識になってたことなど、最近のゆるみきった自分の運転を反省させられた。5年ごとの免許更新の講習、これって面倒だけど、ドライバーを初心に立ち返らせるためにやはり不可欠なのね。


 実家に戻って、昼食後、先日の旅で買って来た武夷山の観音王の新茶を母親に飲ませる。先週一人で入れて飲んだ時より、新茶の青臭さは抑えられて、よい香り。母親も意外と喜んでいた。先日は蓋碗(がいわん)で入れ、きょうは茶壺(ちゃーふー=小さな急須)で入れた。この入れかたの違いで香りがかわったのだろうか? 茶壺は昨日同様、ガラスのでいれたので、新茶の葉の緑が見えて楽しい(↑)。


 母の友人が来たので、この新茶と鳳凰單ソウの芝蘭香をお出しした。烏龍茶が苦手というこのおばさまにも、芝蘭香は飲んでいただけた。中国茶の小さなお茶セットで入れるのを目の前で初めて見たとおっしゃっていたけど、お茶を飲み終わったあとの茶碗を鼻に近づけてフーと息吸いながらくんくん臭いを嗅いでる私を見てヘンと思ったかしら??
お茶うけは、“芝桜おはぎ”という、小さな餅菓子。
鳳凰單ソウ芝蘭香は、昨日の蜜蘭香に比べると、フルーティさの中にも少し渋みを感じる。


2004年05月16日(日)



 週末は子供たちとバトル!(蜜蘭香)

 週末はいつも実家に戻ってシゴト。実家の家業のピアノ教室の手伝いとボランティアで活動している民俗芸能の後継者育成活動。土曜日の午後は地元の小学校に出かけて子供達に伝統楽器を使った地元の古典芸能曲を教える。夕方から夜までは実家の教室でピアノを教える。
 私は学校の教育者ではないし、人の親でもないが、長いこと子供たちとつきあってきて、私が子供たちから逆に学んだ教訓は、子供と思ってなめたり軽んじた態度で臨んではいけないということ。子供でもあっても人と人、心情のレベルを対等な立場の者同士というレベルに設定して、真剣に向き合わなければならない。信頼されるにはこちらも素直に正直な心で接しなければ成らないし、大切な伝統を受け継ぐ心も子供だと思って接しては、こちらの真剣な思いは彼等に伝わらない。自分の人間性が試されていると感じることもある。そういう意味で子供はコワイ。自分の人間性が彼等に映し出されるように感じる。
 きょうは純粋で熱心でパワーのありあまる子供たちが、土曜の午後の練習のあとも夕方私の自宅の方へ、習いはじめたばかりの篠笛の課外レッスンを受けに来た。テンションの高さは私も似たようなものがもともとあるのかも…。疲れるけど、子供達が何か一つでもできるようになる楽しい気持は、子供だけでなく私も一緒!
 幼稚園の時からウチにピアノを習いに通ってきている男の子はいまや坊主頭の中学生、野球部員だが、相変わらずピアノを続けてくれていて、野球部の練習終わったまんま、といった風情でやってくる。いま練習しているモーツァルトのトルコマーチが上手に弾けるようになって、一時は全くというように自ら練習しなかったみたいだけど、いまはけっこうおうちでもピアノを弾いているらしい。ウチに通ってくるコの中で一番楽しそうに、ノリノリに弾いている。いいなあ。楽しく弾かれている曲は、聴く側にもとてもイキイキと聴こえてくるのだ。うれしいな。


 さてさて、実家でも茶藝セットは備えてあり、こちらでもレッスンの合間合間に母に無理矢理飲ませている。きょうは、コンビニで買ったティラミスと鳳凰單ソウ蜜蘭香。茶葉が見えるのが楽しいガラスの茶壺で入れる。トップノートからいきなり蜜の甘い香り…。フルーティーなお茶だ。


庭に咲きました

2004年05月15日(土)



 広東語教室でもお茶会(龍珠茉莉花)

 仕事をムリヤリ終わらせて、今夜はひさびさの広東語教室。きょうは先生が上海で買ってきた龍珠茉莉花茶をみんなに入れてくれた。なんだか、ここでもお茶づいているな。龍珠茉莉花茶は、直径5mmくらいの球状にしたジャスミン茶。私も以前、北京で買ったことがある。まんまるの可愛いお茶の粒が、グラスなどでいれると広がって、香りもいっぱい広がる。でもこのお茶、ジャスミンの香りが強すぎて私は少し苦手。なので、自宅では龍井茶(中国茶の緑茶)とブレンドして飲んでいた。この莉花茶は緑茶ベースにジャスミンの花の香りをうつしたものだから、このブレンドは理に叶っている(と思う)。
 広東語の授業のほうは、“唔知〜”を使った問題で、宿題だったみたいたけど、先月休んでいた上にテキストが見当たらず、その場で適当に答えた。しかし本日の授業は、香港の星光大道の話と、先生の上海・蘇州・杭州などの旅のトイレ話で終始した感が。まあムダ話にも思えるけど、広東語で話しているのだから、ヒアリングの勉強にはなっているのかな。





●龍珠茉莉花茶
ジャスミン茶。小さな丸いひと粒ひと粒。これがお湯を注ぐと徐々に開いて楽しい。耐熱グラスに入れて飲みたい。これは、私が北京で北京語言文化大学の2週間の語学コースに通ったとき、近所のスーパーのお茶コーナーで購入した龍珠茉莉花の残り。粒の形状がわかると思って載せた。近所のスーパー、とは言えあなどれない!香り高く、粒も揃っていて、もちろんおいしかった。写真は最後にのこったカスみたいなもので申し訳ないが…。


買った龍珠茉莉花をピンクの紙と白い紙2枚重ねで、こんな可愛いいか感じにくるくるっと包んでくれた。可愛かったのでそのままコレクション状態。

2004年05月14日(金)



 剛のなかに柔あり(老[木從]水仙)

 我要 O T 呀!(ngおーいうオウテイー=残業しなきゃ!)
考えてみると、日々、この言葉を言うことが多い。今晩都我要OT〜!!だいたい広東語の授業のある金曜日も毎週、先生にこう連絡してる。“怠け者は週末忙しい”のだ。“怠け者は夕方忙しい”とも言う。だから残業になっちゃう!!おまけにドイツ語教室にも通い始めたため、その分、他の日の残業が増える。

 しかし、帰宅後の深夜、これからが私の時間!どんなに残業して帰っても、自宅に戻るや、元気になってしまうのが困る。さっさと寝れば体も楽なのに、そうは行かないのだ。
 さて、今夜は、買ってきたお茶のうち、“老[木從]水仙”を飲むことにする。香水のコピーを真似て言えば、トップノートは野性味を感じさせ、ミドルノートはふんわりと官能的な花の香りが立ち、ラストノートは蜜の甘さが残ります。…って感じ?
 岩茶系は野性味が強くて苦手だったが、ここ数日の新茶体験を含めていろいろ味わった結果、この何年か寝かせたビンテージもの岩茶の深みと良さがわかってきたような気がする。まさに、“剛のなかに柔あり”。なんかハマりそうな予感…。たとえれば、一見アクの強いキャラの人が実はつきあってみると内面に繊細さやおだやかさを秘めていて、知れば知るほど興味深い、そんな感じかな?

 お茶うけには、今回の香港で買ってきた陳意齊の杏仁餅(Almond Cakes)をあわせて。このほんのり甘いクッキーでも負けない香りと味道のお茶だ。


●老[木從]水仙
中国茶6つの分類の青茶に属する(つまりウーロン茶のお仲間)。中国の武夷山の岩茶って、植物の分類では水仙種になるの?大紅[衣包]や金鎖匙、鐵羅漢などの岩茶は三大水仙と呼ばれるんだって。いずれも、ストロングで野性味のある味わい。あんまり良く無いお茶だと、土くささばっかり感じちゃうかも…。オリジナルなふるーい原木の茶樹から継ぎ木してできた一代目二代目を武夷山茶葉研究所が管理・栽培していている。一般によく出回ってる水仙茶とかはそのまた継ぎ木の四代目、五代目…。この老[木從]水仙は由緒正しき武夷山岩茶のルーツなのだろうか?

●陳意齊(CHAN YEE JAI)…香港の上環にある自家製お菓子やさん。香港のクッキー杏仁餅や、香港のビーフジャーキー牛肉乾など、おいしいおやつがいっぱい!詰め合わせの箱はキッチュで可愛い!

2004年05月13日(木)



 花と雲呑麺と新茶(観音王)

 本日、会社のあるビル内で花器を衝動買い。早めに帰れたので、自宅近所の花屋さんで黄色の“カラー”と柔らかいグリーンのアジサイを買って帰る。いま時分の季節は新緑がとてもきれいだけれど、お部屋に飾るお花も、こんなグリーン系でまとめると、とても爽やかな気分。部屋の空気がいっぺんにみずみずしく変わったような気がする。花屋さんは明日が休みなので、カラーを2本おマケにつけてくれた。ラッキー!


 そして、今夜は再び、シンセンで買ってきたお茶を飲むため、夕飯もそれに合うものにしようと考えたところ、蝦子麺と冷凍の海老包子を使った、雲呑麺もどきを作ることにした。これがなかなか、味的には香港の雲呑麺に近いものができるのだ。カンタンに。

 そして食後のお茶、今夜は、中国は武夷山の岩茶“観音王”。それも“極品”がつく“極品 観音王”。しかも、新茶! 見た目も香りも青々しい。最初口に含むと青臭いんだけど、そのあとふわっとくる香りはとても良い。岩茶は中国茶の6つの分類では“青茶”に属し、ウーロン茶の仲間だけど、こんな青々しい新茶なんて、ほんとに考えたことが無かったので、今回の茶葉購入ツアーに参加できてほんとに良かった。個人的には、もう少し発酵させてからのものがいいけど…。でも力強く深い味わいの岩茶が、新茶ではこんなに軽やかなのって、びっくり。台湾の高山茶も発酵のさせかたで色濃いものと黄色い茶水の色のものとある。台湾の高山茶も武夷山の岩茶も、同じように高山で摘まれるのだから、その違いはやはり製造過程なのかな? こんど製造過程もよく調べてみよう…。
 この新茶の“極品 観音王”には、ドライいちじくを合わせていただきました!


2004年05月12日(水)



 ドイツ語教室は休めない!(烏トン白葉)

 香港から戻って、仕事第一日目。当然体が馴染まない。疲れもとれてない。しかし、今夜はこの春から通い始めたドイツ語講座を休むわけにはいかないので、がんばって夜まで仕事する。ゴ−ルデンウイ−ク前まで残業続きだったが、きょうは割とゆとりがあり助かる。打ち合せを入れていないからだなきっと。
 きょうが広東語学校だったらきっと休んでいたと思う。こちらはあまりに慣れ過ぎちゃって、ついついサボりがち…。ドイツ語は昔やっていたから、この入門会話クラスは、割と楽。でも、授業に出ないと記憶が蘇らないから休むわけにはいかない!!授業最初の挨拶で、 Wie geht es Ihnen?(ご機嫌いかが?=How are you?)と聞かれ、普通はみんな、Danke,sehr gut!(ありがと、とても元気ですよ!)と答えるんだけど、私はDanke,aber nicht gut!(ありがと、でもダメ!)と答えてしまった。だってすっごーく眠いんだもん。おまけにドイツ語で算数やらされて、ぐったり…。眠すぎる…。しかもドイツ語教室、3時間ばっちりお勉強!!途中10分間だけpause(休憩)があるけど、仕事のあとの3時間の勉強は辛い!!そういえば、北京の語言大学に短期の語学研修に行ったときは、朝8時から12時までのお勉強だったっけ…。あれも疲れた…。それに比べ、広東語のほうは、先生と友達状態だし緊張感まったく無い。いつも遅刻してるし…。やはり、何ごとも初心忘れるべからずで励まねば成らないのだな。
 こんな感じで週に1回だけの勉強で、7月末のドイツ行きまでに、どこまで会話力がつくか!?!?クラスの女のコと初めておしゃべりしたら、そのコは会社をやめてこの秋からドイツに留学するのだとか。留学後の就職のこととか心配していたけれど、私はつい、香港のTさんやEさんのことを例えに出して、彼女を元気づけた。それにしても好羨慕!!私も10年若かったら、外国で勉強もしくは仕事したかった!!!
 それにしてもドイツ人の先生に、好呀好呀!と広東語で答えてるドイツ語を習う香港人もどき状態の私…。ヘン?


 おうちに帰ってからはまだ封を開けていない鳳凰單ソウの烏トン白葉(うーとんばいえー)を飲む。これのほうが昨晩の古單ソウより茶葉が切れることなく1枚まるまる揃っている率が高かった。が、古單ソウのほうが値段的には倍以上したので、もし茶葉の形が揃っているものだったらもっと高かったのだろうな…。香港の上環の茶藝Shopで買う特級の鳳凰單があの値段するのは(高い)、同じ茶でもさらに茶葉の(切れてない)形状まで選定していることもあるかも。



2004年05月11日(火)



 帰国早々、中国茶大会(君山銀針)

 帰ってきてしまった。ぐったり。香港でのトータル睡眠時間はいったい?
しかし、帰宅後の楽しみは、今回購入のお茶!!コンビニで2リットルの水を買い、自宅に戻るとさっそく一人中国茶大会。今回購入の茶器も使って、黄茶の“君山銀針”“鳳凰單ソウの古單ソウ”をいれる。


“君山銀針”は80度くらいの湯で、グラスで入れる。はじめグラスに浮いてる茶葉が沈むまで時間がかかる。これは時間のある時でないと楽しめないな。中国茶をとりあげたあるTV番組では、この君山銀針は、入れてから買い物にでかけて帰ってきてから飲める、というくらい時間をかけて楽しめるお茶であることを言っていた。ウチにある白茶の“大白牡丹王”より香りが立って、緑茶の“雀舌龍井”より軽い感じ…、かな。白い清楚な花を連想させる香り立ちと味わい。ちょっと草っぽい…。カモミールと緑茶を足して2で割ってさらにあっさりさせた、そんな感じ?





●君山銀針(くんさんぎんしん)
黄茶を代表する銘茶。80度くらいのお湯で入れる。グラスで入れると茶葉がゆらゆらと水面からぶら下がり、落ちてくるのが見えて楽しい。ゆっくり時間をかけて入れて飲みたい。中国茶はその発酵度により6つに分類され、その一つが黄茶。無発酵が緑茶、黄茶は軽度の後発酵。


 “鳳凰單[木叢]の古單[木叢]”は、これまで香港の樂茶軒で買っていた“特級鳳凰單[木叢]”に似ている。甘く香る。ただ、葉が切れているものが多かったのが残念。試飲した時に茶ガラの茶葉をつまんで広げてみれば、葉が完全なものか切れているのかがわかるんだけどね。
 お茶に酔いしれた頃、2リットルの水の3分の2ほど飲んでいたことに気付いた。結局また一人でお茶三昧してしまった…。



2004年05月10日(月)



 茶!茶!茶!

 今日はかねてからのお約束の、中国茶買いつけツアー!!うれしい。連夜午前様なのに、きょうも早起きしてKCRのホンハム駅に集合。KCR、つまり九廣鉄道で中国側のシンセンへ。
 香港側の終点駅、羅湖で香港出境して短い橋を渡ると、もうそこは中国・シンセン。香港の中国返還前のこの香港出境-中国入国はとても暗いイメージがあった。駅の建物の、たしか改札のある階より上の階に行かされ、時間もいっぱいかかったよーな…。が、割とあっけなくシンセンの街に出てしまう。イミグレも近代的できれいな設備に。かつて訪れた時は、駅を出たら、ちょっとでも立ち止まってあたりをキョロキョロでもしようものなら、すぐに寄ってこられそうなコワイ雰囲気があったけれど、なんだか、とても空気がまるくなっている感じがした。それとも旅に慣れ過ぎてドキドキ感が無くなってしまっているのだろうか…。そんなこを考えながら、9人ほどの参加者に交じって目的地に向う。

 そしてそこは、夢の世界!!中国茶葉だらけ!!中国茶の卸し売りセンターのようなところだ。最初に連れていっていただいた店は、中国の武夷山を産地とする岩茶専門店。最初のその店ですでに1時間はお茶を飲み続けた。目からウロコは新茶! 本来発酵させているお茶の新茶、なんて、想像だにしていなかったので、その青々しい見た目、味にびっくり。
 その後、ランチをはさんで、私のベスト3中国茶に入っている鳳凰單ソウの専門店へ。ここでも、鳳凰單ソウと一口に言っても種類がたくさんあり、何種類かを試飲。お店の人が日本人にはキツイと思うと言ってたものが、私にとっての鳳凰單ソウのイメージに近く、これはお友だちのTさんEさんも同様だったようだ。飲み続けるうちに、お茶に酔ってくる。甘い香りと味に幸せな気分になる。お店の人は蓋碗(蓋と茶托が同じ陶器のセットになってる茶碗)いっぱいに茶葉を入れてこのトパーズ色の香りの宝石をいれてくれる。あーしあわせ〜。
 ふだん、緑茶、青茶、黒茶はよく飲むが、黄茶はまったく飲まないので、ぜひ今回は黄茶をと思っていた念願は、まるで少林寺の修行僧のようなお兄さんが入れてくれた君山銀針の購入で叶う。
 きょうが旅の最終日でなかったら、まだまだ離れたく無い気分だった。

 ふたたび戻ってきた香港。最終日の今日は、明日のフライトが朝のため、お友達宅からホテルに移動。いつもは油麻地のドーセットシービューだが、今回は尖沙咀は広東ロードの海港城(ハーバーシティ)にあるマルコポーロ・ケートウェイ!! チェック・インしたお部屋は、確実にいつものドーセットの3倍の広さがあるゾ。EさんTさんと海港城からプロムナードへ星光大道を見に向かう。
 黄昏の頃のプロムナードは素敵。星光大道は、プロムナードがそのまんま使われている。潮風に吹かれながら、ロマンティックな海沿いの小道をお気に入りの香港映画のスター、監督たちの名前を探しながら散歩するのもおすすめです、と言いたいところだが、できたばかり、しかも日曜、しかも母親節(母の日)も重なって、とにかく人があふれていた。
 香港最後の晩は、灣仔(わんちゃい)にある精進料理のお店。食後に友人たちとは、またすぐにても会えるような雰囲気で別れたけれど、よく考えれば、香港と東京、距離は遠く、またいつ会えるのかはわからないんだけどね。(とはいえ、年内にはまた会えるような予感…。)

2004年05月09日(日)



 雨の山林道


 この写真は彌敦道(Nathan Road ネイザンロード)だけど、この近くにある山林道(Hill wood Rd.)は、ネイザンロードの喧噪から離れてひっそり。ネイザンロードから横道にそれただけなのだが。その一本手前尖沙咀寄りの道路は観光客も含め人がいっぱいだけど。山林道は路上パーキングもあって駐車してる車だらけ、見てどうのという通りではなく、おしゃれでもなんでもない、ごく日常の通りだ。この道の終りは大きな通りに出るでもなく、スーパーのwelcomに突き当たるだけ。
 なぜか、この通りは雨が似合う。そして“雨の山林道(さんらむどう)”という言葉の響きが好き。スーパーのwelcomも、ここは客が少なくてひっそり。それがまた好き。この通りの途中にあるポルトガルレストラン(名前忘れた)も好きだった。近所の会社帰りの人くらいしかいない感じで。通りから中を覗くことができず、黒い格子の扉がよけいに重たく見えた。
 山林道は午後でも夕方でも、なんだか朝みたい。これから一日が始まる、そんな感じがいつも漂っている。時折、トラックから荷を卸す人、商店の奥にちらりと見えるおじさん、日常を静かに暮らす人の気配。始まるようで始まらない。でも、終わることは無い。そんな空気。

 本日、友人宅からバスに乗り、佐敦(Jordan)の徳成街で降りて、ホテルBPインターナショナルの近くの沾記で雲呑麺(10HK$)を食べようと思ったら、なんだか店が見当たらなくて(無くなった!?)、そうだあの山林道(さんらむどう)のポルトガルレストランのランチにしよう、とネイザンロードを下った。そぼ降る雨の山林道。しかし、がーん、お店が無い!SARS騒ぎの余波か!?
 結局、香港島側のSOHOでお買物したかったので、威霊頓街(Wellington St)のヒルサイドエスカレーター脇にある麥●雲呑麺世家(昨日食べたとこ)の對面の沾記(こちらが本店)で、また雲呑麺食べる。香港の雲呑麺は最高! 大好き。一日二食でも食べたい!!
 それからヒルサイド・エスカレーターを途中で降りて、SOHOヘ。香港のラブコメ映画のヒロインの気分で、お気に入りの香港人デザイナーがやっている小さなお店や、《小親親》に出てきたお店にとても似ているアンティック・ショップ、手作りの小物などを置いている小さなお店などをだらだらと見る。お友だちの誕生日のちょっとしたプレゼントを買って、中環(セントラル)に戻り、ペダービル2階(1楼)のチャイナ・ティー・クラブで休憩。よくここで鐵観音を飲むのだが、きょうはパンケーキとアイス・カフェ・ラ・テ。これで100HK$くらい!!!お昼の沾記の雲呑麺が10HK$だから、なんと10倍もする!! まあ、これも香港、あれも香港、ということで。テーブルで埋單(まいたん…会計)して、香港に住むお友だちと私のたおたんじょーかい会場に向った。

2004年05月08日(土)



 香港大学美術館と茶館


 香港映画《瑠璃の城》でもロケ地ともなっていた香港の最高学府・香港大学。この大学の美術館内に茶館があると聞いていて、ぜひ行きたいと常々思っていたのだが、なかなか行けず、今回ようやくその念願が叶った。
 茶藝に興味を持ったのは、数年前のマレーシアへの旅でクアラルンプルのチャイナタウンにある茶荘で初めて“茶藝師”と名乗る女性と出会い、彼女のレクチャーのもと功夫茶と出会い、そこでとりあえずのお道具(茶盤、茶壺、茶杯)と茶葉(安渓鉄観音)を購入。それまで、アジアの旅の中でいろんなお茶を飲んだけど、この中国茶の茶道にはすっかりハマった。以来、てきとーな独学で茶藝もどきを楽しんでいる。たしかに同じ茶葉でも入れ方しだいで、香りも味も変ってしまうのだ!!

 で、香港大学の茶館だが、美術館の中のこれまた歴史的な調度に囲まれた茶館、ということで、長いこと憧れだった。でも香港に来るといつもあっちのイベント、こっちのイベント、そしてショッピング〜、ということでなかなか香港大学にまで足をのばせなかった。しかし、今回は、第一の目的にこの美術館&茶館訪問を据えたので、まっさきに出かけた。早めのランチを威霊頓街(Wellington St)のヒルサイドエスカレーター脇にある麥●雲呑麺世家でとり(雲呑麺28HK$)、Sohoをぶらぶらしながらタクシーを捕まえていざ香港大へ!!!「般咸道 香港大学東門」でなんとか通じました(英語で聞き返されたけど)。
 上環をぬけて正街街市を過ぎて般咸道(Bonham road)を進む。タクシーが停まったところはまさに東門の真ん前。その上にそびえ立つ香港大学美術館。入場料無料。静かな館内、窓からこぼれ入るおだやかな陽射。印象に残ったのは墨絵(と言うの?)。孫星閣(1897-1996)さんという書家のかたの作品。彼の筆によるものは海老が描かれた作品がいっぱいあり、それがとても個性的で良かった。“孫氏的作品、構図独特、運筆雄健。”と紹介されていた。彼は“現代三大畫家”の一人なのだそうだ。題材にしているものはほかにもあるのだが、海老を扱ったものはとても生き生きとした筆致で好き!

●現代三大畫家
 孫星閣(1897-1996)
 呉昌碩(1844-1927)
 高劍父(1879-1951)

 そして館内をゆっくりと見てまわり、ようやく最上階にある茶館“博寮茶座”へ。いきなり扉からして由緒正しき調度、という感じ。テーブルに座ると目にするものみな、歴史的な美術品。お茶を飲みながら清の乾隆帝の時代の観音像(?)を眺めることになる。ただし、惜しいかな窓がなく(美術品を置いているから?)のんびりふんわりとした気持にはなれなかった。
 茶館が目的ではあったけど、美術館を見学して、その休憩に中国茶を飲んで休む、と考えれば納得。しかし、“博寮茶座”のおじさんはとても親切で穏やかな人。終始にこやかで、美術品のお部屋は緊張感あったけど、おじさんとのやりとりではなごめた。
 ここでは、おじさんおすすめの“黄山毛峰”を飲む。ちょうど新茶、ということで、茶葉も見た目とてもみずみずしい感じで、香りもやさしいお茶だった。

●黄山毛峰
緑茶に分類される。標高800米の中国の名山と呼ばれる山・黄山で摘まれるお茶。

 結局大学には4時近くまでいた。美術館&茶館のあとは大学生協を探してウロウロ。大学のいちばん西の學生會の建物のなかにある購買部でThe University of Hong Kongの名入りのノートなどを購入。どこからかレオン・ライとスー・チーちゃんが出てきそうな感じもするけど、学内にいる学生さんたちは、街中で見る若いコたちと同じだった。当たり前か。

 大学の後は、上環にあるお茶やさん、地元のお菓子製造販売の《陳意齊》でお買い物。そして湾仔に移動して、台湾の歌星Jay(周杰倫)のOne2free(香港の携帯会社)のイベントでTさんと合流、香港映画《尋找周杰倫》の中でJayが自販機けとばしてたレストランでごはん、尖沙咀に戻って茶館に寄り、最後は去唱K(カラオケ)でEさんとも合流、と、昼間のゆったりとうってかわって怒濤の夜だった。

私の旅サイトアジア・コラムにも中国茶のことを書いた記事があます。↓
好香!おすすめ中国茶の世界

2004年05月07日(金)



 香港係第二個故郷!

 午前中、会社に出勤してから、午後空港へ。今年になって初の香港だ。今年は夏のドイツ行きがあるため、香港はできるだけがまんしようと思っていたのに、結局行くことにしてしまった。だって、5日までのGW料金とうって変って、6日からエアチケット3万円ぽっきり!ここ半年以上、公私ともに忙しくて“やってらんねーぜ”状態が続いていたところに、この“3万円”は魅力!!
 昼間、会社で仕事してるときも、ほんとに今夜は自分が香港にいるなんて信じられない状態。会社を出るぎりぎりまでトラブル続き。
というわけで、香港だが、今回の目的は“茶”。さてどんな旅になるだろうか?

 毎回夜の10時を回った時間に香港國際機場(チェックラップコック空港)に着くと、私のいつものルートでは、A21の機場巴士(エアポート・バス)で青馬大橋を越えて茘枝角(Lai Chi Kok)、太子(Prince Edward)から彌敦道(Nathan Road)に入り、油麻地(Yau matei)まで来る。巴士についつい乗ってしまうのは、巴士の2階の席から香港の街の灯りがキラキラと見え、そして彌敦道に入るととたんにあの派手派手の看板が迎えてくれる。この風景が病み付きになってしまったのだ。
 しかし今回は、お友達のところに直接行くので機場巴士ではなく、機場快線(エアポート・エクスプレス)に乗った。ほんと、いつも巴士だったので、香港に何度来てるかわからないくらいなのに、コレに乗るのは初めて。
接機大堂(到着ロビー)からすぐ目の前の快線は、確かに、ほんとに便利! 九龍站まで20分くらい? そして九龍站で的士(dik sii タクシー)に乗る。ネパール、ミャンマー、ベトナム…東南アジアの一人旅で、夜中に到着した空港から乗るタクシーではいつも緊張感でいっぱいだった。そんな記憶が脳裏をよぎったりもするのだが、九龍站で居並ぶタクシーを見た瞬間に、なんだか、「ただいま!」という気分になった。そして、男たちの挽歌の狄龍みたいに信頼できそうな面持の司機(sii gei 運転手さん)の的士(dik sii タクシー)に乗り込み、広東語で行き先を告げる(通じるかどーかがちょっと不安だけど、一言でわかってもらえたゾ!!)。やっぱり香港は第二の故郷!!東京でも香港でも、どこに居ようが注意はしなきゃいけないんだけどね。

2004年05月06日(木)



 行かふ年も又旅人

 旅好き、アジア好き、で過ごしてきたこの幾年。webサイトをつくってみたり、香港映画にはまってみたり。船の上に生涯を浮かべ、と言ったのは松尾芭蕉だけど、なんか、私もふらふらと生きているなと感じつつ、日々の雑感を書いてみることにした。日記書いてと香港のお友達TさんEさんをそそのかした私だが、自分もやってみようかなと。毎日毎日、続けることができるだろうか?


2004年05月05日(水)
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