今年花似去年好
WIPER! 泡茶日記



 中国にとばされる!?(古單叢)

 とうとう、6月も最後の日。早い。今年も半分が過ぎてしまった!気持的にはお茶を入れてる余裕なんて無いんだけど、入れてしまえば、心和み、ゆったりした気分になれるのが不思議。
 今朝は朝いちから、ウチの部署の社員集められて、今年の方針みたいなことを話される。その中で、冗談だと思うけど、私も中国に行くことになるかもしれないと上司に言われる。たぶん冗談だけど。
 ウチの会社は外資で、台湾や広州、香港にもオフィスがある。クリエイティブがあるのは台湾と広州。だから、もし私が中国に行くことになるとすると、台湾か広州ということになるが、2年か3年なら行ってもいいな。台湾ならJayくんもいるし、広州なら香港と電車で2時間、広東語も通じるし。
 でも問題は民俗芸能。こちらの後継者育成指導の後任者をなんとかしない限り、身動きとれない。でも、2年か3年なら誰かに託しすこともできるかも。でも中国行きは冗談として、いずれは、普遍的に誰かしら指導してゆけるようにしなければならない。ハウ・トゥ・ビデオ制作、マジにやらなきゃ!!
 今夜は鳳凰單叢(ほうおうたんそう)古單叢を入れる。古單叢は、鳳凰單叢の中でも“重め”のほうで、鳳凰單叢も水仙種であることを実感させられる。前にも書いたけど、私が飲んだことのある鳳凰單叢は、軽い順に、
 1.黄枝香
 2.芝蘭香
 3.蜜蘭香
 4.烏どん白葉
 5.古單叢
 6.八仙單叢
 7.羣體單叢
 8.玉蘭香
これはあくまで、私の感想なので、人によっては順位は異なるかも。しかも、入れかたにもよるかもしれないし、2、3、4あたりは順番微妙…。6、7、8は一度しか飲んだことないし。が、1の黄枝香と5の古單叢はいまのとこ不動。黄枝香は軽めで物足りなかった。芝蘭香はフルーティな甘さとともにほんのり苦味もある。蜜蘭香はマスカットみたいな甘さが華やかで、私の中では鳳凰單叢と言ったらすなわち蜜蘭香、という感じ。烏どん白葉は、華やかな蜜蘭香芝蘭香にくらべると平凡かも。今夜飲んでる古單叢、しっかりとした味わい。ほんと香りのしっかりした鳳凰單叢は、鼻孔、口、喉に、甘い香りが篭って、きゅーんと胸に響く!と表現したい感じ。あー幸せ!

2004年06月30日(水)



 幸せな茶壺(文山包種茶)

 4月から始まったドイツ語会話の教室も、今週と来週で終わり。ぜんぜん予習も復習もしなかったけれど、毎回3時間の練習で、少しずつ昔習った単語とか思い出されてきた。入門編の会話だったので、最初は物足りなく思ったけど、会話のレッスンは初めてだったので良い刺激となった。問題は、今期のあと、来期の3カ月を続けるかどうか。とりあえず、ドイツ遠征が終われば、目的は果たせたことになるのだけど、これでやめてしまうのは、せっかく始めたのでもったいないような気もするが、火曜日に毎週残業できないのも結構辛い。広東語も学校に行きたいしどうしよう?

 今夜帰宅後に飲んでいるのは、文山包種茶の新茶。コレ、最近のお気に入り!香りも爽やかで大好き!!最近、蓋碗(がいわん)でお茶を入れることとが多いが、今夜はひさびさに茶壺
(ちゃーふー)でいれて飲む。今夜使った茶壺は、何年か前に、台北で買ったもの。素焼きに竹の葉の絵が入っているのが珍しいし、清々しいので目にとまり、手にしてみると繊細でいて日常使いしやすそうな感じがして衝動買い。香港などでも似たものを見たことが無く、お気に入り!
 以前、この茶壺とやはりお気に入りの繊細な竹の絵柄の茶杯(ちやーぺい)を小さな籠に入れて撮影にもって行き、スタジオでスタッフたちに高山茶鳳凰單叢(ほうおうたんそう)を入れてあげたことがある。中国茶の茶器はみんなおままごとみたいに小さくて可愛いから、携帯して持ってゆくのが楽なので、こんな出張も時には楽しい。
 さて文山包種は、ピュアな黄色の茶水の色。清楚な香りと味わい。これまた幸せな気分を味わいながら、今日一日が終わる。

文山包種茶の記事
茶葉を並べて愛でる(文山包種茶)- 2004年06月23日(水)

2004年06月29日(火)



 冷房対策!(50年大葉普[シ耳])

 日記さぼってしまった。この週末のことは時間があるときに書き足したい。先週末は珍しく金曜日の晩に実家に帰った。ドイツに着て行くお揃いのTシャツのマークのアイロンプリントもしたかったし、太鼓の梱包のために土曜の朝から作業したかったからだ。それで、日記もさぼってしまった。 
 今夜はようやく、演奏する曲のプログラムというか、選曲と流れのおおまかなところを考え、挨拶や曲の解説など、いわゆるMCにあたるナレーションの文章を書く。これを明日、英文とドイツ語それぞれの翻訳に発注する!
子供たちにドイツ語と英語で解説させるのだ! 楽しみ〜。以前も国際交流の場での演奏の時には英語まじりで解説をさせたが、今回は、全部外国語!これも彼らには良い経験になるだろう。

 解説書いたり、もろもろ準備もいよいよ佳境。深夜に帰宅後の作業だが、50年モノの普[シ耳]茶(プーアール茶)を入れてなごむ。なんか、体の中が活性化する感じ…。脂肪の燃焼に良いと言われ、ダイエットティーなどにも用いられている普[シ耳]だが、体をあっためる作用もあるらしい。ということで、ここのところの暑さで会社も電車も冷房三昧。おうちでもついつい冷房を入れてしまうので、ぽーれいちゃーであったまろー!と普[シ耳]を入れる。ぽーれいちゃー、とは、広東語の発音で、北京語だとぷーあーる。(最近、とんと広東語とご無沙汰しているなあ…。)ちなみに緑茶、烏龍茶は体内の熱を鎮めてくれるという。とにもかくにも中国茶は体に良いのだ。普[シ耳]を飲んでいるうちに足の裏があったかくなってきたような気がするわ!

2004年06月28日(月)



 ティーバッグとさくらんぼ(凍頂烏龍)


 会社で茶語(ちゃーゆー)=(アラン・チャンティールーム)で買った凍頂烏龍のティーバッグを飲みながら仕事していたら、可愛いさくらんぼをいただいた。さくらんぼの甘さと凍頂烏龍、おいしいカップリング! 忙しさに追われてカリカリしてたけど、とっても癒されちゃった。さっそく携帯電話のカメラでパチリ。試しに買ってみた茶語(ちゃーゆー)のティーバッグの"バッグ"部分は中の茶葉が大きく広がることが考慮されているため大きめなのが良い。私の写真ではカップにティーバッグが入ったままになっているけれど、これは写真のためで、一回入れるたびによく湯水を切って取り出しておけば、茶壺(ちゃーふー)で入れて飲むときのように何煎か飲める。でもやはりティーバッグの中では茶葉がきゅうくつそう…。

●凍頂烏龍…台湾中部の凍頂山一帯産。高山茶。中国茶6つの分類では青茶に属す。発酵度はひくく、良いものはふんわりと甘い乳香。何度も揉捻されて団子状に丸まっている茶葉がお湯の力で元の大きな葉の形に広がる!

2004年06月24日(木)



 茶葉を並べて愛でる(文山包種茶)


 台風一過の昨日と今日、ものすごい暑さ。都内でも、気温32度!!もうすっかり夏みたいだ。梅雨の中休み、のはずだが、このまま開けてしまうのでないか!?
 今夜は、先日道玄坂の茶館で購入した“文山包種茶”の新茶の封を開けた。封を開けたら、何回か飲む分だけ密閉容器に入れる。同じ型の同じサイズの容器にいろいろな茶葉を入れて、茶葉の名前と入れた日付けを書いたラベルも貼ってある。この茶葉が入った容器を並べて眺めるてるだけでもうれしい。楽しい。
 “文山包種茶”も、お揃いの容器に入れて、サインペンで文山包種茶と書き入れ密閉容器に貼った。名前の横に金魚のシールも一つ貼ってみた。シールは透明のジェルみたいな素材で、ガラスに貼ると透けて見えて涼しげ。少しぷっくりとしてグミみたい。このシールは“涼シール”というシリーズで、金魚のほかにビー玉やラムネの瓶もある。
 肝心の“文山包種茶”は、この春の新茶。フレッシュな花のような香り。本などには“蘭の香り”と書かれている。新茶ならではのほんのり青い味もするが、それがほどよい。蒸し暑い夜も花に囲まれたような清々しい気分にしてくれる! 夏場に向いているかも。蓋碗(がいわん)で茶海(ちゃかい)に注いでいるときの色は翡翠みたい。ほんのりグリーンがかった黄色の茶水。茶杯に注ぎわけると黄色い茶水。文山包種茶は以前デパ地下で購入したものを飲んでいたが、今回入手した茶葉とは雲泥の差! やはり茶葉の質ははっきり差が出る。


文山包種茶…中国茶6つの分類で青茶に属する。台湾のお茶。発酵度はかなり低めの青茶で、そのため緑茶にも似た爽快感があるが青茶ならではのこくも感じる。後味はほんのり甘く感じた。すずらんの香りとも、蘭の香りとも例えられる清々しい花の香りが漂う。“清茶(ちんちゃー)”とも呼ばれる。今回いただいたのは花の香りが特に良いといわれる春茶。台北市文山地区産。
画像は文山包種茶の今年の新茶。新茶のためか、見た目も青くてフレッシュ!

2004年06月23日(水)



 "Cha" の国 "Tea" の国(黄金桂)

 今日はドイツ語の日。10分の遅刻でなんとか授業の最初から出ることができた。授業の中で、“いちばん好きな飲み物は?”という場面があり、私は中国茶と答えたかったが、単にお茶、Tee(テー)としか思いつかなかなった。
 ところで、お茶を示す言葉として、世の中には“チャ”系列と“ティー”系列の二つに別れるという。そしてそれらは、広東語の“Chaa”と福建語の“Te”から派生しているという説があるそうだ。どちらも茶葉の産地、茶葉の流通と共に、それぞれの呼び方も附いて行ったのかもしれない。ドイツのテー、英国のティー。茶、チャイ、…。
 だいぶ以前に読んだ沢木耕太郎の《深夜特急》の中で、チャの国々を通ってティーの国へ、みたいな記述があったように思う。アジアの東の端の東京から、ユーラシア大陸の西の端、ポルトガルのサグレスまで。それぞれの土地で、その土地のお茶を無意識のうちにも飲んで続けた旅でもある。私自身も、数年に渡って通い続けたアジアの旅、ミャンマーで、ネパールで、ベトナムやラオスで、いろんな場面でのお茶が思い出される。どこの地にも、味わった土地の茶と、人のやさしさの記憶がある。しかし、この何年か、国際情勢の不安定のあおりで、アジアの旅にも出かけることがなくなってしまった(中国・香港は別として…)。
 そもそも“茶”が使われるようになったのは唐の時代からのことで、それ以前は茶葉の採集時期によって呼び方が異なったらしい。たとえば、“荼”“茗”など(他にもいくつかあるが、日本語フォントにないので割愛)。育てて飲む《生産者=消費者》の茶が、唐代後半に、商品化《産地と供給地》の関係を広げ、遠方にも流通し、人々の間に喫茶文化として確立されていったとき、商品化された茶葉とその喫茶の概念が“茶”という言葉一つに集約されたのだろうか。
 かつて国際紛争まで引き起こした茶の魅力。私も当分その呪縛から解かれることもなさそうだ。

 今夜飲んだのは、中国茶6つの分類のうちの青茶に属す黄金桂。先日ペットボトルの黄金桂を飲んだが、揉然されて小さく丸まった茶葉を蓋碗(がいわん)で丁寧にいれて飲む時の、広がる香り、フレッシュだけど深みのある味わい。この味道はやはりペットボトルにはムリだよね。
(画像は、お湯を注いで蓋碗(がいわん)いっぱいに広がった2煎めの黄金桂の葉。ケイタイのカメラでとったのでわかり辛いが、青い茶葉のフチだけ発酵している青茶の特徴が見える。)


WIPER!'s Column Asia
アジアがブーム? ♯10 〜アジア、お茶の旅

2004年06月22日(火)



 ハーゲンダッツと中国茶(古單叢)

 台風の影響で東京も筒よい風が吹き捲くる。こんな日は雨が交じっていても、傘をささずに歩く人が多い。傘を広げると風にあおられ、歩けなくなってしまう。多少濡れても、傘をささないほうが安全なのだ。そんな中を、散髪に出かけた。“散髪”と言ってしまうのは、ホントに短い!からなのだ。
 行きつけのヘアサロンは青山のオンサンデイズのすぐ近く。カットの後は時間があればオンサンデイズでポストカードやレターペーパーなどを書くあてもなく買ってしまったりする。今夜は、ヘアマニキュアもした。真っ黒なんだけど、青みのある黒。もともと真っ黒な髪だけど、さらに黒さに深みが出てかなり気に入っている。帰る道々は、やはりすごい風でいろんなものが飛んできそうで、降ってきそうで、びくびくしながら歩いた。

 おうちに戻ったのは結構遅い時間だった。にもかかわらず、冷蔵庫に入っていたハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べちゃった!( 中性脂肪も減らさなくちゃいけないのに…。)ハーゲンダッツの濃厚なバニラの味も生きるし、鳳凰單叢の古單叢のしっかりとした風味も負けない。両者の存在感が消えること無く、よく合って、おいしかった!

2004年06月21日(月)



 初夏の花(ペットボトル黄金桂)

 朝アパートを出るとき、ふわっと甘い香りに思わず足が止まった。建物の脇に初夏の花、白いクチナシ(アカネ科)が咲いていた。清楚できれいな花。これに似た香りのお茶はあるかな、などと考えつつ、電車の時間がいそがしいのでゆっくり花を愛でる時間もなく出かける。
 朝から暑い。この週末も実家へ戻って民俗芸能三昧の予定。地元駅の何駅か手前の電車の中で、偶然友人と会う。彼女は実家に来ていて、小さな子供を連れていた。その子が赤ちゃんの時に会って以来なので、成長に驚く。自分は生活ぜんぜん変わっていないのにね…。彼女の実家が、私が午後教えに行く小学校のすぐ近所なので、午後の郷土芸能クラブの練習にちらりと子供を連れて見学に来てくれた。私も夜まで時間とれないので、こうもしないと友人とも会えないのだ。
 きょうから、指導法や修得方法などの記録を撮り始めることにした。ポイントごとにビデオに撮り、編集して保存版を作る予定。もし仮に私がいなくなっても、代々続いて行くように。紙面上の記録はあるが、映像と音も残したい。教えている子供達が成長してまた次の世代へと受け継いでくれればいいが、子供たちは成長すれば地元を離れて行くため、あてにはならないのだ。
 さて本日、練習に行く前にコンビニで見つけた烏龍茶は、
“二〇〇四年 福建省 安渓産”と銘打たれたペットボトル烏龍茶。脇に赤く“黄金桂”とある。「おーいお茶」の某園の商品。がんばるなーこの会社。さらに“二〇〇四年春に摘まれた黄金桂を使用した烏龍茶です。新鮮感のある香りと味わいが…”とも書かれている。ほんとにがんばっている。香りもいいセン行っている。ペットボトルで
これだけできれば許せると思う。二〇〇四年春の新茶なら、実際の茶葉だともっと青々とした味になるし、香りも口の中でもっと広がるはずだけど。しかし、うれしい。今後のこの会社に期待しよう。そのうちに“鳳凰單叢 蜜蘭香”なんて出してくれないかな。

黄金桂”関連記事
怒濤の一日の終りに(黄金桂) - 2004年05月28日(金)
コンビニ・スイーツ(黄金桂) - 2004年06月11日(金)

2004年06月19日(土)



 健康診断の結果(50年大葉普[シ耳])

  先日の健康診断の結果が届いた。毎年何かしら再検査になっていて、昨年はヒドイことに再検査で胃カメラも飲んだ。結局幸い何ごともなかったが、胃カメラを飲む再検査をするとの通知を受けてから再検査日までの1カ月は、暗い気分の日々だった。
 夜帰宅してポストに入っている健康診断の通知を見つけて、今年は何もひっかかりませんようにと祈ったが、結局今年もひっかかってしまった。こまごまといろいろな項目が再検査と要注意事項として書かれている。あちこちガタついている体だが、どこかで1カ月くらいバカンス休暇でも取りたいものだ!!
 健康診断では中性脂肪も高めと出ていたので、今夜はついついシ耳]を入れて飲んでいる。五十年モノの大葉普シ耳]。これは型で固めた固形茶ではなく、バラバラの状態の散茶。シ耳]茶はコーヒーみたいに濃い褐色(っていうか真っ黒?)に出たのを飲むのが好き! 黒々としていても渋さはない。
 今夜はコーヒー用の小さいデミタスカップでいただく。デミタスカップは中国茶にぴったり。特にシ耳]茶は似合う。中国茶器ばかりでなくお気に入りの食器も中国茶を楽しむのに使う。ちなみに、私の茶海 は紅茶やコーヒー用のお大きめなミルクピッチヤーを使うこともある。

※茶海……茶壺から直接茶杯に注がずに、一旦この茶海と呼ばれるピッチャーのようなものにお茶を注ぐことで、お茶の濃さが均等になる。

2004年06月18日(金)



 ホテルで演奏(君山銀針)

 今夜は私が教える奏楽グループのこどもたちがお囃子の演奏を頼まれ、地元の隣の市のホテルに出かけた。7時に演奏を始めるので、私はフレックスを利用して早めに退社し、こどもたちは学校の部活の練習を終わると校門で待っている父兄のかたのクルマに飛び乗り速効で会場に駆け付ける。ホテルは温泉もウリで川のほとりにあり、駅からタクシーで向う風景は途中から田園風景、植えたての田んぼでカエルがけろけろ。
 さすがに高校生のメンバーは頼もしく、準備や片付けの気配りがきくようになっている。この子たちが小学校4年生の頃からずっと見て来ているので、つくづく成長を感じる。この調子で、中学生たちもドイツまでに鍛えて、私も少しは楽をさせてもらいたい…。今回は全国から集まった自治体の某組織のみなさんに演奏を聴いていただいた。宴会会場なのではじめはざわついていたが、演奏がはじまるとシーンと静かに。30分の演奏プログラムの最後の豪快な曲目は、きっとみなさん驚かれたことだろう。今夜のこの曲の出来は良かった。緊張感が走って、いい感じだった! ほんとにこどもたちは本番に強いし、彼らの演奏はスカッとする。

 よい気分のまま帰宅し、機材一式片付けて、今夜はお茶よりまず、ビール!ひさびさに飲んだ(缶ビールひと缶だけど)。ドイツではこどもたちがいるから飲めないなぁ。
 夜も更けて母親に初めて君山銀針を飲ませる。感想は聞かなかったけど、細長い葉がゆらゆらして飲み辛かったかな? “母の好きなミッフィー”のグラスで入れてあげたんだけどなー。中国茶の6つの分類で“黄茶”に属す君山銀針。あとからちょっとだけ発酵させたお茶は水色も透明な黄色、さわやかな飲み口、温度も低めのお湯なのでいま頃の季節にはいいかも。

●君山銀針についてのページ

2004年06月17日(木)



 ベトナム・ブラウス(老[木從]水仙)


 一時のベトナムブームはどうなっているだろうか? 週に1便(か2便)だったエアラインの増便、日本人はビザが不要になるかも、と言われていたが今どうなっているのだろう? 1年前のSARS騒ぎ以降、私の周囲ではあまり話題になっていない。
 しかし、最近、ベトナムの“蓮茶”のペットボトルを発見! 懐かしい味が、再現されていた。ベトナムのハノイに滞在したある年の春、ハノイの旧市街をふらふらして雑貨やさんに入ったら、お店のお姉さんが可愛らしい絵柄のベトナムの茶杯で蓮茶を出してくれたこともある。独特の蓮の香りは未体験のものだった。さっぱりした後味。おみやげにティーバッグをたくさん買ってきたものだった。
 きょうは、その時の旅で買った白いシルクのブラウス(チャイナカラーで
花の手刺繍が可愛い)を着て出勤。香港の廟街のジェイドマーケットで見つけた花の形の翡翠がついたブレスレットを合わせて。いつも男の子みたいなカッコなので、なんとなくイメージ合わないなと思いつつ。
 で、いまこれを書きながら木從水仙を飲んでいる。先日、道玄坂の茶館で買った蓋碗で入れる。私の持っている茶壺はみな口が広くないので、大きめな茶葉の木從水仙は、蓋碗のほうが入れやすいし茶葉が開きやすくていいだろうと思う。がっ、青茶は100度…沸騰したてのお湯で入れるので、蓋碗をつかんで入れるのはけっこう熱い! 今夜は買ったばかりの蓋碗で手になじんでないのか、うっかり、中指を少しだけやけど。イタタ…。しっかりどっしりした岩茶の味に何杯も飲んでいると酔ってしまいそうだ。

※茶壺(ちゃふう…急須)

老[木從]水仙のその他の記事↓
●剛のなかに柔あり(老[木從]水仙)2004年05月13日
●ペットボトルに水仙(老[木從]水仙)2004年05月26日(水)

2004年06月16日(水)



 水までこだわる?(古單叢)

 ドイツ語教室も、今月いっぱい。早い。あっというまの3カ月。結局本日は1時間近く遅刻してしまった! もちろんシゴトがおわんなくて…。でもこのドイツ語教室は途中10分間の休みを一度入れるだけで、みっちり3時間教えてくれる。おかげで仕事帰りの私たちはへとへと…。同じクラスの年配の男性のかたは、奥様と二人、3度目のスイス旅行に行かれるためドイツ語を習ってらっしゃるとか。うらやましいご夫婦! 今夜は遅刻のおかげで私は2時間だけの勉強だっので、あまり疲れなかった。 

 帰宅後は、いつものようにミネラルウォーターを沸かしてお茶の準備。やはり微妙なお茶の香りと味を楽しむには水が大切! そのうちに水の銘柄にもこだわり出しちゃったら、ほんとにキリない。ミネラルウォーターもヴォルビックやエビアンより、日本の山の水とかのほうが合うように思うのは気のせい?
 今夜は鳳凰單叢(ほうおうたんそう)の“古單叢”を飲む。昼間会社で鳳凰單叢の“蜜蘭香”を入れたとき、先日一緒に茶館に行ったSさんにもテイスティング(?)していただいたら、冷めても香りがいいと言っていただけて、嬉しかった。私も“蜜蘭香”が好き。
(↑深[土川]の鳳凰單叢のお店の小姐)黄枝香は、マスカットのようなフルーティさを絶賛しているのを良く目にするけど、それはちと疑問。深[土川](シンセン)の鳳凰單叢茶葉専門店で数種類飲んだ時、“黄枝香”がいちばんあっさりめで、私と香港のお友達EさんTさんの三人ともいまひとつの反応。お店の人はこれは日本人に人気、と言っていたが…。その時深みのある味わいが気に入ったのが今夜飲んでる古單叢。 そもそも、鳳凰單叢は水仙種のお茶の仲間、水仙種と言えば、武夷山のどっしりとした岩茶が思い出される。この“古單叢”は、フルーティさの奥に、例えば岩茶の“大紅袍”のようなコクを感じる。


2004年06月15日(火)



 J.S.バッハのすすめ(獅峰龍井)

 月曜からまたまた残業。11時に会社を出て、ビルの前でタクシーを見たら電車に乗るのが億劫になり、乗ってしまった! 着いてからコンビニに寄ってそれでも時刻は11時半。クルマだとウチは近い。
 乗ったタクシーが動き出してから頭の中を流れ出したメロディは、Bachのバイオリンのパルティータ no.2のシャコンヌ。わー急に鳴り出したって感じでびっくり! きっと頭の神経が調整されたがっているのだ…。昔から、このバッハの無伴奏のバイオリンの音を聞いていると、疲れた、あるいはこんがらがった、あるいはストレス感じてる、そんなイかれた私の脳細胞が一音一音調律されて整然として行くような感じがするのだ。さすが音楽の父・バッハ、クラシック音楽ファンでなくても、日常の生活の中でTVや映画やあるいはポップ・ミュージックの中にも、バッハのメロディは流れていたりするので、曲名が面倒くさくても、あっ、この曲聴いたことがある、というものが誰にもあると思う。
 すべての曲があてはまるわけではないけど、私はバッハの音楽にはものすごく“ビート”を感じて、それで聴くのも弾くのも大好き。音楽のジャンルを越えてジャズでもロックでもバッハの曲がつかわれたりするのは納得する。たとえば、この無伴奏のバイオリンのパルティータという組曲や、無伴奏チェロ組曲。バイオリンあるいはチェロひとつだけで、ほんとにおもしろい!美しい!躍動してる!チェロ組曲がおすすめだけど、これは秋に聴きたい感じ。初夏〜夏は、木々のざわめきを感じるバイオリンがいいかも。バイオリンもチェロも木でできているからなのか、すごく自然を感じる。
 きょうは陽射しは強いけど、カラッと湿度のない、ヨーロッパの夏みたいな爽やかな日だった。バイオリンを聞きながら“獅峰龍井”を蓋碗で飲む。なんか、疲れがふっとんだゾ!!
 獅峰龍井は、先日、渋谷・道玄坂の茶館で今年の“明前龍井”を飲んだけど、これは自宅にある残念ながら昨年の“明前”でした。 

●去年の新茶だけど(獅峰龍井)
●ジャズで香港気分(龍井茶)
●アジサイと茶館(獅峰明前龍井など)

2004年06月14日(月)



 ホタルブクロ(鳳凰單叢芝蘭香)

 梅雨の中休みということで今日から数日お天気が続くと言う。午後から強い陽射し。庭の芝の伸び具合が気になったので、先日買ったばかりの芝刈りバサミを嬉々として持ち出し、レッスンの合間に芝刈り! 私は左手もハサミが使えるので、右に左に持ち替えては調子よく刈る刈る! が、相当伸びて絡まっている古い芝のところでハサミを握る手にも力が入り、気付いたら両手の指という指の関節がとんでもない状態に。炎症とまではいかないが、痛い。
 ピアノを弾くために、大人になってからはボーリングもしないと決めていたのに、ボーリングをした後の指の痛みよりヒドイかも…。子供の頃は気にならなかったのに、大人になったら回復が遅いというか、ダメージが大きい。以前会社の人たちとひさびさのボーリングしたとき、2、3日、ピアノを弾くのに支障をきたした。まあ、毎日も弾いてないし、ピアノを弾くのは自分の趣味みたいなもんだし、1週間も休めばよいのだろうが、ほんとに体の機能って、年取るほど使い続けていないと退化するので、今回は不安。第2関節がかなり痛む。
 指が痛いんだからよせばいいのに、気を取り直して、今度は草削りを使って植え込みの中の雑草を取り払い出す。すると、茅に隠れてその影に、薄紫色のつりがねの形をした草花、ホタルブクロを発見!そういえば昔は庭には山の珍しい草花を父が集めてきて植えていたのだったが家の改築のときに、庭も一時潰してしまっていた。最近ようやく、年期が入っていい感じになった気がするけど、このホタルブクロはどこからやってきたのだろう? ホタルがその花の中に入ってしまいそうなホタルブクロ。初夏の草花だ。
 庭から戻って飲んだお茶は鳳凰單叢の芝蘭香。若々しい草木の匂い、雑草を削っているとき匂い立つしっとりした黒い土の匂い。そしてフルーティな鳳凰單叢の匂い。いつもより芝蘭香がひときわおいしく感じたのは草や土のおかげかな。

●鳳凰單叢 芝蘭香
中国茶の6つの分類で“青茶”に属す。中国広東省の鳳凰山産。水仙種。單木叢(たんそう)とは、一株の株から製茶されたものを指す。鳳凰山附近で栽培される鳳凰單叢は何種類もあり、その一つが芝蘭香。鳳凰單叢は平均してフルーティで香りが良いが、私が飲んでみた芝蘭香はフルーティさとともに少しの苦味も感じて個性的だ。

2004年06月13日(日)



 おばさん聞き茶会(金萓茶)

 あっというまの土曜日。本日、小学校の郷土芸能クラブの練習では、篠笛の基礎を中心に教える。こどもたちの素直な取り組みが嬉しい。 運指法などを一通り復習したあと、簡単な運指でできるわらべうたを教える。
 さて帰宅してから家業の手伝いのピアノのレッスンの合間に飲んだのは、品種改良版の台湾12号と呼ばれる“金萓茶”。先日ネットで注文したもの。台湾の他の“高山茶”との違いをテイスティング! 比べる高山茶のほうは以前も書いたが香港・上環の英記茶荘でそこのおじさんに「阿里山附近」と言われた高山茶。母親と私の一致した見解は、“金萓茶”はなんだか大豆っぽいね、ということ。あまり良く無い茶葉だったのかしら??一方の高山茶のほうがバニラっぽい乳香。こちらのほうが好き。各種文献などでは金萓茶の香りはココナッツミルク、とかバニラ、とか書いてあったが、私は、どちらかというと大豆の香ばしさを感じた。“きな粉”っぽくもある。
 そんなところに、母の親しい友人がやってきたので、“金萓茶”、阿里山附近の“高山茶”、そして鳳凰單叢(ほうおうたんそう)の烏どん白葉の3種類を順にお出しして感想をお聞きしたり、茶壺(ちゃふー…中国茶のポット)からそれぞれの茶葉を出して、茶葉を見てもらった。
 一芯二葉の“金萓茶”の茶葉の匂いをしばらく嗅いだり眺めたりしていたおばさまは、「お茶をふかした時の匂いがする」とおっしゃる。「お茶をふかした」とは、摘んだばかりの新茶をまず蒸す、日本茶の製造工程のことを言ってらっしゃるのだ。そのおばさまは、若い頃お茶をつくった経験があるのだと言う。そう、中国茶の緑茶は釜煎りだが、日本の緑茶は蒸す。おもしろいことに、開いた“金萓茶”の茶葉はこの“蒸した茶”の匂いなのだと…。
 無発酵の緑茶は、中国茶と日本茶、方法の違いはあっても、すぐさま発酵をとめる加熱作業があるわけだが、軽発酵の青茶の金萓茶、これも発酵度が低いのだろう。
 …で、おばさまのお気に入りはやはり阿里山附近の“高山茶”でした。また次回、他のお茶取り揃えて聞き茶会しましょう、ということで楽しいひとときだった。

2004年06月12日(土)



 コンビニ・スイーツ(黄金桂)

 あっと言う間に金曜日。時間は相変わらずどんどん過ぎて行く。いつも終わりにしようと思うと、どういうわけだか忘れていた仕事を思いだしてしまう。ようよう帰途につき地下鉄の駅から地上に出ると、雨が勢いよく降っている。台風が来てるの!?
 今夜のお楽しみは、昨日コンビニで買っておいたスイカ杏仁と黄金桂。中国語ではスイカは西瓜。広東語の発音ではさいぐわあー。今夜は広東語教室もあったんだけど、もう何週も行ってない。
 さてさて、スイカ杏仁。コンビニのデザートはあなどれない!今夜の杏仁豆腐もなめらかで、杏仁の香りもちゃんとして、本格的。おいしい。スイカとのシンプルなカップリングもいい。プラスティックの容器からちゃんとした器に移せば立派な茶館メニュー!先日会社で残業中に食べた黒ゴマきなこプリンというのもおいしかった。コンビニ・スイーツは、各店、なかなか奮闘している。


 スイカ杏仁と一緒に飲んだお茶は黄金桂。こんやは蓋碗(がいわん)で入れて飲む。飲む時はそんなに感じないが、後味がとても甘く、バニラようないい香り!鼻がうっとり。このバニラの香りが“乳香”なんだな、と実感。ほんとに甘〜い香り。

●黄金桂
中国茶の6つの分類で青茶に属す。中国福建省、安渓産。安渓鐵観音の安渓だが、鐵観音より発酵度は低く、むしろ、台湾の高山茶などのほうが近い。茶葉も高山茶のように揉捻されて丸まっている。

2004年06月11日(金)



 アジサイと茶館(獅峰明前龍井など)

 かねてから予定し楽しみにしていた渋谷の某・茶館に、会社のSさんと出かけた。会社から渋谷に出る方法はいろいろあるのだけれど、渋谷の駅を出てから茶館に近い、ということで井の頭線に乗った。6時前に出たので、まだ明るく、電車の窓からすぐ手にとるように見える沿線のアジサイがとてもキレイで癒された。こんなアジサイの花を描いた茶杯とかがあったらいいな、などとぼんやり思いながら電車に揺られた。茶館のお茶もおいしかったけど、なんだか家に帰ってみると、あのアジサイが印象に残っている。
 茶館は器も茶葉も、たくさん種類があって、またまた物欲がふつふつ。三階にある茶館でいただいたのは、獅峰龍井の新茶と鳳凰單叢(ほうおうたんそう)の黄枝香。夕食がわりに茶粥と焼売を食べ、食べ終わる頃に店員さんが持ってきてくれた獅峰龍井の新茶(つまり獅峰明前龍井)、甘いよい香りと味わい。おいしい新茶! 黄枝香は鳳凰單叢らしいフルーティーな香りだが、割と軽めな味わいで、私はもう少し深みのある、重いほうが好き。
 ところで、ほんとに鳳凰單叢は種類が豊富。これまでに私が飲んだだけでも、鳳凰單叢の仲間は、黄枝香、芝蘭香、蜜蘭香、烏どん白葉、古單叢、八仙單叢、羣體單叢、玉蘭香…と、こんなにある。またシンセンの鳳凰單叢の店でいっぱい飲みたい〜。
 さて、渋谷の茶館では、コウモリと桃の絵が素敵な蓋碗をSさんが見つけてくださって、結局二人とも購入!そして今日初めてコウモリが桃などのようにおめでたいキャラ、ということを知った。店員さんになぜかと問うと、コウモリの中国語と福が同じ発音だからだと言う。そうだ、コウモリって、蝙蝠と書くから、一緒なんだわ。蝠…この字、つくりが福と同じで、発音も一緒なのだ。
 そのほか、私は新茶の文山包種などを買い、幸せな気分で帰途についた。文山包種についてはまた封を開けたときに…。

おうちに帰ってもまた泡茶!本日購入した青磁の茶杯で、祁門(キーモン)茶を飲む。

本日飲んだお茶
●獅峰明前龍井
中国茶6つの分類で“緑茶”。“明前”とは清明節(西暦で4月5日頃)の前に摘まれた茶につく名前。今年の新茶だけあって香りも甘味もふくいくと。何度もお湯を継ぎ足しても渋みは出てこない。緑茶の最高峰と言われる。
●鳳凰單叢・黄枝香
中国茶6つの分類で“青茶”。水仙種の鳳凰單叢は茶葉が大ぶり。黄枝香
の茶水の色は琥珀色。シンセンの鳳凰單叢専門店の人は日本人が好きなタイプ、と言ってた。鳳凰單叢の中では軽め。
●祁門
中国茶6つの分類で“紅茶”。ダージリンなどと並ぶ紅茶の銘茶。
蘭のような香りと言われている。

2004年06月10日(木)



 バリウムとペットボトル烏龍

 1年に1度の健康診断を受けた。前の晩から飲まず食わずで朝から検査。なので毎度のことながら、「早くバリウム飲みたーい」と思いながら検査を受ける。バリウムを飲む胃の検査は、さまざまな検査の一番最後。のども乾いてくるしおなかも空いてくるので、2時間ほどの検査の最後にやっとバリウムになると、ゴクゴクと飲んでしまう。ヘンかな?昔に比べて最近のバリウムはとても飲みやすくなったと思う。
 きょうの残業タイムは、社内報の原稿書き。社内報担当のかたにはホントにご迷惑をかけてしまった。〆きりとっくに過ぎていたのだが、ずーっと先のばしし続け、〆きりをとうに過ぎた明日まで待っていただいた。
 書くテーマは民俗芸能のことかお茶のこと、と迷ってたのだが、きょう、検査後ペットボトルの烏龍茶を飲んでいて中国茶話に決定。日本の缶&ペットボトル烏龍の草分け的な某・烏龍茶を除いて、最近売られているペットボトル烏龍は、より具体的な烏龍茶の名前が表示されているものが増えたのに気付いた。
 よって、今回の社内報のコラム、アジアがブームvol.20は、「ペットボトルで中国茶入門!?」に決定。会社で原稿書きながらペットボトルの“濃い味”烏龍茶を飲み、自宅に戻ってからも原稿を書き直しながら、“shinoa”っていうペーットボトル烏龍を飲み、きょうはペットボトルの烏龍茶三昧。
 ペットボトル烏龍茶は、表示だけを見てみれば、水仙(これもいろんな種類あるけど)や色種、鐵観音、黄金桂などの青茶の名が連なっている。しかし、味も香りもデリケートに異なる青茶のブレンドって少し疑問だけど、ペットボトルの商品価値を高める上で、青茶の有名どころをピックアップするのは正当な企業戦略ではある。

●アジアがブームvol.20「ペットボトルで中国茶入門!?」は、社内報掲載以後にwebにも載せる予定です。
WIPER!'s Column Asia アジアがブームvol.1〜19

2004年06月09日(水)



 梅雨の朝の白牡丹(大白牡丹王)

 朝、ひさびさに白牡丹を飲んだ。明日健康診断があるから、今夜遅く帰宅してからではお茶が飲めない、そう思ったので、朝に中国茶を飲もうと思った。朝からあまり濃いお茶は飲みたくない。そこで、蒸し暑い季節にも爽やかな喉越しの、白牡丹にした。これは香港の上環(ションワン)の英記茶荘で買った“大白牡丹王”という仰々しい名前。だが、デイリーに飲まれるお茶らしい。
 白牡丹は発酵度も数%という軽発酵のお茶。中国茶の6つの分類では“白茶”に属す。白茶はほかに白毫銀針(はくごうぎんしん)、寿眉(さうめい)などがある。茶葉はどれも白っぽいうぶ毛に包まれたような感じ。茶水の色も薄め。さわやかな味わいのせいか、広東人に好まれるという。なかでも白牡丹は香港人が好む、と何かの本で読んだのだが、実際香港ではあまり聞かない。飲茶の店などでは寿眉(さうめい)茶を飲む人はよく見るので、とくに白牡丹ということではなく、白茶ということなのだろうか?それとも、年配のかたたちが自宅でなにげなく飲んでいるのだろうか?


 この白牡丹との初めての出会いは、数年前、香港での旺角(モンコック)を歩いていて見つけた茶葉の店の気難しそうなおじいさんに勧められて。その時、習い始めたばかりの広東語で「平o的喇!(ぺんてぃーらー)」(まけてよ)とぶしつけに言ってイヤな顔された記憶が。おじいさんは小さな秤でていねいに目方を図って紙の袋に入れてくれた。その後訪れたとき、何度かその店があったあたりを探してみたが、その店にはついぞ見つからなかった。なくなっちゃったのかな。最近はぜんぜん気にしてなかったので、実はまだあるのだろうか。その時の紙袋はいまでもコレクションのひとつとなっている。

●白牡丹
中国茶の6つの分類では“白茶”に属す。産地は福建省。白茶はほかに白毫銀針(はくごうぎんしん)、寿眉(さうめい)。白い産毛を持つ若い芽を揉捻しないで精製。

2004年06月08日(火)



 琵琶と琵琶(大紅袍)

 月曜から残業。なんか、会社と家の往復だけしてるみたいでイヤだな。きょう、突然、楽器の琵琶が、日本と中国のは親戚なのはわかるけど、欧州の楽器のリュートも形がそっくりなのが気になって、帰宅後「音楽事典(音楽の友社刊)」と「邦楽事典(音楽の友社刊)」という重くて大きな事典をひっぱり出して調べたら、やはり案の定繋がっていた。西アジア・ペルシャで生まれたウードという弦楽器がもとで、西でリュート(ギターやマンドリンの祖)、東に渡って中国の琵琶や日本の琵琶に。インドのシタールもそうかなあ?いずれにせよ古い弦楽器で、その後、西洋ではギター、中国では二胡など、改良・進化した弦楽器の出現と共に存在が薄くなっている。ピアノも大きな弦楽器だが、これもいまの楽器のかたちになったのは19世紀になってからのことで、バッハの時代のハープシコード、ベートーベンの時代のピアノフォルテ、その後ペダルなども装備されて、より大きなホールでの演奏にもかなった音量のものになった。バイオリンやフルートもそう。前世代の古楽器はよりパーソナルな環境で演奏されていたから音量・音色もやさしく、それがだんだん規模を広げて演奏会というスタイルが求められるごとに改良されてゆく。時ととももに変わらぬものは無いのだな、と思う。

 今夜飲んだのは、大紅袍。紅茶のような色合いのお茶、味わいはどっしりとした感じ。私はすっきり系の高山烏龍から中国茶にはまったので、この、少し野性味のある男性的なしっかりした味には最初慣れなかったけれど、いろんなお茶を飲んで行くうちに、深みのある良いお茶だなあと感じるようになった。先月、友人がこの大紅袍のふるさと武夷山に行った。その写真の一枚に、大紅袍の原木の茶樹が写っていた。私もいつかお茶のふるさとを訊ねてみたいな。


 白地に赤と黒の鯉がすっと泳いでる小さな茶杯で大紅袍をいただく。

●大紅袍(だあほんぱお)
中国茶6つの分類で青茶に属す。これも武夷山産。

2004年06月07日(月)



 本日梅雨入り(東方美人)

 本日、関東地方梅雨入り。じめじめした季節の到来だが、そんな季節も爽やかなお茶でリフレッシュして行きたい。最近大陸のお茶ばかり飲んでいたので台湾のお茶を注文した。自宅の「東方美人」が残りわずかなっていたので、インターネットで東方美人を買うことにした。
先日、会社の人に教えていただいた白金台の茶館のホームページで買ってみた。
 商品名は2003年冬に採れた「極品白毫烏龍」。「白毫烏龍」とは「東方美人」の別名で、「香檳烏龍」とも呼ばれる。白髪のような白い部分がある赤い茶葉。
(画像はケイタイのカメラで撮ったのでわかりにくいです)

 封を開けて茶葉の匂いを嗅いでみると、蜜のようなあまい香りがする。うーん、「極品」がつくだけはある(高かったけど)。飲んだ後も甘みが残る、とは母の談。私はフルーツのような甘みを感じる。どの果実だろう? 思い当たるのは、ドライ無花果を食べた時の舌に残る甘味なんだけど…。こんどはフル−ツを食べるとき、「これは○△×茶の甘み」とか考えながら食べることにしよう。
 きょうは昼休みにドイツに持って行く道具を入れるボックスやらパッキンク資材やらを買う。夕方の少年部を集めての練習では、きょうから、練習の前にかんたんなドイツ語会話を教えることにした。さしあたって今回は、数字とあいさつなど。もう、40日ほどしかない。演奏曲目も絞る時期だが、まだ決めてないので焦ってしまう…。

●東方美人
別名、香檳烏龍(しゃんぴんうーろん)、白毫烏龍とも言われる。英語でオリエンタル・ビュ−ティ。中国茶の6つの分類の中で、これは“青茶”に属すが、発酵度は高め。台湾産。

2004年06月06日(日)



 きれいな花には(烏とん白葉)


 きょうも朝から紫外線が強い。さすような日ざしの中、実家に戻る。庭の草木の青が先週よりまた一段と濃くなったような気がする。芝にまみれてドクダミの白い花が可憐だ。見ている分には良いが、ドクダミは独特の薬くささというか、個性的なニオイがするのが玉にキズ…。美しいのにトゲがあったり、可憐なのに臭かったり、植物も一筋縄ではゆかないものなんだな…。
 きょう土曜日、いつものように小学校の郷土芸能クラブの指導に出かける。と、いつもより出席率が悪かった。運動会が終わって気がぬけちゃったかな?
 レッスンの合間に鳳凰單叢の烏とん白葉を、濃いめにいれて飲む。先日歌舞伎座で買った、黒ゴマをまぶした豆をつまみながら飲む。明日は、頼んでおいた台湾茶が届く予定。


2004年06月05日(土)



 金曜日の夜は(君山銀針)

 金曜だというのに今夜も残業。そして今夜も広東語の教室はおさぼり…今晩都我要OT…。きょうは湿度が感じられず、爽やかなお天気。洗濯日和だったけど、朝は起き抜けで出社、洗濯などするヒマはなし。
 帰宅後、仕事カンケイの人に貸していただいた十一代目市川團十郎(先代)の貴重な《勧進帳》《助六》のビデオを借りる。どちらの演目も、昭和40年頃のもので、モノクロだった。いまの團十郎のお父様、襲名したばかりの海老蔵のお爺様にあたる。映像も音声もあまり良くはないビデオから、白熱した演技がびしびしと伝わってくる。

 そんなビデオを夜中に見ながら飲んだのは、中国茶の6つの分類で“黄茶”に属す“君山銀針”。残業して帰ってきたからいいかげん、夜中なんだけど、こうして“君山銀針”いれると気持がゆったりする。このお茶、お湯をわかしても、80度くらいに冷ましてからで、そしてグラスにいれた茶葉がゆっくり沈むのを眺めたりしていると、時間がゆっくり流れる。
 この茶葉は、5月に香港に行ったときに香港から中国側のシンセンに行って購入したもの。こんな少林寺の和尚みたいなお兄さんにいれていただいて試飲した。お兄さんに「イ尓好像少林寺的…」といいかけたら、すかさず店の女の人がその続きを…。よく言われるのかな?ニヒルに笑っていた。



 ●君山銀針(くんさんぎんしん)の茶葉についてのページ


2004年06月04日(金)



 ジャズで香港気分(龍井茶)

 怠け者は夕方になると忙しい。今夜もまた残業。いったん帰ろうと思った時、明日は会議が多くて作業できないかも、なんて思ってまたさらに2時間仕事してしまった。
 帰宅していま自宅でいれた、本日の癒しのお茶は龍井(ろんじん)。中国茶の6つの分類で緑茶に属す。どうして、こう甘味があるのだろう。龍井は、先日ネスカフェの瓶でうんぬん、と書いたが(龍井茶について)、実は、こうして蓋碗で入れて飲むと、また格別だ。龍井に限らないけど、ほんとに入れかた次第で茶の味は変る。会社でガラスのカップでがぶがぶ飲む龍井も、自宅で蓋碗で入れて飲む龍井も、同じ茶葉なのだが、蓋碗で飲むほうが甘みがより強く感じられる。香りも良いような気がする。
 さて、今夜のBGMは懐かしいドリス・デイとペギー・リー、二人の歌姫によるジャズのスタンダードナンバー。なんとなく、香港のSOHOが懐かしくなってかけた。なんでこんな時代がかったジャズと香港なのかっていうと、私が好きな香港のお散歩ルートのひとつSOHOの可愛いアンティックのブティックとか、おしゃれな香港人の女の子がやってるブティックとか、雑貨屋とかで、よくかかっているのよね。これらの女性ヴォーカルのスタンダードが。このBGMで中環の上海灘のルーム・コロン“Ginger Flower”のスパイシーな香りをひと吹きすれば、私の頭の中のノスタルジック香港は完璧。だけど、ルーム・コロンはお茶を飲んでしまってからにしよう。お茶の香りが台無しになってしまうからね。
 うーん、ジャズ、Ginger Flower、ときたら、お茶は龍井じゃなくて、祁門(キーモン)茶みたいな濃厚なものにすればよかったんだ〜。祁門は中国茶の6つの分類で紅茶、インド系の紅茶とはまた違ったエキゾティックな個性の強い味わい。アレ、いま本を見たら“まがいものが出まわりがちでスモーキーな味と誤解されやすい”と書いてあるけど、私が飲んでたのはまがいモノなの!? キーモンてスモーキーな味わいでよいとばかり思ってた!わー今度は正当キーモン購入をして来よう!!

2004年06月03日(木)



 茶器も衣替え(老[木從]水仙茶)

 今夜も仕事を早めに終わらせて、東急ハンズに和太鼓梱包のための素材をリサーチに行った。7月末のドイツ遠征の時、機内に預けるためだ。帰ってくるときも同様に梱包することが前提。いちばん小さな大太鼓だけど、直径60cm、重量は21kg。発砲スチロールとか、大きなプラスチック製のダンボール、角を守るゴム素材のもの…、いろいろあった。これなら、軽量な素材で梱包できそうだ。

 帰宅してから、TVのニュースをつけたら、長崎の小学校の児童同志の殺人事件の続報。どうやらネットがらみの怨恨らしい…。さまざまな感情が交錯するインターネットは、実は責任の所在があやふやで、危うさが同時に存在しているが、楽しさの影にその危うさが見えにくい。こうして、実はプライベートなことを書いてアップロードする、ということ自体、本来なら避けるべきなのだ。ネットに載せる以上、私もそれなりの覚悟、万人の目を意識した客観性とのバランスを図って書いているいるつもりだ。人生経験●十年の大人の私でさえそうなのに、小学校の児童に果たして、インターネットという無法社会で生きる術があるのだろうか。気軽なようでいて、実は、本当に難しい社会なのだが…。


 さて、気分を改めて、今夜は茶器の衣替え。この季節になると取りいだしたる、竹の絵もさわやかな茶杯は、薄手で、繊細な墨文字も書かれている。いつだったか、香港で買った台湾モノだ。ひっくり返して底を見ると、そこにも(しゃれではない)一枚の葉が描かれている。緑色の葉は笹ではなく、茶葉のようだ。これは開いた新茶みたいに見える。ほんとは、これで新茶を飲めば良かったんだ〜。が、今夜は水仙茶にしてしまった!新茶は昨日飲んだので…。この茶杯にはバニラみたいな可愛い甘さが香る高山茶も似合うんだけど、封を切らないといけなかったし、水仙にしてしまった。名前が爽やかだからいいか。でも水仙茶はしっかりどっしりした味わいの武夷山の岩茶。こんな老[木從]水仙茶がしっくり似合う茶杯はどんなだろ…。

●剛のなかに柔あり(老[木從]水仙)

2004年06月02日(水)



 海老蔵襲名(觀音王・新茶)


 第十一代目海老蔵襲名。歌舞伎座の舞台の幕に十一代目海老蔵襲名と書かれている。朱の海老の絵は、お父様の團十郎が描いたものだそうだ。白地に墨と朱のみ、シンプルで潔いデザインが、海老蔵のイメージにぴったり!
 今夜は歌舞伎座に、海老蔵襲名公演六月大歌舞伎の初日を母と見に行った。チケットを取るのがほんとに難しかったこの公演。会社の人のおかげでラッキ−にも手に入れることができた(Sさんありがとう〜)。
 夜の部は3つの演目があって、海老蔵が出てくるのは最後の演目の“助六”。私は最初の演目「傾城反魂香」の主役をやった中村吉右衛門さんが好き(昔TVの鬼平犯科帳の長谷川平蔵をやった人)。ひと幕目が終わると、お楽しみのお弁当。きょうの演目にあやかってお寿司の助六でも良かったけど、奮発してなだ万のお弁当を買ってきた。2つめは尾上菊五郎、菊之助親子の「吉野山」。これは途中でその他大勢さんが出てきたとこで寝ちゃった…。若い菊之助の女形はほんとにきれい、清純派って感じの美しさ。玉三郎のような妖艶さが備われば、幅が広がるのになと思う。
 さて、初代海老蔵は1600年代の人、そんな歴史の重みを一身に受けつつも、新海老蔵はいきいきと軽やかに、のびやかに演じていた。玉三郎は相変わらず、出てきただけでものすごいオーラ、ため息が出る。海老蔵の“助六”、助六の恋人・花魁の“揚巻”役の玉三郎、このあでやかな2ショットはまるで浮世絵から抜け出してきた様な、完璧な美しさだった。そしてまだ新之介だった1月の新春大歌舞伎の時よりも、さらに磨きがかかった海老蔵の立ち居振る舞い、艶っぽさ。ほんとに粋でかっこよかった。


 心も晴々としてくるよな爽快で粋な海老蔵を楽しんだ今夜は、武夷山の“觀音王”の新茶。新茶のさわやかに若い味わいを楽しみながら、今夜の芝居の余韻を楽しむ。青茶に属す觀音王だが、日本の緑茶のようなフレッシュさは、新茶ゆえ? 青茶も発酵度が低いものから高いものまで幅広いが、さらに新茶となると同じ茶でも、別のお茶と考えたほうがよいくらい、味わいが変る。関係ないけど、海老蔵、「おーい、お茶!」のCMやってたね…。


2004年06月01日(火)
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