***☆For My Dearest☆***






***☆For My Dearest☆***

男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年11月30日(土)会いたかったのに。

今日は後輩の試合があって。その応援に行ってきた。
前回のナイターに来てなかったそうるとは。会えるのは実に3日ぶり。

・・・実に3日ぶりって言い方は。ちょっとどうなんやろうって感じやけど。
たった3日会えんかったぐらいで。何それって思われるかもしれんけど。
あたしとそうるは。実際毎日会えるような生活をしてたから。
3日も会えんとかは。あたしたちの間には珍しいことなわけで。


あたしは大学の実習の方で用事があって。ちょっと遅れて会場に着く。
みんなが並んで応援してる列を見つけて。あたしは走っていく。
「おー。お疲れさん。」「あー。やっと来たー。」「今始まったとこやでー。」
そうやって声をかけてくれるみんなの中に。そうるの姿を見つけて。
あぁ。元気にしてたんやなぁって思って。あたしは幸せになる。

でもそうるは。一瞬だけあたしの方を見てたけど。すぐに試合の方を見た。
それは。みんなと一緒にいるときの。いつものクールなそうるの対応。
慣れてるけど。いいけど。ちょっとだけ寂しいのも事実(涙)。

まぁそれぐらいなら。いつものことって感じで。あたしも気にせんかった。
でもでも。なんか今日のそうるは。機嫌悪いのか何なのか。
あたしに対して。いつも以上に冷たいような気がした。
試合が終わっても。そうるは別の友達とばっかり話してたし。
それはまぁ。いつものことっちゃいつものことなんやけど。
なーんか。やっぱりあたしのことを軽視してるとゆーか。そんな感じがした。


試合後にみんなで集まって。そうるの免停の話になって。
「ちょー。いい加減にしーや。また免停とか。」ってみんなが言うのに。
「だって覆面に煽られてんもん。」とか言ってて。
「そんなん言い訳になるかー。」って言ったあたしを。まず軽く無視。

「ギリギリのスピードで走ってたら覆面って車間つめてくるねん。」
「それやとこっちは逃げたくなるやん。だからついつい速度出してまうねん。」
そうやってバカな熱弁ふるいながら。みんなの呆れた反応とかにも答えてたけど。
「てゆーか。言い訳ばっかりせんと反省しろよー。」って言ったあたしを。また無視。

・・・おい(怒)。なんやねん。何様のつもりやねん(怒)。


ねぇそうる。2日前に。電話したときに反省してた姿は。うそっぱちですかいな。
あたしの心配してる気持ちに応えられてなくてごめんって言ってたやん。
あの日言ってたことと。今日言ってることが。全然伴ってない気がするんですが。
どないなんでしょう。またこれもあたしの勘違いなんですかね。

「言い訳すんな。」とか「反省しろよ。」とか。
みんなの前で言うあたしに。むかついてたんかいな。
でもあたしだって。別にそんなん言いたかったわけじゃないし。
もしあんたが心底反省してる態度やったら。あたしだって出方を変えたさ。
呆れつつも。「大変やったなぁ。」ぐらい言えたと思うわ。
でも。あんたの態度からはそういうのが全然見えんかってんもん。
ほんまに言い訳ばっかりで。覆面が煽るんが悪いとしか言わんし。

・・・あほか。悪いのはあんたやろ。最初に飛ばしてるのが悪いんやろ。


本気であんたのことを心配してたあたしの気持ちを。
結局あんたは全然分かってないわけやん。どうなんよ。その態度。
免停以来。そうるに会うのは初めてやったから。(電話はしたけど。)
どんなふうにしてたか心配やったし。気にかけてたし。
それ以上に。純粋にただ会いたいのもあったし。
とりあえず。いろんなことを考えてたあたしやったのに。

そういう心配を一気に壊されたような気がして。悔しかった。
あんたに心配なんかされんでも平気ですーみたいに。
あっけらかんとしてるそうるに。してやられたって気分やった。

会いたい会いたいと思ってたのは。結局あたしだけなんかい。
どうやって励まそうかとか。どうやって元気づけようかとか。
先回りしていろいろ考えてたあたしが。バカみたいやん。
今回のことではバカはあんたやのに。なんであたしがバカにならなあかんのよ。

「そんなん知らんやん。」って。あんたは言うんかもしれん。
知らんくても何でも。心配したもんは心配したんじゃ。
そーゆうあたしの気持ち。電話でも話したやろ。
だったら。なんか言葉あってもええんちゃうんかい。


あぁ。興奮しすぎや。ちょっと冷静にならんと。
でもさ・・・こうやって期待するのはやっぱりあかんことなんかなぁ。
あたしの気持ちを。あんたは分かってくれる人なんやって。
そう思うことは。あたしがあんたを理想化してることなんかなぁ。
そのままのあんたを認められてないってことなんかなぁ。

・・・違うと思うんやけどなぁ。あんたは。そういうの分かる人やろ。
表現するのは下手かもしれんけど。ちゃんと示してくれる人やろ。
あたしの知ってるあんたは。そういう人やで。

なんなんよ。そうる。なんで急に冷たくなってもーたん?
なんかあったわけ?・・・また心配になるやん。
そうやって黙り込まれたら。無視とかされたら。よー分からんやん。
あたしはあんたがあたしにしてくれるみたいに。うまくあんたを見抜けんから。
あんたが思ってることは。ちゃんと言ってくれんと分からんのに。

あー。なんか不安。なんとなく不安。





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2002年11月29日(金)唇の魔法。

久しぶりにそうるの夢を見た。
会いたい会いたいと思ってて。頭の中を完全に占められて。
どうしようもなくなると。こうやって夢にまでそうるが出てくる。

あたしが誰かとどこかへ出かける夢やった。
その「誰か」は。たぶん地元の友達とかやったと思う。
それを見送りに来たのは。まひろとそうるの2人で。
「誰か」があたしに気を使って。「先に行ってるねー。」って言って。
あたしとそうるとまひろをそこに残して。先にプラットホームに向かって。

残されたあたしたち3人は。喫茶店に入ることに(笑)。(←なんでやねん。)
友達をホームに待たせといて。そんな悠長なことするかいなって話やんね。
夢ってのは。ほんまに意味不明なことが多すぎるもんで。
そして。自分にとって都合のいい方向に進んでいくもんで・・・(苦笑)。

まひろが。「先に席取ってるわ。」とか言って。少し先の方に歩いて行って。
あたしは。最終的にそうると2人きりになる。
そう・・・望み通りに(苦笑)。

あたしにとってその場所で。「誰か」もまひろもお邪魔虫で。
結局は。そうると2人きりになりたくて。ウズウズしてたってことなんやろう。
深層心理って。こーゆうとこでは隠しきれんもんやなぁって思う(苦笑)。


そうるは。まひろの後を歩いて行こうとしたあたしの手を掴んで。
壁際まで連れて行って。2人で向かい合って壁にもたれかかる形になる。
まひろの進んで行った方向に背を向けたそうるは。あたしをじーって見る。
まひろを目で追ってるあたしの顔に触れて。自分の方に向かせる。

「なにー?」って。ちょっと不満そうな声を出したあたしは。
見つめ合うこと3秒ぐらいで。もうそうるのことしか見えんくなる(笑)。
そうるは黙ったままで。あたしを見つめ続けて。一瞬だけその目を細める。
そして。あたしの心をしっかり見抜いて。言ってくれる。
「・・・キスしたい?」って。

・・・そんなん聞かんくても分かってるくせに。やっぱりそうるは意地悪。

黙ってても。うなづかなくても。気持ちは届く。
あたしが。そうるのキスを拒むはずなんてないこと。
自信家のそうるが。知らないわけがない。


そうるはあたしに顔を近づけて。唇が触れるか触れないかのとこで止めて。
あたしが顔を近づけて唇を重ねようとすると。少し顔を遠ざけて。にやっと笑う。
そしてまた近づけて。今度は鼻先がぶつかる距離で止めて。またあたしを焦らす。
何度もそうやって。あたしの気持ちをギリギリまで高める。意地悪なそうる。
あたしがちょっと泣きそうになったら。顎に手をかけて。ようやくキスをくれる。

最初は。ゆっくり優しく唇を重ね合うだけやった。
だってそこは駅やし。人前でいちゃつくのは。あたしは好きじゃないし。
我慢できんくてキスはしたけど。短いので終わりにしようって思ってた。

でも重ね合う唇は。あんまり気持ちよくて。離したくなかった。
人目があっても。公衆の面前でも。もうどうでもよくて。
許されるなら。・・・てゆーか許されなくても。
ずっとこうやってキスしていたかった。

そしてそんな気持ちは。そうるも同じやったみたいで。
一瞬だけ唇を離して。あたしの様子を伺うみたいに見つめてきて。
(・・・もっとしていい?)(・・・いいよ。)そんな無言のやり取りで。
そうるはまた。あたしの唇を求めてくれる。

2度目のキスは。あたしが好きな甘い甘いキス。
そのうちに。そうるは強引にあたしの唇を開かせて。貪り始める。
そうるの舌先は。あたしの口の中でいやらしく動く。
ちょっと体を固くしてるあたしを。そうるは優しく抱き締めてくれる。
あたしは。もう足元から崩れ落ちそうな感覚の中で。
そうるにされるがままに。甘い甘い夢を見続ける。

止まらなくなってきたそうるに。あたしは囁く。
「ちょー。やばいやばい。もうやばい。」って。
人目もあるし。気持ちよすぎてどうかなりそうやし。
でもそんなあたしの気持ちを知ってか知らずか。
「何がやばいねん。なんもやばくないし。」って。
そうるはいつだってマイペースで。あたしを心地よく狂わせる。

やめたくないのに。やばいとか言うあたし。
やめたくないなら。続ければいいって言うそうる。
そんなまっすぐなそうるに。あたしはまたやられて。
流されて。求められるままに。キスを続ける。


ねぇそうる。あたしはあんたにいっぱい愛されて。
いろんな気持ちいいことをしてもらうけど。
やっぱり抱き締められて口づけられるのが1番好き。
あんたの唇は。なんであんなにも柔らかくて。おいしいんやろう。
そしてあんたは。なんであんなにもキスがうまいんやろうね。
そしてあたしは。なんで重ね合うだけの唇から。魔法みたいに。
あんなにも最高の満足感とか幸せとかを得られるんやろうね。

そうる。優しくて甘くて。ときに強引なキスで。
あたしをいっぱい幸せにしてくれてありがとう。

願わくばあたしも。あんたを同じくらいに幸せに出来てるといい。





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何度かここにも書いてるけど。夢の中のそうるは。
こんなふうにエロチックで。あたしを痺れさせてくれる。
これも結局は深層心理で。あたしが欲求不満ってことなんやろうか(涙)。
どうしよう。なんかこれじゃむっつりスケベみたいやし(爆)。


2002年11月28日(木)君はそういう人。

昨日そうるは結局ナイターには来てなかった。
どうやって顔を合わせようかと思ってたあたしは。
拍子抜けして。高ぶってた気持ちをどこへやればええんか分からんかった。

どんな顔して会おうかって考えてたし。会ったら何を言おうかとも考えてた。
実際そうるに対して。めちゃめちゃむかついてたし。呆れてたし。
そういうのをどこまで表してええもんかなぁなんて考えながら。
グランドまでの道を。安全運転で(←強調。)向かってたあたしやった。

それやのに。いざ聞いてみれば欠席とか。・・・どないやねーん!(怒)
こっちは決闘する気でおったのに。(←ちょっと嘘。)
姿消すとか。現れんとか。そんなん反則やんかー。
結局どう転んでも。そうるはあたしをイライラさせるんや。・・・悔しい(涙)。


そうるの免停事件は。みんなにもとっくに広まってて。
「なにやってんねん。あのコ。」「もうかわいそうとか言えんよな。」
「ええ加減学習しろって話やん。」「ほんま。もう同情できんわ。」
そんな発言が。あっちこっちで出まくってた。
罰金のせいで。全員参加予定やったイベントも欠席するとか言い出したそうるに。
「ありえへんわー。」とか。「せっかく全員でやるはずやったのにー。」とか。
批判意見もいっぱい出てて。もちろん友達やから言うって感じの言葉やったけど。
とりあえず。2回目の免停食らったそうるに対して。みんな呆れまくってた。

あたしもむかついてたから。そんなみんなと一緒にブーブー言ってたけど。
周りがあんまり言いまくってると。なんかちょっと冷静になってくるもんで。
自分でも不思議やけど。だんだんそうるへの怒りが小さくなって。
そのうち。どうしようもなく心配になってきた。

どうしたんやろう。あのサークル好きがナイター来んとか。
あたしの想像以上にへこみまくってるんやろうか。
それならまだしも。もしかして。ケガとかしてるんちゃうやろうな。
普段からすり抜けとかやりまくってるみたいやし。
トラックとかぶつかってへんやろうな。

考え出したら止まらんくなって。そんな自分にこそ呆れたりして。
なんで怒るなら怒るで。最後まで徹底して怒れんのやろう。あたし。
最後の最後には結局。そうるのことが心配になってまう。
これが惚れた弱みなんやろうか。あぁ。・・・やっぱり悔しい。


ナイターが終わって。家に帰って。あたしはそうるに連絡をとるか迷った。
あんなにむかついてたのに。自分から連絡をとるのがちょっと悔しくて。
でも。もしそうるがへこみまくってるなら。やっぱりそれは心配で。
悩むこと3分ぐらいで。結局電話をかけることにした。

あたしとそうるは。あんまり電話は活用せーへん。
あたしは全然平気やけど。そうるが電話嫌いやから。
仲のいい人とでも。顔を見ずに話すのは10分が限界なんやって。
あたしとの最高記録も。30分とかやったりするし。(←相当がんばってた。)
でも。こーゆう大事なときにメールで済ませるのはあかんよね。
そう思って。長電話にならんようしようって思いながら。電話をかけた。


2コールぐらいで。そうるはすぐに電話に出た。
「・・・もしもしー。」「もしもしー。あたし。今いい?」「あ、うん。」
最初はそんなふうに。普通に話し始める。

「聞いたでー。また免停なんやって?」あたしは努めて冷静に言う。
「んー。そう。昨日の帰りに捕まった。」そうるの声はちょっと沈んでる。
「今日ナイター来んかったのはそのせい?」あたしは聞く。
「それもあるけど。レポートもあったし。」事務連絡っぽくそうるは答える。

言いたいことはいっぱいあるけど。うまく言葉に出来んくて。もどかしかった。
それに。あんまりぐちゃぐちゃ説教せんくても。そうるは分かってるような気もした。
だからあたしは。出来るだけ荒い口調にならんように話した。


とりあえず。ケガとかじゃないみたいで安心した。
でもな。この前の免停でもう懲りてるんやと思ってた。
同じこと何回も繰り返したらあかんやろ。信用なくすで。
みんなにしても呆れてたし。あたしも正直ちょっと呆れたで。
てゆーか。あんた危なすぎる。自分でも分かってると思うけど。
うるさいと思うかもしれんけど。心配やから言ってるねん。
そーゆう気持ちちょっとでええから分かってほしいねん。


気持ちがちゃんと届くって信じて。あたしはこんなふうなことを話した。
そうるは。うん、うん、って言いながら聞いてた。
そして最後に。ちゃんと本音を話してくれた。


今回の免停は正直かなり堪えた。へこみまくってた。
だからすぐにあんたに連絡するとか思いつきもせんかった。
落ち着いてから言おうかと思ったんやけど。かっこ悪すぎて言えんかった。
それにあんたが毎回言ってたことを。分かってても守れてなかったんやし。
そーゆうので。あんたのこと傷つけると思ったし。言えんかった。
でも結果的に言わんかったことで傷つけたんやと思う。ごめん。
もう信じてもらえるか分からんけど。ほんまに安全運転するから。
それは行動で示すしかないと思うし。ほんまにちゃんとするから。


あたしは。そうるが気持ちを示してくれたことが嬉しかった。
それに。ちゃんと自分で反省して。先のことも考えられたそうるが嬉しかった。
そして何より。自分のことでいっぱいになってると思ってたそうるが。
ちゃんとあたしの気持ちも考えて行動してたんやってことが。嬉しかった。
だから。イライラして怒ってた気持ちも。キレイさっぱり消すことが出来た。


ねぇそうる。あたしはあんたに諭されることが多いけど。
こうやってあんたを諭すのもたまにはありやね。
どうしようもないと思えたあんたでも。やっぱりそんなことはなくて。
ちゃんと反省できて。ちゃんと成長しようと考えられる人で。
そういう事実に気づいて。安心したり惚れ直したり。そんな感じ。
さすがあたしが好きになった人やわって。なんか幸せな気分になったりして。
あぁ。やっぱり単純なんよなぁ・・・あたし(苦笑)。

でもね。よかった。そうる。あんたがそんな人で。
そんな人を好きになれたあたしで。よかった。





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2002年11月27日(水)どうしようもない恋人。

悲しい悲しいお知らせです。
そしてそのせいで。今日の日記はまた愚痴満載です。
人の愚痴って。聞いててあんまり気持ちいいもんじゃないですよね。
うんざりしたら。また元気なときの日記を読みにきてくださいな。

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えーっと。そうるが。またまた免停くらいました(涙)。

3度のメシよりバイクが好きってくらいのバイク好きでした。
あたしが何回言ってもぶっ飛ばすのを止めないあほぅでした。
そんなあほぅやけど。1ヶ月前くらいに免停くらって。初心者講習まで行って。
かなりへこんでたし。もう反省してると思ってました。

あいつは。ほんまに筋金入りのあほぅです(涙)。

昨日あたしを送ってくれた帰りのことみたいです。
48キロオーバーで捕まったらしいです。
罰金8万円とか払うことになったらしいです。
人づてに聞いたんで。詳しいことは分からんのですけど。

てゆーか直接あたしに言ってくれんのって感じです。
今日ナイターで会うし。前もって報告することじゃないんかもしれんけど。
それを聞いてもむかついて連絡とってへんあたしの言えたことじゃないけど。
そーゆうふうに。いざってときに何も教えてもらえんかったら。
なーんか。言いようのない寂しさに襲われたりするもんです。
そーゆうの。そうるは鈍感やから分からんのやろうけど。


話がちょっとそれましたが。免停そのもののことについて。
あのバイク好きにとって。運転できんことがどんなにツライことか。
あのバイト人間にとって。その罰金がどんなにイタイことか。
あたしには痛いくらいに分かります。えぇ。分かりますとも。
分かるけど。今回ばかりは情けない気持ちでいっぱいです。
情けないし。寂しいし。ほんまどうにかしてくれって感じです。

バイクで風を切って走る気持ちよさは。あたしも知ってるし。
スピード出したくなる気持ちも。そりゃ十分に分かる。
(あたしも原チャでぶっ飛ばすこと多々ありやしね。)
でもでも。あたしはそうるのことが心配やから。ずっと言ってた。
「気をつけて帰りや。飛ばしたらあかんねんで。」って。何度も言ってた。
「心配しすぎやろ。」って呆れられても。別れ際には毎回言ってた。
「あー。もううるさいしー。」って言われても言い続けてた。
それは。100キロとか出して事故ったときのことを。どうしても考えてまうから。
そうるにもしものことがあったら・・・って。考えずにはおれんから。


ねぇそうる。そういうあたしの気持ちを。全然分かってなくて。
ぶっ飛ばして捕まったんなら。あたしは「かわいそう。」なんて言ってやらん。
そうる。それは自業自得って言うねん。あんたはただのあほやで。

それに。あたしがもうひとつ腹立ったこと。
あんたがバイクに乗れんくなったことで衝撃を受けるのは。
自分ひとりじゃないってことを。分かってほしいんやけど。
あんたと一緒にバイクに乗ることが。あたしにとってどれだけ幸せなことか。
あんたのバイクの後ろは。あたしにとって大好きな居場所やねんで。
あれだけ毎回はしゃいでるあたしを知ってるくせに。分からんなんて言わせへん。
そりゃあんたは。あたしを後ろに乗せてスピードちょっと抑えるより。
ひとりの方がぶっ飛ばせて楽しいんかもしれんけどさ。(←ひねくれ発言・・・。)

それにそれに。(←相当溜まってるのです・・・。)
8万円の罰金のせいで。しばらく遊べんとか言い出すなよ。
(友達に言ってたらしい。バイトしまくらなーって。)
気持ちは分かるけど。罰金はあんたのせいやろ。あたしには関係ないし。
そのせいで。みんなで立ててきた計画を次々とキャンセルするあんたが。
めちゃめちゃむかつくんやけど。むかついてしょーがないんやけど。
楽しみにしてたあたしの気持ちはどうなんねん。
行き場のないこの気持ちを。なんとかしてくれ。ほんま。


・・・こういうこと言い出すあたしは。自分勝手やと思う。
バイクもお金も失うそうるの気持ちなんか。全然考えられてへんし。
あたしが想像してる以上に。あんたはへこんでるんやと思うけど。
そんなん知らんーって思ってまうあたしは。たいがい幼いやんね。
ただあんたのバイクの後ろに乗りたいだけ。ただあんたと遊びたいだけ。
勝手極まりないと思うやろ。そんなことは自分でも分かってるねん。

でもさ。寂しいねん。あんたがいろんなことを分かってへんのが。
あたしがどれだけあんたを心配して口うるさく言ってたかってことも。
あたしがどれだけあんたのバイクが好きかってことも。
結局あんたは。分かってるようで分かってへんのやと思えて。
あたしは寂しくてしょーがないねん。


・・・今日ナイターでそうるに会うけど。
あんまりギャーギャー言わんようにせんとあかんなぁ。
たぶん言い出したら止まらんくなってケンカになると思うし(涙)。我慢せんと・・・。





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*追加*
昨日の日記も一緒にアップしてます。よかったら読んでください。
昨日のうちに書いてたけど。アップしてませんでした。
ちなみに。今日の愚痴とは全然違う幸せ日記です(苦笑)。


2002年11月26日(火)幸せ倍増の法則。

今日は。そうると久しぶりにデートしてきた☆
実習が4時過ぎに終わって。そうるにメールしたら。
「うちももうちょいで終わりそう。待ってて。」って返事が来て。
あたしは大学のカフェで。(←そんないいもんじゃないけど。)
ひとりで雑誌読みながら。そうるのことを待ってた。

こうやってそうるのことを待つ時間が好き。
携帯の時計を何度も見ながら。まだかなーって。
そうやって待ってる自分は。ガラにもなく女の子って感じで。
たまにはこんな乙女モードもええかなって。ひとりでにんまり(笑)。


待つこと30分ぐらいで。そうるが走ってきた。
「おっすー。」って言って。あたしは片手を上げる。
「ごめんー。思いのほか終わるの遅かった。」って。そうるは言う。
今日のそうるは。いつもの黒いダウンジャケット。
中に着てるのは紫のトレーナー。そして濃い色のジーンズ。
足元は赤と金のアディダスのスニーカー。大好きなそうる。

「んじゃ行こっかー。」ってそうるが言って。2人でバイクに乗る。
そこで。びっくり偶然。サークルの友達にみつかった(焦)。
「あれまー。おそろいで。どっか行くん?」って聞かれて。
ちょっと焦りまくってるあたしに代わって。そうるが答える。
「んー。ちょっとデート☆」って。ガラになくかわいい声で(笑)。
あたしは。さらに焦ってオロオロして。2人の顔を見比べる。

友達はもちろん本気になんかするはずなくて。冗談やと思って。
「はっはー。ええこっちゃ。いってらっしゃいなー。」って言う。
「おう。いってきますわー。」って。そうるもヒラヒラと手を振る。
友達がいなくなってから。あたしの方を振り返って。にやっと笑う。

何も言わずに。ちょっとそうるをにらんだあたしに。
「変にごまかすよりこっちの方がええねんて。」って。えらそうに言う。
なにさ。自分だけ分かってるみたいなこと言いやがってさ。
そうやってさらにふくれたあたしの頭を。そうるはまたポンポンって叩く。
それだけで機嫌を直したあたしは。幸せ気分でバイクに跨る(苦笑)。


昨日。たまには外で一緒に食べようやーって話になった。
あたしとそうるは。サークルで顔合わせまくってたから。
特別に2人で出かけること自体があんまりなくて。
2人になるとしたら。ナイターの後にあたしの家で・・・ってパターンやった。
それはもちろん幸せやけど。そればっかりでもおもしろくないし。
外食ってやっぱり楽しいし。あたしはウキウキやった。

時間がまだ早いってことで。とりあえずちょっと走ることにする。
夕焼けの中を走るのは。なかなかあたしもお気に入り。
太陽に向かって走ると。眩しくてしょーがない。
でも黒いシールド貼ってるそうるは。そんなのおかまいなしで走る。
オレンジ色の世界は。柔らかくあたしたちを包んでくれる。
もったいないなぁ。そうるはこのキレイなオレンジが見えんのや。

あたしは後ろからそうるに向かって言う。風に消されんように叫ぶ。
「ちょー。夕焼けキレイやでー。見てみーや。」って。
そうるは。ちょっとだけあたしの方を振り返ると。シールドを開いて前を向く。
「おー。ほんまや。キレイやなー。」って。そうるは笑う。
嬉しそうなそうるの声を聞いて。単純なあたしはそれだけで嬉しくなる。


30分ぐらい走って。6時過ぎには店に入った。
今日のメニューは。あたしの提案&そうるの合意で。焼肉(笑)。
だって好きなんやもーん。たまに無性に食べたくなるんやもーん。
紙エプロンをして。容易万端。さぁじゃんじゃん持ってきてくださーい☆(笑)
そんな感じで。あたしもそうるも。相当な量のお肉を食べた。

そうるが1番好きなのはカルビ。あたしは好きなのは塩タン。
あたしたちの食欲は。女にしてはなかなかすごいもんやと思う(苦笑)。
もちろんしっかり白ごはんも注文して。パクパク食べる。
食べ放題の店に行ったんやけど。1時間半で相当食べた。
(何人前たいらげたか・・・。それは言えません(苦笑)。)


食べ終わってちょっと落ち着いたら。飽きもせずにまた走る。
夜の高速・・・あたしは昼間よりもずっとずっと好きやな。
暗闇の中でそうると2人。キラキラしてるライトがいっぱい。
なーんか。そういうのが好きなんよね。あたし。ロマンチストやから(爆)。

でも寒いから(涙)。ちょっと走って断念。
自販機をみつけて。あたしはバイクを降りて2本買ってくる。
あたしはロイヤルミルクティー。そうるは無糖ブラックのコーヒー。
缶を両手で包んで。冷えた指先をあっためて。それから飲む。
体にじんわりしみ込んで。芯からほんわかしてくる。

「さみー。冬場はやっぱり家がええかもなぁ。」って。そうるは言う。
「んー。でも久しぶりで楽しかったし。まぁええやん。」って。あたしは答える。
バイクから見た夕焼けも。おいしい焼肉も。キラキラした夜景も。
全部全部あたしには嬉しかったし。幸せやったから。


ねぇそうる。あたし思ってんけど。
夕焼けってひとりで見てもキレイやし。焼肉もひとりで食べてもおいしいやん。
キレイなものを見ることも。おいしいものを食べることも。幸せなことやん。
でもさ。それをあんたと一緒に共有することで。何倍も幸せな気持ちになるんよね。
キレイな夕焼けはもっとキレイに見えるし。おいしい焼肉はもっとおいしく感じる。
それは。大好きな人と一緒にいられる幸せが加わるからやと思うねん。

そんなことを考えながら。幸せ気分で家まで送ってもらった。
あんたは。いつもみたいに駐輪場であたしにキスをくれた。
名残惜しくて。ちょっと長めのキスをして。唇を離したら。
「なんか焼肉くさいかも・・・。」って。あんたが言うもんやから。
甘いムードなんかぶち壊し。あたしも思いっきり吹き出してもーたやん(笑)。

でもそういうのも幸せ。甘くなりきれん関係も好き。
時々ちょっと冷めてるあんたの言葉は。キスひとつの幸せも倍増させる。
そうるの存在って。あたしの幸せにはやっぱり不可欠なんやなぁ。

今さらそんな当たり前のことを実感した今日やった。うん。いい1日やった。





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2002年11月25日(月)過去でも未来でも。

雨なんてキライ。大キライ。
グランドを濡らす雨は。あたしにとっては敵。
雨のヤツ。なんで今日に限って降るかなぁ。ちくしょう。
なんであたしにとってかけがえない時間を奪うかなぁ。
降るならあたしの知らんとこで降ってくれ。まったく。


今日からまた実習で。あたしは朝から疲れ気味やった。
家を出るとき。雨を降らせる灰色の空を恨んだけど。
夕方までにはきっと止んでるやろうと思って。
ナイターを楽しみに1日がんばって乗り切ろうと思って。
濡れて肌にくっつきまくるカッパにむかつきつつも。我慢した。

それやのに。実習終えて病院を出ても。外はまだ雨。
あぁ。なんてこったい。・・・ありえへん(涙)。

あたしは。疲れた心を充電させるために練習したかった。
体が疲れることはどうでもよくて。気持ちの疲れを取りたかった。
難しいこととかいろいろ忘れて。ただ走り回りたかった。
昨日うまいとこの試合を見たのもあって。気合いも入ってたのに。
あーあ。拍子抜けってまさにこのことやわ(涙)。


がっかりしながら家に帰って。あたしは眠ってしまった。
なんだかんだで体は疲れてたみたい。
雨は神様の優しさかもしれんなぁ。なんかそう思った。
晴れてたら。あたしはどんなに体がしんどくても練習行ってたやろうし。
それで余計に体調崩したかもしれんし。

そうるの夢を見た。なんか久しぶりやった。
夢の中でそうるは。小さな黒い羽根を持った妖精やった。
あたしの好きな。時々見せるあの妖艶さを放った瞳で。
どこかへ誘うみたいに。ヒラヒラとあたしの周りを飛んでた。
気づけばあたしの背中にも。小さな白い羽根がついてて。
あたしは。そうるに連れられて。フワフワと飛んで行った。
そうるは。見えない何かに導かれるように。まっすぐに飛んで行った。
眩しい光と。暗い闇を。何度も何度も抜けて。2人で飛び続けて。
たどり着いた先は。どこまでも広くて。何もない世界で。
そこが天国か地獄か。あたしには分からんかった。


ねぇそうる。目覚めて。あたしが最初に考えたことは。
あー。黒い羽根と白い羽根やー。いつかのあたしたちみたいやーって。
いつか一緒にチャレンジしたライブのコスプレのことやった(笑)。
羽根はつけてなかったけど。あんたは黒い悪魔で。あたしは白い天使。
今となっては笑えるけど。そんなことを大真面目に楽しんでやってたやんね。
懐かしいなーって思って。その時の写真を出してきてしばらく見てた。
(日記に書いてました。こちらの日記です。)

それからぼんやりした頭であたしは考えてんけど。
何もなかったあの世界は。きっとあたしとあんたの未来やなぁって。
真っ白いキャンパスみたいに。どんな色にも染められる。
そんなあたしたち2人の未来なんやなぁって。

あたしとあんたの未来は。全然見えんやんね。
約束とか束縛とか。そういうものが好きじゃなくて。
さらにあんまり直接的な意味をもつ甘い言葉を吐かないあんたは。
愛してるとか。これからもずっと一緒にいたいとか。
そんなふうにあたしを安心させることは言ってくれんよね。

そんな言葉なんかいらんって言ったら嘘になるけど。
そりゃときには。分かりやすく「愛してる。」って言ってほしいけど。
でも。あたしは敏感になって。あんたからのサインをちゃんと受け取る。

例えば。今日雨でナイターがなくなって。
「あーあ。明日はゆっくり寝られると思ってたのに。」って言ったあんたは。
今夜も。あたしの部屋に泊まるつもりやったってことやし。
雨で出てこれんから。ちくしょうってことなんやろうし。
(あたしの家は大学から近いからねぇ。)

それから。だらだらメールしてたときに。
「明日実験長引くかも。久々に高速行きたいなぁ。」って言ったあんたは。
あたしを乗せて走りたいって思ってたってことやし。
(実習が早く終わるかもって言ったあたしにわざわざ言ってきたんやし。)

ねぇそうる。あんたの言葉は。時々ちょっと難しい。
(うん?どういう意味や?)って。あたしにちょっと考えさせる。
でもあたしは。そんなそうる語ををうまく訳せるようになってきた(苦笑)。
分かりにくいあんたの「好き」を。どうにか受け取れるようになってきた。

前はさぁ。そういうあんたの言葉の意味がさっぱり分からんくて。
あんたが。あたしのことなんか全然考えてない勝手なヤツ思えて。
あたしは。勝手に不安になったり大騒ぎしたりして大変やったやんね。
(今でも時々そうなるんやけどさ・・・。あたしが幼いせいで・・・(涙)。)
でもでも。今こうやって少しは落ち着いていられるのは。
それだけの時間を一緒に過ごしてきたからやなぁって。そう思う。

嬉しいこともしんどいこともあったけど。あんたと一緒にいられてよかった。
そして。そーゆうことはこれからもいろいろあるんやろうけど。
そうる。あたしはやっぱりあんたとずっと一緒にいたい。

過去でも未来でも。あんたのそばにいたい。あんたにそばにいてほしい。
なーんか。今日はそんなことを思ってた1日やったわ。そうる。





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なんとなんと。カウンターはもう9000です☆
あたしの予想以上によく回ってるみたいで。嬉しい限りです。
これからもこんなダラダラ日記ですが。よければ読んでやってくださいね。
てゆーか。白状すると。あたし自分で9000踏んじゃいました・・・(爆)。


2002年11月24日(日)すべてを感じるままに。

今日は。3日ぶりにそうるに会えた。
それだけで。単純なあたしは幸せやった。

うまい大学の試合を見に行ってきた。
あたしは。サークルの友達と一緒に会場まで行ったんやけど。
そこに遅れて。小走りで現れたそうるを見て。
「1時間もかかるなんか思わんかったー。」って愚痴る声を聞いて。
愛しい人がちゃんとそこにいる事実に。なんかじんわりしてもた。

・・・なんやねん。なんでこんなに反応するねん。あたしの心。

たった3日ぶりでも。ずいぶん久しぶりに顔を合わせたような気分で。
あたしは。頭の先から足の先まで。そうるのことを観察してた。
染めてから時間が経ってプリン状態になってきた髪とか。
最近かさついてちょっと荒れぎみの唇とか。
キャラに似合わずちっちゃくてかわいい指の爪とか。
そういう部分が全部全部。愛しくて愛しくてしょーがなかった。
そして。じーっとそうるを盗み見てるうちに。頬が火照ってくる感じがした。

・・・あーあ。こういう場所でも素直に反応しやがって。あたしの体。


あたしは。自分は素直じゃないってよく書いてるけど。
心も体も。こんなにも分かりやすいくらいに反応するんよね。
結局。素直じゃないのはあたしの意志とかそーゆうものなんやと思う。
じんわりする心も。火照る体も。感じたものをそのまま表したがってる。
そういうのを認めずに。隠そうとするあたしの意志が。
つまりは1番素直じゃないんやろうと思う。

そうるのことを大好きやって思う気持ちは。
今のあたしの中で。1番強い感情やと思うし。それは自覚してる。
でも。そういうのって。なんか悔しい。うん。悔しい。
なんでこんなに夢中にさせられてもたんやろうって。
これ以上好きになったら。またそうるを調子に乗らせてまうやんって。

そう思うのと同時に。この気持ちがそうるの重荷になったらどうしようとか。
こんなに思いすぎたらそうるを縛ってまうかもしれんとか。
矛盾してるかもやけど。そういうことも考え始めたりして。
結局。どっちにせよ。あんまり好きになりすぎたらあかんって思ったりして。
ちょっと思いをセーブしようとしてがんばってみたりする。
心と体にブレーキをかけて。素直に表すのを止めてみたりする。

でもそういうのって。自分もしんどいし。楽しくない。


そう。いつやったか。そうるに言われたことがある。
あたしは。そうるに言われた言葉はたいがい覚えてるけど。
中には。絶対に忘れられんような決めゼリフもあったりして(苦笑)。
そういうのは思い出すたびに。あたしを耳まで赤くさせる言葉やったりする。

確かケンカした後やった。ケンカの内容ははっきりとは覚えてへんけど。
たぶんしょーもないことで。あたしが機嫌悪くなって。引っ込みつかんくなって。
自分が悪いことも分かってるけど。うまく謝れんかったときのこと。

大好きなそうると。早く仲直りしたくてしょーがないのに。
怒ってるそうるを感じてた。呆れてるそうるが怖かった。
「ごめんなさい。」が言えんくて。あたしはどうにも動けんくなってた。
そーゆうときのそうるは。黙ってあたしの出方を待ってる。
根気強く。まるで親が子どもに教えるように。
あたしが自分で考えて答えを出すのを。ただ黙って待ってる。

それは。見守るってことなんやと思う。
そうるの。あたしへの最大限の優しさなんやと思う。
冷静になって。後から思えばそれは理解できるんやけど。
心がショボンってなってるときのあたしには。そんなことは分からんくて。
そうるが作り出す沈黙を。怒りやと勘違いして。泣きそうになる。

そして。いつもの元気はどこへやら。しおらしくなって。
「・・・ごめん。」って言うのが精一杯になったりしてた。
下手すれば涙も零れそうな情けない状態になってたあたしに。
そうるは。いつもみたいにフッて笑って。言ってくれた。

「あんたがうちにぞっこんラブなんは分かってる。」
「だから心配せんでよろしい。素直になりんしゃい。」


ちょっと遠回しなそうるの言葉。でもあたしにはちゃんと届く。
嫌われたかもしれんって思って。びびってたあたしの気持ちを見抜いて。
あたしが自分(そうる)を好きなことは理解してるから。受け止めてるから。
嫌いになったりはせーへんよって。だから思ってること言ってええよって。
そうるはあたしに言おうとしてくれたんやろう。

それにしても。ぞっこんラブって・・・(苦笑)。
あたしは思わず。泣きそうになりながらも吹き出してしまう。
そうやって笑ったあたしを見て。そうるも満足そうに笑う。

あ。もしかしてわざと寒いこと言ってくれたんかな。
涙顔のあたしを。笑顔にするために。ピエロになってくれたんかな。
そう思ったら。あたしはまた泣きそうになって。
そんな自分がまた悔しくて。うつむいて涙を隠してた。


ねぇそうる。あんたはいつだって。あたしより一枚上手。
素直になりたいのに。素直になれんあたしを分かってて。
ちゃんと気持ちを表せるように導いてくれる。
あたしが。素直じゃないあたしの意志を殺して。
素直に。ありのままで笑えるのは。あんたのおかげ。

でもいつか。あんたにそうやって助けられんくても。
いつだって自分の気持ちに素直になれるあたしになりたい。
すべてを感じたままに。表せるようなあたしになりたい。
そう。好きなら好きで。この気持ちに自信を持って。
あんたに向かって。いつでも笑えるあたしになりたい。





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2002年11月23日(土)祈りは届かない。

今日はそうるに会えんかった。
練習に行った。そこにそうるがいて当然やと思ってた。
それやのに。そうるの姿はなかった。

水曜のナイターでそうるに会って。そうるをあたしの家に泊めた。
木曜。金曜。そして今日。たった3日会えんかっただけ。
それやのに。なんでこんなにも我慢できんくらいに会いたくなってるんやろう。
秋のせいかな。どうにも最近のあたしは寂しがり傾向強すぎ。

寂しがりなくせに。強がりで素直じゃないあたしは。
そんな自分を認めるのが悔しくて。平気なフリをする。
なんともないし。別にひとりでも平気やし。そう思い込ませて。
マンガを読んでみたり。テレビを見てみたり。それなりに楽しむけど。
やっぱり1番欲しいのは最愛の人の存在で。
それがここにないことに。また寂しくなって。胸を押さえる。

思い返せば今日1日。あたしはまたそうるのことばっかり考えてた。


今朝目覚めて。なんとなく明るすぎる周りにイヤな予感がして。
携帯の表示を見たら。びっくり仰天8時半で(涙)。
練習は9時から。練習グランドまではぶっ飛ばして30分切るか切らないか。
あたしは。大急ぎで着替えて。朝ごはんも食べないで家を飛び出す。

今までは。遅刻の連絡はキャプテンそうるにしてた。
それはもうあたしの習慣になってたみたい。
駐輪場であたしは携帯を取り出して。無意識のうちに。
画面にそうるの番号を表示させて。ふと気づく。
そうるがもうキャプテンじゃないってことに。
だからそうるに連絡する必要なんかないってことに。
そしてあたしは。どうしようもなくせつなくなる。

5限まで講義のあった日とか。ナイターに遅れる連絡をよくそうるにしてた。
「まだ終わらん。ちくしょう教授め。また遅刻してまうー(涙)。」って送ったら。
「イライラしたらハゲるで。待ってるから終わり次第おいでー。」って返事をくれた。
そういうなんでもないそうるの言葉が。あたしの心を満たしてくれてた。

でもそういうやり取りは。もう出来ない。


家を飛び出して。アクセル全開でぶっ飛ばして25分。
なんとかギリギリで間に合って。ホッと胸を撫で下ろす。
「おはよー。」「寝坊したんかー?」「遅いやーん。」って。みんなと言葉を交わす。
そしてあたしは。そこにそうるがいないことに気づく。
友達に聞いたら。なんでも愛車の調子が悪いとかで。
朝早くから修理に行ったけどなかなか終わらんくて来れんらしい。
結局そうるは。練習が終わる時間になっても現れんかった。

そうるがいなくても。練習は滞りなく成立した。
あっちこっちで。そうるの発言があったらなぁって思う場面はあったけど。
そうるがいなくても。それが当たり前みたいに練習は進んでた。
そうるはもうキャプテンじゃないんや。あたしはまた思い知って。
言いようのない寂しさに襲われて。どうしようもなくなる。

キャプテンやったそうるは。絶対に練習を休んだりせんかった。
あたしも。どんなに忙しくてもしんどくても。めったなことじゃ休まんかったけど。
そうるは。責任のある立場やったこともあって。常に練習に来てた。
風邪ひいてズルズル鼻水すすりながら。後輩にアドバイスしてたこともあったっけ。
そうやってがんばってるそうるは。あたしの自慢で。誇りやった。

でもそういうそうるは。もういない。


ねぇそうる。あたしちょっとセンチメンタル全開。
当たり前のようにそこにあったものが。確実に姿を消していくから。
「何も失わへんやん。」って。あんたはあたしに言ったけど。
あたしを取り巻いていた。とても小さくて。とても大事なことが。
あたしの気づかんうちに。いろいろ変わっていくから。

永遠なんてないことは。最初から分かっててん。
いつか終わりが来ることも。最初から分かってたことやねん。
それでも。あたしは心のどこかで願ってたんかもしれん。
大好きなあんたの。最高にかっちょいい姿を。ずっと見ていられますようにって。
大好きなあんたが。最高に輝く場所に。ずっと一緒にいられますようにって。
叶わんことが分かってても。祈り続けてたんかもしれん。

そうる。あたしみたいに。夢見っぱなしじゃないクールなあんたやけど。
3年間。ものすごい情熱をサークルに注いできたあんたやから。
あたしと同じようなことを。願ってきたんとちゃうかなぁ。
終わらないで・・・って。今でも祈ってるんとちゃうかなぁ。





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*追加*
昨日の日記も一緒にアップしてます。
最近忙しくて。何日分かまとめてアップすることもあるんです(涙)。
よかったら。戻って読んでやってくださいね☆


2002年11月22日(金)消えていかないで。

最近。体の調子がイマイチよくない。
今週に入ってから。なんかだるくてしょーがない。

あたしは。朝はわりと強い方で。毎日しっかり6時半には起きてた。
(そうるが泊まると幸せで。ついつい寝坊するんやけど・・・。)
それがなんと。今週は寝坊しまくりで。全然まともに起きられん。
夜にしても。そこそこ遅くまでは平気で起きていられたのに。
今じゃ。昼寝せんかったら0時前にもう眠くなってまう。

それは。最近始まった実習で疲れてるからなんやろうと思ってた。
でもでも。どうにも治まらんだるさに。あたしはようやく気づく。
これってきっと。俗に言う「燃え尽き症候群」ってヤツなんやと思う。


先週の試合。今年のリーグ戦の最終試合が終わって。
あたしたちの学年は。いわゆる仕切りの代を終了して。世代交代をした。
それ以来。練習でも下の学年がメインになってくるから。
あたしたちは。がんばる2回生の邪魔をしすぎんように。
一歩引いたところから練習に参加するようになった。
そうるもキャプテンじゃなくなって。びっくりするぐらい発言が減ったし。
いつの間にか。いろんなことが変わっていった。

あたしは。燃え尽きてしまった。うん。まさにそんな感じ。

いろんなことに対するやる気が出てこーへん。
実習も真剣に取り組めんし。家でもなんかだらだらしてまうし。
そういう自分に。うんざりして。落ち込んで。へこみまくって。
「それじゃ輝きも生まれてこーへんやん。」って。
そうるに言われた言葉を思い出して。溜め息ひとつ。
確かに今のあたしは。全然輝いてへんと思うし。・・・はぁ。


イライラしたときの。あたしの落ち着くための方法。
おいしいものを食べるとか。好きな音楽を聴くとか。いろいろあるけど。
そのひとつに。お決まりのストレッチ&マッサージがある。
腕とか脚とか。いろんなところを時間をかけて。とにかくゆっくり伸ばす。
体の疲れがスッキリ取れると。気持ちもクールダウンする。

今日もあたしは。お風呂あがりにストレッチをした。
試合続きで。無理しまくってたあたしの体には。ガタがきてて。
どんなに揉みほぐしても。ふくらはぎはガチガチで。痛みも消えへん。
足の裏は剥けてて。爪は固くなってて。ちっともかわいい足じゃないし。
でもそんなふうに。痛い足も。ボロボロの足も。あたしが頑張ってきた証。
ツルツルで何の傷も痛みもない足なんて。あたしはいらんし。
このボロボロで痛みまくる足こそが。あたしには大事なものやから。

そうやって。いとおしむようにマッサージするうちに。あたしは思い出す。


水曜の夜。戯れの時間に。
情けない話やけど。あたし実は足がつったんよね(苦笑)。
(あ。日記に書いたバスルームでの戯れじゃなくて。その後のベッドの方です。)
途中で。「いーたーいー。」って言ったあたしを。そうるは苦笑いして。
「なんでこんなときに足つるかなー。」って言って。マッサージしてくれた。
「うぅ・・・そんなこと言うても・・・。」って。半泣きのあたしに。
風邪ひくからってパジャマを着せて。ふくらはぎを揉んでくれた。
丁寧に揉みほぐしてくれるあんたの手は。あったかかった。

「もう体あちこちガタガタやわー。」ってあたしが言うと。
「うちもなんやかんやで足首けっこうやばい。」って。そうるも言った。
走り続けてきたあたしたちは。夢中になってるときは忘れるけど。
ふと冷静になったときに。こういう痛みに気づく。


ねぇそうる。感覚って大事にしたいなぁってあたしは思うねん。
過ごしてきた時間は。確実にあたしの体に跡を残してる。
それは。ふくらはぎとか。足の裏とか。
さらには。腕とか。腰とか。そういう場所の痛み。

そして。そういう場所をマッサージしてくれたあんたの手。
その優しい感触も。あたしの体にはちゃんと残ってるねん。
今あたしがマッサージすると。あんたの感覚を体が思い出すねん。
そして。欲しがって欲しがってしょーがなくなるねん。

痛みとか。心地よさとか。そういうの全部全部。
あたしの体が記憶して。忘れんかったらええのに。
サークルとか。あんたとか。あたしにとっての愛しい存在が関係してる。
そんなあたしの体の跡は。全部全部消えんかったらええのに。





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2002年11月21日(木)君しか見えない。

昨日の日記の続きです。ちょっと愛の戯れ入ってます。
そうるが久しぶりにあたしの部屋に泊まりに来てくれて。
あんまり幸せで。書きたくなっちゃったんで書きます。あはは。

-------------------------------------------------------------

ナイター後。あたしのマンションの前で。あたしが帰るのを待ってたそうるは。
怖いくらいに優しさ全開で。あたしを抱き締めてくれた。
そしてあたしの手を引いて。部屋の前まで連れて行く。
「えーと。一応ここあたしの家なんですけど・・・。」って苦笑いするあたしに。
「ええやん。細かいことは気にすんな。」って言って。そうるはにやっと笑う。
「てゆーか寒いしー。早く開けてー。」って。催促されてあたしは鍵を開ける。

部屋に入ってすぐに。唇を塞がれる。ちょっと荒々しいそうるのキス。
軽くもがいたあたしの手首をつかんで。玄関のドアに押し付ける。
「ちょー。あかんで。先にお風呂入るで。」って。
あたしは。走り出しそうなそうるを止める(苦笑)。
「えー。そんな汗かいてへんやん。」って。そうるはぷぅーっとふくれる。
その顔があんまりかわいくて。あたしはそうるのほっぺたをぷにっとつまむ。
わざと甘えるように。唇をとがらせるそうるに。今度はあたしからキスをする。

「あー。いいこと考えた。お風呂一緒に入ろうや☆」って。そうるが言う。
「はぁー?無理やって。風邪ひくで。」って。あたしは反対する。
ワンルームマンションのバスルームやし。狭すぎるし。
「ええやん。たまには一緒に入ろうやー。」って。そうるはウキウキ。
そんなウキウキそうるがあんまりかわいくて。あたしはまた負ける(涙)。
「しょーがないなー。」って言いながら。バスタブにお湯を入れる。

やっぱりあたしが弱いんよなーって。またまた思い知らされる。
膨らませた頬も。尖らせた唇も。キラキラしてる瞳も。どうにもかわいすぎて。
それはいつものクールなそうると同じくらい。あたしの心をくすぐる。
ふくれたり。ウキウキしたり。そうやってありのままの感情を出してくるのは。
そうるがあたしに心を許してるからこそなんやなーって分かるから。
余計に愛しくて。嬉しくて。求められるままに動いてまう。
あぁ・・・ちょっと弱すぎ(苦笑)。


「ピピピ」って。お湯が入った合図が鳴る。
お気に入りの桃の香りの入浴剤を入れて。ゆっくりかき混ぜる。
ミルク色のお湯。ユラユラ上がる湯気。そんなバスタブに2人で入る。
予想はしてたけど。いっぱいお湯が溢れて。ケラケラ笑い合う。

「狭いしー。」って。そうるが言うもんやから。
「だからやめとこって言ったやん。」って。あたしは言い返す。
「いや。別にあかんとか言ってへんやん。」って。そうるは言う。
「いや。絶対失敗やと思ってるやろ。もうええし。」って。あたしも譲らず言う。
そして。2人でつねりあって。じゃれあって。また笑い合う。


部屋からは。そうるがセットしたMDが聞こえてくる。
TMRのバラードセレクション。あたしのお気に入りの曲がいっぱい入ってるMD。
そこから。大好きな「AQUALOVERS」が聞こえてくる。
そう。これはあたしたちの戯れのテーマ曲。
うわ。もしやこれも作戦かしら。なんてヤツ・・・そうるめ(苦笑)。

そうるの方を見ると。なんとなくスイッチが入ったのが分かる。
熱を帯びた瞳が。絡みつく視線が。あたしを誘惑する。
「電気消そっか。」って言って。そうるはバスルームの明かりを消す。
脱衣所の明かりだけがぼんやり灯って。なんとなく怪しい雰囲気。

「ここおいで。」って。そうるは自分の脚の間を指差す。
狭いバスタブの中で。そうるにもたれて。
あたしは。背中からそうるに抱かれる形になる。
そうるの腕は。あたしの腰にしっかり回されて。
だんだん。そのまま。あたしの全身をなぞり始める。

絡みつくそうるの腕に。囚われたような感覚が走る。
束縛されるのは嫌いじゃない。むしろ好き。
そんなあたしの性癖を知ってるそうるは。強く強く抱き締めてくる。
やばい。やばいやばい。そんなんされたら気持ちよくなってくる・・・。

「お風呂やのに・・・。」って。小さい声で言ってみたけど。
あたしの首筋に吸い付いたそうるの唇は離れない。
「後にしようや・・・。」って。ちょっと抵抗してみたけど。
あたしの耳たぶを噛むそうるの歯は離れない。

でもあたしだってずるいもんで。本気でイヤだなんて思ってない。
あたしに触れるそうるの手は。あたしの大好きな手で。
あたしの背中に感じるそうるの体は。柔らかくて気持ちよくて。
もっと触れ合いたい。もっとそばに行きたい。もっとそばに来てほしい。
そう思うのに。口から出る言葉は正反対で。やっぱりあたしは素直じゃない。

「こっち向いて。」ってそうるに言われて。
そうるの方に向き直ったら。ゆっくりと唇を重ねられる。
こじ開けられたあたしの唇。その中にそうるの熱い舌が入り込む。
そして。あたしを味わうように。甘い甘いキスを続ける。

いっぱいキスをして。いっぱい触れられて。あたしは幸せやった。
漏らしたら響きそうな声を必死で抑えて。吐息に変えてたら。
「声出してええよ。吸い取ったるから。」ってそうるは言って。
あたしが喘ぎそうになったら。唇を覆ってくれた。

それはそうるの優しさ。でもそうるは分かってない。
唇を覆われることで。そうやってキスされることで。
またあたしが快感を与えられて。喘いでしまうことを(苦笑)。
そうるがやってることは。結局すべて。あたしを感じさせるから。
そうやって声を消そうとしたって。無理なんよね(苦笑)。


ねぇそうる。あたしにとって。
あんたのことしか見えてないこの時間。
あんたのことしか考えられないこの幸せな時間。
永遠に続けばいいのにと思えるような。
そして止まってしまえばいいのにとすら思えるような。
愛しくてたまらないあんたとの戯れの時間に。
あんたは。何を思ってるんやろう。

与え続けられる快感の中で。ふと冷静になった頭でそんなことを考える。
そしたら突然怖くなってきて。目の前にいるそうるが。急に遠く思えて。
あたしはまたそうるに抱きついてしまう。
「どしたん?」って。そうるはちょっとびっくりしたような反応をして。
それからは。ぴったり体をくっつけて。あたしを抱いてくれる。

そうる。あんたのことが大好き。この気持ちが。
もうあたしのコントロールなんて振り切って。どんどん高まっていくねん。
それがあたしは。時々どうしようもなく怖くなるねん。
冗談じゃなくてほんまに。あんたのことしか見えてない自分が怖くなるねん。
人を好きになる気持ちに。限りなんてないんやろうけど。
どんどんあんたを好きになって。ほんまに気持ちがどうにかなりそうで。
こうやって抱き合ってても。どうしようって不安になるねん。

なんでなんやろう。愛してる人に愛されて幸せやのに。
そうる。あんたがそばにいてくれて。あたしは確かに幸せやのに。
なんで怖くなるんやろう。なんで涙が出るんやろう。





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*追加*
大好きな曲。「AQUALOVERS 〜DEEP into the night」が。
今回の戯れに。あまりにも合ってたんで。また歌詞紹介。


躍る 揺らめく 柔らかに泳ぐ 気絶しそうな夢を見て
星の波間に 躰を委ねて 息を止めたら
そして世界は ボクらを失う すべては闇にさらわれて
燃え尽きそうな 刹那の余韻に 君とどこまで・・・・・・


うーん。やっぱりあたしは好きやなぁ。この独特の世界観が。


2002年11月20日(水)怖いくらいの幸せ。

今日もナイターに行って。帰りにみんなでうどんを食べに行った。
そうるとあたしを含めて5人。いつものメンバー。
原チャもバイクも寒すぎて。ガタガタ震えながら店に入った。
店の中はあったかくて。目の前にはそうるの笑顔もあって。あたしは幸せになる。
ホカホカうどんを食べて。相変わらずしょーもないことを話したりして。
時間はあっという間に過ぎていって。気づけば0時を回ってた。

店を出て。「じゃーねー。」って言って。みんな家に帰って行く。
あたしは。そうると別れるのが名残惜しくて。ダラダラと残ってた。
でもそうるは。あたしのそんな気持ちなんて全然気づいてない感じで。
「さみー。」とか言いながら。荷物をバイクに括り付けて。帰る支度をしてて。
「じゃーねー。」って言い残して。あっさりと帰って行った。

・・・ちょっとだけ期待してた。家に来てくれるかなーって。
以前ナイター後に。みんなでラーメン食べた後で。
そうるはあたしの家に来てくれたから。・・・正しくは待ち伏せやけど。

そういうこと期待してるのって。なんか恥ずかしいやんね。
そんなにいつもいつも気にかけてもらえるとか。望んでる自分に。
後から気づいて。あーあ・・・またかよ・・・な-んて。情けなくなる。


マンションに着いて。駐輪場に入るときに。またあたしは意識してる。
気になんかしてへん。そう思ってるけど。こっそりあのバイクを探してる。
でも。いつもそうるが停めるところに。愛しいバイクはなくて。
それからぐるっと見回してみるけど。やっぱりそうるのバイクはなくて。

(あーあ。やっぱりおらんかぁ。)って。がっかりしたあたしを。
(なに期待してんねん。ばーか。ばーか。)って。もう一人のあたしが笑う。
あたしの中で。2人のあたしが会話してる感じで。なんだかなぁと思いながら。
あたしは。マンションの入り口に回って。エントランスのドアに手をかける。

そのとき。あたしの背後でクラクションが鳴る。
振り返ったあたしは。眩しいライトに照らされて。思わず目を細める。
信じられんかった。その光の中には。そうるがいた。

「はっはー。隠れててやった。」そうるは笑いながら。バイクを停める。
「探してたやろ。はっはー。アホやコイツ。」って。さらにあたしを笑う。
いつものあたしなら。間違いなく言い返してるところやった。
「きぃー。探してへんわ。誰が探すか。調子のんなよ。」って。
ひとつふたつバシっと叩いてやるところやった。

でも。今日のあたしはおかしかった。
込み上げてきた愛しさは。生意気なあたしを消してしまった。
だって。こうして2人きりになりたかったから。
ここ最近。ゆっくり2人きりにはなれんかったから。
変わりに。甘えんぼのあたしが現れるかと思えば。それも違った。
あたしは。甘えたくて仕方ないくせに。動けなくなってた。
自分でもどうしてなのか分からないけど。

黙り込んだあたしに。そうるは近づいてくる。
「どした?」って。うつむいたあたしを覗き込む。
あたしは。なんて言っていいか分からんくて。上目遣いでそうるを見る。
ちくしょう。2人になれて嬉しいのに。言葉が出てこーへん。
だって。あまりにも予想外やってんもん。本気でびっくりしてんもん。
1回がっかりさせといて。実は隠れてるとか。ちくしょう。ずるい。
あたしが会いたいと思ってたこと。そうるがいるかもってちょっと期待したこと。
またバレバレやし。なんやねん。なんであたしばっかり。ちくしょう。

「なーんやねん。」そうるは笑って。またあたしの頭を叩く。
あたしがそれに弱いことを。そうるはもうちゃんと知ってて。わざとやってくる。
甘えることに。ちょっとだけ抵抗を感じて。困ってるあたしを。
自分の方に引き寄せて。ぎゅーって。抱き締めてくれる。

瞬間。凍ってた気持ちが溶かされて。涙になった。


正直な話をすると。サークルを引退するってことになって。
あたしはめちゃめちゃ情緒不安定やった。
練習は行ってるけど。それもたぶん今年いっぱい。
そうるの愛は信じてるけど。サークルの存在が消えても。
今までと同じようなあたしたちでいられる自信が。今のあたしにはなかった。
あたしは。これからもきっと。今までと変わらずそうるを愛していくけど。
そうるが。この先あたしをどう思うのかが分からなくて。
失うかもしれないと思ったら。怖くて怖くて。たまらなかった。
そして。そんなふうに疑ってる自分が。大キライやった。
そうるの顔色とかを。こっそり見てる自分が。大キライやった。

そんなときに。学部の方も忙しくなって。
あたしは。しんどくてたまらんかった。
支えになってたものがなくなって。宙ぶらりんになって。
先のこととか考えて。どうしようもない不安でいっぱいやった。

そんなあたしに。気づいてたのかどうなのか分からんけど。
そうるは。こうやってあたしに会いに来てくれる。
どうしようもないあたしを。こうやって抱き締めてくれる。
そのたびに。あたしは幸せになって。同時に怖くなって。泣きたくなる。


ねぇそうる。あたし。ちっともかわいくないね。
怖がりやし。泣き虫やし。そのくせ。ちっとも素直じゃないし。
強がって。平気なフリして。実はビクビクしてたりして。
でもあたしは。そんなあたしを。抱き締めてくれるあんたが大好き。
大好きやから。怖くなるねん。泣きたくなるねん。

こんな情けないあたしが。ぐちゃぐちゃのあたしが。
あんたみたいな優しい人に愛されてええんかな。
あたしは自己嫌悪に陥ってるときに。よくそう思うねん。

ねぇそうる。そういうあんたの優しさに。
ちゃんとつりあえるあたしになりたい。
見守ってくれるあんたの期待にちゃんと応えられるように。
いつでもがんばれるあたしでいたい。

そうる。あんたの存在に。あたしまた救われたわ。
大丈夫。おかげでちょっとがんばれる気がしてきたし。
ありがとう。ありがとうね。そうる。





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長くなっちゃったので。続きはまた明日。


2002年11月19日(火)なんとなく不調。

今日はかなり愚痴日記です。読んでていい気はしないかもです。
だるいなーって思ったら。読むのやめてくださいね。ごめんなさい。

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今日は。そうるに会えなかった。
別に会う約束とかしてたわけじゃないけど。
あたしたちは。約束とかしてなくてもほとんど毎日会えてたから。
会えなくて。あたしは寂しかった。

昼練に行けなかったのは。引退したからじゃなくて。
(引退しても今年いっぱいは。あたしたちは普通に練習に顔出すつもり。)
実習という。あたしにとって最高にうっとおしいものが始まったから。

あたしは。大学ではとりあえず看護学科に所属してて。
一応病院実習なんかに行ってたりする。
でもあたし自身は。最近めっきり看護に対して興味がもてず。
看護師になる決意も揺らぎつつ。(もともと決心が浅かったんやと思うけど。)
やっぱり普通に就職しようかなーなんて。思ってたりするダルダル状態。

実習が始まって。昼練に行けないあたしは。
イライラしながら。お昼の時間を過ごす。
グランドでみんなとお弁当を食べたり。
昼練の後でみんなで食堂に行ったり。
そんなふうに過ごしてた昼休みが懐かしい。

あたしの居場所は。確かにそこにあって。
大好きな友達の笑顔も。確かにそこにあって。
そういうものは。変わらずにあたしのそばにあると思ってた。
それやのに。今のあたしには。それがない。

学部の友達も大好きやけど。今あたしの心が宙ぶらりんなせいで。
真剣に実習に取り組んでるみんなの姿が。あたしには痛い。
なんてあたしは情けないんやろうって。思い知らされて。辛い。
なんでもっとやる気を出せんのやろうって。悩み始めて。苦しい。
だから。一緒にいるのがしんどい。

友達を比較するなんて最低やけど。あたしには。
学部でキライな勉強をしながら一緒に過ごしてる友達よりも。
サークルで熱い思いを共有した仲間の方が。大事に思える。
たぶんそういうのが。学部の友達には無言のうちに伝わってるんやろう。
どうもしっくりいかんかったりして。さらにしんどい。


ねぇそうる。あんたはへこみ症のあたしによく言ってくれたやん。
「考えすぎんなよ。」って。頭ポンポンって叩いて言ってくれた。
そんなあんたに支えられて。励まされて。あたしはやってこれた。
今までのしんどい実習中も。あんたにぼやきすぎて申し訳なく思ってたけど。
あんたがくれる言葉は。どんな言葉でも。あたしには優しかった。

ごめんね。そうる。あんたに救われることを求めすぎるあたしで。
そういうのって。ときには重いやんね。しんどいやんね。
「しっかりしーや。」って。そりゃ言いたくなるやんね。ごめん。

でもな。がんばろうって思えば思うほどに。
しっかりせなあかんーって思えば思うほどに。
あたしは無理をして。平気なフリをして笑って。カラ元気を振り回して。
後から。病院のトイレとかで泣くハメになったりするんよね。

何か失敗したわけでもない。看護師さんに怒られたわけでもない。
担当患者さんとはうまくいってるし。特に問題があるわけじゃない。
でも。あたしは。どうしようもなく自分が無理してることに気づいて。
作り笑いとか。偽善的な態度とか。そういうのを出してる自分にうんざりして。
時々一気に限界がきて。耐えきれんくなってまうんよね。

今までなら。そういうしんどい気持ちになったときに。
サークルの存在があたしを救ってくれてた。
でも引退した今は。それにどこまで頼ってええのか分からんくて。
そういう寂しさも手伝って。あたしはまた泣けてくる。


そうる。弱ってるあたしに。渇入れてちょーだい。
優しいことなんて言わんくてもええから。怒ってくれてもええから。
甘えたこと言ってるあたしが。腐りかけてるあたしが。
落ちてしまわんように。なんでもええから言葉をちょーだい。
あんたが一言くれたら。あたしはまた前向きになれる気がするから。
てゆーか。あんたの存在を感じるだけでも。あたしは救われるから。

あぁそうる。あんたに会いたい。あんたの笑顔が見たい。





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2002年11月18日(月)言い切れること。

今日は。相変わらずナイターに行ってきた(笑)。
土曜日の試合で。とりあえずは引退ってカタチになったけど。
やりたいもんはやりたい。そういう気持ちってどうしようもない。
なんだかんだで。あたしたちの学年の出席率はかなりよかった。
やっぱり同じスポーツを愛する心はみんな一緒やったみたいで。
なーんか。じんわりあったかくなった。

後輩の試合がもうすぐあるし。しっかり指導してあげんとね。
表向きにはそんなことを言いながら集まったあたしたちやったけど。
あたしたち現役が。OGさんたちとやる試合ももうすぐあるし。
結局。指導3割、自分たちの練習7割って感じやった(苦笑)。
そんなふうに。いつだってついつい熱くなってまうんよね。
あたしはやっぱり。そんなあたしたちの学年が大好き。


そうるは。2日前の試合後に。キャプテンの座を後輩に受け渡した。
いつかの日記に書いたけど。(ありました。こちらの日記です。)
そうるは。1年前に旧キャプテンからしてもらったのと同じように。
新キャプテンの腕に。そうるがいつもつけてたキャプテンマークを巻いた。
(日記には省略したけど。あたしがボロ泣きしたのはもちろんのことです(苦笑)。)

だから。今日のそうるは。もうキャプテンという役職からは解放されてて。
いつもの忙しいキャプテンそうるじゃなかった。
ひとつひとつのメニューの前に。みんなに集合をかけて。
なんやかんやと説明して。そのメニューが終わるごとに反省して。
そうやってサークル練習のほどんどの部分で指示を出していくような。
そんなそうるは。もういなかった。そういうことは。もうそうるの役目じゃなかった。

のびのびプレーしてるそうるを見て。あたしは確かに嬉しいのに。
なんとなく寂しさも感じて。またわけが分からなくなる。

あのそうるは。もう見られへんのやなぁ。
トップに立って。みんなをしっかりまとめて率いていく。
そんなかっちょいいキャプテンそうるは。もうおらんのやなぁ。
分かってたことやのに。どうしてこんなにも寂しいんやろう。
あたしはそんなことを考えて。また勝手にしんみりする。


そうるは。あたしのそんな気持ちなんかお構いなしで。
1回生を捕まえては。あれやこれやとアドバイスしてた。
今のプレーはここがあかんとか。もっとこうした方がいいとか。
そんなことをなんやかんやと言ってた。

さらにそうるは。なんやかんやで率先して動いてた。
新しいメニューをやるときも。とにかく早く動いて準備してたりした。
そういうことが大事なんやってことにそうるが気づけるのは。
1年間キャプテンをやってたからこそなんかなって思った。


そうるは。昨日の夜にあたしたちの学年に一斉送信を流してた。

旧キャプテンからのお願い。
明日の練習みんな行くと思うけど。
これまで以上にテキパキ動くようにしような。
下の代は上にそういうこと言いにくいと思うし。
1回生にもちゃんとしてほしいから自ら見本になるべきやと思うし。
うるさいこと言って申し訳ない。でもほんまよろしく。

あたしはまた胸が熱くなって。やられまくってた。

そうるが後輩に人気があるのが分かる気がする。
こうやって。ちゃんと下のことを考えられるんやもん。
ただかっちょいいから騒がれてるだけじゃなくて。
ともすれば同回生のことより。後輩のことを思いやれるそうるやから。
後輩はみんな。そうるのことが好きなんとちゃうかなぁって思う。


ねぇそうる。あたしは。あんたが後輩に好かれてて誇らしいねん。
でもさ。心狭いのかなんなのか。(いや狭いんやろうけど。)
あんたが後輩をかわいがるのがおもしろくないときもあるし。
後輩があんたにキャーキャー言うのを見て。キィーとか思うこともあるんよね。
でもやっぱり。あんなあんたなんやから当然のことなんかなぁとも思うねん。
だって。あたしが後輩やったとしたら。間違いなくあんたに惚れたと思うもん。
あれだけ気にかけてもらえて。大事にしてもらえて。
それでプレーがかっちょよすぎる先輩ときたなら。
そら憧れるでしょう。そら惚れるでしょう(笑)。

あー。あたし。あんたの後輩でもよかったかもなーなんて。思ってみたりして。
めちゃめちゃかわいがられる後輩になってみたかったなー。
あ。でもでも。あんたの先輩でもいいかも。
そしてめちゃめちゃあんたになつかれるねん。あー。それもええなー(笑)。

ねぇそうる。あたしって欲張りすぎるよなぁ。やっぱり(苦笑)。
今でも十分幸せやのに。ないものねだりにもほどがあるやんなぁ。
でもさ。あたし。そういうあんたとのありえへん関係とかを想像して。
なーんか楽しい気分になるのが好きやねん。あほみたいやけど(苦笑)。

でもさ。あたしは思うんやけど。自信もって思うんやけど。
あんたとあたしが。どんなふうに出会ったとしても。
今みたいな同学年とは違う。どんなふうな関係になったとしても。
あたしは。絶対あんたを好きになってるやろうなって。そう思うねん。

こう言ったらあんたはまた。いつもみたいに笑うんやろ。
「軽々しく「絶対」とか言うなやー。」って言うんやろ。
でもさ。そうる。こんなふうに自信もって。
絶対にあんたを好きになるって言い切れる自分は。
あたし。ちょっとだけ自慢なんよね(苦笑)。





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2002年11月17日(日)もう涙だらけやし。

昨日の試合後。飲み会があって。
みんなとりあえず。涙涙の飲み会やった。
0次会。1次会。2次会・・・と散々飲みまくって。
3次会で。朝までファミレスで語り明かした。


0次会。アホアホなあたしたちは。
コンビニで缶チューハイを買ってきて。近くの公園で飲んだ。
飲んでは走って。走っては飲んで。(さすが体育会系。)
頭とかガンガン振って。あっという間にフラフラになった。
それから。二人三脚とかして。店まで走って行った(笑)。

負けたツライ試合のことは忘れて。とにかく酔いたかった。
引退なんてことも忘れて。とにかく酔って笑っていたかった。


1次会。さらにアホアホなあたしたちは。
最初に適当にご飯を食べた後は。ひたすら飲んでた。
コールとか連発して。とにかくすごい量を飲んだ。
飲んで笑って。少し冷めたら泣き出して。うるさい飲み会やったと思う(苦笑)。
あたしは。飲むとまたそうるに絡んでややこいことになると思って。
それはやめとこうと思って。ちょっとセーブしつつ飲んでた。

少し離れたところで。まひろが飲んでた。
その向かいにそうるがいるのを見つけて。あたしはまひろの隣に座る。
まひろは。日本酒大好きで。よくチビチビ飲んでる(笑)。
まだ若いくせして。中年のおっさんみたいやなーってみんな言うけど。
まひろは。そういうのは気にしない性格で。一人で熱燗を2本ほど空けてた。

みんなが散々泣く中で。まひろだけは全然泣いてなかった。
「あんた泣かへんなー。」「寂しくないんかいなー。」とか。
みんなにいろいろ言われて。まひろは言ってた。
「寂しいに決まってるやん。寂しいから飲んでるねん。」
「だから今日の試合にしたって。盛り上がれんかってん。」

あたしは思い出す。そういや今日のまひろは元気がなかった。
試合前に。ポジションが近いあたしとまひろはよく作戦とかを話すけど。
今日は。声をかけてもイマイチ乏しい反応やった。
試合後とかも。みんなで写真を撮ってるときとかも。
なんとなくいつもより静かやったまひろを。あたしは思い出した。

まひろもそうると似てるとこがあって。
あんまり感情を表に出そうとはせーへんくて。
だから。クールやと思われがちなんやけど。
そっか。まひろも。引退を寂しいと思ってくれてるんや。
そう思ったら。あたしはもらい泣きして。(まひろは泣いてないけど。)
「また泣くしー。」って。そうるに頭をボンボン叩かれた。
それがまた心に響いて。どうしようもなくて。あたしは突っ伏して泣いた。
そうるもまひろも半分笑って。あたしの頭を撫で続けてくれた。


2次会。やや語りモードになりつつも。まだみんなで飲んでた。
あたしたちの学年は。もともとみんな飲める学年やけど。
こんなにも盛り上がって飲んでるのは。久しぶりやと思いながら飲んだ。
「いろいろあったよなー。」とか言って。思い出話に花を咲かせるうちに。
じんわりきて。あたしはだいぶ言葉数が減ってきてた。

そうるは逆で。酒が回ってくると語り始める方で。
キャプテンとしていろいろ大変やったことを。ポツポツ言ってた。
内容は。ほとんどあたしの知ってることばっかりやった。
話してもらったこととか。話されなくても気づいてたこととか。
そういういろんなことをそうるが語って。みんなで聞いてた。
聞くうちに。あー。そんなこともあったなぁとか思い出したらせつなくて。
そうるの気持ちを抱えたら。あたしはいっぱいになって。また泣いた。
そして。「なんで泣くねん。」って。後からまたそうるに言われた。

なんでって言われてもね。そうる。知ってるくせにさ。
あんたが絡むと。いつだって平静ではいられへんあたしのこと。
あんたの思いとか。感じたこととか。そういうのを想像するだけで。
胸が熱くなって。簡単に泣けてくるあたしのこと。
あたしね。もうそういう体になってるねん。あんたのせいやで(苦笑)。


3次会。飲みに疲れて。ファミレスに移って腹ごしらえ(笑)。
あたしはきのこ雑炊。そうるはオニオンスープ。
おなかがいっぱいになって。眠くなってきて。
テーブルに突っ伏して。そうるとあたしは眠ってしまった。

夢を見た。夢の中ではまだ試合をしてた。
競り合ってて。あたしは必死になって走ってて。
そうるの声が聞こえて。パスを出して。そうるも走って。
でも。シュートは決まらず。点は入らず。逆に攻められて。
かなり苦しい展開になったりして。また走って。
イヤだ。負けたくない。勝ちたい。勝ちたい・・・!

「・・・おい。ちょー!」肩を揺すられて。あたしは目を覚ます。
そこには。そうるがいて。心配そうにあたしを見てた。
「大丈夫か?めちゃめちゃうなされてたで。」そうるは言う。
「あー。夢か・・・。試合の夢見てた。」あたしはまだぼんやりしてた。
「・・・そっか。」そうるはそう言ったきり。黙ってしまった。
「あー。勝ちたかったなー。」あたしは。吐き出すように言って。
また涙がじんわりと浮かんできた。(ほんまに泣きすぎやんね・・・。)

終わったことがまだ信じられんくて。
試合にしても。まだ次が普通にあるように思えて。
どれだけ泣いても。イマイチ実感がないままで。
よく分からん。あたしが引退とか。そうるも引退とか。
あたしたちの生活からサークルが消えるとか。・・・ありえへん。

「まだ泣くんかい(苦笑)。」ってそうるは言ったけど。
そういうそうるの目だって。十分しっかり潤んでて。
その涙がまたあだしの涙腺を刺激して。新たな涙を生む。


ねぇそうる。抜け殻って言うのは。こういうことを言うんやろうか。
今のあたし。大事なことをひとつ終えたのはいいけど。
なんか。どうしたらええんか分からんのやけど。
感謝する気持ちとか。そういうのはいっぱいあるんやけど。
信じたくないし。受け入れたくないし。認めたくないし。
なんとなくまだ当分は後ろ向きな気がするんやけど。

そうる。あんたも同じ気持ちなんかなぁ。





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2002年11月16日(土)君と夢を見た。

試合。本気で本気で勝ちたかった試合。
結果は。残念ながら負けてしまった。

先週の試合は。相手があまりにも強すぎた。
でも今週は。勝てない相手じゃなかった。
点差はついてたけど。流れはうちのチームにも来てたし。
追いかける立場ではあっても。勝てると信じられた時間帯もあった。
でも。その思いは叶わなかった。

試合終了のホイッスルを聞いた瞬間は。頭が真っ白やった。
試合が終わったことが。信じられないようなぼんやりした頭やった。
でもだんだん感覚が戻ってきて。負けたことを実感して。涙が溢れた。
それを必死で堪えて。整列するために並ぼうと歩いていく途中で。
「お疲れさん。」って。ベンチにいたチームメイトに背中を叩かれた。
あたしは。それでもう限界になって。堰を切ったように泣いてしまった。

相手チームと審判さんにあいさつをして。礼をする。
頭を下げた瞬間に。涙がポタポタ地面に落ちた。
応援してくれた1回生とかOGさんとか。ベンチのみんなとか。
「ナイスファイトー!」って。みんな暖かい拍手で迎えてくれて。
あぁ。こういうのももう最後なんや・・・と思ったら。涙は止まらなくなった。
みんなみんな。肩を抱き合って泣いていた。

勝ちたかった。勝ってみんなで笑いたかった。
最後だからこそ。どうしても勝ちたかった。
勝敗だけにこだわるわけじゃないけど。
勝利を得て。みんなで心から笑いたかった。

悔しかった。悔しいなんて言葉じゃ表せない。悔しすぎた。
噛み締めた唇から。血が滲むかと思った。痛かった。
喰いしばった奥歯が。砕けるかと思った。痛すぎた。


そうるは。キャプテンとして審判さんたちに呼ばれてて。
試合後みんなより少し遅れて。チームのところに戻ってきた。
泣きじゃくったあたしたちが少し落ち着いてきた頃やった。
そうるは。少しだけ涙目やった。

みんな自然とそうるを囲んで。胴上げになった。
涙目のそうるの体は。優しい秋色の空に飛んだ。
みんな泣きながら笑った。笑いながら泣いた。
涙と一緒に。数え切れない思い出も溢れ出して。どうしようもなかった。
そんな思いで。飛んでるそうるを見上げた。

あたしは。今日の日を。あの光景を。一生忘れない。
泣き笑いで空に舞ったそうるの姿を。絶対忘れない。


後輩が。花束をくれた。心のこもったカードをいっぱいくれた。
あたしに手渡してくれた後輩の顔は。涙でぐちゃぐちゃやった。
抱き締めてあげた肩も。ありがとうございましたって言う声も。震えてて。
慕われてたことを改めて実感して。めちゃめちゃ嬉しかった。

その後で。みんなで写真とかを撮りまくってて。
あたしはそうるの姿が見えないことに気づいて。ぶらぶらっと探す。
そしてちょっと離れたところで。ひとりでいるそうるを見つけた。
近づいて声をかけようとして。あたしは足を止める。

そうるは。静かに泣いていた。
座り込んで。壁にもたれて。空を見上げて。
その頬には。涙が伝っていた。

久しぶりに見るそうるの涙に。どうしようもなく胸が熱くなった。

あたしは。そうるは強い人やと思ってた。
いつだって。涙を見せないそうるは。あたしの自慢やった。
クールで。冷静で。かっちょいいそうる。それが普通やと思ってた。
でもそうるは。ほんまはこうやって泣きたかったんかもしれん。
もしかしたらキャプテンとしてみんなの前に堂々と立つ一方で。
みんなの知らんところで。こうやって泣いてたんかもしれん。
そう思ったら。たまらんくなって。また涙が零れた。
明らかに泣きすぎやって思ったけど。どうしようもなかった。

そうるは。人の気配に気づいて。あたしの方を見た。
そして。急いで涙を拭うあたしを見て。いつもみたいにフッて笑った。

「あーあ。なに泣いてんねん。」って。そうるは笑った。
「あんたこそ。なに泣いてんねん。」あたしは悔しくて言い返した。
「んー。なんかなぁ。泣いてもた。」そうるはそう言って。頬をこすって。
「あー。負けてもたなぁ。」って。また空を仰いだ。

あたしはそんなそうるを見て。なんて言っていいか分からずに。
そうるの前にしゃがみこんで。その頭を抱えて。抱き締めた。


ねぇそうる。今年1年。いろんなことがあったね。
あたしたちの学年主体になって。楽しいことばっかりじゃなかったやんね。
ぶつかり合ったことも。もめたことも。いっぱいあったやんね。
でもあたしたちの学年全員が。支えあってここまできたんよね。
最高のチームを作ってきたんよね。

あぁ。みんながおってくれて。ほんまによかった。
みんながおらんかったら。あたしはここまで続けてこれんかったかもしれん。
みんながおってくれたから。熱い熱いみんなが大好きやったから。
あたしは。ここまでやってこれたんやと思う。ほんまにそう思う。
最高の仲間と一緒に。同じ目標に向かって走ってきた。同じ夢を見てきた。
そんな今年1年は。きっとあたしの人生で。
何本かの指に入るような最高の1年やったと思う。

もうすべてに。感謝したい気持ち。

そして。ねぇそうる。このサークルを通してあんたに出会えて。
あたし。ほんまにほんまによかった。
あんたなしのあたしなんて。今のあたしには考えられん。
そんなあんたとの関係は。これからもずっと続きますように。

でもとりあえず。サークルではひと段落ってことになるんやろうか。
それは寂しいけど。寂しすぎるけど。あたしは忘れへんから。
あんたの眩しい姿も。かっちょよすぎるプレーも。熱い気持ちも。
あたしは絶対に忘れへんから。

そうる。1年間キャプテンお疲れさま。
あんたがあたしたちのキャプテンで。ほんまによかった。





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↑ずっと伏せてたけど。教えちゃいます。
知名度はどれぐらいのもんなんでしょうか。みなさん知ってます?
華やかな見た目とは反対に。めちゃめちゃ疲れるハードスポーツです(苦笑)。


2002年11月15日(金)願いを叶えるために。

興奮して。興奮して。泣き出しそうなくらいに興奮して。
今のあたしは。気を抜いたらマジで血管切れそうな勢い。
冗談じゃなくて。ほんまに心臓がバクバクしてて。
どうすればこのバクバクが治まるのか。胸を押さえて考えてる状態。

明日は。いよいよ。ほんまにいよいよ最終戦なのです。

分かってたことやけど。今日までほんまに早かった。
先週の試合が終わって。あと1週間やなぁって思った。
でも。その1週間が。ほんまに恐ろしいほどに早かった。

普段あたしの頭を占めてるものの大半は。そうるとサークル。
これはまぁ。常連さんならお分かりのことやと思う(苦笑)。
この1週間。もちろんそうるのこともいっぱい考えてた。
バイクデートもしたし。右手に傷もつけられたし(苦笑)。
(ちなみに今日1日湿布してて。痛みはようやく引きました☆)
大好きなそうるのことを思って。いっぱい幸せになってた。

でも今週のあたしは。そんなふうにそうるのことを思ってる時間よりも。
サークルのことを考えて切なくなってる時間の方が圧倒的に多かった。
大学では実習があって。朝早くから夕方まで忙しかった。
課題とかもいっぱい出てて。こなしてたけど。多分こなしてただけで。
どうやっても頭にはさっぱり入ってこんかった。

それぐらい。あたしの頭は支配されてた。

みんなで試合するのがもう最後とか。ありえへん。
言葉に出来んようなあの情熱とか感動とか。そういうのを。
もう味わえんってことが。あたしの中ではありえへん。
辛すぎる。寂しすぎる。どうしたらええか分からん。

あたしはひとり焦って。どきどきして。うろうろして。
行き場がなくて。パソコンを開けて。サークルの掲示板を見る。
そこには。そうるのカキコがあった。


泣いても笑っても明日で最後。どうせなら笑おうや。
感傷的になるのはまだ早いで。そーゆうのは試合終わるまで忘れよう。
最後やからこそ純粋に勝ちたいやん!勝って喜びたいやん!
うちは明日は走りまくる!自称でええからMVPになってやる!
がんばりまくるで。だってがんばるしかないし。


とげとげした緊張が。ちょっとだけ溶けてまあるくなる。

そうるの言葉は。いつだってあたしの心に届く。
表面を通過して。奥の奥にある透明な部分に沁み込む。
そして。内側からじんわりと。ゆっくりと広がっていく。そんな感じ。

まるで少年のように。そうるは勝利を見つめる。
欲しいそれを手にするために。最善を尽くして闘う。
真剣な瞳で。あたしには眩しすぎる姿で。走って行く。
だからあたしも。そんなあんたに触発されて。
負けないように。近づけるように。必死で走る。
あんたの背中を目印にして。走って走って。あんたに並ぶ。
そして。同じ方向を見つめて。同じ気持ちで。走る。

思い返せば。そうる。あたしたちは。いつだってそうやったよね。


ねぇそうる。あたし。しんみりするのはもうやめるわ。
そういうのは。後からいくらでも出来るはず。
今しか出来んことのために。時間を使わんとね。

思うことはいっぱいある。思い出すこともいっぱいある。
それは全部。あたしの視界を滲ませるし。鼻の奥をツンとさせるし。
今勝利を見つめるためには邪魔やから。もう考えへん。
てゆーか。だいたい言葉でなんか示しきれたもんじゃないし。
だから今は忘れる。気持ちを無にする。

忘れた代わりに。あたしはイメトレしとくから。明日のあたしたちの姿を。
最高の試合をして。最高の喜びを味わって。
最高の涙を流して。最高の酒を飲んで。
みんな笑ってる。キラキラ笑ってる。・・・これが明日のあたしたち。

そうる。ほんまのほんまに。がんばりまくろうね。
あたしはあんたを信じるから。あんたもあたしを信じて。
お互いに最高のプレーが出来るって。信じていよう。
あたし限界まで走るし。てゆーか。限界なんか越えてみせるから。
悔いだけは残さんように。いい試合にしようね。勝とうね。

気持ちが高ぶって。涙になる。
この熱い思いを。絶対に叶えたい。

あぁ。神様。どうかあたしたちに力を・・・!!





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*追加*
明日は。勝利の美酒に酔いしれている予定なので。
(てゆーか。絶対に酔いしれまくってるので。)
更新はできんと思われます。楽しみにしてくださってる方ゴメンナサイ。
日曜にちゃんと勝利報告できるように。思いっきりやってきます!


2002年11月14日(木)君がくれた痛み。

あたしの右手には。今ちょっと傷がある。
親指の付け根のあたりが。大きく腫れあがってる。
冷やしても。湿布を当てても。なかなか痛みは取れない。
あたしは。左手で右手を押さえて。痛みを噛み締める。
そして不思議と。優しい気持ちになる。

なぜならこれは。そうるがつけた傷やから。
(うわ。なんかSMチック・・・?そんなんじゃないですからね(苦笑)。)


今日の昼練で。昨日のナイターと同じように。
あたしはそうるの対面(トイメン)になった。
今日はあたしがアタックで。そうるがディフェンス。
真剣にプレーするうちに。どうしても接触プレーになる。
その時。ラケットもどきで。そうるがあたしの右手を思いっきり叩いた。

あまりの痛さに。あたしは悲鳴を上げて。右手を押さえる。
そうるも。もちろんわざとじゃないから。びっくりしてプレーを止める。

「ぎゃー!ごめん!大丈夫?」そうるはあたしに何度も謝る。
「ぐぁー。・・・いやいや。大丈夫。」あたしは。痛みを堪えてなんとか笑う。
「うぉー。試合前やのに・・・ほんまごめん。」そうるは泣きそうになってる。
いやいや。そうるが泣かんでも。泣きたいのはあたしやって(涙)。
ただでさえ力の強いそうるに。思いっきり叩かれたんやから。
あたしの右手が受けたダメージは。そりゃもうハンパじゃない。
(もしかしたら折れてるかも・・・。)って。心配になったくらいやもん。マジで。

でもでも。あんまりそうるが心配そうな顔で。あたしのことを見てるもんやから。
「大丈夫やでー。気にせんでええよ。」って。あたしは笑ってもーた。
大丈夫なんかじゃないよな。痛い痛い右手よ。ごめんや。
でもあんたよりも。あたしにはそうるの方が大事やねん(苦笑)。


そんなわけで。あたしの右手はずっと放置されてた。
適当に流水をかけられただけで。後は完全にほったらかし。
もちろん痛かったんやけど。痛いならなんとかしろよって感じやけど。
不思議なもんで。手が痛めば痛むほど。あたしは嬉しかった。

だってこれはそうるがつけた傷。そうるがあたしにつけた痛み。
そこが疼くたびに。あたしはそうるのことを思い出す。

講義中。ペンを取り出そうとしてペンケースに手を入れた瞬間。
帰り道。駐輪場から原チャを動かそうとしてハンドルを握った瞬間。
あたしの右手はいきなり痛んで。あたしをびっくりさせて。
それから。あたしにそうるのことを思い出させる。 

接触プレーで。間近に見たそうるの真剣な瞳。
そして。あのとき手に走った熱くて激しい痛み。
謝り続けるそうる。泣き出しそうで。ちょっとかわいいそうる。
そういうのを全部思い出して。あたしはなぜか幸せになる。
そのときは信じられんくらい痛くて。泣きそうやったくせに。
後になって。もう1度その痛みを味わいたくなったりして。
あぁ。あたしやばすぎるわーって。ちょっと苦笑い。


ねぇそうる。あんたの知らんあたしをまた教えてあげよっか。
あんたのことが好きすぎて。ちょっとバカになってるあたしを。
今日はね。右手に走る痛みが妙に嬉しくて。
いつもは左手で打つ携帯を。わざと右手で打ったりしてたんよ(笑)。
そうやって右手が痛んだら。左手で押さえて。
あんたのことを思って。幸せになってたんよ。
そしたら今度は胸のあたりが痛んで。あたしは両手で押さえてたんよ。

ねぇそうる。あんたがあたしにくれた痛み。どんどん転移していくんやけど。
右手が痛かったはずが。今は胸のあたりが痛い。これどういうことやろね。

てゆーかね。あたしがまず治すべきは心なんかもね。
ほんまに。どうにかしておくれよ。この心を。
わざと右手を痛めつけてまでして。あんたのことを思いたがるこの心を。





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2002年11月13日(水)何ひとつ失わない。

今日は。あたしたちの代での。最後のナイター練やった。
そのことには。もうずっと前から気づいてたけど。
考えると辛くなるから考えなかった。

あたしにとって1番大事な場所を失うことが。
何よりも辛くて。寂しくて。たまらなかった。
それぐらい。あたしにとっては。サークルは重要で。
ほとんどそれ一筋の3年間やった。

あたしの周りの人は。あたしがそう言うと。みんな同じことを言う。
「そういう夢中になれるものを持てたことに感謝しーや。」
「かけがえのない仲間を見つけられたことに感謝しーや。」
それは分かる。あたしも実際言葉になんかできんくらい感謝してる。
でも。感謝すれば辛くないかと言えば。絶対にそうじゃない。
むしろ。感謝しすぎるこの気持ちが。自分にとっても痛いくらいやのに。


今日の昼練で。みんなも今日が最後のナイターやってことに気づいてて。
「やばいな。」「ちょっと泣きそう。」「朝ひと泣きしてきた(苦笑)。」
そんなことを口々に言っては。ちょっとしんみりしてた。

そんなあたしたちを見て。そうるは言った。
「そーゆのは試合終わってから!」って。
「まだ終わったわけちゃうやん!」って。しきりに言ってた。
溜め息連発のあたしの頭を叩いて。またあたしの心を熱くさせた。

そういうそうるも。なんだかんだと言ってたけどね。
「今日でうちが仕切るの最後かー。」
「うち絶対声とかかけてまうんやろうなー。」
「「はい集合ー。」とか。「じゃメニュー言いまーす。」とか。」
「絶対言う自信あるもん。賭けてもええで(苦笑)。」

そうるにとって。キャプテンとしてのナイターは今日が最後。
そう。みんなをバシバシ仕切るそうるは。もう見られない。
いやいや。試合の日があるけど。金曜に朝練もあるけど。
それでも。ナイターの照明の中で。走り回るキャプテンそうるは。今日が最後。

あぁ。もうあたしはそれだけで。やばいくらいに泣けてくる。


ナイターになって。最後やなーって雰囲気がなんとなく生まれてて。
チームで1番泣き虫って言われてる子が。ふざけて空を仰いでみたりして。
「やっばいわー。軽く泣けてくるし。」って言うのを聞いて。みんなで笑った。
でもきっと。みんな我慢してただけで。簡単に泣けたんやろうと思う。
少なくともあたしは。そう言ってる彼女の横で。泣きそうなのを堪えてた。

いつもと何も変わらない練習が滞りなく進んで。
3時間の練習は。あっと言う間に終わりに近づく。
最後のメニューで。あたしはそうるの対面(トイメン)になる。
(対面→マークマンのこと。分かる・・・かな?)

そうるがアタックで。あたしがディフェンス。
久しぶりにそうるの対面になって。間近でそうるのプレーを見て。
そうるの名前を叫んで。そうるに名前を叫ばれて。
体をぶつけて。押して押されて。必死にボールを奪い合って。
あたしは。どうしようもないくらいに熱くなってた。

そんな夢中な時間も終わって。あたしの頭は冷静になってきて。
あぁ。もしかしたら。こうやってそうるの対面になって。
こんなにも熱くなることも。最後なんかなぁって思ったら。
また泣きそうになって。お腹に力をこめて。我慢した。


ナイターの後は。汗がひいてくるから寒くてしょーがない。
いつもみたいに。アタックとディフェンスに分かれて反省する中で。
みんないつもより小さな輪になって。体を寄せ合う。
あたしの隣はそうる。みんなで反省してる中で。こっそり手をつなぐ。
誰にも見つからないように。体の間に挟んで隠して。
そういうどうでもいいような小さなことも。いちいちあたしには響いて。
またじんわりきて。もうそろそろ限界やーと思ってた。

駐輪場で。そうると2人きりになる。
あたしは。自分の世界に入ってぼんやりしてた。
みんなと過ごした毎日が。走馬灯のように頭の中を巡る。
もう会えないわけじゃない。何もかもが終わるわけじゃない。
サークルだって。試合が終わっても。まだまだ参加するし。
ただの世代交代。それだけのことやのに。
あたしは。もう完全にすべてが終わってまうかってくらいに。
すべてを思い出して。それに浸ってた。

「・・・おい!」って呼ばれる声が聞こえて。我に返る。
振り返ると。呆れた顔のそうるがそこにいた。
「もー。ほんま。あんた今日ぼんやりしすぎ。」って。怒られる。
「んー。ごめん。なんかいろいろ考えてたらさ・・・。」
あたしはそこまで言って。黙り込む。
急にいろんなものが込み上げてきて。涙が溢れる。

そうるはまた。いつもみたいに鼻でフッて笑って。
「・・・泣きなや。」って言って。近づいてきて。あたしの頭を叩く。
あぁ・・・あかんのやって。それ。弱いんやって。あたし。
ポンポンって。あたしの頭を叩くそうるの手に。
もうどうにも止められんくなって。あたしは泣いた。

泣きながら。あたしはそうるに言った。
サークルでの日々は。あたしにとって。かけがえなくて愛しくてどうしようもなくて。
それを失うことが。我慢できんくらいに辛くて寂しくてたまらんのやって。
そうるだって同じ気持ちのはずやのに。こんなふうに泣いて甘えるなんて。
どこまでも幼い自分がイヤになったけど。涙はどうしても止められんかった。

そうるは。やっぱりいつもみたいに。
黙ってあたしの話を聞いてくれて。それから。言ってくれた。
「何を失うのん?得てきたもので何か失うのん?」
「何ひとつ失わへんやん。何も怖くないやん。」

これからが変わったとしても。今までがなくなるわけじゃない。
過ごしてきた日々とか。抱えてきた思いとか。
そういうのが。なくなってしまうわけじゃない。
それからもちろん。築いてきた仲間との絆とかも。
消えてなくなってしまうわけじゃない。
だから。大丈夫なんやでって。そうるは言いたかったんやろう。

不安でたまらんかった気持ちが。スーって軽くなっていくのが分かった。
そうるがそう言ったら。ほんまにそうやと思えてきた。
この手にしたものを。あたしは失うわけじゃないんや。
そう思ったら。不思議なくらい。あたしは楽になれた。


・・・あぁ。そうる。あんたはやっぱり。あたしには必要な人や。

あたしの気持ちを和らげてくれる言葉を。あんたはくれた。
たぶんあたしが1番欲しかった言葉を。あんたはあっさりとくれた。
怖がりで。泣き虫で。どうしようもないあたしが。
どんな言葉で救われるか。あんたはもう分かってくれてるんやね。

でもね。そうる。あたし後から思ってんけど。
あんたはもしかしたら。自分にも言い聞かせるつもりで。
あの言葉をくれたんとちゃうかな。
終わりが寂しいのは。あんただって同じはずやもん。

そうる。いつも自分のことでいっぱいいっぱいになってまうあたしでごめんね。
そして。いつだってそんなあたしのことを救ってくれて。ありがとうね。

最終戦まであと3日。もう涙は流さんようにするわ。
気合い入れ直して。がんばるわ。あたし。





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2002年11月12日(火)真夜中のデート。

今日。あたしは実習。そうるは大学サボり。
なんでサボったかと言うと。バイクの初心者講習のため(笑)。

いつも読んでくださってる方はご存知だと思いますが。
あたしの最愛の人。そうるは。バカがつくほどのバイク好き。
それだけならええけど。なんてゆーか。スピード狂で(涙)。
あたしを後ろに乗せてるときはそうでもないけど。
一人で乗ってるときは間違いなくぶっ飛ばしてるはず。
100キロは当然。120キロが気持ちいいとか言うし。
「あほちゃうかー!」って。そういう話を聞くたびに。あたしはキレてる(苦笑)。

そんな怖いもの知らずが。免停を喰らったのは1ヶ月ぐらい前かな。
(日記にありました。こちらの日記です。)
それ以来そうるは。あんまりあたしをバイクの後ろに乗せてくれんくなった(涙)。
もしかしたら。そうるなりにへこんで。遠慮してくれたんかもしれんけど。
いくら寒くなってきたとはいえ。あたしとしては寂しすぎるわけで。
(乗りたい乗りたい!)って内心でずっと思ってた。

そんなわけで。あたしはひそかにそうるに言ってた。
「初心者講習が終わったら1回走りに行こうやー。」って。
「寒いで。ええのん?」って。そうるはあたしに聞いたけど。
「大丈夫。アホほど厚着するし。」って。あたしは譲らんかった。
「分かった。ほな気長に待っとき。」って。そうるは言った。

だからあたしは。気長に待ってたさ。
待っとけって言われたから。確かに待ってたさ。
でもさ。普通思わんやろ。初心者講習が終わって。
その日は乗れんからって。夜中の1時から走るとか。
「お待たせー。さぁ乗るでー。」って言いながら来るとか。
「おいおい・・・今からかよ!」って思うやん(笑)。

あぁそうる。あんたはほんまに。どこまでもつかめんヤツやわ。
普段はあんなにもクールでかっちょいいくせに。
こうやって。時々ネジが1本取れたみたいに壊れる。
まぁ・・・そういうとこが好きなんやけどね(爆)。


実際そうるは。0時過ぎにメールをくれた。
「明日大学休みやろ?久しぶりに走ろうやー。」って。
あたしは。突然の提案に驚いて。「今日かよ!」って思ったけど。
すぐに嬉しさでいっぱいになって。速攻でOKの返事をする。
予想してなかった突然のデート。あたしは幸せ。

セーター。ダウンのコート。マフラー。手袋。
オシャレとは程遠い。思いつく限りの厚着をして。そうるを待つ。
そうるの家からあたしのマンションまで。バイクで約20分。
メールから15分たったくらいで。あたしは待ちきれんくなって部屋を出て。
駐輪場で。膝を抱えてそうるのことを待つ。
聞き覚えのある愛しいバイクの音が聞こえてくるのを待つ。

やってきたそうるは。駐輪場にいたあたしに驚く。
「部屋で待っときやー。冷えるやん。」って。バイクを止めてあたしに駆け寄って。
頬に手を当ててくれる。でもそのそうるの手の方がずっと冷たい。
「あんたのんで冷えてるやん。」って。あたしもそうるの頬に手を当てる。
2人して。頬に手を当てあって。至近距離。
「なんかラブラブみたいやな。」って。あたしは笑って言う。
「・・・なんでやねん。」って。そうるは苦笑いして。
あたしの両手をつかんで。自分の顔から離して。バイクの方に向かって。
「早く行くでー。」って。エンジンを噴かした。

そうるってば。かわいいやん。照れてやんの(苦笑)。
あたしはひとりでにんまりして。そうるの後ろに跨る。


久しぶりにバイクに乗る。そうそう。ここがあたしの居場所。
そうるの背中に体をくっつけて。そうるの腰に腕を回す。そうそう。この感じ。
忘れかけてた懐かしい感覚が戻ってきて。全身があったかくなる。
吹き付ける風は冷たくて。息も出来んくなるくらいやのに。
あたしの内側から確かに。あったかい何かが生まれてる。

いつもの高速を走るそうるは。寒さを気にしてるのかしてないのか。
めちゃめちゃ楽しそうで。あたしまで楽しくさせる。
目に映る夜景。車のテールランプ。キラキラしてて。キレイ。
真夜中の遊園地みたいな。なんかそんな感じ。

途中でバイクを停めて。そうるはあたしに話しかける。
「今日さー。初心者講習。めんどかったー。」って。愚痴り始める。
「おじさんとかヤンキー系とかは分かるけど。おばさんとかもおったし。」
「そんな中にうちも混ざってるわけやけどさ(涙)。」
そう言って嘆くそうるは。なんかかわいかった。

「まぁええ薬になったんちゃうか。もう懲りたやろ。」あたしは言う。
「当たり前。もう絶対イヤやわ。あんなとこ。」そうるはそう言って肩をすくめる。
「ほんならよかったやん。」あたしはそうるの頭をポンポンって叩く。
「おう。これからは警察には気をつける。」そうるはそう言って。にやっと笑う。

「なんでやねん!そうじゃないやろ!」あたしは呆れて言う。
「いやいや。これからはうまく振り切るから(笑)。」そうるは笑いっぱなし。
はぁ・・・。あたしは純粋に。そうるが飛ばしすぎることを心配してんのにさ。
捕まらんかったらええと思って。まったく。あほそうる。


ねぇそうる。あんたと一緒にいられる空間は。
どこでもあたしには幸せやなぁって。今日改めて思ったわ。あたし。
夜の高速道路は寒すぎて。凍えそうやったけど。
あんたがそばにいる事実が。あたしを暖めてくれた。
抱き締めるあんたの背中が。あたしを溶かしてくれた。

久しぶりのバイクは。あたしを満たしてくれた。
体に伝わる振動も。そうる。あんたの体温も。あたしを癒してくれた。
震えた心のせいだけじゃないやろうけど。寒さのせいなんやろうけど。
あんたの後ろで。あたしは涙と鼻水が止まらんかったんよ。

あんたの背中でこっそり拭いてもたけど。ごめんちゃい・・・そうる(苦笑)。





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2002年11月11日(月)時間を止めて。

最近ヒマヒマとか言ってたあたしやけど。
なんてゆーか。対称的に超忙しい生活に突入した。
大学の方で実習が始まったから。課題やら何やらで忙しくなる。
サークル以外では。だらけきった生活をしてたあたしの体は。
なかなかすぐ勉強には反応してくれんくて。今日はめちゃめちゃ疲れた。

そんな今日は。ナイターがあることがあたしの支えになってた。
学部の友達とかには。「今からサークル?!」とか言われたけど。
むしろあたしの生活のメインは。学部よりもサークルやから(苦笑)。

やりたいことに没頭できる自分は。ちょっと誇り。
サークルの存在は。やっぱりあたしの1番大事なもの。
体はどんなに疲れる運動でも。心が元気になれるから平気。
あたしにとって1番しんどいのは。肉体疲労よりも。精神疲労やから。

体が疲れるのなんて。どうってことない。
でも。心が疲れて。ちゃんと笑えんくなってる自分が。1番しんどい。
サークルがある限り。心はいつでも潤ってる。
あたしはちゃんと笑える。だから大丈夫。



今日のナイターは暖かくてやりやすかった。
昨日の試合疲れが取れてないこともあって。しんどかったけど。
やっぱり気持ちが元気やと。体もどうにかなるもんで。
あたしは。楽しくてしょーがなかった。

そうは言うものの。実はあたしの体。もうけっこうガタがきてる(涙)。
正直な話。足とか常に痛くてしょーがない。揉み解すことも出来んくらいガチガチ。
毎日どんなにストレッチしても。湿布とかガンガン貼ってても。
時にアンメルツとか塗ってみても(笑)。全然治る気配なし。
酷使してるからなぁ。体も悲鳴あげてるんやろうか。
ごめんなぁ。肉体疲労を軽視してまうご主人で。
そうやって。痛んでる部分に謝りたい気分やったりもする(苦笑)。


でもそんなガタガタの体も。もうすぐ解放されるんかもしれん。
引退は。1週間後に迫ってる。あと1試合で。今のチームが終わる。
考えんようにしてるけど。考え出すと止まらんくなる。

今のボロボロの体は。使わんようになったら治って。痛みも感じんくなるかもしれん。
でもそうなったのと同時に。もしくはそれよりも全然早い段階で。
あたしの心は。きっとボロボロになってまうんやと思う。それが怖い。
3年間。何よりも1番打ち込んできたものが。いきなり無くなってしまうことで。
自分がどれだけのダメージを受けるか。あたしが1番よく分かってる。

肉体疲労が治っても。精神疲労が生まれるんじゃ。意味がない。

練習中も。そんなことをぼんやり考えて。泣きそうになってた。
今のチームももう終わりなんや。悲しいけど。それは事実なんや。
そう思ったら。いつもは普通にこなしてるメニューとかも。いちいち重みを感じて。
なんでもない時間の流れも。急にどうしようもなく愛しくて。たまらんかった。

そうるのキャプテンとしての姿も。あともう少ししか見られんのや。
あと1週間したら。新チームになって。そうるはもうキャプテンじゃないから。
「始めまーす!」って声かけてるあの姿も。
みんなが集まって最初に口を開くあの姿も。
もう少ししか見られんのや。・・・そう思ったら。本気で泣きそうになって。やばかった。

世代交代ってやつか。新しいキャプテンが誕生するんやなぁ。
そう。1年前。そうるもそうやって。キャプテンになった。
あの日を。あたしは覚えてる。はっきりと。覚えてる。


1年前。去年のチームでの最終試合の日。
大勝利を納めて。3回生の引退が決まった。
試合後に。その年のキャプテンがそうるを呼んで。
「じゃ世代交代でーす☆」っておどけて笑って。(おもろいキャプテンやったのよ。)
キャプテンマークっていう赤いマジックテープを。
自分の腕から外して。そうるの腕に巻きつけた。
本来ならユニフォームの上から巻くはずのそのテープを。
そうるの逞しくて引き締まった二の腕の上に。直接巻きつけた。

みんなから笑いと歓声が起こる。
そうるも笑って。ムキムキマンみたいなポーズをとる。
前キャプテンも笑って。拍手してた。めちゃめちゃ楽しい雰囲気やった。
でもそんな中で。あたしは笑いながらも。こっそりと涙してた。

それから1年キャプテンとして過ごすそうるを思って。涙が出た。
期待とか。尊敬とか。誇りとか。そういうのでいっぱいになって。涙が溢れた。
でも同時に。そうるがいろいろしんどい思いをすることに対する不安とか。
それによってそうるが傷ついたりしてまうことへの恐れとか。そういうのもあって。
あぁ。ほんま。がんばって支えていこうって思った涙でもあった。
そうるの心のマネージャーになろうって。そう決めたあの日。

後から聞いたらそうるも。相当無理して笑ってたらしくて。
実は本気で泣きそうになって。恥ずかしくて堪えてたんやって。
「うちがやばいって言うんやから真剣にやばかってんで。」
普段絶対に涙なんて見せへんそうるは。そう言って苦笑いしてた。


ねぇそうる。あの日あんたは。何を思ってたんやろう。
隠した涙の向こうで。新キャプテンとして。何を思ってたんやろう。

早いもんやね。あれからもう1年が経つねんで。
あんたは。あの頃のあたしが思ってた以上に。最高のキャプテンになった。
それはきっとチームの全員が思ってることなんとちゃうかな。
冷静で。クールで。でも心の中は誰よりも熱くて。
プレー自体は。文句なしにめちゃめちゃかっちょよくて。
時にちょっとおもろい言動をやらかして。周りを笑わせて。
そういうキャプテンそうるが。あたしは大好きやった。
(・・・こういう書き方したら。もう終わったみたいで泣けてくるけど。)

ねぇそうる。あんたは最高のキャプテンやったけど。
あたしは。うまくあんたを支えられたやろうか。
キャプテンとしてのしんどい気持ちとかを。少しは救ってあげられたやろうか。
あの日心に決めたような。あんたのマネージャーになれてたやろうか。

そうる。そうる。胸が痛い。寂しくて。胸が痛すぎる。
永遠に終わらんかったらええのに。もう時間が止まればええのに。
そう望んでまうあたしを。あんたは弱虫やって笑うんやろうか。

笑わんよね。あたしには分かる。きっとあんたも同じ思いやってこと。





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2002年11月10日(日)気にかけてもらうこと。

今日の試合。結果は。見事なまでの惨敗やった。
試合内容はそこまでひどいものじゃなかったはずやのに。
気づけば。ありえへんぐらいの点差がついてた。

あたしのポジションはディフェンスやけど。
恐ろしいくらいに点を取られて悔しかったし。
アタックも。思ってたより点が取れなくて悔しかったと思う。
みんながみんな悔しい思いをした試合やったと思う。

でも。思いっきりやったし。やれる限りはやったし。
そういう意味での悔しさはない。いい試合やった。


あたしは。けっこう重要なポジションを任されて。
ありえへんぐらいの精神状態で試合に出てた。
ナイスプレーもやったけど。同じくらいのミスもやった。
張り詰めた緊張の糸は。自分でも危なっかしいほどやった。

あたしたちのチーム。普段はそんなことはないのに。
試合中はみんな言葉が汚い。(真剣にやってるからこそやけど。)
特にそうるは。恐ろしいほどに口が悪くなる。
あたしに対して特にそんな気がするのは。自意識過剰やろうか。
「なにやってんねん!」とか。「そんなとこでミスんな!」とか。
字にすると普通でも。声色とかめちゃめちゃ怖いし。
いつもなら。けちょんけちょんに言われても。そこまで気にならんけど。
今日はいつも以上に張り詰めてたから。かーなりへこんだりもした。

でも。それなりにあたしに気を使ってくれてたみたいで。
もしくは「アメとムチ大作戦」なんかもしれんけど(苦笑)。
「あれは決めれるで。」とか。「もうちょいや。いけるで。」とか。
そうるはそういう優しいことも言ってくれたりして。またあたしを支えてくれた。

汚い言葉にしろ。優しい言葉にしろ。
声をかけてもらえるってことは。気にかけてもらえてるってこと。
そうるはそうるなりに。あたしの負担を考えてくれてたんやろう。
そして緊張しまくりのあたしのことだって。やっぱり見抜いてたんやと思う。
気にかけてもらえることは。見守ってもらえることは。
期待してもらえてるってことやし。嬉しかった。


そうる自身のプレーは。やっぱり恐ろしいほどに冷静やった。
みんなが熱くなりすぎてても。試合状況を的確に判断してて。
あちこちに指示を飛ばして。自分からも動いて。
あぁそうるは。どこまでもそうるなんやなぁって思ったりした。

あたしは前半の前半から試合に出て。後半の後半でようやくベンチに戻った。
ベンチにいた友達・・・いつもは同じポジションを競ってる友達が。
今日は全く試合には出られんかってんけど。
「お疲れ。よかったよかった。よーがんばってたやん。」って。肩を抱いてくれて。
瞬間的にあたしは緊張の糸が切れて。泣いてしまった。

「あほ。まだ終わってへんのに泣くな。」って言われて。
「おぉ。そうや。ごめんごめん。」って言って涙を拭う。
泣きたい気持ちを抑えて。息を詰めて試合を見守る。
そして終了の笛と同時に。ちょっとだけ溜め息をついて。
それから「ナイスファイトー!!」って叫ぶ。


試合後。みんなといろいろ話して。
「お疲れさん。」って。いろんなチームメイトに言われて。
あたしはそのたびに。泣きそうになってた。
あたしの気持ちを分かってくれるメンバーがこんなにもおるんや。
あたしは。なんて最高のチームメイトに恵まれたんやろう。
そう思ったら。もう涙は止まらんくなってた。

そうるは。あたしには何も言ってこんかった。
それは。あたしを特別視せーへんあのコらしかった。
気にかけてもらってることは。試合中の言葉とかで伝わったから。
あたし的に。今日は十分満足やった。


ねぇそうる。今日の試合。あんたはどうやった?
あんたのことやから。ちゃんと見抜いてるんやろうけど。
あたしは久しぶりにガチガチやったわ。あはは。
予想やけど。他のメンバーもきっとそれなりに緊張してたんとちゃうかな。
でもそんな中でも。あんたはやっぱりひとり落ち着いてた。
メンバーの状況とかも把握してて。あたしのことも気にかけてくれた。
そういう姿はキャプテンとしての器を思わせて。またあたしの心を熱くする。

ねぇそうる。あたしは。やっぱりあんたに憧れる。
完全にあんたみたいにはなれんけど。
あんたみたいに。強い強い精神力が欲しい。ほんまに。
もちろん強いだけじゃないことは知ってる。弱い部分もある。
でもあんたの凛とした強さは。いつだって胸を張ったその姿は。
あたしの心に。こんなにも訴えかけてきて。どうしようもない。
誇らしくて。眩しくて。あたしは痛くてしょーがない。

そうる。今日はお疲れさん。また次の試合もがんばろね。





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2002年11月09日(土)あたしの精神安定剤。

ここ数日。ウハウハと楽しい日記を書いてたけど。
今日は。かなり緊張してて。ドキドキしてる。
ヘタすると。涙腺がもともと弱いあたしとしては。
堰を切ったように泣き出してしまいそうなほどに。
今はそれを。ウッと気合いを入れて。堪えてるような状態。

何がと言えば。常連さんはお分かりだと思いますが。
明日は。あたしが何より情熱をかけているサークルの試合なのです。
負けたらもう1試合あるけど。勝てば今年最後の公式試合になるわけで。
(相手はかなりの強豪なので。勝てない可能性もあるけど。)

これ非常に複雑。もちろん心の底から勝ちたいと望んでるけど。
今年のチームで。1試合でも多くやりたいとも思うし。
何よりもう終わりなんて。思いたくないし。・・・ほんまに複雑。
それくらい。あたしは今のチームが好きやから。

でももちろん。全力でやる。勝ちに行く。結局はそれだけ。


今日の練習は。みんないいテンションやった。
あたしは。最近けっこう自分でも調子がいい。
プレーも安定してきたし。視野も広がってきたし。
何より。自分に自分で落ち込むことを減らそうと決めて。
どんなにミスっても。前向きにがんばろうって思うようになって。
自分でもびっくりするくらい。言い感じになってきた。

実際今日にしても。ミスはしっかりやらかしたし。
そうるにも。恐ろしいほどにキツイこと言われまくったし。
(ちくしょう。もっと言い方あるやろうが。)って。内心キレたりもしたけど。
へこみかけても。自分を必死で繋ぎ止めて。
「自分の中でへこんでたら。輝きなんか生まれへんで。」って。
いつかそうるがくれた言葉を思い出して。がんばった。
・・・そうるの言葉でへこみかけて。そうるの言葉で救われて。
あたしもたいがいおかしいとも思うけどね(苦笑)。


試合前日の練習後には。オーダー発表がある。
みんななんとなくその時間を意識してるけど。口には出さない。
たわいもない話をして笑いあってるけど。オーダーのことが頭から離れない。
そんな時間は。いつもちょっとだけ苦しい。

オーダー発表は。何度経験しても。いつも緊張する。
誰がスタメンか。ポジションはどこか。何分試合に出られるのか。
オーダーはいつも。めちゃめちゃ重要で。相当なストレスになる。
自分がどれだけ期待されたプレーヤーなのか。良くも悪くも知ることになるから。

そうるみたいに常にスタメンのプレーヤーは。
そこまで細かくオーダーを気にせんのかもしれんけど。
あたしみたいに。スタメンかどうかの微妙な位置にいるプレーヤーは。
正直な話。オーダーはかなり気になる。
だってオーダー次第で。試合にどう絡めるかが決まってくるから。
そこには直視したくないようなエゴとかも見えまくって。苦しいけど。
真剣にスポーツをやってる以上は。仕方ないと思ってる。


練習後。みんなでダウンして。練習メニューの反省とかをやって。
「なんか連絡ないですかー。」って。キャプテンそうるがみんなに聞く。
誰も何も言わなくて。その後に何があるか察して。その場が静まり返って。
「じゃ。明日のオーダー発表します。」って。そうるが沈黙を破る。

あたしは。自分のことでいっぱいいっぱいになりながらも。
そうるのことを思う。ちょっと固くなってるその表情を盗み見る。
いつだって冷静で。チームが勝つことを最大限に考えて。
キャプテンとしての役目を最大限に発揮してるそうるやけど。
オーダー発表はやっぱりいろいろ気を使って。しんどいみたい。
こればっかりは変わってあげられない。あたしにも余裕は全然ないし。
(がんばって。そうる。)・・・あたしは心の中で。最愛の人にそう声をかける。

今回のオーダー。あたしはまたスタメンじゃなかったけど。
けっこう重要な役目を与えられて。試合に出る時間は多そうやった。
「最近調子が上がってきてるし。頼みます。」って。ディフェンスリーダーに言われた。
あたしは彼女の目を見て。「おう。がんばるわ。」って答えた。

そうるは相変わらずで。何も言ってこなかった。
だからあたしも。何も言わなかった。
かけられた期待の大きさとか。そういうものをちょっと思って。
緊張してる気持ちを。伝えたいような気にもなったけど。
でもきっと。言わなくてもそうるには伝わってるはず。そう思った。

それに試合前に。集中したいそうるに。あたしのことばっかり考えてほしいなんて。
そんなわがままなことは。もう絶対に望まないって決めたから。
あたしは何も言わなかった。

バイクに荷物を括りつけて。グローブをつけて。メットをかぶって。
いつもと変わらないそうるの姿を。あたしは黙って見つめる。
無言の背中から。あたしはちゃんと言葉を見つけられるから。大丈夫。
「落ち着けよ。」「がんばれよ。」そういう言葉が聞こえてくるから。大丈夫。

あたしを含め。原チャ組の方を振り返って。
「じゃあな。」って言って。ちょっと笑って去っていく姿を。
あたしは。言葉にならない気持ちで見送る。


友達の家で。遅い昼ご飯をみんなで食べる。
対戦相手の試合してるビデオを見て。作戦を練る。
家に帰って。夜ご飯にパスタとサラダを食べる。(ちなみに今日はミートスパ。)
お風呂にお湯を張って。ゆっくりと入って疲れをとる。
風呂あがりに。じっくり時間をかけてストレッチをする。
BGMに。大好きなTMRの「VITAL BURNER」って曲を流す。

試合前日にいつもやってることを。今日も全部やった。
だからいつもと何も変わらないはずやのに。興奮した神経は治まらへん。
もちろん試合前日は。いつだってそれなりに興奮するけど。
なんなんや。このバクバクしてる心臓は。
なんなんや。この溜め息連発の口は。
あたしの体は。ほんまにいろんなことに正直に出来てる(苦笑)。


ねぇそうる。明日のことを考えて。
あたしは今はめちゃめちゃ興奮してるけど。
きっと明日になって。あんたの顔を見たら。
(あ。大丈夫や。)って思うんやろうな。
あたしね。試合の日はいつだってそうやねん。
どんなに緊張してても。あんたの姿を見たら。
(大丈夫。そうるがいる。)って思うねん。
プレーの面でも。精神的な面でも。あんたがいたら安心するねん。
試合っていう場所でも。いつもと変わらない冷静なあんたの姿に。
あたしはめちゃめちゃ安心させられてるねん。

そうる。あんたはきっと。あたしの精神安定剤やねんな。
・・・あんまり言うのもシャクやけどさ・・・(苦笑)。

いろんな思いがあるけど。あたしめちゃめちゃがんばっちゃうから。
悔いの残らん試合にするし。そして。終了と同時に心から笑うし。
いい試合やったなぁって。みんなで言い合えるような。
そんな試合にしようね。がんばろね。そうる。

よっしゃー。テンションあがってきたぞー。やったるぞー。





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2002年11月08日(金)たまには役割交代とか。

今日はあたしは大学なし。そうるは1日バイト。
2人きりになることはあっても。最近まともにデートしてへん。
それがちょっと悔しくて。愛されて幸せやった水曜を忘れて。
あたしはまた。ちょっとだけ不機嫌モード。

おまけに。どうでもいい話やけど。
最近あたしのマンションの近所で工事があって。
昼間は家にいても。うるさくてしょーがないんよね。
そういう小さなイライラも。あたしを不機嫌にさせる。
こういうときは。のんびりカフェにでも行って。心を落ち着けるに限る。

そんなわけで。あたしはいつも通り昼練に顔を出して。
みんなとごはんを食べてバイバイしてから。お決まりコースで駅に向かった。


駅前のスタバが。あたしの休憩スポット。
よく行くもんやから。顔を覚えてくれてる店員さんもいる。
今日はその店員さんがいて。あたしを見つけると笑いかけてくれた。

あたしの定番メニューは。ドリンク1つとクッキー1枚。
ほどよくお腹も満足するし。おやつにはちょうどいい。
ちなみに。よく飲むのは。カフェモカとカプチーノ。
よく食べるのは。チョコクッキーとマカダミアンクッキー。
かっこよくブラックだけを注文するような。大人の女になってみたいけど。
(これはあたしが勝手に想像する大人の女ね。)
残念ながらあたしは。ブラックはテスト前に無理して飲むだけ(笑)。
飲み過ぎて胃が痛くなることはしょっちゅう。・・・情けないけど。

そんなわけであたしは。ミルク入りの甘めのんが好きなのね。
「よくそんな甘いのばっかり飲めるなー。」って。いつもそうるに言われるけど。
ふん。お子様でも何でも。あたしは甘いのが好きなんじゃい。
くそー。ちょっとブラック飲めるからって。いばんなよー。(←いばられてないけど。)


今日は。ドリンクはカプチーノで。初めてレーズンクッキーを注文した。
奥に空いてたお気に入りのソファ席で。ゆっくり雑誌を読む。
あー。買い物行きたいなーとか思いながら。ページをめくる。

そしたら。テーブルの上においてた携帯が震えた。
メールやと思って放置してたら。長いこと震えてて。
(あわわ。電話やー。)と思って。名前も確認せずに慌てて出る。

「もしもしー?」「あー、うち。」
電話の相手は。なんとびっくり。そうるやった。

そうるは電話があんまり好きじゃない。
メールとかもそこまで好きじゃなくて。マメに返事とかはくれへん。
どっちかと言えば。電話とかメールとかに関して言うなら。
ほとんどあたしから連絡とろうとしてる気がする。

そんなめんどくさがりなそうるから電話とか。
珍しいなーとか思いつつも。あたしは声が聞けて単純に嬉しかった。

バイトの休憩時間に。かけてきてくれたみたいやった。
内容は予想通り。サークル関係のことやったけどね(苦笑)。
用事もなく電話してくるなんてそうるじゃないよなーって。
確信に近く思ってはいたけど。まさにその通りで。ちょっと笑えた。


話は業務連絡(?)から。そうるの愚痴へと発展する(笑)。
「ちょー。今日は昼練行けんかったからさ。」
「せめてもの体力づくりと思って、エレベーター使わんかってん。」
なんか得意そうに言ってるそうるがちょっとかわいくて。
「ほほぉー。えらいやん。」って。ちょっと乗ってあげた後で。
「てゆーか。それぐらい普通やろ。」って。しっかり言ってやる(笑)。

「ちゃうって。だってビルの9階やで。」って。そうるは口答え。
「9階!うわわ。それはしんどいわ。」って。あたしは言う。
「そーやろ。でもなぁ。あかんねん。うち。」そうるは溜め息ひとつ。
「なによ。もしや筋肉痛とか?(笑)」あたしは冗談のつもりで言う。
そしたらなんと。そうるは言った。
「いや。それ以下。息上がってしょーがなかってん・・・。」って(笑)。

その言い方があまりにもへこんでたから。あたしは思わず吹き出す。
「なんでそんなんで息上がるねん!」って。ケラケラ笑ってやる。
「しかも7階の踊り場で休憩とかしてもた。情けなさすぎ。」って。
そうるは笑うでもなく。真剣に反省してる(苦笑)。

「大丈夫大丈夫。あんた体力バカやん。」って。あたしはさらに笑う。
「分かってるけどさ。あさって大丈夫かなぁ。」って。そうるはさらに沈む。
「ほんじゃバイクやめて走らんかいな(笑)。」って。あたしはまた笑う。
「ちくしょう。バカにしやがって(涙)。」って。そうるはいじけてた(笑)。


ねぇそうる。今日のあたしたち。
なーんか。いつもと違う感じがせんかった?
いつもなら。愚痴言うのがあたしで。
「あほやコイツ。」って。バカにするのがあんたやん。
でも今日は。あたしがいじって。あんたがいじられて。
なんかいつもと逆やったような気がする(苦笑)。

どーよ。そうる。いじられるの。ちょっと楽しいやろ?(笑)
あたしがいつもあんたにいじられて。
(ちくしょうー。やられたー。悔しいー。でも嬉しいー。)って感じで。
味わってる気持ちがちょっと分かったんちゃう?

でもさ。でもさ。あたしも分かったで。
こうやっていじるの。めちゃめちゃ楽しいやん(笑)。
あんたの反応とかを聞いて。(かわいいー☆)って思って。
もっともっといじりたくなるような気持ち。病み付きになりそうやった(笑)。
きっとあんたもこんな気持ちで。あたしをいじってるんやろうな。

なんよ。結局あたしたち。お互い楽しいんやん。
いじっても。いじられても。楽しくてしょーがないんやん。

なーんか。幸せやね。そういうの。
あんたにいじられて。あたしはそれだけでも十分楽しいし。
あんたがあたしをいじって楽しんでるのを見て。あたしはもっと楽しくなる。

ねぇそうる。あんたも。いじられて楽しんでるあたしを見て。
さらにさらに楽しくなってたらええのに。
そうやって。お互いにお互いの反応で。楽しくし合えてたらええよね。





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2002年11月07日(木)月明かりの中で。

そうるが泊まりに来てくれて。2人で戯れて。
それからちょっとだけ話した。

引退のこととか。そういう寂しい話はしたくなくて。
あえてどうでもいいような話ばっかりしてた。
そういうあたしの気持ちを。そうるが察してたかは分からんけど。
サークル関連の話を全く出してこんかったあたり。
そうるも同じ気持ちやったんちゃうかなって思う。

ナイターの後は疲れてて。さらに戯れで疲れて。
2人してトロトロまどろみながら。話すのは落ち着く。
だいたい先にそうるが。限界が来て寝てまうんやけどね。
2人一緒にいるときに。先に寝られるとちょっと寂しいけど。
「起きてやー。」って。そうるを揺すりたくもなるけど。
でも寝顔を独り占めできるから。あんまり気にしない(笑)。

そうるの静かな寝息が聞こえてきたら。
あたしは閉じてた目を開けて。そうるの方を見る。
暗闇に目が慣れてくるまで。その寝息に耳を澄ます。

あぁ。ただスースー言ってるだけやのに。
それがそうるが出してる音やから。いつまでも聞いていたくなる。
たぶんこれが。電車とかで隣になった人の寝息やったら。
当たり前の話。うっさいなーとか思うんやろうな(笑)。
なんかもう。そうるやったら何でも許せるようなあたしになってそうで。
恋は盲目。まさにそれやなぁって。今さら思ったりする。

窓際に置いたベッドを。月明かりがぼんやり照らす。
そのうち。そうるの顔がだんだん見えてくる。
そうるはいつも仰向けで寝るから。光が顔全面に当たる。
キレイやなぁ。あたしは思わず溜め息をつきそうになる。
でも。そうるを起こしたくないから。息を潜めて。見つめる。

あたしはそうるの顔で1番好きな部分は。瞳。
小さな鼻も。薄めの唇も。もちろん大好きやけど。
そうるの瞳は。あたしの心を一発で射抜く。
それはもう。メドゥーサかってくらいに(笑)。

見つめられただけで・・・むしろ見つめられなくても見てるだけで。
あたしの心拍数は上がりまくるし。心は完全に奪われるし。
そーゆう意味で。あたしは。あの瞳にめちゃめちゃ弱い。
でもでも。そんなそうるの瞳は閉じられてる状態で。
あたしはどうにか落ち着いて。そうるを見つめることが出来る。

小さく開かれた口から零れる息。吸い込まれる息。
そうやって動く唇を見てると。どうしてもキスしたくなるのはあたしだけかな。
欲情かもしれんけど。思い始めたら止まらんし。

あたしは体を起こして。ゆっくりとそうるに顔を近づける。
10センチの距離で止めて。頬にそうるの息を感じる。
生暖かいその息に。あたしはやっぱり酔わされて。
チロっと舌を出して。そうるの唇を嘗めてみる。
それでもそうるが起きないことを確認して。今度はキスをする。
柔らかい唇の感触。あぁ離したくないな。唇。
でもそうるを窒息させるわけにはいかんし。あたしは惜しみながら唇を離す。

そうるは苦しかったのか。少しだけ体を動かす。
(あ・・・起きてまう・・・。)そう思って。あたしはまた横になって。
(何もしてへんよー。)って感じで。寝たフリをして。
そして幸せに包まれたままで。眠ってしまった。


ねぇそうる。これがあんたの知らないあたしの時間。
寝込みを襲ってるような。ちょっと悪いことしてるような。
変な気持ちになるけど。でも幸せな時間やねん。
たぶんそういう状況が。あたしを掻き立てるんやろうね(笑)。
いつもいつも攻められるばっかりのあたしが。唯一そうるを攻める時間。
あんたの寝てるときにやってるあたり。あたしもズルイけどさ(笑)。

ねぇそうる。眠りながらでも。あたしのキスを感じてる?
あんたがあたしにしてくれるみたいに。上手なキスじゃないかもしれんけど。
あたしはあたしの最大の想いを込めて。あんたにキスしてるんよ。
あんたの知らんところで。こんなにもあんたを思ってるんよ。

でも内緒。あんたには教えてあげへん。
だってこれは。あたしだけのヒミツの楽しみやもん。





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2002年11月06日(水)君はあたしの媚薬。

今日。いつものようにナイターがあって。
夜。あたしはそうると一緒にいた。2人きりになれた。

そんなわけで。久しぶりに(?)戯れ日記です。
苦手な方は読むのをご遠慮ください。
・・・って毎回断ってるんですが。なーんかねぇ。
悪いことなわけじゃないのに・・・って思ったりもするのです。
どうなんでしょうかね。別に前置きとかいらんもんなんでしょうかねぇ。
でもいきなり読んで「おぉ?成人向き?」とか思われても・・・とも思うし。
あ。成人向けを否定してるわけじゃなくて。
あたし自身が全くこれっぽっちもそういうつもりで書いてないので。
はぁー。あたしがいろいろ考えすぎなんでしょうかねぇ。

・・・あ。余談入っちゃいました(苦笑)。まぁ構えず読んでやってください。

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今日はナイターの後で。みんなでラーメンを食べに行った。
原チャで帰るのは本気で寒くて凍えそうで。
あったかいもの食べたいなーって前々からみんなで言ってた。
珍しくそうるも参加して。みんなでおいしいラーメンをすすった。

5人で行って。みんなで違う種類を注文する。
「ちょっとちょうだいー☆」って。女のコ同士はよくやるやんね。
得した気分になれて幸せなあれを。今日もやりました(笑)。
あたしは塩バターラーメン。そうるは味噌ラーメン。
交換して。そうるが口をつけた箸でラーメンを食べる。
間接キスとかで喜ぶなんて。今時中学生でもないかもね(苦笑)。
でもあたしは。単純なんで。ちゃっかり幸せになる。

そうるが触れたものには。そうるのぬくもりとか存在とか。
そういうのが込められてるような気がするんよね。
たとえ割り箸でも。そうるが触れたものなら。
ただの木の棒から。世界でたったひとつの愛しいものへと変わってしまう。

なーんか。そういう自分の発想が甘すぎて痒くて。
(あほやー。年いくつやねん。)とか。自分でつっこんでみるけど。
つっこむより先に思いつく頭なんやから。どうしようもない。


みんなでたわいもない話をして。店を出たのは12時を過ぎてた。
「ひゃー。寒いー。」って。みんな白い息を吐く。
「急いで帰ろー。」「気をつけてなー。」って。バラバラ別れていく。
ひとりバイクのそうるは。バイバイって手を振って。
原チャ組を後ろに残して。猛スピードで走り去って行った。

店から家まで約10分。あたしはぼんやりと考えてた。
こんなふうにナイター後にみんなで一緒にいられるのは。
もうすぐ引退するあたしたちには。あと何回くらいあるんやろうなって。
そして残りのナイター数を数えそうになって。怖くてやめた。

終わりが見えて。寂しくなって。そんなことで頭がいっぱいで。
イヤだイヤだって思ってる自分はあんまり好きじゃない。
先のことを考えて怖くなってたんじゃ今が楽しめないって思うから。
でも。暗い夜。ひとりで走る道。頬に当たる冷たい風。
いろんな要素が。あたしの寂しさを掻き立てて。
自然と涙が溢れて。泣きながらあたしは原チャに乗ってた。


家に着くまでの道。最後の曲がり角を曲がって。
駐輪場に入ったら。見覚えのあるバイクがあって。
その脇に。座り込んでる人影が見えた。
ジャージ姿で。手を擦り合わせて。息をかけて暖めてた。
一瞬目を疑ったけど。それはそうるやった。

「え・・・どしたん?」って。あたしはびっくりして声をかける。
約束してないはず。まっすぐ帰るって言ってたはず。
あたしは顔全面で(なんで?)って問いかけてたと思う。
そうるはそんなあたしを見て。ちょっと笑って言った。
「寒すぎて家に帰る気なくしてもーた。」って。

あれまぁ・・・なんてうまい言い訳するんやろう(苦笑)。
まあね。そりゃ45キロの原チャでも寒すぎるのに。
100キロ近く出すバイクじゃシャレにならんはず。
うん。そりゃ寒いやろうね。走れんやろうね。
・・・よかったね。そうる。うまい言い訳があって(苦笑)。

2人きりになりたかったのは。あたしだけじゃなかったんや。
そうるも。あたしと同じ気持ちでいてくれたんや。
バイトだらけの毎日で。あんまりかまってくれんけど。
それでも。こうやってあたしとの時間をもとうとしてくれてるんや。
そう思ったら。なんか込み上げてくるもんがあって。やばかった。

「あんた。また泣きながら原チャ乗ったん?」って。
あたしに近づいて。涙の跡を見つけて。そうるは言った。
「だって寒すぎてんもん。涙ちょちょぎれるわー。」って。あたしが言ったら。
いつもみたいに鼻でフッて笑って。親指でその跡をなぞって消してくれた。
その笑いは。やっぱりあたしを見抜いてるみたいで。
親指の温かさも手伝って。あたしはまた泣きそうになった。


部屋に入って。いつもみたいに交代でシャワーを浴びる。
先に浴びたあたしがウトウトして。後から上がってきたそうるに起こされる。
・・・これがいつものパターン。でも。今日のあたしは。
久しぶりに触れられることに気持ちが高ぶって。
シャワーの後もウトウトどころじゃなくて。パッチリ目が冴えていた。
でもそんな自分が照れくさくて。知られたくなくて。
そうるが上がってくる頃には寝たフリをしてた。

そしたらそうるは。やっぱりいつもみたいに。
あたしの右側に寝転がって。あたしを揺り起こして。
「寝てんなよー。」って。ちょっと悔しそうに抱き締めてくれた。


そうるの唇は。あたしにいっぱいキスをくれる。
額。瞳。鼻。頬。耳。そして唇。あたしの顔中に。キスを降らせる。
吸い付かれた首筋に。噛み付かれた胸に。
緩やかに甘い痛みが走って。あたしは息を漏らす。

そうるの指は。あたしにいっぱい触れてくれる。
あたしの髪を梳いて。体のラインをなぞって。
ときにあたしを壊れ物みたいに優しく触って。
ときにあたしを壊すみたいに激しくつねって。
強く。弱く。途切れることなく攻められて。あたしは切なく喘ぐ。

時々目が合うと。そうるは口元だけで笑う。
その笑顔に。あたしの心は奪われる。
愛しさが溢れて。その感情をそうるに伝えようとして。あたしは言葉を探す。
そうやって。言葉にならない感情を言葉にしようとしてるあたしに気づいて。
そうるは。あたしが何も言えないように。唇を重ねて。声を奪う。

両手首を押さえつけられて。あたしは動けない。
鍛えてる力強いそうるの腕は。あたしを易々と組み敷く。
体の自由さえも奪われて。頭が真っ白になる。
イヤじゃない。そんなんじゃない。でも。気持ちよくて。おかしくなりそうで。
怖い。怖い。怖い。・・・あたしは左右に首を振る。
そして。そのまま2人一緒に。高まって。何かを越える。

なんで怖いんやろう。最愛の人との最高に幸せな時間やのに。
なにが怖いんやろう。これだけ愛してもらってるくせに。


ねぇそうる。あたしはあんたにいろんなものを奪われる。
唇を覆われて。声を奪われた。
見つめられて。心を奪われた。
押さえつけられて。体の自由を奪われた。
あんたと一緒にいると。あたしは振り回されて。
奪われすぎて。1人でいる普段のあたしじゃなくなる。

でも代わりに与えられるものもあって。それは敏感な神経。
あんたの視線ひとつに。言葉ひとつに。動きひとつに。
研ぎ済まされたあたしの感覚は。反応する。
唇。舌。指先。あたしに触れるあんたの体の一部から。
あたしの体に何か流し込まれてるんかもしれんね。

あんたの触れた部分から。ゆっくりとあたしの体は痺れていって。
でも痺れてるのに。めちゃめちゃ敏感にすべてを感じてて。
そう。まるで媚薬が回るように。あたしは酔わされていくねん。
それは。言いようのない幸せやねん。

あぁそうる。願わくば。あんたも。
あたしがあんたに酔わされるように。
あたしに酔わされてたらええんやけどなぁ。





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2002年11月05日(火)欲求不満なのかも。

今日は学祭明けで1日休み。あたしは。ずっと家にいた。
何かやればいいのに。どうにもしんどくて。熱っぽくて。
今日1日。実は誰とも話してなかったりする(涙)。
まぁたまには。こんな日もあるか。

そうるは・・・常連さんならもう分かると思いますが。
もちろん今日もバイトでございます。はい。
働くことが悪いなんて言わんけどさ。がんばるそうるは好きやけどさ。
最近あたし。あまりにもほったらかされすぎな気がするんですけど(怒)。

とにかく。そうるとしばらく2人きりになってない。
寒くなってきたからバイクデートが減ったのは納得としても。
普通にどこにも行ってないし。うちにも来てないし。
どないなってんねーん。もう。ほんま。放置プレイかよ(涙)。


・・・あぁ。わがまま女になんかなりたくないのに。
こんなんじゃなくて。もっとオトナな女になってみたいのに。
たとえば。あんたに会えなくても別に普通に過ごせて。
余裕たっぷりで。自分を磨くのに時間を使えて。
それで次に会ったときに。あたしが言うより先に。
「会えんくて寂しかったー。」って相手に言わせられるような。
そんな女になってみたいのに。(←どう考えても無理・・・。)

いつだってあたしは。会いたい気持ち全開で。どうしようもない。

そうるは寂しくないんかなぁ。2人になれんくても寂しいと思ってくれんのかなぁ。
メールも電話もなし。だいたい普段からけっこうそういうとこクールやし。
なーんか。あたしばっかりそうるのこと求めてるみたいで。おもしろくない。

ふん。こうなったら絶対あたしからは連絡せーへんもん。とか。
変な意地を張って。携帯をほったらかしてみたりする。
でもほったらかされた携帯は。うんともすんとも鳴らんくて。
そのうちどこにほったらかしたかも分からんくなって。
実際使うときになって。探す手間をあたしに与えるだけ。

なんやねん。なんやねん。携帯にまでバカにされたような気分。
お前も携帯なら。ちょっとぐらい鳴ってみろっちゅーねん。
鳴ってこそ携帯の役目があるってもんやろ。この役立たずめ。
悔しかったら。そうるからの連絡を運んで来てみろっちゅーねん。

会いたくて仕方ないくせに。メールでも電話でも何でも。
そうるの存在を感じたくて。こんなにもうずうずしてるくせに。
そういうのを押さえつけるあたしは。ほんまにかわいくない。

会いたいなら会いたいって言えばええのに。
かまってほしいんならかまってほしいって。そう言えばええのに。
あんまり言ってそうるを調子に乗せるのも悔しいし。
あたしばっかり好きってことに気づかれるのも悔しいし。
言ったときに拒絶されたとして。傷つくのがちょっと怖いのもあって。
喉まで出かかった言葉を飲み込んで。強がってるあたし。
別にそうるがおらんくても平気やしーとか思い込んだりして。

うそつけ。全然平気じゃないくせに。
そうるの姿が見えんだけで。こんなに不安になるあたしやのに。
何をかっこつけてるんだか。何をすかしてるんだか。

あーあ。なんか。ほんまにそうるに会えんだけで。イライラしてしまう。


実はあたし最近。ちょっと情緒不安定。
それは。最終試合が近づいてることもある。
サークルを引退して。その後のことを考えるのが怖い。
1番大切な場所を。失ったその後の自分はどうなるのか。
考えるだけで。怖くてたまらなくなる。

でも本当に怖いのは。そうると過ごす時間が確実に減ることかもしれん。
お互いサークルメインの生活をしてて。普通に会えてた毎日やけど。
それがなくなっても。あたしたちは今と変わらずにいられるんやろうか。
あたしの考えすぎかもしれんけど。もしかしたら最近のそうるが。
あたしとあんまり絡もうとせんのは。フェイドアウトの始まりなんかなぁとか。
いやそんなことはありえへんけど。ありえへんと信じるけど。
疑いそうになって。泣きそうになって。あたしはひとりで震えてる。


ねぇそうる。もしも。もしもやで。この先あたしとあんたが。
一緒にいられんくなったら。あたしはどうしたらええんやろう。
心が壊れて。感情をなくしてしまうような気がする。
だって。今のあたしにとって。笑うことも怒ることも泣くことも全部。
あんたがあたしの生活にいるから生まれてくる感情なんやもん。
幸せな気持ちも。言葉にできない切ない気持ちも。
そして。愛の戯れで与えられる快感も。全部全部。
あんたがおらんかったら始まらへんのやもん。

あー。あたし欲求不満かも。あんたが恋しすぎる。
あんたの唇。あんたの舌。あんたの指。あんたの手。
あたしに触れて。あたしを気持ちよくしてくれるものすべて。
恋しくて恋しくて仕方がない。どうしよう。
そういう気持ちになるときもあること。分かってるけど。
どうしよう。なんか。なんか。あんたの肌に触れたくてしょーがない。
あんたのぬくもりを。あたしの体は覚えてて。欲しがってしょーがない。

「なんやねん。ケモノみたいやな。」って。笑ってもいいから。
そうる。あたしのことを抱き締めに来てよ。





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2002年11月04日(月)失ったり手に入れたり。

今日は久しぶりの4時間練でヘロヘロになった。
しかも今日ちょっと寒すぎ。体温管理が難しいのなんの。
あんまり寒いからウィンブレ(ウィンドーブレーカー)着て走り回ってたら。
汗かきすぎて暑くなってきて。しばらくしたら。汗が引いて寒くなって。
あぁほんま。どうしてくれようか。風邪ひくっちゅーねん。

それからまた学祭に行って。飽きもせずにクレープを食べる(笑)。
ここんとこ甘いモノ食べすぎ。4日連続でなんかしら食べてる。
ケーキとか。シュークリームとか。そしてクレープとか。
やばいやばい。いくら運動してる体でも。これでいいはずないし。
このままじゃ脂肪でプヨプヨになってまうって(涙)。

引き締まったそうるの体と。プヨプヨしたあたしの体とか。
うーむ。やっぱりイヤやなぁ。我慢せなあかんやろうか(涙)。
食べたいモノを食べたいように食べていたいんやけどなぁ。

とりあえずクレープを昼ごはんにして。それから家に帰ってシャワーを浴びる。
夜から学祭打ち上げで飲み会があるから。寒くて湯冷めするかなーと思ったけど。
やっぱりスッキリして行きたいし。髪も体も泡を立ててしっかり洗った。

風呂あがりの自分は。シャンプーのいい匂いがして。気持ちいい。
何を着ていこうかなーとちょっと考えて。やっぱりパンツルックにする。
飲み会やと。足くずしたいからスカートよりパンツの方がラクやし。
最近買ったカーキ色のカーゴパンツに。ベージュのドット柄のカットソー。
足元はスニーカー。あっという間に。らくらくカジュアルスタイルの完成☆


集合場所に時間通りに行く。メンバーがポツポツ集まってくる。
あたしは。人混みの向こうに。そうるの顔を見つける。
「あー。珍しい。スカートやん!」って。誰かが言うのが聞こえて。
(はぁ?スカートだぁ?)って。あたしはそうるの方を再び見る。
なんとびっくり。確かに。そうるはスカートを履いてた。

ファーのついた黒いコートの下は。カーキ色のトレーナー。
足元はお気に入りのハイカットのスニーカーで。
いつものヘッドポーターのウエストポーチ姿やし。
うん。いつもと何も変わらないそうるやった。
ただひとつだけ違うのは。めったに見ないスカートやったってこと。

あたしは。そうるのスカート姿には。異常なほどに反応してしまう。
なんとなくそこに。女っぽいそうるを感じて。正直あんまり好きになれない。
そのスカートは。別にフリフリかわいいスカートやったわけじゃない。
ひざ丈の台形スカート。素材はジーンズ。ちょっと古着っぽい感じ。
それやのに。ただスカートだっただけやのに。

何を着てても。どんな格好でも。そうるはそうる。分かってるのに。
かっちょいい外見だけで好きになったわけじゃないのに。
ちょっとおもしろくなくなってるあたしは。なんて子どもっぽいんやろう。
あたしはスカートもパンツも履くくせにね。あぁほんま。勝手すぎ(涙)。


まぁそんな思いを抱えつつ。店へと向かう。
たまたまあたしは。そうるの前の席になる。
最初の席なんて。適当なもんやって知ってるけど。
とりあえずあたしは。幸せな気分になる。(←単純。)

今日何が1番嬉しかったかって。そうるがあたしにいっぱい飲ませてくれたこと。
だいたい飲み会って。お酒零したりして粗相とかやったら。
「♪そっそっう☆そっそっう♪」って飲まされるやん(笑)。
あたしは。お酒をグラスからグラスに移すのがめちゃめちゃ苦手で。
よく零してまうんやけど。それを目の前に座ってたそうるに見つけられて。
「おらー。飲め飲めー。」って感じで。飲まされまくった(苦笑)。
「ビールはキライやって言ってるやーん(涙)。」ってあたしが言っても。
「うるさいー。わがまま許しませーん。」とか言って。たっぷり注いでくれる(涙)。

かまってもらえることが1番幸せ。
そうるがあたしを見て。楽しそうに笑ってくれるのが1番幸せ。
そうるの笑顔のためなら。酒ぐらいいくらでも飲むよ。あたし。

そうるもそうるで。なんやかんやと飲まされてた。
珍しいスカートで。みんなにつっこまれてたし。
「正座するとパンツの膝が出てまうやん。」
「それがイヤで今日はスカートやねん。でも失敗や。」って。
そうるは大真面目に言ってたし。とりあえずは信じるけどさ。
調子に乗って。セクシーチラ見せポーズとか決めてみたりして。
「やめれー。」「きもいー。」「おえおえー。」って。
散々言われて。散々飲まされてた。(しかも大ジョッキばっかり。)
それでもほとんど酔わへんそうるは。やっぱりかっちょよかった(笑)。

そういや昔は。飲み会でよくそうると勝負させられたなぁ(苦笑)。
あたしもそうるも。先輩にめちゃめちゃかわいがられてた方で。
「あんたら2人で3回勝負ー☆」とか。先輩達は盛り上がって。
遅い方が追加でもう1杯ずつ飲まされるルールになってた。
結局そうるは3杯ですんだのに。あたしは6杯飲んでフニャフニャで。
「あーごめん。1回ぐらいわざと負けたるべきやったかも。」とか言いながら。
そうるは。やっぱり自分に絡みついてくるあたしを介抱してくれたっけ。

そうるの酒の強さは。あの頃からずっと変わらんままで。
調子に乗って場を盛り上げる性格も。あの頃と同じで。
でもあたしを介抱するあんたの姿はもうなくて。
それはあたしが成長したせいもあるんやけど(苦笑)。
なーんか。言いようのない気持ちになったりして。


ねぇそうる。あたしふと思ったんやけどさ。
1回生の頃みたいに。先輩に飲まされまくってつぶれることはなくなって。
懐かしいトイレで。あんたに介抱されて。抱き締められることもなくなって。
寂しいかと聞かれたら。けっこう本気で寂しいって答える気がするねん。
酔ってフワフワになって。あんたにかまってもらえるのは幸せやったから。
そういうのを失ったことは。やっぱり寂しいことやから。

あんたが目を離してたときに。フラフラっとひとりで駅まで歩いてて。
ホスト風の男の人に声をかけられて。困ってたあたしの手をつかんで。
「ちょー。こっちおいで。」って。自分の方に引き寄せたあんたの手とか。
揺られる電車で。あんたの肩に頭をもたせてウトウトして。
目覚めて1番に。あんたの名前を無意識に呼んだあたしに。ちょっと笑って。
「ええから寝とき。」って。あたしの頭を自分の肩に押さえつけたあんたの手とか。

そういう失ってしまったモノたちが。どうしようもなく愛しく思えたりする。
あのとき感じた。あったかくて。優しいあんたの手が。恋しい。
でもきっとそういうのは。もうあたしたちの間にはないやろうね。
ただの友達じゃなくなったあたしたちの間には。
みんながいるところで。そういうふうに触れ合うことはない気がする。

もちろんその分。あたしはいろんなモノを得たんやけどさ。
あの頃は知らんかった2人だけで飲むことを覚えて。
2人で一緒に酔って。気持ちよくなることを覚えた。
お酒だけじゃなくて。あんたに酔うことも覚えた。
うん。そうやって得てきたモノも。全部全部大事なんやけどさ。

失って。手に入れて。そういうことの繰り返しが切ない。
何もかもを失いたくないと。すべてを手に入れていたいと。
そう望むことは。やっぱり傲慢なんやろうか。
たとえ傲慢でも。あたしは望んでまうんやけど。
それが自然体で。あるがままのあたしなんやけど。

そんなあたしでも。あんたは好きでいてくれるやろうか。

あたしの面倒を見ることから解放されて。楽しそうに飲んでるあんたを見て。
あたしはふと。そう思って。ちょっと怖くなってしまった。
お酒のせいかな。酔うとどうにも涙もろくなる最近のあたしやし。

なんか。幸せやのに。センチメンタル全開。





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*余談*
酔いつぶれた後輩が2人いて。そうるが1人を介抱してて。
あたしはもう1人に散々絡まれて。結局介抱することになった。
「先輩ー。付き合ってる人いるんですかー。」って。
酔ってるのをいいことに。そのコはやたら馴れ馴れしく聞いてきて。
「んー。内緒ー☆」って。適当に交わそうと思ったら。
「え。もしかしてキャプテン?」って。恐ろしいことを言ってきた(焦)。
「・・・なんでやねん(笑)。」って。笑ってごまかしたけど。
内心バクバク。いくら酔っているとはいえど。コイツ侮れんな。
・・・要注意人物に任命。あたし的ブラックリストに載せておかにゃ(笑)。


2002年11月03日(日)夢と現実の重なり。

久しぶりに。そうるの夢を見た。
夢で会いたいと望んでも。なかなか出てきてくれんそうる。
でも昨日見た夢に。そうるが出てきてくれた。

そこはどこやったんやろう。狭くて小さな部屋やった。
その部屋の外には。人がいっぱいいて。騒いでた。
そうるは。なんてゆーか。色っぽくて。熱っぽくて。
どこか欲情したような濡れた目で。あたしを見てた。
そんな目で見つめられて。鼓動が音を立てて速くなって。
我慢できなくなって。あたしはそうるに抱きついてしまった。

そうるの首に腕を回して。しっかりと抱きついたあたしを。
そうるは片手で抱きながら。もう片方の手でドアを後ろ手に閉めた。
そうやってうるさい外界を遮断してから。あたしをきつく抱き締めてくれた。
愛しい人の匂いに包まれて。満たされて。満たされて。
不意にその人の顔が見たくなって。あたしは埋めた顔をゆっくりと上げる。
そうるは。あたしと目が合うと。ちょっと困ったように。
鼻から長く息を吐いて。口元だけで笑う。
それは。あたしが大好きなそうるのしぐさのひとつで。
また心が締め付けられて。あたしは。泣きそうになる。


目覚めて。すべてが夢だと分かって。言いようのない寂しさに襲われる。
でも思い出す。そう。夢のきっかけになるような出来事が。現実にあったなって。
内容はちょっと違うけど。似たような状況が確かにあったなって。
それは。昨日書いた2年前の学祭の後のこと。そう飲み会の席のこと。
そうるがあたしを。何度も何度も抱き締めてくれたこと。


2年前。学祭の後で。飲み会があった。
3日間散々働きまくって。体はもうヘロヘロやった。
当時は2時間近くかけて自宅から通ってたあたしは。
睡眠時間とかも人よりは短くて。3日連続5時起きとかやったし。

でも疲れてるって言ったところで。飲まないで済むかと言われたら。それは無理。
飲むのは好きやけど。これが体育会系サークルのツライとこでもある。
あたしたちの学年は得に。飲める人が多かったから先輩にもかわいがられてて。
「お疲れー。まぁ飲め飲めー。」みたいな感じで。散々飲まされた。
あたしもお酒は強い方。そこそこまでは大丈夫・・・なはずやった。
でも疲れてる体には。予想以上にアルコールは回ってきて。
情けないけど。だんだんフラフラになってきてた。

ちなみに。そうるの酒の強さはハンパじゃなくて。
強すぎ集団で。ビール瓶の1本飲みとかやってた(苦笑)。
(注→よいコは絶対にマネしないでください。)
そんなそうるを遠目に見ながら。あたしの「かまってほしい病」が始まった。

飲み会の席で。酔ったあたしがそうるを求めるのは。けっこう周知のことで。
「あんたほんまにあのコのこと好きやなー。」とか。
「待っとき。呼んできたるから。」とか。
同回生だけじゃなくて。先輩にまで言われる始末やった。
で、その日も。そうるの名前を呼び続けて。
「会いたいー。会いたいー。」とかタチ悪くあたしは言ってたらしい。

しばらくして。そうるはあたしのところにきて。
「はいはい。ごめんや。」とか言って。あたしを抱え上げて。
半分引きずるような形で。トイレに連れて行こうとした。
「吐かへんし。大丈夫やし。」って。抵抗するあたしを。
「嘘つけ。もうフラフラやんか。」って。叱りつけて黙らせる。

変な話やけど。あたしは吐くのがめちゃめちゃ苦手やった。(今は普通。)
酔っても簡単に吐いてスッキリできる人とかよくいるけど。
あたしは吐くと窒息しそうになって。ほんまに苦しいから出来んくて。
「早く吐き。吐いたらラクになるで。」って。どんなにそうるが言ってくれても。
「無理ー。吐いたら死ぬー。」とか言いまくって。絶対吐かんかった。
(・・・あぁ。ほんまどんだけタチ悪いねんって感じやん(涙)。)

トイレの中で。そうるはあたしの背中をさすり続けてくれた。
その手は優しくて。守られてる気がして。愛しくてたまらんくなって。
酔いに任せて。あたしはそうるに抱きついた。
「ちょー。まじで大丈夫か?」って。そうるはあたしを抱き締めて。
背中をトントンって叩いてくれた。安定したリズムに。あたしは癒された。
「あ。でも吐くときは言ってや。肩に吐くとかやめてや。」って。
ちょっと焦ってるそうるが。本気で愛しくて。泣きそうになって。
酔っててしんどくて。甘えたい気持ちが強くなってたんやろうか。
あぁ。もうこのままずっと。この腕に抱き締められていたいと。
叶いもしない願いを。本気で望みそうになってた。


ねぇそうる。思い出すと笑えてくるやんね。
だって飲み屋のトイレやで。全然ロマンチックじゃないし(苦笑)。
でもな。あたしには不思議なくらい。甘い甘い記憶やねん。
飲み会であんたに介抱されたことは数知れずやん。
だからあたしには。トイレでの幸せな記憶がけっこうあるんよね(苦笑)。

うん。場所はあんまり関係ないねん。そうる。
あんたと一緒にいられたら。そこがトイレでも全然かまわへん。
そこであんたが。あたしにかけてくれた言葉とか。
そこであんたが。抱き締めてくれたときに感じたぬくもりとか。
そういうのが。ひとつひとつあたしには宝物やねん。
そこがどこでも。そうトイレでも。あたしには失くせない幸せな記憶やねん。


そうる。今日は学祭打ち上げで。飲み会があるね。
確信犯で。久しぶりにあんたに抱きついてみようかな。

あ。でも願わくば。今夜もあんたに抱き締められる夢が見たいかも。





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思ったこと。どうでもええことやけど。
今日の日記。ちょっとトイレトイレ言い過ぎやし(笑)。
くさい2人組やと思われるかしら。うーむ。


2002年11月02日(土)忘れたくない思い出。

今日は。午前中は練習やった。
グランドの予約がうまく出来てなかったみたいで。
いつもは9時〜13時までやってる練習が。
なんと9時半〜11時という悲しいことに(涙)。
その代わりに。1時間バッチリ走ったけどね。
大学構内で汗流して走る集団・・・かなり奇妙に映ったと思うわ(苦笑)。

その後で。キャンパスを移動する。
今日は学祭で。1回生が店を出してたから。その応援に行った。
応援とは名ばかりで。もちろん食べるのが目的やけどね(笑)。

あたしたちのサークルは。秋の学祭で。
代々1回生がクレープ屋さんを出すのが恒例になってる。
そういうイベントを通して。みんながどんどん仲良くなっていく。
2年前。あたしたちの学年もクレープ屋さんを開いた。
1つ200円のクレープを売って。純利益がなんと10万円(誇)。
まぁそれは結局。最終日の先輩の飲み代に消えるんやけどね(涙)。

昼ごはんを抜いて行って。着くなりクレープをいっぱい食べる。
まずは。1番食べたいリンゴとシナモンのクレープを食べて。(←激ウマ☆)
それから。ツナとコーンとレタスの入ったクレープを食べる。(←これもウマウマ☆)
次はポテトサラダの入ったクレープ。あたしマヨネーズ大好きなんよね(笑)。
3つ食べてとりあえず満足。・・・おそるべし食欲(笑)。

後輩に注文したら。「『先輩クレープ』でー☆」ってオーダー通してくれて。
めちゃめちゃ具たっぷりの。ずっしり重いクレープを手渡してくれたりして。
いやー。あんたら。ほんまかわいいねぇ。ありがとうねぇ。
そう思ってあたしは。後輩たちにいっぱいよしよししてあげた(笑)。

楽しそうな1回生を見て。あたしは2年前を思い出す。
あたしたちが店を出したとき。なんやかんやと揉めながらの3日間。
ほんまにいろんなことがあった。今となっては全部いい思い出。
そして。その中のほとんどは。そうるが絡んでいる。

隣でおいしそうにクレープを食べてるそうるを見てたら。
2年前のことが。記憶の中からどんどん溢れてきた。
あたしはまたトリップして。ぼんやりと思い出していく。
最初は霧がかったような記憶が。徐々に鮮明に形を表していく。


1人の人とずっと一緒にいるのは苦手。
そうるはあの頃よくそう言ってたし。今もそう言ってる。
そんなそうるやのに。学祭の3日間。
あたしたちは。ほとんどずっと一緒にいた。

クレープ屋で。みんないろんな役割分担をした。
生地を焼く人。デコレーションする人。裏で材料を用意する人。
レジやる人。売り子やる人。その他買出しとかやる人。
でも。みんな全部の仕事を1回はやれるように。
グループ決めて。ローテーション方式にしようなって言ってた。

それやのに。いざ店が開いてみたら。予想以上の大盛況で。
忙しすぎて交代できんくて。同じことをやりっぱなしになってた。
続けてやるうちに。容量も分かってうまくやれるようになってくる。
特に。生地を焼く人とかはそう。デコレーションする人たちもそう。
だから結局。みんな1番最初にやった場所の担当っぽくなってた。

あたしとそうるはグループが違ったけど。
たまたま2人とも最初に生地づくりとかの裏方作業をやったせいで。
いつの間にか。2人してとことん裏方に徹することになってた。
途中からはまひろも一緒になって。3人でやってた。
表では。楽しそうにクレープを焼いたり販売したりしてる人がいて。
そんな店の少し後ろで。目立たないのにしんどい役はツライ(涙)。

あたしは。ひたすら生クリームを泡立てる役で。(しかも手動。)
そうるとまひろは。卵と牛乳と小麦粉で。ひたすら生地を作る役で。
ほんまにしんどかった。はっきり言ってしんどすぎた。
しかも店の方は。忙しいからかしらんけど。人使い荒すぎ(涙)。
あたしなんてさ。生クリームをボウルに3回連続で泡立てたっちゅーねん(涙)。
それでも足りんかったらしくて。4回目を頼まれたときはさすがにキレかけた。

でもあたしは。頼まれると基本的にイヤとは言えん性格で。
もう限界級につりそうな腕でも。たぶん放っとかれたら泡立ててたと思う。
でもそうるは。そんなあたしからボウルを奪って。
「無理せんと他の人に頼みや。」って。ヒマそうにしてる男のコに頼んでくれた。
そんな小さな優しさに。あたしは心があったかくなったのを覚えてる。
「それぐらい自分で頼めよ。」なんて。呆れたように笑ってたけど。
あたしが頼めん性格やってこと。そうるは見抜いてたんやと思う。

なんてこったい。そうるのあたしに関する見抜きワザは。
少なくとも2年前からすでにあったってことやん。
うーん。悔しいような。嬉しいような。変な感じ・・・。


ねぇそうる。あんたはどれぐらい覚えてるんやろう。あの学祭の間の出来事。
あたしはね。きっとあんたが絡んだことは。全部覚えてる気がする。

裏方に徹しまくって。表のみんなのあまりにも荒い人使いっぷりにキレて。
こっそり脱走して(笑)。他のとこを回りながらサボったやんね。
まひろと3人で。アカペラサークルを見に行って。
「ボイパやりたいわー。」って。マネしてやってるあんたを。
「全然いけてないしー。」って。あたしとまひろで笑ったやんね。
ダンスサークルのショーを見て。かなり感動して。
「あたしも踊るー。そんで体引き締めるー。」なんて言い出したあたしを。
「やめとけー。ケガするで。」って。あんたとまひろがバカにしてたやんね。

でもいろいろ回るうちに。サボってきたから怒られる気がして。
「そろそろ戻らなやばいよなー。」なんて言って。30分ぐらいで戻ったっけ。
「手ブラじゃ怖いかなー。」とか言って。焼きそば買って店に戻ったやんね。
「なんちゅー中途半端な(涙)。」「小心者集団かいな(笑)。」って。
びびりながら店に帰ったら。意外と普通に迎えられて拍子抜けしたやん。

あぁ。あたしには。全部が懐かしい思い出。

そして。ねぇそうる。最終日の夕方のことは覚えてる?
片付けを途中で抜け出して。2人でコンビニで肉まん買って食べたやん。
人気の少ないベンチのあるとこで。並んでホカホカの肉まんを食べたやん。
いろんな話をしたやんね。そこで初めてあんたは教えてくれた。
高校の時に。女のコに告白されたことが何回かあるって。
あたしはまだあんたへの想いを打ち明けてはなかったから。
「ふーん。すごいやん。」って。感心したりしてたけどさ。
内心では。あたしも好きなんやけどなーなんて。思ったりしてたんよ。
きっとそんな女のコたちより。あたしの方があんたのこと好きやろうなーって。

うん。あの日。あんたの話を聞いて。あたしはなんとなく思ってた。
いつかそんな女のコたちと同じことを。自分もするかもなって。
そうるに。心から好きな人に。告白する日が来るかもなって思ってた。
今みたいなあたしたちになるなんてことは。夢にも思ってなかったけど。
なーんか。告白してしまいそうな予感がしてたあたしが。懐かしい。


そうる。あたしたちには思い出がいっぱいあるね。
同じ時間を。いっぱい過ごしてきたね。
どれひとつとして。忘れたくなくて。失くしたくなくて。
あたしは。心の中に全部全部刻みこんでる。

でもさ。人間って忘却の生き物とかって言うやん。
記憶しておける量なんて。限りあるもんかもしれんやん。
だから。そうやって全部覚えておこうとしてるうちに。
あたしの頭とか心とか。あんたのことだらけになってまうような気もして。
アホアホ人間になってまいそうな気もして。ちょっと怖いんよね(苦笑)。

でもまぁ。忘れたくないもんは忘れたくないんやし。しょーがないか。
あんたと過ごした日々を忘れて生きていくなんてこと。
あたしには。拷問としか思われへんもん。





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2002年11月01日(金)君が眩しすぎて。

11月になった。気づけば。もう11月。
あたしは。11月になってほしくなかった。
引退が目前に迫ってくる。苦しい。苦しい。
あたしが1番あたしでいられる居場所が。もうすぐなくなる。

願わくば。ずっと今のままがいい。失いたくない。
みんなで1つの目標に向かって。走り続けていたい。
でも。時間は確実に流れてる。止められない。


今日。サークルのみんなで遊んだ。
そうるはまたバイトで。参加せんくて寂しかったけど。
そんなことはほとんど気にならんくらい。大充実の1日やった。
遊びの内容は。内輪でしょーもないことやけど。
楽しすぎて。おかしすぎて。笑いまくって。
こんなにも最高の仲間と一緒に。こんなにも最高の時間を過ごせて。
あたしはほんまに幸せやなぁって心から思った。

あたしは。遊んでる間も。家に帰ってからも。
完全に引退のことを忘れてた。
イヤなことを忘れようとするのは。人間の自然な防衛反応。
楽しい1日に夢中になって。あたしは忘れようとしたんかもしれん。
とりあえず。あたしは自分でもびっくりするぐらい忘れてた。
「引退」の文字が。頭からすっかり抜け落ちてた。

そんなときに。そうるから3回生への一斉送信がきた。

明日は1回生が学祭でおらんし。みんな早めに集まって準備しよな。
あと2週間なんやし。3回生全員が進んで動けたらって思うんで。

・・・忘れてた痛みが甦る。
あと2週間。そうるの言葉が胸に刺さる。
そうや。もう引退が間近なんや。そう思ったら。
またあの苦しい感覚が戻ってきて。泣きそうになって。
あたしはすぐに。そうるにメールを返した。

了解。早めに行くわ。でも2週間とか。そうやけど。
そんな泣かせること言いなや。悲しいし。

そしたら。そうるから返事が返ってきた。

なんやかんや言う前に。ちゃんと動こうやって言いたかってん。
だから敢えて2週間とかハッキリ言ってん。

・・・今度は。泣きそうなんて思う間もなく。涙が溢れた。

そうるは。やっぱりどこまでも冷静で。どこまでもキャプテンやった。
あたしの愛した人は。恐ろしいほどに。かっこよかった。
そんなそうるを思ったら。やっぱりあたしは泣いてしまった。


確かに最近のみんなは。ちょっと感情的になってた。
「あー。引退とかありえへんなー。」とか。
「どうしよう。寂しすぎるー。」とか。
そんなことばっかりいいがちになってた。
悲しいモードに流されて。センチメンタルになったりして。
「うちらいい学年やったよなー。」みたいな。
甘ったるいような。ぬるいような雰囲気になってたんかもしれん。

そんな状態で。ダラダラになった状態で。
終わりを迎えたくなんかない。有終の美を飾りたい。
きっとそうるは。そう思ったんとちゃうかな。
それは。別に自分のためなんかじゃなくて。
チームのために。そして。あたしたちのために。
敢えて。あと2週間やねんでって。キツイことを言ってくれたんとちゃうかな。
キャプテンとして。自ら憎まれ役をかって出てくれたんとちゃうかな。


あぁ。そうる。お願いやから。あんまりあたしを泣かせんといて。
なんであんたはそんなに。みんなのことが考えられるんよ。
なんであんたはそんなに。優しくて広い心を持ってるんよ。
あたしには。あんたが眩しすぎることがいっぱいある。
あたしにはきっと出来んことが。あんたはいっぱい出来る。
なんであんたは。なんであんたは。そんなにもすごいんよ。

やばい。泣いたら目が腫れてぶさいくになるのに。
あんたを思って。あたしはやっぱり涙が止まらへん。
どうしてくれようか。そうる。あんたのせいやで。
あんたが。眩しすぎるせいやで。

あぁ今夜も。アイスノンを当てて寝なあかんわ。





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メールをいっぱいいただくのですが。返事が出来てません・・・(涙)。
ごめんなさいです。でも全部ちゃんと読ませていただいてます。
みなさんのメールはあたしの支えです。ほんまに。ありがとうございます。
何でもいいんで。思ったこととかあったら送ってくださいね。
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