La forma di amore

2002年12月30日(月) 濁った視界


例えば何か都合の悪い事や
信じたくない事があっても
悪いのは自分じゃない
きっと何か他のモノのせいだ

そう責任から逃れてれば
弱い自分を認めなくてすむよね
痛む心を守ろうとしてるんだよ

正面から受け止めて
闘ってる訳じゃないから
誤魔化しだけで終りはない

だけど

キミがそうで在り続ける限り
ボクからは離れられないだろう?

だから

キミはそのままでいいんだよ



2002年12月29日(日) ごめんね


昨日キミが落とした
一粒の雫が
ボクの中で静かに
波紋を広げる

もしかしたら
ボクが想うよりも
もっとずっとキミが
好きなのかもしれない

そう言ったら
いつもみたいに
笑ってくれるかな?



2002年12月28日(土) 迷子


貴方が私の首につけた
小さな銀色の鈴

それは束縛ではなく
私の不安を知る為のモノ

そう気付けたのは
暖かな居場所を
抜け出してからでした

まだ鳴り続ける
この澄んだ音色は
きっと貴方には
もう二度と届かない



2002年12月27日(金) 自由


捕われて逃げられない
そう感じているのも
貴方ならば
囚われて逃げたくない
そうなっているのも
また貴方よ

ほら足元を見て
鎖などどこにもないのよ?



2002年12月26日(木) 幸福麻痺


愛してくれる人が
すぐ傍に居るのに
その手をとれないのは

美味しそうなのに
満腹過ぎて手が出ない
そんな状況に似てる

目の前から
無くなった後に
急に欲しくなる
貪欲さも全く同じ



2002年12月25日(水) 好きと言えない距離 会いに行けない関係


行ってはいけない場所
言ってはいけない言葉

わかっているのに
どうしてその境界線を
越えてしまったのだろう

何故?

どうして貴方に続く
この境界線は
私には越えられないの



2002年12月24日(火) 聖夜


ハジメテならよかった
そしたらきっと
何も考える余裕もなく
キミだけを想って
抱かれていられたのに
あの頃の私なら
疑う事も無くキミを
愛せただろう
どうぞ私を好きになって、と
我侭な祈りも捧げれたはず

身体中がキミで
キミの事だけで
いっぱいになれたら
どれだけ幸せだろう?

あぁ

もうすぐ夜が明ける

さあ

私の黒い羽が
キミの白い翼を
染めてしまう前に
早く飛び去ってしまおう

キミが目覚める前に…



2002年12月23日(月) 夢追橋


私達はみんな
ちょっとした風で
揺れ動く橋を渡っている

そこは危うく
ちょっとした弛みが
引き金となって踏み外す

下には大きな流れ
運命という強い流れで
逆らう事などできないの

いっそ流されてしまえば
楽になれるのかもしれない

それでも前進を諦められない
眠る想いを捨て切れない
限られた人だけが先を行く

私達はまだ「夢」という橋の途中



2002年12月22日(日) 独占欲


誰にもあげない

この胸の奥の痛みも
愛し切ない想いも
嬉しくて涙した夜も
あの貴方の笑顔も
すべて私だけのもの

誰とも分ち合う気はないの

苦い味のする後悔も
甘くて酸っぱい想い出も

みんなみんな
私が噛締めるべきものたち



2002年12月21日(土) 求めるものと逃げるもの


何もかもを奪うように
私を求めてください
捕えて永遠に離さずに
傍においてください

そうされないと今にも
消えてしまいそうな
愚かな[私]という存在

絶対的な[貴方]という
鎖で繋いで欲しい
在ると確認したいから

真実から目を背けない為に



2002年12月20日(金)


風に 舞い踊り
水に 眠り癒され
地に 流れ動き
火に 歌い静まる
天に 祈る我等

全ては成るがままに
全てが在るがままに



2002年12月19日(木) おうちが一番


いっしょにいよう

涙する時は半分を
代わりに泣いてあげれる
笑顔する時だって
それを倍にしてあげれる

凍えるような悲しみの夜も
眩く暖かな喜びの日にも

キミと2人
笑って
泣いて
過ごしたい

だから、ねぇ
おうちに帰ろ?



2002年12月18日(水) Dear A


もう会えないと
もう二度と話す事も
ないんだと知らずに

アナタが見えなくなるまで
ずっと手を振っていました

今でも心の中で
アナタに向けて懸命に
手を振り続けています

ワタシはここにいると
元気だと、伝えたくて。



2002年12月17日(火) 決意


誰よりも素っ気無かった
そんな貴方が
一度言ったきりの
私の誕生日を憶えていた

そんな事だけで

あの言葉を信じられる
その手を握り
この続く道程を
一緒に歩んで行こうと

覚悟できました



2002年12月16日(月) 心構え


たとえ今が

楽しくて嬉しくても
それで満足しては勿体無い

苦しくて逃げ出したくても
辛さは終りはしない

無心で歩き続けていても
道はそれ一つだけじゃない

行き止まりだと感じても
そこは絶望する場所ではない

今はまだ
生きるべき時
より前に進む時



2002年12月15日(日) 言い訳


天使の悪戯も
悪魔の悪戯も
さして違いはないでしょう

うまくいかないことや
思いがけない出来事に
納得する理由が欲しいから
そんなふうに言ってるだけ

意外性って大事、よね?



2002年12月14日(土) 極端


恋をして
周りが見えなくなる

恋をして
心の迷路に迷い込む

どちらにしても
いい結果は導き出せず
熱が冷めれば
ただの火遊びと気付く

保守的じゃ
恋愛はできないけど
捨身の攻撃に
夢中になっていては

中身のない爆弾と同じ



2002年12月13日(金) 隔てられた優しさ程冷たいものはない


冷たく暗いけど
とても透明な場所
隠すものなど何もない

汚れ醜さ
目を背けたい
それらのものを
あからさまに
みせつけられる

ぼやけた光の先には
波紋が広がり
貴方の顔が見え隠れ

そうやって
覗いて哀れんでくれるけど
手を濡らしてまで
この場所から私を
引き上げてくれないのですね



2002年12月12日(木) 心捕えて離さぬもの


一緒に歩いていて
速度は緩めなくても
時々後ろを振り返り
気にしてくれるとこ

どんな時でもまず
煙草燻らせてる
憎たらしいくらい
余裕のあるとこ

むかつくくらい
鈍感で無神経
でも変な時だけ
鋭くて優しいとこ

私が聞いた事ない
優しい声であの子を
「ちゃん」付けで
呼ぶとこ…

悔しいけど
いつのまにか私が
信じられないくらいに
惚れさせられたとこ



2002年12月11日(水) ほんとはね


すべて許した訳じゃない
心のどっかでまだ
イライラしてるの

でもいつまでも
しかめっつらばかり
みせられないでしょう?

だってキミは
ここに長く留まって
いられないもんね

最後くらい笑っていたい

ほら言った傍から
もうそんなに
遠くになっていく

私の秘密、心で呟く

ほんとはね
ずっとキミといたかったよ

これからは
あの子大事にしてあげて

最初で最後の
笑顔の「さよなら」



2002年12月10日(火) 駆け引きのない素直な言葉はある意味爆弾。


好きだと想えば
どんな姿でも
どんな言動でも
愛しく素敵に感じ

嫌いだと感じれば
どんな姿も
どんな言動も
憎らしく疎ましい

結局のトコロ
全ては直感的
本能的に振分けられ

好きも嫌いも
理由を言葉にできない

話せば大袈裟になってしまうし
嘘も本当のようになってしまうから



2002年12月09日(月)


この想いは雪のように
降り積もり続けるけど

なかったように
溶け去る事も
貴方の目を一瞬にも
奪う事すらできない
儚いものならば

何の為に私の中に
生まれてきたのだろう
冷たさに触れ
限りなく鋭く尖っていく心



2002年12月08日(日) 私はどれだけのものを返せていますか?


様々な人と関わって

周囲の人に囲まれて

血という繋がりの中

大事な人と共にいて

どうしてこんなに
寂しいのだろう

どうして私は心から
笑えないのだろう

思うよりも世界は
優しさに満ちているのに



2002年12月07日(土) 幸せの色


冷たい青になったり
ほんのり紅くなったり
些細な言葉で
面白いくらいに変わる
キミの心の色

毎日あったかい色に
染めてあげたいから
大好きなその笑顔で
ボクに力を頂戴

さあ、今日はどの手で
変えてみようかな?



2002年12月06日(金) 好き


月は移ろいやすく
たやすく雲に
隠されてしまう

しかし

穏やかで安らかな
光で照らしてくれる

太陽のように
強い輝きではないけれど
静かに在る安心感

真っ暗な道も
怖いだけじゃないって
そう思える優しい月のような

あなた



2002年12月05日(木) 恋華


どんな美しい華だって
やがて枯れてしまう
しかし醜くなっても
華の名に変わりはなく
生命は受け繋がれて
新たな華を咲かすのだ

朽ちていく事を
瞬間を怖れずに
精一杯アナタの恋を
今咲かせてみよう



2002年12月04日(水) 諦めはそこでお終い 失敗は先へ続く


上を目指して
がむしゃらに行く
風に邪魔されたり
雨に足止めされたり
どんな障害があっても
進む為にはそれを
乗り越えなければいけない

疲れて一息ついた時
そっと下を見てみよう
自分はこんなところまで
こんなに大きくなってたって
気付けるはずだから

今の苦しみは無駄じゃないんだよ



2002年12月03日(火) 失って知った大切な友達


仲がいいと
今も変わらず
思ってたのは自分だけ
知らないうちに
あなたの世界は
広がっていたのだと
気付いた瞬間が別れ道

あーあ

切り過ぎた前髪も
馴染まない口紅も
似合わない制服も

何もかもにイライラする

あなたはいつから気付いてた?



2002年12月02日(月) 終焉


こんなにも
誰かを愛しいと思い
これほどに
憎らしく思った事は
なかったよ

全てを捧げ
幸せにしたいと
願う心と

全てを欲し
閉じ込めたいと
望む心が

混ざり合い
想いはキミへと向かう
向かった先で
どうなるかも考えずに…



2002年12月01日(日) 元気ですか?


何もない平和な日常
たまに仕事で怒られたり
時々友達と遊んだり
多分とても普通で
幸せな毎日なんだろう

当たり前みたく
時間は過ぎていて
当然のように
アナタの中から
ワタシが消えていくの

そして不自然に
ワタシの中のアナタが
無情にも色褪せていくの

何も変わらない環境
浅くもなく深くもない
ゆうるりとした人間関係
それでもきっと自分は
幸せな立場にいるんだろう

アナタと離れた事を除けば。


 < 過去  INDEX  未来 >

あなたをお待ちしております


aki []

My追加