思いがけない電話とか
予想できない訪問とか
そんな些細な出来事で
いつも浮かれてしまう
アナタにとっては
特別じゃなくても
私にとってそれは
とても大切なこと
そのたびに訳もなく
涙を流しそうになる
言ってはいけない言葉を
言ってしまいそうになる
｢ここにいるよ！｣と
その身体からは
想像もつかない声で
届けられた幸せ
その小さな手には
無限の希望が握られ
その小さな体には
沢山の祝福を纏って
生まれて来た事を
いつか知って欲しい
その時には
キミの傍に居る
無償の愛をくれる
大切な二人の手を
握ってあげればいい
うまく言えない言葉も
伝えにくい想いも全て
その温かさで感じ合えるから
ただ握ってあげればいいよ
※大切な友人夫婦の元に
新たな家族が増えました。
本当に、おめでとうございます。
（って見てないかもしれないけど…）
正直者はバカを見て
卑怯者は疎外される
生きるって何？
｢世間｣なんて不平等
何が本当で何が嘘か
見極める事も
確かめる術もない
｢自己｣は常に不安定
なんであろうと
どうなろうとも
時間は流れ
光の影には闇が
闇の中にこそ光が。
そして今日も私は在る
前に進まなければって
そう思うのに
どうしても後ろを
振り返ってしまうんだ
用心深いんだねって
キミは言ったけど
ボクはただ臆病なだけ
歩んだ道が気になって
幾度となく確かめる
あの日に戻りたいと
愚かに願っているんだよ
平気だよって笑って
それでお終いのはずだった
それなのに
泣いたのは
血を流す傷口に
広がるこの痛みのせい
チクリと刺さった小さな棘
貴方が好きだから
涙が流れた訳じゃないよ
離れていても
想ってくれる貴方が好き
何があっても
変わらない気持ちを
信じる心を教えてくれた
不器用で乱暴
言葉が足りないキミでも
何気ない瞬間
憎らしい愛情表現が
私の心を揺さぶってくる
貴方に対する
穏やかな優しい気持ち
キミに感じる
強引な惹かれる気持ち
どっちも私の本当の心
長い長い道
霧で先は見えない
私は独りで
道の端を歩いてる
たまに息苦しかったり
ときに霧が晴れたりで
苦しい事も
楽しい事も
たくさんたくさん ある
この先に何があるか
何処に向かっているのか
わからないけれど
いつかたった一人の
大事な人と歩める
その時の為に
今は独り
前に進もうと
そう 思った日
甘い言葉だけなんて
欲しくないのよ
今すぐに来て
苦しいほど抱き締めて
何も考えられなくなるくらい
ぎゅってして欲しいのよ
それができないなら
アタシの中に深く入り込んだ
アナタの印だけでも残してよ…
| 2002年11月22日(金) |
寡黙な携帯 饒舌な女心 |
鳴らない携帯を
憎らしく思いながらも
傍から離せない
意地っ張りの頑固者
泣けない私には
お似合いのアイテム
寝ても覚めても
夢の中にいるように
冷たい海に飛び込み
深く深く潜るように
失う不安にすら
耐えられなくなって
逃げ出すだろう
しかし
キミだけが持つ
脆くて強いその鎖で
ボクは繋がれていて
またこの場所へと
帰って来てしまう
友達という
不変の立場に
意味もなく
小さな蟻を殺す
無邪気な子供のように
頭ごなしに
定義された枠に
押しこめる大人のように
私の「心」を潰さないで
「私」を創りあげないで
優しい月の光のように
いつも照らしてくれる
キミがいてくれるから
迷い立ち止まった時に
つい見上げてしまうよ
甘い月夜もいつか必ず
明け終わる時が来る事
よくわかっているから
失う瞬間が怖くて
何回も確かめるように
振り仰いでしまうよ
まだそこにいてくれてるの？
あなたの其の言葉を
信じられないのは
現実に有り得ない
内容だからじゃなく
有りがち過ぎて
信じたくないからよ
ねぇ、嘘でしょう？
私が私である以上
自由なんて
この先にないでしょう
私が私でなかったら
存在意義も
解放される事もない
結局自由なんて
過ぎ去った
時間の中にこそ
見つかるものなのかも
日々求めながら
生きていく
愛を知り
愛を得て
愛を失う
死ぬまで
その繰り返し
そう教えてくれたのは
愛を求め
愛に溺れ
愛で狂う
私を迷宮に
足止めさせた
恋人という優しい悪魔
時間というものに
追われる事による
焦りと恐怖感で竦む足
それでも
小さな光を放つ
欠片を集める為
私は必死で駆け回るの
そうして
手にいれたモノを
まだ見えない未来
夢という希みに換える
甘えさせないで
イケナイ時は叱って
想いを溜め込まないで
どうか嫌わないで
無茶をしたりしても
私の心を疑い汚さないで
優しくしないで
我侭言ってるのに
笑顔でかわさないで
その優しさに惹かれ
いま優しさに焦れてる
あなたに逢えた事は
奇跡なんて言葉では
言い表せないくらい
素敵な事なのよ？
一生のうち出会える
人の数は限りないけど
その中で大切に想える人は
ほんの一握りでしょう
自信を持って欲しい
私にとっては
あなたは在るだけで
意味のある大事な人
たとえ離れていても
ずっとずっと大切な人
今何処にいる
何してるの
何時に帰る？
二言目には
心配なんだ
好きだから
キレイ事な
言い訳なんて
しなくていいよ
ハッキリ言えば？
「支配させてくれ」ってさ
そしたら
私もキッパリ
言ってあげるよ
極上笑顔で
「服従させてみな」ってね
モノに満ち溢れた世界
光に包まれて眼が眩む
横っ面を張り倒される
辛い出来事がなければ
甘ったるい空気に溶け
漂い続けるだろう毎日
今在るあたたかな光が
自分の全てを突き刺す
その時までこの世界に
酔い浸かり続けようか
逸らし続けた無力さを
思い知るその瞬間まで
あんなに心から
待ち望んでいた連絡
素直にそう言えたら
苦労はないよね
元気だった
なんでもない
毎日楽しかった
嘘の自分のふりをして
アナタを気にしてた事
気付かせまいとする
薄っぺらなプライド
本当は（ずっと）
誰かに（アナタに）
早く（今すぐにでも）
気付いて欲しくて
見つけてもらいたい
一方的に仕掛けた
かくれんぼ
他にやりたい事があって
今は時間が取れないから
アナタが忙しいのはわかってた
それを理解してたはずでしょう
他に好きな人ができたから
もうキミには逢えないんだ
そう言われた方がスッキリできた
小気味いいくらい憎めただろうに
優しいアナタが好きだった
だけどその優しさが
今は「期待」となって
私の心を掴んで離さない
大きな傷にしてくれたら
いつか癒えると思えるのに
酷い人
「誰よりも愛してる」
それは本当の想いじゃない
なんとなくわかるんだ
だけどキミが悲しそうに
笑うから黙って騙されよう
どれだけ僕が心伝えても
同じような笑顔で
頷くだけでかわされてる
キミが好きなのは
都合よく甘える年下の男
それを寛大に許す自分が好き
僕はキミを
喜ばせてあげたい
だからこそ黙って
甘えた男を演じるよ
「僕はずっとキミのものだから」
「ずっと一緒にいよう」
そんな事はきっと無理だと
わかっているけれど
あんまり貴方が幸せそうに
微笑んでくれるから
何も言えなくなっちゃった
だって私知ってしまったの
貴方も気付いていない事
本当は愛してくれてない事
貴方にとっての私は
たまたま同じ時を過ごす
甘えさせてくれる年上の女
居心地の良さを
愛情と勘違いしてる
愛しい貴方に
私が贈れる小さな嘘
「精一杯の愛をあげるわ」
| 2002年11月06日(水) |
手に掴むのは己の意志で選んだ未来 |
奪われた翼の痛み
取り戻したい
たったひとつの光
夢の中でまで
仰ぎ見る
あの蒼い空を
この手で掴んで
アナタに
逢いに行くから
変わらない微笑みで
その優しさで
私を迎えて欲しいよ
| 2002年11月05日(火) |
恋にも似たこの感情の名は？ |
もう全然話してないけど
キミは元気なのかなぁ？
出会った頃バカみたいに
何時間も話し合ったよね
何一つとして答えはなく
只一つとして質問もなく
それでもただ互いの傷を
舐め合うように過ごした
今はあの頃と状況も違う
だからもし私と話す事で
一番辛かったであろう…
あの瞬間を思い出させたら
それが怖くて怖くて
キミに接触できないんだ
話したい事は沢山あるのに
言いたい事も山程あるのに
あの頃教えてくれた
大好きだという曲は
今も私の中で響き続けて
キミを想わずにはいられない
どうか
どうか少しでも
やすらかで穏やかな時を
過ごしていますように…。
吹きつける強い風に
後押しされるように
ほんの少しだけ
キミの傍に近付いた
拒絶するような横顔
冷たい頬に触れた時
隔てていたモノが
崩れたように感じた
急いで帰る事もできたのに
私と一緒に歩いてくれた
それがとても嬉しかったの
本当に。
在りのままを曝け出す
それはとても難しい事
人は皆知らず知らずに
柵の重さで沈んでしまう
深海に住むあの人のように
不変を望んでしまうのは
誰にでもきっとある事
それは多分変わり続ける
自然の流れを理解してるから
深森に暮らすあの人のように
出会う事がないこの人達は
誰よりもお互いを理解でき
何よりも交じり合えない存在
ぼやけた姿じゃなくて
創られた完成品じゃなく
在りのままがいい
私の存在を感じてよ
貴方に届くまで
陽を越え
空に響け
声涸れても歌うから
心乱さず眠れるように
雑音だらけの音じゃなくて
文字だらけの画面じゃなく
ぎゅって抱き締めて
その声を聞かせてよ
貴方が来るまで
月に祈り
星を数え
夜を過ごすから
本当の気持ち教えて
温かい嘘のスープを
一気に飲み干し
疑心という隠し味
社交辞令の前菜を食べる
騙し合いのフルコース
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