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2003年07月31日(木)

怪しい留守電

携帯を忘れて来たらしい・・・
たま〜にお客さんで携帯鳴らす人が居るんだけど。
今日は居ないと勝手に思い込むことにしよう。

一ヶ月ちょっと前の事。
結構呑んで、携帯のボタンを押すのもおぼつかない調子で電話をしたことがある。
そん時に、何をどう触ったのかは分からないが、それ以降、私の携帯は鳴らない。
要はバイブ状態で、それをどうやっても解除できない私が居る。
あの振動音だけでも、大概の人は気付くらしいが、それって身近に置いてるとか、きっと堅い物の上に置いてあるからなのだと思う。
普段、私が置いているのは大概がカバンの中。もしくはベッドの上。
よって、気づかない事がしばしばの一ヶ月ちょっとを過ごしている訳だ。

で、昨日の事。
夜になってから携帯を見たところ、不在着信ありと点滅表示が。
番号を確認してみると、どうやら川崎からお掛けの方らしい。
お客さんに川崎の人は居ないし、友達も・・・引っ越して無ければ居ないと思う。
しかも、着信は1分置きで2回。
これは、単なる間違い電話とは違うな・・と思い、念のため留守電を聞いてみた。

「1件の伝言があります」とかなんとか言われたので、聞いてみる。
電波がかなり悪いらしい雑音の中に、男の声が聞こえた。

「えー・・・別にあのー・・・・・どうしたって事はないんだけど・・・・・」

物凄く、戸惑っているというか、しどももどろというか。言い訳がましい始まりだった。
まるで好きな女性の声が聞きたくて電話しちゃった若い男性を彷彿とさせる勢いの弱腰だ。

っていうか。声が妙だった。
まるで、テレビでよくみる「プライバシー保護の為、音声を変えてます」状態。
中川家の弟がやるインタビューされてる「ヤミ金業者の声」ソックリだった。
いくら声が低い人だとは言っても、くぐもりすぎなのだ。

その怪しげな声はしどろもどろのまま、少し間を開けてから続けた。

「○×△が※■◇だから▼○□※×・・・」

何を言ってるのか、雑音で聞き取れない。

「○▲※□◎◆に、暇だったらいつでも入ってくれていいから」

なに?なにに入ってくれていいって?
あまりにも、肝心なところが消えてしまっている。
そして、彼は最後の最後も、物凄い遠慮がちに

「・・・それだけです・・・・じゃぁ・・・・」

と一人声のフェードアウト効果を録音して、電話を切ったらし。

テレビで観る、例のくぐもったインタビュー声の場合、手には必ず高級時計やら金キラブレスやらが画面には映り、時にはそのくぐもり声で、物凄い怖い事を言うもんなのに。
彼は、終始ヨワヨワ君だった。

それが、妙に私の中でヒットしちまって、思わず折り返し電話をしてあげたくなったぐらいだ。
でも、なんか「入っていい」って言葉が、店っぽいかなーと思って止めといた。

きっと、今ごろには彼も。
間違い電話に気付いて物凄い恥ずかしいと思っているだろうし。
っつーか、私の印象が確かならば。
彼は思い切って好きな女性に、ご機嫌を伺うかの如く電話したのに。
それを赤の他人の私が聞いて、ウハウハ笑ってると知ったらさぞかしショックだろうと思う。

電話番号はおかけ間違いの無いよう、お確かめの上お掛けください。


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2003年07月30日(水)

7月はダメ

先日、我姉妹1号と、3姉妹の真中である2号の噂話中。
ごくごく自然にあくまでも普通に

「バカ2号」

と呼称したら、うひゃらひゃひゃひゃっと笑われた。
「お前、その歳で普通に「バカ」と付けるか?」
と言われた。
30過ぎた大人が、そんな言い方は普通しないとのご指摘だ。
世間一般ではそうなのか?
知らんかった。

して、最近、誰に指摘された訳でも無いが、人生30数年目にして気付いた事がある。
よーくよく思い返してみたら、私はこの時期がどうも苦手らしい。
夏は私の生まれた季節だ。だから私の季節だ。
と毎年、冬が大嫌いなもんだから暑く為りだすと主張してきたのだが。
うむ。
嫌な過去は忘れる事になっているが、敢えて思い出すといつも7月だった気がする。
要は、ヘマを起こしやすい季節なのだ。きっと。

ヘマをやらかして、相手が笑ってくれたら何て事は無い。
あるひったら〜って笑ってもらったら、大儲けだ。
でも、相手が自分を知らない人間で笑わなかったら大変だ。
言い訳も出来ず、理解もされず、流してももらえなかったら最悪だ。
「無かったことスプレー」なんてポケットから出して、記憶を掻き消したくなる。

多分、そんなヘマをやるとしたら、毎度7月だ。
というか、そこまで気にしてしまうのが、7月な気もする。
季節のせいにして、不調だと訴えて逃れたい気分が7月だ。

で、どうにもならんなーと思うと電話する相手はいつも決まって居て。
そいつに言うと必ず言われるのが

「ネット立ち上げて周ってる地球を観てろ」

っつーことだ。
IEの場合、繋がってる(読み込んでる)最中は右上に地球儀が周ってる。
それを見てろと言われる訳だ。
で?観て?なに?っていうと、

「この地球は自分が回してるんだ」

と。
要は地球を自分で回せと言いたい訳で。
地球は自分中心で周っていると思っていれば、他人のこと等お構いなしだと。
IE立ち上げて周っている地球は、現に自分が回したものじゃねーかと。

ものすごい理屈だ。

それを始めに聞いたのは、もう4-5年は前だったと思う。
それも、やっぱり時期は7月だった。
でもな。
あれから時代は進んで、今は回線がものすごく早いもんでね。
言われて、さっき改めて観てみたら。
あっという間に、地球が止まっちまうという現実。
親切に言ってくれたそいつに、今、その事実を教えるべきがどうか悩み中。

小難しい事を少し考えてみた。
結局は、動かない今の生活じゃ、地球を回そうったって無理な話だ。
別の高校からの友達から今朝メールがきて、

「あるひは元々、行動的でいつもアクティブに活動してたのが
 小さくこじんまりとして突き詰められてる感じがする。」

と言われた。
いや、ごもっともです。突き詰まってます。尽き詰まってるとも言えます。
ドン詰まり。身動き出来なすぎです。
いつも彼女は冷静で素晴らしい。

自分が動かなくなった理由は、自分が一番良く知っていて。
多分、そういう時には自分をよく知る人たちに温かく守られて静かに暮らすというのが理想なんだろう。
ところがどっこい、私はこの2-3年。間逆をしてしまった。
気付いたら、いつも会う数少ない人間は、私のそれこそ3年前を知らない人間ばっかりで。
そりゃ、私の冗談も通じないわな。何考えてるかなんて、分からなくて当然。
もともと、人に説明するってやつが非常に苦手だし。
本来はヘマじゃなかったことなのに、ヘマになるぐらいの勢いの他人様たちだ。

エラで呼吸している魚には、肺呼吸している動物を理解できないだろう。
そう思うと鯨やイルカは凄いもんだな。

例えば。
とある職場に行って、ちょっとした行き違いで、針のむしろの思いをしたとして。
そんな事でいちいち辞めてたらキリが無いんだけど、そこから技術も何も得られないと感じてて。
したら、多分、私は速攻で別の会社に行くだろう。
大袈裟に言えば、そこだけが自分の人生の全てじゃないし、場所じゃないとか思って。

ということで。
会社じゃなくても、そうであっていいんじゃないか?と当り前の事に気付き。
エラが無いので、自由に息が出来る陸に戻ります。
わたしゃ、ほ乳類クジラ目にはなれませんて。

まずは陸に上がるとして。
来年からはこれを教訓に、7月には○を付けて注意して過ごそうと思う。

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2003年07月29日(火)

誰に話す?

ふと、時々思うことがあって、でも堂々と書けない気がして。
だから、今日の日記をアップして後ろの日付に書いてみる。

自分に苦悩する事があった場合、それを話す相手を皆選ぶもんだと思う。
普通は選ばないで側にいる人に気兼ねなく話すのかもしれないけど、少なくとも私は選ぶ。

例えば職場の人間関係を話す時、第一にはやっぱり同じ職場の子が一番話し易い。
登場人物を全て知っている子の方が、話がスムーズだから。
同じ職場だと話しにくい時には、学生時代のやっぱりOLしてる友達とかになる。
でも、その友達が。
同じように人間関係で悩んでいると知っていたら。
きっと私はその子には、自分からは言わないだろうと思う。
その子が解決するのを待ってから、話すことにするだろう。
相手が悩みを話してきて、その流れで少し言えるだろうけど。
悩みを上塗りするような事は出来ないと遠慮する。

私がそういう性格だというだけで、そうしないのが悪いとは思わない。
ただ、時々。
身内のHPに訪れる人を見て、少し無神経さを感じているのが本音だ。
それは、私が身近な人間だからそういう心境になるだけのことなのかもしれない。

母上は、父が亡くなる前もその後も。ずっとずっと私に愚痴を言い続け。
それでも、母上の気持ちの半分も言えてないのだろうと想像はしているけれど。
でも、当初、私はそれを聞きながら「どうして私に言うかね?」という疑問を持っていた。
母上の旦那は、私の父親だ。
苦しみが違うと私は思わない。
その人間に、さらに自分の苦しみを負ぶせてどうするよ?と思っていた。

でも、実際。
私はだからと言って、肉親を亡くした事が無い人には、理解されないと分かっているので、決して話す事は出来なかった。
理解できない重い話を聞くのは、誰もが苦痛だと思うから触れもしなかった。
かといって、経験者には逆にすぐには亡くなったことすら報告しなかった。
その人が、ショックから立ち直りきってる年月だと思わなかったから、ぶり返させるのが嫌だったから。
そうしてたら、結局のところ。言える相手が居ないことに気が付いた。
ということは。
母上も、言える相手が居ないのかもしれないし。仕方無いだろうと思うようになった。

分かってくれるのは、確かに経験者だけなんだろうと思う。
それも、近い存在じゃない経験者なら話しやすいのだろう。
だから、あのHPにも、それを求めて人が来るんだろうと思う。

だけど、忘れているはずも無く。平気になれているはずもなく。
その上に人のしんどさを伝えたら、ぶり返させたりはしないのだろうか?

先日、ネットの知人のやはり御父様が亡くなったと聞いた。
彼女も女ばかりの末っ子で、少し似ていて。
亡くなる少し前にメールを頂いていただけに、返事をしなければと思った。
ついつい、「辛さは分かります」みたいな事を手が勝手に打ちそうになった。
今の私の状況を、つい報告しそうになった。
どの言葉を選んでも、何故か自分の事を報告しているように見えてしまう。
数行書くのに、物凄い時間がかかった。

多分。
近い人間には遠慮してというか、考えすぎて言えない性格だから余計に。
少し遠い存在の彼女に対して、「この人になら分かってもらえる。話せる」という気持ちが私の中にもあるのだろうと思う。

そう気付いた時に、そのHPに来る人が書いてしまう理由も分かる気がした。
だから、無神経とまでは思わなくなった。
本人も、そうは捉えて無いということは、聞いているし。
でも。
それでもやっぱり。
同じ苦悩をした人に、月日が癒えてないこの状況で。
それを求めるのは、なんだか残酷に見えて仕方が無い。

だけど。
一人で苦悩を抱えるよりは、話す人の方が健康的だとも知ってるし。
話さない事の方が、良くないと言う事も知っているし。

こんな事をいちいち考えるのは、私が神経質すぎるのかしらね。。。


2003年07月23日(水)

急がねば

午前0時をまわりました。

何故か今日に限って今日入稿っつーのが3件も立て込み。
それも、今朝になってお客様に言われて。
入稿するその日に、修正5-6回も入れるっつーのは凄いと思うわ。
そりゃ、印刷会社の方だって、待てないわね。
23時過ぎには、会社出ないと、電車無くなる人って多いもんねぇ。。。

よって父上の墓参りに行く暇も、御飯を食べる暇もありませんで。
だけど、母上の電話の相手はちゃんとしました。偉すぎます。
お腹がギューギュー言って、おかしくなっております。
っつーか。

とか書いてないで急がねば。
最近、深夜にかけてのテレビまで、スケジュールに入れちまったので大変大変。
おっ○○セレブに間に合わなくなる。
ということで、本日の業務終了。


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2003年07月22日(火)

ピーマン

どうしても土曜日にやってくれと言われ。
土曜の午前1時過ぎに届いた仕事を、仕方なく本来休みの土曜の朝からチャッチャとやった。
ところが。
火曜の今朝になって「朝来たら、PCのトラブルで受け取れなくなりました」と言われ。
要は土曜日にやろうが日曜、はたまた祭日の月曜にやろうが、結局は今朝まで見もしなかったという事実に、結構カチコンきている本日の私。
お客様は神様です。逆らいません。へん。

で、先週末あたりから、いつもの如く集中力なし。イライラ週間に突入したらしい。
そんなビョーキが出始めの先週木曜日。
銀行ついでにスーパーに寄った。
その時、キチントさんシリーズのレンジで野菜をチンする容器を発見。
生野菜より、温野菜をこよなく愛する私にとっては、抜群の品だったので即購入決定。
その他に、100円のカットメロンとカットスイカ。
これも食べるのすら面倒臭がりの私には、ピッタリの果物だ。
他にも色々買ったが、とりあえずなんか肉でも買っておこうかと肉売り場へ。
面倒臭がりなので、味つき肉を好んで買うのだが、生憎気に入る品が無い。
よって、ひき肉を購入。
ひき肉は、調理時間が短くて済むし、余ったら小型ハンバーグを作って冷凍しておけば、弁当に助かるし。
適度な量をカゴに入れ、ああ、ピーマンの肉詰めにしようと思い立ち、わざわざ元来た道を戻って、野菜売り場へ。
我ながら変だが、面倒臭がりのくせに、ピーマンの肉詰めを面倒がらない。
一昨日など、肉野菜巻きのフライなどを作った。旨かった。

話が逸れた。それたついでに余談だが。
話の中味が無いことを「話がピーマン」と言った過去がある。
本来、ピーマンはカラでは無くタネがある。よって、これはピーマンに申し訳無い表現だと思っていた。
昔書いたが、フリスクを食べてくしゃみをすると、程よく溶けてこのタネソックリのフリスクが手につくものだ。
ところがだ。
最近、そのタネすら無い、本当に空っぽのピーマンに遭遇することがよくある。
これじゃぁ、中味が無い=ピーマンと表現されても仕方なかろうと一人で包丁を手に感心している次第である。

で、話を戻して。
ピーマンの肉詰めに最適なピーマンを探した。
長細いデカいヤツが今の主流のようで、弁当にも入れることを考えると、イマイチだ。
小ぶりで、丸っぽいのを一生懸命探し、やっと一袋見つけてご満悦でカゴに入れた。
その後、牛乳やら弁当やらを購入してレジへ。

家で、自分の家用とお相手の家に行くものとを分け、冷蔵庫に仕舞った。
そして、夜になりお相手の家でレンジでチンの容器をひたすら自慢し、冷蔵物を次々と仕舞っていた所・・・

ガーン・・・・・ピーマンが無いっ

私の自慢は、外で忘れ物をしない事だ。
家から持ち出すものを忘れる事は合っても、外で傘すら忘れた事が無い。財布なんて生まれてこの方、無くしたことが無い。
あ、ただ、鍵は時々落とすらしいが、大概は家の側とか駐車場に落ちている。
その私が、スーパーで買ったものを忘れる事があるとは思えなかった。
思えなかったけれど、ピーマンは無かった。

さすが、ボケボケなんだな・・・と思い、翌日家に帰って冷蔵庫を確認したが、やっぱりピーマンは無かった。
本当に¥138のピーマンを忘れたんだ・・といよいよボケはじめた自分を悲しんだ。

そして、今朝。
家にタバコがあると思って帰宅した。
1カートン、確かそのスーパーで購入したと思って捜索したが、これがまた無い。
レシートを確認しようにも、生憎、前日に何故か財布整理をし始めて捨てた後だった。

ピーマンはいいとして。タバコは¥2700もする。高すぎるぞ。
我ながら、本当に情けなくて頭を抱えた。
仕方なく、買いに行こうと思いつつも諦めきれず、再度スーパーの袋を確認してみた。
すると。

タバコは無かった。っつーか、あれば探さなくてもデカさからいって分かるし。
その代り。
袋の陰に、なんとなんとっ!

ピーマンがゴロンと。

どうやら、5日間も私に見つけてもらえず、放置されていたことになる。
まだ、食えるだろうか?

いや、そんな事より。
あんなに気合いれて探したピーマンなのに、次の瞬間にはその存在をお座成りにしていたという事実。
他にも、大事なことを次の瞬間に忘れていないか、ちと不安である。

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2003年07月18日(金)

親がね

今、テレビのニュース特集だかで小学生の化粧についてやってる。
驚くべきが、小学生だよ?
生まれてまだ一桁しか経ってないプルプル肌の子供が

「化粧しないと恥ずかしくて外に出られない」

って言ってるそうだ。
信じられん。
数年前までの私は、この台詞をよく言ってた。
近所のコンビニでさえも、化粧しないと行けなかった。
でもそれは、20代すぎてから言うようになったのさ。
今は?
へへん。
すっぴんで、どこでも行くさ。いや、電車に乗る場合は化粧するけど。仕事だし。

ま、それはいいとして。
親が変わったんだそうだ。親が化粧を公認するようになったんだそうだ。

「隠れてされるよりは、目の前でしてくれた方が安心」

この親の台詞って、タバコとかでも聞くんだけどさ。
親の安心の為だけに、公認していいんかいな?
私も、母上の化粧品を勝手に使って、バレて怒られた子供時代があるけど。
私が思うに、隠れてするほうが普通じゃなかろうか。

だって。
大前提に「良くない事」「まだ早いこと」だというのがあるから、大人に怒られるから、子供は隠れてやるんじゃない?
それが、「目の前でやってくれたほうが」って親が認めてやらせちゃったら、「やって良いこと。普通のこと」になってしまうじゃない?

例えば口紅。
堂々と電車であれ、どこであれ、平気で塗る女性が増えてるけど。
私は人前で平気で口紅を塗るような女は、娼婦だって教えられた。
これ、凄い偏見な物の言い方なんだけど、要はみっともないって教えだよね。
だけど、そうやって教えられなければ、私も堂々と人前で化粧してるかもしれないし。
タバコも実は高2から吸ってたけど、外では吸えなかった。
だ〜れも居ないの確認して、ビクビクしながら吸った事はあるけど。
それって、やっぱり。いけない事って知ってるからで。
親は私がタバコ吸うって知ってるんだけど、それでも親の前で20代のうちは、吸えなかったぐらいに、「いけないこと」って感覚が根強く私にはあったし。

昨日、昼前に通学路を車で走ってて驚いたんだけど。
何かがあったらしくて、家の側の小学校から下校する、母親と子供(全学年居たみたい)の集団ががゾロゾロ前から歩いてきた。
今時の子が、車がきても驚くでもなく、慌てる事もなく、なかなか避けないのは知ってるんだけど。
母親までもが避けないのには、正直驚いた。
誰か待ってるのか、後ろの子供見てるのか知らないけど、道のど真ん中で立ち話。
真後ろに私の車が居ても、気付かないらしくて、思わずクラクション鳴らしたけど。

延べ、20人以上の母親を私は小学校までの道々で見かけたんだけど。
その道、狭いからとても危ないって言うのに、

「ほら、危ない。車来てるから」

って声を出して注意した母親はたった一人。
飛び出して歩いてる子供を無言で引っ張って、叩いて注意した母親がたったの一人。
あとは、な〜んも言わない。車が避けろ状態。
車道側の子供を、自分の内側に入れることすらしない。

車は怖いんだぞ。止まれないんだからって子供にではなく、親にも誰か教えてやってくれ。

っつーかお母様方。
私の右足一本に子供の運命を委ねて、平気なのですかいな?

ババ臭いから言いたかないが。
近頃の親がね。親が間違ってるんだと思うんだなぁ。


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2003年07月17日(木)

ウサギ?

今朝。
ほそ〜い路地を走っていたところ、運転席のドアに向って突如何かが突進してきた。
要は、道路を反対側から突然横断してきたのだ。目の前じゃない。車目掛けてだ。
それは、一瞬のことだったが、アスファルトに爪が当たる「シャッシャ」と「カリカリ」の間のような音が聞こえた。
うぇ?っと思ったが、何せ走行中。止まれない。
目の前なら急ブレーキだが、横からの突進には反射神経も鈍るってもんだ。

そう。爪の音がした。
瞬間、その物体を見た。見たつもりだ。それは、グレーと白の混じったウサギに見えた。
上から見たのでまぁ〜るくしか見えず。
しかも、私の車ギリギリの位置での目撃だったので、顔も足も耳も見えなかった。
見えないほど、猛スピードだったとも言える。
だから爪の音さえしなければ、毛糸だと思ったかもしれない(ちょい嘘)。
大きさ的にも、小さ目のウサギだった。
一切、ブレーキを踏まなかった私の車には、なんの衝撃も感じられなかった。
バックミラーで見たが、何も居なかった感じだ。

ただ。
後ろにくっついて走っていたはずのタクシーが、遠くになってた。
ということは。何かの要因でブレーキを踏むハメになっているということだ。
ひぇ〜〜〜っ
やっぱ、なんか轢いたのかしら?
思わず、ドキドキした。

前に、目の前を走行中の車が、やっぱり横から猫に突進されて止まれず。
猫の毛が空中を舞ったというのを今まで2回目撃している。
1度など、原チャリに真横から突進する猫を歩いていて見たこともある。
その時も、毛が舞っていた。
幸いな事に、ヤツ等は惹かれる事無く。
みんな、車の下を通過して転がるように逃げていったのだが。

多分、今日のもそうだろうと思う。思いたい。
毛は舞ってなかったけど、きっとそうだと思いたい。
車を側面から見たが、異常はない。
でも、改めて自分の車を見たが、案外車高が低いのだと感じた。
怖くて、下を覗き込む勇気は無い。痕跡が残ってないか見るべきだろうが。無理だ。

っつ〜か・・・
なんどあのシーンを思い出してみても。
あれは、ウサギにしか思えないんだが。

ウサギって、そんなに早く走れ(飛べ)たっけ?

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2003年07月16日(水)

身の細る思い

普通の生活の中で、橋田壽賀子ドラマのように長台詞を言う機会ってあるだろうか?
大概は、相手が居るのだから相手の言葉が間に入って、語ろうと思っても語れないものだ。
いや、例えば。
飲み会の席で、大概に酔っ払った人間相手に語る人はいるかもしれない。
でも、その場合。相手は泥酔状態で意識すら怪しく、聞いて無いというのが正解だろう。

一昨日。お相手が、会社でキレたそうだ。
バカじゃん。
冷たい私はその一言で終りたい。
そんな事はどこにでもある。
怒る以外の方法を身につけてない甘ちゃんだと一笑することもできる。
いつもは、途中で口を挟んで正論を言い、ヘタすると喧嘩になってお終いなのだが、試しに我慢して聴くことにした。
遮らずに聞いてみたら、何かあるのかもしれないと、珍しく考えたからだ。

何やら事の次第を語るお相手のテーブルを挟んだ目の前に座り続けた。
これが、橋田壽賀子ばりに長い長い。人生語ってるかと思うほど長い。
途中で、他のことに意識を取られそうになり、お相手の目を見つつも実は1/3は聞いてなかった。
30分以上、そうしてたようだ。

結果、我慢したにも関わらず。結局何が言いたいのか余計に分からなくなったと言う現実。
話せたお相手は、そりゃ良い気分だろう。私だって、語りたい。
持論を語れる場所があるのなら、講演会を開きたいぐらいに語りたい。
でも、そんな事は日常で出来ないから日記と言う手段を使って語るのだ。

人の話を30分以上も黙って聞きつづけたのは、学校の授業以来の出来事だ。
授業は実になるが、愚痴はストレス以外の何者にもならない。
こうして蓄積された目に見えないストレスが、私の体を蝕むかもしれないと。
新聞の健康コラムを読みながら思った。

そんなストレス覚めやらぬ本日。
何故か携帯に母上から電話が。

「今、ドコモ行こうと思ってるんだけど」

また、携帯壊したのかよ?私が一度も機種交換しない内に何回目だよ?
そう思ったら、今度は迷惑メールを止めたいのだと言う。

「ドコモに行けばいいんだよね?」

確認された。
私は、家で一日PCの前なので携帯メールは繋がってない。知らん。

「ああ、行けば、対処方法教えてくれるんじゃない?」

面倒なので答えた。すると、

「アドレス変えてくれたりしないの?操作してくれないの?」

と母上。
知るか。ドコモに行ってのお楽しみだ。
私の返事があまりにも素っ気無いからだろう。母上はちょっとビクビク気味になった。
しかし、それで話を止めないのが母上だ。

「それでね。26日は、アンタ手伝えない?」

ほらきた。それきた。ドンときた。
ドコモの姉ちゃんに頼って、今度は私に雪崩れる寸法だ。
もう、先月からこの愚痴聞いてた。
町内会のお祭りの後で集まっての反省会という名目で、母上の店を使いたいと言われているのだ。
30名という大人数(普通に座って20人ちょいしか無い小さい店にだ)と、おまけに母上の店の品は嫌だと言う。
ちなみに店は居酒屋でも定食屋でも飲み屋でもない。要は、例えばラーメン屋にいってラーメンは嫌だと言ってるのだ。かなりの我ままだ。
しかも予算が少なく、あきらかに逆に赤字になると言う状態。
それに、母上は怒って、私に度々愚痴を電話してきてるのだ。
断れ。強行に断れ。そう言っても、断りきれないらしい。
じゃぁ、弁当にしろ。飲み物は紙コップにしろ。
場所代だって取れないんだ。電気代だって取れないんだ。食器使って水使って洗剤使ったらやってられん。

このような状態であれば、近所の集会場を使った方がよっぽどいい訳だ。
だけど、それが嫌だと言う。母の推測によれば「後片付けが面倒」だかららしい。
体よく使われる訳だ。
それが、本当は27日だった。その日は「バーベキュ」の日だ。夜には暇だが私は手伝えないと早々に宣言しといたのだ。

だのに。日にち変えやがった。
「あんた、土曜は休みよね?」
ときやがった。

後片付けが面倒なのは私も一緒だ。っつーか、町内会の人なんかと顔合わせなくねーだ。ゴミぐらい一人で捨てやがれ。っつーか、手伝ってくれるだろう?普通、町内会なんだから、やるだろうが?

そういいたかったが、それすら言うのが面倒になり。
「ああ、26日ね。多分、休みだよ」
と早口で答えた。
それを、了承と思ったか母上は電話を切ってくれたのだが。

「多分」なのさ。
電話で話してることすら、面倒だったから言っただけさ。
もう、聞いてるだけでイライラしてたのさ。止まらないのさ。ストレスなのさ。

お相手といい、母上といい、要は面倒な性格だ。
その面倒な性格を、究極の面倒臭がりの私に向けるってのは、どうよ。
あ゛ーっ!もーっ!めんどくさーっ
両方から攻撃されて、あたしゃ、痩せる一方だわ。
ストレスで食わなくなって痩せるのが私。
その側で、私にストレス溜めさせた張本人二人は、愚痴って食ってストレス発散。
「身の細る思い」とはこういうことか?

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2003年07月14日(月)

お茶のこさいさい

先週の木曜から4連休もした。
木金はお相手も休みだったので、買物に出かけた。
その際、バイキングのランチを奢ってもらったので、お礼に抱き枕を購入。
細かいビーズが入っている何とも言えぬ抱き心地のその枕は、お相手によって「みみ」と名づけられた。

何故にみみ?と疑問が尽きず、尋ねたところ「ミミズのみみ」と訳の分からないお答え。
お前、ミミズ抱いて寝てるのか?気持ち悪く無いか?
大体、いちいち物に名前をつけるなぞ、少女のすることだ。変だ。
で、今になって思い出した。

今月の27日は、いつも行ってる飲み屋のバーベキューがある。
ふとカレンダーを見ると、その日になにやら書いてあった。
暗がりで見たので、目を凝らしてみると

『バーベキュ』

の文字。
バーベキュ・・・・バーベキュ・・・・ぎゃははははははは
一人で笑い転げた。5回見直して見ても、「バーベキュ」だ。

その2日後。
お相手が飲み会で遅くなる日。またもや何気にカレンダーに目をやった。
すると、その日付のところにデカい字で「のみ会」を表すであろう文字があった。

『みみ会』

これまた、何度見直して見ても『みみ会』。

思うに。
だから、抱き枕の名前が「みみ」なのだと思うのだ。

そんな酔っ払いで字がまともに書けなくなったらしいお相手の神経質さは、何度か書いているが。
この季節になって、風呂に入ったのに顔がしばらくするとベタベタすると嫌がりだした。
「それは、アンタ、顔ゴシゴシ洗って何もつけないから、油を分泌してるんだ」
と教え、化粧水をつけろと言ったのだが、ヤツは納得しない。
唐突に、洗顔フォームが悪いんだ。買物に行くと言って出かけてしまった。

で、買ってきたのが「お茶の粉さいさい」という粉上の洗顔フォーム。
茶色い粉末をあわ立てて使用するらしい。
先日、薬局の安売りの時にお相手に「毛穴すっきりパック」の購入を頼んだのに、何故か嫌がって買ってこなかったクセに、「お茶の粉さいさい」は買えるらしい。

早速、風呂に入り直し(30分前に入ったばかりなんすけどね)出てきたお相手は

「お前も使え。いいぞ。ほら、ツルツルだ」

と御満悦。
パッケージを読んでみると、毛穴の黒ずみも取れるとかなんとか。
今まで、そんな殺し文句に誘われて洗顔フォームを数種買った事があるが、毛穴パック以上のスッキリ感を味わった事が無い私は、半信半疑で使ってみた。

おお。綺麗じゃん。

物凄〜く黒ずみが取れた訳じゃないが。
いつもより、確かに毛穴がスッキリした感じが。
何より、まじ、ツルツル。
特に、梅雨にはもってこいの使用感。
しばし、使い続けようと思う。


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2003年07月09日(水)

嫌がらせ

最近、お相手が実家に行く回数と、私の仕事が遅い回数とが増え。
食事の偏りが気になってコンビニビタミンを数種購入。
あのー。
ビタミンEによくあるパターンの、あのお風呂に入れると溶けるヤツみたいなのあるじゃなぁい?
あれが、喉に詰まって通過しない現象が起きたんですけど・・・
大きい飴玉を間違って飲み込んだ、子供の頃を思い出しました。

さて。
仕事が社長の都合で深夜に及び。
やっと終った午前1時に「じゃ、私はもう家をでるから」宣言した所。
なんで、こんな時間に?と尋ねられたので、ムカデが「また」出たのでと教えてあげた。
すると、社長に

「誰かに嫌がらせされてるんじゃないの?」

って言われたのだが・・・

へっへっへ・・・嫌がらせにムカデ入れてやる〜っっ

なんて言うヤツ、フツー居ないだろ?小学生じゃあるまいし。
どういう発想だよ。それ。

で。
最近、妙なメールが届く。
基本的に、添付ファイルのある外人の名前のメールは問答無用で削除するのだが。
そのせいで、先日大失敗。
外人の担当者から直接来た、お客さんのメールまで問答無用しちまったのだ。
よって、仕方なく怪しい・・・と思っても数日保留にする事にした。

その中で。毎回そうじゃないかもしれないが。
MR.ナントカっつー名前で来るメールがあって。添付ファイル付き。
宛先は、私の個人メールアドレスだ。(仕事用は別アドレス)
一応、プロパティで中味を確認し、下書きフォルダに一時保留するのだが。

これが、受信フォルダから下書きフォルダに移動すると・・・
な〜ぜか、送信者名が変化するっ!

怪しいよね?すっげー、変よね?削除していいよね?

後、もう一件。
よく、宛先不明とか相手のサーバーが一杯な時に、戻ってくるメールあるじゃない。
横文字で来るヤツ。あれよ。あれ。あれが、来る。
やっぱりプロパティを見ると、個人メールアドレス宛。
普通なら無意識に開封しちゃうんだろうけど、残念ながら私。
個人メールアドレスは、滅多な事じゃ使わない。
仕事用も別。メル友用も別。懸賞サイトなんかの登録も別アドレスだから。

要は、送ってもいないメールが戻ってきてる訳だ。

このメールが届き出したのは、ここ1-2週間のことで。
その間にこのアドレス登録した覚えは無い。
一ヶ月ほど前に保険会社にしたけど。
ってことは、保険会社から漏れた?
それか、過去の別の登録場所から漏れたか・・・
う〜む・・・

どうも。
ムカデじゃなく、こっちの方が嫌がらせなんじゃないか?と思ってしまう。

個人用アドレスを知ってる人物は、ほんとに数人しか居なくて。
そのうち、一人を除いては全てシロだと確信がある訳で。

残り一人・・・・・・・
Hか・・・・・H宅は夫婦で同じアドレス使用だし・・・
Hの旦那の友達に、そっち系の詳しい人が居るっつってな・・・

な〜んつって。
あの被害妄想大嘘付き執念深旦那だと、先日の一件もあるしで疑いたくもなるんだな。

ウィルスチェックのヤツ入れると、どうも受信が遅くなる気がして嫌だったんだけど。
ちと心配なので、プロバイダーのチェック申し込むか、ソフト買ってこよう。

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2003年07月08日(火)

敬語

眠い・・・・・・・・・

結局、週末も仕事で休み無しのまんま、迎えた月曜は火曜になっても終らぬ状態。
只今火曜の深夜0時半をまわりまして。
さすがに、休みが無いと疲れますな。

目がしょぼしょぼしたところへ疲れ目に祟り目で、さっき大量のファイルが届き。
その見積にも追われてみたところ、目が覚めました。
この一連の仕事。掛かり出したら2ヶ月は取られるとのことなのですがね。
見積合計出してみてビックリっ!
おいおい。これって、一昨年の赤字経営の時の年収と一緒じゃん?みたいな。
ちょっと、怖くなった小心者ですわ。
社長さんには「もう始まってる」って言われても、ほんとに発注されたのぉ?などと半信半疑なんですがねー。
どうなんでしょ?

さて。
今日は、珍しく刺激的な事が、この見積の他にありまして。
前に日記に書いた覚えがあるのだけれど、10歳ぐらい年下の知り合いが居て。
その彼とそのうち会おうなどとメールしてた訳です。
でも、お互いに不精な為、一ヶ月に1-2通のメールにて本日まで来ました。

彼は、正確には11歳も年下だった訳で。
だのに、彼は私を呼び捨てにし(私も呼び捨てにしてるが)、出会った当初からタメ語なのです。
当然、メールもそうな訳で。
どっちかと言うと、単語口調な子で。
「そっちはどう?」
みたいな書き方をしてくるのです。

なかなか色々あるらしく、本日は長いメールでして。
最後に「そっちは体休めてるの?」と気遣いをしてくれてました。

ここまでは、彼らしい文章だったのですが。
1行開けて、最後の最後に

「そろそろ会いませんか?」

と。

この添えられたような一言に、思わずオバちゃんはドキドキしてしまいました。

「そろそろ会おうよ。」

であったらば、「そうねぇ。その内ね。」とまた流してしまったように思います。

「そろそろ会おうよー」

なんて、長音使ってあった日にゃ、「こっちは忙しいんじゃぃっ!」と悪態ついたかもしれません。

メールマジックとかってーのには、全く引っかからない私が、
この敬語マジックには、コロっといきそうに。

知ってる子相手で良かったわな。


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2003年07月04日(金)

生きる力

久々に、母上から電話があった。
昨夜の横殴りの雨のせいで汚れた「シャッター」を洗って汗だくとのこと。
母上のお掃除パワーだけには、一生かかっても勝てないだろう。

で。
先日、父上の母親であるお婆ちゃんの弟さんがやってきて。
要は、私の何になるんだ?お婆ちゃんの弟は何?
まぁ、いいか。ともかくやってきて。
どうやら、弟さんは最近、癌になってしまったそうで、会えるうちにとのことで来たらしい。
で、母上もその席に呼ばれ、久々にお婆ちゃんに会ったそうだ。

お婆ちゃんは、今年95歳。
5人の男の子を産み、2人の女の子を産んだ。
その内、次男に当たる方は若くして病気で亡くなられて。
長女に当たる方は、乳飲み子の時に亡くなられたらしい。
そして、一昨々年。私の父上である四男を見送ったという訳だ。

お婆ちゃんの背中は丸まっており、歩くときにはいつもリュックを背負っていた。
そのリュックの重さは、相当なもので、安易に受け取るとよろめきそうになるぐらいだ。
そのリュックを背負う事で、お婆ちゃんは丸まった前のめりになる体のバランスを取っていたらしい。
90歳過ぎても、病気もせず。
毎日、どっかの無料風呂にバスに乗って通い、若者だって歩くのに15分ほど掛かる道を、テコテコ歩いては実家に来ていた。

お婆ちゃんは、ずっと一人暮らしだったけど。
何年前か忘れたが、長男夫婦と同居しだした。
でも、長男の嫁がキツイ人で。
私も実は苦手なのだけど、気の強いお婆ちゃんと折り合いが悪く、今では口も聞かない状態だ。
きっと、家に居たくないから、余計に毎日出歩くのだと、私はお婆ちゃんを見ていて思っていた。

ところが。
バスから降りるときに、まだ降り切ってない状態でバスが動いた為に転び。
大腿骨骨折をして、お婆ちゃんは歩けなくなった。
母上がお見舞いに行った時も車椅子で。そのまま、退院したと聞いていた。
お婆ちゃんの部屋は2階だと聞いていたし。
仲の悪い嫁に、世話をしてもらえるのだろうか?と心配でもあった。
唯一の、お風呂の楽しみも奪われて、ボケちゃうんじゃないか?とも思っていた。

近所に、父上の妹であるお婆ちゃんの娘も居るが、長男夫妻はお婆ちゃんのことで口出しをすると、怒るという。
だから、誰もお婆ちゃんがどうしてるかを知ることが出来ずに居た。
母上によると、車で送迎してもらって、お風呂には週に一回ぐらい行ってるとか。
ヘルパーさんが来てるとか。そんな事を聞いていた。

お婆ちゃんの口癖は、「早く死にたいよ」「生きててもなんも楽しく無い」で。
父上が亡くなると「早く迎えに来ておくれ」に変った。
それが、歩けなくなったら、どんなに嫌だろうなと。想像するだけでも痛々しかった。

ところが。
先日、久々に会ったお婆ちゃんは。

なんと。なんと。

歩いていたっ!

のだそうで・・・・・・
松葉杖は使っているものの、一人で階段も降りれるぐらいになっているという。
その気になれば、一人で外に外出も可能な状態になっているという。

95歳だよ?大腿骨骨折だよ?車椅子のまんま退院させられてるんだよ?
家の人間がリハビリしてくれる訳も無いんだよ?
お婆ちゃんは、自力で歩けるようになっちまったっつー訳だ。

物凄い生命力っつーか、回復力っつーか・・・
まさに、生きる力が私なんかとは違うと思う。

きっと、そんだけ嫌だったんだろうな。
嫌だから、治しちゃったんだろうな。
嫁に世話になるのも、ずっと家にいるのも。
ほんとーーーーーーーにっ
嫌だったんだろうねぇ・・・・・・
イヤイヤパワーだ。根性が違うわ。

母上曰く。
「アンタも同じ干支だから、逞しく生きてくんじゃない?」
だと。

いやいや。
そこまで、強くはなれませんって。

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2003年07月03日(木)

女が強い

昨日、夜まで仕事をしていたら。
突然、隣の家から

「うるっせーなっ」

と怒られた。
普段、夜は我家に居ないのに、珍しく窓を開けたままラジオをかけていたので、それがうるさいと怒られたのかと思った。
咄嗟にラジオの電源を切ろうと、手を伸ばした瞬間。

「人の事、イチイチ見てないで、他にやる事たくさん、あんだろがっ!」

どうやら、怒られているのは私ではないらしい。
声は、よく日記にも登場する裏の爺さまの家からだった。
いつもは、ジィ様が何かして、バァ様に怒られる声が響いているのだが、不思議な事に他の住人の声を聞いた事が無かったのだ。
考えてみたら、私は数回、そこに住んでいるのであろうバァ様とは違う主婦の姿を目撃している。

どうも、今回の声は、その主婦らしい。
しかし、相手が誰であるかは不明だ。
勝手な憶測によると、ジィ様ではなく、旦那相手ではないか?と思われる。
毎度、バァ様の言葉のキツさには驚いていたが、同居している嫁までもか・・・
そして、これまたジィ様の時同様。反論しているであろう相手の声は聞こえず。

暑くなってくると、家々の窓が開け放たれるゆえ、様々な声が聞こえてくるのだが。
この裏の家だけじゃない。
隣の家の嫁の声も、これがまたうるさいのなんの。
キーキーというより、出川系周波数女版なのだ。
私は、この周波数にトコトン弱い。
聞いてるだけで、イライライライライライラしてくるのだ。
和やかな会話をしていると分かっていてもイライラするのに、これが子供を説教始めた日にゃぁ、キレそうになる。
ねちねちねちねちと、出川周波数が永遠に続いてみ?
ノイローゼになりかねない勢いだ。
思わず、怒られている隣の子供の精神状態を心配してしまうほどだ。

ついでに、我家の道路はさんで目の前は大家さんで。
旦那さんは地主さんによくある姿どおり、働いていない。影が薄いし頭も薄い。
奥さんは、畑に行ったり、書道教室を開いたりと活動的に見える。
それに、年々若くなっていくという、不思議な女性でもある。

う〜む・・・
どうも。このアパート。
周りを女性が強い家庭に囲まれている気がする。

今年の夏でこの部屋の8年目の更新を迎えるのだが。
もしや、来るべくして私はここに来たのかもしれないと。
今更思ってみたりする。


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2003年07月01日(火)

興味あり?

今朝、いつもの如くお相手の家を出て、階段を降りるときに一人の女性が道路の反対側を歩いていた。
そこには、自販機があって、毎朝そこで缶コーヒーを私は買うのだ。
その女性が行くのを待って、道路を渡り、無防備に自販機で缶コーヒーを買っていたら、突然何か話し掛けられた。
見ると、真横の肌が触れるような距離に女性が居て、びびった。
さっき、通り過ぎたはずの女性だった。

へ?と聞き返すと
「それ、ミッキーマウス?」
と言いながら、私が左手に持っていた鍵からぶら下ったミッキーを引っ張るのだ。
「ミッキーマウス好き?」
と聞かれたので、「これは、借り物なの」と咄嗟に訳の分からない事を言ってしまった。
いや、確かにそれはお相手の家の鍵だから借り物なんだけど。
その女性は、
「ふーん。借り物・・・」
と言い、さらに
「くっついてるの?」
と聞いて来た。
答えに困って、曖昧な笑みを浮かべつつ、私はそのまましゃがみ込んで自販機からコーヒーを取り合えず出した。
すると、今度は反対側に回ってきて、右手につけていた黒の髪を結わくゴムを触り出した。
ん〜・・・どうしましょ?と思いつつも、「ゴムね」と答えると、うんと頷く。
困ってしまったけど、取り合えず知らない人なので、それ以上会話も無い。
じゃぁとお別れの合図として手を上げた。
すると、女性は手を振りながら、なぜか私が出てきた目の前のアパートにドアに目をやっていた。
だからって、後日尋ねて来たりはしないと思うけど。
目がとても真っ直ぐで、子供のように澄んだ女性だった。

そう言えば。
今までにも、何度か私がぶら下げている物を引っ張られるという経験がある。
姉の娘とお揃いで貰った、猿のマスコットをカバンに下げて無防備に信号待ちをしていたら、その足元で小さな子が引っ張っていた事もある。
「欲しい?」と聞いたが、首を振るので気が済むまで信号待ちの間、触らせておいたけど。

電車で、当時流行ってたブランドのバックを持っていて、そのファスナーから下がる丸いヤツを引っ張られた事もある。
その人は男性で、遠くの車両から車内アナウンスの真似をしながら歩いて来て、ドアの所に居た私の横で、ピッタリ足を止めた。
そして、そのままそこでしばらくアナウンスを続けて、電車の音とか真似して、それはかなり上手だったんだけど。
私は、別に気にせず窓の外を見ていたら、何かカバンが引っ張られてる?って気がして見ると、アナウンスしながら、視線は窓の外のまま、なぜかその丸いヤツを彼は引っ張っていたのだ。

電車で、お母さんの膝に座っていた赤ん坊に、洋服のボタンを引っ張られたことも。
確かに、そのボタンはキンキラしてて綺麗だったから、興味をもたれたんだろうが。
マスコットなら上げるっていいたいが、ボタンは外せないのでご容赦願った。
ネックレスをいきなり触られた事もある。
その時は、直接肌なもんだから、結構ビビったが、小さな女の子だったので安心した。
でも、あんま引っ張られると切れちゃうので、お母さんが注意してくれて助かった。
髪の毛が異様に長かった時に、背後に居たおんぶされた赤ん坊にを引っ張られたこともある。

どうやら、私は興味を引く物を持っているらしい・・・
良いことなのかどうかはともかく。


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