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あるひうがちな御人好し
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2003年06月30日(月)

ストレスMAX

黙して語らず。
ずっとずっと、それを通してもうすぐ一年になろうかという今日この頃。

とてつもなく、嫌な目に合って、言ってもどうにもならず解決する術も無いと思うことがあったら、私は相手の存在を無視する事で自分を納める。
二度と関わらなきゃいいんだ。
当然、自分の何が悪かったかはちゃんと把握するし、それに対しては相手に謝罪もするし。
それでも、相手の反応が無かったら、それ以上何も出来やしないじゃないの?

相手が何を思って、人にどう言い振らそうが、私をバカにしていようが。
いちいちそれを、否定して回る事は出来ないし。
足掻くだけ、自分がバカを見るのだし。
後ろめたい事が一つも無ければ、味方を増やす必要なんて無いんだし。
そう思って黙して語らず。触らぬ神に祟りなしできたんだ。
だけど、夢見が悪い。
それこそ、誰にも相談も愚痴も言わなかったが、相当なストレスらしく、あれからずっと、思い出したように夢を観て、嫌な気分で目覚める事が多いのだ。

そう。あれは去年の9月。
当時臨月だったHが突然、人が変ったように私に食って掛かり。
その原因は、旦那の大嘘。
私が1年半以上も前の年末に「Hと別れてよ」と旦那に言ったと、旦那がHに告白し、それを聞いたHが、物凄い剣幕で訳の分からない言いがかりをつけてきた例の事件だ。
勿論、私は言った覚えは無く。それどころか正反対の「俺、Hと離婚しようかと」っていう言葉を旦那から私は聞いている。
一応、Hが妊婦だからと気を使った私は、その場では「誤解される事言ったかもしれないけど、ともかく言ってないし思ってもいないって旦那に言っておいてよ」と宥めた。
これだけじゃなく、他にも私が言ったことを正反対に、その旦那はHに伝えていたという事も、その時に発覚。
Hと私の仲を裂きたい旦那の嫌がらせの大嘘か。
はたまた、本当にその旦那はアルコールで頭をやられて妄想に走ってるかどっちかだと思った。

それでも、私は流そうとした。
でも、その2週間後。あれから音沙汰なしだったHからの電話にたまたま出なかった。
たったそれだけで、Hはカチンと来たんだろう。
っつーか、私が「電話に出たくなかったんだ」と勝手に推測したらしい。
それは、H自身が私にどれだけの事を言ったか、自覚があるからだ。
そして、その腹いせのように、私とH共通の友達に、あれこれと私とお相手の悪口を言ったそうだ。
だから、私は、もう付き合えないと思った。
第一、その原因である旦那に、Hは何も言わなかったという。
旦那の大嘘か妄想かをハッキリさせようともせず、それに対しての謝罪も無く、全ては私が悪いかのようにされて。
メールで、私は自分の悪かった事は謝罪して、付き合いは続けられないと書いた。
それに対する返事は一切来なかった。
そして、会う事が無いように細心の注意を払って過ごしてきた。
子供が生まれたと、Hの旦那から電話が入ったときも、「おめでとうございます」とは言ったが、声で不機嫌さをわざと出した。
Hが私に連絡しろなんて言うはずも無い。
ということは、Hは何も旦那に言わなかったんだ。
いつもはHが決して出さない友達の所にも、「子供が生まれました」年賀状が着たそうだが、私には来なかった。
ということは、当然。彼女達夫婦も、私とは今後一切付き合う気が無いということだ。
それでいいと思ってた。大嘘つき旦那が間に入ったことで、20年近い付き合いの友達が変ったとしても、それは仕方無いことだ。
友達よりも、旦那を信じたいのは仕方無いことだし。

ところが。
3週間ほど前だったか。
飲み屋の帰りに、突然お相手の名前を呼ばれた。
私は、自分の知り合いじゃないので、反応しなかった。後ろ向きのまま、お相手が話を終るのを待っていた。
すると、「あるひっ!」と呼び捨てにされた。
振り返ると、逆光状態で良く見えなかったが、Hの旦那だと分かった。
何を考えて、いけしゃーしゃーと私を呼び捨てにするのか?
かなり神経を疑ったが、その場では「こんばんわ」とだけ返事をしておいた。
物凄く、ムナクソ悪い出来事だった。

そして、一昨日の土曜日。
いつもの店に行くと、Hの旦那が居た。
すっげー、気分が悪かったけど、帰ると言うのも大人気ない。
会釈だけして、私とお相手は、奥の席に入って飲んでいた。
後から後から、Hの旦那の同級生軍団がやってきて。
そのうち、そいつらがトイレに繰り出し始めた。
そして、何を思ったか、Hの旦那がわざわざ、私達のところに入ってきて
「元気?」と声を掛けてきた。
「あるひ、ひさしぶり。元気?」

この人は、何を考えてるんだ?
あんだけの大嘘をついて、それによって私とHが付き合いをやめてるのを、知らないとでもいうのだろうか?
なんで、そんなにいけしゃーしゃーと声を掛けられるんだ?
当然、私は笑う事なんて出来やしない。
だから、無言で頭だけ下げた。
よっぽど、その場で「あれ?奥さんから聞いてないんですか?」って言いたかったけど、我慢した。

その後が大変。
お相手が怒り出した。
せっかく相手が歩み寄って着てるんだから、あんな態度を取るなって言う訳だ。
私に言わせりゃ、あれは「歩み寄る」んじゃなくて、「様子見」か「機嫌取り」以外の何者でもねーんだっ
自分が後ろめたいから、わざと私に声を掛けたんだ。
案の定、Hの旦那は席に戻ると、同級生の一人にコソコソとなにやら言って笑ってやがる。
元々、私は好かれてないのを知ってる。
女のクセに生意気だって、ずっと言われてるから。
後ろめたいから、いちいち、その友達に言ったんでしょうが?
「あるひに、無視されたよー」とかって口元の動きでこっちは分かるんだ。

別にできないわけじゃない。
大人なんだから、ちゃんと挨拶ぐらいしろってお相手に怒られたけど、わざとしなかったんだ。
だって。
こっちが良い顔する必要がどこにある?
私は貴方を大嫌いで、関わらないでくれってことを、私はHの旦那に伝える必要があるって思ったんだ。
バカなヤツは、態度であらわさないと付け上がるだけ。
結局、怒ったお相手は先に店から帰っちまった。

Hの旦那とその友達軍団が、いかに一つ下の「中学の後輩」であるお相手をバカにしてるかを、私は知ってる。
だけど、お相手は、別にいいんだって言う。それどころか、気を使ってる。
それは、人それぞれの付き合い方だから、私には何もいえない。
だから、私も嫌な顔一つせず、いつも嫌な思いをしながらも笑ってきてやったさ。
お相手の思いを立てるつもりで。

でもね。
それは、私に何もしなかった場合の話だ。
Hの旦那はHを使って、最高の嫌がらせをしてきたんだ。
大体、Hの旦那の大嘘の目的は何よ?私を陥れる為以外に考えつかないじゃない?
だのに、本人は知らんフリだ。何もしてないって顔して近づいて来るんだ。
Hと私が縁を切ったのを知ってるクセに、それは俺には関係無いとでも言う気かしら?
それを、どーやって流せって?それでも私に笑ってろって?
そこまでしてやる価値がどこにある?

この捌け口をどこに持っていったらいいのか、分からない。
性格上、本当なら決着をつけたいぐらいだ。
Hに電話して、旦那に言ってくれって言いたいぐらいだ。
旦那に直接言ってやろうかとも思う。
Hの考えは知ってる。
自分たち夫婦の仲が悪くなるような事はいつだって言わないんだ。
いつだって旦那に嘘ついてるんだから。
お互いに嘘付き合ってる夫婦なんだから。
ここで私が何かを言い出せば、また、周りを固めて私をバカにするだけなんだ。
何も解決できないんだ。
だから、私は黙して語らず。
それしか無いっつー現状で、いつまで私の神経が持つやら。


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2003年06月27日(金)

キンチョーの夏

何気に気付けば、火曜日から日記をつけてなかったらしい。
何をしていたかと言えば、多分仕事3割。調べ物6割。考え込む1割ってとこか。
ちと、これから先の設備投資ってヤツに頭を悩ませていたのですわ。
いつまで、この仕事するんだろーとか、元は取れるのか?とか。
金の話は嫌だねー。いっぱいいっぱいになるわの数日でした。

さて。
PCの前で食事をする事が多い私なのだが。
先ほど、オニギリを食べていた時に、急に生理的欲求(小)に襲われたのですが。
こういう時に、他の人はどうするんだろう?という疑問を持ったわけで。
食べかけのオニギリをとりあえず置いて、トイレにGOか、
頑張って全部食べて飲み込んでから、トイレにGOか。
私は後者でして。

だって、御飯の時にトイレの話しちゃいけないって教わったでしょう?
それに、食事の途中でトイレに行ってもいけないって習ったよねぇ?
第一、口の中が御飯の余韻ありのまんま、トイレの空気吸うなんて考えられないんですわ。
いや、我家のトイレは匂いしません。住人私一人だし。昼間しか居ないし。掃除してるし。ドア開けっ放し多いし。
っていうのが建前で。

本当の理由は、夏近しだからだったりするのですわ。

ムカデさんを発見したのは、先週の金曜日でしたかね?
あれ以来、幸いな事に新たなムカデ君は発見されておらず。
変りに、一昨日、窓を開けようとしたところ、頭の上に違和感を感じ見上げてみると、親指の先ほどの「蛾」が止まっていたのです。
どうやって入ってくるのかは、毎回我家の不思議現象でして。
その時、「おお。蛾だ。コヤツも、ムカデの餌になっちまったりして・・・」と大胆な考えが頭にひらめいておりました。

その蛾は、朝から晩まで、ずっと動かず。
明日も居るのかね?と思いつつ、家を後にしたのです。

翌日。
同じく朝戻ってきて、窓を開けようと思ったところ。
蛾はいませんでした。
その代り、蛾の居た位置から20cmほど離れた場所(天井)に、今度は蛾と同じ大きさの蜘蛛様がおり。
「おやおや?蜘蛛様復活かい?」
とムカデ騒動以来、居なくなった蜘蛛の復活を喜んだ訳です。

PCに向って、蜘蛛様を眺めていると、開けた窓の方へスタスタと歩いていくので、
「うまいこと、窓の隙間から出てってくんねーかなー」
などと考えていたのです。
そして、ふと気付いて、窓を見に行くと、網戸の窓の間に1cm近い隙間があり。
「ああ、こっから入ってくるんか」
と感心してみて。
一応、窓という窓の網戸とヘリ沿いに、キンチョールを掛けておきました。
蜘蛛様は、夜にはいなくて、出て行かれたものを思っていました。

ところが、今朝。
やっぱり、昨日と同じ位置に蜘蛛様は張り付いており。
そして、1時間ほどして気付くと、また姿を消しているのです。

ということで、私は自分の口に入れるものを、中途半端に放置して目の届かぬ所へ行くのが、自分の家にいるのに出来ないのです。
勿論、ラップに包むとか、ふたを閉めるとかするけれど、ヤツ等は小さいのです。
何かの拍子に、蜘蛛様やらがオニギリにくっついたら嫌だし。
なんせ、前に真夜中に仕事をしている時、何を思ったか。
天井から糸引っさげて、蜘蛛様が私の頭上に降りてきた事があるもんで。
危険きわまりないのですわ。

ムカデが新たに出たと報告した時、お相手に

「お前ん家は住みやすいんだろうな。物は多いし、夜居ないし。」

と言われまして。
特に夜行性の虫にとっては、我家はパラダイスってことに気付きました。

これから、私は緊張の夏を迎えます。
とりあえず、対策としては、虫除けになるという匂いのするヤツと、
泡で包めるという、ゴキ退治のスプレーを購入しようと密かに思っています。

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2003年06月24日(火)

そんな事でいいのか

一ヶ月に1-2回のペースで、私と永遠のライバルTやんが確認しあう事がある。
今日は、二人とも勝利者だ。
先週の水曜日に、こんなメールが着た。

タイトル:明日は生ゴミ!!

タイトルだけで、中身が一文字も無いメールだった。
翌日、「出せたのか?」確認メールを送った所、やはり出せなかったらしい。
それを知ってあざ笑っていたら、その翌日の金曜日。
今度は私がゴミ屋に先を越され、生ゴミを出せぬハメになった。

しかしだ。
今日は早起き7時起き。
お相手を送り届けて、7:30前には自宅に着いて、ゴミ屋より先にゴミだし成功。
Tやんが寝ている時間と知っていたが、構わず勝利宣言のメールを送ってみる。

生ゴミ出したぞーV

すると、どうやら出社したらしい10時半近くに返信が。

おいらも燃えないゴミ出したぞ〜V

二人とも、きちんと生活できた朝だった。

そんなTやんから、昨日、生ゴミ出し忘れ宣言以来のメールが届いた。

タイトル:ドラム缶

一連の流れを思い出し、ドラム缶は何の日に出すのか?という質問だと思った。
よくよく考えてみたら、ドラム缶なぞ、女の一人暮らしで出るようなゴミではないのだが、真面目にそうだと思ってメールを開いた。
ところが・・・


の体型ってホントに存在するんだよ…
【ドラムTより】


ドラム缶の体型を実体験したらしい衝撃のメールだった。
しかも、今まで【T携帯】となっていたはずの名前まで、御丁寧に変えてきた。
すげーすげーと思っていると、さらにメールが。

なんかねー、お腹がホンジャマカの石橋みたいなの…(;_;)
【ホンジャマカT】

ホンジャマカTときたかっ!
それは、凄すぎる。

っつーか。
それを言うなら、石塚だろう・・・

ホンジャマカの石塚は、太っているが人が良いのが堪らない魅力だ。
でも、あんだけ太ってて石橋のような性格だったら、可愛くなさすぎるっ
そう思ったが、あえて「石橋のまちがいだろ」とだけ指摘するに留める事にした。
可愛くねーぞなどと指摘したらTやんは素直に、「あ、性格は石橋かもっ」て言いそうな気がするからだ。

Tやんの報告には、いつも「そんな事でいいのか?」という疑問を隠せない私だ。

と、そんなTやんよりも、もっと心配なのがお相手だ。

数日前。
今朝と同じく送ってやったところ、海を眺めながらヤツが言い出した。

「あの橋がいいな」

なに目的で橋を選んでいるのやら?と思い尋ねてみれば

「将来、住む橋を探してたんだよ。あそこがいいな」

と言い出す始末。
あんさー、どうせ探すならさー、家とかマンションとか夢のある、せめて「壁のある場所」にしてくれない?
30半ば過ぎて、その将来像っていいのかよ?

細かい性格のクセに、異様な無頓着振りを時々発揮するのがお相手だ。
橋の下に住めるのも納得できる気がする。
大体、部屋で寝転がる時に、下に何かあっても気にしないのだ。
身体の下が普通はゴツゴツしてたら嫌だろう?
だのに、新聞があろうが、服があろうが、クッションが斜めになっていようが、着ているTシャツが引っ張られていようが、気にしないのだ。
先日なんぞ、その勢いで私のTシャツの上に横になられて、クチャクチャになった。
無頓着さもそこまで行くと、飽きれるしかない。

そんなお相手が先日、私の車を運転していたところ、今までに無い音がした。

「なんか、音する。どっから?」

非常に気になる私。
だって、走ってる途中で止まったり、なんか外れたりしたら怖いじゃない?
しかし、ヤツは普通の顔で運転している。
そして、こう言った。

「だから、新車は嫌なんだよな」

意味が分からず、「中古の方が不安じゃねーか?」と聞き返すと

「ん?俺、運転する時、聞こえないように音楽ガンガンかけるもん」

と言いなさる。
つまりはだ。
故障してるかもしれない音がする車に乗り、故障しているらしき音を聞かないようにするのだという。

そんな事でいいのかよ?
危ないんじゃないのー?命乗せてる車だよ?

なんかなぁ・・・
どっか間違ってる気がするんだけどな・・・

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2003年06月23日(月)

恐れていたことが・・・

金曜日。

お相手は実家に寄って来るというので、チンタラといつもより遅くまで家に居た。
途中、眠くてやる事が無くて転寝なんぞしつつ、ベッドで過ごしていた。
で、最後にメールチェックして、いざ出発しましょっと思ったとき。

私の仕事PC机からは、テレビが観れるようにしてある。
メールチェックをし終わって。PCを切った次の瞬間。
何気にニュースの声が気になってテレビを観た。
観ながら、椅子から立ち上がろうとした時、視界の端の方に、何か異変を感じた。

なに?

視線をテレビから少しだけ左上にずらすと・・・

なにやら、黒い細長い物体が壁に見えた。

うっそ〜ん。

そう思った。いや、口に出した。
とりあえず、近くで見てみることにした。
夕暮れとはいえ、電気をつけてなかったので、目が悪い私は遠目では判断できないのだ。
その場所まで6-7歩歩いた。
一歩離れた場所から、首だけ少し伸ばして見つめた。

マジすか?

いきなり、矢部っち口調になった。

そうさ。
我家で見付かる黒くて細長いものっつったら、あれしかないじゃない?

ムカデしかないでしょーーーーーーーーーーーーーーーっっ(キレ気味)


いやいやいや。
ここに住んで早8年。
数年前に一度、大きめのムカデが階段の壁を上がるところに出くわした事はある。
その原因は、壁に穴をあけたバカが居て、そこから入ってきたのだと思われる。
それ以来、ムカデは観なかった。
蜘蛛は多いが、ムカデは、あんな穴さえなければ、居なかったのだ。
それが、昨年の10月22日。(日記一生懸命探しました)
大ムカデ様が入ってきて。
その後、行方不明になられたって訳です。

思えば、あれから8ヶ月。
私は、捜索をすることもなく、過ごしてしまいました。
そして、春になっても、梅雨になっても、居るはずの慣れ親しんだ蜘蛛君達が、一向に姿を見せないことに不審を抱いてもおりました。
仕事が忙しい時には、大ムカデが見付かっても居ないのに、平気で家で眠ってました。
そして、この子ムカデが見付かる寸前まで。
私はベッドでゴロゴロしてました。

いや。分かってはいたんです。
人が「もう、出てったんだ」と気休めを言ってくれても、あんなデカイムカデが出れるはずが無いって、分かっていたんです。
きっと、冬眠しちゃったって思っていたんです。
怖くて、余計に探すの嫌だったんです。
だから、その間に、あいつがメスだったら・・・・メスで外が危険だからって入ってきたんだったら・・・

想像してました。
お子様を御産みになられたら、我家はどうなるでしょう・・・・・って・・・・

でも、調べた所、屋内で生むことは無いって・・・
調べた所、梅雨や初夏に入ってくるって・・・
だけど、我家に入ってきたのはすっかり秋だったわよね?
屋内で産まないっても、産んでるかもよ?

な〜んて考えて、ゾクゾクしている訳ですが・・・

大ムカデの時に用意した例のトング。
今も、PCの横に置いて準備してあります。
強力小型掃除機も、すぐ側にあります。
でも、結局、その場になると思いつかないもので。
ダンボールとかに貼る、大判の透明ビニールテープにて、子ムカデさんを壁に一旦貼り付けに。
そのテープ本体で、そのお背中を潰さない程度にペタペタと密着させて。
恐る恐る剥がせば・・・・ほらっ
足が沢山。

怖かったッス。小さいけど、テープにはっついてるんだけど、怖くて怖くて。
それをどうしたらいいのか分からなくなって。
途方に暮れて、トイレに流しました・・・・
万が一、我家のトイレがつまったら、犯人はそれです。

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2003年06月18日(水)

女の職場

今、気付いたのだけど。
マウスの丁度左右の指が当たる場所だけ、指型に塗装が剥げている・・・
それ程までに、私はマウスを酷使してるっつーことか。

もう一つ、かなり疑問に思ったことなんだけど。
5日ほど前に体重&体脂肪を計ってみた所。
3年ほど前と体重は代わらないのに、2%増の脂肪率。
しかし、一昨日、満腹に食べてから計った所、体重は1.5Kgも増えたのに体脂肪は-2%・・・
なぜだ?
おーそーか。脂肪になる前に測っちまったってことか?

さて。本題。

お相手の職種が変わって、以前は野郎ばっかだったのに、今度は女ばっかの職場になった。
いつもキーキー言われるというので、オバちゃんに逆らうでないと注意したのだが、よくよく聞くとオバちゃんよりも、若い20代の女性の方がキーキーらしい。
そんな中、お相手と同時期に入った20歳そこそこの姉ちゃんが居て。
お相手はパートという立場なんだけど、彼女の場合は大学を出て社員なのだそうだ。

その20歳そこそこ姉ちゃんを仮にKさんとしよう。
Kさんは、今時の子にしては珍しく(?)生真面目な性格なのだそうだ。
先日、休憩時間がお相手とKさん、古株オバちゃん二人組みと一緒になった時のこと。

オバA:「Kさ〜ん。あたし、紅茶が飲みたいわ〜」

(まるで一昔前の姑みたいな発言だな)←私の心の声

Kさん:「はい。分かりました」

オバA:「紅茶を濃く出して、氷入れるとアイスティーになるのよねぇ」

(ん〜なこと、誰でも知ってるわっ)

Kさん:「アイスティーですね。砂糖はどうしますか?」

オバA:「砂糖は好みがあるからねぇ・・・」

オバB:「そうね。ストレートで、後は自分で入れるからいいわ」

(砂糖を自分で入れるなら、紅茶も自分で入れやがれっ!)

Kさん:「分かりました」
[紅茶に熱湯入れて、濃く出して氷入れて・・・]
Kさん:「どうぞ」

[オバ二人組みゴクンと一口飲んでみる]

オバA:「やっぱりねー。渋くなりすぎちゃってるわ」

(「やっぱり」だと?いかに意地悪な目で見ていたかが分かるわ)

オバB:「そう?私、濃いのが好きだから丁度いいわ」

オバA:「あたし、本当は甘〜いのが好きなのよねぇ」


・・・・・・・・・

テメェーが、自分で砂糖入れるっつったんだろーがっ!

私だったら、とっくにキレてしまうだろうこの風景。

いやー、今時、本当にこんなオバちゃんって居るんだ?
っつーか、かれこれ10年はOLしてたけど、こんなオバちゃんに出会ったこと無いんすけど。
私が幸運なだけ?

私が今の仕事を賢明に続ける理由は、歳食っても、私にはデパートとかの女だらけの職場はしんどいなって思ってたからで。
こんな話聞くと、余計に拒否反応でちゃうわなぁ。


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2003年06月17日(火)

観てきました

マトリックス リローデッド。
先週の土曜日のレイトショーで。

お相手&私&呑み仲間のH君と行ったのですな。
席順は、通路側じゃないと嫌だと我儘なお相手を右通路側にして、真中にH君を入れました。
よって、私の左隣は他人様。
カップルの男の方でした。

内容を書いてしまうと、万が一これから観たい人が通りすがると申し訳ないので。
何も書けないのですがね・・・
私の勝手な感想をちまちまと述べてみますと。

えーえーえー・・・・・・

しょっぱなに、CMにも出てくるシーンがあるんすが。
一瞬だけだけど、そこが、一番、私のお気に入りでした。
そして、映画の為だけに建設した(?)らしい高速道路のシーン。
最初の方は、物凄く迫力満点で、その場にいるようなビックリ感を味わいました。

あとは・・・・

そんな終わりかよっ!

な終り方で。
もう少し詳しく書いてしまうと、興味があって真剣に2を観た人間は、3も観なきゃいけないらしい訳で。
だから、興味が薄い方は、2と3(出たら)のビデオを続けて観ると良いなと思った次第で。

内容的には、全体通して

笑わそうとしてるのか?

的に観えた訳で。
だけど、周りが全く笑わないので、私は一人で苦しかった訳で。
あ、だた。一回だけ。劇場中にドっと笑い声が起きましたが。
そこだけは、他人と共有できて嬉しかったです。
後は、ともかく声をたてずに苦しみました。
ついでに言うと、隣のカップル男の息が、物凄く臭くて、それも苦しかった訳で。
靴を脱いじまって、体育座りなさってる足にも、苦しまされてた訳で。

そんな私の右隣の隣のお相手は、途中、大分眠っていたと申されます。
真中に座ったH君は、面白かったみたいです。
私は、ずっと可笑しかったです。

つまりは、帰りの車中にて、一人は不満タラタラで、一人は素直に話題作ですなとそれなりの満足感で、一人はともかく笑っていたという・・・
それぞれの感覚がバラバラすぎて、感想を述べ合う事ができない映画だったという事です。


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2003年06月13日(金)

潔癖

今日はどうやら金曜日。
昨日、お相手が休みだったのでついつい一緒に休んでジーンズショップ行ったり、久々のファミレスでお昼食べたり、老人ホームの見学行ったりしたもんだから、曜日感覚が変になった。
平日に休むと、誰にも咎められない立場だっつーのに、どことなく罪悪感があるのは、長年のOL生活のせいかもしれぬ。
その代わり、日曜日には物凄い仕事が待っているから、いいって事よ。

で、何故に老人ホームを見学しに行ったかと言えば。
お相手が純粋に、どんなとこか見たいと言い出したからだ。
いやなに。誰も入る予定など無い。
っつーか、65歳以上の年寄りは居るが、入れるお金持ちは居ないというのが正確な言い方だろう。

私の家のすぐ側に出来たそこは、元は大手企業の寮だったという。
そこをリフォームしたとのことだが、ホテルのような創りになっていた。
こーんな綺麗な所なら、自分自身が入りたいね。と、お相手と共に言っていたのだが。
入院する時だって、綺麗な病院の方がいいと思うぐらいだ。
それが、老後を過ごすとなれば。余計に清潔さが命だ。
汚い所になど、誰も入りたいと思わないだろう。

お相手は元々潔癖というか、神経質なところがある。
神経質の気は、誰もがどこかにあるもので。人それぞれ拘る場所が違う。
私の場合は、流しの周りが汚いと気持ち悪くなる。水が飛び跳ねたままなど許せない。
その辺は、至って平気なお相手のこだわりは、身体の清潔さだ。
ヘタすると、夏場のベタベタが気になって、一日に何回もシャワーを浴びたりする。
仕事から帰って来たお相手を私が何気に触ろうとすると、「汚いから、触らない方がいい」と自分の身体の汚さを注意する人間だ。
よく、ストレスやらで手に汗をかいてしまう私が、気付かずペッタリ触ったりすると、それはもう、物凄く嫌な顔をするし。

だから、お相手が介護の仕事をすると言い出した時。
私が唯一心配だったのは、「お前、そんな神経質で老人のお世話できるんか?」だった。
そしてとうとう。恐れていた事が起きた。
そこで今、移る病気の人が一人発生し、更には一人感染したらしい。
隔離されては居るが、お世話することに代わりは無い。
ここ2-3日、少し落ち着きを取り戻してはいるが、分かった当初のお相手の神経質ぶりは、全身に消毒薬をかけかねない勢いだった。
それをネットで調べるも、益々恐怖感が煽られるらしく。
ちょっとでも痒いと思うと、「ブツブツあるか?」と聞き、賢明に薬を塗る。
思わず、それを見ていた私まで、ちょっと痒いと気になるほどになってしまった。

思うに。
やっぱり、神経質な人間は、そんなリスクがある仕事はしない方がいい。
向いてないんじゃん?と言いたくなるのを堪えるのも大変だ。

潔癖で思い出した。
昔昔。とある人物が、とあることで留置所に入れられた。
その部屋は何人か部屋で、ベッドが幾つかあり、部屋の端にはトイレが剥き出しであるらしい。
そこでも、やはり一つの社会的ルールがあり。
新参者から順に、トイレの側のベッドになるという。
風呂に毎日入れるわけでもなく、当然、寝具の不潔さは言わずもがな。
多分、私なら布団はかけず、立ったまま眠るかもしれん。

そこにある日。
かなりの罪で、新参者が入ってきたそうだ。
彼は、かなりの潔癖症だったという。
入ってすぐに汚いと嫌がり、トイレの側では眠れない訴えたりしたらしい。
案の定、汚い毛布については、それはもう、見ているほうの気分も悪くなるほどオエオエするほどの嫌がりよう。
実は私は、公衆トイレが苦手で。
鼻で息を出来ずにハンカチを口に当てて口で息をする。
それでも、空気を吸ってると思ってしまうとオエオエ言い出す始末。
気持ちが分かるだけに、痛々しい。
しかし、同室を仕切るヤーさんの鶴の一声に威圧され、彼は何も言えなくなったそうだ。
そして、ただただ、「ォウーエェッ」と「ウゥゥゥッ」を繰返し、涙を流していたという。

思うのだが。
そんな潔癖な人間は、リスクを背負う罪など犯すべきでは無いだろうと思う。
(いや、リスクが無くとも罪は犯してはならないが)
自分の向き不向き、その後の事を、人はちゃんと知っているべきだと私は思う。

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2003年06月11日(水)

兄弟

うーん・・・多分、これは風邪だ。
最近、寝つきが悪くて寝不足なのだが、体中が少々痛くて頭がハッキリしないのは風邪のせいだろう。

昨日も私は遅くまで仕事。
定時と言うものがきっちり儲けられた職業であるお相手は、どうやらお母様の具合が悪いそうで、実家に行ったらしい。

「兄貴が居た」

お相手の言うこの一言には色んな意味が含まれる。
ヤツはお兄様に頭が上がらない。
身体もお兄様の方が倍ぐらいに大きいが、威圧感もかなりのものらしい。
まるで、兄弟というより親子っぽいといつも思うような仲だ。
いつだってヤツは、お兄様に説教されて帰ってくる。

昨日も、弟であるお相手は、
「なんか文句いっぱい言ってた」「二度と行くもんか」
と帰ってきてから文句をたれていた。
でも、文句を言われる前にさっさと帰ろうとしたら、
「飯食ってけ」
と言われ、お兄様が具合の悪いお母様の代わりに御飯を用意してくれたらしい。
そして、お相手曰く。そのお兄様の姿は

「なんか、嬉しそうだった」

そうで。
単に「文句言いたがりな性格」なのだと、弟ながらに兄を理解しているようだ。

いや。確かにヤツは言われるだけの人間だ。
普通でも言われる人間なのに、更には必要以上に説教じみた兄が居るというのは面白い。

何を隠そう。隠さないが我姉妹もかなりの率でその気が濃い。
2号は、何をしてもトンチンカンで性格で、いつだって怒られる事をする。
いるじゃない?何しても、どーしても、職場でもなんでもいつも怒られてる人。
そういうタイプのその上に。1号という姉が居る。
私の勝手な統計によれば。
同性兄弟の長男長女というのは、どうも「正しい or 間違ってる」と相手に苦言を言わねばらなぬっというタイプが多い。
ただでさえ怒られるタイプと、ただでさえ苦言が多いタイプ。最悪の組み合わせだ。
思うに。この二人。
上下が逆だったら、そんなに揉め事は起きないような気がする。

お相手のお兄様は、問屋さんに勤めていた事があり、よくTシャツやらをお相手にくれる。
前に、お兄様を見た私の友人が
「兄弟だから、趣味が似てるんだね」
と私に教えてくれた。
どうやら、お相手とお兄様の帽子の趣味が似ていたらしい。
ただし、お兄様が被っていると、被ると言うより乗せてる状態。

これは、当然なのだ。
なんせ、お兄様のお下がりをお相手が使っているのだから。
お相手は、男のクセに顔が小さいので、同じものを被っても違うものに見えても仕方あるまい。

そして昨日も、なにやら半袖半ズボンの室内着を貰ってきた。

「おお。いいじゃん、それ」

と、早速それを着ていたお相手に言うと、

「うん。兄貴も似合ってた。さすが兄弟」

とヤツが真顔で呟いたので、思わず大声で笑っちまった。
お兄様も家でお揃い着てたってか?
出来たら、二人並んで欲しいものだわ。大小ペアルック。

実を言うと、お兄様の顔を私は飲み屋で一度少し見たきりで、覚えていない。
覚えていないが、先日、釣り舟屋のHPで、一発でお兄様がどれかを見事当てた。
大きさは違えど。あごの長さは違えど。お兄様は目をつぶっておられたけれど。
兄弟は似ているものだ。
きっと性格も。

お兄様の説教癖についても、ハッキリ言えばお相手とそっくりだ。
血液型は違えども、血というのは争え無い訳で。
ただ、お兄様ゆえ、多すぎるお小言を「説教」と称しているだけで。
お相手がお小言を言う相手が私であるからして、ヤツのお小言は「小姑」と称されているだけで。
(っつーか、私がそうとしか聞こえないからそう言うだけで)
結局同じ質なのだろうとか思う。

そう言えば。
先日、2号と同じ名前の節約主婦の悪口を言って、お相手に窘められた私だが。
同じ職場でお相手が毛嫌いする太った女性が居るという。
毎回、毎回、名字をもじって「○○ブタ」と言っていたので気付かなかったのだが。
昨日、ヤツのシフト表にて名前を確認してみたら。
あら、不思議。また、2号と同じ名前・同じ漢字じゃぁないですかっ
ほらね。だから、○○って名前は性質が悪いって言ったでしょ?
と勝ち誇った気分の2号の妹である私。

2号と言えば、先日。
2号娘と共に誕生日だったはず。(自分と同じ誕生日に娘を産んだのだよ)
だども、母上とその日に電話で話したのに、その日の日付で1号が日記を書いているのに。
だれも、その事に触れないのはどーいう訳だろうか?
気になったので、本日母上に確認したところ「忘れてた」そうだ。
おい。おかん。
少なくとも、今年の誕生日にプレゼントをくれたのは、娘たちの中で2号だけだっただろう?
何をしても、何だかどっかで、小さい頃からいつも損をしている2号。
少し同情してみる。

二つ上の姉を持つ2号と、やはり二つ上の兄を持つお相手。
ちなみに2号とお相手のお兄様は同じ歳。

いつもなんだかんだと、文句をいわれてしまう2号。
いつも説教ばかりされているお相手。

この現象は、次男次女という立場の共通項なのだろうか?

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2003年06月10日(火)

昨夜は22時頃まで仕事して、それからお相手の家で御飯食べて弁当作って。
眠ればいいのにビデオ消化して。
寝たのが午前3時。
そのせいか、妙な夢を盛り沢山に見た。

昨日、母上から電話があり。
「事故やっちゃった〜」
と情けない声。
左折して会社に入ろうとした所、後ろから来たバイクにぶつかっちまったそうな。
すぐに警察を呼んで、幸い、相手の若者にはかすり傷程度しかなかったそうだが。

「ちゃんと住所を聞いて、親御さんにお詫びに伺いなさいな」

と母上に言い含めたのだが。
これって、逆だろ。親に対して子供が「親御さんに・・」って何かおかしい。
まるっきり、母上は私の子供状態だ。うん。
そのせいで、夢に出てきた。

眉毛が、人形のように一本書き状態のその顔を、
「こんな眉になってぇ〜」
と微笑みながら両手で母上の顔を包みながら、眉を親指で撫でる夢を見た。
母上の事故の話から、母上の顔が出てきたらしい。
決して事故の夢じゃ無かったところがミソだ。
最近、母上がアイライン&眉の刺青をした事の方が、事故よりインパクトがあったということか。

更に夢は続き。
私は中居君と海でせっせと貝を撒いていた。
テレビ番組で公約してしまったので、どうしても貝を撒いておかないといけないらしい。
かなり焦っていた。早く撒かなきゃっ!と。
そこで、何か話し掛けられた。
だから、私は答えた。

「いいから、一生懸命撒かないと間に合わないでしょうっ!」

「なにを?」と相手が尋ねた。

「ホタテだよっ!」

と私は答えた。
答えながら、あれはホタテじゃなくて、ハマグリだな・・・と思った。
思ったところで、それが夢だと半分気付き始めた。
そして、私が話している相手が、中居君じゃなくて何時の間にかお相手になっている事にも気付き。

「すっげー面白いんだけど、なんで撒くの?」とお相手に聞かれ、

「テレビ用だってばっ!いいから撒けよっ!」

と半分目が覚め始めているのに続けて答えてやると

「お前うるさいから、早く寝ろ」

とお相手に言われた。
なんだ?こいつめっ!と思った私は、

「あきらかに、お前は間違っている」

とモゴモゴと反論しつつ、また夢の中に戻っていった。

私は、確実にお相手が話し掛けるまで眠っていたのだ。
夢の中で喋っていたのだ。
さっきまで、中居君と貝を撒いてたのに、現実に戻したのはお前だっ!
よって、夢で喋っている私を黙らせたいのなら、
「寝ろ」じゃなくて「起きろ」と言うのが正解ではなかろうか?


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2003年06月06日(金)

つぶやき

仕事って大変だな・・・と今更思ってみたりする忙しさ。

最近、17時からの渡鬼の再放送を日課にしている。
その時間は、ベッドの上で寝転んでテレビを観る。
そして、ふと。素足になった我足首を見て思わず、

「ぼくはチビ像。」

そして、ベッドの脇の棚を見やり、

「これはチビ像だ。」

と呟いた。
少し前から気になっていたCMのコピーである
「ぼくはチビ像。これはチビソーダ」が頭のどっかにあったせいだろう。

確かに、ベッドの脇には一時期集めた小さい象の縫いぐるみが2つ。
よって、「これは」については、正しい。
しかしながら、自分のくびれの無い足首を見て、「チビ像」と称するのはどうかと。
無意識とは言え、我ながら凄い自覚症状だ。

今朝、いつも通りの時間に出た。
まず、駐車場から出ようとしたら、目の前を自転車のお婆ちゃんが通過。
やり過ごして、いざ出ようとしたら、また日傘を差したお婆ちゃんが通過。
やっと出れて右折をしようと思ったら、道を渡るお婆ちゃんに阻まれ仕方なく停止。
停止してたら、車が来ちゃったので右折できずに待ち。
そこは、右からくる車が全く見えない酷い場所で、しかも一台しか通れない狭い道。
なので、左から来る車の後ろにくっついて、すぐに右折しないと対向車が来る恐れがある。
やや。行くぞっとハンドルを切ろうとしたところへ、見えない右から自転車に乗ったお爺ちゃん現る。
それをやり過ごして、恐る恐る右折。
目の前を平気な顔してビニールを下げたお爺ちゃんが通過。
轢いちまうとこだった・・・冷や汗かきながら先に進むと、斜め横断をしやがる自転車のお爺ちゃんに思わずブレーキ。
その先でも、狭い道の両端にお爺ちゃんとお婆ちゃんが歩いており。

たった数10メートルだろうと思われるその距離を通り抜けた時に、思わず口から出た言葉。

「老人天国じゃねーんだから・・・・・」

多分、歩行者天国の間違いだとは思うが。
そこからの道で、ずっと「老人天国」とは如何なる場所か?
を我に返るまでの結構長い間、考え続けてたのはどうかと思う。

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2003年06月05日(木)

お買い上げ

今度は、エアコンをつけてアクセルを踏むと、キュルキュルキュルキュルと音がしだした。
おかしいぞ。点検後の車がおかしい。
入院してた営業マン君。退院したかしら?
病み上がりに申し訳無いけど、電話してみよっかなぁ・・・

そう。あの点検の日。
17時まで終らない事を知り、母上と買物にも行った。
きっかけを与えたのは私だ。
車を購入した時に、カタログを貰った。
結婚式の引き出物でも良く貰うような、色んな物が載ってるヤツ。
友達の結婚式でももらった。だけど、欲しいものが一個も無かったりして。
おかげで、出すのをすっかり忘れてしまって。
申し込まないということはだ。引き出物を貰わなかったっつー事になるんだ。
損したな。もー、遅いけど。

その期限は今年の5月末までだった。約一年、申し込まずに何にするか悩みつづけていたのだ。
結局、お相手が欲しがった体脂肪計にしたのだが、

「私としては、ティファールの鍋セットが良かったんだよねぇ」

と母上に話したのだ。
あれを買えば、危険だといわれるアルミ製の鍋も、テフロンなのにテフロンが剥がれて意味が無くなったフライパンも捨てられる。
重ねて収納できるし、作ったものをそのまま冷蔵庫にも入れられる。
まさに便利品だと母上に力説してしまった。

これが、まずかった。

「それ、幾らぐらいするの?」

母上が食いついてきた。
正確な値段はわからないが、カタログ全体の品の値段から想定して、きっと1万はしないと思う。
そう言ってしまったからいけなかった。

「私もそれ、欲しいなぁ」

と言い出した。
出た。出たよ出た出たっ!
人が欲しいと言い出すと、特に娘の私が言い出すと、決まって母上は何の疑いも持たずに購入を決めるクセがある。
母上は勘違いしている。私が色んな事を良く知っていて、その情報は確かだと妙な信頼を私に寄せている。
それじゃなくても物欲が強い女なのに。

実家の大きな食器棚。
物欲のままに買った結果、トビラが閉まらないほどの状態にある。
よく、棚が崩れずに保たれているなと感心するほど皿皿皿がスシ詰だ。
父上が作ってくれたと思われる棚には、鍋の上に鍋を載せて、これまた棚が落ちないのが不思議なくらいに鍋鍋鍋。
レンジからシンクの下。その上の収納は、普通のアパートの倍は収納力があるにも関わらず、そこにもタッパやらボールやら鍋やらがギューギューと。
一つ取れば、全てが雪崩れてくる状態にある。
両親しか住んで居なかったのに、二つ有る冷蔵庫。
何十人来ても、部屋には入りきらないが、食器だけは足りるだろう。
何世帯か分の調理器具が揃っていると思われる。

そんな状態の母上に、更に物を買う機会を与えてしまった。
母上は言う。

「使って無い鍋もあるのよねぇ。あんた、要らない?」

要りませんって。
私の家にも、15年も持ってる鍋が全然傷んでくれなくて、捨てられずに困ってるのに。
だから、ティファールも、もう少し我慢しとこうと思っているのに。

結局、二人で近所のオリ○○ッ○に行く事になり。
手で買物カゴを持つかと思いきや、ガラガラ押す方を迷いも無く選び。
買う気マンマンだ。
まず、入ってすぐの炭に目を付けた。何キロかは忘れた。かなり大量のヤツ。
どうやら、庭の池(っつっても出来合いの2m無いぐらいのやつ)に投入するらしい。
それで、果たして池の水が綺麗になるかは疑問だが、炭の威力を信じてるので黙視した。
次に、ステンレスに丸い穴があいている料理番組で飾られているようなザルを発見。
おお。これ、カッコいいなぁ・・と私が呟いたのが間違いだった。
「ザルなんて、いっぱいあるだろうが」なんて言葉は聞いちゃ〜、くれない。
さらには、ボールだ。4コ大中小セットも購入。
次に見つけたレンジでそのままチンできる、フタつきのお茶碗は
「茶碗一杯分以上、御飯が余る」
という理由から却下。

そして、やっと目的のティファール発見。3種類ほどあった。
母上の料理の腕からいって、温度付きは要らない。大体見ないし。
結局、フタ付きで3種類の大きさのセットで6千幾らのヤツに決定。
それで終るかと思いきや、次は梅酒用のビン大一個。
そして最後にガラガラとカゴを押して、母上はキッチンペーパー探しに出かけた。

あっという間のお買物。
躊躇したのは、ティファール選びぐらいの3分程度だ。
〆て1万数千円のお買い上げ。

最後に私がお勧めしたソフトクリームを購入。
「あら、さすがね。アンタは舌が肥えてるわ」
と誉められた。
食べながらエレベーターで一階分の駐車場に向かい、出入り口からすぐに止めた車に荷物をせっせとトランクに詰め込み、またガラガラとカゴを戻しに行く。
その間、半ば飽きれた気分でソフトクリーム舐め舐め待つ私。
車に乗り込み、
「すっげー買ったな」
と言うと、
「丁度欲しかったものがあったから、良かったわ」
と満足気な母上。

私の手には、まだ半分ほどしか食べていないソフトクリーム。
ハタと気付けば、母上が普通に運転をしていた。

「おかん、ソフトクリームはどうした?」

驚いて尋ねてみれば、

「とっくに食べ終わってるわよ?」

と申される。
あの、駐車場でガラガラカゴを戻した時に、ついでにコーン部の紙も捨ててきたと言う。
どう考えても。2分程度の出来事だ。
一口であのソフトクリームを口に投入したとしか思えん。

母上の料理や片付けの速さは、小さい頃から並じゃないと思って来たが。

買物ぐらい、もう少し考えてしなさいな。
食べ物ぐらい、ゆっくり味わいなさいな。

と娘は不安になるのであった。


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2003年06月04日(水)

苦労話

昨夜、少々遅くお相手の家に行くと、電話で誰かと話している模様。
どうやら、仕事の相談を看護士の友人にしているらしい。
10年以上のベテラン看護士の方曰く。

「ご老人というのは、人生の先輩なんだから」

とのこと。
若い人間にとって、全てのご老人は人生の先輩であるのだ。
だから、敬うべきじゃぁないかと。

昔はそうだった気がするが、今時、そう言える人って少ないと思う。
私の親は厳しかったので、気付いた時には、自然と親や年上の人間は敬うという感覚を持っていた。
まぁ、目の前で子供の頃から、事業の話などされていたら。
どんだけの苦労がそこにあるか、嫌でも分かるし。そのおかげで自分が育ってるっていう認識もできるってもんだ。
それに、我家の両親は親としての威厳っつーか、威圧感があったし。

商売をしている親に育てられた子供は、金銭感覚が自然と身につくという話を聞いた事がある。
そこから、やっぱり商才のある大人に育つらしい。
日常的に家でお金の出入りの話を聞いているからだそうだ。

世の父親には、飲み屋でそういう話をして、家では一切しない人も居るらしい。
かつて、父上の友人だった飲み屋のママさんは、きっと繊細な人だったのだろう。
色んな人の苦労や悩みや秘密を知って、それを抱えてるのは大変なのよと。
父上にだけ、こっそり言っていたという話を聞いた事がある。
小さい頃、私はよく父上に連れられて一緒に飲み屋に行っていた。
まぁ、多分。私のダシにつかって飲みに行ってたのだろうと思うが。
そのかすかな小さな私の記憶の中に残ってるのは、やっぱり。
浪花節を語り始める、丸まったオヤジさん達の哀愁が漂う背中だ。

「俺が若い頃は金が無くてな。」

なんて話は、50代60代のオジさんから私もよく聞かされた。
時代が違うから、あまり想像がつかないし、ピンと来ないのだが。
見ず知らずの客である私に話すぐらいなのだから、その飲み屋ではいつもママさん相手にそんな話をする人なのだろう。
毎回、毎日。
そんな話ばかりを「うんうん。大変だったわね」と聞かねばならぬとなると。
水商売って大変だよな。
私だったら身が持たんと思う。

そんな水商売をかつてしていた知人の話で。
その店は、大企業のお偉いさんが通う店だったそうだ。
やっぱり、お偉いさんになるまでには、多大な苦労があり。
そんな話を聞くと、やっぱりそれなりの偉大な人はそれなりの苦労をしてきたと、改めて勉強になる。

某大企業の上の上の地位の方だという、私なんぞは普通に出会う事が無いような方は、若い頃には大変な苦労を為さったそうで。
「とにかくがむしゃらに。無我夢中で突っ走ってきたんだ。」
その結果が、今の地位だと言うのだから、素晴らしい。
その苦労は、私などには想像もつかないものだったのだろう。
高級住宅街に大きな一軒家を建て。高層ビルの最上階に個室を持ち。まさに雲の上の人に為られた。
そうやって突っ走って来た結果。今になって、やっと気付いた事があるという。
まさに人生は勉強だ。


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人生、何が起きるか分からないものだ。


2003年06月03日(火)

出前じゃないんだから

我愛車の1年点検をした。
した後から、ブレーキが心なしかキー言うのは気のせいか?

そう。先日、1年点検をした。
もう買い換えて一年になるっていうのに、前の車のディーラーから、今だに点検のハガキが来るっていうのはどういう事だろうか?
売ったっていうのは、分からないものなの?
大体、そのディーラーの対応が嫌だったので、まぁ巷ではサービスが良いと定評の今のメーカーに買い換えたのだけれど。

1年点検の約束は3週間ほど前に、担当の営業マン君が電話くれた時にしてあった。
仕事があるので、親の会社まで車を取りに来て下さいと営業マンに御願いした。
私の親は会社名義でそこの車を長年愛用している。社用車もそこだ。
だから、最初に試乗する時も、「娘が買おうと思ってるみたいなの」と母上の一言で、営業マン君はわざわざ会社に車を持って来てくれた。
私の車は大したランクじゃないのに、もの凄い親切な対応だ。
考えてみれば、随分横柄なことを頼んだとは思うが。
だって、点検は1時間半〜2時間かかるっていうんだから、そんな時間、あんな辺鄙な場所で待ちぼうけは嫌なのさ。

その当日の10時半ごろ。約束の30分前に電話が鳴った。
「本日、1年点検の予約されてますか?」
いつもの営業マン君じゃなかった。
おかしいなぁ・・・と思いつつ、
「11時に会社の方にって約束ですが?」と答えると、
「住所を教えて下さい」と言う。

んあ?なんで知らないの?
不審に思いつつも取りに来る人間が違うんだ?と解釈して住所を教えた。
「どの辺ですかね?」更に聞かれた。
物凄く分かり易い場所なので、それも説明。

さて。11時。
来ません。
10分待ったところで、母上が電話をした。
すると、相手がこう言ったそうだ。

「先ほど11時に電話したら、お留守だったんで・・・」

ああ?なんだと?10時半の確認の電話は何だったんだ?
大体、待ち合わせは家じゃなくて会社だっつってんだろーに。11時に居るわきゃない。
電話をかけたのが私なら、もう少し強い口調で言うのだが。
母上は言わば他人事なので穏やかだ。
ともかく、私は多めに見ても2時間で終る点検だというので昼休みを利用して御願いしてあり、1時半ぐらいには自宅に戻って居たい。
だから、会社の従業員にキーを預けるから、勝手に持ってってくれって事にした。

そして母上の車で、その待ち時間の間に、母の日も誕生日もバックレたお詫びに御飯をご馳走するた為に出かけた。
車中にて、「な〜んで営業マン君じゃないんだ?変だよねぇ?」という話になり。
運転中はやめれっ!という私の忠告も聞かずに、母上は営業マン君に電話をした。
普通は、即、電話に出る営業マン君が出ない。
あの営業マン君に限っておかしい。きっと何かあったんだ。
そう言って電話を切って1分後。かかってきた。
営業マン君は、入院しちまってるらしい。わざわざ公衆電話からかけてきた。
偉すぎる。
じゃぁ、連絡が上手くいってないのは仕方ないねっつーことで、怒るのをやめた。

食事が終って、既に時刻は1時少し前。
何時に点検が終るか確認し、取りに行った方が早ければ、母上に送ってもらうことにした。

「何時頃、終りますか?」母上が尋ねると
「17時ごろになります」とのお答え。

はぁぁぃ?
速攻、電話を変ってもらった。なぜにそんな時間に?と尋ねると
「車をお持ちするとなると、その時間になってしまうんです」
と申される。
まぁね。営業マン君がお休みだから、人手が足りないのね。仕方無いわね。
そこで、一応、確認として

「点検は、もう、やってる最中なんですか?」と一応聞くと
「ええ。今、やってる最中です」とのお答えだ。

じゃぁ、申し訳ないけど、その時間になるのなら自宅まで車は持って来てくださいと頼んだ。
っつーことで、おかん。仕方ないから家まで送ってよ。
ついでに、多分仕事大丈夫だから買物も付き合うよ。
ということで、母上と買物をして自宅に向おうとした時。
私は凄いことに気付いた。

大体、元々車の点検が終るまでの間を、母上と過ごす予定だった。
帰りは、また、自分の車で帰宅する予定だった。
という事は。いつもの習慣で、家の鍵が車の中に置きっぱなしっ!

結局、ディーラーに行かねばならぬことになった。。。

ディーラーに着くと、すぐに窓口に行って
「車の点検を御願いしてるんですけど、必要なものがあるんで」
と言った。
出てきた見たことの無い営業マンが、工場の方へ歩いて行く。
その後ろをチンタラ歩いてふと横の駐車場を見ると。

あるじゃないの?私の車が止まってるじゃないの?
まぁ、鍵もついてるし、開いてるじゃないの?
なんでここにあるのかしらぁ?もう、終ったのかしらぁ?
持ってかえっていいかしらぁ?

とか思いつつ、目的の鍵を手に持ち、遠くでまだ私の車を探してる営業マンに手を上げて「ありましたぁ」と教えてあげた。
近くに着たので、ついでに尋ねた。

「まだ、点検してないんですかね?」
ええ。まだなんです。

お?さてはその声。
さっき電話で「やってます」って言った本人だろう?

なんともマヌケだ。
別に悪気があって抜き打ちに来た訳で無いが、バレちまったじゃん。
そば屋の出前じゃねーんだからさーっ バッカだねー。

その営業マンさん。きっとバツが悪かったのでしょうね。
それとも、母上の車がそこそこのランクでやっぱりお客様だと分かったから?
深々と頭を下げて見送って下さった。

そして、戻ってきた車はと言えば。
微妙な角度で保たれていた椅子の位置が、思いっきり変っており。
ルームミラーに下がっていたアメディオ君が落ちており。
ルームミラーも、多分、サイドミラーも角度が変っており。
空調は勝手にいじられ、エアコンガンガンかけてきたらしく。

まぁね。横柄にも車を取りに来いだの持って来いだの言った私が悪かったよ。
でもさー。サービス良いって聞いてただけにさー。
そば屋の出前状態されたらさ。なんか信用できなくなるわな。

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2003年06月02日(月)

真夜中に思い出し笑い

唐突だけど。
友達っていうのは、なかなか凄いもので。

最近、転職活動を開始した子からメールが来た。
「そっちの仕事はどうよ?」
って聞かれたので
「毎月が、開けてビックリ玉手箱」
と返信。
すると、その10時間後に来た返信に

「余計なお世話かもしれんが。人に金貸すなよっ!ビシっ」

と書かれてしまった。
よく、私の性格を御存知で。いや、今は貸してない。貸せないし。
でも、5ヶ月ほど前に数年会ってない相手に貸した。
勿論返って来てはいない。おほほほほほ。
これは、言わないでおこう。

さて。
昨日の夜中、ウトウトしかけた所で、突然頭に蘇った記憶。
あれは、何年前になるんだろう?10年経つかもしれないぐらい昔の話。

当時、勤めていた会社のその部署は。
それこそ、多分。いや、殆どの日本人が必ず使用かつ誰もが知っている大企業の機密事項なんぞを扱っている部署で。
そこから、天下りなのかどーかは知らんが、部長様としてお偉い方がいらしてた。
普段、「チミねぇ〜」なんて私達を扱っている同じ部長職の人が頭を下げるのだから、きっと偉いのだ。ケタが違う偉さなのだろう。

そんな大部長様のお宅へ、お正月に招かれた。
葉山の閑静な高級住宅街。森に囲まれた閑静な住宅街。だけど生活には不便な坂の上にある住宅街。
そこへ、部長(この部長も別大手企業の天下り)と課長(生粋の社員)と同僚のKちゃんと私でお邪魔した。
あまりにも綺麗に片付けられ、きっと高いのだろうと思われる品の良い壺なんぞがあって。
私達は、どういう立ち居振舞いをして良いのやらという具合だった。

通された部屋は、木々に囲まれている故、木漏れ日ってヤツがかすかに入る部屋。
大部長様は、上機嫌で仰った。

「ここは、日辺りが良くてね。冬でも温かいでしょ。暖房要らないんですよ。」

いえいえ。大部長様。
はっきり言って、ものすごーーーーーくっ寒いです。
もー、手足が悴んで、お箸が上手くつかめないほどです。

とは、言えず。
きっと皆も同じ気持ちだったのだろう。
あまりにもそれを分かるほどの愛想笑いを浮かべ、「そうですねぇ。温かいです」と大嘘をみんなでついていた。

これは、私の勝手な穿った感想なのだが。
お金持風な家であればあるほど。正直出される料理が質素・・・いや、健康的だと言っておこう。
大体、緊張感を解き放つ場も無い中で、物など食べれない。
元々私は正月のおせち料理の中に、好きで食べるものが少ないせいもあり、やはり箸が進まなかった。

と、あまりにも皆も食べないからだろうか?
大部長様が誇らしげに語り出した。

「我家は、妻が自然食に拘っててね。野菜は全部無農薬なんだよ」

そう言われて、口々に

「ああ、やっぱり味が違いますね。色もいいですよね。」

などと、取って付けた事を言い出し、仕方なく野菜類に箸をつけ始めた。
そんな中、生粋の社員である課長(男)はと言えば。一人マイ・ペース。
彼だけは、最初からモクモクと何かをチョコチョコ食べていた。
この課長は、本当にノンビリしていて、女性ばっかりの部署において、どんなに忙しくて周りがピリピリしていても、一人ほのぼのしている人だった。

その課長がおもむろにその時、プチトマトに手を出した。
お皿にコロンコロンと入っているプチトマト達を、正直言って、私達はどうやって食べて良いのか分からずにいた。
箸で取るべきだろうか?でも、上手く取れなかったらいけないし。
そんな不安を余所に、彼は手で一つ摘むと、そのまま口へ。
勿論、ヘタは取ってない。そして、それは「プチ」と言うには少し大きすぎた。

課長が「プチ」を一口で口に無理に入れてしまった・・・と思った次の瞬間。

ピュッっと出た。

そうだ。確かに、パンパンで美味しそうな「プチ」にしては大きなトマトだった。
それを、口に入りきらぬ状態で噛んだらどうなる?
そんな事は、誰だって想像できるだろうに、なぜに課長は想像しなかったんだろう?

出た瞬間に、それこそ、私は今口に入れたばかりのキュウリの漬物を噴出しそうになった。
それは、隣のKちゃんも同じ事。
しかし、噴出すわけにも行かない。笑うわけにもいかなかった。
出した当人の課長は、笑っていた。
「あっ」と言って、笑いながら飛んだ先を拭こうとお絞りを手にしていた。

飛んでった先。
それは、大部長様の頬。
さっきまでは、頬骨が出っ張るほどに笑顔だったハズの今は真顔な大部長様の頬。

いや〜。苦しかった。
本当に、あんなに苦しかった事は後にも先にも無いぐらいに苦しかった。

物凄い失態をしたハズの課長のひょうひょうさと。
部長の慌てた表情と。
大部長様の引きつった顔と。

全ては、一瞬の出来事なのに、思い出すと全てがスローモーションで。
そんな事を昨夜、急に思い出して暗い布団の中で、一人声をたてて笑っちまったって訳だ。

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