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2003年03月30日(日)

逆ギレ

シャワー浴びたら目が冴えちっただ。
疲れをかなり貯蓄しているらしく、10時には眠かったのに。
けど、やっと明日で終わりになるでしょう。
っつーか終わりにしよう。そうしよう。

こうなってくると、人恋しいのか、それとも心が狭いのか分かりませぬが。
だんだん、色んなものにツッコミ出す自分が居まして。
ラジオで、「分かれた元彼が・・・」って言ってましてね。
別れたから「元」なんだろーが。と一人で声を出して抗議してました。

お客さんからメールが来まして。
「午後早めに仕上げてください」
って書かれてあるのを見て、
「むり。」
と一言PCの前で言ってやりました。
いや、やりましたけど。っつーか、やりますけど。ちゃんと。早起きしますから。

そして、本日、宅急便屋さんが来まして。
分かり易く車の音と共にピンポンだったので、出てあげました。
ま、なんだか2-3日前から夜になると誰かがピンポン来てたんですが。
今日は昼間だったんで、出てあげました。

ドアを開けるとそこには、眼鏡をかけたオジちゃんが居まして。
「○○さん?」と、驚いた風な顔で聞きました。
おいおい、おっちゃん。あんた、誰の家に来たつもり?とは聞きませんでしたが。
もう、既にこの時点でちっとピキ気味。

「はい」
と表情一つ動かさずに答えると、おっちゃん今度は
「二日ほど前に、不在伝票はさんでおいたんですが・・・」
と言いました。

実は、ドアを開けた瞬間に、その不在伝票とやらが下に落ちましてね。
おっちゃんの視線はそこに無意識に注がれており。
これまた、私は無表情のまま
「あぁ・・・・」
とだけ答えました。

あまりの無愛想さに、気が弱かったんでしょうおっちゃんは、
「今、荷物持ってきますからっ!」
と走って車に戻りましたが。要領が悪いらしく、なかなか戻ってきません。

心の中でその数分間(多分、2分はかかってる)の間、呟きましたよ。

「試しにピンポン鳴らすんじゃねーぞ。荷物持ってから鳴らせっつーの。」

そして、荷物を手渡して帰るときのおっちゃんの表情を見てドアを閉めてから

「二日、家から出てなくて、何が悪いっ」

と怒ってました。
気分的には、「変な目で見てんじゃねーぞ」ってなもんでした。

これは、あきらかに逆ギレという代物でしょうと、今になって思う訳です。

そう言えば、ウルルン聞こうとしてたら(テレビは観るんじゃなくてBGM)画面が消えましたな。
その時私は、意識も朦朧としつつも仕事をしてたクセに、急に元気になりまして。
「お?これは、放送事故ってやつなのか?今ごろ、局内大騒ぎだろーなー。ミスしたヤツだだじゃおかねーだろーなー。」
と騒いでおりました。
多分、渡鬼と松嶋奈々子のドラマの影響でしょう。
そして、椅子から立ち上がるのもダルい状態のクセに、画面が切り替わるとその文字を観るべく、我ながら軽快な動きでテレビの前まで行きましたね。

他人の不幸は蜜の味って、こういう事を言うんでしょうかねって今になって思う訳です。

なんにせよ。
こんな性質の悪い状態は今日でお終いになるよう、明日(今日)はお断りに行ってきます。



2003年03月28日(金)

諦めが肝心

何やら、夕方か夜からか忘れたが、強風暴雨だった模様。
食料を切らし、月曜以来久々に外に出ようと思った時には出れない状態だった。

で、思わず我姉妹1号に電話をして、
「腹が減ったのだが、この雨は何時まで降るつもりだ?」
と聞こうと思ったのだが止めた。
勇気を振り絞って玄関を開けてみたら、雨など降ってはいなかったからだ。
要は、二階で聞いていたザザザザザザという音は、どうやら木々の音であるということだ。
これ、不思議なのよね。一階に行くと、殆ど聞こえないんだな。

買物に行く前に、シャワーを浴びる事にした。
外に出るには、あまりにもな状態の自分を自覚している事は良い事だ。
シャンプーを切らし、コンビニで買ってきたものと詰め替えた。
「安らぐ香り」とコピーが入っているとおり、私は詰め替えながら安らいだ。
安らぎ過ぎて、そのまま二階に上がる所だった。目的はシャワーなのだ。

シャンプーをして安らぎすぎた私は、あんなに飢餓状態であったにも関わらず、一度座った椅子から立ち上がれなくなった。
とりあえず、立ち上がれないので仕事をしてみたが捗らず。
無駄に一時間半経過させて、やっと我に返って24時間スーパーに出かけた。

今、私は、いわるゆナチュラルハイを越えた状態だと言える。
イライラする時期を乗り越え、仏のように穏やかな私がここに居る。
人間、限界を超えると、こうなるものなのかもしれない。

今抱えている仕事の他に、元々のお客様からチマチマと毎日少しずつ「修正」が入る。
「修正」は、私が理由の修正では無く、お客様の都合の修正だ。
私の仕事が翻訳絡み故、こういう自体が起こるのは承知してはいるが。

大体、翻訳なんてものは、やる人によって表現が変る。
同じ内容を話しても、人によって言い回しが違うのと同じで、そのケースは数知れず。
担当が何人いるかは知らないが、一辺に回して欲しいものだ。
一人が見たら修正。また、一人が見たら修正。
これを、ずっと繰り返されるから堪らない。

昨日、5回目にして「最終校です」とメールが来て納品したものが、今日、電話で「修正御願いします」と言われた。
そして、今、別の客先でやはり「最終校です」と言われ今日納品した品の返事が届き。
「社内での確認が終りましたので、次に海外にて校正をします」
と書いてあった。
それを転送してきた我社長のコメントは

「あははははははは」

だった。
そりゃ、笑うしかないのだろう。

昨日、その修正に対して、PCの前でブチ切れ、「またかよっ」と怒鳴っていた私。
今日、電話で言われた後には「永遠に終らんね」と呟いていた私。
そして今。
何時来るかも分からぬ、また続くであろう修正に対して、穏やかに微笑む私。
まさに、三段活用だ。

今日、私は学習した事がある。

1. 仕事が忙しい時に、安らぐ香りを嗅いではいけない。

2. 24時間スーパーに行っても、料理をしないつもりならコンビニの方が食料はある。

3. 人間、諦めと時には妥協が肝心だ。

よって、もう、明日納品するのは諦めた。



2003年03月27日(木)

不審者

何やら、外が騒がしい。
どうやらドリルを使っている模様。
とうとう、隣の部屋をリフォームするのか?
引越ししてくる人でもいるのか?
とワクワクしつつ騒音を我慢して仕事をしていたら。
騒音の出所は、私の玄関であった。

誰がやってるのか、大家さんなのかは定かではないが。
どうやら雨どいっていうの?を修復作業しているらしい。
数日前に、隣だけ綺麗になってるのを見ていたのだが、やっと私の家も直してくれる事になったようだ。

して、彼(男だと勝手に判断)はラジオをBGMに作業をしているらしく。
数日前から私もラジオを聞きながら仕事を開始したのだ。
しかし、彼のかけているラジオは局が違う。
よって、同じ局なら音声多重状態に感じるものを、単なる騒音になっている。

玄関に人が居るという事で、私は自然と物音を立てないように一階に降りる事になったらしい。
いや、気付いたら、抜き足差し足忍び足をしている自分が居たのだ。

ここは、レッキとした我家だ。
家賃を滞納した事も無いし、苦情をいう事も言われる事も無く、優良な賃貸住人だ。
しかしながら、何故か私は外に人が居ると、「居留守」を使う習性があるらしい。

大体。
昼間からそれなりの年齢の女が一人。
家に居る事自体が世間一般から見たらおかしい。
通常、平日昼間は働いているものだ。
家で仕事をしていると理解がある人が居ても、居るのなら窓ぐらい開けるとか、生活臭がするものだ。
しかし、私は道路側の窓を開けない。
外に洗濯物を干す事も殆ど無い。洗濯はお相手の家でやる事が多いし。
あきらかに、家に居る人間の様子じゃない。
多分、そんな常識が私の頭の片隅にあるのだろう。
よって、私は自分の気配を消すのである。

大体、人と正反対をしすぎなのだ。
昼間、家で仕事をし、夜、出かける。
先週までなんか、夜中の3時前後に出かけるという不審な行動をとりつづけていた。
真夜中の静まり返った住宅街には、鍵をかける音だけでも響いて聞こえるものだ。
しかも、家のドアは何故か午前3時になると、開閉が困難になる事に気付いた。
それより前の時間であれば、スムーズとはいえないが、ごく普通の力で開閉可能だ。
しかし、午前3時頃に出ようとすると、これが力を入れないと開かない。
よって、音がギギっとする。そして、また閉める時に力を入れるのでバタンと音がする。
この現象は、この家全体のものだ。部屋のドアもそうなのだ。

真夜中過ぎると、天井がバキっと大音量で鳴る事もしばしば。
果たして、この家の午前3時に何があるのか・・・・・・・・

なんつって。
多分、木造住宅であり、周りが山であるために、湿気の関係でそうなるのだろう。

ところで。
このような習慣を持つ私は、勿論、ピンポンに反応しない。
その際にも、気配を消す事が習慣付けられている。
セールスが面倒だし、女の一人暮らしと出れば知られてしまうからだ。

しかし、思う。
もしや、私のやっている事は、返って危ないのではないだろうか?と。

この物騒な世の中。
泥棒なら被害は物だが、出会ってしまえば、人間に危害が加えられる可能性も大だ。
我家の鍵は、流行の鍵だ。要は、お入り下さい鍵だ。
分かり易く言えば、ピッキング対策を施されていない鍵だ。(最初からそう書け)
しかも、築16年。交換された事が無いという鍵だ。
これじゃ、ベテランじゃなくとも開けて入ってこれそうなもんだ。
大概は、あきらかに留守か、ピンポンに反応しない家に入ってくるものだと聞くし。

端から見たら、私は不審者っぽい行動をしている女だろう。
隣の人には、不審人物と思われているフシもある。
だけど、本物の不審者は、やっぱり怖いのだ。



2003年03月26日(水)

ライバル

はぅぅぅぅぅ
この所、気付くと毎度午前3時過ぎだな。
ま、ともかく仕事がテンテコマイなのだ。
いや、多分。あきらめが悪くて余計なことをしすぎなのだろう。
分かっているが、手は抜けない。うん。

こんな状態がもう3週間だ。
でも、母上は相変わらず相手にしてもらいたそうに電話をしてくる。
ま、けど、普通の人から聞いたら、いっくら忙しいと言ったって睡眠時間平均3-4時間で、休憩時間もなく。
御飯すら、PCの前で片手ですませているとまでは想像できないのかもしれん。

その母上が少し前にこんな事を言い出した。
「Fちゃんって、お前と同じ歳だっけ?」

Fちゃんとは、親戚の子だ。私の一つ下で海外に移住して2年前だったかに結婚をした。
Fちゃんの母親は私の父上の妹で。
以前に、私が結婚はともかく子供は欲しいかもなぁと言った時に、自分の子供であるFちゃんが、子供嫌いなのだと困っていた事があった。

そのFちゃんがオメデタだということだ。
私は、それを聞いたのは確か二度目だったので、「ああ、知ってる」と答えた。
子供の頃以来、Fちゃんに会っても居ない程度の親戚なので、特別な感情が沸かないのだ。
すると、母上は何を考えてるのかこう言った。

「あんたも、頑張って子供産まないとね。」

言われて私は困り、「いや、別に。」とだけ答えたのだが。
どうも、母上がFちゃんに(父上の妹に)ライバル心を持ったらしい事に、私は驚いてしまった。

よく、ご近所の同学年の子供がいる母親同士やら、兄弟同士やら。
子供を材料に競う人が居るって言う話は聞いたりもする。
しかしだ。我家の両親は揃って「余所は余所」と言っていたのだし、少なくとも子供の頃に他の誰かと比べられた事は無かった。
だのに、どうしたというんだ?母上よ?
そりゃ、世間様から見たら、私はいい歳こいて独り身だ。
若くして結婚してたら、中学生の子供が居たっておかしくない年齢だ。
だけど、母上はそう言う事に関して、肩身の狭さを感じるタイプだとは思わない。
いや、もしかして。
さすがの母上も、そう考えざるを得ない年齢に私がなってしまったのかもしれんが。

確かに。
考えてみたら、独身の友達と一緒に居る時はいいのだが、数人集まり、皆が子供が居たりすると、自分が場違いな気がするのは事実だ。
だけど、だからって、「自分も」とは、私は思わない。
私は私で私なりの生き方を通してる今の暮らしに満足だし。
子供はとても好きだけど、これから先を考えると、子供を育てる事は考えてしまう。

ここで、ふと思い出したのが、例のHの言葉だ。
彼女が子供が出来た時に、ふと唐突に私に

「あるひみたいに子供が好きな人が出来なくて、私みたいに嫌いな人が恵まれるなんてねぇ」

と言ったのだ。
この時は、普通に「それはタイミングもあるし、関係ないでしょ」と流したが、後から「?」という気分になったものだ。

と同時に、Tのことも思い出した。
Hが子供が出来たと言った時に、「私も一緒に産む」と言って本当に作ってしまったのがTだ。
結局、Hの子供は安定せず、Tだけが産むことになったのだが。

かつて、私とHをライバル関係だと言った別の友人がいた。
少なくとも私にそんな気持ちはサラサラ無く。
何かを羨むことも、競おうと思う気持ちも一切無かったと断言できる。
だけど、もしかしたらHはライバル心がバリバリかもしれんと、時々感じる事はあった。
そのHと縁を切り、時々忘れた頃に代わりにTが電話をしてくるようになった。

その度に、お相手の状況を聞かれる。
そして、「結婚しないの?」とまで聞かれる。

私は、細かい事は答えたくないので、結婚する意味が無いからと答える事にしている。
しかし、毎回聞かれるのは、嫌なものだ。

Tは、精神の薬を長い事飲んでいるというのもあり、その日によって忘れっぽい事もあるだろうと流してはいるのだが。
だけど、どうしても何かが微妙にひっかかる。
なんだか、探りを入れられている気がするのは、元々が、私はHとTの組み合わせが苦手だったからか?
一人ずつならいいのだけれど、二人になると意地が悪くて嫌だった。
だから、Tが聞いてくる事に、Hが絡んでる気がしてしまうのかもしれない。

前にも書いたが、Tはお相手の事は知らなかった。
全てはHが言った悪口のみが、彼女の中のお相手像になっている。
見ず知らずの相手を、悪く思えること自体、私には考えられ無い事なのだが、どうもTもお相手を快く思っていない風な言い回しだ。
自分から聞いといて、不快な声が返ってくるのは、正直心外なものだ。
その上、毎度のように子供と旦那の自慢じゃないとは思うが、惚気に近い話をしてくる。

私は猜疑心という感情が、一番嫌いなのだ。
事実かどうかも分からず、一人で疑う事は、かなりゆがんでいるし、何より自分が一番つまらん事になる。
しかし、どうにも。

「あるひもね、いつまでもあんな事しててさぁ〜。考えたらいいのにさぁ」

そんな声が聞こえてくる気がしてならないのだ。

そして、親戚のFちゃんの母親である叔母ちゃんも。

「あるひは子供好きなのにねぇ・・・・・・・」

と言ってそうな気がしてならないのだ。

っつーか、どっちも言われるだろうなと想像出来るだけの材料があるから、そう思うのだろうが。

どうも、最近、年齢のせいなんだろうが。
多少の比較をされて、可愛そうがられている時があるような気がしてならんのだ。
これは、とても不愉快で、思わず「お構いなく」と言いたくなるのだが。

結局。
自信の無い人間は、他人と比べて下を見つけては、それを哀れむものなのさ。

そんな人とは、私はライバルになんてなれやしない。



2003年03月25日(火)

得した気分

日曜から、完璧なヒッキー化状態に突入。
例の大ムカデ様の行方は知れぬままに、我家で眠る事を決心した。
そうすれば、一時間は仕事に費やせる時間が増えるってもんだ。

さて。
少しでも出先でのオフィス作業を短縮すべく、我家にもとうとうスキャナがやってきた。
大体、今まで要らなかったと言うのも不思議な話なのだが。
そう言えば、フリーになってしばし。
私はFAXを持ってなくて平気だった。確か一年ぐらい平気で過ごしてた。
あれも、今から考えたら不思議だ。
そう言えば、引っ越してきて数年間。ビデオも無かった。
今ではガンガン撮り捲るのに、どうして無くて平気だったのか不思議だ。

で、そのスキャナ。
ご近所の某有名チェーン店に行って5分で決めた。
当初、一番安いので解像度も一番低くてもいいやと思っていたのだが、同じような値段でちと良いものがあった。
思わず、側に居た店員のおじちゃんに、
「これ、安いですけど、この値段でいいんですよね?」
と確認してしまった。

その日。
私は、二時間しか眠ってない状態で買物に行っていた。
よって、ボーーーーーっとさは凄まじいもので。
こういう時の私の無表情さ加減というのは、我ながらあきれる程だと思う。
その状態で、おじちゃんにスキャナをレジまで運んでもらうと、おじちゃんは言った。

「更に、値引きされますので、もっとお安くなります」

と。確か、更にの中身は二千円だったと思う。二千円は大きい。
しかし、朦朧としている私は顔の筋肉を一つも動かさぬまま器用に、
「ああ、それは良かったです。」
と多分、返事をしただけだったと思う。
そして、客よりも多い定員が揃って
「ありがとうございましたっ」
とコダマさせる店内を、辛うじて小さく頭を下げつつ去ったのである。

自宅に戻って眠る予定だったにも関わらず。
PC周りを片付け始め。なんせ、プリンターをどかさないとスキャナが置けないのだ。
そして、朦朧としたまま説明書を一応開き、だけど読みもせずにセッティングした。
それから、更に。
これまた眠れば良いのに仕事を初め、結局私は深夜2時ぐらいまで起きていた。

私が、スキャナが安くなったという事実に気付いたのは、なんと購入してから一日半が経過した電車の中だった。
っつーか、気付いたというより知っていたのだけど、実感できていなかったらしい。
そう言えば、あのスキャナ。思ったより得したんだな。
思わず、電車の中でほくほくした表情を人に見られそうになった。

いや、厳密に言えば、最初からその値段で売っていたのであろう。
決して私が値切った訳でも、おじちゃんが値引いた訳でも無いのに。
あまりの自分の反応の遅さに、思わず得した気分を一人味わったという訳だ。

そして、今のこの仕事。
割にあわねーのなんのと文句タラタラやっているのだが。
今までいかに、このソフトを使いこなして居なかったかが分かった。
知らなかった機能が沢山だ。
ワープロソフトだと、今で馬鹿にしていて悪かった。
この仕事のおかげで、使いこなせるようになった気分だし、これから堂々と「出来ます」と言い切れるだろう。

おまけに、この仕事。
割にあわねーのなんのなもんで。
今までやってた仕事の見積が半額に値切られようが、全くもってそれでも有り難い値段に感じる。
なんせ、作業時間はこの半分以下で半額に値切られても4倍の値段なんだから。
ほんと、得した気分だ。

「損して得取れ」と言うが。

まさに、そんな感じだ。



2003年03月24日(月)

キチンとさん

ふっ、、、
やはり電車は苦手だ。
喋らないでくれ。眠りコケないでくれ。
喉がカラカラで空腹な私には、必要以上にその香りは苦しすぎるっ
な〜んて、わがままな体質を持て余しつつ、本日も電車に揺られてみました。
電車に乗ったことを特筆すべき事にするって生活は、どうかと自分でも思うけど。

日曜日。
父上の墓参りに朝早くから行くと、既に花がいっぱい状態。
それでも、せっかく桜を買ったので差し込もうと、元から入っている菊達を引っこ抜いてみると・・・
何を思ったんでしょうねぇ・・・茎を折り曲げて入れてありやした。
きっと長かったからそうしたんでしょうが。
誰でしょね。そんな不精者は?
偉い私は、せっせと一本一本、折れたところを切りましたとさ。

いつもそうだねぇ。
誰かが入れて私が直す。お決まりのパターンだな。
大体、左右対称男女平等をモットーにする私としてはだ。
まず、花束は同じ物を二束買って来てくださいと申したい。
だって、左右に入れ物があるんだからさ。
何故に、ゆり一本だけとか買うかねぇ・・・
よくあるパターンが、二種類の違う花束を左右にそのまま差しているんだな。
その度に私は、センスねーなーとかほざきつつ、全部取り出し、輪ゴムを外して左右対称になるように二つに分けなおすのさ。

それに。
一番多く来ても、月一でお水を替える人も居ないのがお墓なんだし。
その水に葉っぱが入っててみそ?
腐るの早いべな。
よって、水につかる部分の葉は取るべし。
その方が、沢山お花も入るべな。
ま、これも毎回やり直しているのが私なんだな。

お線香。
前の灰は捨ててあっても、その下に転がったお線香は掃除されていぬ。
それも、毎回私が掃除するんすけどねぇ。手が真っ黒白になりますの。

そんな、私から考えたらフツーな事を、何故にしないのか。
その犯人は、大概が母上なのだけど。
しかし、この母上。
物凄く掃除大好き。掃除機&拭き掃除。布団干し。
これ、毎日やらないと気が済まない人。
洗濯も好き。着たらすぐ洗う人。
洗い物が流しにあったら、とっとと片す人。ゴミもキッチリ出す人。
一般的に言えば綺麗好き。

それに引き換えこの私。
掃除面倒。布団干しは、普通。毎日のことに出来ない人。
洗い物やゴミは、気にならなければ先延ばしにする人。
一般的に言えばだらしな好き。

やはり血は争えず。
やはり洗濯大好きなお相手に、ある日
「そんなに洗ったら、布が切れちまう」
と言ったと母上に報告したら、
「お父さんと同じ事言ってる」
と失笑された。

小さい頃から、母上の綺麗好きに付き合わされ。
そして、だらしない部屋を毎度のように怒られ育った。
しかし、今。立場が少々逆転気味なのだ。

母上は、冷蔵庫を片付けるっつーことが出来ないらしい。
よって私は実家であろうと店であろうと、冷蔵庫をあさっては
「これ、いつのだ?食えるのか?」
と聞くのが習慣だ。
大体、店の冷蔵庫に、私物ばかり沢山入れるのは止めた方が良いと思うが。
その度に母上は
「あんたが来たら怒られると思ってた」
というのだが、一向に直す気配が無い。

物を増やすのが趣味な母上。
しかし、仕舞いきれないのかセンスの問題か。
食べ物ばかりじゃなく、服もカバンもダメにする。詰め込みすぎなんだろう。
その度に、どうしてそうかね?とこれまた私に怒られている。

かつて父上が言ってた。
「あいつは四角いところを丸く拭く」と。
確かに、その通りだと思う。

全く、価値観の違いか分からんが。
時々思う。
果たして、キチンとしてるのは、どっちの性格なのだろうか?と。



2003年03月23日(日)

何者?

やっと終った。
次が待ってるけど、取り合えず後はスキャナだけだ。
で、スキャナは明日(今日だな)買おうとか思ってて。
取り合えず、眠りにお相手の家に行こうかと思ったのだが、なんせ今4時だ。
丑三つ時って午前3時か?
っつーか。前に3時から4時が一番・・・って聞いた事があって、外には出たくない。
なんせ、寺が3つもあるからさぁ(悲)
あ・・・そう言えば。今日は父上の墓参りに行く日だ。先月サボったので行かないと。

さて。ということで、時間を潰すべく日記を書こうと思い。
そう言えば、先日。
多分なんだけど。ドロンズだっけ?の太った方を見かけたと思う。
某有名なコーヒーショップで、数時間ぶりの一服をしていた時に入ってきて目の前に座ってたのが、きっとそうだろう。
落ち着き無く、チロチロしたり、携帯をかけたりしていた。

ところで。芸能人の知り合いって結構いるものなのだろうか?
私の周りには、誰それと知り合いだっつー人間が多い気がしなくもない。
幼馴染っつーケースもあるし、飲み友達っつーケースも。親が知り合いっつーことも。
全く、私は芸能人に無縁の生活をしてきてるので、不思議なのだが。

芸能人と知り合いだという友達の素性は、ある程度知っている。
何故に知り合いなのかも、分かりやすいし、どの程度の仲なのかも。

先日、ドラマ好きなのに最終回に縁の無い私は、案の定、「恋は戦い」の最終回を見逃した。
その前後に、久しぶりに電話をかけてきたヤツがいて。
そいつが、そのドラマの出演者に似てると思い、「あれ観ると思い出すわ」と言ってみた。

すると、返って来た返事が

「あいつ、嫌い」

だった。

嫌いと言うからには、知り合いなのか。
なにやら、その彼女とその人と一緒に飲んだ事があるらしい。
「昔な」と言っていたが、どの程度昔かは聞き忘れた。

そこで、ふと思い出した。
そう言えば、こいつ。
しつこいほど、今CMで出てくる某女優(?)とも飲んだ事があるって言ってたな。
記憶が定かじゃないが、他にもなんか居た気がするぞ?

そう思い出だしたら、ふつふつと
「こいつ、一体何者なんだ?」
っつー不信感が沸いてきた。

そう言えば。
ヤツの過去を聞いた事が無かった気がする。
今のヤツは、どっちかと言えばオッサンだ。
いや、別に芸能人と飲んだ事があるなんて人は、世の中に五万といるんだろう。
しかし・・・どういう繋がりでそうなってるんだ?っつーのが、ヤツの場合見え無すぎる。
そのぐらい、そんなこととは無縁な生活を今現在は送っているからだ。

私は何故か相手の素性をよく知らないで付き合っている事が多々ある。
多分、相手は私が分かっているものとして話しているフシがあるのだが。
残念ながら、私は知らんのが実情だ。
そして、何故かその時に「ん?どういうこと?」と突っ込まないのが私だ。
今現在の状況程度しか知らない友人が結構いる。
相手の背景を知ろうとしない性格故なんだろうが。。。

とりあえず、珍しく気になったので今度は聞いてみよう。
あんた、昔は何者だったん?って。

っつーか、深夜までこうやって仕事をしている私自身が、ご近所から見たら何者?状態なのかもしれんが。



2003年03月22日(土)

MO

8時間睡眠をとったからか、全く眠くならない。
ならないが、仕事はもう投げた。
先の生活なんて知ったこっちゃない。今日の気分が大切だ。
な〜んって事を言ってみたいもんだ。

とりあえず、明日は休むことにした。
土日で果たして終るかどうか微妙だし、体調が悪化傾向なのが気になるが。

前にも書いたが、私はお客さんが良い人が多いので仕事をやってられる。
無理難題を言われても、丁寧なお礼のメール一つで、次も丁寧に対応しようと思えるのだ。

して、またもやメールを頂いた。
当初、その仕事は昨年の11月に終っているはずのものだった。
しかしながら、担当者の忙しさからか、のびのびになり。
正直言えば、この仕事がのびのびなおかげで、私は無給で働く一ヶ月を費やしたのだ。
その仕事が、やっと先日終わり、最後にデータを送って欲しいと言われた。

余所の会社はどうだか知らない。
データを渡す時って、そのメディア代を我社長の会社はとらない。
っつーか、最初から言われてないのもあって、見積に含まれていない。
要は、私の自腹だ。
CDは、安いが、MOはなかなかの良い値段を誇っているなと常日頃思う。
出来ればCD-Rで発送したいものだが、残念ながら我MACにはついてない。
機種が古いのだ。

余談だが、前に予定になかったデータを代理店に渡す事になった。
MO10数枚にもなった。
メールにも、一緒に送った書類にも
「データは返却願います」
と書いたのに、戻ってくる事は無かった。

今回の担当の人は、多分、若い女性だ。
途中途中でも、丁寧なメールをくれた良い方だ。
某大手のお客様なのに、腰が低いお方だ。
その彼女から、データが届いたとお礼のメールが届いた。
そして、私の疲れは和らいだ。


MDデータありがとうございます。


私は、曲を送ったつもりは無い。



2003年03月21日(金)

ズルい女

いやなに。
ついさっき、本当の日付である20日の分の日記をアップしたばかりで。
こうやって日記を書くっつーことは、要は仕事から逃避行してるのだ。

最近の日記がずっとグッチーなのは、明白である。
しかしながら、今の私の状況では、人に愚痴を言う暇すら惜しい。
書く事で、口に出したと同程度のすっきり感を得る為に、見苦しさ満点で愚痴は続く。

毎日、朝9時前後から夜中3時頃まで仕事を続けること早二週間。
間もなく、限界がくるだろう今日この頃。
皆様どう、お過ごしですか?
いや、挨拶じゃなくて、他の家族は何する人ぞ?と時々は考えるのだ。

こんな苛酷な労働をする娘に、母上は容赦なく電話攻撃をしてくる。
先週は、宴会の相談だった。
「自分の店のことだろうが」
と言わないのが、私の良いところだ。
母上は、自分で決めるという事が出来ない性質だ。
自分の都合は最優先で自分勝手に決めるクセに、その他のことは全て人に聞く事によって安心感を得るタイプらしい。
結局、先週は私が無理をしてもどうにもならんと、これが珍しく手伝いを断ったので、散々振り回された挙句に宴会は中止された。

これは、いつもの事なのだ。
これに耐えられる神経を持っている私を素晴らしいと自我自賛。

母上は、経営者である。
店の他に父上の跡を継ぎ、社長に就任した。
で、私も言わば自営業者っつーことになる。
何か帳簿やら申告で分からない時に、一応、母上に聞いてみる。

先日。
日記にも書いたが、納税の仕方が分からず電話してみた。
既に、某銀行姉ちゃんに腹が立っていたので、声が怖かったのは事実だろうが。
母上は言った。

「私に怒られても・・・・・・」

これを聞いて、こやつはズルい女だと私は思った。
いや、前から知っている。友達だったら苦手だと、昔から知っている。
普通なら、怒った口調で人が電話してこようが、別にそれは自分に怒っているのでは無いことぐらい、分かるものだ。
しかし、母上にはそれが分からないのか、もしくは怒った声が嫌なのかどっちかだ。

そして今しがた。
もう、既に先週からずっと今月一杯忙しいと宣告済みであるにも関わらず、昼にお誘いがあったので断った。
にも関わらず、またもや相談電話が入った。
また、店の話だ。
ナントカの会員だとかで色々話があるらしい。
どうすればいい?と聞かれて、そこまで母上はやれるのか?と尋ねると・・・

「あたし、そこまでやる気無いのよね」

とのたまう。
じゃ、最初から答えは決まっておろうが。聞くんじゃねー。
とは言わない所が、私の優しい所だ。

これで終れば、通常攻撃であったのだが。
さらに母上は電話を切らず、続けた。

母:「あんた、何時までやってんの?」

私:「毎日2時か3時までやってるさ」

母:「そんなにやって、大丈夫なの?」

私:「大丈夫じゃないさ。もう限界さ。だけどやらないと飯が食えん」

母:「毎日、御飯も食べないで一日座ってちゃ、身体に悪いよね」

ここの時点で少しだけだが、ピキピキ来はじめた。しかし、我慢だ。
もう、何年もこういう生活でこういう仕事スタイルなのだ。分かっているはずだ。
だけどきっと、母上は一応心配して言ってるのだと思いたいので思うのだ。
しかし、次の言葉は爆弾に近かった。

母:「アンタは、少し、外に頭を向けないとね」

普通なら、「はぁ?」と言うところだ。
だけど、悲しいかな。私には何故そんなことを言い出したのか分かるから、我慢した。
しかし、さすがにカチンときて、

私:「ああ。けど、これやらないと来月から借金しないと食ってけなくなるんだ」

と言ってやった。
本当は、ここまでの言葉を言いたくなどない。
しかし、現実問題。
娘は一生懸命稼いで一人で生活しているっつーことを、もう少し理解されたい。
大体、世の中の人の大半は、こんな生活なのだと知っているべきことなのだが。

母:「彼氏に食わせてもらえばいいじゃんか」

この言葉。無理を承知で言っているのだ。
母上は、本来、お相手を認めていない。だのに、こんな時ばっかそういう。

母上が、何故にこんなに嫌味な言い方をするのか、私には分かる。
それは、自分がお昼を誘っても。何か電話をしてきても。全て私の忙しさで蔑ろにされている気分を味わっているからなのだ。
要は、相手にしてもらえないから、こんな言い方をする。
拗ねているのだ。

「頭を外に向けろ」とは、要は自分の相手をしてくれって意味だ。

だからこそ、私はイライラする感情を抑えるしかない。
そこまでを理解できる私は、相当偉い。
そして、そのヒネた性格を認めている私は、相当心が広い。
大体、人の負の感情である「寂しい」「悲しい」「辛い」に対して、冷たく出来る人など、そうそう居ないだろう。

だから、母上はズルい女だと私は思うのだ。



2003年03月20日(木)

落選

まだまだだと言うのに、すっかり仕事への気力が失せ。
しかし、何回計算しようとも、やらねばピンチだ。
時給で働きたいという強い衝動に駆られているのは、きっとこの仕事が半端じゃないせいで。
割に合わない。この一言につき、ふと思う。
もしや、これは不公平じゃないかいね?と。

内心では、担当者にそう聞きたいのだが聞けず。
それどころか、質問を送ってもメールの返事がうんともすんとも来ない。
う〜ん・・・行く末が偲ばれる。

ふ、、、、、、
愚痴が多くなってきた。歳のせいだけじゃあるまい。
毎度のことながら、物凄い毎月恒例イライラ月間が猛威を奮っているらしく。
誰も私に近づけまいっつーぐらい、尋常じゃない。
よって、眠くて眠くて昨夜は9時前には仕事が出来なくなり。
意味も無く腹が空いては、この仕事のせいだと思い。
食えなくてもいいから、やめちまおうか?と真剣に考える自分を宥めている。

しかし、本当の所。この仕事はいずれ辞めたいと思っている。
だから、新しい職種への足がかりを探し、なんとか先日面接に行ってみた。

面接に行って、すぐ思った。
面接に来ている人種があきらかに、自分とは違いすぎる。
若くてハツラツ爽やか。なんの疲れも見えない好青年系だ。
きっと、高尚な動機をもって情熱を燃やしているのだろう。
そんな雰囲気の、一昔前の現実を知らぬ教師になりそうなタイプばかりだった。

そして、面接室に入って、すぐ思った。
こりゃ、手強いぞと。
いかにも、教育者風の女性は、眼鏡がキランと光って見えた。
いや、キランと光らして私を観察していた。
あきらかに、私は自分が小心者であると確信した。
我ながら、意味不明な事を口が勝手に喋り、相手はそんな事聞いてねーって雰囲気だった。

ん〜でもって。
帰り道。バスの本数が余にも少なすぎ、しかも目の前でバスに行かれ。
歩いてバス停4つ分の駅まで帰った。歩いてる途中に、既に落選だと確信しつつ、
「面白いことないかなー」
などと、普段なら言うハズが無いような事を口に出していた。

採用かどうかは、先週連絡が入ると聞いて帰ってきた。
しかし、案の定、連絡は無かった。
それどころか、そんなことすら忘れるほど、私は忙しい。

そして、今日。かかってきた。

「先日、面接に来ていただいたのですが、不採用とさせていただきました。」

慇懃無礼とはこの事か?(違)

生まれて初めて、不採用のお達しを電話で聞いた。
今まで、落選経験は多々あるが。全てが文書だった。
不景気になってからは、連絡すらなかった。

私は思う。
親切なんだろうが。今時忙しいのに珍しく丁寧なんだろうが。職種柄誠実なんだろうが。
わざわざ電話くれなくていいから。
耳から聞くのは、目でみるだけよりも、何も来ないのよりも、衝撃が大きい。
つい、うっかりヘラヘラ明るく電話口でお礼を言ってしまったが。

それより、履歴書は返却してくれないのだろうか?
写真って意外と高いっつーより、一番お気に入りの写真を貼ったのだ。
しかも、それは3カ月前どころか、3年以上も前の写真。
ああ、こんなんだから、落ちたのか?
財布を落として中身はいいから、財布だけでも返してくれって言うけれど。
まさに、その心境だ。

やはり、先日。
自販機でジュースが当たったのが、全ての運を持ち去ったか・・・



2003年03月19日(水)

受かって安心・落ちて安心

昨夜っつーか、今朝ですか。
2時頃、やはし仕事を終わりにして日記を書こうと思ってですな。
浮かんだ言葉がこのタイトルです。

まるで、保険のCMみたいだなーとか思って。

保険のCMと言えば。
我姉妹1号が、ある日唐突に電話で歌い出したのが

「よ〜く考えよぉ〜♪ お金は大事だよぉ〜♪」

でして。
最初、またもや妙なものに反応してやがるっと思ってたのですがね。
これが、完全に嵌り。
所構わず、ついうっかり口ずさむ私でして。
金遣いの荒いお相手は、最初、この歌の文句が気に入らなかったらしく、無視されておりました。
ところが、数日続けると、今では自らが歌うようになってまして。
お前のことだ。本当によく考えてお金は使えよ。
と内心、思っている私です。

で、何が「受かって安心・落ちて安心」なのかと言うと。
かいつまめば、受験結果っつーことです。

私は、悲しくも16歳で叔母ちゃんになりました。
今では、立派な4人の叔母ちゃんです。
当初、叔母ちゃんと呼ぶには若すぎた私は、「あるひ姉ちゃん」と呼ばれ、自らもそう名乗っていました。
が、私は、これでも良識があったらしく。
さすがに、高校生になった子供に向って、30ん歳の自分を「姉ちゃん」とは名乗れず。
よって、我姉妹1号宅へ電話する際には「あるひです」と名乗り。
しかし、2号宅へ電話する際には、今だに「あるひ姉ちゃんだけど」と名乗るのです。

こんな気遣いをしているとは、きっと一族中の誰も知る由も無いのですが。

で、今年、1号宅2号宅。揃って受験生を抱えておりました。
いや、世間で見られるような光景は無く。子供だけが頑張っておったようであります。

その結果を聞いて、叔母ちゃんは安心したのです。

受かって安心。
落ちて安心。
どちらも、普通の子で良かった。

要は。
受かった方は頭が悪すぎて普通じゃないと思ってたのですな。
ま、受かれば安心するのは普通の反応でしょう。

で、落ちた方は、頭が良すぎて普通じゃ無いと。
ま、受験校を聞いた時点で、もはや普通じゃないとは思ってましたがね。
しかし、落ちて安心されるのは、本人にしてみたら心外でしょうなぁ・・・

ともかく。
二人とも、叔母ちゃんから見たら、将来を考えて良い結果だったと思う訳ですわ。



2003年03月18日(火)

気合

昨夜は比較的早く、2時前には仕事を終らせた。(早かねーっ)
で、お相手の家に行って海苔御飯を食べつつ録画したスマスマを観て。
眠ったのが3時過ぎ。

あまりにも最近の労働が苛酷なため、少し眠る時間を増やそうと、今朝は9時に目覚ましをセットしていた。
この所、私は3-4時間睡眠を通していたので、結構贅沢な感じだ。

夢にスマップの中居君が出てきた。
何やらうるさい。バタバタ音がする。
と、思ったらどうやら中居君は消え、現実に戻っていたらしい。
薄目を明けて様子を見ると、お相手が私服を着ている。
「どこに行くんだ?」と尋ねると、今日は講習なのだと言う。
そして、私に「まだ早いから、ゆっくり寝て為さい」と言い残し、部屋を去っていった。

その言葉を信じた私が馬鹿だった。
そうかそうか。まだ早いのかと思い眠った次の瞬間。
無情にも目覚ましは鳴った。
朝の9時に「まだ早いから」と言われる私は、一体どんな生活を送ってると思われているのだろうか?

これは、年齢だけのせいじゃなく。いや、年齢は大いに関係が有るけれど。
起きるだけでも気合が必要な状態だ。
そして、今まで仕事で気合など必要なことは、滅多に無かったというのに。
この所の数週間の仕事は、「よしっやらねばっ!」と言わないとやる気になれない。

そんな毎日の全てが重労働化した疲労こんばいの私のところへ、メールが届いた。
深夜0時40分。
友人、Tやんからのメールだ。

少し前、ウィルスメールにやられて以来、勝手にプレビューをやめた。
よって、いちいち開けないと中味が分からない。
とても面倒だけど、仕方無い。
画面には

T携帯  うおお〜  2003/03/18 0:41

と出ていた。
深夜のメールのタイトルがうおお〜だ。

Tやんには、昼間、観劇のお誘いを受けたのだが、今月一杯生きる屍の為、お断りしていた。
Tやんは快く「がんばれ。世の中金じゃっ」と了承してくれた。
金じゃっというのもどうかと思うが。
その流れで、数時間後に届いたうおお〜だ。

私は想像した。既に回らない頭を抱え、
1)Tやんも、仕事が激忙しくなったとか?
2)Tやんも、ストレスマックスだとか?
3)もしや、断ったのを今更怒ってるとか?
などと中味を開封する前に、しばし考えてみた。
一体、何の雄たけびなのか?と・・・・  

中を見て、深夜1時。30ん歳。独身。毎日PCの前に15時間以上いま〜す♪
な私は、口に含んだお茶を、あやうくキーボードにかけるところだった。

タイトル:うおお〜

本文:

  明日は絶対ゴミだしたる〜!


続けると「うおお〜 明日は絶対ゴミだしたる〜!」だ。

謎は解けた。
うおお〜は、Tやんがゴミを出す為に入れた気合の雄たけびだったのだっ

Tやんは、同い年だ。
30ん歳独身。一人暮らし。
仕事してまっせ〜女は、ゴミ一つ出すにも気合が必要だという事だ。

これは、まさしく事実であり、激しく同感できる事なのだ。



2003年03月17日(月)

そりゃぁ〜分からんわ

何やら曜日感覚がトチ狂ったらしく。
今朝起きて、新聞を見て
「なんだよ。昨日の新聞じゃんよ」「スマスマ見損ねたじゃんか」
と一人悪態付いたのは私です。
今日は月曜です。新聞に罪はありません。私の勘違いでした。

寝不足が重なっているせいなのか、たまたまの巡り合わせであるのか。
ん〜だよっっつー人間に出会う事が重なっている。
例のモモちゃんも然り。電車のおっさんも然り。運転中に出会う車達も然り。
そして、今朝の銀行の姉ちゃんだ。

結果からしたら、確かに私が言っていたことは、トンチンカンであったかもしれぬ。
しかし、銀行レディ(って言わないか?)は接客業だ。
顔に出すなっ!っつーの。こっちも分かんないから聞いてるのさ。
銀行姉ちゃんも分からなかったんだろうけど、「じゃ、いいです」って客に言われたら、取り合えず返事はしてくれると思ってた。
「申し訳御座いません」と言ってくれるのが大概の姉ちゃんだと思ってた。
当り前だみたいな顔して、あくまでも私を変なヤツ扱いすんなーーーっ

そもそもの原因は確定申告だ。
例によってギリギリ郵送で送った。
ところが。今回は手抜きをして、青色にちゃんとしなかったのが運のつき。
よって、初めて納税することになった。

申告書を何回も丁寧に読み返したが、どうやら納付期限も今日らしい。
遅れると延滞税だとさんざん脅し文句が書いてある。
だから、頑張って今朝4時に寝たのに9時に銀行に行ったのさ。

申告書には「納付書」によって銀行もしくは税務署で支払う事となっていた。
納付書為るものは入っていなかった。
もしや、どっか切り離すのか?と思ってもみたが、申告書を切り離す場所など無い。
申告書には「税務署から納付通知などを出す事はありません」とキッパリ過ぎるほど冷たく書いてあった。
ということは、自主的に金額を出して支払え。っつーことだ。
申告書には「納付書の宛名欄に、管轄税務署名を書くこと」となっていた。
だから、私は、きっと銀行に行けばそういう納付書があるもんだと思って出かけたのさ。

長年、確定申告を自分でして、納税している人から見たら、私はオバカだろうが。
なんせ、初めて納付するのだ。今まで還付ばかりされてたから、初めての経験だ。

銀行姉ちゃんは、怪訝そうな顔をして
「納付書は・・・」と聞いて来た。
でも、納付書は銀行にあると思って来たのが私だ。
「問い合わせされて来たんですか?」とさらに聞かれた。
銀行に行けば分かると思って、取り合えず来たのが私だ。
銀行姉ちゃんの嫌そうな顔を見て、これはきっと私が間違っているのだと判断し、仕方なく「いいです」と言って銀行を後にしたのだが。

自宅に戻って税務署に電話をした。
とっても優しい対応の兄ちゃんで、銀行姉ちゃんに受けた嫌な感覚は帳消しになったのだが。
「確定申告をしたのですが、納税はどのように?」
と尋ねると
「納税は初めてですか?」
と聞いてくれた。
勢いよく「そうですっ」と答えると

「昨年まで還付だけだった方には、納付書を入れてないんですよ」

と言われた・・・・・・・・・

そりゃ、無いわけだ。
納付書自体が入ってない申告書類を何回読み返しても、分かる訳が無い。
私は税務署の書類を信じ込んでいる。
足りない書類があるなんて、夢にも思った事は無い。

税務署兄ちゃんは、「今日、すぐに納付書送りますから」と言ってくれた。
また、銀行に行かねばならぬ。
でも、もう、絶対に。
今朝の都市名が付く銀行には行かないことにする。



2003年03月16日(日)

人見知り

やはり、先週に引き続き土曜日になると寝太郎になるらしい。
一応、11時に目覚ましをかけ起きはしたものの。
頑張って自宅に戻って仕事をしようと思うのだが、体がいう事を聞かない。
で、ちと眠ろうと思ったら・・・・・
電話で起きたのが既に夜20時近かった。

体調はすこぶる悪い。
少々、睡眠が足りないと寝太郎をしたら、やっと首の腫れが引いた。
喉じゃないところがミソだ。
私は唾液腺に石ころが溜まるという、病歴がある。
よって、体調が悪化すると、エラの下あたりが丸く腫れ出すのだ。
これが、痛い。ちっと、首を傾けるだけで悲鳴ぐらいに痛い。
まさに、首が回らないとはこのことか。

なんせ、何か疲れてるかって、仕事量だ。
仕事量だけじゃなく、慣れぬ通勤と慣れぬオフィス作業を一日するだけで、一週間分以上の疲れを感じる。

私は、派遣で働いた経歴もあり、転職も多い方だ。
だから、慣れぬ職場は慣れている。
多少、人見知りをする傾向はあるが、必要以上に語らぬだけで仕事に支障はきたさない。

先週、まだ会話が出来るのはほんの2-3名という慣れぬオフィスに行った。
二度目の出社だ。
PCの設定っつーのは、それぞれなものだから、プリント一つするにも聞かねばならぬ。
設定されていたプリンターは、そのPCには一つ。
ただ、どのプリンターから出るのかは分からないので、それは聞いた。
しかし。待てど暮らせど出てこない。
仕方なく、一旦休憩として、30分ほど気晴らしに出かけて帰ってみた。
すると、出力かけたものの半分も出ていない。

これはどうかと思ったので、担当者に聞くが。
「なんか、設定が変ってから遅くなったのよ」
と言われ、仕方なくその会社のものなので苦情も言わずに待つ事にした。
そして、担当者は帰宅してしまった。

それにしたっておかしい。
そもそも、いちいち用紙設定する時点でおかしいと、私の長年の経験は言っているのだが、ともかく他人の会社だ。

そのうち。
あまりにも私が帰らないので、上司になる方が心配そうにやってきた。
「プリントが出ないのです」
それしか、答えようがなかった。
出さえすれば、私はもう、一時間前ぐらいには帰宅してただろうに。

上司の方は、そこまで出ないのは問題だと思ってくれたらしい。
プリント履歴を見ると、私の出している後に、別の人も出したがっている。
誰かを私は待たせているという事実が、結構なプレッシャーでもあった。
時刻は、もう、夜の9時近い。3時間もプリントだけで費やしている事になる。
確かに、頁数は数百頁と膨大なのだが・・・

すると、そこにモモちゃんが何か言って来た。
モモちゃんというのは、私が勝手に名づけているのだが。
勿論、見ず知らずのそこの会社の人間だ。
ただ、初日に一目見た瞬間に振り返るほど、高校時代の友人モモちゃんにそっくりなのだ。
へたしたら、妹かもしれんと本気で考えるほど、よく似ている。

そのモモちゃん。
どうやら、プリントを待っていた人物らしい。
「そのプリンター、時間が掛かるんですよ」
とモモちゃんが言うので、
「ああ、そうなんですか。他のプリンターにした方がいいですか?」
と尋ねてみたのだが、モモちゃんは視線を私に合わさず、返事もしてくれない。
どうやら、私に言ったのではなく、上司に言ったつもりらしい。

そしてさらに。
私の直接の担当である方の名前を出して
「彼女は、一頁ずつプリントしてましたよ。データが重いから」
と仰った。

・・・・・・
本当は、ここで私は言いたい事があった。
データが重いと言ってもだ。
確かに数百頁は重いかもしれないが、中味は殆どがテキストだ。
私の経験上、そんなもんを処理できないプリンターっつーのはどうだろう?

しかし、モモちゃんは、まるで私が一気に流すのが悪いと言わんばかりだ。
仕方なく、愛想笑いを浮かべて、決して私に話し掛けているのではないモモちゃんに向って言ってみた。
「じゃぁ、今流してるやつ、キャンセルした方がいいですかね?」

正直、流してからかなりの時間が経過している。
かなりの時間を要しながらも、プリントが出ているのは確かなので、私としては今更キャンセルしたくは無かった。
しかし、モモちゃんは、珍しく
「そうですね」の変りに私の目を見て頷いた。

内心、チクショーとは思ったが、キャンセルをした。
そして、バカみたいに、まさか1頁ずつとはしたくないのでそれでも10頁ずつ流す事にした。
300頁以上を、10頁ずつプリンターに流す作業・・・・・アホ臭くて涙が出そうだった。

そのうち、上司の方が男性を連れてきてくれた。
彼女が、プリントが出来なくて困ってるんですよと言って。
その男性に「用紙も設定しないとダメで」というと、「そんなことは有り得ない」と仰った。
しかし、私は担当者にそう指示されて、それでやっとB5サイズが出たんだから仕方無い。

その男性は、他のプリンターを設定してくれた。
したら、何の事は無い。
数百頁ごとのファイルを一気に用紙の設定も無しに流したのに、
スイスイスイスイスイーーーーーーーだっ

私は、満面の笑みで感謝の言葉を何度も言った。
内心では、「ほら、おかしいのは私じゃないじゃんっ」と、見えない位置にいるモモちゃんに向って言いながら。

私は、人のことを出来る範囲で良い方向に解釈するようにしている。
嫌いになると、見たくなくなるっつー極端な性格だからだ。
だから、モモちゃんは、極度の人見知りなんだと解釈した。
見ず知らずのいきなり来た私に、決して敵意がある訳じゃないと。
部外者だから、勝手に何やってんだとか思ってなどいないと。
決して、差別されている訳じゃぁ〜ないんだと。
決して、自分のプリントが出ないからイライラしてた訳でもないと。
単に、プリンターの問題点を知らなかっただけだと。

そう、自分に言い聞かせ、息も出来ないほどの満員電車で帰宅したのさ。



2003年03月11日(火)

予感的中

う〜・・・・・
すんげぇ〜くっ忙しい。
納期、間に合いそうにないが。明日は面接だ。
明日から貫徹状態で何とかし様。とほほほほ。

で、ず〜っと前に書いたことだが。
フリーになりたての頃お世話になった会社に、うっかり屋でトンチンカンな上司が居た。
精神的理由により、そこの仕事は受けなくなったのだが。
そのトンチンカンと同一人物か?と思えるほど声がそっくりなのが、今使っている印刷会社の営業マンだ。

彼は喋り方からして、キョドっている印象を与える。
そして、現に。やることもキョドっている。
名は体を表すじゃないが、喋り方は性格を表すもんだと感じさせる人間だ。

毎回、仕事を頼むごとに、何故か私は不安でならなかった。
以前の担当者があまりにも出来杉君だったせいか。
出来杉君の紹介と言えど、やはりかなりの不安な方で、今までに二回ほど印刷屋を変えようかと思った事があった。
でも、出来杉君に義理立てして、なんとか今日まで持ちこたえてきた。
問題が合った時は、その度に、営業マンが私よりずっと年上のおっさんであるからして、プライドを傷つけない程度に低姿勢で、名目上「御願い」として苦情を言ってきたのだ。

今回の仕事。
私の作業も、初めてのソフトを使用したこともあり、かなり不安な代物だった。
しかし、なんとか無事に印刷に入れると連絡があり、ひとまず安心していた。
が、修正が客先から入り、その指示をしたのだが・・・・・・
通常の人に言うよりも、懇切丁寧に説明をしたにも関わらず。
見苦しいものになってしまった。

この時点で、既に私は一つ、客先に謝る事が出来た。

納品は、ともかく先週の金曜日だった。
他の客先に出かけていたが、連絡が入らなかったので無事納品したものと思っていた。
そして、昨日も連絡が無かった。
すっかり忘れていた。無事済んだものと、思い込んでいた。

しかしだ。
今朝になってメールチェックをしたら、午前2時近くに出したらしい印刷営業マンからのメール。

重大なバカみたいな、有り得ないミスをして、昨日の夕方納品したと。

そのミスの内容が、凄い。
天地逆さまにして印刷した頁があるんだっつーから、笑える。
いや、笑えない。

大体、ミスは仕方ないよ。済んだ事だ。
けどね。
金曜から昨日の深夜まで、連絡一本寄越さないっつーのはどーゆー訳さ?
昨日の夕方に納品済んでるのに、なんで電話してこないのさ?

前から、何回も連絡が遅い事に関しては、苦情を言ってきたのに。

アンタの客じゃねーんだっつーの。
私の客だ。アンタが謝ったところで、どーにもならんつーの。
すぐに謝罪しなきゃいけなかったのに、既に何日経過しちまったのさぁ〜っ

彼はメールに「言い訳の聞かないミスです」と書いて報告してきたが。
言い訳の聞かないミスの後に、さらに取り返しが付かないミスしてるっつーの。
私の対応が遅れたことが、どんだけ客先に悪い印象与えるか考えてくれよぉ。
仕事来なくなったら、アンタのせーよぉ〜っ

慌てて電話したがお客様はいらっしゃらず。
来週まで捕まらないそうで、お詫びも出来ず。
あーーーー、もーーーーー、胃がイテーだよぉ。来週までこれ引っ張るのかよぉ。

やっぱ、女の勘と経験値は信じるべきだと実感致しました。
ヤバイと思うやつは、やっぱり何かしてくれますわ。
とほほほほ。




2003年03月10日(月)

どちら様?

ついさっき、我姉妹1号との会話で
「最近、あたしゃ物を良く無くすんだよなぁ・・・」
と言ったところ、若年アルだと言われたばかりで。

近頃、微妙に脳の衰えを感じ事が多いのは事実だ。
まず、履歴書を書こうとして漢字が分からない事に気付いた。
計算しようとして、暗算に指を使う自分に気付いた。
そして、留めがついさっきの事を思い出せないときた。

そんな事を日々、恐怖に感じて1号に言った電話を切ってから間もなく。
母上から電話が入った。
何やら、既に声が笑っている。
「忙しいのに、すみませんね」
と私の声の不機嫌さに気付きつつも、報告したいらしい。

母上曰く。

「さっきね、そこで「こんにちわ」って声掛けられたのよ。
 それがオジさんでね、誰だかさっぱり分からなかったの」

だそうで。
世間話をしつつも、どうしても思い出せない母上は、

「あの、失礼ですけど、どちら様でしたっけ?」

と尋ねたそうな。
しかし、二度三度尋ねても、なかなか相手は教えてくれない。
これは、もしや、自分では無く、父上の古い知り合いか?とでも思ったのだろう。

「うちの主人、亡くなったんですよ」

と教えてみたそうな。
すると、相手のオジさんは当然のように

「ええ。そうですね。」

とお答えなさったそうな。
はて。父上が亡くなったのを知ってるということは・・・・・
母上なりに一生懸命考えたのだろうが、どうしても分からなかったそうな。
そして、仕方なく、再度

「あの・・・どうしても思い出せないんですけど、どちら様で?」

と尋ねたそうな。

そして、電話口で母上の口調は、さらに笑いを帯びてきて・・・

「聞いたら、何の事はないのよっ!


  お父さんのお坊さんだったのっ



・・・・・・・・・

そりゃ、そうだ。
お父さんのお寺さんの住職さんならば、父上が亡くなったのを知ってて当然だ。

なんせ、お経上げ、戒名つけ、墓地に入れた本人だものっ!

母上は、必死に言い訳をしていた。

「だってね。変な帽子かぶって、ヒモタイして、別人だったんだもの。」

それにしても、大事な父上のお坊さんじゃないすかね?

「だって息子ばっかりでさ、住職来ないもんだから、忘れちゃうわよ」

まぁ、確かに。
この住職には後継ぎの息子さんが居て、お盆にしても何にしてもいらっしゃるのは、息子さんばかりだが。
きっと、父上も「全く・・・」って言ってると思うよ?

「大丈夫。だって、お父さんもよく「誰だっけ?」って言ってたもん」

それにしたって、そこまで会話しても分からないとはねぇ・・・

「ほんと、さすがに私も自分に参ったわよっ」

はははははは。私は、娘としてもっと参りました。

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2003年03月09日(日)

寝太郎

今日は日曜だ。
誰が何と言おうと一般人には休日で、ご近所は怖いぐらいに静かで、空も青く清清しい日曜だ。
だのに、私は仕事だ。こってりすぎる仕事を抱えている。

本当は、土曜日(昨日)も仕事をすべき日だった。
しかし・・・・・・・

目が覚めたら、夜の7時だったっ!!!

確かに。
為れぬ通勤なんぞをした。為れぬオフィスっつーとこで作業もした。
ん〜でもって、最近では珍しく朝の3時まで仕事をし、5時に寝た。

ええ。14時間もっ眠らせていただきました・・・・・・・

しかし、それから5時間後には、既に意識が遠のき。
再び床に着いた訳でして。
何をそんなに、あたしゃ疲れているのでしょうかねぇ?

お相手は、私を「寝太郎」だと思っている。
昨夜も、お相手は何を思ったか、ヤツ愛用の抱き枕「ぷっぺ」に語りかけていた。
ぷっぺとは、犬の形をした縫いぐるみ状のヤツであり、顔は眠った表情である。

「おい、ぷっぺ。そんなに寝てバッカいると、あるひみたいになるぞ」

しかしながら、私はそんなに自分が人より寝ているとは思わない。
大体、我家には、私なんぞ足元にも及ばぬ寝太郎が居たのだ。
それは、我姉妹1号だ。
こやつが、早起き家族の中で唯一、父上に毎朝起こされねば起きぬヤツだった。

たまに聞くが。
血液型で、その性格がある程度決まるというのであれば。
何かで読んだが、AB型の血は、血自体が眠い眠い血だという。
AB型がよく眠るのは、血だから仕方無いと。

その説が本当であるなら。
しかも、低血圧が起きるのに辛い血圧であるというのも加味するのならば。
私は、世の中で最強の起きれない女として認められるべきなのだ。

しかしながら、こういった説を信じている私の周りからは、私は偉いらしい。
AB型のクセに、仕事となれば睡眠時間なんのそので頑張っている。
超低血圧のクセに、必要となれば朝2時だろうが5時だろうがシャンと起き、ぐずる事も無い。
だから、お相手に「寝太郎」と言われるのは心外なのだ。

ヤツと、我母上はとてつもなく似ている。
ともかく早起きだ。
二人してO型で、血圧が多分高い方だっつーのも一緒だ。
そして、早寝だ。

しかし、思うに。
私と比べ、ヤツの起きて活動している時間は、大差無いどころか、私の方が長いのだ。
単に、ヤツが起きる時間に私は寝ている。ヤツが寝る時間に私は起きている。
一日の生活サイクルが、数時間単位でずれているからっつーだけなのだ。

現に。今日。
ヤツは、気づいたら既に起きていた。
時間を見ると朝の8時。
多分、それより一時間は前に起きて活動してたと思われる。
しかしだ。
テレビの音で私が目覚め、しばらくすると、ヤツはまた眠りに入った。
こっちは仕事だというのに。
そして、多分、今も寝ているのだろう。
天気が良いのに、これじゃぁ、布団を干す時間も無くなるだろうに。
私は思う。

ん〜なことすんなら、起きる時間を遅くしたらいいじゃんか?

多分、これは正論のはずだ。
私のような「まとめ寝」タイプには、「細切れ寝」のヤツは理解し難い。
時間を有効に使ってるとは思えないのだ。

しかしながら。
今回の14時間睡眠>5時間のみ起きて>8時間睡眠は、確かに寝太郎と認めよう。

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2003年03月07日(金)

根拠なし

うぅ・・・・失敗した。
今日は、面接の電話が入るんだったのに、電話の接続を外したまんま出かけちまった。
おかげで、留守電も入らぬ状態の我家に、何度もかけて下さったらしき形跡があり。
ちっ、、、、、だから、東京なんて行きたくないんだいっ!(逆ギレ)

っつーこって。本日頑張りました。
そして、今も頑張って仕事してます。
なんと。一日中、片時も飲み物を放さず。タバコを吸いっぱなしの私がですね。
6時間半もの間、飲まず食わず吸わず。
しかも、トイレには9時間も行かなかったという凄さ。
人間、やれば出来るもんだ。へんっ

ん〜でもって。
一度断ったつもりなのに、やっぱりって事で呼ばれた理由がですなぁ・・・
そこの執事曰く。
(注:担当者が、おじょ〜さまぁ〜っって呼んでそうな執事に見える)

「とても仕事が出来そうだから・・・・・」

だそうで。
いや、経歴見たって経験長いし出来る事多いしって意味で、そう思われがちなんだけど。
執事は、あきらかに「見てくれ」で物を言ってるようだったんさ。
有り難いっすけどね。
そんなに、あたしゃ、出来る人間じゃ御座いませんのよ。

私の周りには、何故か私を持ち上げてくれる人が多く。
何を根拠に言ってるんだべか?とよく思う訳で。

例えば社長。
私が、全く違う職種にチャレンジャー状態で、面接なのを知り一言。

「お前なら、受かるよ」

おいおい。おっさん。
な〜んの経験も知識も無い仕事っすよ?
受かりませんて。

例えばお相手。
私が何をしているのかを知りもせず、全く仕事に対して知識も無いクセに。

「お前なら、出来るよ。大丈夫だよ」

と訳の分からぬ励ましを言う。

例えば男友達。
仕事が無くなった〜。路頭に迷うかもしんね〜。生活費がやばい〜。
と、本気で叫んでいると言うのに。

「あるひさんなら、どうにでもなるでしょ。っつーか、するでしょ。」

これまた、自信たっぷりに当然のように言う。

急に思い出した父上もだ。
30過ぎて一人だっつー娘をさておいて、他人のしかも20代前半のオナゴの結婚の世話をしようとしてた時。
自分の娘が独身なのに、人の世話かい?と尋ねたら。

「お前は、自分で探してくるだろ」

何も娘を疑う事無く、言い放ってくださった。

どう考えてもだ。
皆が皆、見てくれで物を言ってるように思えてならない。
まぁ、普段の言動が問題なんだろうけど・・・

本人、これでも小心者で、心配性で、不安がりで。
結構、真剣に途方に暮れてたりするんだけどなぁ・・・・・
なんかねぇ・・・
自分の中に、そんなこと言われる根拠が見付からなすぎてさ。
別に、機嫌をとられてる訳でも無さそうだしさ。
不思議なんすよねぇ・・・

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2003年03月05日(水)

寝つき

疲れた。
またもや、一日何も食わずに過ごしてしまった、、、
やばいぞ。この身体。
わかっちゃいるけど、食う暇なし。

一日中、画面を見ているせいと、一応頭を使っているらしいせいで。
しこたま仕事をすると、なかなか私は眠る事が出来なくなる。
多分、神経がトゲトゲしてるだろう。
もう、頭はもうろうとして、すぐにでも眠れる状態であるにも関わらず。
目を閉じても非常に浅い転寝状態が長く続き、本格的に寝付くまでは一時間ほど掛かる時もある。

そして、問題がもう一つ。
これまた、タイミングなんだけど。
私がこうやって大変な状態である時に限って、何故かお相手の寝相が非常に悪い。
要は、酒を飲みすぎてんじゃねー?って日が多いのだ。

子供の頃、よく夜中に目が覚めた。
そして、お手洗いに行こうとするのだが、真っ暗で何も見えない。
で、手を伸ばすとそこにあるハズの勉強机の脚を探す。
手探りで、机の電気を点けようっていう魂胆だ。
しかし、無い。手を伸ばしても、触れる物が無い。
自分としては、結構、長い時間、探しつづけることになる。
そうして、暗闇に少しだけ目が慣れてくると気付くのだ。
眠った時と、頭の位置が逆さまになっている事に。

私は、そこまで寝ている時に動くのは、子供だけだと思っていた。
ところが、お相手は一応大人なのに、平気で逆さまになっているのを発見する事がある。
寝返りをゴロンと打つ程度なら、誰でもあるだろうが。
ヤツの場合は、ゴロンどころか、ゴロンゴロンゴロンと部屋の端から端まで3回転半ぐらいしては、襖にぶつかったりしているのだ。
音に驚いて寝床を覗くと、私の布団の上に大の字で居たりもする。

大体、疲れて神経はピリピリしている。
人の世話などしたくもない状態で、自分の領域を侵されると、私は非常にブチ切れる。
その度に、ギャンギャン怒りつつ、引っ張りつつ、なんとかヤツをヤツの陣地に送り返すのだ。

これが、私がまだ起きている時ならいいのだけれど。
やっと眠れる気分になって布団に入り。
くぅ〜・・・・っと眠りに入るその瞬間。ヤツはやってくる。
ゴロンゴロンと丁寧に二回転して、私にぶつかってくるのだ。
その度に私は起きる事になる。

昨夜もそうだった。
23時過ぎにやっとお相手の家に着き、御飯を食べてドラマを消化しながら頭を休めて、1時半ごろ布団に入った。
お相手は、今週は一日おきに実習があり、私は朝7時起きで送ってあげている。
いつもなら9時過ぎに起きればいいものを。
連日の遅くまでの仕事で疲れているというのに、全く私は人がいい。

案の定、ヤツは30分近く掛かってやっとウトウトし始めた私にぶつかってきた。
暗闇で、眠る相手にぶち切れる私。
すると、眠っているクセに、文句を言うと「ごめんごめん」とヤツは答える。
しかし、謝る割にはすぐにいびきだ。寝返りだ。睡眠妨害を止める気配が無い。
えらいムカついて、

「これじゃぁ、明日の朝、送ってあげられないからねっ」

と眠っているのを承知で悪態をついたみた。
すると、眠っているクセにヤツは

「なんで?」

と聞き返すではないか。
そのクセ、「お前が睡眠妨害するからだ」の「お」も言わぬうちに、次の瞬間には、ヤツはいびきをかいているのだ。

完璧に眠ってる。だけど、反射的に答えるらしい・・・

そして今朝。
ヤツの実習先まで送る途中、ヤツが運転しながら聞いて来た。

「昨日の夜、明日送れないよって言ってなかった?」

だから、私は教えてやった。
睡眠妨害をしたので、ムカついて言ってやったと。
したら、お前さんは「なんで?」と聞き返したくせに、次の瞬間にはいびきをかいてたと。

すると、ヤツはニコニコしながら得意満面にこう言った。


「俺、寝つきは良い方みたい」


・・・・・・・・

そういうのは、寝つきが良いって言わねーだろがっ

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2003年03月04日(火)

タイミング

なんだってんだ。
このタイミングの悪さは。

今まで拘束時間あり・社員同様の契約が、1月で終った。
さて、少し休んでバイトでも探すかね?
と思っていたら修正修正また修正で無給のまま一ヶ月を費やした。

では、そろそろバイトか派遣か在宅増やすか。
そう思ったら、去年問い合わせていた所から募集開始したと言われて履歴書を送った。
それが決まるとしても、今月半ば。
またもや、それが決まるまでは、昼間のバイトや派遣は入れられない事になった。

それもあって、先月面接に行った会社には断りのメールを送った。
やっぱり、通勤は無理だし。
まぁ、取りあえず履歴書を送ったところが受かったとしても、夜は空いてる。
前々から目をつけていた夜のバイトに応募しようかなぁ?と思った。

とりあえず、今まで引きずってた仕事は終った。
だから、今日は暇そうだったので、タイミング良く掛かってきた仕事依頼を引き受けた。
すんげー面倒な仕事だけど、引き受けた。

さて。今朝、早速それを片付けましょう。と、思ったら。
新たに仕事が2つ舞い込んだ。
更には、断りメールを送った会社から、急な仕事が発生したので、やっぱり来てくれと電話が。
考えた末、週末に行く事にした。

しかし、ふと考えてみたら週末には履歴書を送った所から、面接の連絡が入る予定だ。
不在にする訳に行かない。
だったら、仕方無い。
頑張って片付けて一日前に行く事にしよう。

そう考えた、その直後。
またまた新たに仕事が舞い込んだ。

来週月曜日までの納期のものもあるけれど、来週はいつ面接が入るか分からない。
この面接は、今後の仕事の方向に関わるので、絶対に外せない。
っつ〜ことはだ。
やっぱり、今週中になんとかせねば。

一体全体、このタイミングの悪さは何なんだ?

せっかく貯金があったから、少しはゆっくり休もうとか友達のとこ行こうとか思ってたのに。
今後を考えて学校を探したり、仕事を吟味したりする時間が欲しかったのに。
っつ〜か、たっぷりあるハズだったのに。

おっかしいよなぁ・・・・・

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2003年03月03日(月)

似合う仕事

とある有名な方の占いによると。
私は今年、動いては為らないらしい。
現状維持が望ましく、新しいことを始めてはいけないっつーことだ。

とは言え。
現状を維持できないのだから、それは信用しない事にするしか無い。

昨日から、お相手が介護のボランティアに通い始めた。
そこに居た30歳前後とおぼしき上司になる女性が、どうも苦手だという話。
ヤツ曰く
「バリバリ仕事出来ますって感じ」
なんだそうだ。
しかしながら、顔はとても可愛らしく美人でもあり、すらっと長身。
おんやぁ?綺麗なお姉さんが好きなヤツなのに、何故に嫌なのかね?
と突っ込んでみたところ・・・

「お前に雰囲気が似てるんだよ」

だそうで・・・・・・・
あくまでも、「仕事できます」って感じと背がそこそこあるのが似てるだけだが。
っつ〜ことは、私とヤツがよもや職場で出会っていたら、絶対に嫌い同士なんだろうと思う。
いや、常日頃、一緒に仕事したくないタイプだと思っているので、それは当たりだ。

人というのは不思議なもので。
仕事は何?と聞かれた時に、大概は「PCいじってる」と答える。
そうすると、プログラマーかなんかと勘違いされるので、そんな大層なもんじゃないと否定する。
面倒になると「カッコ良く言えばグラフィックデザイナー」だと答える。
そのカタカナだけを聞いた途端、人の私を見る目が変わり、凄い仕事をしていると勘違いされる。
多少、この業界を知っていれば驚かれはしないが、その代わり「ああ、芸術肌だし」と訳のわからない事を言われる。
ここまではいい。

しかし、それが「フリーで仕事をしている」と言った途端に、更に私に対する扱いが変るのはどういう訳か。
それまでは、そこらの姉ちゃんと気安くしてくれてるのに、いきなり3Kのレッテルをその瞬間に貼られる。
要は、怖そう。厳しそう。きつそう。
これは、差別だ。

そんな私がここ数年。
別の職種に興味を持ち始めた。
福祉関係に進みたいが、生憎、学が無さ過ぎる。
かと言って、お相手のようなヘルパーなどは私には出来ないと思う。
私がしたいのは、相談業務だ。年取っても出来る仕事として考えている。
この仕事をしたいと言い出した時、回りの誰も意外だとは言わなかった。
ただ、一人でPCに向う私しか想像出来ない人からは、「出来るの?」という疑問の声が上がったが。

私は大分、勘違いをされている。
決して、人嫌いで一人で仕事を選んだ訳じゃないのだ。
独立が夢だったから、フリーになっただけで。通勤が面倒だったから在宅なだけで。

今朝、お相手を送って行ったのが早かったので久々に実家に行ってみた。
そして、求人広告をしげしげと眺める私に、母上が「なんかあった?」と聞く。
そこで、近所のファミレスや居酒屋ならあったと答えた。
すると、母上は一言。

「あんたには、似合わないねぇ」

と言った。
まぁ、確かに。あまり接客はやりたくないが、キッチンの中なら別に抵抗が無い。
それでも、私には似つかわしく無いと母上は思うらしい。
高校生の時に、レジやらウェイトレスをやっていた記憶が彼女には無いのだろうか?

そのクセ、PCインストラクターをやると言えば、誰もが「ああ、そうだよ。そうしなよ」と言う。
これも、立派な接客商売だっつーに。

結局の所。
私は柔らかい仕事に不向きだっつーことか?
デスクワークやら、PC関係やらで、小難しい顔して仕事をしているのがお似合いってとこか。

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