アクセス解析 あるひうがちな御人好し


初日 最新 目次 MAIL


あるひうがちな御人好し
あるひ
MAIL

2004年 桜とか
2005年 桜とか
ハロウィン@TDL
作品
HP
BBS

2003年04月24日(木)

燃焼系

父上の墓参りに行った。
墓の前でず〜っと歌っていたのが

「燃焼系〜 燃焼系〜 アミノ式♪」

っつーことで。こり。


CMでは上がるだけで、どうやって着地してるか分からないので勝手に創作しましたの。

さて。
先日、仕事柄健康診断を受けてきたお相手なのだが。

「中性脂肪が多いので要注意って言われた」

のだそうだ。
私は、男性の体重はあまり詳しく無いが。
ただ、見た目で、出会った頃のお相手は太ってはいなかった。
今も、服を着てれば分からないだろう。
でも、ヤツは昔から言われていたというから驚いた。
確かに、一昨年だっけ?入院してからというもの。腹周りの肉が余っている。
横になってヘソを出す姿を見るたび、「マグロみたいな腹回りだな」と思うぐらいに、中身がパンパンしている。
ヤツのベストは、65キロだと前に聞いた気がする。身長168cmで。
これは、どうなんだ?多いのか?普通か?ヤツのベストは間違ってるのか?
きっと、ヤツの場合。
内臓に脂肪がついたヤバイタイプなんだろうなぁ。

男性の中にも、女性の体重を勘違いしてる人も多い。
痩せてる女は、40キロ無いと思ってるヤツも居たから驚いたもんだ。
いや、中には居るよ?身長160以上あって、そういう人も居るのかもよ?
でも現実。私の周りで痩せていても体重が40キロ以下の子は、身長が150そこそこで、手足も顔も小さい痩せた子だ。
その子でさえ、ここ数年は42-3キロぐらいになることもあると言っていた。

私の身長は162-3。
大して大きく無いと思うが、私の好みの6cmヒールを履くと電車では大きな方になる。
その私を目の前にし、他の女性の体重の悪口を言う男が居た。

「女で50キロ以上なんてな」

これは、まだ良い方だ。中には、「40キロ台は女じゃない」とまで言うヤツもいた。
何をどう見積っているのかは分からないが、彼らは私が40キロ無い、もしくは40キロそこそこと勘違いなされるらしい。
身長10cmも違う、足が私の半分くらいの太さしか無い友達と、同じ体重な訳がない。
きっと、私に対するお世辞も含まれての発言だろうと差し引いてもだ。
すっげーーーーーーーーーーっ 夢見がちだなって思う。
漫画じゃないんだから、ん〜な訳はない。

「40キロ台は・・・」発言をした男には、

「あたし、幾ら痩せても40キロ台以下になったこと無いけど?」

と真顔で答えてあげた。
「女で50キロ以上・・・」発言をした男には、

「アナタがスタイル良いと褒め称える○○ちゃん。50キロ以上よ?」

と半笑いしながら答えてあげた。
そして、

「身長が160前後ある女は、少なくとも私の周りはみんな50以上だけど?」

と教え、更に私のその時の体重を教えると、彼らは一様に黙り込む。

大体、考えてもらいたい。
男は、身長160台でも大概の人は体重50〜60キロ台なんでしょ?
(少なくとも、私が知ってる限りでは)
なんで女だとそれマイナス20キロにもなるのさ。
中味は一緒じゃんか。骨と内臓とお肉と。

話がズレてしまったが。
そうそう。中性脂肪の話だ。
その中性脂肪の固まりの腹を持つお相手は、相変わらずノンビリだ。
そして、先ほど電話があった。

「今日の夕飯はご馳走だよ」

と。中性脂肪の危機感が無いらしい。
今朝、父上の花を買うついでに購入したドーナツも、渡すとすぐに食べていたし。
春なのに、冬ごもりの前のリス状態だ。
ここで、心有る女性であればそれこそ「アミノ式」をそっと渡すのかもしれないが。
私は心無いので、毎日、暇さえあれば「燃焼系〜 燃焼系〜♪」と歌いながらお相手の周りを回っている。

↑えんぴつ投票ボタンです♪押すと何気に言葉が変わります


2003年04月23日(水)

母上との会話

今日は父上の墓参りの日だ。
さっき、久々に母上から電話があった。

「今日、お父さんとこくる?」

と聞かれたので「今日か明日か迷ってるとこ」と答えた。

「私、お父さんにお水しか上げてないから、アンタ来るならウーロンハイかなんか持って来て」

と言われた。

「お父さんには、後であるひが持ってくるからって言っといたから」

既に、父上に言われたとなればそうせざるを得ない。確信犯だ。
いや、元々、そうしようと思ってて。でも、今日は用意が無いから悩んでいたのだ。
このウーロンハイ。カンのヤツがなかなか売ってる場所が少なくて困るのだ。

母上の話はポンポン飛ぶ。次にはパソコンを習いたいが始まった。
広告が入っていたらしい。時代に遅れをとってることを気にして、ずっと前から同じ事を言っている。
なのに、始めない理由は「それほど暇じゃない」。いつもそうだ。

その話が終らない内に、いきなり今度は

「あたし、眉毛の刺青しようと思って」

と言い出した。「はぁ?」と言うと、父上の妹である叔母ちゃんは10年以上も前にやっているという。
叔母ちゃんはピアスもいっぱい空けてて、ハイカラだ。
母上は、父上が亡くなってからピアスを開けた。父上は耳に穴をあける事が嫌いだったはずだ。
それが今度は刺青か。眉毛の刺青。
顔だ。顔だよ?失敗したら、例えばハの字眉毛になったら、一生困った顔っつーことだ。
「ん〜・・・刺青はねぇ」と私が言いよどむと何を勘違いしたのか母上は

「刺青って、タトゥーよ。タトゥー」

と教えてくれた。
そんぐらい知ってるっつーの。
まさか、昔の背中に観音様とかを私が想像するわけないだろう。
タトゥーと言おうが刺青と言おうが、身体に墨を入れるのは同じだ。
で、その金額はいくらかと尋ねたら、「8万円ぐらい」だと言う。
叔母ちゃんがやった時は「20万円」だったと言う。
だから、

「8万円ぐらいならいいかなぁと思って」

と母上は言う。
「8万円」を「いい」と言える母上は、どういう生活水準なんだ?と我母親ながら恨めしく思う。
それは、私の家賃より高い金額だ。
父上だって、快くは思わないだろう。とあまり私は勧めたくない返事をしていると

「あ、お父さん怒ってる。煙が急にモクモクしてきたっ」

と母上が言った。
そのときに、母上が父上の墓の前から電話してることに気付いた。
おいおい。家に帰ってから電話してもいいだろうが。
お墓で携帯使ってるヤツって、少なくとも私は見たことないだよ。

「うわっ、。ほんと、すごい煙」

相当、父上は怒っているらしい。
そして、また話は飛んだ。

「この間、歯医者言って歯茎切られたのよ」

「なんでよ?膿みでも溜まったか?」と聞き返すと、どうやら奥歯の治療をするのに歯茎を下げないと出来なかったらしい。
それは、大変でしたな。と気の無い返事をしてみると、また話が変った。

「福島行って来たんですわよ」

時々、母上は私に敬語を遣う。
気に留めずに「ほー。良かったじゃん」と答えると

「雪は溶けてないし、桜も咲いてなかったわ」

と言う。
あんまり気のない返事をしてても何なので、「季節がこっちと大分違うね」とお愛想を返しておいた。

「そうなのよ。でね、その歯茎の処置で包帯グルグル巻きみたいにして行ったんだけど」

話が変ったと思っていたら、どうやら歯医者の続きだったらしい。
っつーか、包帯グルグル巻き「みたい」っつーのは、歯茎にか?顔にか?
分からん。
尋ねる間も無く母上は続ける。

「だから、何食べても美味しくなかったのよねー」

「そりゃそうだろう」と言うと

「だけど、しっかり太って帰ってきましたわ」

とのたまう。
多分、母上は息をしてるだけでも太るタイプだろう。
っつーか、その喋りをまだ続ける気か?と思っているとまだ話は続くらしい。

「先生にね、「食べれましたか?」って聞かれたんだけど」

だろうね。普通、歯茎切られたら2-3日、あまり食べれない事は私も経験済みだ。

「「食べれなかったけど、太りました」って答えたら、先生大笑いしてたわ」

そりゃ、笑うだろう。笑うしかない。

「あの先生、最近、冗談も分かるようになったのよ」

確かにその先生。過去に私もかかった事があるが、堅物で怖くて嫌なので辞めた先生だ。
母上の人を見る基準は、自分の冗談が通じるか通じないかである。
多少、毒とも嫌味ともとれる母上の冗談に対し、笑わない人は
「へんくつで、つまんねーヤツ」
になるらしい。

「ああ、先生も歳食ったってことだ」

そう、教えてあげた。人は歳とると丸くなるものだ。
すると、母上は

「それもそうだけど、競争だからね。変なことすると患者さん来なくなるから」

いや、堅物で無愛想なのは「変なこと」では無いけれど。
まぁまぁ。言ってる意味は分かるから「競争だ」と鸚鵡返ししておいた。
私が鸚鵡返しをする時は、話を流している時だ。
昨夜観たユウカとさまぁ〜ずの番組の「イケメンマッサージ」の店員である外国人が、客である女性がベラベラ喋る合間に

「ナールホドーォ」「ナールホドネェ」「ソノ気持チハヨク分カリマス」

と答えていたのよりはマシだと思う。
母上は、喋りたい事を喋り尽くしたらしく〆の言葉に入った。

「まぁ、またお暇な時にでもお昼食べましょう」

「ああ、分かった」と、実は今も暇なのに、出るのが面倒で忙しいフリをした私が答えると

「御墓の前で電話してるは、変よねぇ」

と、やっと気付いたらしく言い出した。
遅すぎる気付きだ。
「ああ、そうだな」と答えると

「お寺のバアさんが、遠くから変な目で私を見てるわ」

母上の視力は老眼だが遠いものは良く見えるらしい。老眼だからか。
っつーか、不審な目で見られるほど、墓の前で喋り倒すなよっつー話だが。
しかしながら、少しホっとした。
もしかしたら、母上の「バアさんが」の声は、その本人である「バァさん」に聞こえているかもしれない。
携帯だと、母上の声は大きくなるからだ。
でも、普段なら「ババァ」という事もあるので、聞こえても「ピクッ」とする程度の多少丁寧な言い方で良かった。

最後に母上は

「じゃぁ、お忙しいところお邪魔しました」

と言って電話を切った。
ほんとに。
仕事中で無くて良かったとしみじみ思う私である。



2003年04月22日(火)

春だな

平和ボケは、単なる大ボケだったことに気付いた。
私は、仕事が無いんじゃなくて、忘れていたのだ。

んで、昨日の日記にいきなりドロボーがどうのと大袈裟に書いていたが。
もう一つ不審だなと感じたのが、必ず日曜になるとヒツウチ着信があるってことだ。
まー、これもセールスだと思うけど。

仕事があることに気付いたにも関わらず、PC越しに窓の外を見て春を感じ。
そー言えば昨日の電話で我姉妹一号が
「学生がじゃまっ。ほんと、邪魔っ」
とあきらかに、学生の間を歩いている雑音を入れながら怒ってたな。
聞こえてるだろ。その声。
「オバハンっ」って悪態つかれないようにな。余計にムカつくでよ。と老婆心。

そんな私は、東京へ数週間前まで週一で行っては、研修と思われる新入社員集団に道を阻まれ。
その度に、背後にピッタリついて余力を貯め、隙間が出来ると同時にサーっと無言で追い越す大人だった。
なぜにそんなに広がって歩く?
あれって、酔っ払い盛り沢山の夜新橋か、春の真昼間の新入社員か、学校の側特有の現象に思えるのは、私の偏見かしら?

そんな我姉妹一号も、とうとう働く事にしたらしい。
一ヶ月遅れの新入社員だ。侵入社員と陰口を叩かれないように。叔母ちゃんと若い姉ちゃんの間で頑張って欲しいものだ。

そして、間もなく仕事を辞めて一ヶ月。
まだスタートを切れずにノンベンダラリと過ごすお相手は、行き遅れ状態だ。
新たな職業に目覚めたのはいいけれど、こうスタートでまごついているのを見ると、祝福する気にもなれぬ。
本人も、それなりに苦悩しているんだろうと気を遣って敢えて何も言わずに居たが。
真夜中に夢と現実の間で声をかけるのは止めて欲しい。

「俺、車二台も買った」

それに対し、

「そりゃ、夢だな。さすがに夢だ」

と、原チャリしか持ってないお相手に冷静に返す私は、大したものだ。

3月の終わりから4月の頭。
半月の間行かなかったお相手の家では、観葉植物達が悲鳴を上げていた。
すっかり、葉っぱが茶色になり、しなびておった。
「暇すぎて、出来なかった」
というお相手の気持ちは、分からないでもないが。
慌てて、水をやるようにし、多少の元気は出たもののやはり元には戻らず。
水を上げなかった張本人が

「俺、なんで元気ないか知ってる」

と言い出したのには驚いた。

「俺が、ちゃんと働いてないからだ」

と酔っ払いだと差し引いても、首を傾げたくなる事を言うのには呆れた。
ま、植物も話し掛けるといいらしいから。バカに出来ないが。
その前に水だろう。水。水。

水だ。
床水びたし事件の真相を、そう言えば調べてなかった。
ヤモリ君が出てきたもんだから、動かすのが怖いのだ。
しかし、梅雨前になんとかしないと。

しばし、あまり聞かれなかった裏のじぃ様の嗚咽も聞こえるようになった。
隣の家の子供を怒鳴る声も聞こえるようになった。
まさに、我家で感じられる春だ。

今日、契約が変って初の請求書を作った。
2割は取られるだろうと思っていたら
「1割でいいよ。そんなにトラね―よ」
という社長のありがたい言葉に、感謝した。

感謝したのに春なのに。
過去のビデオを引っ張り出して「愛なんていらねぇよ、夏」の最終回を観て。
渡部篤郎が人差し指をちちちっとするシーンを何度も繰返し観て「ひゃー」とか「ふほー」とか言いながらクッションをバンバン叩き。
仕事をする気になれないのはどーしたもんか。



2003年04月21日(月)

平和ボケ

あまりにもやる事の無い週末だった。
土曜日は良いお天気に恵まれ。
お相手の地域に出来たドデカイと評判のショッピングセンターへ行くか?と聞かれたが、混んでるだろうということで勘弁してもらった。

日曜日は雨だった。
本当は仕事があったはずなのに、通常どおり、予定は流れた。前工程の遅れだ。
こんな状態で、私は食ってける?と不安が過ぎったが過ぎったというだけあって、そのまま頭を抜けてった。

そんな中、私の体調はすこぶる健康で。
いくら寝ても眠かった。
いくら食べても空腹だった。
で、「寝太郎」以外についたあだ名が「腹っぺらし」。

大体、元々はこの「腹っぺらし」はヤツに私が命名したものだ。
日曜になるとお相手は暇だからか何なのか一日中お菓子を食べていた。
だから、私はヤツに「腹っぺらしめっ」と本当は嫌味のつもりで言っていたのだ。
本当は「腹っぺらしの穀潰し」と言いたかったのだが止めて上げていたのだ。

その私が腹っぺらしと呼ばれてしまった。
いや、これも説明したハズだ。
女たるもの、月に一度は睡魔に勝てず、空腹に勝てぬ時期があると。
しかし、ヤツはどうしても覚えないらしい。
普段、家で仕事をして物を食わない私を知っているヤツはこうまで言った。

「俺んちに来ると、よく食うよな」

まぁ、否定しきれないが。
何より、買物に出るっつーことが面倒な私は、食材がたくさんあるお相手の家に行くと、ついつい食べてしまうのは事実だ。
以前、友達に「どうしたら痩せられる?」と聞かれた時に
「コンビニが遠いところへ引っ越せ」と言った自分を思い出した。
だって、夜中の2時近くになって
「チョコ食いたい」だの「カラムーチョ食べたい」だの言ってコンビニに行くのは、どう考えても痩せたい人間のする事じゃないだろう。

まぁ、ともかく。確かに食べて、食べるとウトウトと眠っていたのは事実だ。
夜も10時には、瞼は仲良しになって開こうとしなかったのも事実だ。
焼きそばを一人前食べた1時間後に、御飯二膳食べたのも事実だ。
月の半分以上を粗食&寝不足で過ごせる私の身体は、こうして栄養補給をまとめてするのだ。

そうやってボケボケ過ごしてとりあえず仕事モードになって戻ってきた今朝。
ポットが点滅していたので、再沸騰にして二階に上がった。
電気が点いていた。
消したハズなんだけど、点いていた。丸二日点きっ放しってことになる。
点滅していたポットに、お湯を取りに行った。
また点滅していた。
フタを空けたら、お湯が空になってた。
お湯が入った状態で出かけて、コンセント抜き忘れたなぁと思っていたのに、入って無かった。
窓を開けた。鍵がかかってなかったような気がした。
かけていったハズなのに、開けた記憶が無い。

全ては、私の思い過ごし、忘れていただけと言える事なんだけど。
別に多分だけど、誰も入った形跡は無いと思うんだけど。
後で、家の玄関に妙なマークがついてないか見てみよう。
なにやら、泥棒さんのマークで「この家は夜居ない」とかあるらしいし。

とか思いつつも、ワイドショーを観て

「ハチミツ小匙一杯で、御飯が美味しくなる」だの
「梅干をいれると煮崩れしない」だの

いつ実践されるか分からない裏技を頭に通過させて、今日も仕事が何も来ず。
平和に過ぎて行く。



2003年04月17日(木)

他人の空似?

ん〜っいい天気ですなぁ。
夜のドラマも始まり。それをオンタイムで見れ、朝から日記に時間を費やし。
午後、何気に少しだけ仕事を片付け。
そんな、長閑な日々が戻ってきました。
いやぁ、いいのかぁ?収入あるのかぁ?と不安だけど、いいとしよう。

溜まってたビデオ消化もほぼ終わり。
その中で、恋バカっつー番組があるんだけど。
多分、2週間ぐらい前のヤツかなぁ。
新コーナーでオーバー30っていうのがあって。ウドちゃんが街中で30代以上の美しい女性を見つけるやつ。

ビデオなんでね。何度もまき戻して、懸命に見ました。
あれ、観た人なら知ってると思うけど、妙な外国人さん出てきたでしょ。
ファッションエディターとかいって。
そう。名前は「アンディ」。
彼のグラサンを取ったアップの顔が一瞬だけ映る瞬間を、何度も観ました。
好みだから・・・・・な訳は無く。
じゃって、彼はゲイ。
じゃなくて、その前に太った髪の毛の無い人は好みでない。

もう、かれこれ10年近く前の事です。
とある東京都内の職場に、アンディという外国人さんが居ました。
アンディは、本当は「アンドリュー」だと言っていた気がします。
彼は、日本語が本当に堪能で、漢字だって意味を調べて理解するほどでした。
その頃、まだ22歳ぐらいだったかと。記憶が曖昧です。

彼の堪能な日本語は、何故か優しげでした。
要は、女言葉系でした。私よりも女らしい言葉遣いでした。
社長曰く、
「アンディの日本語教師が、女性だったから」
だそうで。私たちは、そうなんだぁ。。。と素直に思っていました。

彼は、ダイエットに夢中で。つまりは太っていた訳で。
時に、腸洗浄をしちゃうようなお茶を飲み、一個しかないトイレに閉じ篭って周りを困らせたり。
そのダイエットのしすぎで、発疹が出てしまい、仕事中に慌てて病院に連れてかれたり。
夏になると、何故か皆が靴履きの事務所を、裸足で歩き回り、足に怪我をしたり。
独特なそのクニクニした歩き方は、太った人特有のものだと思っていました。
時々、我儘で困ることはありましたが、仕事としては彼は大変優秀でした。

その会社は社長のモロ好みで集められた女性ばかりで。
これが、素晴らしく。才色兼備。美しく、仕事も出来る女性ばかりでした。
アンディも、美しい女性は好きらしく、時には私にまで服の色などについて、お褒めの言葉を頂きました。

そんなある日。
都内某所で、誕生日会を行いました。誰のかは覚えていません。彼自身かもしれません。
そういう事をするぐらい、その会社は社員同士が仲良しでした。
そこでは、ボールのようなデカイ器で、マティーニが出てきました。
勿論、グラスにそこからそれぞれ配って飲むのです。

その会社は、翻訳もある会社で、英語が喋れる女性も勿論いました。
そして、勿論。その当時の私も英語は理解できません。今より酷かったでしょう。
酔うと、人は地が出ると申します。
外国人であるアンディは、英語しか喋らなくなりました。
ちなみに。何故「外人」ではなく「外国人」と書くのかといえば、かつて彼が
「外人っていうのは、外の人って意味でしょう?失礼よっ」
と怒っていたからです。
こっちにとっては、「外の人」でも、「外の国の人」でもいいんだけど、彼には拘りがあったようで。以後、気をつけています。

英語しか話さなくなったアンディの相手は、もっぱら英語が喋れる方がメインで。
途中で、グラスではなくボールのままマティーニを飲む彼を、全員で止めようとしたけど無駄だったという事件はありましたが、まぁ、それなりに酔っ払いの彼は、面白いものでした。
私は私で、日本語を喋ってくれる他の同僚と楽しくお喋りをし。
彼が話す英語をラジオのごとくBGM状態にしておりましたところ・・・

人の耳と言うのは、不思議で。
例えば、英語しか喋らない人が、その台詞の中に日本語。例えば「寿司」を入れていても、それすら英語に聞こえてしまうものなんです。
それは、単に私が英語に関してアレルギーと思える程に無知だからかもしれませんが。
その私の耳に、BGMであるハズの彼の言葉が急に大きく入ってきました。
いや、彼自身の声のボリュームは上がっていません。
それは、私だけに起きた現象では無かったようで。
それまで各々会話を楽しんでいた全員の口が、止まりました。

「アイム ゲイ」

こ、こりは・・・・
カミングアウトってやつですかーーー?

その日以来。開き直ったのか、彼は変ってしまいました。
当時ブレイクしていたモックンの写真集を見せ、
「この表情、ステキーっ これはね・・・・・・・っていう時の表情よっ」
とても、私には書けない事を言い出すようになりました。
業者の兄ちゃんが来ると、嬉しそうにその後姿を見て、
「きゃっ いいお尻♪」
と騒ぐようになりました。
「彼氏」も紹介されました。どこにでもいる、普通の冴えない男の子でした。

当時、彼はモヒカンハゲでした。
それと反比例し、彼はTシャツの背中から黄金のタテガミが見えていました。
彼は、「植毛」と「脱毛」をしたいと、一見、矛盾してそうな事を願っていました。

彼は、「おかま」と「ゲイ」の違いを私たちに教えてくれました。
それはそれで、免疫が無かった私にとって、良い勉強になりました。
しかし、社長は。女大好きな社長は。
彼がゲイだと知ると、嫌がるようになりました。
間違っても、社長は彼に狙われる事は無く。だって、彼は美しいものが好きだから。

そうそう。丁度、その頃。
皇太子様が雅子様とご成婚されました。(この丁寧語あってる?)
そのニュースを見て、彼は
「雅子さまかわいそ〜〜っ」
としきりに言っておりました。
こんな美しい人が・・・・・・・・・って理由で。

そんな彼は、私がその会社を辞めてしばらく後。
どこかの女社長にスカウトされて、どっかの会社に転職しました。
その後の彼を知る人は、私の周りにはいません。

そう。
恋バカに出てたアンディ。
私の元同僚のアンドリューのアンディ。
似すぎているのです。



2003年04月16日(水)

女として

一ヶ月半ほど前、ふと思い出し、4年前ぐらいに知り合った子のHPを探してみた。
結構、容易く見付かり、メールを出しておいた。

その子は、私と10ぐらい離れて居たと思う。思うっつーのは、本当に記憶が曖昧だ。
困った事に。ここ数年のフリーになってから知り合った人間が多いせいか、記憶の順番が可笑しな事になっているのだ。
だから、4年前じゃないかもしれないし、だけど10歳ぐらい違うのは多分本当だ。

当時、その子は大学生だった。
知り合って1年ぐらいは、何かと連絡をとっていたが、そのうち音信不通に。
で、1年置きぐらいに思い出すらしく、向こうから人づてに聞いて連絡があったり。
私からメールを出して一往復してみたり。
だから、今回のメールも、多分、1年以上ぶりだったのだと思う。
すぐに翌日に返信がきて、丁度連絡が取りたかったと書いてあった。
そして、出来れば会って食事しながら話を聞きたいと。
そのメールの返事を、一昨日、一ヶ月ぶりに出してみた。
今の仕事の状況。これまで、何をしてきたかを書いて。

その返事が昨日きた。
社会人になったその子は、もう、「子」じゃなかった。
文面も変り、あの頃は全く通じなかった仕事の話をメールに書いてきた。
移り気で芸術肌のその子は、社会人としては大変だろうなと想像していたのに、いっぱしだった。
そして、最後に
「出会った頃って、子供だったなって思う。今も子供だけど。」
と書いてあった。

月日の流れを感じた。

私がその子にメールを書いた日。
ライバルTやんからメールが来た。

タイトル:久しぶりに

きちんと洗顔したって感じ・・・・・

ぎゃはぎゃは笑いながら、「こっちは久しぶりに土日休めた」と返信をした。
さすがは、ライバルだ。すごいご報告だ。
そして、その子からのメールが届く少し前。
また、ライバルTやんからメールが届いた。

タイトル:やばい

タイトルだけ見て、またゴミを出し忘れたか?と想像した。
しかし、中味はそれ以上。いや、それ以外?それ以下?だった。

腕と肩の境目がないぞ!

私は、自分の肩を、思わずセーターから引っ張り出して見てみたが、その状態がどんなもんか、理解する事は出来なかった。
さすがだ。Tやんは、私の先を行ってるなぁ・・・と感心。

その数十分後に、その子が「子」じゃなく「大人」になったと思えるメールが届き、出会った頃の自分を思い出し。
当時の私は、その子に「センスいいよね」と誉められる格好をしていたなーとか。
「その年齢には絶対見えないよ」と誉められるハリがあったなーとか。。。


さて。問題だ。
「子」が「大人」になるほどの月日が流れ。
その当時、既に「大人」であったこの私にも、同じ月日が流れ。
永遠のライバルTやんのメールに喜ぶ自分に、ふと我に返り。

私はっ わたしはっ ワタシハ・・・・・・・・

おばちゃんに?


Tやん。ごめん。
気付いてしまったよ。
私たちのこのライバル関係は、「女としてどうかと」っつーことに。
しばし、その子と再会するまで、ライバル休戦してもいいかい?



2003年04月15日(火)

習慣

うーむ。
かなり、身体がヤバイと思う今日この頃。
一ヶ月に及ぶPCの前に一日15時間以上生活の結果、私が身に付けたのは・・・
体育座り。聞こえよく言うと体育座り。悪く言うとう○ち○ぐスタイル。
椅子の上で○ん○んぐスタイル。腰が上がってるので、体育座りじゃなく、まさしく。
気付くと、そういう体制になっている。

これが、不思議と、電車や他のオフィスでは普通に座って苦痛を感じてないってことは、習慣だろうか?
家だから限定の習慣なのかもしれぬ。

習慣で一番いけないと思ってるのはタバコだ。
止められぬ。っつーか、止める気無いけど。
ただ、これが不思議。家で生活していた時は、起き抜けのタバコが必要だった。
だのに、今。目が覚めて、お相手の家でタバコを吸うと具合が悪くなる。
いつの間にか、家に戻ってからというのが習慣になったらしい。
ま、朝一の胃が動かぬ状態のタバコって、すごい悪いらしいから良い事だけど。

こう打ってる間にも、私の床の降ろしたはずの足がまた、椅子の上にある。

春になると、どうも体調もそうだが気分的に・・・という人間が多い。
分からなくも無い気がするが、私はあまり季節は関係無い。
ただ。春というより、この気候だ。この寒くないような温かくないような。
梅雨まで続くこの気候が、私にさまざまな記憶を蘇らせる。
そう。春って、何かと新しい人と出会う事が多い季節だからだ。

数え切れる程度の歴代の彼氏と言える人々を思い出しても、全ては春から梅雨にかけての出会いだった。
出会いの頃は、さまざまなセンチメンタルが渦巻くもんだ。
それは、ドラマよりもドラマみたいな出来事だ。
そんな頃の自分の感傷が、独特なこの季節の空気とともに蘇るのだ。

そして、ふと気付けば。
過ぎ去った過去の置き土産が、自分の身体に染み付いているという事実。
ふ、、、ヘタクソなラブストーリーのような話になってきた。
昔の男が身体に染み付いてる・・・
昔の男の習慣が身体に染み付いている・・・
昔の男のクセが身体に染み付いている・・・


ヤツ等が私に残したもの。
それは、

男1 寝る前に行きたくも無いのに、トイレに行く習慣
男2 毎日綿棒で耳掃除をする習慣


寝ようと思うのに、トイレに行かないと悪いような気がして、温まった布団から出ることになる。
耳掻き派だったのに、今じゃ綿棒以外が使えなくなってる。綿棒はジョンソン綿棒に限る。

もうちょっと、マシなものを残して欲しかったと。
春雨の空の下、過ぎ去った男を恨めしく思う。



2003年04月14日(月)

不用品

やたらと貧乏性になってしまったらしく・・・
仕事をしていないと落ち着かないという、可哀想な体質になり。
この暇な一日を、遊びに使えば良かったとか、アルバイトに行けば良かったとか。
ど〜も、時間を有効に使うっつー習慣が持てない持て余し気味の月曜日ですな。

持て余したので、先々週だったか?の超多忙な一日の1コマを。

我家には、通販で1万円で購入した使えないソファーベッドがあり。
それは、セミダブルへたするとダブルの大きさを誇っていて、大変邪魔であった。
特に、ベッドが着てからは用途も無くなり。狭い部屋で横にすべきソファーを縦に置いておくという、あまりにも不遇な状況に置かれていた。
だから、捨てようと。

後悔先に立たず。
廃棄にお金がかからぬうちに、とっとと捨てれば良かった物を。
去年から、捨てよう捨てようと、業者に問い合わせしたりなんだりもしていた。
その時、廃棄に掛かる金額は「¥5,000,-」前後と言われていた。

大体、1万円で買ったものを、半額も出して捨てなければならないこの世の中はどうよ?
これじゃぁ、新しい物を買うにも、捨てる時の事を考えて手が出なくなる。
出なくなると、お金が世に出なくなる。出なくなると不況になる。アホくさ。

それで、そうそう。その先々週のとある晴れた心地良い日のこと。
徹夜続きの私の耳に、ピンポンが聞こえた。
宅急便か?と珍しく思い、出てみると、若い兄ちゃんが居た。

「お宅で使用しなくなった不用品ありますか?」

と尋ねてきたので、あるにはあるが?と聞き返した。
兄ちゃんは、ソファーとか、布団とか・・・と言うので丁度良くソファーベッドがあると答えてやった。

「それは、使えますか?」

と聞くので、汚れてはいるが、使えると答えた。
兄ちゃん曰く

「チラシにも書いてあったんですけど」

としきりに言うので、「チラシは見てません」とキッパリ言った。
これは、どういう事なのか?と尋ねると、

「使える不用品を回収してるんですけど」

と言う。使えるものなら、お金を払ってくれるとも言う。
じゃぁ、ソファーベッドと絨毯があるからと言うと、

「布団は無いですか?」

と聞く。
もう一度、どういう事なのか?と聞くと

「綿とかのものを回収してるんですよ。布団やなんです。」

と答える。
まぁ、たまに広告で古い布団引き受けるって業者を見るので、それだと思った。

「いや、布団は無いんですよ。ベッドだし、掛け布団は使ってますから。」

と答えると、

「じゃ、旦那さんは?」と聞く。

「旦那は居ないんです。一人ですから」と答え、布団はともかく無いとキッパリ言った。
すると、とりあえずソファーを見せてくれというので、今は忙しいので10分後にまた来てくれと答えた。
その間に、せっせとソファーベッドと絨毯を玄関の外に出した私。
兄ちゃんは、20分後ぐらいに来た。
そして、また、兄ちゃんは言う。

「布団は無いんですか?」

だから、布団は無いんですって。と答えると

「今使ってるのでも、取り替えられるかもしれないし」

と言う。「いや、今は使ってるから持ってかれても困る」と答えると

「じゃぁ、旦那さんは?」

とまた聞かれた。
もう、旦那は居ないと否定するのは面倒なので
「ともかく、使って無い布団っていうのは、全く無いんです」
とキッパリ言った。

とりあえず、ソファーベッドも絨毯も使える品だと兄ちゃんは言う。
じゃぁ、持ってってくれと思っていると、また聞く。

「綿のものとか、なんか無いですかねぇ?」

しつけー兄ちゃんだなぁと思いつつも、「今使ってるのしか無いから」と答えると

「それは、いつのですか?」

と聞く。「羽根布団は一昨年だかに買ったばかりで、敷布団はいつか忘れた」と答えると、敷布団を見せてくれと言う。

「うちの製品だったら、高く買い取れるんですけど」

と兄ちゃんは言うのだが、私としてはもって帰られたら困るのだ。
ベッドの上に敷布団を敷いているし、その敷布団はお相手の家から、引きこもりの為に引き上げてきたもので。
暇になったら、またお相手に家で寝るように持っていく布団なのだ。
「この布団がなくなると困るんですよ。いらないわけじゃないから」
と言うと、

その布団代とソファー諸々を含めて、新しい布団の下取りにする

と言い出した。
ん?ん〜〜〜〜〜?
話がおかしくなってきたなとその瞬間に思い、
「じゃぁ、その新しい布団はいくらするの?」と尋ねた。
私は布団にお金をかける主義じゃないから、その敷布団自体も2万しなかったしと。
ともかく見せろというので、一度ドアを閉めて敷布団を持って行ってやった。

「これ、ウチの製品ですよ。」

と嬉しそうに兄ちゃんは言う。その大手の製品というよりは、孫受けだかなんだか知らんが、系列メーカーの品だそうだ。
兄ちゃんは、

「これは、洗えない布団ですねぇ。1万幾らで売ってる品です」

と言う。だから、そう言ってるじゃんか?と内心で思いつつ黙っていると

「これは、下取りに出来ます。」

と嬉しそうに報告してくる。
っつ〜かね?だから、その下取りはいいけど、今、新品と交換って事なの?と聞くと

「トラックから持ってきますから」

と言う。
持ってくるのはいいけどね。ともかく、私は高いものは要らないから、これ(今、使ってるやつ)と同程度のものなら見て考えるよ。と答えた。
じゃ、車まわしてきますっ!と元気に言って、兄ちゃんは消え。
それから10分後。
兄ちゃんの手には、何やら毛布みたいな毛がついた敷布団が。

「これは、ベッドの上に敷いて使える奴なんですよ」

と自慢気だ。
いや、ベッドだけじゃなくて普通にも使うから、その毛は夏は暑そうだし。と言うと

「これは、裏表使えて、夏と冬で両面使い分けできるんです」

と宣伝にかかる。
いやいや。そんなのは要らない。今のと同じヤツは無いわけ?と尋ねると

「ああ、これ、ちょっと高いヤツなんですよ。じゃぁ、持ってきます」

とトラックに戻りやがった。
初めから、同じヤツって言ってんじゃねーか?と内心で思いつつ待つと、似た品を持ってきた。

「これ、セットで本当は売ってる品でして。セットだと月に7千・・・」

バカかっ!
とは言わなかったが、はぁ?いったい、元は幾らなの?月々ってなに?と尋ねると、兄ちゃんは持ってるファイルを見せてくれた。
そこに書いてある金額は、セットで確か30ん万円。
そんな高いものは、本当に要らないからっと強く言うと兄ちゃんは

「この今持ってきた布団ですと、月々3千円からで・・・」

と言う。
あのね。布団にお金を掛けたくないの。気にしてないのよ。と強く言うと

「それは、お客様の選ぶことですから・・・」

と訳の分からない笑みを浮かべる兄ちゃん。
こいつ、やっぱ、アホかも。と内心毒づきつつ、で、その布団だと幾らだって言うわけ?と尋ねると

「このソファーとか敷布団を下取りして、3万5千円になります」

と答えた。その詳細は聞かなかったが、要は敷布団一枚が、3万5千円以上ということは確実な訳だ。
兄ちゃんは、しきりに「チラシに書いてあったと思うんですけど」と繰り返す。
だから、最初に見てねーって言ってんだろーが?あ?とは言わなかったが。
ともかく、要りません。とキッパリ何度目かの断りを入れると

「じゃぁ、タダではこれは(ソファーベッド)引き取れないんですよ」

と残念そうに言う。
ああ、いいよ。いいから。(さっさと帰ってくれ。忙しいんだ)と言うと、

「じゃぁ、中に入れるの手伝います」

と申されるので、業者呼ぶから。いいから。と言ってさっさと帰ってもらった。
確かに、兄ちゃんが言うとおり、廃却料だって馬鹿にならん。
それをタダで持って帰ってくれて、古い布団も新しくなると。そりゃ、人によっては得なんだろう。
チラシには、そう書いてあったのかもしれんが。随分、あこぎだわねー。
っつーか、後から探したけど、そんなチラシ。我家には無かった。
DM類は、まとめて一箇所に置いてある。それらを調べても無いっつーことは、我家には入ってないっつーこと。

ダブルサイズのソファーベッドを運ぶのって、重労働なのよ?
最初から、ちゃんと説明してくんないかなぁー。たまんねーだよ。

で、仕方なく業者を呼ぶ事にした。
その業者は前に一度電話したが、その時、確かに値段をハッキリ言わない業者だった。
でも、押して押して聞いてみたらやっぱり5千円前後だと言われた。
その業者の電話番号を検索すべく、ネットで社名を入れると・・・
ヒットしたのが「ヤクザな業者だ」っつー内容の日記だった。

む。いやな予感・・・
内容的には、「決して値段を電話では教えてくれない」「要は高いから」「だけど、来てその場で見積だから、それが高くても面倒で払ってしまう」という。
その方によると、室内運動の機械だったと思うが、それが1万6千円・・・・・
少し悩んだが、もう外に出したものだ。面倒だからやっぱり呼ぶことにした。

その業者。
以前、電話したときには「ビデオなら、300円ぐらいで買い取る事もある」と言ってたのだが。
来た業者は、正直言って腹黒そうな顔をしていた。
「もう、着いちゃいました」とか可愛らしい言葉を使って愛想笑いを浮かべてはいるが、正直嫌な感じだった。
丁度、お相手がそこに来て。なんだかんだと尋ねていたが、もう、私は面倒なのでともかく見積ってくれと言った。

結果。
1万円で買った、そのソファーベッド。幾らだと思うすか?
9千円なり。
理由?それがさ、他の業者で言われたのは中味に鉄があると、解体にお金がかかるってことだったのに、その業者に言わせると中味が問題だと。
安いソファーなだけあって、なんだっけ?ウレタン?だかなんだかなんだと。
中味を開きもせずに、よく分かるもんだわよね?
これだと、何リッポーだかに幾らっつー計算で。。。と御託を並べる。
0.5m3 ←(記号が出ない)で9千円。

「ん〜?前に電話したとき、5千円ぐらいって言われたんですけどねぇ」

と言うと、

「それは、うちじゃ無いと思いますよ。」

と強い口調。
そーねー。言わないって有名なんでしょーね。やっぱ、あのHP通りよねー。
と内心思いつつも、もー、好きにすれば?状態。
人の心理、うまくついてるよね。出したもの引っ込めるの嫌だもんね。

他のビデオ 1,500円 3畳の絨毯 2,400円
それに、消費税までついてきやがった総額¥13,545,-

すっげーよね。儲かるわ。
廃品回収業者で独立している人が結構今時居るけど、理由が分かる気がしたわ。

正直。やっぱ、いいですって言いたかったんだけどね。
なんせ寝不足食不足の欠食児童状態の私には、こんなことで手間どるよりもさっさと仕事したかったし。
これまた、後悔先にたたず。
その2日前まで、「タダで引き取ります」っていう電化製品の回収業者のトラックが、うちの周りで走ってたのさ。

冷静になると、なんとも後味が悪いのだが、仕方なし。
さてと。今度は洗濯機壊れてるらしいし。
慎重にしないと、また酷い目に合うからね。気をつけようっと。



2003年04月11日(金)

謎が謎呼ぶ殺生(せっしょう)事件

ふ。こんなもんさ。
健康的な生活は3日しか持たず。
只今AM2:30。やっと終った。

今日はともかく待ち時間が多く。
おかげで、パイプスルー攻撃も出来たし、床が水浸しになった効果で拭き掃除まで出来た。
その正式名称はパイプスルーじゃないパイプのお掃除液は、注入した後に大量の水を流せと書いてあった。
風呂場と洗濯機の排水口に施したのだが、風呂場は良いとして、洗濯機の方が問題だった。
で、考えたのが、洗濯機のすすぎをやれば水が流れるってことだ。
ちょうど、水浸し事件のおかげで応急処置に使われたバスタオルやらが入っていたので、まわす事にした。

しかし。
私は、パイプ掃除液を入れる時点で、いや。多分、その前の様子見の時点から気付いて居た事があった。
あんなに水浸しになるほどに流れ出た根源であるハズの排水溝周りが、すっかり乾いているのだ。
私の小さな脳みそは、その不思議な現象を、
「きっと溢れた水がまた排水口から戻ったりしたから、ここは乾いてるんだ」
と考え、納得していた。

パイプ掃除液の効果はあったと見え、風呂場の水の流れが良くなったように思う。
同時に、台所もトイレも洗濯機もフルに水を流すが、根源であるハズの排水溝から水が出る気配は、一向にない。
これで、一安心。一軒落着と思い、ついでに流しもぴかぴかに磨いてみた。
そして、仕事に戻ろうと思いきや・・・

またもや、洗濯機の下から水が滲んで来ている。
活動している洗濯機は、水が入っているから重くて動かない。
きっと、この下には前に溢れた水がしこたま溜まっているのだろうと解釈し、仕方なく雑巾でせっせと周りを拭いてみた。
なんだか、拭いても拭いても出てくる。
雑巾を絞りながら、数回目。ハタと手が止まった。っつーか、目に留めた。

時刻は、午後4時近かったと思う。
少々、暗くなりかけ、しかも一番光が当たりにくい箇所に洗濯機はある。
目に留まったものが、何なのか。一瞬、何も考えずに雑巾で取り去ろうと思った。
いや、しかし。形が・・・・・・・・・・・


や〜んっ やもりぃ〜〜〜っっ


思わず、声に出してそう叫んだ。
そこには、体長2cmほどしかない子ヤモリ君がヘバっていたのだ。
どうやら雑巾で、水と一緒に洗濯機の下に住んでいたであろうヤモリ君まで掻き出してしまったらしい。
いくら小さくてもヤモリはヤモリだ。愛らしい手と目をしているが、もう、爬虫類を可愛がれる年齢ではない。
恐る恐る、雑巾でつんつんしてみた。
動かない。
思い切って、尻尾をくいっと押してみた。
くにゃっと曲がった。

これまた、やーだーーーもーーーーっっっっと、一人で叫び、トイレに行ってトイレットペーパーを沢山丸めて持ってきた。
そう。つまんで捨てる他無いからだ。
心優しい偽善者な私は、一瞬悩んだ。
いくら、ご臨終とはいえ、ヤモリ君は爬虫類だ。虫君とは違う。
トイレに流すなんてことをしたら、可愛そうすぎないか?と。せめて、外に返してあげるべきでは?と。
悩みながらも、私はむんずと丸めたティッシュごと、子ヤモリ君を掴んだ。

・・・・・・ん?

一瞬、その摘んだ指先に、ピクッという反応を感じたような気が・・・・
気がしたけど〜・・・・・反射的にそのままトイレに放り込んで流してしまった。
流れる水を見ながら、
「もしや、私は、殺生をしてしまったのか?」
と思い悩み、もしかして泳いで出てこないかと、しばしトイレに佇んだ。
しかし、蘇りは無いらしい。

殺生をしたかもしれないという後悔を引きずりつつ、頭に郷ひろみ&樹木希林。
「謎が謎呼ぶ殺人事件〜♪」(←要はこれがタイトル)

ん〜な馬鹿なこと考えつつも、更に拭き拭き。
すると、妙な音に気付いた。
ポッタンポッタン言ってるのだ。
それは、あきらかに洗濯機方向からしているような気がする。
洗濯機が周って水がパシャンと弾けるごとに。
っつーことは、原因はやっぱり洗濯機?
いや、しかしだ。洗濯機を使った数日後にも水は出ていた。

大体、おかしいのだ。
風呂場もトイレも洗濯機も流しも水を流しているのに、排水口から水は溢れていない。
だのに、洗濯機の下からだけ、じわじわ水が湧き出てくる。
じゃぁ、これはもしや、排水口のどっかが壊れて、洗濯機の丁度下辺りで溢れてるとか?
そんなことなら一大事。もう、私には解決できない事態だ。
解決できない事態なら、もう、水はできるだけ使わずに過ごそう。
などと、さすが面倒臭がり屋と感心する事を考え、仕事に戻った。

ピーピーピー。
洗濯機が終ったようだ。取りに行った。ちょうど、FAXも来た。
そして、またもや水が滲んでいることを発見。
ん〜・・・・と思ったが、やはり仕事最優先だ。

それから30分以上経過。
また、FAXが来るので一階に降りてみると・・・
やはし、そこは水浸し。量は少ないけど、洗濯機から1mぐらいの範囲で水浸し。

洗濯機は止まってます。
勿論、中味は空です。
水はどこも流していません。
30分前には、ちゃんと拭き終えていました。

原因が洗濯機の水漏れであるのなら。
洗濯した数日後に水が出た原因は、水を吸い取ったバスタオルをまた、洗濯機に入れておいたから。
その水が再び洗濯機から漏れて床にという悪循環だと考えられる。
だどもね?今、洗濯機の中は空なのよ?

念のため、洗濯機への水道の蛇口は止めておいたが。
あれから、5時間以上、水は溢れては来ないが。

原因解明が急がれる。



2003年04月10日(木)

朝の怪

多分、私は風邪をひいたと思われる。
よくもまぁ、一ヶ月。まともに食べず眠らずで大丈夫だったものだ。

朝方お相手の家に行くという無駄を取り除き、家に引きこること半月。
物凄い久しぶりに我家の洗濯機が動かされる事になった。
自宅が事務所化してからというもの、洗濯はお相手の家だったからだ。
そこで気付いたのが、お相手の家の洗濯機はやはりおかしいということ。
やけに、時間がかかるのだ。
我家で洗ってみたら、半分の時間で済んだ。

まぁ、それは良いとして。
その翌朝。
一階に降りていくと、ペチャっと音がした。
例の大ムカデ騒動以来、近所に深夜に響くであろう迷惑も顧みず、相変わらず私は室内で風呂場用のビニール樹脂製のスリッパを愛用している。
我家の一階は、近所の家に阻まれ、あまり日辺りが良いとは言えない。
この二つの要因のおかげで、私はすぐにその「ペチャっ」の原因が分からずにいた。

何事も無かったかのように父上に朝の挨拶をし、コーヒーを入れ、二階に戻ろうとした時。
床が何やら光って見えることに気付いた。

そう。
それは、水だった。

何故に水?
あまりに苛酷な労働によって削られた睡眠不足の頭が、煙りを出しそうな勢いで動いた。
前の晩。寝る前、最後に一階に降りたときの記憶を懸命に辿ったが、ペチャッとした記憶は全く無い。
しかし、洗濯をしたことだけは覚えている。
ということは。
しばらく使用していないが為に、洗濯機のところの排水が詰まっていたのだろうと。
勝手な解釈をした。

我家の洗濯機置き場は、普通じゃない。
普通は、それなりの洗濯機用の入れ物みたいなのがあって、そこに穴があって排水ホースをさす仕組みだと思う。
しかし、我家はじかに洗濯機を起き、床自体にぽっかり開いた穴が排水口になっているのだ。
まさに、虫さんいらっしゃいな作りだと常々思っているのだが。
よって、排水口が詰まった日には、それを受けてくれる洗濯機置き台が無いものだから、直接床を水浸しにしてくれるっつー寸法だ。

このクソ忙しい時になんだよっ!と思いながらも、しばし洗濯機は使わないでおこうと心に誓い、水をなんとか片付けた。
ここで、分かったのは、やはり我家は斜めってるということで。
排水口から溢れたらしき水は、横には決して広がらずにそのまま真っ直ぐ。
洗濯機から真っ直ぐの壁に向って広がっていたのだ。

そんな事があって。
その翌々日だったと思う。
そう。月曜日だ。東京さ出るべな日の朝だ。
またもや、一階に降りるとペチャッとしやがった。
おかげで、30分は水処理に費やされた訳だが・・・・・・・

相変わらず周っていない頭が考えた事は、前の水が処理しきれておらず、じわじわ動かさなかった洗濯機の下あたりから滲み出して来たのだろうという事だ。
だって、洗濯機は使っていないのだから、そう考えるのが自然だ。
しかしながら、やはり私には時間が無い。
原因を究明するでもなく、洗濯機と思われる要因を解決するでもなく、出かけてしまった。

月・火・水と。お相手に家に行き、何事も無く過ぎ去った。

しかしだ。今朝だ。
靴を脱いだだけの無防備な私の足が、玄関に一歩入った途端に異常を訴えた。

ちべたい・・・・・・・

目を凝らして見やると、そこには、水が復活していた。
しかも、前回よりも多量だと思われる。
急いで風呂用スリッパを履くと、ギュッギュッと音がする。
水だ。

健康的な生活を送り、多少頭が回り出している私は考えた。
全てに共通した出来事は何かと。

昨日、お相手の家に行く前に異常は見られず。その前の2回の時も、寝る前に異常は見られず。
しかしながら、共通した出来事といえば。

シャワーだ。

ふと、昨夜の事を思い出した。
出て行く時に、風呂場の排水口が、ボコンボコンと不吉な音をたてていた。
ベムベラベロのオープニングのようだと、一人不気味に思い、家を後にした。

それだ。

お相手の家に行くようになってからというもの、確かにあまりシャワーも使わなかった。
おかげで、我家の風呂場はピカピカだ。使って無いからカビも汚れも無い。
それが、この引きこもり半月で頻繁に使用されることとなった。
きっと、詰まっていたんだろう。ずっと昔に乾燥するぐらい昔に。

仕方なく、本日我家の一階は、窓を開け放している。
二階じゃなくて良かったと思うのは、水を溢れさした時ぐらいなもんだ。
さて。原因が風呂場と分かったのだが・・・
おかしいのは、台所とお手洗いはガンガン使ってるのに平気だということだ。
部屋の並びとしては、風呂>トイレ>洗濯機>流し なのだが・・・
どういう繋がりになってるんだ?この家?
それに、一体全体。
シャワーを使った何時間後に、この水浸し効果は現れているのだろうか?
なんとなく、それを知りたいとウズウズしている。



2003年04月09日(水)

通常運転に戻った

日曜日深夜。
F1が終わり、プロレスが始まり、その終わりを告げるゴングと共に仕事が終った。
まさに、カンカンカンカンカンという気分だったのは言うまでもない。

そして、月曜日。
車を親の会社に置いた時に、ふと見た隣の会社の桜の木が満開だったのを、情報としては知っていたが実際に目の当たりにして驚いた。
東京へ出て、まず納品。意識が朦朧となる中頑張って、次の客先へ。
歩いていても眠れる状態でなんとかこなし、帰りの電車でグラングラン揺れる自分を止められず。
自宅に戻り、確認作業のみしてなんとっ!18時には仕事終了。
まさに、一ヶ月ぶりの事だ。

車でお相手の家に向かう途中、満開どころか葉桜になっている桜並木を見てまた驚き。
私は浦島太郎かっと、一人つぶやき。
久々に行ったお相手の家が散らかっているのを見て、少々文句をたれ。
そのまま飲みに行った。
これまた、飲むのは一ヶ月ぶり以上だ。

入ろうとすると、丁度帰るオヤジと出会う。
どうやらお相手の知り合いらしく、「なんだよ〜、いい女じゃねぇ〜かぁ」と言われ。
その「なんだよ〜」の意味がちょっと引っかかるが酔っ払いだ。
私は普段すっぴん&ジーンズ姿だが、その日はなんてったって東京帰りだ(田舎者)。
酔っ払いの目に狂いがあっても仕方ないだろう。うん。

そして、中に入ると、これまた何度か会ってるオヤジ達が居て。
その中の一人が「いい感じだねぇ〜」とこれまた私に言う。
「前に、会ったっけ?」と聞かれ、
「何度も会ってますがな。今日は化粧してるからですかね?」
と一応、答えてみる。
すると、そのオヤジはまた「いやぁ〜、いいよ。いいよ。」と褒め称え、
私の受け答えの様を見て、「いい加減な感じがいいっ!」とのたまう。
「いい加減で良い」と誉められたのは生まれて初めてだと教えてあげた。

飲みに行くとお通しというものが出るのだが。
何気に受け取ったところ、今度は別の隣のオヤジに「なんだよぉ〜。特別かよぉ〜」と言われ。
ハタと見たら、他の人はしめ鯖みたいなので、私はぼたんエビ。
そこの店主は、私がお酢が苦手なのをいつも考慮してくれる。
そのオヤジは、永遠に同じ事をグチグチ言っていたが、へらへらとかわし。

とりあえず、食べたいオヤジ系のつまみを食べ、生中2杯で引き上げた。
帰り道のコンビニでアイスを買い、手荷物を直そうとお相手にアイスを一瞬渡し。
戻ってきたら一口食われていた。
そして、お相手にも
「なんかなぁ〜、○○ちゃん(店主の名前)喜ばしげだったよなぁ〜」
と何度も言われ。
大体、その日本語はかなり変だという指摘は、あえてせず。

溶けてきてしまった手についたアイスをお相手の服で拭い。
歩きながら、グリコをしろと、お相手に強要し。
しかし、ヤツは相当具合が本当は悪かったらしく、それを隠して頑張っていたということは、翌朝に知った。

夜、9時に寝て朝9時に起きるという。
まさに健康的な朝を迎えた火曜日。
今までの割にあわねーとほざいていた仕事の10倍の儲けの仕事を、割にあわねー仕事の10倍ぐらいのスピードでこなし。
21時に仕事を終らせ、お相手の家に行き。
5種類ぐらいの野菜沢山のサラダと、肉と御飯を用意してもらい。
味噌汁ぐらいは自分でやれと言われて、それらを食べ。
金持ちA様を見たくて頑張っていたのだが、途中で記憶がなくなっていた。

そして、今朝。9時にやはり起き。
コンビニに寄って、普段は飲まないオレンジ系のジュースに「母を尋ねて三千里」のアメディオが乗っかってるのを見て、それを買い。
アメディオだけを車のミラーに挟んで自己満足し。
10時に仕事をはじめ、17:30に全ての作業が終了。
昼を食べ忘れたので、食べ。
今、こうして日記を余裕シャクシャクで書いているという訳だ。
これから、シャワーを浴びてお相手の家に行き。
きっとまた、21時過ぎには眠くなるだろうという予感がする。

まさに、通常運転以上に健康的な生活が戻ってきた。

ただ、一つ違うのは。

身体中が痛く、熱っぽいということぐらいか。
眠いのは、春だからとか睡眠不足だからとかじゃなく。
多分、相当身体のどこかが痛んでいるせいと思われる。



2003年04月06日(日)

今がチャンス

いや〜、参った。
っつーか、参りきってる。
意識が、朦朧としたまんま、しゃっきりしないのだ。
目を開けたまま眠れそうな勢いで、どーにもならん。

一昨日。なんだか、目処がついた?という気がして8時間眠った。
しかし、確認したらその8時間は危険な数字だった事が発覚。
でも、何故か夜21時過ぎから0時までの間、どうにもならないぐらい眠くなる。
それを越せば、ハタと気付けば朝4時になってたりするのだが。

こういう生活を続けて、一ヶ月が経過する事に気が付いた。
もう、限界なんだろう。おお。さすがに、ダメだしょ。
ラジオも聞いていられなくなった。あの、独特のザーザー感が妙に神経に障るのだ。
目が痛くて、涙を出そうとすると、異常に沁みる。
腰も、肩も背中も、同じ姿勢が絶えられないと訴えている。

御飯をまともに食べないのは、よくある事なのだが。
さすがに、普通の食事を一ヶ月とってないとなると、身体がおかしいらしい。
やはり、お味噌汁に野菜にお肉に魚。料理したものが必要なのだ。

身体が弱ると気も弱るというが、まさにそうなのだろう。
いや、ただ、無駄な電話をしてこられると、逆に怒り出す危険性もあるが。

ちょっとのことが、妙におかしい。
眠る前の頭安めにビデオを観るだが、その一つの事を永遠に笑ってられるらしい。
思い出しては、一人で笑う無気味な女。

ちょっとのことが、妙に嬉しいらしい。
電話をしてくるのは、お相手か社長とお客さんだけなのだが、労いの言葉を聞いただけで、嬉し涙が出そうになる怪しい女。

ちょっとのことを、妙に感謝するらしい。
お相手が先日差し入れを持って来た食材を食べながら、心底ありがたいと思い。
自分で買ってきたものを食べながら、食べられるのは幸せだと思い。
いつも食べなれているものを、おいしいなーと一人で言いながら食べる一見寂しい女。

今の私に、もしも誰かが温かい野菜スープなんぞ持ってきたら。
一生、その恩は忘れないだろうと確信する。

この、一ヶ月。
まともに人に会っていない。
赤の他人、仕事関係を除けば、母上に30秒ぐらい。お相手に5分ぐらい。
それしか人の顔を見ていない。

こんな状態の私の目の前に、物好きな男性が現れたとして。
きっと、彼の話す事は、なんでも面白いと思って笑うだろう。
きっと、彼のしてくれる事は、なんでも優しいと感謝するだろう。
きっと、彼がご馳走してくれるものは、なんでも美味しいと思うだろう。

まさに、今。
親切にしてくれた人は、もれなく私の目には王子様に見えるはずだ。
こんなチャンスは滅多にない。
さぁ、春だ。桜だ。花見だ。外へ繰り出そうっ♪



2003年04月03日(木)

見透かされてる

ん〜・・・参った。
終らん。終る気配が無い。終りようが無い。終るはずも無い。
だのに、今日の昼間はゴタゴタと無駄な時間が多すぎた。

この仕事がイヤイヤだからなのか、それとも本当にファイル自体がいけないのか。
PCの調子がすこぶる悪い。
仕事が遅れる要因の半分は、そのせいだと思われる。
昨日の宅急便といい、トラブル続きだと思うのは気のせいか?

今日は、宅急便なんてどーでもいいと思えるぐらいのトラブルが起きた。

なんてったって、昨日の作業50頁分がぱーになったのだ。

これは、痛かった。かなりの激痛だ。
3-4日ほど前に、鉄の棒形状のものをうっかり踏みつけ、突き刺さって痛む足よりも痛い。
血が出ないだけに、かなり痛い。いや、ファイルが壊れた話だが。

そして、思った。
物には心があるに違いないと。

昨日の宅急便。
実は、中身はすっげーーーーく嫌だと思って、出来たら断りたいと思って、なんとか止めるって言って欲しいなと思っている印刷のサンプルだった。
そして、今日壊れたファイル。
もー、ずっと言い続けているイヤイヤながら涙ながらの、割に合わねー仕事で。
もーいいや。止めちゃおうか?いいじゃん。とか言っている仕事なのだ。

ふ。
私は、車とかPCとかに、自分の気分が影響するってことをあまり信じていない。
全ては気のせいだと思う事にしているが。
あるのかもしれぬ。
私は、見透かされているような気分になった。

そして、本日。
こんな私の状態を知りつつ、一人のんびり過ごすお相手が差し入れにやってきた。
勿論(?)玄関にも居れぬ門前払い状態だったが、ありがたい事だ。
その中身を見て、私は後で大笑いした。

アイスコーヒー・牛乳・寿司・牡蠣フライ・塩焼きそば・バナナ・タバコ・チョコパイ・・・・・・

引きこもりになる前に、お相手の家からポットをかっぱしてきたので、今はコーヒーを入れているが。
通常、私はこのアイスコーヒーと牛乳を半々に割って飲んでいるのだ。
しかも、購入してきたやつは、いつも私が買うメーカー。
寿司も、私が必ずと言ってよいほど、そこのスーパーに行くと買う種類だ。
牡蠣フライは、何故か見ると買う品だ。
塩焼きそばは、カップ麺の中でもお気に入りのヤツだ。
後のバナナやらチョコパイやらは、いいとして。

まるで、私が自分で買物に行ってきたかのような袋の中身なのであった。
ヤツに食生活を見透かされている気がして、笑えたのだ。
確かに、お相手の家の側にも同じスーパーはある。
しかし、私の家の近所のスーパーにしか置いてない寿司までドンピシャ。

しかも、粗大ゴミの回収業者と何故か来た時間もドンピシャ。
ヤツは細かいので、そういう業者に会わせたくないのだ。
お人好しの私と違い、値段が高いとか文句言うから。
なのに、回収業者が早く着て。ヤツが遅くなって。ドンピシャ。

なにやら、嫌だと思っていることを全て見透かされているような。
そんでもって、わざとそうなるように誰かに仕組まれているような。
そんな気がするっつーのは、仕事のしすぎですかぃね?



2003年04月02日(水)

人が好い

んーーー。まいった。
やる気が全く無くて、画面を見てるだけで目が回るんすが。
ええ。ええ。断りきれずに持って帰ってきちゃいましたお仕事。
そして、何故か他の仕事が雪崩れのようにやってきて。
これ・・・・・・・無理?とか他人事のように思っているのですが。

断りきれないのは、責任感か。気の弱さか。はたまた、やっぱりお人好しなのか。
我ながら、呆れておりますが。

ただ、こうなってくると思うのは、
私は仕事運(仕事内容じゃなくて量ね)だけは良いらしいと。
生活に困るーーーーっっっと思い、外で働こうとすると、鬼のようにやってくるのです。
で。結局の所、生活に困った事は無いことになります。

生活に困るというのは、お金に困るということで。
だけど、考えてみたら、人間らしい生活には困っているのが実情です。
御飯は一日一食。寝るのは朝。起きるのも朝。運動?何それ?身体がガチガチです。
早く人間に戻りた〜〜〜いっと叫びたい心境です。

だけども。仕事があるのは幸せな事で。と人様は仰います。
確かに。
以前のお客様で別の会社に移られて、お付き合いが無くなったと思っていたのに、わざわざまた私にその会社から仕事を依頼してくださるという幸運もあり。
これは、ひとえに、土日だろうが夜中だろうが対応した涙の結晶と言えるでしょう。

しかしながら、思うのです。
この性格で幸運を掴んではいるが、やはり強く出るところは出れないといけないかと。
人様に言わせれば、私は決して気弱に見えないらしいので、多分、断れないのは意志薄弱というよりも、やはり人が好いのだと思えてくるのです。
あまり本人は認めたくない事実なのですが、数年前からいい加減認めろと、周りにうんざりされてるような気がします。

今日、宅急便屋さんに集荷を御願いしました。
ところが、待てと暮らせど来ません。
17時半がすぎて、さすがにおかしいと思い電話したところ、ドライバーに確認するとお姉ちゃんが言いました。
お姉ちゃんは、申し訳ございませんと言ってくれました。

そして、1時間半が経ちました。
宅急便の受け付け締め切り時間です。
明日午前中に東京に着かねばならぬ品です。
あまり、督促するのは好きじゃないのですが仕事なので再度電話しました。

「明日の午前中に、東京に着かないと困るのですが、間に合うのですか?」

とちゃんと念を押して聞きました。
私は、始終宅急便を利用しているので、大体の状況が分かるだけにかなり不安でした。
もう、東京午前便は出たんじゃないわけ?と、何故か一般客の私が心配しておりました。
お姉ちゃんは、
「ドライバーに確認してるはずなのですが・・・」
と申され、またもや謝罪の言葉もいただきました。

そして、時刻は21時近くに。
もう、自分で宅急便屋に行くしかないかと思っていたところ、電話が入りました。

「集荷のご連絡いただいてますか?」

男性でした。
もう、午後1時に電話して御願いして、2回も問い合わせもしてるんですけど?
と私は言いました。
彼は、かなり困惑していました。連絡が入ってないと申しました。
そして、明日の夕方着じゃダメか?と聞きました。
それは、ダメです(泣)

ともかく、取りに来た男性は昼間にやはり宅急便を届けてくれた男性で。

「全く、こちらには連絡が入ってないんですよ」

と申されました。
そして、こう、言われました。

「もっと強く押していただいた方が良かったですね」

私にしてみれば、二回も督促した時点で強く押したつもりなんすが。
だけど、最低限の言葉遣いのマナーだけは守ったのが「押しが弱い」っつーことに?

思うに。
そもそも、そんなに強く出れる性格ならば、宅急便ぐらい出しに行く時間がある状態だろうと。
強く出れずに仕事を受けてしまったので、こういう事に。

果たして私の人から言わせると「人が好い」という性格で。
得をしているのだろうか?損をしているのだろうか?
かなり疑問を感じます。