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march forward.
りりかの独り言。

2004年05月30日(日) 焦り

朝起きた時、あいつはテレビを見ていて。

「おはよう、大丈夫?もう痛くない?」

と、私の顔を覗き込んで来た。

すっかり、痛みがなくなった。と言えば嘘になるけど。

もう、唸るほど痛くはない。

「うん、大丈夫」

無理矢理、元気な声で返す。




妹から電話が来て。

一緒に昼ご飯を食べることに。


あいつと三人で、妹のご主人がやっている店に食事へ行った。

「食べた後、行くんでしょ?」

妹が聞いて来て。

「今日じゃなくても、いいかもしれない」

と、私が答えた。

「でも、やっぱり早く会っておかなきゃだめだよ」

あいつは言う。



食べた後、あいつの運転する車に乗り込んで、実家へ向かう。

途中、妹が、母にメールをしてくれて。

「今から、りりかちゃんたちと行きます」

でも、母からの返事は、妹じゃなく、私に返って来た。


「会わない、とは言わないけど。あんたたちの様子をしばらく見せてください(子供たちを含めて)それから会ってもいいと思います。だから、今日は無理だとHくんにも伝えてください。今会っても何もコメントも出来ません。」


母からのメールを、二人に見せた。



あいつは。

「俺、ちょっと焦り過ぎちゃったかな(笑)そうだよね、お母さんの言う通り、もう少ししてからだって、いいよね(笑)」

なんて、笑って言ってたけど。

今日のために、美容院に行ったり、服も軽く見えないもの!(物凄く、見た目だけは、軽く遊び人に見えちゃう人なので)とか着て来たりしていたあいつに。

ものすごく、申し訳ないと思った。


妹が気を利かせて。

「この間(GW)行った、下町めぐりのビデオがあるの。それ見に、うちに行こうよ」

なんて言ってくれて。

二人でお邪魔する事にした。


あいつは、普段よりよく笑って。

ビデオを見ては「ライラ大きくなったなぁ」とか言い。

妹と二人で、はしゃいでた。


ねぇ。H、無理してるよ。

何度、そう言いそうになったか、分からない。




妹の家からの帰り道。

少しドライブしながら、家まで送ってもらった。

ドライブ中に。

「俺、焦ってたのかもね。りりかが子供を引き取る事になって、上のお姉ちゃんたちに会う前に、りりかのお母さんに挨拶しなきゃって、まずそこをしなきゃって、思ったかも。でも、りりかのお母さんの言っている事は、筋が通っているよ。ちゃんとやっているところを見てもらってから、会う事だって遅くはないんだからね」

私は、何度か「ごめんね」と言った。

「りりかが謝るところじゃないし」

あいつは、笑って頭を撫でて来て。

「頑張るぞー」

とか、気合を入れなおしていた。



私も、焦っていたかもしれない。

何を?って聞かれたら、分からないんだけど。

なんだか、最近焦ってた。

色々な事に。



別にね。

あいつが急いで、私たちの生活の中に入ってこなきゃいけないわけじゃなく。

私だって、親に認めてもらわなきゃいけないと言うのが、全てではない。




まず、出来る事から、始めてみよう。


あいつは、そんな事を帰り際に、言っていた。

私たちが、まず出来る事は。

子供たちが笑って暮らせる環境を、少しでも作る事。



2004年05月29日(土) 母に会わせると言うこと。

凄く忙しかった、この一週間。

家も決まったし、もう引越しの日も決まった。

そしたら、またしばらくネットは出来なくなるなぁ。



あいつが夜来た。

実は、私の母親に会うため。

夜中に会うのもなんだから、と。

明日の昼間会う事に。


妹の出産の時くらいに、会う事になるんだろうと思っていた私。

でも、あいつはそうじゃなく。

早く会って、挨拶をしたい。と言って聞かない。

「ちゃんと、挨拶して、これから先、子供も含めて守って行く事を伝えたい」

なんて、カッコ良い事を言い。



母には、昨日伝えてあった。

「彼が会いたがっている」

と言うこと。

「何で?何を話すの?」

「挨拶したいんだって。子供の事とかも、考えているって事を伝えたいんだって」

母は、黙っていた。



子供と一緒に暮らすことになった今も。

母の中では、やっぱりあいつは悪者で。

あいつは悪くないと、私が言えば言うほど、頑なになる。

あいつさえいなかったら、私と元旦那とで、普通の家庭を続けていたはずだと言う。



そんなの、分からないよ。

と、私が、何度言ったって。

「彼がいなかったらと。何度考えた事か分からない」

と、言われた。





「母は、会わないかもしれないよ」

あいつに、伝えた。

それでも、行かなきゃならない、とあいつは言った。



ちゃんとに、会ってくれるんだろうか。

会ってくれたとしても、話をしてくれるんだろうか。

彼の事ばかり、責めたりしないだろうか。




あいつと一緒に寝ている時は、よく熟睡できるのに。

真夜中に、胃が凄くキリキリして、目が覚めて、唸った。

私の唸り声が大きかったのか、分からないけど。

あいつが起き上がって。

「どうした!?」

って聞いて来た。

「お腹が凄く痛い」

普段、汗なんかかかない私なのに、背中も額も、びっしょりだった。

「病院行こう?」

あいつが私を起こそうとしたけど、余計に痛みがひどくなって、手を払ってしまった。

動かさないで欲しい、と言う言葉も出なくて。



私がいつの間にか眠るまで、あいつは背中をさすってくれていたらしい。

そして、そのまま、起きていたらしい。



2004年05月22日(土) 再婚

仕事が終わった後。

元旦那から電話が来て。

少し会うことになった。



「俺も東京に住むことにしたんだ」

「え?どこに?」

「たぶん○○とかその辺」

「急だね。仕事とか大丈夫なの?」

「こっちでの知り合いの方が多いから、こっちの方が都合いいし」


そか。

なんて思って、聞いていた。

今だって、ちょくちょくこっちには仕事で来ているみたいだし。



「再婚しようと思う」

そんな風に、いつもみたいに、何でもないことのように言って来た。

「そか」

他になんて言っていいか分からないし。



一度別れた元彼女と。

私の同級生の。

またよりを戻したのが最近らしい。

そして、結婚するか、なんて話しになったんだって。

彼女も30歳だもんね。

もう30歳か・・・。

私と一緒なんだから、そりゃそっか。



「おめでとう・・・でいいんだよね?」

「んー、そうかな」

「彼女の職場はあっちでしょ?東京に来て平気なの?」

「美容院はどこにでもあるし。なんでも、お世話になった先輩だか先生だかが出している店が、東京にあるらしいし」

「手に職があるって、やっぱりいいよねぇ」



元旦那のお母さんには、ものすごく反対されているらしい。

だから、家を出て行くんだろうな。

元旦那は、そうは言わなかったけど。

きっと、居辛いだろうから。

彼女の事も考えて。

出て行くことにしたんだろうな。




私が言うのも、お門違いだけど。


幸せになって欲しい。


本当に、そう思う。



「もし、結婚式をしたら来てくれる(笑)?」

「行くはずないでしょ。バカ(笑)」




再婚か。

友だちのMさんが「自分で壊したくせに、また結婚したいと思う自分がいる」と言ってた。

私だってそうだよ。

今は、結婚したいと言う気持ちはないけれど。

素直な事を書いてしまえば。

あいつとの生活ってどんなんだろう?って。

考えてしまう自分がいるんだ。

その、頭の中で考えるあいつとの生活は。

悪い事なんかなくて、いい事ばっかりで。

前の結婚だって、同じようにいい事ばかりを考えて。

そして、悪い事が起こるたびに、そのギャップに振り回されて。

振り回されることに疲れて、逃げた。


私たち、バカだよね(笑)


でも、Mさん。

私も、そう思うの。

あなたが幸せになってくれる事が、一番いい。

もう、泣いたりしないでいいんだよ。

あなたが、笑っていられる場所を見つけたのなら。

そこに飛び込んで行って、いいんだよ。



2004年05月21日(金) たかが1万円

この間。

新しく借りる部屋は、3DKだから。

長女と次女に一つずつ部屋をあげると言う話をした。

ライラは、まだ小さいからママと一緒ね、って。

そんな話をしたら、お姉ちゃんたちは大喜び。

自分の部屋はこう言う風にするんだ!とか、張り切っちゃって。

特に次女が張り切りまくっている。

ダイソーで色々買ってきて、自分で棚とか作ろうかなぁなんて言ってた。

誰に似たのか(たぶん元旦那)工作とか凄く得意な子だから、上手に作るだろうと思う。







今日は、あいつが会いに来てくれた。

あいつは明日休みだけど、私は勤務で。

だから、朝別れる事になるんだけど。

あいつは、今日は遅くまで働いていたのに、その後高速を飛ばして、仕事着のまま来てくれた。

一緒に眠れるのは、久しぶりだね。



次女が、自分の部屋を可愛く作りたいといっていた。

と言う話を知っているあいつが。

「これ、○○(次女)に」

と、雑誌を出して来た。

何の本かと思ったら、インテリア雑誌。

「手作り派とか既製品派とか載ってて、結構いいよ」

私が見てても面白い。

こんな物で、こんな風に収納家具が作れちゃうんだーとか。

私がかなり真剣に読んでいた。

そんな時に。

「これで、色々買ってあげてよ」

と、1万円を出された。

目が点。

「誰に、何を?」

「○○の。部屋を作るのに、色々お金かかるでしょ。1万円以内で頑張ってって伝えて(笑)」



あいつは笑っていたけど。

私は、なぜか涙が出そうだった。

もちろん、嬉しい涙なんかじゃなくて。

悲しい涙だった。



「いらない。私が出すからいいの」

「またぁ。そうやって・・・」

「壁でも何でもいい。嫌なの!そうやって、何でもお金出すとか、買ってあげるとか、私嫌なんだよ。悪いなぁって気持ちが、どんどん大きくなって来るんだよ」

「りりか、たかが1万円・・・」

「あなたにとっては、たかが1万円かもしれない。でもね、私にとっては1万円稼ぐって大変なんだ。お客様に何百回も、いらっしゃいませとありがとうございましたを言わなきゃ稼げないものなの。そんな簡単に、部屋の模様替えするから1万円、とかだめだよ。おかしい!」



私は子供の頃から貧乏で。

お金って本当に大事だと思っていたし。

簡単に使えるものじゃなければ、手に入るものでもなかった。

あいつの家は、裕福で。

お父さんは会社をやっているし、お母さんも大きな病院の総合婦長さんで。

小さい頃からお金には困っていなかったんだろうと思う。

だから、そう言う観点から、私たちはよくすれ違う。

買い物へ行った時とか、そう言うのよく分かる。

私が絶対に買えないような値段の靴とか服を、あいつは「普段用」として平気で買うし。

私が「あれいいなぁ、でもなぁ・・・」と悩むと、必ずと言っていいほど。

「俺が出すから、買いなよ」って言う。

私は、そう言うのが嫌で。

最近は「いいな」と思っても口に出さない。

誕生日とか、クリスマスとか、そう言うんじゃないのに、買ってもらうのは、絶対におかしい。



子供たちにお金の苦労は出来ることならさせたくないと思う。

思うけど、でも「たかが1万円」と言う考え方なんか絶対にさせたくない。

お金をもらう時、何か買ってもらった時。

大事に大切に使って欲しいと思う。

私のこの考えは、間違っていないと思っている。


だから次女が。

「ダイソーで色々買って、自分で作るの」

と言った時は、とても嬉しかった。

100円均一で小物を自分のお小遣いの範囲から買って、それで何か作る。

そういう発想が出来る子で、よかったって、思った。

「模様替えするから、お金ちょうだい」

なんていう子じゃなくて、よかったって思ったんだ。



そう言う気持ちを、あいつにも伝えた。

「そか・・・ごめん」

あいつは謝ってくれたけど。

きっと、傷つけてしまったと思う。

あいつの優しさとか、気持ちを踏みにじってしまったかもしれない。

でも、私は、これからもずっと付き合って行く上で。

そう言うの、分かって欲しかったから。

だから、きつい言い方になってしまったかもしれないけど、言ったんだ。



あいつは。

「これからは経済的にも支えになりたい」

と、この間言っていたけど。

精神的な支えでいてくれるだけで、今は充分。

あなたが、そうやって「経済的にも支えになりたい」と思ってくれている気持ちだけで、本当にありがたいと思える。

ホントに。





手を繋いで、ベッドに入った。


朝起きた時に、手が離れてないといいね。

きっと、離れてないよ。

でも、いつも、いつの間にか離れているよねー。


なんて言いあいながら。



2004年05月20日(木) 壁なの?

あいつとの今日の電話は。

「昨日言ってたお金の話なんだけど」

から始まった。



職場の仲よしのMさんや、妹なんかにも相談してみた。

そしたら。


Hが、預けるつもりでいると言うんだし、預かっておくって言う軽い気持ちでいいじゃない。

ここで、頑なに拒むのも、どうかと思うし。

Hの誠意と言うか。

きっと、子供たちとりりかの生活に、少しでも、お金を渡すと言う形でも、入って行きたいんじゃないかなぁ。



とMさんに言われた。

妹も同じような意見だった。



「ホント、預かるって言う気持ちでいいんだから」

「んー・・・。そうだね・・・もしも、万が一、別れる事になった時は、返せばいいんだしね」

「そう言うこと、もしもでも言わないの」

「うん、でももしも・・・」

「でもじゃないの。じゃ、預かってくれるって言う事でいいね!」

「んー・・・」

「煮え切らないなぁ(笑)」



そして。

あいつが提示して来た額がかなり大きくて、私はまたびっくりして。

「だめだよ!やっぱりだめ!!!」

と言った。

私は、月に2万とか3万とか、そう言うのを考えていたから(それでも多いって思ったのに)。

全然桁が違うんだもん・・・。

「結婚しているわけじゃないのに、そんな大きな額受取れないよ!」

「だからー。受取るんじゃなくて、預かるの」

「そんな大きな額、毎月預かれないって!」

「りりかってさ、いつも壁作るよね」

「は?壁?」



あいつに対して、私は普段から壁を作っている、と言う。

そんな事、ないんだけど・・・。

結婚していないから悪いとか、そんなの、普通言うでしょ?



「子供たちが少しでも好きな物を買えたり、遊びに出かけられたりしてくれれば、俺はいいんだよ。その足しにしてくれって言ってるんだよ?」

「だって、足しって・・・。私の給料と一緒じゃん・・・」

「わざと同じ額にしたんだよ。例えば、りりかが怪我したとか病気とかで1ヶ月丸々働けなくても、何とかなるでしょ」

「そう言う問題じゃなくない・・・?」

「りりかの子供たちは、他人の子供じゃなくて、俺の大好きな人の子供たちなの。足長おじさんじゃないけど、その子供たちが幸せに暮らせるようにするお手伝いだって思ってるんだから。そうしたいって俺が思っているのに、りりかが勝手に壁を作って、阻止しないでよ」


そんな大きなお金を、ただつきあっていると言うだけの人にもらうのっておかしい・・・。

絶対に変だと思う・・・。



「今月の給料入ったら、渡すね」

とか言われたけど、黙るしかなかったよ。

私は壁を作っているつもりなんかないし。

本当に心も許している相手だと思っているけど。

それでも、あいつの毎月の給料の半分以上を私が貰うのはやっぱり変だ。

あいつは、子供たちのためにって言ってくれる。

そのお金の分、今みたいに残業の毎日にしないで、定時で帰って来る日を多くして、子供たちと一緒にいてあげてって。

そりゃ、それだけあったら、凄く楽になるし、私が深夜なんか働きに出なくたって、楽々やって行ける。

けど。

「うん、ありがとう」って頂くわけに行かないよ、やっぱ。



2004年05月19日(水) お金の不安

子供たちと一緒に暮らすと決まってから。

毎日が「何倍速!?」って位に、早く過ぎて行く。

仕事だって当たり前のようにあるし。

仕事はそのまま続ける事にした。

会社にとっては願ってもない話だよ!なんていわれて。

私は、幸せモノだ。


家探しもしていたし。

部屋は、友だちが不動産屋のおかげで、すぐに決まりそう。



深夜勤務の件を、あいつに話した。

あいつは断固反対して。

「子供だけで夜中置いて行ったりするなんてだめだよ!」

「だって、実家に預けたりするつもりだよ」

「でも預けられない日だって出てくるかもしれないじゃん!」

「仕方ないよー。深夜の方が給料がいいんだもん」

なんていう話をしたのは、昨日。



今日の電話で。

「俺さ、りりかと子供たちの生活費出すよ」

なんて言い出した。

「そんなのだめだよ」

「何でだよ?」

「結婚しているとかじゃないし、だいたい結婚するかどうかだって、今の段階では全く分からなくなったわけだし」

「結婚がどうとかじゃないの。子供たちが今までの生活レベルから、下がるのを阻止したいの」

「気持ちはね、本当に嬉しいけどね、でもいけないよ」



おかしいよ、とか、いけないってば、とか繰り返した私。

そしたら。


なら、毎月りりかにお金を預けるってことにする。

そのお金は、りりかが持ってて。

貯めておいてくれてもいいし。

使ってくれても、もちろんいいし。

だけど、あげるわけじゃなくて、預けておく。

これなら、いいでしょ?



ちょっと考えさせて、と言った。

「考えるまでもないけどね。俺は決めたから」

なんて、あいつは言っていたけど。




確かに。

お金の面での不安は、結構ある。

私の収入なんてたかが知れているし。

友達が今度引っ越す先の市役所に勤めていて。

色々手当てのこととか調べてくれたけど。

それでも、そんなに大きな額ではない。

しかも、私の収入を考えると、月にしたらもらえるのは、3万弱じゃないかと言われた。

まぁ・・・、3万でもかなり助かるんだけど。



昨日お姉ちゃんたちと話したとき。

真ん中のお姉ちゃんが。

「ママはそんなにお金ないんだし、私たち節約頑張るよ!一ヶ月一万円生活をビデオに撮ったりしているの」

なんて、嬉しい事を言ってくれていた。

嬉しいけど、かなり無理させているのは確かだ。



元旦那は、とりあえずの資金をくれると言っていた。

それは、引越しの費用と敷金・礼金なんかでほとんどなくなると思う。

あとは、私の貯金を少しずつ崩してやっていくか。



お金の事を考え出すと、キリがないほど不安も出て来るけど。

本来なら不安でどうしようもない位の心境だろうとみんなにも言われるけど。

今の私は、なぜか。

「どうにかなるでしょ」

が、口癖だったりする。

子供たちと一緒に暮らせると言う喜びの方が、大きいから。

不安の方が、全然小さいから。

「どうにかなるでしょ」

なんていえるんだと思う。

そのうち。

「どうしよう、どうにかしなきゃ」

って言うようにもなるんだろうけど。



今まで。

不安だとか、大変だとか。

そう言うマイナスなことばっかり口に出して来ていたけど。

最近は、何においても、結構前向きな事を言うようになったみたい。




子供たちも一緒に頑張ってくれるって言う。

ホント、頑張らなきゃって思う。



2004年05月17日(月) 母子家庭

明日仕事になってしまったあいつが帰ってから、母に話した。

「これからが大変だよ」

と、妹にだいたいの事を聞いていた母は、言った。



「あなた、ここを出るんだったら、深夜勤務は出来なくなるよ?」

「深夜の時は、ここに預けちゃまずい?」

「たまにならいいけど、今みたいに早朝から深夜なんていうのは、だめだよ。余計に寂しがらせるだけだよ」



母子家庭になるって言うのは、本当に大変なんだ。

って、母は何度も言ってた。

今は、子供たちと一緒にまた暮らせるって事で、喜んでいるかもしれないけれど。って。



分かってるよ。

大丈夫、頑張るから。



「当たり前だよ。あんたが頑張らなきゃ、誰が頑張るの?・・・でも、よかったね。本当に、よかったよ」

母は、泣きながら言った。

今まで、本当に母親らしくなくて、好き勝手なことして来た人だったけど。

やっぱり、私(娘)が幸せになる事を、考えていてくれてるんだな、って思ったりした。

「彼に、伝えて。子供の幸せを、第一に、最優先に絶対に考えてって」

「分かってるって」



母からの伝言。

あいつにもちゃんと伝えた。

「一番に考えなきゃだめだからね!って、俺の親にも言われたよ(笑)」


私もそう。

あいつも、きっとそう。

みんなが心配してくれている事、凄く感じてる。


ありがとうございます。



2004年05月16日(日) そして

今朝、元旦那に電話をし。

話があるから、二人で会って欲しいと言い。

会う時間を決めて。

私は、ずいぶん早くから待ち合わせの場所につき。

胃が痛くなりながらも、到着を待っていた。



日曜お昼過ぎのファミレスは、そこそこ混んでいて。

家族連れとか、カップルとか、みんな楽しそうに会話をしていた。

私はなんだか、とっても場違いだと思った。

今日は寒かったのに、なぜか汗ばんでいた。



元旦那が到着して。

たぶん、何を言われるか、分かっていたんだろうな。

私が言うこと、一つ一つに驚く事もなく。

頷いているばかりだった。

「だから、子供たちと一緒に私は暮らしたい」

少しだけ、間があって。

「勝手な事言うな」って怒られるかと思っていたけれど。

予想とは違い。

「そうだね」

と、一言だけ言った。

かなり、拍子抜けした。




そして、上のお姉ちゃんたちは、私と一緒に暮らしたいと言っていると言うことも聞き。

涙が出てきた。

どうして、もっともっと早く、私はお姉ちゃんたちがそう言う事を言える環境を、状況を作ってあげなかったのかなーって。

「本当に、自分勝手で、ごめんなさい」

テーブルに頭をつけたまま、泣きながら謝った。

元旦那は、無言だったと思う。


そして、いつから暮らすか、とか。

住む場所とか。

実家に子供たちも来ていいんだけど、やっぱり狭いし。

部屋をどこかで借りたりしなきゃいけないんじゃないかとか、話して。

3時間くらい、話していたかなぁ。

とにかく、大まかな事を決めて、元旦那は帰って行った。



1人でファミレスに残り、ボーっと外とか眺めていて。

あ、そうだ、と思い。

切ってあった携帯の電源を入れ、妹に電話をし。

こうなった事を、伝えた。

話している途中にあいつからキャッチが入り。

「今、どこにいる?」

「今、○○。あなたは、外?」

「今日、早く仕事が終わって。帰ってすぐ東京に来た。もう2時間位前についてて、何度も電話しても繋がらないし、とにかく会わなきゃと思って、りりかの実家の前にいる」



慌てて帰って、家の前にいたあいつと合流した。

母は、弟と妹と買い物に出かけていたから、いなかったけど。

帰って来たところで鉢合わせするんじゃないかと、ドキドキしちゃったよ。




また、ファミレスへ行き。

元旦那と話し合った事。

全部、話した。

なぜか。

「ごめんね。今まで辛い思いさせちゃって、ごめんね」

って、謝られる。

私は、あなたを好きになった事を、後悔なんかしてないって伝えた。

だけど、私を好きになってくれた事は、悪かったと思ってると言った。

無駄な時間を、今まで使わせてしまって。



あいつは。

無駄な時間なんかじゃない。それに、絶対に別れない。

って言って。

急には無理だろうけど、少しずつでも子供も一緒の生活に、俺も入って行きたい。

って言った。




あなたは、何で、そんな大変な道を選ぶの?

もう、自分だけが幸せになる事を考えて。

普通に独身の人と、普通に生きて行く事を考えたらいいのに。

私じゃなきゃ嫌だって言う、あなたの気持ちはとっても嬉しいし。

好きな人にそう言われるのは、女だったら誰でも嬉しいと思う。

もしも。

もしも、色々な責任とか変な意地とかから、逃げ出せないって思っているのなら。

私は、もう大丈夫だから。

ホント、そう言う気持ちだけで、充分だから。

これから先は、自分の事だけ考えて、生きて行けばいいんだよ?

わざわざ、他人の子供と一緒に暮らすなんて言う生活を選ぶ事は、ないんだよ?



「分かってないなぁ」

笑顔で私の頭を軽く叩いた後。

「前から言っているけど、りりかの子供は、他人の子供なんて言う感覚は全くないんだよ」

「でも、やっぱり大変だよ。子供たちだって、こんな不安定なときに、あなたとは会えないと思う」

「安定してからでいい。それに、徐々でいい。俺が幸せにしたいと思ってる」



でも、やっぱり・・・。

そればっかり繰り返す私に。

あいつは、やっぱり笑顔で。

「幸せにしたいと思ってるんだから、それでいい」




私は、あなたにそんなに甘えていいのかなぁ。

これからは、今までみたいに会えなくなると思うし。

たくさん我慢する部分出てくると思うよ?

あなたは、それでも、私でいいの?



2004年05月15日(土) 何から書こう

ライラは、私と会った後、必ずと言っていいほど、夜泣きをするそうで。

それを聞くたび、すごく胸が痛かった。

まだまだ、ママと一緒にいたい年齢だもん。

だから、会うのをやめたほうがいいか、と元旦那と話したこともあり。

でも、その方が可哀想だと言う結論になったり。



この間。

夜元旦那と電話で話していた。

ライラが目をぱちぱちするんだって事を聞いた。

自分なりに、ネットで調べたりした。

チック症候群と呼ばれるものじゃないかと思った。

私は専門家じゃもちろんないし、そんな勝手に診断してはいけないけど。


そこには、こんなような事が書いてあった。

「幼少期に、充分に甘えられないと一過性で起こる事もある。女児より男児の方が2,3倍多い」



そして、何日も何日も、考えた。

吐き出す場所なんか、もちろんなかった。

ここに書いたり、友達に話したり、出来なかった。

自分だけで、たくさん考えたかった。

てか、考えなきゃだめだと思った。

他の意見とか聞いて、ふらつくのは、絶対に嫌だったから。

あいつにも、やっと言えたのは、今日の夜中。

日付が日曜に変わってから。



「私は、子供たちと一緒に、絶対に暮らす」





もちろん、私1人で決められることじゃない。

元旦那とも、話し合わなきゃいけない。

でも、決めてた。

私の、勝手な暴走だと思ってくれてもいいから。

私は、子供たちと暮らさなきゃ、いけないって。

ライラの夜泣きも、目をぱちぱちも、限界だって言う合図なんだって。



子供と離れて暮らす事を決めたのが、一昨年の秋。

その頃、たくさんメールを頂いて。

それから、友達にも言われたりして。

子供と母親が離れちゃ、だめだって。

分かってたけど、あの時の私は何を焦っていたのか。

私の勝手な意見から離婚するのだから、私がそう言うこと決められないって思って。

とにかく、早く、早く。

どうにかしなきゃ、今のこの状態を変えなきゃ。

そんな風に思ってばかりいた気がする。




あれから1年半が過ぎて。

ライラが今まで出していた合図や、お姉ちゃんたちのやせ我慢とか。

そう言うの、今やっとバカみたいに分かって。

遅すぎだよね。分かってる。

でも、遅すぎでも、気付けてよかったよ。




「だから、あなたと一体いつ結婚できるかとか分からないし、今そう言うの考えられないし。もう、私は子供たちと離れないつもりだから」

「それは、別れるって事?」

「だって、こんなあやふやなまま、付き合って行くのも、あなたの時間が無駄になるだけだよ」



ごめんね、こんなんで。

ホント、私ってバカだって思うよ。

考えなさ過ぎで、行動に移し過ぎだって、思うよ。



2004年05月14日(金) 難しい事は何もない。

今、仕事終わりましたー。

ってメールを私がしたのが、夜9時過ぎ。

すぐに着信。

「お疲れ。あのね、これからSたちと飲みに行ってきます」

S君は、私も知ってるあいつの友だち夫婦。

仲良し夫婦らしく、いつも二人は一緒らしい。

だから、S君を飲みに誘うと、必ず二人で来るんだって。

「だから、Kちゃん(S君の奥さん)もいるし、大丈夫だよ」

「何が大丈夫だよ、なのー?」

「そう言う変なお店には行かないよ、って事」

「変なお店ってなにー?」

「・・・だから・・・あのね。女の人がいるような、そう言う店」

「分かってるよ、大丈夫、信用してるよ(笑)」




最近、飲まなくなったあいつ。

飲むと私と言いあいになる事が多いから、控えているんだって言ってた。

そのせいか、最近弱くなったとか。



明後日の日曜も、あいつは仕事になった。

けど、月曜は代休になりそうだって、言ってた。

だから、日曜の夜、仕事が終わったら来るみたい。

私の親に会う日も迫っているし、色々と話さなきゃね。




私の親は、かなり感情的な人なので、何を言い出すかホント予想が出来ない。

「どんな事を言われると思う?」

って、あいつに言われたけど、私が聞きたいくらいだよ。

親に会わせる事って、こんなにドキドキするものなんだなぁ。

初めて知ったよ。

元旦那のときとか、何も考えずに会わせていた気がするし。

「あー、緊張する。嫌だなぁ」

って私が言うと。

「平気だよ。俺がちゃんと挨拶して、話すから」



平気だよ。

って、何度も言われた。

不思議な事に、本当に平気な感じがした。

暗示にかかりやすいのかな、私。


私が大好きな人です、って。

紹介したら、いいだけなんだよね。

難しいことなんか何もなくて。

・・・確かに、難しいことなんか何もないけど。


やっぱり、緊張するかもー!



2004年05月11日(火) 遺伝ってなんだー?

うちの母方家系は、巨乳が多い。

母は子供を三人産んでいるけど、未だにCカップ。

母の姉妹たち(私の叔母にあたる方たち)も、みんなC以上だ。

私の妹に到っては、妊娠前はDかE。

妊娠中の今は・・・人間のモノとは思えない大きさだ。

だから、事あるごとに。

「りりかだけどうして・・・でも、その分身長に行っちゃったのかな?(汗)」

とか、言われる。

うちは、身長は低い家系だったりする。

私の父は、そこそこ身長の高い男だったらしいけど。

胸も身長も、コンプレックスだっつーの!



私の娘二人。

私に似たのか(明らかに似たんだろうけど)、小さいころから身長が大きい子たちだった。

次女に到っては、生まれたときの身長が55.5センチと言う大きさ(平均50センチかな?)。

今も二人とも学年でも5番以内に入る背の高さらしい。


ああ・・・ごめんね、ママが大きかったばっかりに。

そして、私の子供なんだから・・・胸も・・・・・・ごめんね。



とか思っていたら!!!

長女は小学校6年の卒業時点でB65とかになり、私を抜いた。

ま、まぁ、最近の子供はね、アメリカンサイズに近づいたって言うしね・・・。

でも、きっとそこ止まりだよ、うん。

ママも中学校1年から、胸の成長は止まったままなの(身長は妊娠中も伸びた癖に・・・)。

この間会った時に、可愛いブラを買ってあげた。

えっと、10日くらい前ですね。

そして、さっき電話で話している時。

「ママー。あのね、ブラがきつくなってきたから、今日夏服を取りに行った時に測ってもらったの。そしたら、C70だって」



・・・ママに似ないで、良かったね。

てか、10日前に買ってあげたあのブラは、B65だったよね?

「あ、ママにあげようか?1回しかつけてないし(笑)」

・・・ママはね、Bカップなんて、余りまくっちゃうんだよ・・・。



隔世遺伝かしら・・・?

足も長いし、最近の子って、本当にスタイルいいんだよねー。

羨ましい限りです・・・。







最近ますます大きくなってきたれーたん。

ミニチュアダックスって、もっと小さいものだと思ってたよ。

まだ1歳なのに、これからもっと大きくなるのかなぁ。



2004年05月10日(月) 最高額♪

私の給料は10日〆の25日払い。

今日、〆日だった。

で、もう4月で5年目に入ったけど。

過去最高の金額になった。

頑張ったもんなぁ、先月は・・・。

残業時間数が50時間って・・・。



来月はあいつの誕生日もあるし。

仲よしのMさんの誕生日もある。

プレゼント、何にしようかなぁとか、今から考えちゃう。

新しいビーズのパーツも買ってきて、もうミュールの季節だし、アンクレットを作ろう!とか思ってる。


あ。

「ちゃんと貯金もしなさいよ」ってお友だちのNさんにも言われたんだ(笑)

大丈夫です、してます(笑)









MさんがGWに行った所で買ってきてくれたキティちゃんのストラップ(って言うのかな?)。

初めて見たよ、こんなの♪



2004年05月09日(日) 元彼と言うか、男友達と言うか。

昔の日記にも書いたんだけど。

ずっと友だち付き合いしている元彼がいる。

元彼なんて言い方自体笑っちゃうような、本当にお子様だったころのお付き合いで。

で、この彼と会った後、散々あいつに嫌味を言われた。

「何もないって言ったって、ホント、嫌な気持ちになるよ」

とか。

だって、元彼と言うより、男友達って言う感じだし・・・。



実は、この間・・・と言っても結構前だな、この人(A)と会った。

でも、もちろんあいつには「中学の時の同級生」と言って。

嘘じゃないし・・・本当の事だし・・・。

だって絶対に怒るだろうから。


Aがこっちに仕事で来ていたから、たまにはって事で会ったんだけど。

普通に飲んで、カラオケ行って、帰ってきた。

Aだって結婚(しかも新婚さんと呼べる域だろう)しているし、なんかあるはずないし。

でも、やっぱり言えなかったりして。

怒らせるのが嫌だからだけど。

怒ると凄い長いんだもん・・・。

よくあんな長時間怒ってられるよなぁって感心する位に、怒ってる。




Aに、あいつの話しを色々聞いてもらった。

当たり前だけど、Aも私と同じ年だから、あいつより大人で。

「やっぱ、子供なんだと思うよ?りりかが我慢するしかないんじゃない?またはりりかもとことんお子様になっちゃうか(笑)」

とか、色々アドバイス(?)をして貰って来た。

ちょうど、あいつが飲んで、毎晩のようにどうでもいいような事で絡んできた時ら辺だったと思う。




Aといると、楽なんだよね。

昔から知り過ぎているからなんだろうけど。

私が辛かった時期とかを、全部知ってて。

逆に、私もAの事を、色々知ってて。

女友達みたいな感覚で。

普段聞き役の私なんだけど、Aとは話すのは断然私だったりして。



再来週にまたこっちに来るって言ってた。

でも、私は仕事が遅い日で。

だから、無理だーって言った。



何か、少しがっかりしてる自分に、驚いた。



2004年05月08日(土) 結局

あいつは仕事になったため、今日はお互い家にいる事に。

明日そんなに早くないから、来るって言ってたんだけど。

ちょっと体調も悪かったので、また次回と言う事にしてもらった。

体調の悪いのは、たぶん排卵とかそう言う系かな。



それで、家でゆっくり過ごしながら、寝転がってエンタの神さまを弟と見ているときにあいつから電話。

珍しく飲んでいない様子。


どうして?って聞いたら。

お父さんと掛け合って、ぎりぎりまで粘ってみて、明日休めたら行くつもりだったから、と。

でも、結局月曜の昼までに終わらせなきゃいけない仕事だから、明日もやらなきゃだめだったーって、凄く残念そう。

それじゃ、仕方ないよね。

頑張ってね、って言ったら。

仕事、頑張れるご褒美が欲しい、なんて言われて。

ご褒美ってなんだろう?って聞いてみると。

「手紙が欲しい」

そう言えば、最近書いてなかったね。

この所、よく会えていたから、書かないでもいいかなと思っていたわけじゃないけど、忘れてたよ。



明日は、休みだけど天気は悪いらしい。

家でゆっくり手紙を書こう。

友だちにも書いたりしよう。

そう言う日も、たまにはいいよね。








おすましれーたん♪

明日はレインコート来て、久しぶりに一緒にお散歩する?



2004年05月07日(金) 好き好きモード

今夜の電話はさっき終わり。

何度も何度も、電話口で「会いたい」って言われた。

この間、会ったばかりじゃない。

って、笑いながら言ったら。

それでも会いたい、って言う。

おかしなの。



明日、仕事が終わったら、来るって言ってた。

日曜日が仕事だったら、ちょっと辛くなるけど、って。

そんな無理しないで、また会える時に会ったらいいんじゃない?って言ってみた。

「会いたくないの?寂しくないの?」

とか、聞かれても、まだ3日しか経ってないんだもん。

寂しくは、ないかな。



何かあったの?って聞いたら、何もないけど、って答えるし。

りりかが大好きなんだもん!とか、恥ずかしい事平気で言うし。



こうやって、周期的にお互いに好き好きモードが訪れる。

私が、凄く会いたくて仕方なくなる時だってあるし。

今回みたいに、逆ももちろんあって。

お互いに、同じ時期に、そう言うモードが来たら、いいのにね。








今日のれーたん。

お布団の中は、暖かい〜♪



2004年05月03日(月) 私は冷めてるのかな

一昨日の夜からは子供たちと過ごし。

昨日遅くに帰って行った。

今日は、朝早くから、あいつが来た。

本当は、私が行く予定だったんだけど。

高速が凄く混んでいて、上って来る彼の方が空いているし時間的にいいよ、と言うので。

あいつは、横浜に行った事がない。

私は、神奈川に数年住んでいた事があるから、横浜にも行った事ある。

だから、道案内して、と言われて行く事に。



珍しく、じゃないな、初めて電車で遠出。

遠出と言っても、1時間ちょっとなんだけど。

でも、何度も乗り換えするのが面倒・・・。

幸い、電車は空いていたから、座っていく事が出来たんだけど。


昨夜は遅くに子供たちを送って行き、今朝は早くから彼と会っているので、凄く眠い私。

ついつい、うとうとしてしまう。

思考回路は全く働かないし。

そして何度も起こされて、少しイラついてしまう。


昨日、子供たちを遅くに送った事を知らないあいつは。

当然のように「何でちゃんと寝ないんだよ?」って言う。

今更言い訳のように言うのが嫌で。

「ごめん」

しか、言わない私(しかもぶっきらぼうに)。

でも、やっぱりうとうとしてしまう。



そして、気付いたら乗り換えの駅だった。

一瞬目を瞑っただけかと思ったけど・・・。

どうやら、20分くらい寝ていたらしい。

だからか、何だか体は軽くなった。

頭も軽くなって、さっきはイライラしちゃってごめんね、とちゃんと言った。

「楽しみだったから、実は俺も眠れなかったんだよね(笑)」

あいつは、そんな風に笑って言ってきた。

うまく言えないけど、こう言うとき「この人ってすごく優しいな」と思う。



一緒に手を繋いで中華街を歩いて。

お昼ご飯も一緒に食べて。

凄く楽しいし、嬉しいのに。

そう言うの、うまく出せない。

あいつは「楽しいね」って言わないでも分かる位に、態度に出しているのに。

そして、凄く楽しいって言うのとか、凄く嬉しいって言うのとか。

そう言うのを先に態度に出されるたびに、私の心はスーッと冷めて行く。

「楽しいなら、良かった」

なんて、客観的な気持ちだけになってしまう。




夜、観覧車に乗り。


凄く、綺麗。

1時間半も並んだ甲斐があったね。



って、言おうとしたら、先に言われて。

やっぱり「うん、綺麗で良かったね」とか、言う気持ちになってしまった。



寝る前に、そんな話をした。

あいつは。

「疲れてるのかなぁ?付き合い始めはそう言うの多かったけど、最近は少しずつ楽しいとか嬉しいとか、出してくれてたのにね」

って、頭を撫でて来て。

「少しでも、楽しいとか思えたなら、それでいいよ」

って、抱きしめてきた。




ものすごい優しくて、泣きたくなる位に申し訳なくなる。

どうして、私なんかがいいの?って聞いてみたくなる。

大事にされすぎているなって、思う。

愛されているなぁって、のろけじゃなくて思う。

ずっと先も、変わらずでいてくれるのかなぁ。いてくれるよね。

なんて思う。

けど、その「ずっと先」が怖かったりするから。

私はのめりこめないままなのかもしれない。


可愛く、ないね。







本当に凄く綺麗でした♪


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