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march forward.
りりかの独り言。

2004年06月30日(水) ネガティブ過ぎる私

妹の出産で、めでたい事を書いた後に、こんな日記なんかどうかなぁって思ったけど。

ちゃんと記録しておこうって思う。

しかも、母と祝い酒で飲んだので、かなり酔っ払っているから、いつも以上に読み難い日記だと思う。



私は、自分でも分かっているけどネガティブだと言われる。

すぐ後ろ向き。

悪い事ばっかり考えるマイナス思考。

でもね。

小さい頃から、あまり幸せだなぁって思う事がなくて。

幸せだなぁって思っていると、必ず壊れて行って。

その、幸せだった頃と壊れて行った現実のギャップが苦しくて。

いつの間にか悪い事ばかり、よくなかった場合、最悪な想定とかをするようになってしまった。

そうすると、悪かった場合「やっぱりね」って思える。

ギャップの苦しさが、少しだけ、減る・・・ような気がする。



妹に赤ちゃんが生まれて。

飲食店の店長の妹のご主人は、今日はたまたまお休みで。

破水してから病院に行き、産まれるまでずっと付き添っていた。

妹は無痛分娩だったけど、無痛の薬を入れるのは子宮口が5センチ以上になってかららしくて。

そこまでは、普通の陣痛を苦しんでて。

ご主人は手を握ったり、腰をずっとさすっていたり。

とにかく、凄く尽くしてて。

産まれた時は、立会い出産をしたんだけど。

分娩室で妹より先に号泣したらしい。



そんな話を聞いたらね。

羨ましく、なっちゃったのかな。

私は、3人産んでいるけど。

3人ともお産は1人で。

1人って、立会いじゃなかったって言う意味じゃなくて。

産んだ瞬間に、分娩室の外に誰もいない状態って言うか。

元旦那は、長女の時は歯医者の予約があるから、と陣痛中の私を残して帰り、次女の時は仕事で(これは仕方ないか)、長男の時は家で洗車してた。



彼に、電話でそんな話をしてて。

「妹のご主人は、凄く偉いよね」

って、話しから。

「あなただったら、出来る?」

「出来るよ」

「まぁ、仕事だったら仕方ないけど・・・でも休みだったとして、まだ当分産まれませんよって言われたら、帰っちゃったり、寝ちゃったりするんじゃない?」

「んな事ないだろ?」

「ええー。そんな事ありそう。妹のご主人みたいな人、私初めて目の当たりにしたもん。あなたもきっと、前の旦那と・・・」

まで言って、バカな私は「しまった」って気付く。

けど、時すでに遅し。

「比べないでくれない?」

「比べてるわけじゃないけど・・・でも・・・」

「でもじゃねーよ。俺って信用ないんだな」

「信用はあるよ。でも、やっぱり、そう言う風になるかもなぁって考えちゃって・・・ごめん」

「何でそうやって、何でもかんでも悪いように考えるんだよ?俺がさ、今凄く頑張ってるの、そう言うのは認めてくれてないの?子供たちが不自由ないようにって、一生懸命頑張ってるの、分かってくれてない?分かってたら、この人なら平気って思うべ?」

「うん・・・凄く頑張ってるの、分かってるよ」

「人より倍以上働いて、タメのやつの平均の給料の倍以上稼いで。そう言うのも、りりかの子供たちを幸せにしたいって言う思いからじゃん」

「私に・・・子供がいなかったら、そんな頑張らないで済んだのに?」

「・・・ばっかじゃねーの!?そんな言い方絶対にやめろ!これから先、そんな事言ったら、マジで許さないからな!」



久しぶりに、怒鳴られたなぁ。

なんだか。

今日一日の、色々な感情とか、怒られた事とか、こみ上げてきちゃって。

号泣しちゃったよ。

私が泣くと、あいつは慌てるって事、知ってるのに。

やっぱり泣いちゃう私って、バカだよなぁ。

絶対に泣いてるのばれてるのに。

「泣いてない」とか言い張るし・・・。



「日曜、ひなちゃんの所にお見舞いに行ってさ。あとライラのベッドも作らなきゃね。あ、またりりかと二人でのデートは出来ないけど・・・我慢してね」

いきなり慌てて話しを替え出す、あいつ。

最終的には。

「りりか。俺は、りりかを一番に考えているから。りりかが俺の子供を産んでくれるって言うなら、俺だって出来る限り立ち会うし、ずっと一緒にいる。俺の子供を産んでくれるんだもん。当たり前の事なんだよ?でも、怒鳴ったりして、ごめん」

なんて、悪くもないのに、謝られた。



「悪かった場合、なんて想定しなくていい。これからもずっと、ずっと、今の幸せが続くと思ってくれて、いいからね」

「うん」

「少しずつでいいから、ネガティブなところは、直して行こうね。てか、俺が直すか」



ボーナスが入ったから、日曜日は5人で豪華に外食しに行こう!


とか、言ってた。

あと。


7月分の生活費も、渡さなきゃいけないし、次の日曜は何が何でも行かなきゃ。


って。




最近、凄く、幸せだと思って。

こんなに幸せでいいんだろうか?ってやっぱり勘ぐってばかりいた。

私、明日にでも死んじゃうんじゃないの?

それとも、何か凄く悪い事が起こるとか?



なんて、だめだよね。


悪い事ばかり口に出していると。

本当に、現状が悪くなって行くんだって。

それが言霊って言うものなんだよって。

あいつに、言われた。



私は、このまま、ずっと幸せだと思い続けて、いいんだよね。



2004年06月29日(火) 産まれました

本日15時半過ぎ、妹の赤ちゃんが産まれました。

女の子で、元気で。

なんだか涙が出ちゃったよ。

あんな子供だった妹が、ママになったんだなぁと。

あいつにも写真を撮って送って、報告済み。

「今度の日曜は、休めたら子供たち連れてお見舞い行こう!出産祝いは何がいい?」

って、メールが来たから、妹に聞いたら。

「チャイルドシート。新生児から使えて、長く使えるやつ」

「それっていくら位なの?」

「5万くらい」

・・・少しは、遠慮しろよ。

あいつには「気持ちでいいってよ」と嘘を吐きました(笑)



今日は産まれたばかりで、抱っこは出来なかったけど。

明日は出来るみたい。

楽しみだなぁ。









今日は物凄く暑くて。

梅雨とは思えないような青空でした。

こんな青空の日に、産まれた赤ちゃん。

元気に、素直に、育って欲しいなぁって思います。



2004年06月28日(月) 夕飯

「次の生理はいつくらい?」

夜の電話の時、突然聞かれる。

は?何で?

安全日とか知りたいの?

「分からないよー。私は定期的に来る体質じゃないから。てか、何?何なの?」

「夕飯を作るの」

「夕飯を作る?」



いつも、生理は二日目あたりが物凄く辛い私。

でも、仕事の時は薬を飲んだりして、ごまかしてる。

あいつもそう言う事は、よく知ってる。

まだ、あいつがこっちにいた頃、生理二日目で苦しんでいる場面を見てたので。

あいつの部屋で、よく唸って寝転がってたなぁ。

おとなしく家に帰って寝てればいいのにね。



で。

だから、生理で苦しんでいるときに、うちに来て子供たちに夕飯を作ってあげたいという。

そう言う気持ちは、凄く嬉しい。

有難いなぁって思う。

思うよ?

思うけどね・・・。




「で、いつくらいなの?」

「だいたい、半ばかな?」

「まだまだ先じゃんー」

「・・・先々週に終わったばかりですしね。そんなしょっちゅう来るものじゃないし」

「早く作りたいなぁ。つまんないの」



って、生理がまだ来ない事をつまらないとか言わないでよね・・・。



「てか、別に私が具合悪いときじゃ無くたって、作ってくれたらいいのに」

「あ、そっか!」



て事で、今度夕飯を一緒に食べられる時は、あいつが作ってくれるらしい。

でも、あいつって・・・。

後片付けとか、してくれないんだよねぇ・・・。

前に一人で暮らしている時に、実証済み。

作ってくれたりするのはいいけど、片付けないからなぁ。

買い物(1人で)して来て、作ってくれて、後片付けもしてくれたら、完璧なのに。



そこまで、頼ったらだめか(笑)



2004年06月27日(日) 我が家へ

あいつが休みになり。

昨日から、来た。

子供達と5人で夕飯を食べに行き。

行こうと思っていた焼肉屋が10組待ちだったため。

どこ行こうかー?と話し合っていたら長女が。

「白木屋行きたい」

とかいい出して、あいつが。

「白木屋ってお酒飲むお店だよ?」

「知ってるー。CMで見た。でも、行ってみたいなぁ」

なんて言い。

つられてライラと次女も「行ってみたい」と。

で、夕飯は、白木屋で騒ぎながらになりました。

ロシアンたこ焼き?とか言うのを頼んで(たこ焼き8個のうち1個だけ激辛が入っている)。

頼んでみたい!と言った長女に大当たり。

みんなで大爆笑したなぁ。



大学時代の友達の家に泊まるから、また明日遊ぼうね、とあいつが言ったけど。

ライラが「やだぁ。Hくん、うちに泊まってライラと一緒に寝てー」なんて甘えて。

「だめだよ、お友だちと約束しちゃったんだって」って私がたしなめても。

「やだやだ」を繰り返すライラ。

長女の。

「その大学時代のお友達に断れないの?」

って言う一言で、うちに泊まる事に決定。

私の中では、明日の昼間遊びに来る・・・と思ってたんだけど。

洗濯物、かたしたっけな?とか、ドキドキしちゃったよ。



うちに来てから、深夜まで子供達と4人で桃鉄三昧。

私は先に寝ちゃったから、何時までしてたのか朝聞いたら「3時」。

びっくりしました・・・。



朝ご飯を簡単に作り、昼ご飯は食べに行こうと言われて、また5人で外食。

その後、買い物したりして、うちに戻って。


次女の部屋に置く棚とか、ライラのランドセルを入れる棚とか。

そう言うのを、買ってきた資材で作ってくれて。

なんだか、やっぱり男の人がいるって助かるなぁって思う事が多々あって。

昼ご飯が遅かったから(と言うか、朝起きるのが遅かったから・・・)夕飯は一緒に食べられないね、って。

また4人でゲームして、それから帰って行った。



子供たちも凄く楽しかったみたい。

次女はあいつが帰ったあと、すぐにメールしてたりして。

長女も買ってもらった犬の置物を机の上に飾っていたりして。

ライラが一番、帰るあいつに対して寂しそうにしてたかな。



夕飯は実家に食べに行った。

ライラが「H君と一緒に寝たんだよ」とか話すのを、笑顔で聞く母を見たりして。

何だか凄く嬉しかった。



来週の土日は、妹がまだ赤ちゃんを産んでいなかったら、子供たちは実家の母と弟と出かけるらしいから、金曜からお泊まり。

私は、土曜日仕事が終わった後、あいつの所に遊びに行こうかなぁと。

あいつが来週の日曜休みだったら、の話なんだけど。

そう言えば、(叶えば)二人きりのデートは久しぶりかも。








今日買ってきたテーブルクロス。

あいつにも子供たちにも「目がちかちかしない?」と、不評でした・・・。

買う前に言ってくれたらよかったのに・・・。

て事で、これは切ってパソコンデスクに敷こうと思ってます・・・。



2004年06月25日(金) ボーナス出ました!

ボーナスが出たので、掃除機を買った。

上のお姉ちゃんが、部屋の掃除をしている時。

「ママ、吸っても吸っても後ろからゴミが出て来る・・・」

と・・・。

掃除機の後ろの空気が出る所が壊れていて、見事にそこからゴミが・・・。

もう13年くらい使ってたしね・・・






これを買いました♪

コードレスで、無駄に広い我が家でもスイスイで、しかもサイクロン。

かなり、使い易くて嬉しいです。



2004年06月19日(土) きっとずっと分からないまま。

今日は、子供たちと買い物に出かけた。

4人でドーナツ食べたり(私は苦手なので、ホント少し)、子供たちの部屋の小物をダイソーで買ったり。

元旦那が印鑑とか押さなきゃいけない書類があって、その事もあって夕方5人で会った。

私と子供は、ドーナツを食べちゃったせいもあって、お腹がいっぱいで、ホントお茶だけしにファミレスへ。

書類に印鑑をもらって、少し話して、外に出た。



ファミレスの駐車場で、ライラが元旦那に飛びかかって行って、それを受け止めて肩に乗せたりしてて。

私と上のお姉ちゃんたちは、私の車に乗り込んだ。

車の窓から「じゃあね」って上のお姉ちゃんたちが言って。

戻って来たライラも「じゃあね」って言った。

でも、ライラは乗り込んですぐ、自分の車の方へ去って行く元旦那の方を見ながら。

「もう一度バイバイして来ていい?」

と、私に聞いた。

「うん、いいよ」

私が言うと、急いで降りて行って「パパー」って言いながらまた飛びかかって行って、肩に担がれてた。

笑って、何か話している二人を、私は車の中から見てた。


泣きそうな気持ちで。




上のお姉ちゃんたちは、自分の携帯をいじって、遊んでいて、全然気にも止めない様子なんだけど。

ライラは「パパ、行っちゃったね」と、先に出てった元旦那の車を見ながら、ぽつりと言った。




そんなの、誰にも分からない。

どうして泣きそうな気持ちになったか、なんて。



離婚した事から後悔する?

それとも、あいつと出会った事から?

もっともっと前の、元旦那と出会った事から?



全部、違うと思った。



ただ、分かるのは。

ライラだけじゃなく、子供たちの普通の平凡な、幸せな、家族と言うものを壊したのは、私だって事。

そのくせに、悲しい気持ちになるのは、何でなのかは、分からない。


きっと、ずっと、分からないと思う。



2004年06月18日(金) 5回に1回

「今日、夏ぴあを昼休みに買ってきたんだよ」


夜の電話で、こんな事を言われた。


「これから夏だしね、色々出かけたいじゃん?お盆休みだってあるしさ」

「うん、そうだねー」


あそこは、ここは?なんて、会話をして。

でも、全部子供たちと出かける事前提。


「NARUTOの映画を見に行って、あとは遊園地にプールでしょ、花火大会と、川下りとかもしようか」


あいつが、子供たちといっぱい会いたいって思ってくれている事は、素直に嬉しい。

嬉しいけど・・・寂しい気持ちもちょっとあるかな?

嬉しい気持ちの方が、全然大きいんだけども。



「二人での時間ってなくなるんだね」

「二人きりの時間がなくなっても、二人が一緒にいる時間はあるんだから。ね。わがまま言わないの」

「・・・」

「5回くらい中、1回は二人で出かけたりもしようか?」

「んー・・・」

「んー、って気のない返事だな!みんなで出かけるのだって、楽しいでしょ?」

「楽しいよ」

「なら、いいじゃん。俺も嬉しいし楽しい」

「私も構ってよね・・・」

「(笑)当たり前です」


なんて、言ったけど。

実は、全然二人きりの時間が減ってもいいんだよね、私。

5人で出かけるって言うの、凄く楽しいし。



母が長女に。

「ママの彼と会ってどうだった?楽しかった?」

と聞いたら。

「うん、楽しかったよ。でも、ママが一番楽しそうにしてた。ママが笑ってばかりいて、大好きなんだなぁって思った」

なんて言ってて、驚いたー。

ドキドキしちゃったよ。

そんな発言されるとは。




5回に1回でも、10回に1回でも。

あなたと子供たちと、一緒に笑っていられる環境になったって言うことに。

今は、ものすごい幸せを感じています。



2004年06月16日(水) お小遣い

今日は午前中、去年受けた職場検診で「再検査」を出された貧血の受診へ行ってきた。

再検査は検診後、すぐ受けたんだけど、やっぱり貧血で。

治療して来るように言われてて。

貧血なんかもう20年近い付き合いだし。

何より面倒で行かなかった。

そしたらこの間、上司に。

「行かなきゃ(ボーナスの)査定に響くよ?健康管理が出来ない社員はまずいよ?」

とか言われちゃって。

慌てて行ってきた次第です。

血を抜かれると、青くなるのが嫌だ・・・。

しばらく痛いし。

フェロミアとか言う鉄剤を出されたけど。

飲むと吐き気と腹痛が起こるのはなんでだろ?



昨夜、妹がおしるしが来たと言うので。

仕事が終わった後、子供たちを連れて実家へ。

でも、まだ陣痛も来なさそう。

元気に夕飯食べてたし・・・。



子供たちとサンシャインにあるナンジャタウンに行くんだけど。

そこで、お土産を買いたいって子供たちが言ってて。

今、一生懸命お手伝いを頑張ってくれている。

お手伝い1回すると10円を渡しているから。

ライラなんか、まだまだ出来る事が少ないけど、靴を並べたり、テーブルをかたしたり、してくれる。

お姉ちゃんたちは、もう大人と同じような事もしてくれる。

ご飯をよそったり、お米をといでくれたり。

一日あたり、お姉ちゃんたちは50円くらい、ライラは20円くらいのお駄賃をあげているかな。


でも、ああいうところのお土産って凄く高い。

ちょっとした物でも、すぐに500円とかしちゃって。

1000円ずつとかでも、お小遣いをあげようかなぁって思ったりしてて。

でも、それじゃお手伝い頑張っている意味がなくなっちゃうのかなぁとか。

だいたい、ナンジャタウンに連れて行くだけで結構お金かかるしね・・・。



「そう言うときに、あのお金だよ」

あいつが言う。

「あなたからって渡すの?」

「違うよ、りりかからお手伝い頑張ってくれてありがとうって」

「でもあれはあなたのお金じゃない。あなたが、お手伝い頑張ってるから、って渡せば?」

「おかしいだろ?何回か会って、仲良くなったなら、そう言うのもありだろうけど。まだ一度しか会ってないのに。金だけのつながりになりたくないんだよ」

「そか・・・ごめん」

「謝ることじゃないよー。でも、俺はそう思うから。お金がないなら、あのお金を使って遊びに行って、お土産はりりかが買ってあげたらいいんじゃない?」

「んー・・・いや、何とかするよ」




りりかは、意地っ張りだ。


そんな風に笑いながら言われたけど。

まだまだ母子家庭は始まったばかり。

頼らないで頑張って行きたい。

・・・って、もうこの間病院代で使ったりしちゃったんだけどね・・・。

ちゃんと昨日の給料で返しておいたけど。



2004年06月13日(日) ご対面

次女の具合は、金曜日にすっかりよくなりました。

(メールで心配してくださった方、本当にありがとうございました。お返事も全然かけなくてごめんなさい・・・)





あいつと、子供たちを会わせることにした。

結構前から、その話は出ていたんだけど。

ライラとは何回か会った事あるけど、お姉ちゃんたちとはない。

あいつも、お姉ちゃんたちも。

「会ってみたい」

と、言ってた。

私の気持ちの中で、何だか会わせる勇気がなかったと言うか。

でも、子供たちと一緒に暮らすことになり。

やっと決心がついて。



今日、子供たち3人と私とあいつで遊びに出かけた。

あいつは、子供たちに会う前に、こっちについてからカットまでして来たらしい。



行き先は、あいつが決めたボーリング。

これなら、ガターのないレーンにしたらライラも出来るから、と言う事で。

日曜だから、混むだろうしって事で、先にボーリング場に着いて、レーンを取って待っていたあいつ。

私は子供たちと4人で向かった。

なんだか、やっぱり緊張して。

あいつもきっと緊張してただろうと思うけど。

後で聞いたら、長女も緊張したと言った。



こんにちはって、挨拶をする。

私は「これが長女で、こっちが次女。このお兄ちゃんがHくん」とか紹介して。



あいつが気を利かせて「ジュース買ってくるよ、何がいい?」って子供たちに聞いた。

ライラは、一緒に買いに行くーってついて行ったけど。

お姉ちゃんたちは「コーラ」「オレンジジュース」とか、そんな感じで答えるだけ。

もしかして、第一印象がまずかったのかな?とかハラハラしたけど。

その後は普通にボーリングして、ちょっと時間も早かったけど夕飯も5人で食べに行って。

あいつとお姉ちゃんたちも普通に会話していたし。

あいつがバカ話ばっかりするものだから、長女は笑いすぎて涙流してた。

元旦那の時に、こんな風にみんなで爆笑したりはなかったなぁと、つくづく思ってしまう。

あまり会話とかを好まない、静かな人だったもんな。



明日仕事が早いあいつ。

まだ夕方6時過ぎだったけど、もう帰る事にして。

うちの前に車を停めていたから、うちまで行く。

あいつが家でとれた野菜をたくさん持ってきてくれて。

それを私とあいつで車からおろしているとき。

あいつが。

「俺、子供たちから見てどうだったかな?」

と聞いて来た。

楽しんで会話はしてたけど・・・どうかな?と私は答えた。

「気に入られたかなぁ?」

「分からないよー。まだ初日だし、徐々にじゃない?」

そんな話をしていたら、先に家に入ってた長女と次女がまた戻って来て。

長女が「今日はありがとうございました」と言って。

次女は家から持ってきたアイスを「あげる」とあいつに渡した。

それだけ言うと、二人ともまた家の中に入ってしまったんだけど。

「アイス、もらっちゃったよ(笑)」

「○○(次女)は、きっと気に入ったね」

「なんでー?」

「だって、そのアイス、チョコだもん」

「チョコだと何なの?」

「あの子が大好きなやつで、後ひとつしかなかったから。それをあげるくらいだからだよ」

「そっかー(笑)すげー、嬉しいんだけど!」




あいつは、喜んで帰って行った。

私も家に入り、あいつからもらったジャガイモをベランダで乾かしていたら(土つきで、雨で湿っていたので)。

「あの人、私嫌いじゃない」

と、次女が言いに来た。

「そか。なら良かった」

「お姉ちゃんは、分からないって」

「うん、そうだね、まだ初めて会ったんだしね」

「でも、私は嫌いじゃ無いよ。面白いし、優しいし」

「うん」

「明日は、ポテトサラダにしてね」

「そだね。皮むきしてね。10円あげるから」



実家に野菜をお裾分けするために、行って。

妹と母に報告した。

「そう、良かったね」

と、二人とも言ってた。




あと1時間位したら、あいつからいつもの電話が来る。

さっき、次女が言ってた言葉を、伝えてあげよう。

きっと、凄く喜ぶんだろうな。



2004年06月10日(木) 大きい

母に。

「○○(次女)の欲しがっていた雑誌を買ってあげて。あと、なんか食べられるものがあったら、買ってあげて。それと病院代」

と言って、1万円渡して来た。

雑誌は、本当は次女が自分で買うつもりだった。

お手伝い(靴並べや皿並べなど)を1回すると10円渡している。

その10円を貯めていて、もう200円貯まったと、一昨日話していた。



一人親医療券は、審査待ち。

まだ医療券が来てなくて、病院代は立て替えておく形になる。

これで医療券が認定されたら、認定日からの分は少しの定額料で済むらしい。

私の収入から言って、全額無料になる事はないらしい。

だから、子供たちは今現在私の保険証に入っていて、三割負担になる。


昨日の救急外来は、夜間だったし救急だったし、行った事のない総合病院で、初診料とは別に、紹介状がない人は払わなきゃいけないのがあった。

5000円近くかかった。

その後に院外処方、スーパーで買い物・・・。



給料日まであと15日。

引越しで、色々お金を使ってしまったけど、でもなんとかギリで生活できる範囲のお金は残してあった。

けど、子供がいたら、こう言う出費も出るんだよなぁと、実感した。

初めての母子家庭生活で、かなり甘く見てたな、私。



母に渡した一万円は、彼から預かったお金から出した。

朝、銀行でおろすとき、凄く勇気が要った。

自分のお金じゃないのに、勝手に引き出しているような、そんな感じ。

5日後の給料で返せばいいんだから・・・なんて、理由付けまでしちゃって。

それでも、やっぱり「借りているお金」と言う感じがしてしまう。




仕事は予定通り(?)早退させてもらって、夕方実家にライラと長女を連れていく。

次女も随分元気になって、お昼には煮込みうどんを一人前食べて、ゼリーも2つ食べたらしい。

欲しがっていた雑誌を読んで、笑顔で。

「ママ、ありがとね」

なんて言ってた。

明後日からまた2連休だし、お腹の方はまだ少し壊しているし、明日も学校は休んで、月曜から元気に登校しようね、なんて話す。




彼にメールで。

「預かってたお金、使わせていただきました。ありがとう」

と打っておいた。

仕事帰りの彼からさっき電話が来て。

「これでこう言う時に使って貰えなかったら、俺は逆に怒ってたよ」

なんて言われる。

「でも、15日に返すから」

「そんな事していたら、どんどん苦しくなるでしょ?いいんだよ、使ってくれて」

「でも・・・」

「でもじゃないよ。俺は嬉しいんだよ、りりかの、子供の役に立てたって事。それでいいじゃん?この話はおしまいね」



お友だちに。

「H君は大きいなぁ」

って、前に言われて。

その時は、ピンと来なかったけど。

今は、凄く思う。

あいつは、とても、とても。

大人になったよ。



2004年06月09日(水) お腹の風邪。

うちの子供たちは、三人とも小さい頃から風邪とかあまりひかない。

長女は、心臓の病気があるけども、それを忘れてしまう位に元気だ。

ライラも「男の子は、入学するまでは毎月のように風邪をひく」なんて周りから脅されていたのも、なんのその。

6歳までは無料の乳児医療券なんか、あまり使うこともなかった。


おかげで、私は仕事を休んだりする事がほとんどなく、また学校や保育園からの呼び出しもなく、本当に助かっていた。

でも、次女は、三人の中では一番弱いと思う。

平均的に見たら、決して弱い子ではないんだけど。

三人とも予防接種は全て終わっているのに。

次女だけ、おたふく風邪と水疱瘡にかかったり・・・。

風邪も、次女が一番ひいているかな。




明日は、次女の遠足。

私は夜7時まで勤務で、その後帰宅して、夕飯作って、なんて考えていて。

お弁当の材料も買ってあった。

次女が大好きなアメリカンチェリーも大量に。

7時半に帰宅すると、長女が。

「ママ、○○(次女)夕方遠足のお菓子を買いに行ってから、頭が痛いって言って、熱計ったら38度あるの」


・・・。

マジで?

慌ててベッドに行くと、赤い顔して寝ている次女。

おでこを触ると計るまでもなく、凄く熱い。

今の時間もやっている病院は・・・と、救急センターに電話して問い合わせ。

ライラと長女の夕飯を作って、病院へ。

診断の結果は、胃腸炎。

お腹に風邪のウィルスが入ったんですね、と。

次女に聞くと、今日は学校でお腹が痛くなり、何度かトイレに行ったらしい。

「明日の遠足行きたい・・・」

次女が医師に聞くと。

「うーん、お熱はまだ明日もあるだろうし、遠足は何で行くの?」

「バス」

「そうかー。○○ちゃんがお腹痛いからって言って、そのたびにバスを停められないよね。今回は我慢かなぁ」

「・・・(泣き出す)」



転校して10日。

新しい学校で初めての遠足で。

行きたかったよねぇ・・・。



帰りの車の中で。

「今度、私が連れて行くよ」

「うん・・・。でも、ママが連れて行ってくれるなら、ナンジャタウンがいい」

「分かった!行こうね」

なんて会話をして、納得した様子・・・多分。



救急外来で見てもらったから、明日の朝また行かなきゃならない。

母にお願いしておいた。

次女を家に置いてから、私だけ12時まで開いているスーパーに行き、次女が食べたがっていた果物と飲み物とゼリーを買いこむ。

明日は心配だから、早退できるようなら、しちゃおう・・・。

そんな事を考えながら、家についた。



彼に、夜の電話で報告。

「そかー。可哀想になぁ。遠足行きたかっただろうねぇ」

「うん、でも、その代わりにナンジャタウンに行くから」

「うん、そうだね、○○が行きたいって言ってる場所に連れて行ってあげたら、少しは違うかもね。でも、お友達と本当は行きたかったんだろうけどね・・・。遠足は今年はもうないの?」

「秋にあるんじゃないかな?」

「そか、その時にたくさん遊べたらいいね」


ホントに。

早く元気になりますように。



2004年06月08日(火) たくさん笑うようになったよ

お久しぶりの日記です。

パソコンを立ちあげる事自体久しぶり。

子供たちと暮らし始めて1週間が経って。

本当にめまぐるしい1週間だったけど、毎日がとても楽しい。

書けなかった分の日記は、また少しずつ書いて行こうと思ってる。



今日は、私の仕事が休みで、サークルに行って来て。

子供たちが帰ってくるのを待って、実家に。

今日は実家の母と弟と、もうすぐ出産の妹とで、ご飯を食べに行く予定。


この間の日曜日。

あいにくの雨で、家の中で子供たちとトランプしたりして過ごしていたとき。

次女が。

「ママ、たくさん笑うようになったね」

って、言って来て。

そうかなぁって、私が考えていたら。

「前は難しい顔とか、悲しい顔とかばかりだったと思う」

って。

そうかもしれないなぁって、思った。



毎日、何かしら大きな声で笑っていると思う。

ライラのよく分からない冗談とか、上のお姉ちゃんのクラリネットの吹き方とか、真ん中のお姉ちゃんが先生の口真似する時とか。



満たされてるなぁって思う。

こう言うのが、幸せなんだろうなぁ。

失って、気付いて、また戻って来て。

今度は、絶対に手離さないんだ。



不倫して離婚なんかした自分が、幸せになっていいのかなぁって思った事もあった。

今は、私が幸せにならなきゃいけないんだって思ってる。

私が笑顔でいる時、子供たちも一緒に笑ってくれているから。

それが答えなんだと思う。



2004年06月07日(月) 定期預金

あいつからもらった生活費は、そっくりそのまま定期に入れて来た。

今は、使うつもりが全くない。

ちゃんと、私の仕事の給料とあと児童手当で、何とかやって行けると思ってる。


いつか、あいつがお金が必要になった時。

または私たちの間に、なんかあった時に、渡そうと思ってる。


ホント、変なところ意地っ張りなんだけど。









梅雨入りしました。

雨が降ったり止んだりお日様がカーッと照りつけてきたりで、変なお天気の毎日です。

蒸し暑くて、嫌になっちゃうなー。



2004年06月05日(土) 生活費

あいつの誕生日が、もうすぐ。

今年は平日のため、会う事は難しいし。

何より、夜出る事は、仕事以外ではあまりしたくないし。

そんな話を数日前に、あいつに話し。

結局、今日の夕方、少しだけあいつが来ると言うことになった。

明日、私は子供たちと一日遊ぶ予定だったから。

子供たちは、私の実家で待っていることになり。

夕方から数時間、あいつと会い。

大慌てで買ってきた、プレゼントを渡す。

ブルガリの緑茶ベースの香水なんだけど。

香水嫌いの私でも、何だか癒されるような香りだったから。

あいつにプレゼントして、つけてもらおうと思って。

値段にしたら、今までで最低記録なんだけど。

あいつは、そんなことやっぱり気にしないで、大喜びしてくれた。

一緒に渡した、ラブレターが嬉しかったのかも。



一緒に夕飯を、私のリクエストでうどん屋で食べて。

その後一応誕生日だし、カフェコムサに行きケーキを食べて。

「おめでとう」を何回も言った。

その度に。

「これで四捨五入したら、俺もりりかと一緒の三十路だね」

なんて、嬉しそうに言われたけど・・・。

25歳なんて、やっぱり若いよなぁ。



帰り際、車の中で銀行の封筒を渡される。

毎月渡すと言っていた、生活費だ。

厚みだけで、結構入っているのが分かった。

「今月は引越ししたばかりだし、○○(長女)の制服も買ったでしょ?だから多目にね」

「こんなにいいよ・・・大丈夫だよ。申請して来たから、来月分からは児童手当とかも出るから」

「そんなの、来月すぐ出るわけじゃないし、今月なんかあったらどうするの?例えば病気とか怪我とか」

「1人親って病院代凄く安いんだって」

「いいから!いい加減怒るよ?」



封筒を黙ってしまい。

お別れのキスをして、別れた。

あいつが家についてから、少しして電話が来て。



「俺って重たいかな?」

と言われて。

重たい・・・とはちょっと違うけど。

こう言う面での無理って、させたら悪いかなぁって思う。

と、私は答えた。

「そう言う理由で、受取りづらいって言うなら、安心した」

「なんで?」

「俺がしてる事が、重たく思われてて、俺一人空回りしてたら、悲しいなぁって思ってさ」

「重たいとは、やっぱり違うよ。だって、こう言う風に私たちの事を考えてくれて、行動してくれている事は、私は嬉しいし感謝しています。ありがとう」

「うん!りりかが嬉しいと思ってくれているなら、それでいい」




寝る前に、初めて封筒を開けた。

本当に、無理してないのかなぁ・・・と、思ったりした。



2004年06月01日(火) スタート、再び。

今日。

子供たちと、新しい家に引越しをした。

子供たちの物って、机とかベッドとかあるから、かなり多い。

元旦那が、トラックで運んで来て。

朝早くから、みんなで一緒に部屋まで運んだ。


お昼を食べに行く前に、新しく通うことになる学校へ行き。

上のお姉ちゃんの新しい制服も注文して来て。

昼食後は、子供たちは部屋の片付け。

その間、私は市役所回り、と、結構ハードな一日で。


夕飯は、4人でお好み焼きを食べに行く。

上手くひっくり返せないくせに、やりたがるライラに笑ってみたりしながら。

帰宅してからは、みんなでお風呂に入り。

お姉ちゃんたちは湯船の中で、私とライラは洗い場で、これからの事を話す。



明日から、新しい学校へ行く子供たちは、夜9時半にはベッドに入り。

静かになった、この広い家の中で、私は片付け物を進める。


私は、これから始まる生活に。

また、ここから子供たちと始めるんだと言う意識に。

鳥肌が立つような、感動を覚える。



一度それてしまった道だった。

あなたは母親じゃない、母親失格だ、と何回も、色々な人に言われ。

何度泣いた事だろう。

もう、母親と言うものじゃないのであれば、私は子供たちの何なんだろう?って考えて。

そうか、単なる「子供たちを産んだ」って言うだけの人間か。なんて。

母親と言う道からは、それてしまったんだと思った。

誰も、子供たちでさえも、私を母親だとは認めてくれないんだと、泣いたのは去年のこの同じ日だったな。

何て言う、偶然なんだろう。

1年経った同じ日に。

私は、子供たちと、また一緒に暮らし始めている。



彼は、優しく、暖かく。

そして、力強く、私を支え続けてくれている。

「今までのようには、会えない」

そう言った私に。

「大丈夫。会えなくても、繋がってる」

とても、優しい声で、言ってくれた。



「何年だって、待ちます。あなたも、子供たちも、俺と一緒に生活してもいいと言ってくれるまで」



もう。

彼の負担になっているんじゃないかとか。

待たせてしまって、彼の人生を取り上げてしまっているんじゃないか。

なんて、考えない。

私は、彼に選択してもらったんだから。

そして、これからだって、いつだって、私じゃ無理だと思ったら、放棄してくれて構わないんだから。


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