march forward.
りりかの独り言。

2002年07月04日(木) 元彼

久しぶりの5連休も、今日で終わり。

また明日から仕事の毎日に戻る。

この連休、いろいろな事を考えたなぁ。って思う。

答えは、出そうで出ない。

昼間は、ほとんど毎日外に出てた。

あいつ以外の人と会うのが目的。





二股掛けているとき、そのとき傍にいるほうに心が揺れる。




あいつが前に言ってた。



あいつと一緒にいるときのあたしは、あいつだけしか見えなくて。

だんな様と一緒にいるときのあたしは、だんな様を見る。


そんな事はないんだけどね。




今日は、元彼にあった。

といっても、大昔の彼。もう13年くらい前の彼。

友達としてつきあって、そのまま友達の延長線でつき会い始めたけど、結局子供だったころの彼。


今は結婚して、新婚さんで、幸せそうだった。

結婚式のときの写真も見せてもらった。



「りりかは、幸せなの?」

不意に聞かれる。

「どう思う?」

「見た目は若くなったように思える。綺麗になったようにも思えるし、疲れているようにも思える」

「で?」



「疲れているほうが大きいように見える」



「そか」





あたしが作ったビーズのブレスレットを奥様にって、渡した。

いやかな?昔の彼女から、なんて。って言ったら、
りりかは、友達の中の友達って知ってるから平気だよ、って喜んでくれた。



あたしの中指に、赤いビーズのリングがついてる。

さっき渡したブレスとは製作者がいっしょとは、とても思えない。

不器用な、細かい作業が苦手な人が、作ったんだなって思わせる。



「それ、りりかじゃないでしょ、作ったの」

「うん。彼」

「彼?だんなさんのこと?」

「ううん、彼・・・・」



あたしは、泣き出して。

ごめんね、ごめんね、といいながら、話を続ける。

去年の12月のお台場の事から。




今思っている事。全部。





そか。そっか。

いいよ、泣け泣け。

泣かないりりかを、こんなに弱くしたやつの事、思いながら泣け。




あたしは、泣きながら、お礼を言って。

そして、泣きながら、笑う。

元彼は、ちょっと怒ったような表情になって。


「考えろよ。もう、頭割れるくらい、爆発するくらい。んでさ、その考える期間がどんなに長くかかっても、いいんだよ。だってさ、すっげーー、大事な事、考えているんだから。りりかだけじゃない。子供たちにもだんなさんにもその彼にも、かかわる事なんだから。勝手に答えを出すな。あせるな。でもさ。迷ったら、俺でもいい、妹さんでもいい、友達でも親でも職場の人間でも、なんでもいいから吐き出せ。溜めるな。思いを」

って、言って、あたしの頭を叩いた。


「叩くなよー」

「うるせー、ブス」


2人して、吹き出した。

タイムスリップして、あのころに戻ったような感覚だった。




「迷路だな。りりか見てると思うよ。人生は迷路だよ」

「うん、そうだね」

「でも、迷路やってるじゃん?つき当たりで行き止まり。どうする?」

「来た道戻る?」

「そうそう。来た道戻って、また新たな道、通るべ?」

「戻ったりしていいものなの?」

「いいんじゃねーの?同じとこで、行きどまっちゃったって、どうしようどうしようって、なるなら、意味ないじゃん。戻ってやり直すしかないじゃん」

「なんか・・・そんな風に言うの、似合わない」

「ばーか。ま、俺の場合は行きどまったら、その壁、越えちゃうけどね。壊すとか登るとかして(笑)」

「らしい!」

「だべ?戻ってるくらいなら、壊して進むね」

「壊したら、岸壁だったら?」

「ううーん・・・泳ぐ!!!なんたって、海育ち!」

「かっこいいー」

「逃がした魚はでかかったぞー!!なんてなー」








だいぶ、軽くなった。

軽くなった心で思ったのは。





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あたしはメールした。

「あなたに、今凄く、会いたいんだ」


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