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march forward.
りりかの独り言。

2004年02月29日(日) 大事な話

彼と会った。

どれくらいぶりなんだろう。

かなり久しぶり。



大事な話があるとか言って、翌日仕事があるのに来た。

またあなた睡眠不足になっちゃうよ、って、私は言う。



大事な話って、なんだろうって。

来る前から気になっていた。

悪い話かな。

でも、悪い話だとしても。

仕方ないって。



私は、すぐに結婚なんか出来ないんだから。

なんだか、諦めのような、そんな感じ。

強くなったのか、なんなのか分からないけど。

来るなら、来い!って思ってた。

悪い話でも、何でも。



「大事な話」と言われて、すぐに「悪い話」を連想して。

その悪い話の内容が。

「私が結婚を考えないから」

だと言う事を、一瞬で考えられる辺り。

自分でも思いあたる節がありすぎるんだろうなぁ。




あいつの「大事な話は」私の予想と違い。

「りりかの言う通り、同棲から始めてみよう」

だった。

私は「へ?」と、素っ頓狂な声を出した。

そんな事言うなんて、考えてもみなかったから。

だから、体の力が抜けた気がした。

やっぱり、来るなら来い、なんて強がっていたけど。

かなり、張り詰めていたんだなぁ、なんて思う。




「いいの?」

「うん、いいよ。気が済むまで、一緒に暮らして、俺を観察してください(笑)」

「いつから?」

「いつからでも」



色々な事をその後、睡眠時間を削って話して。

結局夏が終わった辺りから、と言うことになった。

後半年位したら。




正直、実感がなかった。

まだまだまだまだ、ずぅーっと先の話だとばかり思っていたから。

いきなり、半年後、なんて言われても、ピンとこないと言うか。



あいつが今回、同棲でもいいから一緒に暮らそうって言い出したのは。

私の意見を酌んでくれたこともあるけど。

なにより、仕事を始めて1年、今月から昇給したと言うこともあるらしい。

しかも、今までの倍に。

「もう、りりかが働く必要はないんだよ」

満面の笑顔でそう言われて。

「でも、やっぱり働きたい。バイトでもいいから」

と言うと。

「まるきり知らない土地に来てもらうんだから、少しの時間でも働いて、友達作ることも大事かもね」

とか言ってた。



まるきり知らない土地。

友達も、いない。


やっぱり、実感が湧かないまんま。



2004年02月27日(金) どうしてだろう

年度末は、あいつの仕事が忙しい。

去年もあいつは、年度末忙しかった。

でも、会えたりしたのは、学校の卒業式とかがあったから。

今年は、そんなの当たり前だけど無いから。

いつ、会えるか、分からない。



今日、そんな話をしていて。

私が日曜休みだから、来て欲しいとあいつが言った。

でも、私は「行かない」と答えた。

どうしてそんな風に言ってしまったんだろう。

「私からは、行かない」

すっごく意地悪な言い方になってしまう。

「そうだよね、ごめんね。時間出来たら俺から行くからさ」

あいつは、いつも通り折れてくれて。

そう言うのが、余計にイライラしたりする。

もっともっと、怒ったらいいのに。

何で、私は意地悪言うんだろう。

何で、あいつは怒らないんだろう。

何で、私たちはこんなすれ違ってばかりなんだろう。



「ひなちゃん(私の妹)から、また手紙が来たよ」

嬉しそうに、報告してくる。

話を変えたくて、必死だ。

「一緒に暮らすとしたって、すぐに結婚とかじゃなくて、同棲から始めようって言えば、りりかも考えてくれるかもって書いてあった」

・・・あの子はなんだってそんな事書くんだろう。

「同棲からなら、考えてくれるの?(笑)」

「・・・そう言う簡単な問題じゃない」

「そうか。そうだよね(笑)」



どうして、笑ってられるの?


どうして?

私、絶対に傷つけているし、傷つけている事を自覚しているのに。



どうして、私は素直になれないままなんだろう。



2004年02月25日(水) リミッター

今日、昨日日記に書いた高校生Tくんから手紙がロッカーに入ってた。

私と一緒に勤務してたんだけど、私の方が、上がるのが遅かったから。

上がってから事務所で書いて、入れておいてくれたんだろうけど。



「ロッカーのカギ、あけっぱは、まずいですよ。実は今夜から月末までメールが出来ません。携帯のリミッターを親に設定されていて、超えてしまったので。来月からまたよろしくです」



ロッカーのカギ開いてたんだ・・・。

いつもみんなにうるさく「閉めろ!」とか言ってるくせに・・・。

反省します。



で、リミッターってなんだろう?って思って、Rちゃんと一緒に勤務だったので聞いてみた。

そしたら、1ヶ月使う額が予め設定してあって、それを超えると電話の受信しか出来無くなるみたい。

てか、手紙じゃなくて口頭で済む話じゃん・・・。

しかも、紙ナプキンの裏に書いてあった。






今日はあいつとの電話を切った後、いつも通りメールのチェックしたけど、当たり前だけどTくんからは来てなくて。

なんだか、少しだけ寂しく感じた。


でもでも。

毎晩3通くらいだとしても、私とのメールの往復(往復だから6通か)も負担だよなぁ。

ごめんねー・・・。


来月からは控えよう。うん。



2004年02月24日(火) 最近の日課

去年の夏前に入ってきた高校生。

本当に今時の高校生と言う感じで。

頑張るのはカッコ悪い。

そんな風に考えてる。

バイトの目的は何?と面接の時に聞いたら。

「トランペットを買いたい」

「トランペット、吹けるんだ?私は小学校、中学校とコルネットをやってたよ!」

「コルネット・・・?ああ、あの銀色のすね。俺は吹けません。飾りたいんです。飾るなら、金色の方がいいじゃないすか」

「・・・そうね」



もうすぐ、春が来て、桜が散ってしばらくしたら、彼は丸1年になる。

何度か「もうトランペットも買ったし、辞めようと・・・」とか言ってきたけど。

何とか宥めてすかして、続けている。



最近の日課で、彼と夜3通ほどメールのやり取りをするようになった。

内容は、学校の事とかバイトでの事とか。

たいてい、夜の電話が終わったあとに、メールチェックをすると来ている。

最後は私から「明日も頑張ろう。おやすみ」で、終わる。

男兄弟ばっかりの彼は、お姉さんが出来たみたいだといった。

私の弟と年齢が変わらない彼は、本当に私の弟みたいな感じで。

弟もこんな風に考えているのかな、なんて思ったり。




さっき、今日のメールは終了した。

明日も頑張ろう、おやすみって。



ホント、明日から激務だ。

頑張ろう。



2004年02月23日(月) うまく言えない

妹と二人で仕事終わりの夜7時に待ち合わせをして。

夕飯を食べに行ってきた。

久しぶりにゆっくり会った気がする。

3時間、ずっと笑ってばかりだったなぁ。



この間、妹があいつに送った手紙の話とかした。

妹は、しきりにあいつと一緒に暮らす事を勧める。

「あんなに大事にしてくれる人なんか、もう現れないよ」

とか言う。

そんな事、私だって分かっているけど。

「Hちゃん、きっと待って待って、待ちくたびれても待つんだろうなぁ。なんだか、可哀想だよ」

「そうね、でもあいつは、一緒に暮らすイコール結婚って考えちゃっているんだもん・・・そう言うのもなんだかなぁって思うんだよ」

「まぁ、私たちは失敗してるしね。臆病になるのは、分かるけど。Hちゃんなら、大丈夫じゃない?」



そう言うのも、信用してないってことに入るのかな?

さっき電話で「俺の事信用して無いから、最初から結婚は・・・って思うんじゃないの?」なんて言われた。

しかも、少し怒った口調で。

そう言うことじゃないんだけど・・・なんて思う。

けど、そう言えない。

「なら何で?」って聞かれたとき、うまく説明する自信がないから。



今日はそんな話で空気が重たくなり。

「もう寝るね」

と言って、電話を切ったから、30分弱の通話。



もっと言葉でうまく伝える方法があったらいいのにな。

いっそのこと、心の中が見えたらいいのに。

私は本当にあなたが大好きだし、信用もしてるけど。

結婚する勇気だけ、無いんだよ。



やっぱり、うまく言えない。



2004年02月22日(日) 手が触れて分かった事

今日は、子供たちと元だんなと五人で、出かけた。

ゲームセンターに行ったり、ボーリングをしたり。

あと、ライラと長女に入学祝で学用品を買って。

夕方、ちょっと早い時間だったけど、夕飯を食べに行き。

明日子供たちは学校&幼稚園、私と元旦那は仕事って事で、早目に別れた。



夕飯を食べているときに、次女が。

「頭痛い」

と言い出して。

私は薬を飲ませたりして。

元旦那はソファーに寝かせたりして。

「風邪かな?熱は無いみたいだけど・・・」

とか言い合って。

結局、次女は20分位したら痛み止めが効いて来たのか。

すっかりよくなって、ご飯もたくさん食べてた。



何だかこうやって、家族で過ごす事が。

凄く楽チンに思えた。

離婚する前より、全然仲良しな私と元旦那。

ライラが今、はまっているアニメのキャラのまねとかしているのを、二人で笑ったりして。



私に対しても、元旦那は優しいし。

元旦那も私がきつく無くなった、と言う。

お互いに、相手を気遣っている状態なのかな。

傍から見たら、仲良しな家族だろう。



だけど。

元旦那がタバコを出したから。

私の前にあった灰皿を渡そうと、灰皿に手をかけたとき、同時に元旦那も手を出していて。

私の手の上に、元旦那の手が覆いかぶさる形になった。

その時、とっさに手をどかしたのが、元旦那だった。

「ごめん、ありがと」

そう言われた時、少し、胸が痛くなった。

他人だって事を、思い知ったから。




帰ってから、ボーっとしながら考えてた。

今日一日の、楽しかった事。

そして、楽しかったけど、私と元旦那はもう他人なんだってこと。


夫婦は、元々他人同士だけど。

一緒に生活して、子供と言う家族が増えたり、同じ思い出を作って行くうちに、他人じゃ無くなる。

家族になって行く。


でも、離婚届を出して、私と元旦那の間で、なんの関係もなくなった時から。

私たちは、他人になって。

子供たちの親と言うだけの関係になって。




私の中で、都合が良すぎるけど。

最近、本当に仲がよかったから。

友だち感覚になってた。

けど、元旦那の中では違うんだな、って思った。

違うから、手が触れたくらいで、慌てて避けるんだ。

でも、そうだよね。

私は、元旦那にとって、大事な家庭を壊した張本人なんだから。

子供がいるから、付き合いがあったりするけど。

きっと、私は憎むべき存在なんだ。

本当だったら、顔だって見たくないだろう。



勝手だけど、悲しかった。

分かっていた事だけど、やっぱり寂しくなった。


私たちは他人なんだって事。

私は恨まれる人間なんだって事。


そう言うの、あの一瞬で、分かった事が、悲しくて寂しかった。



2004年02月21日(土) 余計な事じゃないよ

いつもの電話は、今日は私からした。

私の仕事が、今日は遅くまでだったし。

帰りがけに電話してみた。

・・・てか、無料通話分が、もう今月はあと10日ないって言うのに1万円以上あるからって言う理由でもあるんだけど。

その電話の時に。

「そうそう、今日ひなちゃん(私の妹)から、お祝いのお返しが届いたよ」

この間、あいつから妹へ結婚祝いをあげていたから、そのお返しが届いたらしい。

「日本酒のセットだったー♪嬉しい」

きっと、妹が私に「お返し、何がいいかなぁ?」と聞いてきたので「酒関係じゃない?」と答えておいたからだ。

「手紙も一緒に入ってたんだよ」

「そう」

「りりか、俺に内緒にしてたでしょ」

「何を?」

「親戚の人たちに色々言われてるんだってね」

「・・・あー、内緒って言うか別に気にしてないし」

「ごめんね。俺のせいで、色々言われちゃって、ごめん。俺がもっともっとしっかりして、ちゃんとりりかの親戚の人たちにも会えるように頑張らなきゃ」

「本当に気にしてないから。それに、親戚の人たちが何を言おうと、関係ないよ」



・・・かなり、気にしてるくせにね。

なんだか、こうでも言っておかなきゃ、またあいつが突っ走ってしまうと思って。

でも、私が何か言った所で、あいつは勝手に突っ走しる事をやめないんだけど。



あいつと電話を切ってから、妹にメールした。

「Hに手紙書いたんだってね。今日ついたって」

「うん、さっきメール来たよ。何か、ごめんね、余計な事書いちゃった」

「余計な事じゃないよ」

「Hちゃんからも、色々悩ませてごめんねってメール来て。別にHちゃんにどうにかして欲しいとかじゃなくてね。りりかちゃんが今親戚の中でどんな立場でいるかって事を、知って欲しかったの」

「そか。あなたにも気を使わせてしまって、悪かったね」

「きっとりりかちゃんは、Hちゃんにそう言うこと、言わないと思ったから。また1人で考え込んだりしちゃっているんだろうなぁって」

「んー、でも、そんな話をHにしたところで、どうにもならなくない?Hは頑張るとか言ってたけど、頑張らなきゃならないのは、私であって」

「そうか・・・そうかもしれない。やっぱり、余計な事しちゃったよー。ごめんなさい」



余計な事じゃ、ないよ。


私の事を思って、1人で悩まないで、Hと一緒に悩んで行って、って考えてくれている気持ちは凄く分かるし。

だから、全然余計な事じゃない。



ありがとね。



2004年02月20日(金) march forward.

前進する、と言う意味らしいです。

辞書引いて調べました(笑)

間違っていたら、誰か教えてください。



考えて見たら、この日記を始めた時。

まだ私は学校に通って10ヶ月足らずで。

何も分かっていない時期でした。

この勉強の大切さとか、難しさとか。

かなり、興味本位に始めた感じがする。

3年間通って、修了する、なんて事考えてなかった気がする。

けど、もう来月で修了だもんなぁ。

あっという間。

私の状況もかなり変わった。



変わったのは状況だけで。

私自身は、まるきり変わってない。

むしろ、いつも同じ所をぐるぐるループ。

だから、前進が出来るように。

そんな風に思って、題名を変えました。

変えたいなぁって思ってはいたんだけど。



いつか、題名通りに、前進している事に気付いたとき。

それが、いい形での前進だったら、いいなぁ。

そして、この日記上でも、リアルタイムでお知らせできたら、いいなぁ。


なんて、思ってます。



2004年02月19日(木) 試験結果

先日試験が終わった。

実は、当日大失敗をしてしまった。

それはそれは、ものすごく凹んで。

しばらく何も手につかなかったくらい。

泣いても仕方ないのに、泣いてばかりで、周りにはものすごく迷惑とか心配をかけてしまったなと思う。



試験前は連休を頂いていたんだけど。

試験の翌日からは、当たり前のように勤務で。

凹みつつも、出勤した。

そしたら、なんだか凄く新鮮だった。

たった4日しか休んでいないんだけど。

なんて言うか。

試験日程が決まってからの数週間。

私は普通に働いていたけど、実際は仕事の事と試験の事で中途半端な状態で。

だから、きちんと仕事の事だけ考えたらいいと言う事が、新鮮で。

なんだか、凄く楽しく、変かもしれないけど、凄く愛しく感じるくらいで。



結果は、だめでした。

惨敗です。

今日、結果が手元に届いた。


分かってたとは言え、また凹んだりしたけど。

試験当日みたいに、泣いたりまではしなかった。


もちろん、勉強はまだまだ続けるつもり。

彼にも、話したし。

彼も「もう充分と思うまで、頑張って見るのもいいかもね」と言ってくれた。



でも、ちょっとお休みしたい。

もう学校の方は修了出来るだけの単位は取ったから。

修了式だけ出たらいいし。

今まで学校の日は休んでいたけど。

仕事を入れたりした。



なんて言ってるけど。

実は、落ちた事をクラスの人に言うのも、恥ずかしいと言うか、辛いと言うか。

今回、40人いる私のクラスから試験を受けたのが、私を含めて5人。

他の4人の人たちは、受かってるんだろうなぁって思ったら、やっぱり行き辛い。

明日辺り「どうだった?」なんて、連絡が来るんだろうけど。

・・・いずれ分かることなんだしね。



さぁ、試験も終わったし。

結果は惨敗だったけど、自分へのご褒美として。

朝まで飲むぞー!



2004年02月14日(土) 今年は郵送

チョコだけ渡したいけど、試験前だし。

昨日、そんな風に話してた。

そしたら、今朝「今日は昼過ぎに帰れるから」と言う電話。

本当に渡すだけになっちゃうけど、行こうかな。

夕方向こうを出て来ればいいし。

「仕事終わり次第連絡する」



そう言われて、勉強しながら待ってた。

気付いたら、もう3時。

昼過ぎに帰れなかったのね。今日は中止ね。

そうメールして、勉強に没頭してた。

そんなメールしてすぐに。

「今から帰るから、4時過ぎにはつくよ」

・・・でも、もう今からじゃ、帰りが夜になっちゃうし。

「ごめん、今日はもうやめよう」

ってメールした。



実は、あいつは、最近仕事が忙しくて。

木、金で合わせて5時間も寝ていない。

私と今から会ったりしたら、また寝る時間が少なくなる。

明日だってあいつは朝4時半起きだとか言ってたし。

夕方早い時間に帰れるなら、今日は早い時間に寝てください。

睡眠不足で働いて、何かあったら、困るから。

そう言う気持ちもあったけど。

そんな風に言えなくて。




「なんで?少しでも会いたいのに」

「でも、寝てないでしょ?体調が万全の時がいいよ」

「平気だよ」

「平気じゃないよ。私が嫌なんだってば」

「・・・何が嫌なの?元気じゃない俺と会うのが嫌なの?」

「そうじゃないけど、寝てないんだから、寝れるときに寝たらいいじゃん」

「私が嫌なんだよ、って、何が嫌なんだよ」

「眠い眠いって思われながら、会いたくないってことだよ!」

「あそ。わっかりました」




バレンタインだと言うのになぁ。

綺麗にラッピングした箱を、ため息つきながら見る。

なんで、私ってやつは、可愛く言えないのかなぁ。

もっともっと、言い方とかあるのに。

一言(以上)余計なんだよなぁ。




凹みながらの勉強は身が入らない。

ため息ばっかり、何回ついちゃっただろう。

あいつからはメールも電話もこないし。

でも、私からするのも、何だか癪だ!

もう、我慢比べだよなぁ。

きっと、あいつも同じように思ってるに決まってる。



お風呂入っているときに。

「あんたの携帯鳴ってるよ。Hくんだって」

さっき、電話で喧嘩しているところから一部始終聞いていた母が、いつもなら鳴ってたって何も言ってこないのに、今回はわざわざ言いに来た。

「だって、お風呂入ってるんだから。そんなこと言われても・・・」






着信履歴が2件、あいつからになってた。

また「りりかのやつ、出ねーよ!」とか思ってるのかなぁ・・・

それで、二次災害で、喧嘩が更に大きくなっちゃうのかなぁ・・・

嫌だなぁ・・・

とかなんとか思いながら、ベランダに出て(母に突っ込まれたくないため)、電話をかけなおした。



「もしもし?」

「なんで出なかったんだよーーーー」

・・・来た来た。

「お風呂です!!!」

仕方ないじゃん、あなたに合わせて生活しているわけじゃないんだから!!!

とか、言いそうになった時。

「よかったぁぁ。怒って電話に出てくれないのかと思ったよ・・・」

「・・・お風呂に入ってただけ」

「そかー。さっきはごめんね。りりかだって、勉強とかあるのに無理言っちゃって。次会えるのを楽しみに待つから」

「・・・う、うん」

「俺ってさ、自分の事ばっかりだよね。会いたいのに、なんて言ったりして。りりかが勉強あるって分かってるのに。本当にごめんなさい」

「チョコ・・・送るね」

「うん!手紙も付けてくれる?」

「うん、書くよ」

「約束!」




どうしても。

14日の消印で送りたくて。

慌てて手紙書いて、本局へ行った。

ぎりぎりでバレンタインの消印で出す事が出来た。



手紙に。

電話で言えなかった「私もごめんね」を書いた。

あと。

「寝れるときに寝て欲しい。あなたに何かあったら、私が困るから」

と、書いた。

きっと、あいつはこれ読んで、凄いニヤニヤしながら「ありがとね!」って電話をかけてくるだろう。

でも、口頭で言ってあげたら、もっともっと喜ぶよね。

言えないんだもん。

何でだろう。

私はいつまでたっても、可愛くないまんまだ。



2004年02月11日(水) 私は幸せです。

いつも通りの夜の電話。

毎晩21時から24時くらいの間にかかってきて、1時間余り話す。

お互いに、一日にあったこととか。

思った事とか、感じた事とか。

「毎晩そんなに話していて、よく話すネタがあるよねぇ」

なんて、友達に驚かれたり。



明日から連休に入って勉強する私と。

明日から仕事が急激に忙しくなる彼と。


「頑張ろうね」

って、お互い言いあえる関係が。

いつまでも、いつまでも、続けばいいと思う。




ずっと、そんな関係が続くかどうかなんて、分からない。

でも、そうありたいと思ってしまう。

私は、いつまでも夢見るバカだ。

理想と現実って言うモノを、まだまだ分かってないみたい。



彼に、元旦那と彼女の事を話した。

「そっか。りりかは、どう?」

って、聞かれた。

「何が?」

「支えて欲しいから、寂しいからって言う理由だけじゃないよね?」

「当たり前じゃん」

「そか。なら、安心だ」

「今更、何を言ってんのよ」

「そうだよね、今更だよね」

「私はずっと、あなたが好きだよ。だから、一緒にいたいだけだよ」

「・・・なんかあったの?」

「なんで?」

「珍しいから。嬉しいけど、そんなこと急に言われたら、嬉しくて逆に勘ぐっちゃうよ」




何となく、声にだして確認して見たくなっただけ。

私が、あなたと一緒にいる、理由みたいなものを。

ただ、あなたが好きだって言うだけで、ここまで突っ走って来ちゃって。

あなたが好きだって言うだけで、こんなに大きく私の人生が変わった。

良い方向へ変わったのか、悪い方向へ変わったのかは。

どっちなのか、分かるのは。

まだまだ、遠い未来の話。




今はね、まだ。

客観的に自分を見れないし。

理想を求めてしまう部分も、あったりする。

でも、求めるだけで、突っ走って行かないのは。

少しだけ、私が大人だからかもしれない。

現実と言う物を、少しだけ見て来たせいかも知れない。






眠る前に考える。



今日一日、何回心から笑ったか。

嬉しかった事は、何回あったのか。


その数が1でもいい。

1日に1つだけでもいいから。

笑ったり、嬉しかったり。

そう言うの1つでもあったら、今の私は幸せなんだと思う事にしよう。



2004年02月09日(月) 好きになれなかった

元旦那が、静岡に旅行に行ったらしいので、お土産を持ってきた。

みかんとキティちゃんのシャープペン。




深夜に近いファミレスの中。

色んな話をした。

子供の事とか、私の試験の事とか、仕事の事。

そして。


「彼女と別れた」

と、さらっと言って来た。

この人は昔からそうだ。

重要な話をさらっと言う。

まだ結婚しているころ、会社を辞めてきたって話も、ある日さらっと言われたっけ。

「なんで別れちゃったの?」

「何でだろうね」

「あなたから、別れるって言ったの?」

「んー、まぁ、そうだな」

「どうしてよ」

「好きになれなかったって事かな」



私はしばらく、無言になってしまった。

好きになれなかったって・・・。

好きだから、付き合っていたんじゃないの?




M(彼女)がいなきゃ困るって言う時期もあった。

精神的に、いつも側にいて欲しいって思った時期もあった。

でもそう思いながらも。

好きだからなのか、どうか?って聞かれたら、分からないって答えしか出てこなかった。

もう、Mも今年30歳になる。

このまんま、好きかどうか分からないまま付き合って行くのも、悪いと思った。

と言うか、利用してたのかもしれない。

自分の寂しさとか、埋めるためだけに。

それに気付いちゃったから。






重い気分で、家に帰ってきた。

元旦那の人生なんだし、私がどうこう言える立場じゃないけど。

でも、なんだか・・・悲しい気持ちになった。



悲しい気持ちになったとは、違うのかもしれない。

変な、罪悪感みたいなものがあったんだと思う。


どうしてみんな幸せになれないんだろうって。

その「どうして」の理由が、責任が。

私にあるからって事で。



2004年02月08日(日) どうなんでしょう・・・

二人とも一日休みって、1ヶ月ぶり。

その1ヶ月前の休みは、妹も含めたお出かけだったから。

二人きりでの、デートらしいデートはお正月の旅行以来かな。



彼の強い希望で「ラストサムライ」を見てきた。

少しだけ、寝てしまいました・・・。

彼に頬をつつかれて、目が覚めましたが。

後で散々「あんないい映画で眠れるなんて、信じられない」と非難されました。

映画館の中、暖かいし暗いし、眠くなる環境じゃん・・・



映画の後、軽く食事をして。

バレンタインはきっと会えないから。

プレゼントを買うって話になった。

去年はお財布をあげたんだった。

今年は何がいい?って聞いてみた。

「ガーター」

即答。

「・・・あなたがつけるんですか?」

「まさか」

「わ、私は嫌だからね!!!」

「なんでー?別にいいじゃん。今、何がいい?って聞いたじゃん」

「お願い、他の物にして」

「やだ。それ以外思いつかない」

「買ってもいいけど、はかないよ?私ははかないけど、買う?」

「意味ない。どうしても、ガーターがいいの。お願い!!ガーター買って!!!」

変態です。

伊勢丹のバレンタインのチョコ売り場の前で、懇願されました。

ちらちら、こっちを見ている女の子がいました。

絶対に聞こえていたんだろうな・・・。あいつ、地声がでかいからな。





昨日、酔っ払った時に。

珍しく、エッチ系の話をした。

私は、セックスが好きじゃない。

好きか嫌いかなら、迷わず、嫌い!の方。

あいつとそう言う関係になって、もうすぐ二年だけども。

あいつとなら、どうしても嫌!って感じにはならないだけでも、私の中では凄い事。

でも、それは「どうしても嫌」ではないけど「嫌じゃない」って事ではないから。

拒否ってしまうときも、やっぱりあったりする。


私たちは、きっと普通の人に比べたら少ないんだろうと思う。

だいたい3回会って1回って感じかな。

だから、月に1回くらい。

それでも、私なりに普通だと思うんだけど・・・。

少ないんだよね、きっと。

あいつは、そう言うの合わせてくれているけど。

本当は、24歳の成人男性並に、普通にやりたいっていう年頃なんだろうと思う。


くっついて寝ているだけで、充分じゃん。

って私は勝手に思って納得するけど。

あいつ的には、それが一番苦しいって言う。

くっついて一緒に寝ているのに、何も出来ないっていうのが辛いんだって。

朝とか、大抵私の方が後に起きるから。

私が寝ているのを見てると「襲うかどうか葛藤する」らしい(笑)


「あんた、それは最低だよ」

「分かってるから、しないじゃん!」


その場では、笑って終わったけど。

実は今朝、私はそれが頭のどこかにあったようで。

珍しくあいつより先に起床した(笑)

「寝てて平気だよ。昨日のは冗談だってば(笑)」

って、言われたけど。



あいつは、そう言うのいつだって優しい。

私がそう言う面で、大人になりきれてなくて、お子ちゃまなのかもしれないけど。

私が「嫌」って言うと、我慢してくれるから。

だめだなぁって思うけど、どうしたら嫌じゃなくなるのかなんて、分からないよ。




結局。

ガーターを買って、プレゼントしました。

ガーター用のストッキングは、あいつが買ってくれました。


しかし、下着売り場にカップルで来ているのって、結構いるもんだ。

時期的に、バレンタイン前だからかな。

とにかく、普通に男の人もいたから、私みたいなおばさんは驚いてしまう。


「次回会うとき持ってくるから、絶対に絶対に、つけてね!!!」

彼が、次回忘れてきますように・・・と願ってしまいました。



でも、本当に凄く嬉しそうな顔をしていたので。

純粋に「良かったなぁ、私も嬉しい」って気持ちにもなれたけど。

やっぱり、男心は分からない。

つけているの見るのが楽しいのかな?

不思議です。



2004年02月07日(土) 私たちの未来。

日付が8日に変わる24時まで、勤務だった。

あいつは、仕事が終わってから、すぐに飛ばして来てくれたらしい。

私が仕事終わる2時間も前に到着。

しかも、また、内緒で。



今週は、喧嘩続きで、ちゃんと話せない事が多かったから。

顔見て話したいって思ったんだと、あいつは言った。

「明日は休みなの?」

って聞いたら、普通に朝から仕事だから、明け方帰るって言う。

私が仕事が終わってから話すとしても。

寝る時間とか考えたら、ほとんど話せないし。

しかも、睡眠時間も少なくなってしまうし。

私はもう大丈夫だから、そんな無茶しなくてもよかったのに。

「大丈夫。話せなくても、顔だけ見れたら、充分だし」

そう言って、2時間店の中で本を読んで待っててくれた。



仕事が終わって、外で先に待っているあいつの所に行ったら、電話中。

どうしたのかなー?って待っていたら。

「明日、休んでいいって!」

って嬉しそうに報告して来た。

電話は、お父さんからだったらしい。

そう言えば、もう1ヶ月休みってなかったもんね。(先週も結局仕事になったらしいし)

私は明日休みだけど、勉強もあるんだけど・・・。

って、躊躇ってしまったけど。

でも、あいつが帰った後に勉強してもいいし、来週はテスト勉強をしたいって理由で、かなり休みをもらっているし。

明日は、一日一緒にいよう。

そう決めた。

あいつは「予定とか狂わせちゃった?」って気にしてたけど。



こんな時間に開いているのって、あんまりないから。

駅前のチェーン店の居酒屋に行った。

利き酒コースとかを頼んで、久しぶりにめちゃくちゃ日本酒ばかり飲んで来た。

でも、この人と付き合ってから、かなり強くなったなぁと自分でも思う。

ふわふわしたりはするけど、記憶がなくなるなんて事は、日本酒飲まない限りありえなくなった。

元旦那も、酒飲みだった。

私は飲めない人間だったから。

「りりかはつまんねーな」

とか、言われてたっけ。

日本酒なんて、とんでもない!とか思っていたし。

まぁ、日本酒をこんなに飲めるようになったのは、去年の今よりちょっと前の、あの出来事からなんだよね。

あいつは「あれさえなきゃ、りりかは未だに日本酒なんか飲まない人間だったのに・・・」とか後悔(?)してるらしいけど。



飲みながら、色々と話した。

最近の喧嘩のこともそうだけど。

私の試験のことも。

もしも落ちたら、来年また受ける、と言う私に。

「もしも落ちたら、一緒に暮らしたい」

と、あいつは言って来た。

あいつの所でだって、勉強は続けられる。

でも、今の学校に通うのはどう考えても無理だ。

それに、やっぱり私は臆病だから。

もうちょっと、見えない先のことに恐怖ばかり感じて、先延ばしにしたい、とか思ってしまう。

そんな私を、彼は「逃げてる」と言うけど。

「そんなんじゃ、前に進めないじゃん」って言うけど。



私たちの未来を、作って行こうって言う。

見えない先の事ばかり、話したがるあいつは。

私から見ると、凄く勇気があると思う。

私は、漠然と「こうなるだろう、こうなったらいいな」って先を見る事が出来ても。

あいつは、いつもちゃんと現実的に「こう言う風にする」って見てるから。

私にとっては、まだまだ遠い未来の話でも。

あいつの中では、いつだって間近にある話で。

最近はお父さんにも。

「いつまで遠距離を続けるんだ?いつ一緒になるんだ?」と聞かれると言った。

親御さんだって、心配するよね、そりゃ。



どう言っていいのか、分からなくて黙ってた。

あいつも、それを察したようで。

「まぁ落ちたら、なんて縁起の悪い話するのは、よくないね」

って、頭を撫でてきたから、少しだけ救われた気がした。


こうやって、私はいつも逃げ道を提供してもらっている。


甘やかされている。



たくさん飲んで、たくさん朝まで眠った。

いつもなら、とっくに起きて働いている時間まで、一緒に眠った。

夢も見ないで、目が覚めるわけでもなくて、純粋に眠る事だけ出来るのは。

やっぱり、この人といると安心するからだろう、といつも思う。



そう言うの、分かっているけど。

未来の事は、まだ靄がかかったままで、はっきり見えないまま。



2004年02月05日(木) 着メロ

昨日は、早く寝ちゃおう!と思い。

久しぶりに日付が変わる前に寝た。


昨日。

あいつから「ただいま」って言うメールは来て。

私も「おかえりなさい、お疲れ様」っていつも通り返した。

その一往復のみ。


今朝、起きると。

あいつから着信ありになってた。

しかも、3件も・・・。

1時間おきに電話して来てたみたい。

私は熟睡してただけなんだよね。

でも、あいつはもちろん勘違いをし。

私が故意に出なかったと思い込み。

夜中のメールには。

「なんでこんな事になってるのか分からないけど、別に電話に出てくれてもよくない?俺も悪かったなと思って電話してるのに、そうやって意地張って。そう言うところ、可愛くないんだよね」

なんて書かれているし。



そう言うところ、可愛くないですか?(笑)



朝から、カチンと来た事は、言うまでもありません。

「寝てたんだよ」

なんて、言い訳がましくて嫌なので。

返事はしなかった。



凄くたくさん眠ったせいか。

仕事も、売り上げとかから比較して、昨日より忙しいはずなのに、楽々こなせちゃう。

食事も、睡眠を取ったほうがしっかり取れる。

昨日、勉強を余りしなかった分、休憩中に教科書を読む。

何か、どんどん吸収して行く気がした。

寝ないで勉強って逆効果だったのか、と今更気付く。

私は自分で、絶対に夜型人間だから、と思っていたから、夜勉強した方が効率がいいと思ってた。

でもそれは、昼間仮眠でも何でも、眠れる場合だよね・・・。



帰宅後、勉強をしていたら、あいつから電話。

昼のメールもなかった。

だから、私もメールしないまま夜になった、と言う感じ。

「はい」

「やっと出た」

「別に意地張っているわけじゃないけどね。寝てたんだよ、連日睡眠不足だったので」

「ホントー?浮気とかじゃないだろうなー」

「・・・マジで怒るよ?そんな暇があるかって言うの」

「暇があればするのかよ?」

「いちいち、突っかからないでくれない?」

「突っかかってないけど。今日は、深夜まで残業です」

「マジで?今なんで電話出来るの?」

「今、休憩中。と言うか、晩飯中。コンビニ弁当」

「そう、お疲れ様」



とか、普通に会話してたんだけど。

勉強を中断させられて、私もイライラしちゃったのかもしれないし。

あいつも、疲れていてイライラしてたのかもしれない。

とにかく、また言い合いになった。

もう、発端なんか、分からない。

売り言葉に、買い言葉。

それで。

「ちょっと、私たち距離を置いた方がいいかもね!」

って言って、切った。




もうやだ・・・。

喧嘩続きじゃん・・・。

私も、もうちょっと優しくなれたらいいのにな、とか。

冷静になってみたら、分かる事なのに。



そのまま、凹んで勉強を続けてたら。

あいつから、メールが来た。

着メロサイト経由で。

曲とメッセージを取りに来てくださいって書いてあった。

URLに飛んでみたら。

「本当はごめんなさいを言いたくて電話したのに・・・言い合いになっちゃった。距離を置くなんて嫌です。ごめんなさい。勉強頑張ってね!」

って書いてあって。

誰の曲か分からないけど「桜」って曲。

なんか聞いたことあるような気もするけど・・・。

桜って、私が好きな花だからなのかな?

だから、この曲にしたのかな?



そう言えば、あと1ヶ月半もしたら、桜が咲き始める。

私の三十路の誕生日も来るわけだけど・・・。

でも、桜は素直に楽しみだ。

あいつにこの間、喧嘩する前。

「今年のりりかの誕生日は金沢の桜見に行こうか?」

と、言われた。

ずーっと前に「金沢の桜、綺麗ですよ」って聞いた事があって。

「綺麗なんだってー。だから、行ってみたい」と、私が言ったから。

「そっか。一緒に行こう」

って、なったんだった。

そう言えば、あいつって。

私の言った小さい願い事とか、ちゃんといつだって覚えていてくれている。

いつだって、私は与えてもらうばっかりで。

それを当たり前だといつの間にか思ってしまっている。


私が頑張ったら、褒めて欲しい。

私が泣いたら、慰めて欲しい。

私が疲れたら、癒して欲しい。


あいつだって。

寂しかったら、抱きしめて欲しいんだろうし。

落ち込んでいたら、励まして欲しいんだろう。


当たり前の、事なの。



さっき、返事を書いた。

「お仕事中かな?お疲れ様です。着メロ、ありがとう。あと、私もごめんなさい。喧嘩ばかりしてた数日間だったから、まともに会話出来てないよね・・・。明日は、ちゃんと夜電話出来ますように。おやすみなさい」



明日はきっと、私の方が早起きだ。

私から「おはよう。今日も一日頑張ってね」ってメールしよう。

絵文字の「唇」のマークと「ハート」のマークも、めちゃくちゃ恥ずかしいけど、付けちゃおう。



2004年02月04日(水) 何にもなってない

喧嘩したまま、朝を迎え。

携帯のサブディスプレイにメールのアイコンがあったから。

あいつのおはようメールだ、と少しホッとする。

来ないと思っていたから。


けど、妹が明け方に送ってきたメールだけで。

あいつからは、なかった。

今まで朝のメールがなかったっていうのは、あいつが寝坊したときのみ。

今朝なかったのは、寝坊じゃなきゃいいな・・・。

でも、怒っているからこなかったって言うのも、やだな・・・。

そんな気分のまま、出社。



昨日は日記を更新した後、深夜まで勉強していて。

私も寝坊しそうな勢いだった。

なんとか、遅刻は免れたけど・・・。


それにしても、眠い。

眠くて、仕方ない。

立ったまま数分寝る、と言う荒業をやってのける。

(Mさんに声をかけられて、寝てたんだと気付く)



お昼のメールもやっぱり来ていなくて。

私からも何となくし辛くて。

そのまま、退社時刻。


帰宅後、昨日勉強した所を復習がてら読み直す。

・・・けど、まったく記憶にない。

昨日やったはずなのに、本当に私が書いたの?と思う位に覚えてない。

眠くてうとうとしながら勉強したせいだ・・・。




もう、投げたしたくなる衝動に駆られる。

仕事でも、寝不足のためいつも通りの量をこなせず、勉強は、やった事さえ覚えてない。

あいつとも、喧嘩したままだし。



何にもなってない。



2004年02月03日(火) 偽善者

あいつと喧嘩して、そのまま。

いつもならどっちか折れて、電話なりメールなりで終わるのに。

終わらないまま。

遠距離になってから、初めてかもしれない。

喧嘩したまま翌日を迎えちゃうのって。

まだ、今日が終わるには、あと少しあるけど。

私からは、メールしないし電話もしない。

きっと、あいつからもないだろうと思う。


昨日は、私から22時に電話する、と言ってあった。

でも、Nちゃんと夜中まで電話していたから。

あいつに電話する時間もなく。

Nちゃんとの電話が終わってからすぐに電話をしたんだけど。

もう、寝ちゃったみたいで出なかった。

メールで「Nちゃんと電話してたから、ごめんなさい。」と送り。

私のそのまま眠った。




今朝、午前中に電話が来た。

仕事の移動中らしい。

「今夜は電話出来るの?」

と聞かれ。

「うん、大丈夫」

と答えた。



夜九時前に、あいつから電話が来て。

昨日のNちゃんの話をした。

「私が浮かれて、Hとの事を話したりしている時、Nちゃんはいつも普通に聞いてくれてたけど・・・絶対に辛かったはずなんだ。悪い事したって思う・・・」

と言う、私の言葉から始まった。

「りりかはなんで、そうやって自分が悪い、自分が悪いって思うの?周りに気を使っているんだろうけど、それって逆に周りに気を使わせている事でもあるんだよ?ましてや、友だちじゃん。Nちゃんは親友と言える位の中でしょ?」

「・・・でも、親しき仲にも礼儀ありじゃない。気を使わない相手でも、相手の事を考えて自制したりする事って、だめなの?」



私は、いくら何十年も付き合って来た友達でも、やっぱりそう言う気持ちは大事だって思う。

相手の立場になって考える事。

それが、彼の言う「気を使うこと」と言う表現になるのなら。

私は、気を使うってこともいい。


例えば、私が逆の立場だったら、今回のような事があったら。

やっぱり、自分の今起こっている事を話せなくて辛い気持ち(Nちゃんが旦那さんとの事を話せなかった事)と。

聞きたくないのに聞かなきゃならないって気持ち(今回で言うなら、私の話をNちゃんが我慢して聞いていた事)と。

友達の話をそうやって辛い、聞きたくないって思いながら聞くのは辛い。

辛いけど、大好きな友達の話を聞いていたいから、その狭間でぐちゃぐちゃになってしまうと思う。


友だちをそんな気持ちにさせてしまったであろう事。

やっぱり知らなかったとは言え、悪かったと思う。



「考えすぎだよ。そうやって、いつもいつも勝手にぐちゃぐちゃ悩んじゃって。もうすぐテストだってあるのに、また考え出すの?」

「切り換えるもん」

「切り替えられるような器用さがりりかにあるなら、そんなに悩むはずないじゃん。あー、悪かったな。それで終わり。もう後は普通に今までどおりでいいじゃん」

「・・・私、そんな冷たい考え方出来ないよ」



もともと、あいつは冷めている人間だ。

私が一番よく知っている。

人生に何の夢も希望もなかった、適当に生きて行けばいいと考えていた、冷めた人間。

そう言う人だったから、私は最初苦手だったんだ。



最近は、すっかりそんなところもなくなった、と思っていた。

思っていたけど・・・。

そうでもなかったみたい。



「私は、大事な事や大事な人の事は、ぐちゃぐちゃになっても、考え過ぎだって言われても、答えなんか出なくて納得行かなくても、考えたい。それが私だから」

「大事な事や大事な人。りりかの場合はたくさんいるんだろうけど、そんなにたくさんは無理だよ。許容範囲を超えてる。抱えきれなくて落とす事になるんだよっていつも自分で言ってるじゃん」

「あなたはないの!?」

「俺はりりかだけだから。りりかだけを大事にして、りりかが幸せでいたら、あとはどうでもいい」

「どうでもって・・・。たとえ大事なものじゃなくても、私はどうでもいいとは思えない。思いたくないし、そんな風に相手からも思われたくない!」

「りりか、そう言うの偽善って言うんだよ。または、自己満。ボランティアでも一生やれば?」




私たちは合わないのかもしれない、とか。

あなたと私の価値観が違い過ぎる、とか。

カーッとなって、色々言ってしまった。

あいつも、何か言い返して来てたけど、よく覚えてない。


そして、電話を切った。

どっちが先に切ったのかは、分からない。





今、こうして冷静に日記を書いていると分かる。

カーッとなったのは、私が悪かったかもしれない。


でも、認めたくない。

私は、自己満足とかで人と付き合っている、なんて事ないんだって。



2004年02月02日(月) 離婚

久しぶりにNちゃんから電話が来た。

去年の11月かな?に会ったきり。

メールは何度か往復させてたけど。

電話は今年始めてかも。



彼女は、私が目標にしている夫婦であって。

Nちゃんちと家族ぐるみで付き合っていた私は。

離婚前から、二人が仲よさそうにしているのを、いつも羨ましく見ていた。

お互いにお互いの事を。

「大好きな人」

何て言えて。



私が離婚してから。

Nちゃんに。

「結婚している時、りりかちゃんはいつも我慢しているなぁって思ってた」

なんて言われてびっくりした事があった。

だから、大丈夫かな?って心配だったと。

でも、今はすごく元気になって、大事にしてもらっているって感じで、安心したなぁとか。




もしも、再婚する事があったら。

私はNちゃんみたいな夫婦になりたい。

そう思っていたし。

あいつにもよく話していた。

「Nちゃんちみたいな夫婦になりたい。私の目標なの」

あいつは笑顔で聞いてくれてた。



今日の電話は。

「うちね、離婚することになったんだ」

と言う内容だったから。

びっくりしてしまい。

最初は、冗談かと思って信じる事が出来なかった。

もう、2年も実は揉めてました。なんて、普通に言う彼女。

2年って、私があいつとつきあいだした頃だ。



理由は、旦那さんの浮気・・・が本気になり。

相手の彼女はまだ20歳そこそこなんだけど。

別れる、別れる、と言って、結局続いている二人に嫌気がさしたと。

Nちゃんには子供が2人いて。

子供たちと実家に帰ることになった。





実は、私が離婚する前。

まだ、あいつとつき合って半年たってないとかそれくらいの時に。

初めてNちゃんにあいつとの事を話した。

そしたら。

「どっちつかずで、今のりりかちゃんはずるいよ!彼が好きなら離婚するとか、はっきりしなよ!」


Nちゃんが私に対して、怒った事はこれが初めてだった。

今まで、喧嘩はした事はあったけど。

その喧嘩も、おっとりしているNちゃんに、気の強い私がいつも一方的に怒るって言う感じだったし。

だから、怒られたとき、驚いたのと同時に、凄く凹んだ。

正当な事言われているし、間違っているのは私だったから。

でも、いつもおっとりのNちゃんだったから。

「りりかちゃんの幸せになるように進めばいいよ」

なんて言ってくれていたから。

反対された事、そして、それが当たっている事に凹んだ時期があった。



昨日の電話で。

「前に、私が怒った事あったじゃない?あれもさ、旦那の浮気を知ってかなりショックな時だったから・・・。りりかちゃんと旦那を重ねちゃっていたのかもしれない。ごめんね」

「謝らないでよ・・・。私も、全然知らなくて、浮かれて話したり、離婚してからも色々と相談に乗ってもらったり・・・ごめんなさい」

「そんな事ないよー・・・これからだって、聞きたいし、私も聞いて欲しい事とか出て来るよー」

「でも、私ホント何も気付かなかった」

「りりかちゃんに話したかったけど、私は言わばりりかちゃんとは逆の立場だから・・・。りりかちゃんが彼との事を何も話せなくなっちゃうとかになるのが嫌だったし。気を使われるのが嫌だったの」

「・・・」



その後は二人して号泣しながら、二時間くらい話してた。



Nちゃんちが、私の目標だった。

再婚するなら、次、結婚生活を作って行くなら。

私はNちゃんみたいに旦那さんを思い、旦那さんから思われたい。

そんな風に、ずっと思っていた。

いつも幸せそうだと、思ってた。

だから、11月に会った時も。

「Nちゃんちは、いつも仲良しでいいなぁ」

なんて、言ってしまっていた。

Nちゃんは、いつも通りにこにこしてたっけ。



Nちゃんは、今でも旦那さんの事が大好きだって言う。

旦那さんに恋愛してるって言う。

だから、許せなかった、って。

だから、自分から離婚を言い出したって。


「りりかちゃんのパパ(元旦那)の気持ち、私分かるんだ。きっと、りりかちゃんの事大好きだったんだろうって思う。だから、弱って行くりりかちゃんを見て、耐えられなくて離婚しようって言ったんだと思う。私も、そんな感じ」




来週、会う約束をした。

私が試験前だって知っているNちゃんは、もっと後でいいよ、って言ってくれたけど。

会ってゆっくり話がしたい。

ちゃんと、顔見て話がしたい。

本当に聞くだけなんだけど。


私なんかに出来る事ってこの位だから。


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