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march forward.
りりかの独り言。

2004年01月31日(土) 明日は。

お友だちが、テーマパークのチケットを4枚くれた。



テストまであと数回しか休みがなく。

明日の休みも勉強しなきゃならないんだろうけど。

でも、いいよね。

チケットをくれたお友達も。

「りりかは、何でもやりすぎちゃう傾向があるから、勉強の事は忘れて少しでも気分転換になりますように」

って、言ってくれてたし。



この間、子供に電話して、聞いてみた。

「ママとテーマパーク行かない?」

3人とも「行きたい!!」と大喜び。



給料も入ったばかりだし(しかも年末年始手当てが入ったおかげで結構裕福)。

明日は思い切り遊んでこよう、と思う。

だから、今日は帰宅後3時間勉強をして。

あいつとの電話も20分で切り上げた。

あいつも。

「楽しんで来てね」

って、明日休みなのに会えなかったことに対して寛大だ(当たり前か)。

あいつは明日は、床屋に行ってから部屋の掃除をする、とか言ってた。



今日はもう寝て、明日のために備えよう。

楽しい一日になりますように。



2004年01月28日(水) 2年が経ちました。

今日で丸2年が経ちました。

私たち当人も、かなり驚いています。

そんな長い事一緒にいるんだなぁと。

お互いに今日は仕事だったため、昨日の夕方から、今朝まで一緒に過ごしました。


彼が「入籍するなら1月28日がいい」とか言っていました。

冬って寒いし、ドレスって基本的に肌が露出するから女性は大変なのよね、なんて真剣に考えていました。

彼は入籍の話をしただけであり、結婚式の話なんかして無いのですが(笑)

先走りすぎです>私。



去年、一年経ったという事で、彼がオルゴールをくれました。

今年は忙しくて、何も用意出来なかったから、と。

前日(26日)慌てて書いたんだ、と手紙をくれました。

そう言えば、去年の誕生日はプレゼントが、手紙とディズニーランドだった気がします。

私は何も(手紙さえも・・・頭が回らなかった)用意していなかったので、困っていたら。

「勉強頑張ってくれたらそれでいいよ」

とか優しい事を言われました。



今日は半休だったので、勉強の合間に手紙を書いてさっき出しました。




昨日、寝る間際まで話をしていたんですが。

「人って前世で何か繋がりがある人と出会うとか言うじゃない?私たちはなんだったんだろう?」

「わかんないなー」

「兄弟っぽくない?」

「そうかなー?」

「じゃ、何?」

「親友かなぁ」

「親友かー。それもありえるかも」

とか言う話をしました。


昔がどうでもいいんですけど。

しかも、分かりもしない前世の事なんか。

何となく考え付いただけ。で、聞いてみただけ。



開き直りとかじゃなく、単に前向きに。

後ろ向きは、もう止めよう。

前を向いて歩いて行こうって、ちょっとだけ思えています。



2004年01月25日(日) 酔っ払い

さっき、彼から凄く酔っ払った声で電話が来た。

今日はやっぱり仕事だった、あいつ。

朝早く。

「行って来ます」

とだけ、メールがあった。

そのメールが来た数時間後に目覚めて。

「おはよう。寒いけど頑張ってね」

と送って。

それから、電話もメールもなかった。

いつもなら、昼休みと夕方帰ってきてからメールがあるのに。

気になりながらも、勉強を続けていた。



今日は何時間勉強したんだろう。

朝から始めて、途中休憩して、また午後2時過ぎから始めて。

さっき、彼から電話が来た時も、ネットで参考資料を集めている時だった。

電話がかかってきて、中断。



いつもなら、電話の最初で。

「今大丈夫?」とか「今何してた?」とか聞いてくる。

今日は、そう言うのがなかった。

凄く酔っ払っていて。

何を言ってるのか、たまに分からない状態。

「今日は遅かったの?夕方のメールがなかったけど」

って普通に聞いたら。

「勉強の邪魔しちゃだめだと思ったから!」

なんて大きな声で言われたり。



「酔ってるんだね」

「酔ってるよ。いいじゃん、家なんだし」

「だめとは言ってないけど」

「りりかは明日飲みに行くんだもんね。そう言う時間はあるんだもんね」

「・・・前々から決まってたことだもん」


その後、だらだらと。

「早く帰らなきゃだめだよ」

「酔い過ぎないこと」

「電車で行くんだから、痴漢に気をつける事!」

とか、もう凄くうるさい。

つい。

「分かってるよ!」

って強い語調で言ってしまう。


今まで強気で色々言ってたやつが。

いきなりしんみりし出して。

「うるさいかもしれないけど、りりかの事、大好きで心配なんだよ・・・試験も頑張って欲しいって思うけど、好きだから俺の事も考えて欲しいって思うんだよ」

なんて言ってくる。



分かってるよ。

分かってるけど、今は少しだけ余裕がないの。

明後日には会いに行くから。

その時は、素直になるから。



2004年01月24日(土) 中途半端

小さい頃。

欲しかったもの。

したかったこと。


たくさん、ある。



大人になったら、何でも手に入って。

何でも出来ると思ってた。

だから、早く大人になりたい。

そんな風に思ってた。


大人になった今。

もちろん、何でも手に入って、何でも出来る、なんて事はなくて。

思い通りに行かないことだって、当たり前のようにあるし。

そう言うのが、普通だってことも、知った。

なのに、私は。

仕事の事、試験の事、彼の事。

何でうまく行かないんだろうって。

もがいてしまっている。





睡眠時間2時間で仕事に来た。

今日は15時間勤務。

新人に教育ビデオ見せている最中に、隣で説明しなきゃいけないのに。

うとうとしてしまう私。

「ビデオ終わったんですけど・・・」

なんて、新人の子の声で目が覚めたりする。



眠い頭で勉強するから、後で復習を兼ねてもう一度読み直しても。

「あれ・・・こんな所やったっけ?」

なんて、記憶がなかったりする。




「あなたが今、(私の頭の中に)入るスペースがないのよ」


仕事の休憩中にかかってきた、彼からの電話。

明日の日曜、休みだったら来る、と言う彼に対して出た言葉。

会いたくない、と言う意味に取られたんだろう。

そして、心の中で「今は、会いたくない」と実際に思ってる。

28日。

2年目になる。

ずっと前から、私から行く約束になってる。

27日の夜彼の所へ行き、28日の朝、仕事に間に合うように帰ってくると言う約束。


「来てくれるよね?」

「うん、約束だからね」

「約束だからね、って・・・」

「何?」

「約束だから、来るの?会いたいからじゃなくて?」

「・・・」

「明日休みだったらさ。会いに行くからさ」



それで、さっきの言葉。

彼は、ため息をついた後。

「じゃ、27日に」

と言って、電話を切った。

傷つけてしまった事は、分かってる。

でも、傷つけない方法は、分からない。





何をするにも、全部中途半端すぎちゃって。

何一つ、満足に出来ない私がいる。


あれも、これもって、抱えようとしたら。

抱え切れなくて、全部落っこちちゃうのに。



2004年01月20日(火) あーあ。

学校で、怒られて来た。

初歩的な、一年生が習うような問題でミスり。

「来月テストだって言うのに、やる気あるの!?」

とか言われて数十分後。

「全然分かってない人がいるので、補足説明をします」

と、私の目を見ながら言われた。

あーあ。私ですね、ハイ・・・。



3年生に上がる時(去年の春)、実はぎりぎりだった私。

欠席が多すぎて、危なかった。

家庭でいろいろな事があって、学校に行く気になれなかったし、暇もなかったし。←言い訳だけども。

もう一度2年生をやらなきゃいけないんじゃない?と周りには言われていたけど。

何とかセーフだったようで。


でも、やっぱり休んでいた分取り返すのは難しくて。

1ヶ月休んでいた月もあったから、その変は全く知らない世界だった。

何とか最近になって、その辺のカバーが危ういながらも出来てきたかな?程度。




この間、彼に会いに行った時。

色んな話を聞いてもらったけど。

弱音は吐けなくてね。



あいつの性格上、私が弱音吐けば「頑張ろうよ!」なんて言ってくれると思う。

けど、私は負けず嫌いだからかなぁ、言いたくなかった。

だから。

「何で急に来たの?」

って言われて。

「勉強に疲れたから、癒されに♪」

なんて、言ったりしてね。

どうでもいい、仕事の話をしたりね。

職場の制服が変わるかも、とか。

車の車検がもうすぐだ、とか。



前にね。

彼に、言っちゃったんだ。

「自分で決めたことだから、結果はどうであれ、やり遂げるよ!」

なんて、カッコいい事を(笑)

「そういう、りりかが好きなんだよねー」

とか言われたっけ。




学校帰り、凹んだ勢いで。

「試験受けるのやめる」

ってメールしちゃった。

送ってから、ものすごい後悔したんだけど。



さっき、仕事帰りのあいつから電話が来て。

「俺だって、仕事の事で怒られてマジで辞めてやるとか思うけど。でも、やっぱりそう言うのはだめじゃん?怒られたら、次回は同じ部分で怒られないようにしようって思えるじゃん?」

とか、淡々と言われた。


うー、とか、ううーん、とか、生返事していたら。

「やる前から、出来ない出来ない言うやつは嫌い!」

って、怒られちゃった・・・。

それって前に私が言ってた言葉じゃん・・・。

しかも、そのまんま電話切られたし。




母が気を利かせてか。

「たまには、勉強忘れて飲もうよ」

と言い、コンビニでカクテルを買って来てくれた。

あいつには「寝ます」ってメールをした。

「さっきはごめんね。言い過ぎちゃった。反省してます。明日は、元気で前向きになっていますように。おやすみ」

って返事が来た。



今は、前向きになろうと思えそうにないです。

明日も早いんだ・・・本当に寝よう。



2004年01月18日(日) 天気

今日、あいつは仕事だから昨日は来れなかった。

私は休みの日曜日を勉強に費やすことにして。

朝も早起きして、ずっと過去問題を解きまくり。

天気がいいなぁって。

ベランダから、空を見てた。



仕事が、忙しい。

凄く忙しくて。

疲れてる。

体力的にも、精神的にも。

一日10時間とか働くのは、当たり前。

その後、勉強をして。

夢の中でも、仕事の事か、テストの事。



昨日は、12時間働いて。

くったくたになって。

あいつからは。

仕事になってしまったから、今日は会いに行けないってメールが来ていて。

その時は「じゃ、勉強するか」って考えられた。



夜中の2時まで勉強した。

それで、数時間寝て。

仕事の習慣で、朝は自然に目が覚めちゃったんだけど。

二度寝をしないで、そのまま勉強。

本当は、今日は職場の新年会。

なんだか、行く気になれなかった。

頭が痛い。

ぼーっとしちゃってる。



「今日は、欠席で。予約とかしてなかったよね?ごめんなさい」

私からKさんに送ったメール。

「なんでー?楽しみにしてたのに」

そのまま、返事は返してない。



あいつに、凄く会いたくなった。

何でだろう。

会いたくて仕方なくなった。

「会いたい。私から行くから」

昼過ぎにメールした。

休憩中だったのかな。

すぐに電話が来て。

「どうした?珍しいじゃん、いきなり会いたいとか言うの」

「分からない」

「何で、泣いてるんだよ・・・なんかあったの?」

「何もない。分からないけど、なんだか悲しい。会いたいの。行くから」

「そか。仕事早く終わらせるようにするから。うちで待っててくれてもいいし。気を付けて」

「ん。夕方出るね」



天気がいい、明るいうちに家を出たくて、15時半ごろ出発。

かなり早い時間にあいつの家につきそうだったから。

サービスエリアに車を停めて、ボーっとしてた。

こんな風にボーっと出来る時間が最近あったかなぁって。

なんだか、懐かしいような、悲しいような、変な感覚になった。

勉強を本気でやり初めて、まだ1週間だと言うのに。

なんだか、毎日が何十倍も早く過ぎて行くような感じ。



あいつから帰って来たって言う連絡があったから。

あいつの家に向かった。

明日は、あいつは仕事。

私は友達の家で勉強会。

だから、明け方帰らなきゃなんだけど。

数時間でも、凄く、凄く会いたかった。



寝る時間まで、たくさん話に付き合ってもらった。

色んな事、話した。

ふだん、私はあいつといると聞き役。

今日は、反対。

だから、新鮮でいいね、何てあいつは言う。

どんどん話してくれて、いいんだからね、何て笑顔で言う。



うとうとしながらも、私はずっと話してた気がする。

会ってよかった。

また、明日から頑張ろう。

そんな風に思いながら、寝た。



帰りの天気は小雪だったけど。

私の気持ちは晴れてたよ。



2004年01月14日(水) マジで?

資格の試験日程が今日分かった。

本当なら問い合わせればもっと早くから分かっていたはずなのに。

まだ平気だろう、なんて悠長な事を考えて。

今日の昼間問い合わせた。

・・・ら。


約1ヶ月しかないじゃん・・・。

間に合わないじゃん・・・。



この間、試験の過去問を本屋に買いに行った。

売ってなかったので、取り寄せてもらった。

だいたい今週中には入ると言われたけど・・・。



本当はこんな風にネットにつないでいる時間なんかないのに。

仕事帰ってきて、疲れちゃっている体と頭で、勉強なんか出来なくて。

なんて言うのは、自分に対する甘え。



仕事帰り、あいつと電話した。

「もう1ヶ月しかないんだよ・・・」

「これからは、勉強を2時間やってから、俺と電話ね。2時間経過してなかったら、一旦電話切るから」

「ええーーー・・・だって帰ってくる時間とか考えてみてよ・・・お風呂入ったり、翌日の服の支度とかしたり・・・無理だよ・・・」

「お風呂入るの我慢したって、毎日同じ服を来たって、人間は死なないからね」

「そんな・・・」

「あと、ネットも禁止ね」



無理です。



と言うか。

試験は来月終わりか、再来月かなと思っていたから。

来月の前半はフル出勤だって言うのに・・・。

普通に15時間勤務とかの連続だし。

去年度は3月の始めだったらしい。

何で今年は2月前半なんだよ・・・。



参りました。



2004年01月12日(月) 元気でいて

今から、7年前。

私が22歳になったばかりの頃。

結婚して初めて、ちゃんとしたバイトに出る事を許してもらった。

長女と次女しかいない頃で。

その二人も、オムツもはずれ。

少しずつ、手がかからなくなってきた頃。

二人とも、保育園に行ってたわけじゃないから。

夜、だんなが帰ってきた後に働きに出る、と言う形になった。

だから、夜の9時からとか、そんな感じ。


働く、と言う事が、何だか楽しくて。

子供たちのママでもなきゃ、だんなの奥さんでもない。

本当に、私という人間で。

楽しかったから、はしゃいじゃったのかな。



その時もやっぱりレストランで働いていたんだけど。

私と同じ年の社員の人が、よくしてくれて。

愚痴とか、何でも聞いてくれて。

友だち以上恋人未満、みたいな関係になった。

でも、やっぱり「恋人未満」だったから。

お互いに「好き」と言う言葉は言ってたけど。

体の関係なんか、何にもなくて。

一晩中一緒にいたって、何もなくて。

手を繋いで、ドキドキしちゃったりするような。

今思えばね。

その、ドキドキが大好きだったような。

早く結婚しちゃったから。

そう言うドキドキが、新鮮だったのかなぁ。

その人とは、あっという間に、終わった。

友だちからの手紙を勝手に読んだ旦那は店に乗り込んで来て。

私は、殴られて別れる決心をして。

出て行くのなら、お前だけ出て行け、と言われて。

だけど、子供置いて出ていくなんて半日持たなかった。



そんなこんなで、その人と別れてから、2年くらい経って1度だけ電話が来て話したけど。

このお正月、年賀状が来ていた。

しかも、当時のあの店の仲間とお互いにまだ繋がりがあったりするから。

その経由で離婚の事も知ったらしい。

ちゃんと、実家宛に来てた。

私はあいつと旅行に行っていたから。

その年賀状を見たのは3日だったんだけど。


別に文面は普通に。

「元気ですか?無理しないで、頑張れ」

とか、そんな簡単なものだったけど。

正直、何で今更と言う気持ちもあったし。

何を書いていいか、分からなかったから。

返事は書かないまま、今日まで来てしまっていた。

すっかり忘れていた、と言うほうが正解かも。




今日は何だかのんびりと家で過ごしていて。

母と弟は、妹の腹帯とかを一緒に買いに行ったし。

実家の愛犬と仲よくお留守番していた。



母が買って来てくれた葉書ホルダーに年賀状をしまっているとき。

その人から年賀状が来ていた事を思い出した。

今日は12日で、年賀状を出すのもおかしいし。

返事しないのも、なんだかなと思い。

近況を報告する手紙を書いた。

きっと、離婚の理由も知っているはず。

だから、わざわざ隠す事もないかなぁと思って。

あいつの事も、全部書いた。



二度と会う事なんかないんだろう。

顔も今となっては、はっきり思い出せないし。

けど、あの頃の私にとって、大事な人だった事は確か。

何でも話せる、親友に近い存在だったと思う。



遠い福岡で。

元気でいてくれればいいなぁと、思う。



2004年01月11日(日) 私にだって分からない

お昼に妹と待ち合わせ。

3人であいつが行きたいと言った「駅弁大会」に行く。

妹とあいつは結構久しぶりになるのかな。

お互いに。

「男女の仲を超えた親友」

と言うだけあって。

手を取り合って再会を喜んでた。

私の知らないところで、二人は大喧嘩をしたことも、ある。

日記には書かなかったけど。

まだ、あいつが大学生の頃。

その後、仲直りして。

喧嘩する前以上に、仲良くなった気がする。


駅弁大会は、凄い人で。

もう、歩くのも大変なくらい。

あいつは、私と妹を階段のところに座らせ。

「妊婦のひなちゃんはここで待ってて。あ、りりかも待ってて。あの人ごみはりりかには無理だよ」

「平気だよ、一人であちこち買いに行くの大変でしょ?」

「だめ!痴漢とかにあったらどうするんだよ!」

「・・・あうわけないじゃん」

「分からないじゃん!!」

と、私たちに欲しいお弁当を聞いて買いに行ってくれた。



「相変わらず、マメマメだよね」

妹がニヤニヤしながら、言う。

「でも、ああいう優しい所を有難く思わなきゃね。慣れちゃ、だめだよ、そう言うの」

「分かってるよ」

分かってる。

分かってるけど、最近は慣れてしまっているかもしれない。

あいつが優しいのは、当たり前。

そんな風に思ってしまっているかも、しれない。




お弁当を食べた後。

カラオケに行った。

年齢が一緒の二人は。

私が分からないような曲で盛り上がる。

「これって、高校の時流行らなかった?」

「そうそう!懐かしいよね!」

みたいな。

この二人が高校生の頃。

私はもう子供が2人いたんだよなぁと。

なんだか、年齢のギャップを思い知らされる。




二人のノリに負けて。

久しぶりにプリクラなんか撮りに行った。

最近のは凄いんだなぁ。

いろいろな機能があって、焦ってしまう。

しかも、いろんな種類があるし。

今度はこれにしよう、あれにしようって。

5枚も撮ったし・・・。

私は疲れて、休憩しているときにも二人で楽しそうに太鼓とか叩いてて。

なんだか、あの二人が付き合っているみたいだな、と面白かったりする。



あいつは明日仕事だから。

夕方に妹と別れ。

電車に乗って、あいつの車がある場所まで行く。

電車の中で。

「凄く楽しかったよー」

って、満足気に話す、あいつ。

「ならよかったね」

「また、3人で遊ぼうね」

「今度は赤ちゃんも一緒で4人かも」

「そっかー。楽しみだなぁ」

ニコニコしながら、さっき撮ったプリクラを見てるあいつに。

「いつか、絶対にあなたの所に行くから。もうちょっと待って欲しい」

って、言った。

「どれくらい?」



分かった、っていう答えが来ると思っていた私は。

予想してなかった問いかけに。

「どれくらいって・・・もうちょっと」

なんて、あやふやな答えしか出来ず。

そのまま、黙ってしまった。

「そか」

いつもみたいに頭を撫でられて。

私は、微妙な笑顔しか出来ず。



いつになるか、なんて。

私にだって、分からないんだよ。



2004年01月10日(土) 本当に悲しいのは。

あいつが来た。

22時直前。

まだ働いている私の店に。

予感はしてた。

「会って話す事じゃないの?」

そう言ったから、土曜日辺り来るだろうって。

ただ、この所、仕事がかなりハードで。

疲れていた事も確か。

久しぶりの休みの日曜は。

前日の土曜からぐっすり、ゆっくり、眠りたいなぁって。

そう思っていたから。

来てくれた事は、もちろんありがたかったけど。

いつもみたいに。

「嬉しい」

って気持ちは、そんなになかった気がする。




私が仕事終わるのを、店で待って。

そして、あいつの車に乗って。

数時間ドライブをした。

車の中では、この間の旅行の話とか。

今週の仕事の事とか。

そんな感じで。

「あの話」には触れない二人。



「眠たい」

と、私が言い出したから。

ホテルに行った。

シャワー浴びたら、眠気なんかなくなってしまい。

お酒を飲み。

かなりいい気分になってきた頃。

あいつから。

「この間は、突然ごめんね」

なんて、言われた。

「謝る事?」

「急かしちゃったから。けど、考えてみたら、もうちょっとゆっくり考える時間があってもよかったなぁって」

「んー」

「いいよ、もうちょっと後でも。あの時、ちょっと酔ってたんだよ、俺。で、強気な発言しちゃったの(笑)」

「そう」

「だから、ごめんね」

「謝ることじゃないって」



なんだか。

あいつの気持ちが離れて行くのを感じてた。

悲しかったけど。

私が悲しいと思う以上に、あいつの方が。

きっと、悲しいんだと分かった。


だから。

「明日はひなちゃん(私の妹)呼んで、カラオケにでも行くかー」

なんて、明るく振舞っているあいつに。


私が出来る事ってなんだろう、って。

酔っぱらった頭で考えてた。



2004年01月08日(木) プロポーズ

正式に「結婚しよう」と言われた。

電話で、だけど。


いつも通り電話をして。

23時位に「おやすみ」を言い、切って。

そしたら24時過ぎた頃また電話が。

なんだろう、と思ったら、そう言う話。

そういえば、その前の電話から、何かおかしかったなぁ。

今、思えば、だけど。



「3年以内って言ってたじゃない?あ、まぁ以内だからいいのか(笑)」

なんて、笑っていたら。

「真面目に言ってるんですけど?」

ちょっと、怒ったように言われた。

「いつ?」

「数ヶ月以内に」

「数ヶ月!?」

「夏までに」

「・・・」

「りりかのお母さんに、近いうち挨拶に行かせて」

「・・・」

「聞いてるの?」



即答なんか出来ないよ。




この間、子供たちと会って。

その時、親戚の人たちも来ていて。

叔母さんたちに、言われた。


「彼と一緒になっても、幸せになんかなれないよ。こんな色々な事壊してきて、自分だけ幸せになっていいと思ってるの?子供がもっと大きくなってからにしたっていいじゃない。今、再婚なんかしたら、子供たちは凄く悲しむんだから」



母は、黙って聞いていたけど。

きっと、同意見なんだろうと思う。


引っかかってた。

あいつには話していないけど。

今でも、ずっと、その言葉が頭から離れない。



反対されて、当たり前のような関係で。

そこから、こうなって。

今、こうして私たちはまだ繋がっていて。

その上、彼と再婚、何て。

きっと、誰も祝福なんかしてくれないに決まってる。




それでもいい。

それでもいいから、彼と一緒になりたい。

反対を押し切って、彼の所へ行きたい。

色々な面倒なことから、逃げて。



そんな風に、考えられるはずもなく。

私は、黙ったままだった。



今年であいつも25歳になる。

出会った時は、22歳になったばかりだったのにね。

もう、結婚とか意識してもおかしくない年齢か。



「明日、早いから寝るね」

「答えは?」

「考えさせて。それに、電話とかで話す事じゃなくない?」

「分かった・・・」



次、会う日にちは決まってない。

会ったとき、そう言う話になるんだろう。


喧嘩にならなきゃ、いいな。と思う。



2004年01月03日(土) お別れの日

早起きした。

あいつは近所のお寺にご挨拶(檀家らしい)。

お父さんとお母さんは、お母さんの実家にご挨拶に出かけた。

私はおばあちゃんと家の掃除をした。

広い家だから、1階だけでも大変で。

おばあちゃんは足が余りよくないので、2階が出来ないといい。

私が2階担当に。

掃除が終わってから、おばあちゃんが入れてくれたお茶を縁側で飲んだ。

縁側と言うものがある家で育った事がない私は。

窓を開け放して、縁側でお茶と言う物がこんなに気持ちいいんだと実感。

天気も凄くよかったから、寒くないし。

と言うか、動き回っていたから、暑いくらい。


縁側で休んでいるとき、あいつが原付で帰ってきたから。

おばあちゃんに頼まれたものも含めて、買い物に。

あちこち、ショッピングセンターを回る。

お正月だから、福袋が結構売ってて。

妹が夏前に出産予定だから、赤ちゃん用品の福袋を購入。

赤ちゃんの物のお買い物って、何でこんなに楽しいんだろう。

手のひらサイズの靴とか、本当に見ていて飽きない。



あいつの家から車で30分ほど走った場所に。

イルミネーションが1月半ばまでやっているところがあるって前に言ってて。

お正月に行こうねって話してた。

けど、二人ともすっかり忘れていて。

今朝、起きた時に私が思い出して。

「イルミネーション、見に行く約束してたんだったー!」

「そうだ!・・・でも、りりか今日帰るから無理だよなぁ・・・」

「うんー・・・今年は無理かぁ」

なんて会話をしてた。




けど、買い物の帰り。

あいつが連れて行ってくれた。

「あまりたいした事ないけど、この辺じゃ大きいんだよ」

って。

まるきり諦めていたし。

土地勘がないから、どこを走っているのか全く分からなかったから。

角を曲がったら、突然現れたイルミネーションに、私は驚いた。

たいしたことない何てことなくて。

本当に、綺麗だったから。

余計、驚いちゃった。





帰る前、あいつの家に寄った。

お父さんたちも帰ってきていて。

今日は掃除とかありがとうね、って。

お母さんのご実家近くのお土産ももらった。



夜。

あいつと別れた。

「休みになるまで、またね」

って。

なぜか、握手を求められ。

握手をして帰ってきた。




31日から今日まで、3泊4日。

こんな長い間一緒にいた事なんて、なかった。

最初は実は不安で。

色んな事あって、勘ぐりすぎちゃってて。

うまく楽しめるかなぁって。

大丈夫かなぁって、不安だった。

初日は固くなっていた気がする。

2日目も、夜までは初日と同じ。

昨日辺りから、楽しい、帰りたくないなぁって思えるようになって。


帰る間際の今日は、寂しかった。

もっと、最初から楽しめればよかったなぁって後悔しちゃって。



あいつにそんな気持ちを話したら。

「大丈夫、また旅行なんかあるからさ。次回は楽しんでくれたらいいよ。今回は体調もあまりよくなかったしね。今度は万全なときがいいね」

って言われた。



次回はいつになるのか分からないけど。

その時は、素直に楽しめたらいいなぁ。

今、私は。

彼が「今年私に直して欲しい事」にあげた。

「彼の事を信用する」と言う事が。

結構、出来ている感じがする。

旅行に行った事で、ますます彼の事を疑うようになったら、とか、嫌になったら、とか思っていたけど。

帰ってきた今は。

「あいつは平気」

って思えてる。

何でそうなったのかは、たぶん。

この4日間、彼が私を凄く大事にしてくれたからじゃないかな、と思う。


分からないけど、たぶん、そう。



2004年01月02日(金) おみくじ

旅館を朝出て。

あいつの実家へ向かった。

高速も少し混んでいて。

のんびり進んで行った。

途中のサービスエリアで、お土産買ったり、昼ご飯も食べたりして。




あいつの実家についたのは、夕方になるちょっと前。


まだ初詣に行ってない私たちは。

まずは、あいつの家の近くにある神社へ。

去年と同じような。

「お賽銭はいくらにする?」

とか言う会話をして。


「願い事は何にした?」

「言ったら叶わないもん。Hは?」

「言ったら叶わないんでしょ?(笑)」

なんて、去年と同じ会話をここでもまたして。


長い石段を上がって、おみくじを引きに行った。

私は末吉、彼は中吉。



「恋愛」の部分に。

私のには。

「浮気心を捨てよ。」

と書いてあって。

彼のには。

「相手を疑わない。信じる事が大事」

と書いてあって。


「りりか、浮気するの?それで、俺が疑うようになるの!?」

何て言われ。

「これって、逆じゃないの・・・?間違えて、私のとあなたのと、入れ替わっちゃったんじゃないの?だって、浮気心があるのは、あなたじゃないのー?」

「そんな事あるはずないもん」



去年、まぁまぁよかったのに、私は何でもおみくじは結んでくるものだと思っていて。

そしたら、メールを頂いて。

「悪くない時は、結んでこなくていいんですよ」

と教えてもらった。

今年は、私のも、あいつのも、悪い事は書かれていなかったし。

そのまま持ってきた。

なぜか、あいつの分も、私のポケットに入っていた。

帰ってきてから、気付いたんだけど。




あいつの実家で、ご家族にご挨拶をして。

みんなで夕飯を食べた。

緊張しながらも、何だか慣れて来た感じもする。

あいつのご家族は、みんな暖かい人たちばかりで。

それが逆に申し訳なくなる時があったりする。


私なんかが、ここにいていいのかなぁ、とか。

だらだらそんな風に考えてちゃ、だめだって言われるんだけど。

暖かい人たちばかりだから、余計に考えてしまう。




あいつのベッドに私が寝て。

ベッドの下に布団を敷いて、あいつが寝た。

寝る前に。

「本当に何の音もしなくて、静かだよね。怖いくらいだよ」

って、真っ暗の中で言ったら。

「いつかは、ここにりりかも住むんだよ。慣れてね」

って言われて。


その日が来るのは、いつなんだろうって思った。

来るのか、来ないのか。

まだまだ、先は見えない。


でも、おみくじには。

「待ち人:近いうち必ず来ます。」

と書かれていた。


近いうち、って。

いつなんだろう。



2004年01月01日(木) 直して欲しい所

「りりか、りりか」

肩を揺すられて、それでも起きなかったら。

布団をはがされて、目が覚めた。

「眠い・・・」

「もう7時過ぎちゃったよ・・・」

「んー、まだ7時か。・・・初日の出は?」

「出ちゃってる・・・」



去年は雪が降るような天気で、初日の出は見れず。

今年はいいお天気だったのに、寝過ごして見れず。


「あーあ。まぁ、仕方ないかー」

とか言って、布団をかけなおしている私に。

「もう寝ない!起きるの!」

って、布団をはがすあいつ。


結局、寝起きで旅館のお風呂に入り。

目を覚ますことになった。



お昼前に、旅館を一時出て、近くの日帰り温泉へ。

そこで長湯をし過ぎてしまい。

少し、貧血を起こしてしまった。

あいつには。

「長すぎだよ!」

って怒られて。



旅館に戻るとき、夕日が見えた。

「初日の出は見れなかったけど、今年最初の夕日だね」

と、あいつが言った。





夕飯の後、旅館の貸し切り風呂に入って。

「あまり長く湯船に入らないように」

と釘を刺された。

貸し切りだから、もちろん一緒に入るんだけど。

真っ暗にしてもらったけど、露天風呂だから外の明かりで完全な闇にはならず。

私は、恥ずかしくて、なかなか服を脱げなかった。

違う方向を向いてもらって、湯船に入って、入った後はずっと体育座り。

そんな私を見て、面白がって、あいつも体育座りしてた。



「新年って言う事で、お互いに直して欲しい所を言い合わない?」

って、あいつが言ってきた。

「いきなり言われても、考えつかないよ」

って、私が答えると。

「なら俺から」



私に対して直して欲しい所ってどこだろう?

聞くのが、少し怖くなって。

何度も。

「ちょっと待って」

とか。

「でも、言われても直せない所かもしれないし」

とか、制してしまった。




「もっと俺を信用して欲しい」

「え?」

「俺を、信用して欲しい」

「してないかな?」

「してないよ、全然してない。最近は特にしてない」

「そか、してないか・・・」



確かに。

信用してないかもしれない。

疑ってばかりいるかもしれない。

キャバクラに行った事に対して嘘ついてた事が、11月に発覚して。

私の中で、あなたは嘘を吐かない人間だと信じ切ってた。

いつだって、嘘は言わない。

だから、安心しきっていた。

けど、本当は嘘だったこと。

そのあと、約束した事も、破ってその上嘘をつこうとした事。

そう言う事があってから、少しずつ私の中で疑うようになって行った。


本当に、友達とサシ飲みなの?

本当に、仕事なの?

本当に、寝ちゃっているの?


なんて、前なら考えられない位に、疑って。

そういう疑う事に疲れちゃって。

考えたくなくなって。


少しずつ、考えないようにしていたら。

具合が悪かった事も、拍車をかけて。

楽になった分、気持ちは冷たくなって行った。



だから、一緒にいると。

素直に嬉しい、幸せだと、思えなくなって。

どこかで変に気を使ってしまって。




「うん、気付いてた」

「そか」

「何か、おかしいって。何かあるなぁって。たぶん、それ(キャバクラ)だろうなぁって」


あいつは、私の背中の方に回って来て。

後ろから抱きしめるみたいに、してきた。

私の頭の上にあごを乗せて来て。

「本当に、ごめん。今までもこれからも、りりかしか、愛せないし。これ以上ない位に、想っているし。言葉じゃ伝わらないかもしれないけど。信じて欲しい」


私が、泣きそうになって、慌ててタオルで顔を隠していたら。

首の辺りに後ろからキスをして来て。


「信じて欲しい」

って、もう一度言った。


私は、うなずくことが出来ず。

ずっと、タオルで顔を押さえたまま、泣いた。


「りりかは?直して欲しい所、ないの?」

また、頭の上にあごを乗せて来て。

私は。

「考えて置く」

って、泣き声のまま答えた。


あいつは、やっぱり。

「ごめんね」

を、繰り返した。


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